「ため息」の検索結果

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恋愛 連載中 ショートショート
「お姉様、また新しいアクセサリーを貰ったのね。ずるいわ。私にちょうだい」 「ダメよ。これは婚約者のロブに貰ったものなの。あげられないわ」 「なんて意地悪なの! ロブだって私に使って貰った方が喜ぶわよ。早くちょうだい」  ダメだと重ねていったが、アクセサリーは妹のエミリーにひったくられてしまった。 「ふふ。綺麗。ねぇ、素敵でしょう」  そしてエミリーは戦利品を首にかけ、じっとりとした目でこちらを見てくる。  婚約者からもらったものだ。できることなら取り返したいが、エミリーが金切り声をあげて両親に訴えれば両親はエミリーの味方をするだろう。 「ロザリー、あなたは姉なのだから、妹に譲ってあげなさい、と」  それでも取り返すべきかと躊躇したが、お披露目して満足したのかエミリーはパタパタと足音をたてて去って行った。  プレゼントされたばかりのアクセサリーを次のデートにつけていかなければ、またロブの機嫌が悪くなるだろう。  困ったものだ。  どうせエミリーにとられてしまうのだから、プレゼントなどくれなければいいのに。  幼なじみのロブは、エミリーが姉のものならなんでも欲しがることを知っている。それでも折々に洒落た小物をプレゼントしてくれた。「僕がプレゼントをしたいだけだから」と。  エミリーにとられる前に、二人でプレゼントを眺め、そっと笑い合う。婚約したばかりの頃は、そんな穏やかな空気が二人の間に流れていた。  だが近頃は、妹にやられっぱなしのロザリーをふがいなく思っているのか、贈られたプレゼントをロザリーがデートにつけていかないと、小さなため息を吐くようになっていた。 「ロザリー、君の事情はわかるけど、もう成人するんだ。いい加減、自立したらどうだ。結婚してからも同じようにエミリーに与え続けるつもりかい」 婚約者にも責められ、次第にロザリーは追い詰められていく。 そんなロザリーの生活は、呆気なく崩れ去る。 エミリーの婚約者の家が没落した。それに伴い婚約はなくなり、ロザリーの婚約者はエミリーのものになった。 「ふざけないで!」 全てを妹に奪われたロザリーは、今度は全てを捨てる事にした。
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小説 9,907 位 / 185,436件 恋愛 4,663 位 / 56,310件
文字数 13,587 最終更新日 2021.10.03 登録日 2021.09.24
恋愛 連載中 短編
私の名前はサラ・ウィルキンソン。伯爵令嬢だ。 私には両親と二人の兄がいる。 家族四人の仲はとても良かった。 しかし四人とも、私のことを嫌っていた。 ある日のこと。 私はいつも通り部屋で用事をこなしていた。 すると突然、部屋の扉が開かれた。 そして家族四人がゾロゾロと部屋へ入ってくる。 「サラ、無能なお前を家から追放する」 「……は?」 私は何を言われたのか分からなかった。 何故私が追放されなければならないのだろう。 「お前のような穀潰しは家に置くだけでも気分が悪くなるからな。害虫駆除だ、さっさと出ていけ」 「……本当にいいんですね?」  私はため息を吐きながら確認した。 「もちろん。お前なんかいても邪魔なだけだからな」  ジェームズがその太った腹をさすりながら答える。 私はそこで、完全にこの家族を見捨てることにした。 「そうですか。それでは私は失礼します」 私は椅子から立ち上がり、颯爽と部屋から出ていった。 四人はあっさりとしたその様子に唖然としていた。 もしかして私が醜く「追い出さないで!」と懇願すると思ったのだろうか。 まさか。 そんなことをする訳がない。 なぜなら。 私はこの家の財産。 当主の座。 土地。 商会。 その全てを所有しているからだ。 「私を追い出すなら、覚悟しておいてくださいね?」
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小説 10,344 位 / 185,436件 恋愛 4,895 位 / 56,310件
文字数 2,810 最終更新日 2022.05.20 登録日 2022.05.19
貧乏なランス男爵家の令嬢インシュアは婚約者もおらずに既に24歳。完全な嫁き遅れだった。 そんなインシュアの元に格上のライアル伯爵家からの縁談が舞い込んだ。 貧乏令嬢のインシュアでもライアル伯爵家のベンジャーの事は知っていた。 そのかんばせは二度見、三度見するほどで王女殿下も思わずため息をもらすという。 そんなベンジャーがインシュアに一目惚れだと言うのだ。 キツネに抓まれたと思い、見合いをすれば見つめられ、手を握られて愛を囁かれる。 通常1年は設ける婚約期間も早く妻にしたいからとライアル伯爵に頭を下げられ持参金もなくていいという誓約の元、インシュアは3カ月でベンジャーに嫁いだ。 婚約中は「今日は1週間目」「今日は10日目」と事あるごとに花と愛の言葉を書いたカードを届けてくれたベンジャー。 しかし初日。ベンジャーはそれまで見た事もないような表情で冷たく言い放った。 「愛してもらえるとでも思った?」 ベンジャーには10年来の恋人であるメイサがいて、なんと子供までいたのだ。 ライアル伯爵もその事は知っていたが伏せられたまま、騙されて結婚をさせられたのだ。 1人離れに住まわされ、使用人以下の生活を強いられたインシュアは決意した。 ♡☆この話を読む前に☆♡ ※金銭、物価的な価値は令和4年の日本と同じ感じと思って頂いて構いません。 ※話の都合上、序章と最終章がつながります。中間にある第一章、第二章は章ごとに読み切りのような感じです。 ※主人公が売る商品が保険なので話の都合上、病気、けが、死亡などの表現があります。  (殺人や暴行などの現状表現ではなく、骨折しました、中耳炎になりましたのような感じです) ※実際に販売されている保険商品や用語に非常に似ているような【気がするだけ】です。 ※実際の法律用語などに非常に似ているような【気がするだけ】の文言があります。 ※至って真面目に書いております。 ※概念は捨ててお読みください。  作者の勝手な設定です世間一般的な物とは似て非なると考えて下さい ※【架空のお話】です。現実世界の話ではありません。現実との混同はされないようお願いします。  史実などに基づいたものではない事をご理解ください。 ※作者都合のご都合主義です。 ※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ☆4月16日に「34話見せ」の誤字報告を頂いた方、教えて頂きありがとうございました。 公開不要とご依頼もありましたのでコメントを削除させて頂きました(承認をしなくても1週間で公開をされてしまうためです)
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小説 10,344 位 / 185,436件 ファンタジー 1,506 位 / 42,573件
文字数 183,875 最終更新日 2022.04.16 登録日 2022.04.08
田中英信はごく普通の会社員、得意先に家から直行で向かう途中事故に巻き込まれてあえなく死んでしまった。女神さまのお願いで異世界に転移することに・・・回復チートで頑張ります。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今月の終わりにこの世界の平均寿命を頑張って伸ばします。の三巻が発売されますーー。 今回も結構加筆しましたので話が加算されてますよー それと私自身大好きなブルースさん、スミーさんと院長先生の話が載ってますのでとても嬉しいです。 しかも、かわすみ様のキャラクターデザインが秀逸です。チョーーカッコイイんですよ。 ブルーさんとかスミーさんが想像以上の渋さと言ったら。ため息が出ちゃうほどカッコイイんですよ。 他のキャラクターもとってもステキなんですよーー。 ビッグホーンとかホーンラビットとかもう凄くカッコイイですし。                               18/10/02 追記 ++++++++++++++++++++++++++ 初投稿ですのでお見苦しい点など多々あると思います。生暖かいめで眺めて下さいまし<m(__)m>
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小説 10,856 位 / 185,436件 ファンタジー 1,573 位 / 42,573件
文字数 827,178 最終更新日 2019.06.08 登録日 2016.11.10
恋愛 完結 短編
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」 「はぁ?」 静かな食堂の間。 主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。 同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。 いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。 「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」 「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」 父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。 「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」 アリスは家から一度出る決心をする。 それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。 アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。 彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。 「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」 アリスはため息をつく。 「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」 後悔したところでもう遅い。
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小説 11,632 位 / 185,436件 恋愛 5,448 位 / 56,310件
文字数 7,142 最終更新日 2021.07.31 登録日 2021.07.24
ファンタジー 連載中 長編 R15
 主人公の雷電美琴は、数十年前に突如現れたダンジョンにて、その攻略風景を配信する配信者として活動している。 「はあ……。私って、こういうのに才能ないのかなあ……」  着物姿と薙刀一つでダンジョンを攻略する配信者はいないだろうと踏んでこのスタイルで始めたが、武器と服装が他よりやや奇抜なだけでやっていることはその他大勢と大差なく。どれだけSNSで配信の告知をしても、サムネイルを凝っても観にきてくれる視聴者の数は常に一桁にとどまっていた。  そんなある日、いつも通りダンジョンに潜ってモンスターを薙刀一つでバッサバッサ薙ぎ倒していく配信をして、いつも通り同時接続者は一人からゼロのまま過ごし、心が折れかけたので早めに切り上げて家に戻ろうと配信を終わらせる準備をした。  その時、ダンジョンに潜って探索する探索者の三人組パーティが、大型モンスターの軍勢に襲われているのを目撃した。 「逃げろ! スタンピードだ!」 「どいて。今、私、とってもむしゃくしゃしているの」  どれだけ頑張っても増えない同時接続者数にチャンネル登録。ネットで徹底的に調べて人目を引くようなサムネイルにしても効果はなかった。  必死に頑張っても伸びず、一ヶ月ぶりに送られたコメントに批判されて、ストレスはマッハで溜まっていた。  ゆえに、美琴はモンスターに八つ当たりしてしまう。それはもう一方的に、蹂躙という言葉がぴったりなほど徹底的に薙ぎ倒していった。 「はあ、こんな八つ当たりしたって、再生数も登録者も伸びやしないのに。何やってんだか……」  モンスターだったもの達の残骸のそばでため息を吐き、黙って立ち去る美琴。 「大型モンスターのスタンピードを、たった一人で全部倒した!?」 「なんだよあの雷撃!? 消し炭どころか消滅しちゃってんじゃん!?」 「あの女の子、一体何者!?」  一方で、助けられた三人組は登録者数が70万人いる大人気チャンネルを運営する攻略系配信者であり、安定して強いモンスターを相手に戦える実力者達だった。  そんな三人組でも逃げるしかできなかったモンスターの軍勢、スタンピードを蹂躙という表現以外つけられないほど一方的に倒した美琴の姿は、ばっちりとその配信と、美琴が切り忘れた自分の配信に映っていた。 「消えたと思ったらモンスターが細切れに!?」 「なんだ今の動き!? というかこの雷は何!?」 「この子は一体なんなんだ! 特定班はまだか!」  モンスターの軍勢を一方的に蹂躙するその配信の切り抜きは瞬く間に拡散されていき、美琴がぐっすりとベッドの上で眠っている間にバズりにバズりまくっていき、朝起きたら『雷神少女』という名前と共に伝説となっていたのだった。 ※小説家になろうとカクヨムにも掲載しています
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小説 12,355 位 / 185,436件 ファンタジー 1,753 位 / 42,573件
文字数 455,814 最終更新日 2023.10.29 登録日 2023.09.25
ファンタジー 完結 ショートショート
「もはやろくな縁談もないだろう。この公爵家の娘をどこぞに下げ渡すわけにもいかん。……おまえは勘当だ。公爵家の恥め、どこへなりと行ってしまえ!」 「そうですか」  私はため息をついた。 「わかりました。私はこの家を出ます」  ごめんなさいお母様。ちょっとこれ以上のお世話は無理です。私もこのご時世、できるだけこの人の影に隠れていたかったのだけれど。
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小説 12,290 位 / 185,436件 ファンタジー 1,742 位 / 42,573件
文字数 4,023 最終更新日 2020.05.01 登録日 2020.05.01
恋愛 完結 短編 R18
* 本編終了後にR18ストレスフリーのお話です。  社交界にデビューして3年。  パーティに出ても壁の花でいる時間が長いケイは適齢期の19歳。  鏡を見ては、可愛くない顔にため息をつく。  今年も社交シーズンが終わり、特別な相手を見つけることができないまま領地へ戻った。  そこへ留学中のケイの兄が、友人のヴァレリオを連れて帰ってきて――。  可愛いの基準は人それぞれ。  鏡を見ると、ついコンプレックスに目がいきがちな女の子と、彼女を可愛いと言う男の子の話。 * 本編およそ7話+R含む小話数話(未定)Rシーンには※マークつけます。 * コメント欄のネタバレ配慮ありませんのでご注意ください。 * この世界では18歳から飲酒できますが、現実の20歳未満の皆さまはもうしばらくお待ちください。 * 表紙はCanvaさまで作成した画像を使用しております。
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小説 14,222 位 / 185,436件 恋愛 6,720 位 / 56,310件
文字数 23,975 最終更新日 2022.05.06 登録日 2022.05.02
恋愛 完結 長編
 乙女ゲームの貴族令嬢リリアーナに転生したわたしは、大きな屋敷の小さな部屋の中で窓のそばに腰掛けてため息ばかり。  見目麗しく深窓の令嬢なんて噂されるほどには容姿が優れているらしいけど、わたしは知っている。  これは主人公であるアリシアの物語。  わたしはその当て馬にされるだけの、悪役令嬢リリアーナでしかない。  窓の外を眺めて、次の転生は鳥になりたいと真剣に考えているの。 「つまらないわ」  わたしはいつも不機嫌。  どんなに努力しても運命が変えられないのなら、わたしがこの世界に転生した意味がない。  あーあ、もうやめた。  なにか他のことをしよう。お料理とか、お裁縫とか、魔法がある世界だからそれを勉強してもいいわ。  このお屋敷にはなんでも揃っていますし、わたしには才能がありますもの。  仕方がないので、ゲームのストーリーが始まるまで悪役令嬢らしく不機嫌に日々を過ごしましょう。  __それもカイル王子に裏切られて婚約を破棄され、大きな屋敷も貴族の称号もすべてを失い終わりなのだけど。  頑張ったことが全部無駄になるなんて、ほんとうにつまらないわ。  の、はずだったのだけれど。  アリシアが現れても、王子は彼女に興味がない様子。  ストーリーがなかなか始まらない。  これじゃ二人の仲を引き裂く悪役令嬢になれないわ。  カイル王子、間違ってます。わたしはアリシアではないですよ。いつもツンとしている?  それは当たり前です。貴方こそなぜわたしの家にやってくるのですか?  わたしの料理が食べたい? そんなのアリシアに作らせればいいでしょう?  毎日つくれ? ふざけるな。  ……カイル王子、そろそろ帰ってくれません?
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小説 14,153 位 / 185,436件 恋愛 6,682 位 / 56,310件
文字数 21,941 最終更新日 2020.08.26 登録日 2020.01.27
私、ユディリーア・パヴォーネ・スカラバイオスは、金の髪に美しい蒼い瞳を持つ公爵令嬢だ。だが今は通っていた学園の最後になる記念の舞踏会、そこで暇を持て余して公爵令嬢であるのに壁の花となっていた。それもこれも私の婚約者である第一王子が私を放っておいたからだった、そして遅れてやってきたヴァイン様は私との婚約破棄を言いだした、その傍には男爵令嬢がくっついていた、だが私はそんな宣言にため息をつくことしかできなかった。
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小説 15,384 位 / 185,436件 恋愛 7,219 位 / 56,310件
文字数 5,651 最終更新日 2023.12.10 登録日 2023.12.10
恋愛 完結 短編 R18
昔から男性との縁がなかったリーリエは、出会いを求めて死にものぐるいで騎士になったものの、日々虚無顔で任務にあたっていた。女性ばかりで出会いのない職場に、無愛想でなんとなく雰囲気が怖い直属の上官。騎士になれば出会いがあると思っていたのに、あてが外れたリーリエは毎日ため息をつく。そんな彼女の元に縁談が舞い込む。上官の奥さんが何とも都合が良すぎるお見合い話を持ってきたのだ。並々ならぬ結婚願望を持つリーリエはもちろんノリノリ。彼女はできる限りのお洒落をして見合い場所である高級ホテルへ行ったものの、待てど暮らせど相手は現れない。リーリエは思った、見合い相手は若きエリート将校・天才軍師と名高いロジオン。軍師は激務だった。彼は急な仕事が入ったのではないか、と。 ◆成人向けの小説です。露骨な性描写回には※あり。ご自衛ください。
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小説 16,853 位 / 185,436件 恋愛 7,881 位 / 56,310件
文字数 16,210 最終更新日 2021.04.24 登録日 2021.04.21
就職活動が崖っぷち。 何とかたどり着いた初めての最終面接。 しかしドアをくぐった先は面接会場とは程遠い、映画でお馴染みの謁見の間。 まさかこういう会社だったとは~とため息を吐くが、一つも内定が出ていない立場では贅沢も言えず、不満を押し殺した。 だが面接会場だと思っていた所は実は異世界で、自分は聖女召喚に巻き込まれただけだと判る。 過去に前例のない二人目。 厄介払いのような扱いに、身の危険まで覚えて瑞佳は慰謝料を要求して逃げだした。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■スキル解説  スキルは『練習、F~A、9~1』へと成長する  節目になる(9,5,3,1)のレベルは特に上がりにくい傾向がある  節目レベルでは呪文が増えたり、より良い効果を得られることが多い  スキル練習 習いたて、素人  スキル英字 見習い、趣味人  スキル9  一人前(生業、職人)  スキル5  一流(メダルリスト、情報番組で見かける)  スキル3  偉業(世界記録を塗り替える、大発明・大発見)  スキル1  伝説(神格化、神話のように語られる 関羽、菅原道真、卑弥呼) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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小説 16,853 位 / 185,436件 ファンタジー 2,348 位 / 42,573件
文字数 348,610 最終更新日 2021.03.24 登録日 2020.10.15
田中 遥斗 (タナカハルト) 17歳。 とある高校2年生だ。 俺はいつもクラスの陽キャ共に虐げられる生活を送っていた。「購買の限定パン買ってこい」だの、「出世払いで返すから金貸せ」だの、もう沢山だッ! ――しかしある日、小休憩の時間にいきなり赤い魔法陣のようなものがクラスを襲った。 クラス中がパニックになる中、俺だけは目を輝かせていた。 遂に来たッ!異世界転移!これでこんなカス生活とはおさらばだぁぁぁぁあッ!! ――目が覚め、顔を上げるとそこは中世ヨーロッパのような王宮の中であった。 奥には王様が王座に座り、左右には家臣が仕える。 ―乳房の大きい女性が口を開いた。 「あなた達は、我々が召喚しました。この世界は魔王の作り出す魔物でピンチなのです」 そして突然、”スキル水晶”なるものに手を触れさせられる。陽キャ共は強力なスキルを手に入れ、ガッツポーズをする。 ⋯次はいよいよ俺だ⋯ッ! そして空間に映し出される、ステータスとスキル。そのスキルは――”造形”。土属性の物の形を変えるスキルだ。 「お、お前、”造形”とか⋯粘土こねるだけじゃねーか!www」 クラス中で笑いが巻き起こり、俺は赤面。 王様たちも、ため息をついている。 ⋯⋯ねぇ、俺の最強異世界生活はどこ行ったの??
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小説 16,846 位 / 185,436件 ファンタジー 2,346 位 / 42,573件
文字数 36,846 最終更新日 2023.08.14 登録日 2023.08.05
恋愛 完結 長編 R15
「ジュリア、すまない。僕は真実の愛をみつけてしまった。僕はクララを愛している。すまないが婚約を解消してもらえないだろうか」 (また始まった)クララはめまいがした。一体これで何回目だ。この後の流れは大体いつも同じだ。男が自分勝手な見解を垂れ流し、女が私に憎悪の目をむける。  はあ……クララはため息をついた。もうあまりに慣れすぎていて、真剣に聞いてなかったのが仇となった。  パシンッ ジュリアの平手がクララの頬に鮮烈な一撃を与えた。 「こ、この泥棒猫、尻軽女、恥を知りなさい!」 クララは異常にモテる。モテはクララにとって呪いであり、厄災である。クララは平凡な毎日を過ごしたいだけなのに。クララの魅了の魔力をなんとか制御しようと、魔道士長ダニエルが立ち上がった。クララに平穏な暮らしは訪れるのか……。ちょっとイッちゃってる系魔道士長と、メンタル強めなクララのドタバタな研究の日々を描いた物語。
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小説 19,067 位 / 185,436件 恋愛 8,700 位 / 56,310件
文字数 31,186 最終更新日 2022.10.05 登録日 2022.10.04
恋愛 完結 短編 R18
R18   合わないと思われた方はバックお願いします。  神託の乙女であるカレンたちが亡くなってから、すでに3世紀が経過した。  物語は、多種多様のペンギンたちを束ねるようになった、コウテイペンギンが治める国で繰り広げられる。    ある日、王家に愛らしいお姫様が生まれた。王女様は、両親や兄と違い、毛色が全く違う。くちばしも長く、開いた目の色素が薄い。唯一若干似ていたかもしれない程度の色合いだった灰色の羽毛は、あっという間に柔らかいキウイのような茶色で覆われ、お姫様は、すくすくと育ちすぎるほど育った。あっという間に、まだ赤ちゃんなのに、大人ほどの大きさに。  混血の種族ばかりが残っているとはいえ、あまりのこの差に、周囲も首をひねるばかり。  両親や兄とは似つかぬ、はるかに大きく醜い色をした姿の自分を鏡で見つめ、ため息を吐く日々。そんな彼女が成長し、成人の儀をしている会場に、「自分こそが、本物の王女であるヴィクトリアだ」と名乗るコウテイペンギンの少女が現れ── 【完結R18】おまけ召還された不用品の私には、嫌われ者の夫たちがいます  完結R18 異世界に召喚されたら、いきなり頬を叩かれました。 の、遠い未来のお話ですので、ほとんど別の物語
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小説 19,067 位 / 185,436件 恋愛 8,700 位 / 56,310件
文字数 42,336 最終更新日 2023.10.29 登録日 2023.10.13
恋愛 完結 ショートショート R18
入社式。 イケメンの社長に憧れはするけれど、本気で一目惚れする馬鹿は、私一人だけだと思う。 しかも、秘書でもない限り近づけない社長を見るのは、本当に困難。 たまに廊下を歩く、社長を見かけるのをそっと見るだけで、精一杯だった。 「はぁー、今日もカッコいい。」 そうため息をついては、社長を目に焼き付ける。 「瑠璃香。今日も残業。」 「うん。」 おっちょこちょいの私は、失敗ばかりして書類のやり直しを言われるのも、いつもの事だ。 しかも今日は、いつも付き合ってくれる部長も、奥さんの誕生日だからと言って、帰ってしまった。 一人の残業。 電気はついているけれど、余計寂しさが増してくる。
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小説 19,067 位 / 185,436件 恋愛 8,700 位 / 56,310件
文字数 2,013 最終更新日 2024.03.26 登録日 2024.03.26
恋愛 完結 長編 R18
R20 昨年のタイトルの改稿版になります  あれは、いつの事だっただろうか──父に連れられた王宮の庭で迷子になった時に、少し年上の少年がいた。美しく生い茂る花々が霞んで見えるほどに父を探してわんわん泣いていたキャロルは涙が止まる。少年がこちらに気づいて── (その後、どうしたんだっけ?) 「お前のような犯罪者とは婚約破棄だ」と言い出した婚約者がキャンキャン吠えているのを、キャロルは別の事を考えながら右から左に受け流すどころか、耳に入ってこないように魔法でバリアを張っていた。 目の前の二人がいちゃこら始めたのでアホらしくなる。二人の行く末は明るくないだろう、とため息を吐いた。  キャロルは元婚約者の王子に着せられた冤罪によって、辺境伯に嫁ぐ事になる。  辺境伯は人を恐怖に貶め、悪夢に苛まれるほどの醜悪な異形だという噂がある。その人に嫁がねば死に至る、一方的な契約印を首に施された。  辺境に行くと、彼とは会えず仕舞い。執事に、「王族の命令だから凶悪な罪人を娶ったが、お飾りの妻として過ごすように」という辺境伯からの言葉を伝えられた。嫌われたキャロルは、苦々しく見つめる使用人たちにも厳しい視線にさらされる。  結婚なんてしたくないと思っていた彼女は、これ幸いと楽しくぐーたらな日常を過ごすために契約結婚を提案するのであった。 旧題 【完結】【R18】婚約者に冤罪を吹っ掛けられたあげく罰として、呪われた異形に嫁ぐことになりました~嫌われているらしいので契約結婚しちゃいます キャラクター、ざまぁ要素など、かなり変更しています。 コメント欄をしばらくオープンにしておきます。 2023,7,24コメントとじました
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小説 19,067 位 / 185,436件 恋愛 8,700 位 / 56,310件
文字数 198,197 最終更新日 2023.02.27 登録日 2023.01.15
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「悪役令嬢である貴様との婚約を破棄させてもらう!」 目の前には私の婚約者だった者が叫んでいる。私は深いため息を付いて、手に持った扇を上げた。 すると、周囲にいた近衛兵達が婚約者殿を組み従えた。 「貴様ら!何をする!?」 地面に押さえ付けられている婚約者殿に言ってやりました。 「貴方に本物の悪の令嬢というものを見せてあげますわ♪」 それはとても素晴らしい笑顔で言ってやりましたとも。
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小説 19,067 位 / 185,436件 恋愛 8,700 位 / 56,310件
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「セリーナ、俺はお前との婚約を破棄する!」  煌びやかな夜会会場の一角で、一人の男が婚約破棄を宣言していた。傍らには、愛らしい見た目をした令嬢ゼパル。男はセリーナの代わりにゼパルと結婚するのだと口にする。 「承知しました」  セリーナは婚約破棄を了承。金輪際関わらない、撤回を認めないという条件を男に突きつける。  喜ぶ男。けれど、傍らにいるはずのゼパルがいない。 (憐れな男ね)  ゼパルと呼ばれていた少女ーーーーオルニアは、会場の外でため息を吐く。  彼女の仕事は男達を騙すこと――――いわゆる『別れさせ屋』だった。  切なる思いを抱えた依頼人のため、名を変え、顔を変え、立ち居振る舞いを変え、今日もオルニアは男を誑かし、婚約破棄を成立させる。  さあ、次は誰を騙そうかな?  そう思っていた時、彼女は第3王子であるクリスチャンと出会うのだがーーーー?
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文字数 13,386 最終更新日 2022.05.01 登録日 2022.05.01
<第22回角川ビーンズ小説大賞>最終選考作品です ――生贄王子、頂きました。返品してもいいですか……?  その日、予言の魔女メリルの元を訪れたのは、辺境騎士団に身をおく、銅色の髪と金の瞳、端正な容姿が際立つ第三王子デュークだった。  王宮では、王太子を始めとする皆が聖女に傾倒し、政も捻じ曲げられ、国が立ち行かなくなる事態に陥っているという。聖女が魅了の力を用いて王宮の皆を操っているのだ。  王子デュークは、聖女を倒すため魔女メリルに自らを生贄として差し出し、助力を乞う。 (っていうけど、魔女に生贄が必要って噂、誤解だから!! 依頼が減っちゃうから、ほんとやめて!)  メリルは真摯に頼み込んでくる彼にほだされて、彼が聖女を倒す手助けをすることにした。内心、この聖女が、魅了のスキルで逆ハーを狙った「同類の」転生者らしいことにため息をつきながら。  力を合わせて解決を目指すメリルとデュークだが、転生者のメリルと彼の間にラブロマンスが生まれたりはしない。何故なら十九歳のメリルは、姿変えの魔術で偏屈な白髪の老婆に変身しているのだ。悪態をつき王子をこき使う老魔女メリルに、生贄王子デュークは、今日も恭しく跪く。しかし、そこはお約束。メリルは、ある時姿変えの魔術がとけたところを見られてしまい……。  予言の魔術の結果、メリルはこの世界が乙女ゲームの世界だと知る。そして、攻略対象の一人、デュークの運命も明らかになる。  デュークとすれ違い、けれど彼のために力を尽くすメリルは、攻略対象の一人、暗殺者ロウガに助力を求める。そして、生贄騒動の犯人である隣国の貴族子息ヴァレリウスも現れて――。  メリルの前世の記憶、そして、失われたスキルは、デュークとこの国の危機を救うことができるのだろうか?  完結まで書き終わっているので、サクサク更新していきます。全三十話。お付き合いください。
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文字数 116,556 最終更新日 2023.08.10 登録日 2022.12.17
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