「北」の検索結果
全体で4,159件見つかりました。
輪廻の記憶を辿る拓跋宏とホータンの姫。過去を乗り越え、新たな未来を紡ぐ二人が西域の侵略者に挑む。
北魏の皇帝・拓跋宏は、祖母の策略で皇位を奪われ、僧としての道を歩む。修行の末、彼は自らの本姓が最勝太子であることに気づき、神仙の力に目覚める。崑崙山の怪物をも平伏させる力を得るが、その力が自らの運命を縛ることに気付く。
旅の果て、ホータンで出会った姫こそ、前世での妻であり、幾度も運命を共にしてきた存在だった。だが、姫は侵略者エフタルへの貢ぎ物として嫁がされようとしている。拓跋宏は強大なエフタルの軍隊に立ち向かう。
文字数 99,785
最終更新日 2026.04.15
登録日 2026.04.05
それは奇妙な卒業旅行だった。まだ寒い北国の3月。ワゴン車を運転するのは原田さん、助手席に秀子さん、そして後部座席には僕。前の2人は普通の若いカップルに見える。でも後ろの僕は冬なのにデニム短パン姿、麻縄で後ろ手にぐるぐる巻きに縛り上げられ、両脚も縛られて手ぬぐいの猿ぐつわをかまされていた。
僕が原田さんと出会ったのは大学に入学してすぐ、校門の近くの夜のスナックだった。オーバードクターの原田さんは塾講師をしながら映画を撮っていて、スナックの常連だった。下宿生活を始めたばかりの僕はお金がなく、原田さんにときどき奢ってもらうようになっていた。原田さんはいつか、僕を主人公にした映画を作りたいと言っていた。それで親切にしてくれるのかな、でも交友関係も広い人だし、ラッキーだったな。どんな映画を撮りたいかなど僕は気にも留めていなかった。
秀子さんはOLさんで、いつもショートパンツをはいていて屈託のない感じ。2人の出会いの馴れ初めは知らないけど、まあ普通に似合いのカップルだ。
原田さんは僕の思春期の思い出話を聞きたがった。僕はある夏の夜、2人の前で中学時代に受けたお尻叩きのお仕置きの話をした。僕は原田さんよりも秀子さんに聞いてほしい衝動に駆られていた。
「あなた、その先生に恋したんでしょ」
秀子さんは真顔で言った。
「違う。何だろう、もっと宗教的な感じ。僕は女の子が好きだよ。でも……」
妙にシリアスな沈黙が訪れた。
「なぜかうまくいかない。僕は変わってるって女の子によく言われる。男友達には言われないのに」
「女の子の方が勘がいいのよ。先生にお尻を叩かれて嬉しかったんでしょ? それをあたしに言いたかったんでしょ」
「やっぱり僕、変だよね」
「男の子が尊敬してる年配の男の先生に心を奪われる、いいじゃない。その先生が忘れられなくて、子供みたいな半ズボンはいてるのね」
僕はその夜もデニムの短い半ズボン姿だった。
文字数 793
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.08.15
始まりは、王子ルカが下級貴族の娘イレーネに一目惚れしたことだった。
ルカから一方的に婚約破棄された令嬢クロエは、ある事件をきっかけに北国ヴェルナドの若き王アードルフへ嫁がされることになる。アードルフは、熊のような男として恐れられていた。
王子の怒りを買った女は熊に食われ、ルカとイレーネは、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。……と思いきや。
クロエを待ち受けていたのは、アードルフからの寵愛だった。
+ムーンライトノベルズ、エブリスタにも掲載しております。
文字数 10,780
最終更新日 2022.10.12
登録日 2022.10.07
魔法の才こそがすべてとされる王国で、北方防衛司令ガレス・ヴァンブレイスは「魔法を使えぬ将軍」と蔑まれていた。
だが彼は、帝国との戦争で北方を守り抜いた王国最強の武人だった。
ある日、王太子レオンハルトはガレスの婚約者を奪い、さらに北方防衛司令の任を解く。王国上層部は、ガレスがいなくなれば北方がどうなるかも理解していなかった。
王国を見限ったガレスは、愛騎グリフォンと共に国境を越え、かつての敵国であるヴァルガリオ帝国へ向かう。
その道中、彼は賊に追われるケンタウロスの才女イリーナを救う。彼女が運んでいたのは、帝国工房が作った試作の重武器。あまりに重く、誰も扱えなかったその武器を、ガレスは軽々と振るい、賊を瞬く間に制圧する。
その報告を受けた若き皇帝アドラシオンは、ガレスの力と功績を認め、武器を正式に与える。
黒穿槍ガルディア。
鉄翼刃ヴァルグレイヴ。
王国では正当に評価されなかった男は、帝国で武器と居場所を得る。
一方、ガレスを追放した王国では、北方の防衛線が崩れ、王太子たちは自分たちの過ちを思い知ることになる。
これは、魔法至上主義の国に捨てられた武人が、帝国で最強将軍となり、王国の傲慢を叩き潰していく戦記ざまぁである。
文字数 111,411
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.07
殿試の答案に「デフレと信用創造」を書いた受験生が、皇帝に見出された。剣も魔法も持たない経済学徒が、信用と鉄道と統計で魔帝の帝国に立ち向かう。英雄ではなく国が強くなる、全440話完結の中華風異世界内政譚。
経済学部の大学生・林修平は、就職初出勤の朝、交通事故に遭ったはずが、気づけば見知らぬ農地に倒れていた。
スマートフォンは圏外、周囲の人間とは言葉も通じない。だが漢字だけは通じる筆談を頼りに、修平はこの世界が中華文明圏らしいことを知る。私塾で言葉と学問を学び直し、街で目にした国号は「大宋」。てっきり過去の宋代へ来たのだと思い込んだ修平は、身寄りのない自分がこの巨大な官僚国家で生きていく唯一の道として、科挙合格を志す。
だが殿試で提出した「デフレと信用創造」を論じた策論は、皇帝の目にまで留まり、及第した修平は異例の出世を遂げていく。やがて夜対の場で明かされる衝撃の真実――この国が戦っているのは遼でも金でもなく、魔法を操る魔族軍であるという事実。ここは史実の宋ではなく、大宋という国家そのものが丸ごと転生した、異世界だったのだ。
武力を持たない一介の経済学徒に、剣も魔法も扱えない。だが修平には、現代日本で培った経済学・統計学の知識がある。銭荒に喘ぐ大宋を救う信用創造と中央銀行、位取り記数法、そして産業革命――主人公はあくまで方向性を示す羅針盤に過ぎない。実際に国を動かすのは、皇帝・宰執・武将・技術者・そして無数の名もなき民たちだ。
主人公がチートなのではない。国そのものが強いのだ。
魔族との激突による壊滅的な敗北、そこからの産業革命による大逆転、政治と軍事の分立、そして民の声を掬い上げる新たな仕組みの模索――大宋は幾度もの敗北と対話を重ねながら、覇道ではなく王道による統治を追い求めていく。
これは、一人の転生者の物語ではない。
武力ではなく徳と制度によって世界を変えようとする、ひとつの国家の物語である。
文字数 2,384,609
最終更新日 2026.10.01
登録日 2026.09.30
『花嫁と貧乏貴族』の後日談的なシリーズです。
ダイアナ王女とミモザ王子が結婚して子どもが生まれてからの物語となります。
~あらすじ~
王太子のコクトー・アガート(※15歳)は政略結婚で仮想敵国ともされる北の大国の王女を嫁にもらわないで父ミモザの計略で北の大国の国王の第4王子を花嫁することが決まってしまう。
花嫁にされた北の大国の第4王子ナナ・スカーレット(※14歳)は父王の命令なので嫌々ながら嫁いできたが非常に不本意であり超絶不機嫌で王太子コクトーにも超絶塩対応。
弱気なコクトーは気が強いナナにヒビリまくる――そんなお互いに不幸な新婚生活がスタートする。
「……父上、そりゃねーよ!」な采配で男の子同士で夫婦となったコクトー×ナナの恋愛と夫婦生活の行方は?
花嫁と貧乏貴族に登場したキャラクターも随時登場させます!花嫁と貧乏貴族を読んでいなくても楽しめるのでよろしくお願いいたします。
~主な登場人物~
・コクトー・アガート 15歳 攻め
女王ダイアナ1世(※元ダイアナ王女)&王婿ミモザ殿下(※元ミモザ王子)の長男で王太子
未来の国王陛下として育てられるが気弱でヘタレな少年
父ミモザによく似た濃いブロンド&青い瞳で美少年
自分にまったく自信がなくて自虐的な性格
両親(※特に父ミモザ)の強い希望で北の大国の第4王子ナナと結婚する羽目に陥る
ナナと男の子同士で結婚して共に生活するうち次第に王太子としての自覚に目覚めていく
争い嫌いで気が優しい少年
・ナナ・スカーレット 14歳 受け
北の大国の第4王子だったが父王の計略でライバル国の王太子コクトーと政略結婚する羽目に陥った少年花嫁
滅法気が強い性格が災いし弱気な結婚相手コクトーとの新婚生活は破滅的となる
プライドが高くて嫁ぎ先で周囲と衝突するが自分の落ち度は潔く認めて反省する高潔さを持っている
黒髪&黒い瞳の色白な雪国美少年
気は半端なく強いが根は素直な性格
気弱なヘタレ王太子&強気な美少年花嫁の政略結婚生活の行方をお楽しみください!
文字数 485,088
最終更新日 2026.10.11
登録日 2026.01.15
元孤児のリュカは、騎士の名門ヴェルモンド家の養子だった。
そして、4つ下のヴァレルは血のつながらない弟。
リュカが12歳のある日起きた事件がきっかけで、リュカは魔法師見習いとして家から出される。
魔力を持つリュカを、禁忌魔法を使い身体も魔力も使役するエロア。
逃げたくても逃げられない状況の中、リュカは必死に自分自身の人生を取り戻そうと足掻く。
そんな中10年ぶりに再会したヴァレルは、まっすぐにリュカへの思いをぶつけてきて…。
年下執着攻め(騎士)×年上不憫受け(魔法師)
⚠地雷のある方は以下のキーワードをご確認ください⚠
≪キーワード≫ R18・BL・ファンタジー・攻め以外との行為あり・ムリヤリ・凌辱・拘束・異物挿入・NTR要素あり・男性妊娠あり・ハッピーエンド
※キーワードは随時追加していきます。性描写のある話には※をつけます。ただしゆるい性描写の場合※を付け忘れていることがあるかもしれません。
※魔法のある世界観ですが、独自の設定を多く含みます。各章の終わりに登場人物、設定等のまとめを公開しますが、深く考えずにふわっとお楽しみいただけると嬉しいです。
※第11回BL小説大賞参加作品です。
文字数 145,883
最終更新日 2024.07.12
登録日 2023.10.31
和久津亮太、30歳童貞、職業 漫画家。北海道の田舎でゲイバレして小学校6年生から登校拒否していた。大学に進学する兄と一緒に東京に出てきて、引きこもり中に描いていた漫画を投稿しデビューする。20歳の時に、漫画の取材で訪れた児童養護施設で10歳の桜井律に出会い一目ぼれする。金髪で青い瞳、小柄な律は天使のようだった。律は亮太の兄が勤める都立高校を卒業し、個人スーパーに住み込みで就職するが、オーナーが病気になり無職になった。亮太の兄のはからいで亮太の家に住み込みのハウスキーパーとなる。
第1章 攻め視点で亮太が片思いしていた律と結ばれるまで
第2章 受け視点で律の気持ち *レイプ、暴力行為、自殺、男女の絡みの記載があります。
第3章 攻め視点、受け視点交互に
濃密BLタグをつけさせていただきました。
文字数 77,745
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.10.24
数ヶ月前から届く差出人不明の手紙をひそかに心待ちにしている中小企業の事務員、坂北あかり。
たとえストーカーからの手紙だとしても、初めて寄せられた好意を無下にできずにいたある日。郵便受けに手紙を入れようとする怪しい男とバッタリ鉢合わせてしまう。
怖がるあかりを必死に宥めるその男、よく見れば、もしかして、大好きなアイドル斎賀紀広(さいがきひろ)なのでは──?
「ずっと手紙だけで我慢してたけど、こんなにガード緩いと流石に心配なる。恋人って形でそばにいてよ」
虎視眈々と溺愛してくる推し兼(元)ストーカーに流されて絆されるお話。
文字数 24,155
最終更新日 2020.10.27
登録日 2020.10.15
終わりのないゲームのような戦争を続けるアイリス国とアンバー国。生まれつき感情が欠落したラウルは優秀な兵士として戦場を生きていた。ある日敗北の女神と呼ばれるエルザと出会ったことでラウルの世界は一転することになる。感情が芽生え始めたラウルと劣等感を抱えるエルザ。互いに欠けているものを補うかのように二人は徐々に心を通わせるようになるのだが……。
ラウルの変化が周囲に影響を与え、少しずつ変化していく世界でそれぞれの想いと願いが交差する。
※三部作のためそれぞれの章で主要人物が変わります。
文字数 112,071
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.01.14
【第一章完結】
【第二章完結】
【第三章学園編スタート】
【学園編に伴い表紙絵をリニューアル】
わーい、異世界来ちゃった!
スキルスキル〜何かな何かな〜
ネットスーパー……?
これチートでしょ!?
当たりだよね!?
なになに……
注文できるのは、食材と調味料だけ?
完成品は?
カップ麺は?
え、私料理できないんだけど。
──詰みじゃん。
と思ったら、追放された料理人に拾われました。
素材しか買えない転移JK
追放された料理人
完成品ゼロ
便利アイテムなし
あるのは、調味料。
焼くだけなのに泣く。
塩で革命。
ソースで敗北。
そしてなぜかペンギンもいる。
今日も異世界で、
調味料無双しちゃいます!
文字数 182,011
最終更新日 2026.05.27
登録日 2026.02.14
傲慢砂漠王×健気社畜。天野蓮月は日本の総合商社に勤めるトライリンガル。会社の社運をかけた取引の場に呼ばれ。中東の国シマームの王、ラダウィと対面する。実はラダウィと面識があった蓮月だが。彼は蓮月を、双子の弟の華月と間違えて、親密に接してくる。会社の取引を円満に終えるまで、弟ではないと訂正できない蓮月。だがラダウィはおまえを伴侶にすると言う。会社のために嘘をつき、偽りの愛を囁かれ、蓮月は苦しむが。ラダウィが初恋であった蓮月は。嘘をついた己を彼が裁くまでは、一緒にいたいと願ってしまって…。
現代BL。前半の三分の一は子供時代。後半は社畜しながら大人エロです。ラブシーンに★つけます。
文字数 195,443
最終更新日 2024.03.18
登録日 2024.02.11
「俺にとって、人間とは価値ある商品だ。特に、その誇りを引き剥がした騎士の肉体はな」
1440年代、シエルタ自由都市連合とゼノス帝国の激突、「ガルヴの戦い」。勝利の歓声と敗北の絶望が混ざり合うその戦場跡は、奴隷商人カイル・ラドクリフにとって最高の狩場だった。
彼の獲物は、傷ついた美しき獲物──リーゼンベルク王国の「氷の薔薇」と謳われた女騎士団長、アリアナ・フォン・エルトマン。
誇り高き騎士の甲冑を剥ぎ、その肢体を値踏みし、冷酷に鎖で繋ぐカイル。彼女の白銀の髪と透き通る瞳は、屈辱と激しい反抗の炎を宿すが、カイルの冷徹な支配術と艶やかな囁きは、アリアナの精神を徐々に深く追い詰めていく。
「お前の高潔さは、俺の快楽だ」
これは、名誉を奪われた女騎士と、その肉体と精神の全てを支配しようとする奴隷商人が、古代の「魔導鉱物」が眠る深淵へ旅立つ、背徳と官能のダークファンタジー。
戦場(いくさば)で、彼女は剣を失い、誇りを砕かれた。──ならば、その身体と魂は、一体誰の手に落ちるのか。
文字数 43,894
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.10.19
■キャッチコピー
触れるもの全てを腐らせる「死神皇帝」が、唯一触れられるのは「無能」な私だけでした。
「俺の毒を中和してくれ。……君がいないと、もう息もできない」
最強の怪物が、ボロボロの少女にだけ依存し、執着し、甘く溶かされる、契約と溺愛の物語。
■あらすじ
「魔力ゼロの無能聖女。貴様のようなゴミは、我が国には不要だ」
国境の結界を維持し続けてきた聖女・リリアナは、ある日突然、身勝手な理由で婚約破棄され、処刑台へと送られる。
喉を焼かれ、声を奪われ、全てに絶望して死を受け入れようとしたその瞬間――
轟音と共に現れたのは、敵国である北の軍事帝国を統べる**「死神皇帝」ディルク**だった。
触れるもの全てを腐敗させ、死に至らしめる「呪い」を持つ彼は、世界最強の怪物として恐れられていた。
しかし、彼はリリアナを見るなり、震える手で彼女を抱きしめたのだ。
「……温かい。生まれて初めて、誰かに触れられた」
リリアナの体だけが、彼の呪いを無効化できる唯一の**「解毒剤」**だった。
処刑寸前で連れ去られたリリアナを待っていたのは、冷酷なはずの皇帝からの、狂気じみた溺愛生活。
「離れるな。トイレも風呂も一緒だ」
「君が不足すると、俺の精神が持たない」
「誰だ、俺の聖女を捨てた愚か者は。……国ごと消してやろうか」
これは、誰からも愛されなかった少女が、愛に飢えた最強の皇帝の「心臓」となり、甘く、重く、どこまでも愛される物語。
※旧国へのざまぁ要素あります。
※ヒーローはヒロイン以外には塩対応ですが、ヒロインにはデレデレです。
【登場人物紹介】
●リリアナ(主人公)
魔力が一切ない「無能」として虐げられてきた聖女。
実際は、あらゆる魔力や呪いを無に還す「虚無」の特性を持つ特異体質。
自己肯定感はどん底だが、ディルクに依存されることで少しずつ自信を取り戻していく。
●ディルク・ヴァニタス(ヒーロー)
北の軍事帝国を統べる若き皇帝。
「触れるもの全てを腐らせる」死の呪いを持って生まれたため、生まれてから一度も人の肌に触れたことがない。
重度の「接触飢餓(スキンハンガー)」に陥っており、唯一触れられるリリアナに対して、執着と独占欲を爆発させる。
リリアナが近くにいないと情緒不安定になる。
●カイン(元婚約者・王太子)
リリアナを追放・処刑しようとした愚かな王太子。
リリアナの力がなくなれば国がどうなるか理解しておらず、後にディルクによって物理的・社会的に追い詰められる。
●ミラ(義妹)
ピンク髪のぶりっ子。微弱な魔力しかないが、言葉巧みに王太子に取り入り、リリアナを陥れた。
文字数 90,235
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.01.28
沢北七渚─さわきたなな(27)は、無表情で無愛想、感情を表したり人とコミュニケーションをとるのがとても苦手。気真面目で潔癖な性格。人との関係が希薄で、恋人どころか友人と呼べる人もほとんどいない。中途採用でイベント会社に就職して4年目、外部スタッフを纏めるリーダーという立場で コミュ力必須の苦手な業務も担当しているが、運営スタッフの御姉様たちにはそれなりに信頼され、仕事一色の多忙な日々を送っていた。
ブラック無彩色コーデが好きで身長も高くモデル体型をしており(顔が個性的なためパリコレモード系と自虐)裏では〝魔女子〟と呼ばれているが本人もそれを知っている。
男性受けの良い可愛げのあるタイプではないと自覚しており、けれどいつかは結婚して家庭を持ちたいという願望はあり、時々婚活パーティーに参加するなど出会いに対して積極的な一面もある。訳ありの新人教育で、とある大企業の社長のご子息を担当することになってしまう。
七渚と同時期に中途で入社し、同じ部で同じような立ち位置で働いている 河上透弥─かわかみ とうや(29)は、七渚とは対照的な人たらしの自信家で、その場にいるだけで人が集まってくるような人気者。顔には〝女性大好き〟と書いてあるモテ男で、軽い。3年以上一緒に働いているが、仕事上の関わりしかない。誰に対しても物腰柔らかで平等なため、七渚に対してもフレンドリーで優しいが、自分とは別世界に生きている、たまたま職場が一緒になっただけの人、と距離を置いている。
お洒落でセンスが良く、ファッションも個性的だがとてもよく似合っている。センター分け天然パーマでくるくるのヘアスタイルも、あれは相当自分に自信がないとできない髪型だな……と、やや小馬鹿にしながら、七渚は心の中で透弥のことを〝ワカメ頭のナルシスト〟と呼んでいる。
表紙画像は リタ様 https://www.pixiv.net/users/20868979 よりお借りしています。
文字数 197,016
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.01.31
高校二年生の春。
望月晃の隣の席に、北海道から転校してきた、灯野優佳がやってきた。
転校初日、彼女は晃の単語帳に一枚の付箋を貼った。
『今度、デートしない? 東京を案内してほしいな』
どうして自分なのかと聞けば、「隣だから」。そんな理由で、二人のデートは始まった。
何度も一緒に過ごすうちに、優佳は「晃くんがいい」と笑うようになり、晃もまた、優佳の隣には自分がいたいと思い始める。
けれど優佳が東京に来たのは、恋をするためではなかった。
生まれつきの心臓病。専門病院に通うために、母と二人で移り住んできたのだと、優佳は打ち明ける。
「私のこと、可哀想な人って思わないで」
彼女が欲しいのは、同情でも、儚い思い出でもない。恋人と街を歩くこと、誰かの妻になること。誰にでもある「普通の未来」を、自分の手で選び取ることだった。
「隣だから」で始まった恋は、やがて二人を十八歳の結婚へと導いていく。
これは、自分の人生を諦めたくない少女と、その隣にいることを選んだ少年の物語。
毎日20時更新予定です。
文字数 101,358
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.09.06
家族が皆殺しにされた。家族を殺したのは隣国レッシュの人間だった。
死の間際まで、家族はアリーの幸せだけを願っていた。憎しみに手を染めず、お前だけは幸せにと、炎に溶け落ちていく瞬間までそう言った。
お父さん、お兄さん、お姉さん。
愛する人をすべて失った私が、どうして幸せになれるというの?
壊れかけたアリーの耳元に、呪われた辺境伯の噂が聞こえてきた。
ハジャン帝国を蹂nじ、戦争を勝利に導いた英雄でありながら、数万人を虐殺した代償として恐ろしい呪いを受けた辺境伯。一度でも辺境伯の城に足を踏み入れれば、呪われて死ぬと。
降り積もる雪のように重苦しく立ちこめていたアリーの脳裏が、徐々に晴れていった。
「ああ。そうなんだ」
復讐することもできず、幸せになることもできないのなら。いっそ家族の後を追えばいいんだ。
ねえ、お兄さん。
お兄さんはグレイル将軍を正々堂々とした人だと言っていたわね。彼と戦って敗北したのは名誉なことだったと。
だから私も同じ道を歩んでもいいよね?
これは復讐じゃないから。許してくれるよね?
もう少しだけ待っていて。
すぐに会いに行くから。
文字数 20,425
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.20