青春小説一覧
宇都見 玲(うつみ れい)はすいか町(すいかまち)に引っ越してきた高校一年生。中学二年生のある出来事がきっかけで、人前で歌を歌うことが出来なくなり、人との関わりを避けるようになってしまっていた。それでもどうしても歌が歌いたくて、人気の少ない河川敷で一人歌を歌っていたところ、隣のクラスの男子生徒、野掘大龍(のぼりたいりゅう)に見られてしまった。そして大龍に「バンドのボーカルをやって欲しい」と頼まれる。一度は断るものの、そこから玲の予想外の方向に物事が進んでしまい……?
傷ついた経験から、人との関わりを怖がっていた男子高校生が、田舎の商店街で緩やかな時間を過ごし、年齢も世代も違うバンドメンバーや商店街の人々と触れあっていきながら成長していく話です。
文字数 14,370
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.04.29
都会から少し離れた南第五中学校にある転校生がやってくる。
彼女は可愛らしい容姿を持っており、多くの男子や女子から好かれたが、初めての体育の授業で彼女はなんと男性更衣室に入ったので、そこで初めて明かされた彼女の真の性別。
※男女差別をするつもりは一切ありません。
※物語は全てフィクションです。
文字数 2,367
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.10
文字数 7,165
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.04.26
中学三年の夏。付き合いたての彼女と中学に通っていたある日、連絡が途絶えてしまう。
二年の月日が流れ、高校生となった少年のもとに、彼女が現れる。
再会を喜びながらも、戸惑いと悔恨を抱えていた。そこに居たのは、〈少女の皮を被ったナニカ〉がいた。
彼女との再会で、自らを見つめ直すことになる。その行く末は——。
※この作品は小説家になろう、カクヨムでも掲載しています。
文字数 10,981
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.03.03
高校に通う、ある生徒。ある日の深夜、眠りについていると不思議な夢を見る。その後目覚め、何者かの声によって外へと誘われ、深夜の街へと繰り出す。
ある声の導く方へと歩いていくと、そこには見慣れないコンビニが——。
数奇な運命と世界の理不尽。それぞれの意思通う時、呪われた地に祝福が訪れる……。
※この作品は小説家になろう、カクヨムでも掲載しています。
文字数 7,835
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.02.29
愛する人の死を切欠に自分を追い込んでいく大楠武一(ぶいち)。生き急ぐ自分の人生に絶望した彼に集まる人は彼を動かしていく。
自分を探そうと足掻く純文学。
文字数 23,521
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.11
前世で『名無しの廃人』と恐れられた人間:ジョン・ドゥは何一つ報われずに死んだ。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、自身を唯一神と名乗る美少女だった。
異世界を救う代わりに、貴方の望む幸せを叶えてみせる──ジョンは彼女と約束を交わした後、魔法と科学が調和した異世界『第二世界』へと転移されるのだった。
しかし名の無い青年が背負った宿命は、想像を絶するほどに重苦しいものだった。
次々に襲い掛かる敵。混乱に陥れる凶悪な策略。入り混じる複雑な感情。
そしてこれが自身と関わる者を死へと導く可能性。
この世界で絶望するのは俺だけで十分だ──。
ジョンは諦めることなく必死に生き続ける。再び世の嫌われ者になったとしても、自分が最善だと信じる方法で数々の困難に挑んでみせる。
傷を負い心を縛り、先の見えない闇に向かって駆けていく中、ジョンはやがて自分が使命を託された真実を知り、やがて第二世界を救う
名無しの英雄が繰り広げる最高の伝説が、今幕を開ける。
※お気に入り登録をしてくれた3名には大変申し訳ございません。私、鵺太郎(鵺宮想哲)は投稿した作品を何の伝えもなく改変しました。どうかご了承下さい。私は卑屈ながらも、こうして小説を何度も改変する傾向があります。
文字数 25,391
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.03.06
“来(きた)る12月4日、
あなたたち2年B組の生徒は
全員死にます”。
生き残りを懸け、
彼女たちは戦いに身を投じる──。
非日常を生きる高校生たちの青春群像劇。
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〖あらすじ〗
平凡ながら充実した日々を送っていた小春のもとへ、一通のメッセージが届く。“来る12月4日、あなたたち2年B組の生徒は全員死にます”──そして理不尽な殺し合いのゲームが幕を開けた。不審なメッセージや同級生の死について、幼なじみの蓮は何やら事情を知っていて…? 小春は12月4日の惨劇を回避すべく、ゲームに抗うことを決意。果てには運営側の打倒を掲げる──。
絶体絶命の異能力バトルロワイヤル…!
〖𝐶𝑜𝑛𝑡𝑒𝑛𝑡𝑠〗
✧第一章 -ゲームの始まり-
✧第二章 -理想の代償-
✧第三章 -失われた光-
✧第四章 -残酷な再会-
✧最終章 -誰が為の終焉-
✧エピローグ
※エブリスタ、野いちご(ベリーズカフェ)、魔法のiらんど、ノベマ!、ノベルアップ+、小説家になろうにも掲載中
文字数 402,058
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.04.30
高校教師の咲夜は風呂で石鹸に足を取られ滑って気づけば若返って十五歳の姿に。
生徒達の葛藤に彼らの目線から答えていきます!
文字数 3,769
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.03.30
交通事故の後養生とリハビリを兼ねて山奥の村、二針村に転院してきた男子の中学一年生の高木京介。
その村唯一の学校で小学生も同じ教室で学ぶ全校生徒六人の二針学校に通学し同級生で同じく療養中の女子の夏木涼波、中二の女子の先輩、榎本薫と弟の光くん、双子姉妹の蜂谷高音・乃花と出会う。
そんな中、学校からの帰り道で寄った図書館で血がついた一冊のノートを見つける。
そこには何やら不穏な文章とこの村には存在しないはずのトンネルの記載があった。
そして、京介はこの謎を解決していく。
これは山奥の村で起こる青春ミステリ。
文字数 35,552
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.02.20
ウチは江戸京子。看護師をしている。
ウチが勤める山中病院の脊髄損傷患者の病棟に、オリンピックの野球金メダリストで先の甲子園大会の優勝投手・坂本哲也が運ばれてきた。交通事故やった。彼にはプロになり、メジャーのマウンドに立つという夢があった。彼らの様な患者のやりたい事と現実の折り合いを付けて、症状の回復と社会復帰を手助けするのがウチとか後輩看護師の青葉祥子等の主な仕事や。看護師になろうと思ったのは、高校の時、思想が違うグループ同士の喧嘩に巻き込まれ、脊髄を損傷した後輩の望月昴を治してやりたいと思ったからや。あの喧嘩はウチが焚き付けたせいや。今でもその悔恨の念は消えていない。
リハビリが思う様に進まず、もやもやしとった哲坊(坂本哲也)が野球への想いを胸にしまい次の目標へ進む決意が出来たのは、彼のファンだという女の子、たまちゃんだった。彼女は遊んでいたジャングルジムから落ちて脊髄を損傷した。歩けなくなった自分に絶望して死のうと思ったが、大好きな哲坊がリハビリを頑張る姿に、自分も頑張ろうと励まされて思い留まった。小さな勇者は、哲坊を奮い立たせた。
オリンピックの野球日本代表でバッテリーを組んだ谷口匠との野球への惜別のキャッチボールを終えた哲坊は、主に病院の退院者が集まってプレイしている車椅子バスケットボールに人数合わせで誘われ、この競技の日本代表である望月昴からの熱烈な勧めもあり、昴と共に「第一回ギリシャ統一オリンピック」で金メダルを目指す事になる。
昴とは違い、哲坊の実績は0。車椅子バスケの世界大会であるゴールドカップ観戦でカナダ代表のアンダーソンやブラジルのシルヴァ、アメリカのバーバー等世界の強者達に衝撃を受けた哲坊は、日本代表に選ばれて彼らに勝つ為には武器が必要だと痛感。ピッチャーだったコントロールの良さと肩の強さを活かし、3ポイントシュートに活路を見出そうとする。さらに試合経験を積む為に、昴のいる強豪インフィニィティではなく、元ブラジル代表で日本に帰化をしたマルコ(シルヴァ)と共にタートルズへ入る事になる。女子車椅子バスケのエースであるヨウコの叱咤激励や、野球部のマネージャーだった小田真希ちゃんの応援、田中純さんや昴による特訓の成果もあり、師匠である昴のインフィニティを倒して県大会でタートルズは初優勝。哲坊は大会の得点王になった。全国大会では昴のインフィニティに敗れたが実績が認められ、切磋琢磨した昴やマルコ等と、哲坊は車椅子バスケの日本代表に選ばれる。
古代ギリシャの神様へ五輪を返還、オリンピックとパラリンピックの垣根を無くしたギリシャ統一オリンピックが開催された。背番号1を背負って躍動する哲坊と日本代表は快進撃で勝ち進んだ。そして王者カナダとの金メダルを掛けた決勝戦でも哲坊は得意のシュートを決めてカナダを追い詰めた…
文字数 111,627
最終更新日 2024.05.10
登録日 2023.12.13
高校生の玄田雄司は、とある事故をきっかけに、並行する『セカイ』を俯瞰し、自由に行き来することができる能力を手に入れた!
それ以来、「さあ、青春を謳歌しようぜ!」と誰もが憧れる高校生活を堪能するべく、自由自在に多元世界を渡り歩く生活を送っている。
現役高校生シンガーである幼なじみとの交際、優等生な委員長との甘酸っぱい委員会活動、部活の後輩にして同居人であるツンデレ気味な下級生との日常生活などなど……
興味をひかれるセカイを見つけて、思春期男子が憧れる、とびっきりの青春を送れるなんて、控えめに言っても最ッ高じゃないか!
……などと思っていたのだがーーーーーー。
突然、『全ての多元世界が、たった一つの世界線に統合される』現象が発生して、各世界の《彼女》達全員が同じセカイに現れてしまった!
さらに、部活の先輩からは、唐突に「セカイ統合の動きを阻止しない限り、並行世界は消滅してしまう」と告げられて……。
パラレルワールド(平行世界)を舞台に繰り広げられるSF&学園ラブコメディーが幕を開ける。
※本作品は、自作『初恋リベンジャーズ』をお読みいただくと、さらに楽しめる内容となっています。
文字数 179,533
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.03.01
天才少女は男の娘!? 「秘密」が織り成す女装潜入魔法学園ファンタジー!
ここは女性しか魔法が使えない世界。
男は剣で人々を守り、女は魔法で傷を癒す。古くからの言い伝え。
ここに、天才魔法使いがいた。その小さな銀髪の少女ソーヤは、ありとあらゆる魔法を初見で覚え使いこなす、まさしく天才だった。しかし。
「――だからって、なんで僕は女装させられてるの……?」
彼女、いや彼は少女ではなく少年だった。
魔法を学びたい彼は魔法学校に赴くことになるのだが、ここは女性しか魔法が使えない(はずの)世界。
つまり、魔法学校=女子校ということで。
絶対にバレちゃいけないヒミツの女装生活。一癖あるルームメイトと、はじめてだらけの「女の子の生活」。
楽しい日々の裏、渦巻く陰謀と闇。崩れ行く日常。
優しい嘘とカクシゴト。秘密の扉が開かれるとき、彼らは決意し、無双する。
これは、僕が僕であるための物語だ。
男性としての人権を剥奪された少年ってえっちでかわいいよね。
毎週金曜日更新です。
文字数 20,221
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.04.11
♡R18 ラブラブな2人の激甘エッチ短篇集♡
愛溢れる幸せなエッチ短篇集♡
互いを思い合う、2人の気持ちが伝わりますように。
本編 #秒恋(学園ものラブコメ)もよろしくお願いします!
・第1章は、2人の初エッチ♡
前半は、2人で買い物をしたりお料理をしたりする、全年齢OKの甘々エピソード。
後半は、愛し合う2人の、初めてのエッチ♡
優しい言葉をかけられながら、たくさん愛される、R18エピソードです。
・第2章
初エッチから、2週間後の2人。
初めて、舌でイかされちゃったり、愛の証をつけられちゃうお話♡
・第3章
まだまだ初々しい悠里。
でも、だんだん剛士に慣らされて?
無意識に、いやらしく腰を振っちゃう可愛い悠里に、夢中になってしまう剛士のお話♡
・第4章
今回は、攻守交代。
クラスメイトと、彼の悦ばせ方の話をした悠里は、剛士に「教えて?」とおねだり。
剛士に優しく教えられながら、一生懸命に彼を手とお口で愛してあげる……
健気でエッチな悠里、必見♡
・第5章
学校帰り、初めて剛士の家にお呼ばれ♡
剛士の部屋で、剛士のベッドで組み敷かれて……
甘い甘い、制服エッチ♡
・第6章、11/18公開!
いわゆる、彼シャツなお話♡
自分の服を着た悠里に欲情しちゃう剛士をお楽しみください♡
★こちらは、 #秒恋シリーズの、少し未来のお話。
さまざまな試練を乗り越え、恋人になった後の甘々ストーリーになります♡
本編では、まだまだ恋人への道のりは遠い2人。
ただいま恋の障害を執筆中で、折れそうになる作者の心を奮い立たせるために書いた、エッチな番外編です(笑)
なので、更新は不定期です(笑)
お気に入りに登録していただきましたら、更新情報が通知されますので、ぜひ!
2人のなれそめに、ご興味を持ってくださったら、
本編#秒恋シリーズもよろしくお願いします!
#秒恋 タグで検索♡
★1
『私の恋はドキドキと、貴方への恋を刻む』
ストーカーに襲われた女子高の生徒を救う男子高のバスケ部イケメンの話
★2
『2人の日常を積み重ねて。恋のトラウマ、一緒に乗り越えましょう』
剛士と元彼女とのトラウマの話
★3
『友だち以上恋人未満の貴方に甘い甘いサプライズを』
2/14バレンタインデーは、剛士の誕生日だった!
親友たちとともに仕掛ける、甘い甘いバースデーサプライズの話
★4
『恋の試練は元カノじゃなく、元カノの親友だった件』
恋人秒読みと思われた悠里と剛士の間に立ち塞がる、元カノの親友という試練のお話
2人の心が試される、辛くて長い試練の始まりです…
よろしくお願いします!
文字数 95,198
最終更新日 2024.05.10
登録日 2023.06.16
物心がついた時から男性が好きだが、
"普通じゃない…"そんな自分に嫌気がさす俊
男女ともに人気者の楓
2人が織りなす切なくも美しい"普通"を壊す恋
4/10→内容を大幅に変更しております。どうしても納得がいかず…申し訳ございません。
公開しておりました3ページ全て修正しております。よろしくお願いいたします。
文字数 6,689
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.02.19
中学時代のいじめがトラウマで、高校では本当の自分を隠して生活を送る陰キャ、大場あみ。
ある日、いつものように保健室で休んでいると、クラスの人気者である茅野チトセに秘密を言い当てられてしまい……!?
文字数 26,638
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.04.25
ロボット・マッチング・バトルアリーナ。
ロボットを組み上げて戦わせる対戦ゲーム。
機体は軽量級、中量級、重量級から。そして小型、中型、大型から選ぶ。
武器は近距離、長距離、格闘タイプから。そして実体弾かビーム弾か。
機体によって手にしか武器を持てないモノ、肩に装着できるモノ、腕に装着できるモノがある。
そしてジュネレーター組み。
馬力か、燃費か。オーバーヒート対策重視か。
これは組み方重視の対戦ゲーム。
初期の新人ランク時にしか戦闘指示が出来ず、ランクが上がるにつれて指示項目が減っていき、最終的にはオートバトルのみになる。
初期の戦闘指示がどう戦うかの学習期間となっているのだ。
こんな面倒くさいマニア向けのゲームにハマった奴等の物語。
文字数 55,292
最終更新日 2024.05.10
登録日 2023.04.01
「パーティーから追放させてもらう!」
「そうですか。じゃあ私のパーティーに入ってくれませんか?」
「……は?」
戦士 レノン(男)
魔法使い ルナ(女)
回復士 セイラ(女)
呪術師 ジュン(男)
文字数 2,891
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.07
文字数 7,025
最終更新日 2024.05.09
登録日 2022.12.27
少し変わった女子中学生4人による、ありきたりで心温まる青春物語。
【1章】
佐藤和心(さとうなごみ)は母を恨んでいた。自分がハーフであり、それを理由にいじめられていたからだ。母はインドネシア人で、和心は顔が母に似ていた。母からの愛情を無視してきた和心だったが、物語が進むにつれ母のことを知っていく。
【更新予定】
1章4話 5月3日 7:00
1章5話(最終話) 5月4日 7:00
2章6話 5月6日 7:00
2章7話 5月7日 7:00
2章8話 5月8日 7:00
2章9話(最終話) 5月9日 7:00
文字数 24,585
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.30
俺の好きな人には、恋愛以外のすべてを満たす唯一無二の相手がいる。
バスケ部の絶対的エース男子高校生×家庭環境問題ありありの男子高校生の短編です。
エースの彼には、幼馴染でずっと一緒にバスケをしてきた絶対的に信頼しあっている相棒がいます。
『恋人』という形ではあるけれど、
彼の心の中の唯一無二は自分ではない――…みたいな切ないお話です。
続きも書けたら楽しいです。
読んでくださる方が、少しでも楽しんでくれたら嬉しいです。
文字数 6,255
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.09
今まで書いてきた恋人同士や夫婦にまつわる短編で、「こいつはないわー」という男が登場するものだけを集めてみました。
ちょっと間が悪いだけだったり、女性の方にも問題があったりと、最低!と糾弾するほどでもない人も含まれますが、そこは読んだ方の捉え方次第です。
結構読んでいただいたものも、さっぱりだったものもあります。
そのまま再公開ではなく、大筋が変わらない程度のリライトや修正はされていると思いますので、新しい読者の方はもちろんのこと、一度読んだ記憶があるという方も、ぜひのぞいてくださいませ。
単発で公開したVer.は、残っている場合と非公開になっている場合がありますので、ご了承ください。
文字数 121,674
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.25
立ち入り禁止の屋上に踏み入るとある少年を追って、中学二年生の梓(あずさ)は屋上の扉を開いた。その先、青い空に手を伸ばして静かに涙を流す男子生徒の姿を見て、梓は息をのんだ。
――彼は、まるで空に溶けてしまうように見えた。
そうして梓は、轟陽人(とどろきはると)と出会った。
これは、空に溶けてしまいそうな彼と、色を見る彼女の少し不思議なお話。
文字数 13,331
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.30
学校の成績は悪くない。運動も好きだし自信あるよ。親友と呼べる友達もいるし、憧れている男子もいる。
そして大好きな家族。特に弟の岳人は可愛すぎるし、優しいしめちゃくちゃ愛している。
とても恵まれたあたしだけど、ある晩に悪夢を見てしまった。
夢のに中に白い数字が現れて、一秒毎に数字が減っていく。
意味分かんないけど、気味が悪いでしょう⁉️
なにかをカウントダウンしていることはすぐに飲み込めたし、実はすぐになにを数えているのか察知したの。
あたしの寿命を指折り数えているんだ……
その日から常に死ぬことを意識して過ごしている。
不思議なもんで、天寿の終幕が明らかになってしまうと、その日にたどり着くまでのあたしの時間が無駄なものだと感じられる。
だから、将来の夢を持って努力をするなんてくだらない。
そういう前向きなひとが嫌いだ。
それを強要する男の大人はもっと怨めしい。
ほんの僅かな値打ちは、友達や想いびとや岳人の温かさが、より一層身に染みるようになった。一緒にいることがますます感動的になった。
その分死ぬことが怖くなり、余計にうんざりするんだけどね。
それから皮肉な生活が続いた。大切なものを失くしてたくさん泣いた。
別のかけがえのないものを得た。
大好きだとおもえるものを得た。
もっと長く生きたいと欲しがるようになった。
それでも、カウントダウンは休まない。
本当にあたしは死ぬの⁉️
思い過ごしじゃないの⁉️
数字がゼロになっても、まだ生き続けるんじゃないの⁉️
ああ、あたまがおかしくなる……
文字数 147,098
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.03.18