「第」の検索結果
全体で22,671件見つかりました。
第三次異端者戦争から5年。
人狼を最も多く狩った英雄ディルク・フェーラーは、人々から【赤ずきん】と呼ばれていた。
銀十字の狩人としてクルス村に派遣されたディルクの任務は、人狼に攫われた少女の救出と、人狼の姫カタリーナの肉体を探すこと。
森の中で出会った村の少女ニコル、案内人のジルケ、自警団の面々と出会いディルクの旅は少しずつ目的へ近づく。
村の少女ニコル、案内人ジルケ、自警団の面々と協力する中、ディルクは滅んだはずの人狼たちの影と、カタリーナ姫に繋がる秘密へ近づいていく。
これは、人と異端者が争う世界で、狩人が背負う業と、消えない憎しみを描くダークファンタジーである。
※暴力表現があります。
※これは昔RPGツクールで作ったゲームをノベライズしたものです。2019年になろうで完結投稿していましたが、リライトしました。
※7月31日に完結します。
※2026年7月 ホトラン61位に入れました。ありがとうございます。
※表紙はかんたん表紙メーカーで作りました
文字数 145,469
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.06.29
第二部開始しました!
明治後期。女遊びより“男同士の絆”が高尚だとされた学生文化のまっただ中。
同窓で一番人気の美男子・松坂弥一は、上京と同時に、書生として世話になることになった色香溢れる佳人・水野啓吾に一目惚れする。
だが──啓吾は美貌に似合わず、生活力ゼロの不器用な大人だった。意味深な言動で弥一を振り回しながら、放っておけば服は皺だらけ、家事もままならない。
世話を焼くうちに、一目惚れは“どうしようもない恋”へと変わっていく。
長屋の二人暮らし。距離が縮まるようで、ふいにすれ違う。
“高嶺の花”だった弥一の初恋は、はたして実るのか。
※啓吾×弥一です!
※R18描写が挟まれる場合がありますのでシリーズ全体に年齢制限をかけます。
【!】
本作に登場する学生は明治時代の高等教育機関に属する18歳以上として書いています。
飲酒・喫煙や恋愛描写は時代背景によるものであり、現代の未成年による行為を肯定する意図はありません。
【※】
pixiv・ムーンライトノベルズとの同時投稿作品です
文字数 220,415
最終更新日 2026.03.29
登録日 2025.10.28
※本業が忙しくなかなか更新できなくてすみません。話の内容(キャラなどの構成)忘れたので、見返してまた書いていきます。注意されたところも変えていきますので、確認のほどお願いします※
☆修正した章
・ミラ設定をモブから第二主人公に。アナスタシアもプレイしている設定に変えました。
保健医は攻略対象キャラ設定×
・ある程度の誤字を修正
・足らない文章をちょくちょく足してます
・感想であったサナが突然消えているところも修正しています。(アルに変えています)
☆修正する場所
・写真
・年齢(6→15歳)です。
社畜の私は、恋愛ゲームにハマる、それは見事にハマって、隠しキャラまでも全スチル集め攻略をした。そんな中、私に不幸な交通事故に遭い命を落とし神が目の前に。
転生先は攻略を重ねたゲームの世界に、だが私は主人公ではなく、主人公をいじめる美人で有名な悪役令嬢であった…
没落しないために美人な顔を生かし、生活してみせます。
文字数 82,460
最終更新日 2020.02.13
登録日 2019.12.16
大嫌いから始まった恋は愛へと進み、ようやく私達の第二ステージが幕を開ける。けれど、そう簡単にラブラブ生活は始まってくれない。だってやっぱりこの人は…一筋縄では行かないのだ。
彼から贈られた念願のリングはあり得ない悲劇を呼ぶし、因縁の宿敵との対決を果たしてもなお、私達を待ち受けるのは究極の悲劇!なになに?やっぱり私ってば悲劇を呼ぶ女?でもご心配なく。高い壁ほど乗り越え甲斐があるってもの。どんなに衝突し合っても、今や私達は腐れ縁の最強カップル。この人がいれば、私は無敵だ!
※『大嫌いは恋の始まり』(キャラ文芸)の続編となりますが、こちらからでも楽しくお読みいただけます。(本作品は恋愛要素が強いので「恋愛」へカテゴリ変更しました。)
※時事ネタが随所に登場しますが、内容は全てフィクションです。
文字数 707,264
最終更新日 2021.11.22
登録日 2021.07.16
「勇者(あなた)はいらない」
笑顔でそう言い放つのは、エリュシオン帝国第八皇女リンティアナ。
数百年に一度の超絶レアスキル『魔法帝』を持って生まれ、勇者以外には倒せないと言われてきた魔王をあっさりテイムした彼女は、いわゆる転生者だった。
三歳のある日、リンティアナは積み木で額を強打した拍子に前世の記憶を思い出す。
大嫌いな小説の『顔だけは良い四股クズ男(勇者)のために犬死にする魔法帝』に転生していることを把握し「無理なんだけど!」と叫ぶ。
筋金入りの面食い癖のせいで『クズ男ホイホイ』とまで呼ばれた前世では、顔だけのクズ男に振り回され続けた挙句に理不尽な死を遂げた。
死に際にようやく悟った「クズ男が格好いいのは二次元まで」という教訓を胸に、勇者には近付かず、今度こそ幸せな恋愛結婚をするのだと決意する。
死に物狂いで自身を鍛え上げ、専属従者アルトランテとともに魔王のテイムに成功。
世界は守られ、原作改変が完了した。
満を持して「さぁ婚活だ!」と意気込んだのだが……。
国内では御断りの嵐、国外での婚活も何やら不穏な気配。
おまけに専属従者の思わせぶりな態度にも翻弄されてしまう。
恋愛ポンコツ魔法帝リンティアナの、恋と婚活のゆくえは果たして……!?
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※小説家になろう でも掲載中です。
文字数 161,859
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.08.12
貴族の長女として生を受けたルルリラ・シル・アーマドリウスは、七歳の頃ブレパラディア王国第七皇子ハマルカイト・クルシュ・マカドレ・プレパラディアと婚姻の約束を交わした。やがて十二歳になり、二人は王国国立校であるフィナルスティア学園へと入学した。
学園では高度な学問や紳士淑女になるために必要なマナーはもちろん、過剰な階級意識や差別感情を持たぬよう厳しく教育される。そのため王族や貴族と同人数の平民を受け入れ、同等の教育を施すことで将来の従者候補者の養成を同時に行っていた。
学園入学後は様々な苦難が待ち受けている。決して一筋縄ではいかない日々を通じて立派な皇太子妃を目指そう。
こんなあらすじから始まる乙女ゲームでモブキャラのキャラクターボイスを担当した矢田恋(やた れん)は、主人公ルルリラとなってゲームを開始した。しかし進めて行くうちにトンデモないことに巻き込まれてしまう。
この物語は、悲運に見舞われた矢田恋が数々の苦難、試練を乗り越え、ハッピーエンドを迎えるために奔走する物語である。
文字数 233,950
最終更新日 2023.01.31
登録日 2022.12.30
パン屋の娘が殺害された日、魔女のマリンベリーは、「私が乙女ゲームの悪役令嬢で、パン屋の娘は聖女ヒロインだ」と気づいた。
悪役の生存ルートは、大団円ハーレムルートのみ。聖女不在だと世界滅亡END一直線。魔女に聖女の資格はない。
マリンベリーは考えた。
幼馴染で第二王子のパーニスは優秀な兄王子の引き立て役に徹していて民からは「ダメ王子」だと勘違いされているが、実は有能。秘密組織を率いて王国の平和のために暗躍しているいいひとだ。彼には、聖女役をする素質がある。
「俺がいるのに、他の男拾ってきやがって」
「パーニス王子殿下、美男子を攻略してください!」
マリンベリーは決意した。必ず彼をハーレムルートヒロインにしてみせる!
……と思ったら、彼が婚約を申し込んできて、自分が溺愛ルートに!?
「俺はお前に婚約を申し込む」
「えっ?」
一途な王子×明るく引っ張っていく系魔女のラブコメです。
別サイトにも投稿しています(https://ncode.syosetu.com/n9600ix/)
文字数 227,800
最終更新日 2024.06.28
登録日 2024.06.22
男女の性別と「オメガバース」と呼ばれる性別の、2種類の性区分が存在する乙女ゲームの世界。
そんな世界で悪役令嬢・アデリーナに転生してしまった。
それでも平穏な暮らしを望んでいたのだが、乙女ゲームのヒロイン・オデッタが婚約者のベルトルドを誘惑し、あろうことか『アデリーナに虐められた』と吹聴し始めた。
いいでしょう。ならば無実を晴らすまでだ。
今までは男ウケのためにΩ性を演じていたが、他の女と浮気する男は願い下げだ。
αの本性を隠さず、貴女達が売った喧嘩を買ってやるわ。
【本作でのオメガバース(第二の性別)設定】
『α』:ずば抜けた知能と身体能力を持つ、優秀な性別。
『β』:人口が圧倒的に多いものの、能力は平均的な性別。
『Ω』:ヒートと呼ばれる発情期が定期的に起こるが故に、日常生活に支障をきたす。社会的弱者な性別。
文字数 8,170
最終更新日 2026.01.27
登録日 2026.01.27
転生したら……え? 前世で読んだ少女漫画のなか?
しかもヒロイン?
……あの王子変態すぎて嫌いだったんだけど……?
転生令嬢と国の第二王子のクエスチョンラブコメです。
本編完結済み
文字数 22,171
最終更新日 2016.09.02
登録日 2016.07.06
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「アルファポリス」と「カクヨム」にも投稿しています。
11月22日:カクヨム歴史・時代・伝奇の日間ランキング:2位
11月22日:カクヨム歴史・時代・伝奇の週間ランキング:4位
12月20日:カクヨム歴史・時代・伝奇の月間ランキング:7位
1月8日:カクヨム歴史・時代・伝奇の年間ランキング:31位
幕末の高須四兄弟と呼ばれる、尾張徳川家十四代十七代藩主徳川慶勝・美濃国高須藩十一代藩主・尾張藩十五代藩主・一橋徳川家十代当主徳川茂徳、陸奥国会津藩九代藩主松平容保、伊勢国桑名藩・定綱系久松松平家十三代当主松平定敬。
だが彼らではなく夭折した長男・源之助にウェブ小説家が転生し、日本の幕末を自分が書いた小説のように変えようとする物語
今はアメリカ合衆国とエジプト、コーカサスとカザフでロシアと戦っています。
アメリカは戦国乱世に、エジプトは日本の属国に、英国と仏国は内乱の芽を仕込んでします。
アメリカ西海岸とカリブ海沿岸は日系独立国に、トルコとポーランド・リトアニア王国は親日国に
文字数 292,570
最終更新日 2021.03.25
登録日 2020.08.05
「あなたが善人でも関係ありません。怪物になる前に、私が殺します」
処刑聖女アデルは、転移者に故郷と家族を奪われた。だから、異世界から現れた久瀬直人を殺すことに迷いはなかった。
三十六歳の元配送主任である直人は、剣も魔法も使えない。それでも、災害の到着時刻と被害経路を読み、逃げる先々で人々を救っていく。自分を賞金目当てで売った十一歳の少年フィンも、直人は見捨てなかった。
人を救うほど直人の身体には黒い亀裂が増え、やがて彼自身が災厄へ変わっていく。 一方、アデルの《因果視》が捉えたのは、救われた人々から災厄が消え、直人一人にだけ積み上がるという、教義に反する事実だった。
殺すために追う聖女。 殺されると知りながら、目の前の人を見捨てられない男。 そして、人間には値段がつくと信じていた少年。
最も彼を殺す理由を持っていた女性が、誰より彼を生かしたいと願うまで――。
敵対バディ恋愛×疑似家族×逃亡救済ファンタジー。 全36話・第一部完結。恋愛も事件も第一部で決着します。
文字数 85,742
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.08.02
王命により結婚した。だが、妻の領地に来てから体がおかしい。妻が夜な夜な寝所に忍び込み…
※お気に入り、栞ありがとうございます。
※<第一章~第三章完結NL、第四章おまけ完結BL、第五章以降の王都篇以降NL、BL、GL混ぜ込み>
※第一章の後半レイプ表現あり
※第四章より脇カプBL。BLの攻めはバイオレンスどSです。
※第六章より脇カプGL。複数プレイ有り。
文字数 219,688
最終更新日 2021.10.12
登録日 2021.09.09
笹原寧々、32歳。男性の活躍が多い会社で、リーダーを任される存在だ。キリッとした美人でスタイルも良い。そんな彼女の悩みは『処女』という事。『結婚はしなくていい。恋愛も今はいい。とにかく仕事を頑張る!』そう思っていたらいつの間にか32歳。同期の女性達は結婚し、仲の良い後輩にも最近彼氏が出来た。「もう、誰とでもいいから経験を……」そんな事を言う彼女に「誰とでもいいとか言うな! 俺がやってやる」と言ったのは、同期の本郷だった。『同期だから心配なんだ!』と力説する本郷に押され、寧々は一緒にホテルに行ってしまったのだが……。※ご注意ください※エッチシーンは予告無しに入っています。ハラスメント表現があります。『餌付けした少年が大人になってやってきた』のスピンオフ的お話です。読んでいなくても大丈夫ですが、もしよろしければそちらの方もお願い致します。
※第17回恋愛小説大賞にエントリーしました。
※小説家になろう様にも掲載してます。
文字数 88,723
最終更新日 2024.02.26
登録日 2022.04.28
ファーランドの聖女
レンタル有り水源豊かな小国フリーダイルの第一王女アムリットは呪われている。そんな忌まわしい噂のある彼女が妻に望まれ、嫁いだのは、渇水に悩む砂漠の国ヴェンダント……すでに王妃も王太子もいるサージ王だった。
アルファポリス様より全2巻で書籍化済みです。今後は番外編のUPをしていきたいと思っております。
文字数 340,129
最終更新日 2017.11.29
登録日 2017.05.25
売れない小説家・八谷拓海(二十六歳)は、自宅の階段から転落し、あっけなくこの世を去ってしまう。目覚めると、そこは真っ白な何もない世界だった。
拓海を出迎えたのは「転生の管理人」を名乗る神様。導かれるままに、彼は第九九世界「リューネ」への転生を果たすことになる。
そこは剣と魔法が支配する異世界――のはずだった。しかし、よくある異世界とは違い、リューネには人間以外の種族が存在しないという特異な世界だった。
新たな生を歩み始めた拓海は、そこである一人の少女と出会う。その出会いは、彼の運命を大きく動かしていくことになる――。
謎多き少女の正体とは。そして、売れない小説家だった拓海が、この世界でどんな運命を辿るのか。異世界転生ファンタジー。
──開幕。
* 初投稿作品です。面白かったら応援よろしくお願いします。コメントも嬉しいです。
スマホ執筆なのでゆっくり書きます。
文字数 129,286
最終更新日 2026.10.27
登録日 2026.09.13
【唯一無二の調整スキルを使える最強の裏方が、戦闘ジャンキーと小型犬とともにダンジョンを冒険するようになる話】
調整スキルを持ち、武器や防具といった武具の調整屋を営んでいたカイル。
しかしアホな第三王子のせいで、王都追放処分を受けてしまう。
先行きは未定ではあるものの、いったん隣国の帝国へ向かい考えよう。
そうして旅を始めたカインは、道中の宿・街道や寄り道のダンジョンで、戦闘ジャンキーな冒険者や言葉を話す小型犬などを仲間にしつつ、調整スキルをフル活用して最強すぎる移動調整屋としてひそかに名を馳せていく。
※なろうさん、カクヨムさん、ノベマさんでも投稿しています。
※ちょこちょこあるガバは見逃してください。
HOT男性向け7位、ありがとうございます!(5/31)
文字数 132,128
最終更新日 2026.06.03
登録日 2026.05.28
盗賊団の首領であったベルトリウスは、帝国の騎士エイブランに討たれる。だが、死んだはずのベルトリウスはある場所で目を覚ます。
そこは地獄―― 異形の魔物が跋扈する血と闘争でまみれた世界。魔物に襲われたところを救ってくれた女、エカノダもまた魔物であった。
彼女を地獄の王にのし上げるため、ベルトリウスは悪虐の道を進む。
これは一人の男の死が、あらゆる生物の破滅へと繋がる物語。
――――
◇◇◇ 第9回ネット小説大賞、一次選考を通過しました! ◇◇◇
◇◇◇ エブリスタ様の特集【新作コレクション(11月26日号)】に選出して頂きました ◇◇◇
文字数 505,367
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.05.04
婚約者はヒロインさんであるアリスを溺愛しているようです。
そもそもなぜゲームの悪役令嬢である私を婚約破棄したかというと、その原因はヒロインさんにあるようです。
詳しくは知りませんが、殿下たちの会話を盗み聞きした結果、そのように解釈できました。
では私がヒロインさんへ嫌がらせをしなければいいのではないでしょうか? ですが、彼女は事あるごとに私に噛みついてきています。
出会いがしらに「ちょっと顔がいいからって調子に乗るな」と怒鳴ったり、私への悪口を書いた紙をばら撒いていたりします。
当然ながらすべて回収、処分しております。
しかも彼女は自分が嫌がらせを受けていると吹聴して回っているようで、私への悪評はとどまるところを知りません。
まったく……困ったものですわ。
「アリス様っ」
私が登校していると、ヒロインさんが駆け寄ってきます。
「おはようございます」と私は挨拶をしましたが、彼女は私に恨みがましい視線を向けます。
「何の用ですか?」
「あんたって本当に性格悪いのね」
「意味が分かりませんわ」
何を根拠に私が性格が悪いと言っているのでしょうか。
「あんた、殿下たちに色目を使っているって本当なの?」
「色目も何も、私は王太子妃を目指しています。王太子殿下と親しくなるのは当然のことですわ」
「そんなものは愛じゃないわ! 男の愛っていうのはね、もっと情熱的なものなのよ!」
彼女の言葉に対して私は心の底から思います。
……何を言っているのでしょう?
「それはあなたの妄想でしょう?」
「違うわ! 本当はあんただって分かっているんでしょ!? 好きな人に振り向いて欲しくて意地悪をする。それが女の子なの! それを愛っていうのよ!」
「違いますわ」
「っ……!」
私は彼女を見つめます。
「あなたは人を愛するという言葉の意味をはき違えていますわ」
「……違うもん……あたしは間違ってないもん……」
ヒロインさんは涙を流し、走り去っていきました。
まったく……面倒な人だこと。
そんな面倒な人とは反対に、もう一人の攻略対象であるフレッド殿下は私にとても優しくしてくれます。
今日も学園への通学路を歩いていると、フレッド殿下が私を見つけて駆け寄ってきます。
「おはようアリス」
「おはようございます殿下」
フレッド殿下は私に手を伸ばします。
「学園までエスコートするよ」
「ありがとうございますわ」
私は彼の手を取り歩き出します。
こんな普通の女の子の日常を疑似体験できるなんて夢にも思いませんでしたわ。
このままずっと続けばいいのですが……どうやらそうはいかないみたいですわ。
私はある女子生徒を見ました。
彼女は私と目が合うと、逃げるように走り去ってしまいました。
文字数 2,230
最終更新日 2024.01.02
登録日 2024.01.02
悪逆の限りを尽くした公爵令息を断罪しろ! そんな貴族たちの声が高まった頃、僕の元に、冷酷と恐れられる王子がやって来た。
その男は、かつて貴族たちに疎まれ、王城から遠ざけられた王子だ。昔はよく城の雑用を言いつけられては、魔法使いの僕の元を度々訪れていた。
ひどく無愛想な王子で、僕が挨拶した時も最初は睨むだけだったのに、今は優しく微笑んで、まるで別人だ。
出会ったばかりの頃は、僕の従者まで怯えるような残酷ぶりで、鞭を振り回したこともあったじゃないか。それでも度々僕のところを訪れるたびに、少しずつ、打ち解けたような気がしていた。彼が民を思い、この国を守ろうとしていることは分かっていたし、応援したいと思ったこともある。
しかし、あいつはすでに王位を継がないことが決まっていて、次第に僕の元に来るのはあいつの従者になった。
あいつが僕のもとを訪れなくなってから、貴族たちの噂で聞いた。殿下は、王城で兄たちと協力し、立派に治世に携わっていると。
嬉しかったが、王都の貴族は僕を遠ざけたクズばかり。無事にやっているのかと、少し心配だった。
そんなある日、知らせが来た。僕の屋敷はすでに取り壊されることが決まっていて、僕がしていた結界の魔法の管理は、他の貴族が受け継ぐのだと。
は? 一方的にも程がある。
その直後、あの王子は僕の前に現れた。何と思えば、僕を王城に連れて行くと言う。王族の会議で決まったらしい。
舐めるな。そんな話、勝手に進めるな。
貴族たちの間では、みくびられたら終わりだ。
腕を組んでその男を睨みつける僕は、近づいてくる王子のことが憎らしい反面、見違えるほど楽しそうで、従者からも敬われていて、こんな時だと言うのに、嬉しかった。
だが、それとこれとは話が別だ! 僕を甘く見るなよ。僕にはこれから、やりたいことがたくさんある。
僕は、屋敷で働いてくれていたみんなを知り合いの魔法使いに預け、王族と、それに纏わり付いて甘い汁を吸う貴族たちと戦うことを決意した。
手始めに……
王族など、僕が追い返してやろう!
そう思って対峙したはずなのに、僕を連れ出した王子は、なんだか様子がおかしい。「この馬車は気に入ってもらえなかったか?」だの、「酒は何が好きだ?」だの……それは今、関係ないだろう……それに、少し距離が近すぎるぞ。そうか、喧嘩がしたいのか。おい、待て。なぜ手を握るんだ? あまり近づくな!! 僕は距離を詰められるのがどうしようもなく嫌いなんだぞ!
文字数 62,527
最終更新日 2025.09.05
登録日 2025.08.22