「東京」の検索結果
全体で2,189件見つかりました。
最近できたばかりの新築マンション
仕事はフルリモートになったので東京から田舎へ引っ越した。
隣人も同じく都内から引っ越してきたという男性と意気投合しいい近所付き合いが始まったかと思っていたのに…。
毎晩聞こえてくる女性の喘ぎ声。
隣人ガチャ、大成功です。
文字数 34,706
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.07.04
三年前、私は婚約者を捨てた。
嫌いになったわけではない。
他に好きな人ができたわけでもない。
ただ、彼の母に言われたのだ。
「あなたは、怜司を幸せにできますか」
その一言に答えられなかった美桜は、医師である婚約者・怜司の未来を壊すことが怖くなり、理由も告げずに東京を離れた。
誰も知らない海沿いの街で、ひとり静かに暮らす三年間。
忘れたかった。
でも、怜司の番号だけは消せなかった。
そしてある夜、かけるつもりのなかった電話が、三年ぶりに彼へつながってしまう。
愛していたから逃げた女と、置き去りにされても待ち続けた男。
発車ベルに消したはずのさよならが、もう一度、二人の時間を動かしはじめる。
切なくて、静かで、やさしい再会の恋愛短編。
文字数 9,955
最終更新日 2026.05.13
登録日 2026.05.09
遥か6100万光年の彼方から、いつの間にか東京の地下に空間転移していた〈ロートの追憶〉。
半世紀前、その〈ロートの追憶〉を奪うため、〈ルジェ〉は、円環(ロンド)と呼ばれる巨大な円形地下空間を構築したが、その計画は失敗した。
しかし円環(ロンド)はいまだ健在。
〈追憶のカケラ〉とは、その円環(ロンド)を復活させるための鍵。
再び強奪を目論む〈ルジェ〉が送り込んだ、ロカとコルヴェナの兄妹、そしてヒト型機械兵ガルバルデのデッサが狙う。
祖父の指示に従い、秋葉原に来たハルは、そのコルヴェナとガルバルデに遭遇する。
そして、コルヴェナたちを追って空間転移してきたジシェと、たまたま居合わせた同級生のモジャコとともに、都内に散らばる〈追憶のカケラ〉を集めることになる。
ピンチに現れ、ハルたちを救ったのは、旧式のヒト型機械兵ルドゥフレーデ、リグナ。
リグナの能力は少しずつ覚醒し、デッサを上回っていく――が、そもそもは、リグナもまた〈ルジェ〉が持ち込んだもの。
半世紀前、円環(ロンド)の稼働を阻止したのは〈テヴェ〉のオーラという人物であり、そのオーラに、廃棄されかかっていたところを救われたから、リグナはいまハルたちを助けているらしい。
けれども、その証はどこにもない。
かすかに生まれた疑念は、ハルの中でどんどん膨らんでいく。
彼女は自分たちを欺いているのではないか?
ただ、再び訪れたピンチを救ってくれたのもまた、リグナだった……。
真実がどちらにあるのかは誰にもわからない。
堂々巡りで考えたところで答えはなく、最後は信じるか信じないかの二択でしかない。
信じられずに後悔するくらいなら、騙され欺かれて後悔したほうがいい――と、ハルは心を決めるだった。
都内に散らばる〈追憶のカケラ〉に、6100万光年と半世紀前の記憶と想いが重なる物語。
※2021.08.12: 挿し絵 (画像) の枚数制限 (1作品につき200枚まで) の関係で分けていた「新宿アイル(5章以降)」をこちらに集約しました (詳細は各章の変更履歴を参照)。
文字数 179,527
最終更新日 2021.08.13
登録日 2020.11.23
東京都世田谷区野毛の閑静な住宅地の中に、あるワンルームマンションが存在する。
1990年代初頭に建てられた二階建てのこじんまりとしたそのマンションは、最寄りの駅から徒歩9分、コンビニや郵便局にも近くて家賃も5万円台とリーズナブル。都内でありながら落ち着いた生活ができ、大学生が住むにはうってつけの環境だ。
だが、このマンションが建ってほどない頃の今からちょうど30年前、二階の203号室で凄惨な殺人事件が起きていた。
殺されたのは、卒業を目前に控えた大学生。長年の夢の実現に一歩踏み出そうとしていた矢先の無念の死であった。
そして彼の夢と命を奪ったのは何の役にも立たないばかりか社会に害ばかり与えてきたゴミのようなカップルだった。
文字数 7,701
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.04.06
思春期を迎えた男の子と女の子のドキドキする話を1話完結でお送りします。
※思春期に入った男の子女の子の成長の描写はあリますが、それ以上の描写はありません。
※推敲、校正、挿絵にGrokとGeminiを使用しています。
●お風呂の不思議〜その夜〜
夏休に帰省した男の子が従姉妹のお姉さんとお風呂に入って、大人の身体を見ているうちに股間に違和感を覚えて・・・
●夏の約束
昭和19年の夏、東京から瀬戸内の小さな島に疎開した少年。地元の明るい少女と出会い・・
●屋根裏部屋の秘密の夜
夏休み、お盆におじいちゃんの家の屋根裏部屋に閉じ込められた男の子と女の子のドキドキの一夜
●お布団の秘密
小学生の男の子が、1人きりのお留守番の時に、お父さんのエッチな本でお布団で精通してしまうお話。
●同じ春の中で
13歳の少年少女。身体の変化に戸惑う年齢の2人、お互いの身体の変化も意識しだして、お互いのことを想いながら・・・
●予兆の夜
図書館で同級生の少女と密着するアクシデントで、初めて女の子の柔らかい身体を感じた彼は、その夜に・・・
●夏の川
夏休みに帰省した男の子が女の子と裸で川遊びをすることに。まぶしい裸の身体を見た男の子は反応してしまい・・・
●【特別編】遅咲きの春
18歳になっても精通と初潮がこない少年少女。同じ境遇の2人が心と身体で結ばれる話。
(注)性行為の描写があリます。
●月のひかりと、ほどける魔法
初潮が始まった中学生の女の子。その夜、水泳の授業で見た男の子の身体を思い出して・・・
●茜色の境界線
大正時代、地主のお坊ちゃんがお風呂で女中の少女に思わず抱きついてしまい・・・
●突然の秘密
中学校の文化祭の後片付け中。女の子にふざけてハグされた男の子のが、人生初の経験をしてしまう・・
●雨宿り
いきなりの雨にみまわれた少年少女が農具小屋に避難する。乾かす為に服を脱いで、一枚の毛布に包まれた2人は・・・
文字数 19,873
最終更新日 2026.05.07
登録日 2026.04.27
私が何気なく「そろそろ結婚したいな」と口にしただけで、翌日、桐谷悠真は事業計画書のように分厚い結婚式のプランを私の前に置いた。
東京・丸の内の高級ホテルから、披露宴の進行、招待客の席次、ドレスの順番まで、彼はすべてを細かく整えてくれていた。誰もが、私は優しくて、気が利いて、責任感のある男性を見つけたのだと言った。私自身も、そう信じていた。
私と悠真は三年付き合っていた。式場も、招待客リストも、招待状のデザインも、両家の親族席の配置まで、彼はほとんど私の希望に合わせてくれた。私が喜ぶなら、それでいい、と。
披露宴当日、ホテルの宴会場はきらびやかな照明に包まれ、二百人近い招待客で埋まっていた。途中で、私はお色直しのために控室へ向かった。
舞台裏の通路を通りかかったとき、子どもの声が聞こえた。その声は、化粧台に置かれたスマホから流れていた。
「パパ、いつ帰ってくるの? 今日はママと遊園地に行くって約束したでしょ?」
次の瞬間、悠真が声を潜めてその子をなだめた。
「いい子にして、おじいちゃんとおばあちゃんの言うことを聞いていて。パパはこっちが終わったら、ママのところへ行くから」
私は入口に立ったまま、指先が少しずつ冷えていくのを感じていた。では、いま親族席に座り、私に穏やかに微笑みかけ、このあと新郎側の両親として挨拶するはずの、あの二人はいったい誰なのだろう。
文字数 12,059
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.07.06
著者の経験を基に、高校生活を妄想化した青春学園ドラマ。(妄想化率99%)
主人公は普通の高二男子。一学期の席替えを機に、ある女子生徒と濃密(濃蜜)な関係に……。
※注意:修学旅行が始まってから、急にR18ストーリーになります。
※現実世界ではなく、妄想世界(パラレルワールド)です。この世界では、国際的な競争力を身につけるため義務教育が2年延長となり、高校2年生の誕生日で19歳になります。(高校1年生の途中で成人となります)そのつもりでお読みください。
◎作品イメージ
著者の大好きな漫画は『I"s』と『東京大学物語』。
雰囲気は『I"s』っぽくですが、『東京大学物語』よりは過激ではないです。→いつのまにか過激になってきているのでご注意を……。
文字数 278,848
最終更新日 2024.02.27
登録日 2023.10.03
<本編完結しました!ただいま、番外編を随時更新中です>
僕、宇佐美敦己(うさみ あつき)は交際中の彼女・由依と婚約したばかりなのに三ヶ月の長期出張に行かされてしまった。ある時、東京本社のトラブルで帰ってきて欲しいと要請を受け、緊急帰国。なんとか事態も収拾し久しぶりに婚約者に会いに行こうと同棲中の家に帰ると、中で彼女が男と浮気をしている現場に遭遇。あまりの衝撃に吐きそうになりながらも証拠を撮影し、彼女に見られないように家を飛び出した僕の前に現れたのは同期の上田。話を聞いた上田が紹介してくれた敏腕の弁護士に支えられ、僕の心は落ち着いていったのだが……。
イケメンスパダリ弁護士と婚約者に浮気されたエリートサラリーマンのイチャラブハッピーエンド小説です。
R18には※つけます。
文字数 140,961
最終更新日 2026.02.23
登録日 2023.04.01
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
レンタル有り20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
文字数 504,301
最終更新日 2022.08.24
登録日 2021.07.27
遺伝子が導いた究極の同調(シンクロ)
東京郊外の住宅街。どこにでもある平凡な四人家族の中で、大学生の次男・淳也は、実の母である真澄へ禁断の想いを抱いていた。
あるサッカー遠征旅行の夜、一線を越えてしまった二人。それは「母と息子」という役割を脱ぎ捨て、一人の男と女として惹かれ合う、長く険しい道のりの始まりだった。
予期せぬ妊娠と流産、そして社会の目から彼女を守るための離別……。
血の繋がりという逃れられない宿命を、かけがえのない「愛」へと変えていく。実の母息子、そして29歳の年齢差を超えた、真実の純愛ストーリー。
文字数 33,365
最終更新日 2026.03.13
登録日 2026.01.22
痩せた身体の病弱な青年遠野空音は資産家の男、藤篠清月に望まれて単身東京に向かうことになる。清月は彼をぜひ跡継ぎにしたいのだと言う。明らかに怪しい話に乗ったのは空音が引き取られた遠縁の家に住んでいたからだった。できそこないとも言えるほど、寝込んでばかりいる空音を彼らは厄介払いしたのだ。そして空音は清月の家で同居生活を始めることになる。そんな空音の願いは一つ、誰よりも痩せていることだった。誰もが眉をひそめるようなそんな願いを、清月は何故か肯定する……。
文字数 23,728
最終更新日 2025.06.01
登録日 2025.05.28
失恋をきっかけに、長年伸ばしていた黒髪を切ることを決意した二十五歳の女性・笹原七海。
東京近郊の駅前にひっそりと佇む古い床屋「ヘアーサロン風」で、
彼女は一本の鋏と一台のバリカンによって“過去の自分”と決別していく。
最初は肩まで、次に襟足を刈り上げ、やがてスポーツ刈り、そして坊主へ。
最後に彼女が選んだのは、すべてを剃り落とすスキンヘッド――。
その床に散る黒い髪は、失恋の痛みと共に彼女の迷いや未練を象徴していた。
しかし、髪をなくした七海が手にしたのは“喪失”ではなく“解放”だった。
社会の常識や他人の視線に縛られず、
「髪のない自分」として生きることの自由と誇りを知る。
やがて彼女はその経験を語り始める。
「髪を失って、私は“私”になった」と。
講演を通じて同じように悩む人々へ希望を伝え、
そして再びあの床屋へ――感謝と再生の風が、彼女を導いていく。
髪を通して描かれる、心の成長と再生の物語。
切ること、捨てること、そして受け入れること。
七海が選んだ“スキンヘッド”という生き方は、
女性である前に「ひとりの人間」としての誇りを取り戻す旅でもあった。
文字数 49,632
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.11.04
【BL作品】
絶対に溺愛&番たいα×絶対に平穏な日々を過ごしたいΩ
田舎育ちのオメガ、白雪ゆず。東京に憧れを持っており、全寮制私立〇〇学園に入学するために、やっとの思いで上京。しかし、私立〇〇学園にはカースト制度があり、ゆずは一般家庭で育ったため最下位。ただでさえ、いじめられるのに、カースト1位の人が運命の番だなんて…。ゆずは会いたくないのに、運命の番に出会ってしまう…。やはり運命は変えられないのか!
学園生活で繰り広げられる身分差溺愛ストーリー♡
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承ください🙇♂️
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
文字数 182,769
最終更新日 2026.03.22
登録日 2022.09.17
2014年6月、鞍馬総司は東京の留置所に居た。
収監された理由は「連続猟奇殺人」。総司はそれの疑いをかけられ、死刑を言い渡される予定の死刑囚である。
連続猟奇殺人の犯人として疑われているが、実は冤罪だということを主張していたが、誰も聞く耳を持つものはいなかった。
そして、その日、死刑を言い渡されるため牢屋から出てみると、高校生くらいの少女がいた。
「真犯人を探すわよ」
そう言い渡され、その日釈放された。
だが、すぐにまた連続猟奇殺人が繰り返されていくのであった。
※基本不定期です
文字数 25,599
最終更新日 2019.05.05
登録日 2019.03.25
『続・わけありのイケメン捜査官』は、ホークがあらたな任務でボストンから東京へ――
『わけありのイケメン捜査官』本編は……彼はホークと呼ばれる米国歳入庁(IRS)の特別捜査官。イギリス人だが、14歳で家出した彼の過去は機密扱いになっている。今回の任務はロンドンの証券会社に潜入し、ロシアの富豪が北米の犯罪収益を資金洗浄(マネーロンダリング)している証拠を掴むこと。そして前任者の死の真相を突きとめること。ホークは株式営業担当として入社するが、膨大な業務に忙殺され、捜査は難航する。どっちが本業かという有様で、前任者の謎の行動を辿り、社内にいる犯罪組織の協力者を探り、証人の美女を保護しようとする。やがて真相に近づくホークに何者かの魔手が迫る。更に機密のはずの家族を巻き込む事件が起こり、ホークは捨て身の救出に向かう。犯罪組織の手先を追い詰め対決の末、任務完了。帰国を前にしたホークに会いに来たのは……。
主な登場人物
ホーク……米国歳入庁(IRS)特別捜査官である主人公の暗号名。今回潜入中の名前はアラン・キャンベル。恋人の前ではデイヴィッド・コリンズ。
トニー・リナルディ……米国歳入庁の主任特別捜査官。ホークの上司。
メイリード・コリンズ……ワシントンでホークが同棲する恋人。
カルロ・バルディーニ……米国歳入庁捜査局ロンドン支部のリーダー。ホークのロンドンでの上司。
アダム・グリーンバーグ……LB証券でのホークの同僚。欧州株式営業部。
イーサン、ライアン、ルパート、ジョルジオ……同。
パメラ……同。営業アシスタント。
レイチェル・ハリー……同。審査部次長。
エディ・ミケルソン……同。株式部COO。
ハル・タキガワ……同。人事部スタッフ。東京支店のリストラでロンドンに転勤中。
ジェイミー・トールマン……LB証券でのホークの上司。株式営業本部長。
トマシュ・レコフ……ロマネスク海運の社長。ホークの客。
アンドレ・ブルラク……ロマネスク海運の財務担当者。
マリー・ラクロワ……トマシュ・レコフの愛人。ホークの客。
マーク・スチュアート……資産運用会社『セブンオークス』の社長。ホークの叔父。
グレン・スチュアート……マークの息子。
文字数 322,260
最終更新日 2025.03.13
登録日 2023.09.29
1888年、土曜日の深夜。
ロンドンのパブで、友人のエリザベスと酒を飲んでいたイザベラは、自らの特殊能力を使って、客のグラスを手を使わずに動かしてみせた。
念動力を披露したのは、サーカス団を解雇された腹いせで、収入を絶たれた彼女は自暴自棄になっていた。
団長から言われた、
「お前はとっくに用済みなのだよ」
は、彼女を深く傷つけトラウマとなる。
その帰り道、イザベラは通り魔によって無情にも殺されてしまうのだが、生命が終わる瞬間に感じたのは、
「ああ、確か死ぬ間際はいつもこんな感じだった…」
という、過去の経験による思いだった。
そうして再び目覚めた先は、1954年の神戸の資産家・夏目周五郎の長女・蘭。
前世の記憶は成長とともに消失し、人生の記録は記憶となって上書きされてゆくが、蘭は鎌鼬皮膚裂傷症という謎の病に苦しめられる。
そして大学卒業後、行きつけのバーの店員、春樹と同棲を始めるが、日常的に振るわれる暴力に耐えかねて、口論の末、過って男を死なせてしまう。
この時、春樹に何気なく放たれた最期の言葉、
「お前は用済みなんだよ!」
によって、蘭の前世の記憶が甦り始める。
途方に暮れる蘭は、幼なじみでメッキ工場の跡継ぎ、紅林順次に相談を持ちかけ東京へ逃亡を試みるも逮捕されるが、病によってできた皮膚の傷は完治していた。
服役中に書物を読みあさる中、前世の記憶は覚醒するが、この世界は史実とは異なる異世界であると気がつく。
出所後、蘭を迎えた紅林とともに、東京で新たな人生を歩むふたりは子宝に恵まれ、質素ながら幸せを感じていたのだが、食物アレルギーによって子を失い、再び鎌鼬皮膚裂傷症を発病する。
蘭の怒りの矛先は、菓子メーカー「MIYATA 製菓」へと向かうのだが…
文字数 38,155
最終更新日 2026.07.16
登録日 2026.06.02
「氷のような私を溶かしたのは、太陽みたいに笑う、あなたでした」
舞台は、潮風が吹き抜ける海沿いの町。
夏休みを目前に控えた教室に、東京から一人の転校生、白上三葉がやってくる。名家の令嬢として完璧であることを求められ、心を磨りガラスの箱に閉じ込めて生きてきた彼女は、ただ静かに夏が過ぎるのを待っていた。
そんな彼女の静寂を鮮やかに塗り替えたのは、クラスの太陽のような少女、朝霧朱音だった。
強引に外へと連れ出す朱音の熱い手、二人乗りで駆け下りる坂道、そして喫茶店『海猫』で弾けるソーダ水の泡。朱音の真っ直ぐな瞳に触れるうち、三葉の凍てついた心は少しずつ溶け出し、やがてそれは「友情」という言葉では縛れないほど切実な想いへと変わっていく。
けれど、三葉には「夏が終われば、元の場所へ戻らなければならない」という逃れられない運命があった。
逃げ出した放課後、雨の図書室での停電、そして夏祭りの夜に打ち上がる花火。刻一刻と迫る別れの予感に胸を締め付けられながら、二人は自分たちの居場所を必死に守ろうとする。
――これは、誰よりも眩しくて、誰よりも痛い、二人の少女が駆け抜けた「本当の夏」の物語。
文字数 30,456
最終更新日 2026.04.05
登録日 2026.03.28