現代文学 日常小説一覧
児童養護施設育ちの若夫婦を中心に、日本文化や風習を話題にしながら四季を巡っていく短編連作集。基本コメディ、たまにシリアス。前半はほのぼのハートフルな話が続きますが、所々『人間の悪意』が混ざってます。
テーマは生き方――差別と偏見、家族、夫婦、子育て、恋愛・婚活、イジメ、ぼっち、オタク、コンプレックス、コミュ障――それぞれのキャラが自ら抱えるコンプレックス・呪いからの解放が物語の軸となります。でも、きれいごとはなし。
プロローグ的番外編5編、本編第一部24編、第二部28編の構成で、第二部よりキャラたちの縁が関連し合い、どんどんつながっていきます。
文字数 327,446
最終更新日 2019.07.24
登録日 2019.06.26
文字数 12,234
最終更新日 2024.02.06
登録日 2024.02.06
権威ある文学賞である新河賞を受賞した女流作家、紀平小百合(きへいさゆり)は、受賞会見の場でただちに文壇をおりることを宣言した。
彼女がそんな決断をしたのはなぜか?
彼女の過去にいったい何があったのか?
文字数 13,064
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.05.06
この上ない史上の煌めきを僕は見ていた。傍に見えない、空の彼方にいる、その存在に想いを馳せる僕は、とてもじゃないが自分自身から逸脱していた。心からその姿に憧れ、手を伸ばせる。全てが間違っていたとしても、僕が全てを否定しようとしても、やはりそれは、手放してはならないものだろう。答え探しをし続けて、過ちや、正しさ、それすらも僕には寧ろ、意味が無かった。心にさえ、その推察して来た日々は無駄だと思える。自分が脅威を感じてないものが、自分の課題では無いのと同じだ。答えなんか、なくても、僕らはまた、明日生きたいじゃないか。その死を願うとか、言う感覚が僕に全くない。死を望む人が居るのは分かる。けれど、その人達と僕の接点が全くない時点で、それは、もう僕の理解の範疇を超えていたんだ。死にたくない。死に美しさを感じようと、死んだ後は無になる、その理想が、かりそめの幻想に過ぎないとしても、死んでいく人々が明日、笑顔で居てくれる確かな保証は何処にもない。僕はそれがよくわからない。答えられない。自信もないし、その世界についてさえ、知らない。けれど、空を見上げて、手を伸ばし、|翳したら《かざしたら》、僕は、この世界の蔑みにすら、屈せずに立っている!そんな、地上の大地を踏み締めて居る、地に足をつけた人間なんだと自信を持って言えたんだ。
文字数 6,747
最終更新日 2021.09.05
登録日 2021.09.05
十年ぶりに帰郷した主人公は久しぶりに幼馴染に会いに行く。伝えたいことは山のようにあるが、一つ節目の報告をする。流れた涙のその意味は――
文字数 2,861
最終更新日 2023.08.24
登録日 2023.08.24
昔ばなし。時系列は気にしないで思い出した時に当時の記憶を辿りながら綴ります。多少の脚色はありますが...ほぼ事実です。
時々...順番の整理をしますね。
文字数 3,642
最終更新日 2021.12.13
登録日 2021.11.29
どうして過去は私を苦しめるのだろう。
どうして過ぎ去った時間は、私に孤独を強制するのだろう。
過去はそのままにして、私は生きてしまいたいのに。
文字数 39,265
最終更新日 2021.10.09
登録日 2021.10.09
文字数 36,653
最終更新日 2024.02.03
登録日 2024.02.02
東日本橋の会社に勤める賢一は、時を問わずに現れ、解像度を増していくビジョンに戸惑う。職場近くの弁当屋で知り合った近所の保育士、美砂と、今はない掘割をめぐる散策を重ねるうちに、ビジョンがかつて運河のほとりで暮らしていた少女の姿だとわかっていく。
偶然によって集まり、また散っていく人たち。美砂とその同僚、高校の同級生、職場の先輩と関わるうちに、賢一は自身の来し方を振り返る。その中で、賢一は自分と美砂に託された、小さな役割を知っていく。
文字数 63,277
最終更新日 2024.04.29
登録日 2024.04.29
やりたいことは大学で見つけたらいいという思いで入学した泰野陽史は、実際はやりたいこともなく、ぼんやりと日々を送っている。
そんなとき、ふと目にした大学のアルバイト掲示板の隅っこに《派遣メシ友募集》という何やら怪しげなチラシを見つけるが、派遣先のメシ友たちは、それぞれに問題を抱えている人たちばかりだった。
口も態度も悪いせいで妻亡きあとは近所から孤立している、ひとり暮らしの老人――桑原芳二。
恋人が作った借金を返すためキャバクラで働いて長い、派手な年増のお姉さん――須賀彩乃。
仕事の忙しさを理由に共働きの妻に家事や育児を任せっきりにしていたツケが回り、ある日子供を連れて出ていかれてしまったサラリーマン――緒川之弥。
母子家庭で、夜はひとりで過ごすことの多い小学生の女の子――太田茉莉。
いくら飽食の時代と言われても、一緒に食べる人がいなければ美味しくない。《派遣メシ友》は、そんな彼らの心の隙間を〝誰かと一緒に食べる喜び〟で少しずつ埋めていく。
やがて陽史自身にも徐々に変化が訪れて……。
ご飯が美味しい――たったそれだけで、人生はちょっと豊かになるかもしれない。
文字数 145,848
最終更新日 2018.09.28
登録日 2018.07.09
文字数 617
最終更新日 2018.10.30
登録日 2018.10.30
私は不幸ではないが幸せを感じることができない「幸せ不感症」
緩慢な日常によって緩やかに死へと向かう私。
そんな私の日常で大きな選択をする。
その選択によって私はこれからの人生を含めて最も長い1日を過ごすことになる...
文字数 16,172
最終更新日 2019.03.28
登録日 2019.03.14
いつか必ず死ぬ私に向けた、一通の手紙
手直し前初出 ツイッター/20200313
この作品は「pixiv/note/小説家になろう/カクヨム」にも掲載しています。
文字数 1,878
最終更新日 2020.07.30
登録日 2020.07.30
我卦 利行(がけ としゆき)27歳。新卒で上場企業に就職したが、ワークシェアリングの波に飲み込まれ、将来に不安を抱えていた…… そして、虚ろな目で通勤電車を途中下車すると、街を彷徨い始める。そこで見たものは……
文字数 6,164
最終更新日 2022.02.09
登録日 2022.02.09
2023年8月5日、前を走る電車が電柱に衝突したことによる停電トラブルにより、空調もきかない列車内で多くの乗客が数時間の立ち往生に遭ってしまった。
仕事帰りの男はそこで苦心の数時間を過ごしたが、非日常に見舞われて得たものは苛みだけではなかった。
耐え忍んだ先、苛みから解放された男が見た景色とは?
実話を元にした物語、あの日を描いた空想譚。
文字数 3,980
最終更新日 2023.09.02
登録日 2023.09.02
103歳のQちゃん。毎週土日は神奈川県及び近県の観光地やイベント会場におでかけ。感激屋のQちゃん。夢見る少女は変わらない。矢部太郎氏が漫画化してくれないかなあ。
文字数 25,083
最終更新日 2021.02.11
登録日 2019.11.26
主人公、遥(24)は勇敢で友達想い、長身の女性。友達の葵(24)は温厚で優しく、ボランティア活動を熱心にやっている女性。二人は幼馴染で仲が良かった。ある日、遥のもとに悲しい知らせが届く。悲しみをこらえ、遥の選んだ道は……。
文字数 15,705
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.03.11
普通の主婦であった小牧恵美子はひょんなことから座禅会に通うようになった。夫の浮気もあり人生の生きる道を失いかけていた恵美子の支えになったのは座禅と仏の道であった。日に日に募る仏への思いに、恵美子は得度を決意する。
文字数 15,677
最終更新日 2019.10.29
登録日 2019.10.27
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