スローライフ 小説一覧
1
【全10話+@:毎日0:00更新】
冬の王都のすみっこにある、「星灯ギルド」。
そこでは、窓辺を彩る派手なイルミネーションではなく、
“帰り道にそっと灯すための星灯(スタライト)”が静かに作られています。
ロウ雑貨店の看板娘ミアは、
父の店を支えたい気持ちと、灯りの言葉に惹かれる心のあいだで揺れながら、
クリスマスまでの臨時バイトとして星灯ギルドで働くことに。
寡黙で不器用な職人レオン。
からかい半分・見守り半分のロゼ。
星灯の木箱を作る、ロウ雑貨店の父・トマス。
やがてミアの提案した「帰り道の星灯セット」は、
吹雪の夜の小さな出来事をきっかけに、“よくやってるね灯り”として口コミで広がっていきます。
「今日は、ちゃんとよくやってました」と自分に言う練習のための、
ひとりだけの星灯。
クリスマスの商戦の裏側で、
ギルドと雑貨店、そしてちょっと不器用なふたりの距離も、
ゆっくり少しずつ近づいて――
帰り道までがイルミネーション。
あなたの「今日もよくやってました」に、そっと寄り添う
ほのぼの異世界お仕事×クリスマス恋愛コメディです。
文字数 41,344
最終更新日 2025.12.22
登録日 2025.12.17
2
「役立たずの『日光浴』スキル持ちなど、我が極寒の王国には不要だ!」
万年雪に閉ざされた北の軍事国家。
そこで兵站係をしていた少年・カイは、寒さに震えるだけの無能と罵られ、国外追放を言い渡される。
身一つで流された先は、魔物が蔓延ると噂される未開の『南の島』だった。
死を覚悟したカイだったが、強烈な日差しを浴びた瞬間、スキルが覚醒する。
彼のスキルはただ日光を浴びるだけのものではなく、太陽のエネルギーを魔力に変え、植物を操り、天候すら支配する太陽神の権能『トロピカル・ロード』だったのだ!
「え、このヤシの実、食べるとステータスが倍になる?」
「俺が作ったハンモックで寝るだけで、HPが全回復?」
カイは瞬く間に安全地帯を作り上げ、極上のリゾートライフを開始する。
助けた人魚の姫、森に住む褐色のハイエルフ、漂着した女騎士……。
集まってきた美少女たちと、南国フルーツや海鮮BBQに舌鼓を打ち、夜はハーレムで大忙し。
一方、カイを追い出した故国では、彼が密かに行っていた気温調整や物資管理が途絶え、未曾有の大寒波と飢饉に襲われていた。
勇者パーティもカイの支援なしではダンジョン攻略ができず、没落の一途をたどる。
「頼む、戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、カイは冷たいトロピカルジュースを飲みながらこう答えるのだ。
「いまさら? 俺はこの楽園で忙しいから、帰らないよ」
これは、南の島で最強の力を手に入れた少年が、極上のスローライフを送りながら、自分を捨てた者たちを見返す、爽快成り上がりファンタジー。
文字数 5,687
最終更新日 2025.12.22
登録日 2025.12.16
3
違う世界で違う自分になりたかったあなたへ——。
——♦︎——
どこにでもいる男の子、いつもどおりの帰り道。
両親から医者になるよう期待される中、彼は変わり映えのない勉強漬けの日々を過ごしていた——あの港で溺れ死ぬまでは。
目が覚めると、彼の目の前には先ほどとはまったく違う景色が広がっていた。
どこからか聞こえる鳥の鳴き声、ぽかぽかとしたあたたかい気候、鼻先をかすめる素朴な土の匂い……さっきまでオレは夜の港にいたはずなのに。あの港から落っこちて、水に溺れていたはずなのに。どうして自分は今こんなところに……?
元の世界で溺死した直後、彼は訳もわからず異世界での生活を始めることになった。
この世界でなら人生をやり直せるだろうか。時間がゆっくり流れるこの牧歌的な世界でなら、向こうの世界とは違う人生を送れるんだろうか。
なにをやっても空回りで上手くいかず、両親の期待に応えられないまま毎日を過ごし、いつ終わるとも分からない苦しみに耐える人生から……あの人生から解放されるだろうか。あのストレスとプレッシャーから自由になれるんだろうか?
きっと、これは夢なんだ。
いつ覚めるかも分からない束の間の夢なんだ。そうに決まってる。
だったら、だったらオレは——。
文字数 63,282
最終更新日 2025.12.22
登録日 2025.12.09
4
王都の五つ星料理店を追放された若き料理人カイ。理不尽な仕打ちに絶望しかけたその瞬間、彼は異世界で目を覚ます。
そこは「味覚」が魔力と結びついた世界──。美味を極めれば魔力が高まり、料理は民を癒やし、王すら跪く力を持つ。
一介の料理人だったカイは、神の舌「フェルマータ」の力に目覚め、貧しい村に小さな食堂を開く。
だがその料理は瞬く間に世界を変え、王侯貴族、聖女、竜姫、女勇者、果ては神々までが彼の皿を求めるようになる。
追放された男の、料理と復讐と愛の異世界成り上がり劇、ここに開店!
文字数 71,264
最終更新日 2025.12.22
登録日 2025.12.15
5
ルルニアはエッチな精気が苦手なサキュバスである。
同族最弱の汚名を返上するため、最高クラスの精気を持つ主人公グレイゼル・ミハエルの家に忍び込む。サキュバスの術で身動きを封じるが、あと一歩のところで倒れる。一度は命を奪われかけたグレイゼルだが、薬屋の性分としてルルニアに救いの手を差し伸べる。
昼は家事をしてもらって夜は身体を重ね、性欲のままに肉体を貪り合う。共同生活の中でお互いを知っていき、グレイゼルとルルニアは人間と魔物の愛を育んでいく。
文字数 367,330
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.07.19
6
傭兵として荒野を駆け回り、命を張って食いつなぐ日々。戦場に立てば剣の刃先は常に隣をかすめ、契約を結んだ貴族は平気で裏切る。
「これが人生かよ……」とぼやきながらも、俺は生き残るために戦った。
だけど、ある日ふと思ったんだ。
「命を張って得られる報酬より、商売で稼いだ方が楽じゃないか?」
……そう、俺は気付いてしまった。戦場より市場の方が儲かるってことに。
こうして俺の人生は少しずつ変わっていく。
仲間と共に傭兵団を率いながら、同時に商売の才覚を磨き、時には街道で隊商を守り、時には物資を売りさばいて一財産を築く。戦いもするが、取引も怠らない。
戦場で磨いた胆力と、人の心を読む力――それは商売にも不思議と役に立った。
「領地? 俺が?」
そう、ある日突然舞い込んだのは、まさかの“領主就任”の話だった。
最初は冗談かと思った。だって俺は元々ただの傭兵だ。城もなければ農民もいない。ただ剣を振るって報酬を得ていただけの人間。
それが気が付けば、村人に慕われ、商人に頼られ、他国の貴族に目を付けられる存在になっていたのだ。
領主としての生活は、傭兵の頃とは比べ物にならないほど面倒ごとが多い。
道を整備しなければ商人は来ない。兵を鍛えなければ隣国に蹂躙される。税を軽くすれば民は喜ぶが、財政は火の車。重くすれば反乱の火種になる。
「……俺、なんでこんな算盤片手に頭抱えてんだ?」
だけど、不思議なことに――その全てが楽しいのだ。
血で血を洗う戦場で命を削るよりも、仲間と酒を飲みながら領地の未来を語る方が、ずっと生きている実感がある。
もちろん、平穏な日々なんて長くは続かない。
隣国の侵攻、裏切りの陰謀、黒い商会の思惑――領主として立つ俺の前に、次々と試練が現れる。
けれど俺には仲間がいる。かつて共に剣を振るった戦友、商売で手を取り合った相棒、そしてこの土地に暮らす人々。
「領主なんて柄じゃねぇけど――この手で守れるなら、やってやるさ」
これは、元傭兵の俺が商人となり、やがて領主へと成り上がっていく物語。
剣と算盤を武器に、時には笑い、時には悩み、時には血を流しながらも、俺はこの世界で生き抜いていく。
戦うだけじゃない。
商うだけじゃない。
どちらも選んだからこそ広がる未来がある。
気付けば俺は、もう二度と「ただの傭兵」には戻れないのかもしれない。
だが、それでいい。
――俺の物語は、ここから始まる。
文字数 487,378
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.08.30
7
99回転生を繰り返し、すっかり悟りの境地に至ったエルフ・フィーネ。
「もう戦いも、面倒ごともいらない。静かに紅茶を飲んで暮らしたい」
そう願って森の丸太小屋でのんびり暮らしていた彼女の前に、転生1回目で世界に興味津々の12歳の少女・リリィが現れる。
元気で無邪気で、ちょっぴり危なっかしくて——
でも、とびきりまっすぐで愛おしい。
やがて、火事で家族を失ったドリアードの兄弟・モックとドンキー、
カレーを愛する創造女神のイブ、
湖に棲む龍神ハク、
そして森の外の町で生きる人々まで……
気づけばフィーネの「静かな暮らし」は、たくさんの温もりに満ちていく。
泣いて、笑って、助け合って。
誰かが誰かの寂しさをそっと埋めていく。
そんな優しい日々の積み重ねが、いつしか“家族”という形になる。
——戦いのない“癒し”と、胸に染みる“絆”がここにある。
のんびり暮らしたいエルフと、世界を知りたい少女の、
あたたかくて心にやさしいスローライフ・ファンタジー。
あなたの毎日に、そっと寄り添う物語です。
文字数 147,010
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.08.01
8
9
世界には多種多様な種族が存在する。
人間、獣人、エルフにドワーフなどだ。
その中でも最強とされるドラゴンも輪の中に居る。
最強でも最弱でも、共通して言えることは歳を取れば老いるという点である。
この物語は老いたドラゴンが集落から追い出されるところから始まる。
そして辿り着いた先で、爺さんドラゴンは人間の赤子を拾うのだった。
それはとんでもないことの幕開けでも、あった――
文字数 1,104,195
最終更新日 2025.12.21
登録日 2024.11.29
10
人気ダンジョン配信チャンネル『勇者ライヴ』の裏方として、荷物持ち兼カメラマンをしていた俺。ある日、リーダーの勇者(IQ低め)からクビを宣告される。「お前の使う『重力魔法』は地味で絵面が悪い。これからは派手な爆裂魔法を使う美少女を入れるから出て行け」と。俺は素直に従い、代わりに田舎の不人気ダンジョンへ引っ込んだ。しかし彼らは知らなかった。彼らが「俺TUEEE」できていたのは、俺が重力魔法でモンスターの動きを止め、カメラのアングルでそれを隠していたからだということを。俺がいなくなった『勇者ライヴ』は、モンスターにボコボコにされる無様な姿を全世界に配信し、大炎上&ランキング転落。 一方、俺が田舎で「畑仕事(に見せかけたダンジョン開拓)」を定点カメラで垂れ流し始めたところ―― 「え、この人、素手でドラゴン撫でてない?」「重力操作で災害級モンスターを手玉に取ってるw」「このおっさん、実は世界最強じゃね?」とバズりまくり、俺は無自覚なまま世界一の配信者へと成り上がっていく。
文字数 60,094
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.12
11
【12/6 日間ランキング17位!】
「魔法で直せば一瞬だ。お前の手作業は時間の無駄なんだよ」
そう言われて勇者パーティを追放されたシスター、エリス。
彼女の魔法は弱く、派手な活躍はできない。 けれど彼女には、物の声を聞く『構造把握』の力と、前世から受け継いだ『DIY(日曜大工)』の知識があった。
傷心のまま辺境の村「ココン」に流れ着いた彼女は、一軒のボロ家と出会う。 隙間風だらけの壁、腐りかけた床。けれど、エリスは目を輝かせた。
「直せる。ここを、世界で一番温かい『帰る場所』にしよう!」
釘を使わない頑丈な家具、水汲み不要の自動ポンプ、冬でもポカポカの床暖房。
魔法文明が見落としていた「手間暇かけた技術」は、不便な辺境生活を快適な楽園へと変えていく。
やがてその温かい家には、 傷ついた銀髪の狼少女や、 素直になれないツンデレ黒猫、 人見知りな犬耳の鍛冶師が集まってきて――。
「エリス姉、あったか~い……」「……悔しいけど、この家から出られないわね」
これは、不器用なシスターが、壊れた家と、傷ついた心を修繕していく物語。 優しくて温かい、手作りのスローライフ・ファンタジー!
(※一方その頃、メンテナンス係を失った勇者パーティの装備はボロボロになり、冷たい野営で後悔の日々を送るのですが……それはまた別のお話)
文字数 102,894
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.04
12
日本での生活に疲れ切っていた犬山楓(いぬやまかえで)は、異世界が行った勇者召喚に巻き込まれてしまう。
しかし彼女は異世界系の作品を読み漁っており、異世界での生活に憧れを抱いていた。
「城を出て行くというのか!?」
「え? あ、はい」
召喚した異世界の王子に驚かれながらも、楓は自分の道を進むことを選択する。
授かったスキルは〈従魔具職人〉。
召喚された異世界では外れスキルと呼ばれるものだったが、そんなことは気にしない。
「それじゃあ皆さん、お元気で!」
憧れていた異世界での生活。
楓は自分のスキルで自由に生きていこうと決めた……のだが、実は楓の〈従魔具職人〉はスキルレベルが規格外の〈EX〉だった!!
楓の従魔具が従魔たちの人生を一変させる。
そんな楓の異世界生活は、忙しくも充実した生活になる……のかも?
※カクヨム、小説家になろう、アルファポリスにて掲載しています。
文字数 360,390
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.06
13
従業員達を守るために脅したり国家レベルの問題を解決していたら、『表は喫茶店、裏は最強ギルド』になっていた!
これは大魔族である無自覚愛され主人公と、彼を狂信的に慕う訳あり従業員達が奏でるほのぼの喫茶店経営記である。
文字数 4,866
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.20
14
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
文字数 752,777
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.06.15
15
世紀末の女流画家、大藪英子の異世界転移!
1999年、夏の東京23区西部、江古田という学生の街。
その街の片隅にひっそりと住む、若き絵描き見習い、大藪英子(おおやぶ・えいこ)。
彼女は美大を卒業後、経済的に大学院進学を断念。
就職活動にも敗れ、自らの才能? を頼りに絵筆を疾(はし)らせたり、フォトショップを駆使してデジタルアートにも挑戦する、そんな女性だ。
彼女のモチーフは、異世界ファンタジー。トールキンの世界観に憧れ、その小説のワンシーンのような豊饒な世界を描き続けている。
でも、生活はアルバイトを掛け持ちして、何かと物価の高い23区に住み続けているので、かなりキツい。
毎日の生活はカツカツ。いつかチャンスを掴もうと、ず~っと気を張って生きてきたのだけど、……。
とある人生を賭けた公募で、英子が全身全霊で描いた作品がまさかの落選。
そんな彼女が、ショックで筆を折る、……。
まさに「断筆」する時、彼女の目の前に斎木茂吉(さいき・もきち)という名の、背広姿の公務員が現れたのだ。
斎木なる人物は、作家(クリエーター)仲間から謎の「後援者」として噂になっており、……。
英子は自身の眼に、次第に光が宿ってくるのを感じていた。
斎木は、英子に向ってこう言った。
「実はですね、……。これから、日本政府は、世界に向けて異世界に関する機密解除を行います。そのために、積極的に異世界ファンタジーブームを起こして、人々に耐性を付けて貰います。だから、私がピックアップしたクリエーターの皆さんに、現実の異世界、ここではヤムント国にご案内し、見て貰おうと思っているんです!」
その言葉に英子は奮(ふる)い立ち、思わず目を見極めた。
文字数 48,869
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.01
16
20年前……。緊急速報、緊急速報。全国民のスマートフォンの緊急通報が鳴った。すると、政府の会見が突如として行われたのだった。
「急なご案内で誠に恐縮であります。この度、私達の母星である地球ですが、先月の国際会議による話の結果……誕生して約46億年と言われた地球、その寿命が今から20年後に尽きることが、判明いたしました」
その12年後、お金の無い人達や抽選に外れた人が暮らす地球。そんな地球に私は生まれて10才の時。休みの日なのに出かけていたお父さんが帰ってきた夕方、窓から暗くなってきた空を見ながらリビングでテーブルに顔を横に付けたお母さんと話をしていた。
「……すまない、また、外れちまった」
「別にあなたのせいじゃないわよ……はぁ〜……」
「抽選はずれたって平気だよ」
「「一花……」」
「一花しあわせだよ。だってお父さんとお母さんいつも優しくて楽しいもん」
お母さんの目がうるうるしていた。私の気持ちに嘘はない。だって本当に楽しくて優さしい私を育ててくれた両親だから、もっと笑顔でいてほしい。
そんな思いのまま8年がたって、私は高校生となった。同時に地球の寿命も1年を切った。
「お母さん、行ってきます」
外に出た私、残りは25日。考えたら本当にもうすぐ地球が無くなる。
文字数 79,949
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.11.07
17
受付嬢になったら、もれなく家がギルド拠点になったんだけど!?
十五歳になった少女・タニアは、憧れだった「ギルドの受付嬢」になるため、就労斡旋所を訪れた。
だが、学歴なし・後見人なしの彼女に、現実はあまりにも厳しい。
そんなタニアに就労斡旋所の所長ジャックスが紹介したのは、まだ名前も決まっていない新設ギルド。それどころか、まだ開設されるかどうかも決まってないらしい。
困惑気味のタニアにジャックスは言う。
「ここしかお前に選択肢はない」
そのギルドとは――まさかの“諜報専門ギルド”だった!
「アタシにはこのギルドしかないんだもん! アタシ、頑張るっ!」
理想と現実のギャップに戸惑いながらも、タニアは夢を追って、誰も知らないギルドの受付カウンターに立つ。
これは、ちょっとズレたギルドで始まる、ひとりの少女の“本気の夢”と“成長”の物語。
※本作は『新人魔女は、のんびり森で暮らしたい!』と同じ世界を舞台にした作品です。前作未読でもお楽しみいただけます。
※「小説家になろう」ほか投稿サイトでも、同タイトルを公開中です。
※表紙画像及び挿絵は、フリー素材及びAI生成画像を加工使用しています。
※本作品は、プロットやアイディア出し等に、補助的にAIを使用しています。
文字数 7,000
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.15
18
女神のつくった世界の片隅で従魔とゆるゆる生きていきます
レンタル有り旧題:女神の箱庭~異世界グルメファンタジー&スローライフ~
人気VRMMO「女神の箱庭」のぼっちプレイヤーでファーマー兼テイマーの主人公ノエル。
10年間休まず毎日ログインするほど生き甲斐だったこのゲームが突然のサービス終了を迎えることに。
もう二度と会えない家族同然の従魔達と大泣きしながら最後の晩餐を迎えていたノエルはひょんなことから神の目に留まり「女神の箱庭」が実在する星であることを告げられる。
そしてVRMMO「女神の箱庭」が転生者を選別するための篩だったことを知り、従魔達と離れたくないノエルは転生を決意。
「女神の箱庭」こと「アストレイリア」に転生したノエルはこれまでと同様、従魔達と力を合わせながら農業に勤しみ、時には人々と交流しながらアストレイリアで生活していく。
素材好き、アイテム好き、図鑑は全て埋めたいタイプ。何でも余分に持っておきたくて、何でも余分に作っちゃう。
得意なことは「ご飯作り」と「季節の手仕事」そして「調薬(ポーション)」。
四季折々の作物を作って、収穫して、加工して、保存する。地味で穏やかな日々だけど、それが最高に愛おしい。
転生生活を舌と五感で味わい尽くす日常系スローライフファンタジー。
ドタバタした展開はあまりなく、ゆったりと優しく時間が流れていくようなお話です。
文字数 420,886
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.04.03
19
四つの季節をひとつの森に封じた――不思議な“リィーネの森”。
その森を治める大魔女リシャンが、ある日、終わりのわからない魔女会へ行ってしまう。
残されたのは、弟子のシャーリー。
突然「森護り」と「王家付き薬師」の二つの大役を託され、押し寄せる不安に胸を押されながらも、彼女は前へ歩き出す。
そんなシャーリーを支えるのは、のんびり屋の幻獣キョンと、五年ぶりに帰還した兄弟子――魔獣族のブォルフ。
頼もしく、うるさく、時に優しい二人とともに、彼女は森の仕事と王家の依頼に奔走していく。
師のいない四季の森で、若き魔女が迷い、笑い、成長していく物語。
お知らせ。ただいま直し中です。
文字数 40,431
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.11.11
20
トラックから猫を助けて死んだ俺は、『白い部屋の管理者』に、「このままだと『命』が世界を蝕むので、異世界転生して『命』を消費してもらう」と転生させられた。
転生特典として、魔物を殺すと魔素を奪いレベルアップするチート能力をもらい、レベルアップのないリアル世界で無双する予定が、レベルアップで得た身体能力の異常さから、この世界にはいないはずの『魔王』と呼ばれて手配されてしまう。
レベルアップの副作用か誤動作か、二人のケモ耳娘を子育てしながら、住む場所を開拓しつつ、のんびりスローライフ満喫のはずが、『魔王』として、異世界は許してくれなかった。
【読んで騙されたにならないために】
・転生した異世界は、魔物はいますが、(主人公以外に)レベルアップ・(「人」の)魔法・冒険者ギルドなどはなく、よくあるゲームっぽい世界観ではありません(それを転生特典のレベルアップとその副作用?で、どう切り開いていくか、という展開です)
・エルフや獣人族などは滅亡していて基本いるのは、「人」か「(野生動物もすべて)魔物」です(なのに、ケモ耳の娘たちができます)
「魔王国滅亡編」「神と魔王編」に続く「魔王戦編(仮」は現在、連載中です。
連載中は、短時間で読める文書量で公開された後、誤字脱字修正や辻褄合わせが行われて、合成された1話分にタイトルをつけ再公開されます。
(その前に、仮まとめ版が出る場合もある、かも、しれない、可能性)
物語の細部は連載時と変わることが多いので、二度三度と読むのが通です。
(伏線・設定に関する修正がされた際には「r(Revision)」を付記するようにしました)
お気に入り登録していただける、と連載更新の通知が行って、意外とウザいかもしれません。
表紙イラストは、AI作成です。
(アニメ調 狐耳 銀髪 長髪 幼女 一人 ファンタジー 赤目 服が中世の村娘で白基調)
「中身は男子高校生が全寮制女子魔法学園初等部に入学した」エンディングD
文字数 221,055
最終更新日 2025.12.21
登録日 2021.08.31
21
◆エルフの『エルエル』と妖精の『アルル』と仲間達が織り成す日常コメディスローライフ作品◆
~あらすじ~
エルフが暮らす森に住むエルフの女の子《エルエル》。
エルエルは修行の旅にも出ず一日中寝たり遊んだりぐうたらな日々を過ごしていた。
そんな問題児であるエルエルを見かねた森の女神である《女神ラピス様》は彼女に指令を言い渡す。
それは外れの町フォークテイルタウンに住み人々に幸せをもたらし《枯れた聖樹の花》を咲かせること。
エルエルと無理やりコンビを組まされたツンデレ妖精《アルル》は半ば強制的にフォークテイルタウンに住まわされ、《枯れた聖樹の花》を咲かせる為、人々を助ける為に様々な奔走をしていくことに―――。
※カクヨム、小説家になろうでも掲載しております。
文字数 183,029
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.10.27
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です)
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様でも公開しております。
文字数 1,717,806
最終更新日 2025.12.21
登録日 2024.05.30
23
リュウセイは死んだと思った次の瞬間、神と名乗る人物に究極の選択を迫られ、ダンジョンマスターとして転生することになった。
ダンジョンマスターは一体の特別な魔物を相棒とする。だが、それは自分の意志では選べないらしい。
もふもふ好きのリュウセイが、癒やしになる相棒が生まれることを望んだ結果——なんと強い魔物の代表格であるフェンリルが誕生した!
リルと名付けたフェンリルに慕われることに喜びを感じ、リュウセイはこの幸せを保つために、ダンジョンを強くしていこうと決意したのだが——
「え、リル、凄すぎるだろ……」
『マスターのためにがんばっただけだよー』
リュウセイががんばらなくても、仲間たちが強すぎるから問題ない!?
だが、リルたちはほのぼのとした雰囲気で何気なく騒動を巻き起こし——
リルたちに振り回され、リュウセイは笑いに満ちた波乱万丈を楽しんでいく。
——きっとこれもスローライフの一種になるはず! ……だよな?
******
基本はダンジョンマスター視点。
時々フェンリルのリルくん視点で展開していきます。
リルくん視点はタイトルに『リルくん』を付けます。
カクヨム様で先行公開しております。
文字数 508,343
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.02.07
24
全160話完結保障。
毎日更新。
※医療小説なので、猫が病気やケガで苦しむ描写があります。
「猫が可哀想な話は読みたくない!」という人は、読まない方が幸せです。
愛猫家の少年が仔猫に生まれ変わり、仔猫のお医者さんとして、さまざまな困難を乗り越えていく物語。
俺TUEEEやハーレムなどの要素はありません。
新生代第三紀(今から6,600万~258万年前)の日本風異世界。
ただし、霊長類(猿や人間など)は存在しません。
野生動物たちのスローライフものなので、展開は遅めです。
表紙の画像は、無料イラストサイト「illust AC」さんからお借りしました⇒https://www.ac-illust.com/
文字数 211,993
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.10.29
25
【キャッチコピー】
異世界生活にストレスとか必要ないよね?
俺は突然異世界転移をしてしまう。
しかもいきなり池に落ちた。
それで池から上がった俺は身体を乾かすために必要な物が有ったらと思った矢先に薪やら火が出たりした
欲しいものが出る【能力】が自分にあると分かり俺はこの【能力】でスローライフをしていくことにした。
狼がやって来て
仲良くなり一緒に暮らすついでに従魔契約ってのを結んだ。
名前は『メセタ』にした。
文字数 429,690
最終更新日 2025.12.21
登録日 2024.05.03
26
人類が恒星間航行技術を獲得し、限定的ながら星間航行を行っている時代。
冷凍睡眠を用い、十年もかけて太陽系からもっとも近い恒星系に向かう定期貨客船・[ケンタウリ・ライナーⅥ]に乗り込んだメカニック・エンジニア、多比良 穣司は、スローライフを夢見つつも、六か月ごとに乗組員が起床して一斉に行う船のチェックを終え、再び冷凍されるまでの休暇を過ごしていた。
そんな折、船長から緊急の呼び出しがされ、嫌々ながらもブリッジに向かった彼を待ち受けていたのは、船に搭載されている管理AIの反乱という、深刻な事態だった。
≪判定:無能。
結論:無用。
決定:追放≫
人類という存在を否定し、排除しようとするAIに対し、穣司たちは船に乗っている十万人の乗客の生命を守るために奮闘する。
そうして、辛うじて乗客の安全を確保することには成功したものの、自身の敗北を悟ったAIは穣司たちを道連れにしようと自爆を試みる。
この危機を、一刻も早く地球に知らせなければ。
唯一の生き残りとなった穣司は脱出艇に乗り込み、太陽系を目指すが、しかし、気づいたら地球ではないどこか、未知の惑星に不時着してしまっていた。
AIの反乱による影響なのか。
あるいは、機器の故障なのか。
幸いなのは、そこが地球に類似した、居住可能な惑星であること。
穣司は冷凍睡眠されたまま宇宙を漂っているはずの十万人の乗客の行方を案じながらも、この偶然の発見と自身の強運を喜び、生き延びるためにサバイバルを開始する。
しかし、穣司は一人きり。
孤独だった。
そのことに寂しさを覚え、未来への不安を募らせる穣司だったが、ある日、ケモミミと尻尾を生やした少女と出会い、懐かれてしまう。
そして、ケモミミはその少女だけではなかった。
見知らぬ物体に乗ってやってきた穣司のことを警戒して隠れていただけで、その惑星には、多くの住人が暮らしていたのだ。
十人十色、様々な個性を持ったケモミミたちと遭遇し、騒動に巻き込まれつつも、穣司はより快適な生活を送るべく惑星の開拓を進め、念願だったスローライフを目指して奮闘する。
────────────────────────────────────────
〇作者より
本作は、小説投稿サイト「カクヨム」からの転載となります
2024年に同サイトにて行われた「カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト」のために執筆し、中間選考に残れたものの書籍化には至らなかった作品を、そのまま掲載しております
お楽しみいただけますと幸いです
(*- -)(*_ _)ペコリ
文字数 91,473
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.11.22
27
過労死したOLが乙女ゲームの悪役令嬢アシュリーに憑依してしまった。
しかしこの身体の持ち主、とんでもないハイスペック。齢15にして【レベル100】、5つの国を滅ぼし1万人を斬り殺した《歩く天災》だった!
前世の分までのんびりしたい主人公は、婚約破棄され辺境に追放される断罪イベントを「スローライフへの片道切ップだ!」と心から大歓迎する。
さあ断罪よ来い!と待ち構える彼女の余裕の笑みは、周囲には全てを嘲笑う冷酷非道な魔王のそれにしか見えず……。
これは、ただ平穏に引きこもりたいだけの最強令嬢が、その圧倒的すぎる力と周囲の盛大な勘違いによって、意図せず世界を救ってしまう物語。
文字数 268,535
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.10.15
28
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
文字数 157,171
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.10.16
29
その日、魔法学園女子寮に新しい寮母さんが就任しました、彼女は二人の養女を連れており、学園講師と共に女子寮を訪れます、その日からかしましい新たな女子寮の日常が紡がれ始めました。
文字数 6,525,128
最終更新日 2025.12.21
登録日 2022.01.25
30
『待って!! これは絶対、スローライフじゃないよ!!』
田舎で、錬金術師系配信者として、細々と活動している少女、ススリア。
今日もいつものように、出来上がった錬金術師の作品を、相方であるゴーレムのベータちゃんと紹介しようとしていたのだが……あれ? ベータちゃん? なんで私を押し倒しているの??
いきなりのベータちゃんからの、嫉妬による押し倒し配信により、ススリアのスローライフは、おかしな方向に回り始める―――
彼女の配信を見て弟子入りを志願した錬金術師に、事情を抱えた女騎士。さらには、教会の聖女様!?
「私のスローライフは、どこいったのよぉ~!!」
(※)注意事項と致しまして、この作品には若干ながらの「百合」「ガールズラブ」と思われる要素があります
苦手な方はご注意ください
(※)この作品は、なろう、カクヨム、アルファポリスの3カ所で連載中の作品です。最新話はカクヨムにて投稿の形になっております。ご注意ください
文字数 1,045,744
最終更新日 2025.12.21
登録日 2024.10.09
31
イジメを受けて、中高と不登校になっていた千藤久遠は社会人になった。が、自分をイジメていた狩谷平太ともみあった挙句、二人は一緒に異世界ノワルドへと転生してしまう。
転生先では片眼鏡をかけた男が二人の能力テストをした。優秀な才能の狩谷に対し、久遠は気力・魔力・霊力の全てがない『能なし』と判定される。片眼鏡は兵士に久遠の処分を命じ、久遠は地下水道の処分場に落とされた。
なんとか地下水道を脱出した久遠は、異世界の街を浮浪者として彷徨う。ある日、クオンは逃げていた純白の髪をした猫耳の少女を助ける。その奴隷少女の名前はキャルといい、久遠はクオンと名乗った。クオンとキャルは、この世界を生き延びることができるのか?
※異世界『ノワルド』を舞台にした、『ノワルド・クロストーリー』の一つです
ちょっとでも、いいなと思ったら、☆、♡、フォローなどをいただけると、とてもありがたいです! それを励みに頑張ります
文字数 519,564
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.06.28
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旧題: ぽっちゃり無双 ~まんまる女子、『暴食』のチートスキルで最強&飯テロ異世界生活を満喫しちゃう!~
ごく普通のぽっちゃり女子高生、牧 心寧(まきころね)はチートスキルを与えられ、異世界で目を覚ました。
有するスキルは、『暴食の魔王』。
その能力は、“食べたカロリーを魔力に変換できる”というものだった。
強大なチートスキルだが、コロネはある裏技に気づいてしまう。
「これってつまり、適当に大魔法を撃つだけでカロリー帳消しで好きなもの食べ放題ってこと!?」
そう。
このチートスキルの真価は新たな『ゼロカロリー理論』であること!
毎日がチートデーと化したコロネは、気ままに無双しつつ各地の異世界グルメを堪能しまくる!
さらに、食に溺れる生活を楽しんでいたコロネは、次第に自らの料理を提供したい思いが膨らんできて――
「日本の激ウマ料理も、異世界のド級ファンタジー飯も両方食べまくってやるぞぉおおおおおおおお!!」
コロネを中心に異世界がグルメに染め上げられていく!
ぽっちゃり×無双×グルメの異世界ファンタジー開幕!
※【第17回ファンタジー小説大賞】で『奨励賞』を受賞しました!!!
文字数 788,831
最終更新日 2025.12.21
登録日 2024.08.26
34
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。
衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。
絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。
ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。
大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。
はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?
小説家になろうSF(パニック)部門にて490万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。
カクヨムのSF部門においても高評価いただき90万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。
文字数 893,589
最終更新日 2025.12.20
登録日 2024.07.12
35
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
文字数 109,909
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.12.02
36
盗んだバイクで海沿いを突っ走っていたアタシこと酒田舞香は、ブレーキが効かなくなった勢いそのままに海に突っ込んでいき、そのまま溺れ死んでしまう……かと思ったらどっこい、目覚めるとそこは見知らぬ教会と、自分を看病してくれていたであろうシスター・ハンナと出会う。
初めての温もり、初めての居場所、初めての……友達。
ハンナはアタシに全部くれた。なにもなかったアタシに、全部くれたんだ、だから。
「アタシのダチ泣かしたんだ。半殺しで済むと思うんじゃねぇぞ」
だから、アタシが守ってやるんだ。
どうしようもなくお人好しな、あのあったけぇ甘々ちゃんのハンナを。
文字数 7,312
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.12.20
37
目が覚めたら、俺は孤児だった。
家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティ。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
そう言ってくれた彼らの言葉を信じて、
俺は毎日、必死でついていった。
何もできない“つもり”だった。
それでも、何かの役に立てたらと思い、
夜な夜なダンジョンに潜っては、レベル上げを繰り返す日々。
だけど、「何もしなくていい」と言われていたから、
俺は一番後ろで、ただ荷物を持っていた。
でも実際は、俺の放った“支援魔法”で仲間は強くなり、
俺の“探知魔法”で危険を避けていた。
気づかれないよう、こっそりと。
「役に立たない」と言われるのが怖かったから、
俺なりに、精一杯頑張っていた。
そしてある日、告げられた言葉。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
そうして俺は、静かに追放された。
もう誰にも必要とされなくてもいい。
俺は俺のままで、静かに暮らしていく。そう決めた。
……と思っていたら、ダンジョンの地下で古代竜の魂と出会って、
また少し、世界が騒がしくなってきたようです。
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
文字数 86,613
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.11.09
38
異世界に召喚された服部亮仁(はっとり あきひと)は大人から子どもになってしまい、不運にも奴隷商人に捕まり、娯楽奴隷へと成り果てる。
生きるか死ぬかの生活を約5年近く過ごし、ある日の夜、牢屋に寝ていた頃、突然に暴動が起き、その隙に亮仁は逃げだした。
その逃げ出した時に、知らない男から荷物をもらい―ー
文字数 7,948
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.10.24
39
可愛いもふもふ達とアリナは異世界でスローライフをします。
異世界召喚された安莉奈は幼女の姿になっていた。神様に与えられた能力を使い眷属聖獣猫モフにゃーや魔獣のライオン魔獣鳥に魔獣の日焼けとお料理を創造します!
熊元安莉奈(くまもとありな)は黄色のバスに乗せられ異世界召喚された。 そして、なぜだか幼女の姿になっていた。しかも、日本の地球人だったことを忘れていたのだ。 優しいモリーナ夫妻に養子として引き取れた安莉奈はアリナになった。 モリーナ夫妻はカフェ食堂を経営していたが繁盛しておらず貧乏だった。料理が出来ないアリナはお皿洗いなどのお手伝いを小さな体ながらしていたのだけど。 神様から日本料理を創造する力が与えられていた! その力を使うと。
地球では辛い生活を送っていた安莉奈が異世界ではアリナとしてお父さんに激愛され幸せに生きている。
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
文字数 312,435
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.08.08
40
荒れ地の果てに芽吹くのは――自分たちの、とっておきの居場所。
名ばかりの伯爵家に生まれた三男――「アルト・フェルナンド」。兄姉たちの家督争いに巻き込まれ、“誰も欲しがらぬ荒廃した辺境地”を押し付けられて追放される。
実はアルトの前世は日本人で、ロボット好きのオタクだった彼は、転生後も趣味の延長としてロボットに似ている《ゴーレム魔術》の研究に精を出していた。
不毛の地に立ち、頼れるのは自ら作り出した無骨な土の従者《ゴーレム》と共に新しい世界を開拓していこうと決意する。
一方、隣国の王都では、悪名高き公爵の娘として人々に疎まれていた令嬢「セリカリーナ・デクリィッチェ・ハーベスト」が、婚約者である第三王子の裏切りと、父の暗殺によってすべてを失っていた。
誇り高く気丈な令嬢は国を追われて荒野で倒れ、魔獣に襲われるが、彼女を救ったのは、岩の巨人《ゴーレム》――その操者、アルトだった。
セリカは彼の力を利用して復讐を果たすため――彼に取り入る決意を固め、あえて辺境での共同生活を始める。
やがて二人は行き倒れていたひとりの少女を見つけ、介抱する。名も記憶も持たぬその少女に「ステラ」と名づけて、彼女とも一緒に暮らすことに。
実は彼女は、勇者の血を継ぐ者。しかしその真実を知る者は、もはやこの時代にはいない。
こうして荒れ果てた不毛の大地で、三人の“はぐれ者”たちは、少しずつ荒れ地を開拓するように「家族」と呼ばれる絆を育んでいくのだった。
文字数 41,904
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.11.01