「金」の検索結果
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旧題:型録通販から始まる、追放された侯爵令嬢のスローライフ
第15回ファンタジー小説大賞【ユニーク異世界ライフ賞】受賞作です。
8月下旬に第一巻が発売されます。
300年前に世界を救った勇者達がいた。
その勇者達の血筋は、三百年経った今も受け継がれている。
勇者の血筋の一つ『アーレスト侯爵家』に生まれたクリスティン・アーレストは、ある日突然、家を追い出されてしまう。
「はぁ……あの継母の差し金ですよね……どうしましょうか」
侯爵家を放逐された時に、父から譲り受けた一つの指輪。
それは、クリスティンの中に眠っていた力を目覚めさせた。
「これは……型録通販? 勇者の力?」
クリスティンは、異世界からさまざまなアイテムをお取り寄せできる『型録通販』スキルを駆使して、大商人への道を歩み始める。
一方同じ頃、新たに召喚された勇者は、窮地に陥っていた。
「米が食いたい」
「チョコレート食べたい」
「スマホのバッテリーが切れそう」
「銃(チャカ)の弾が足りない」
果たして勇者達は、クリスティンと出会うことができるのか?
・毎週水曜日と土曜日の更新ですが、それ以外にも不定期に更新しますのでご了承ください。
文字数 1,298,538
最終更新日 2026.05.30
登録日 2022.08.08
王都アルヴェリアの中心にある王城。その豪奢な大広間で、今宵は王太子主催の舞踏会が開かれていた。貴族の子弟たちが華やかなドレスと礼装に身を包み、音楽と笑い声が響く中、私——リシェル・フォン・アーデンフェルトは、端の席で静かに紅茶を飲んでいた。
私は公爵家の長女であり、かつては王太子殿下の婚約者だった。……そう、「かつては」と言わねばならないのだろう。今、まさにこの瞬間をもって。
「リシェル・フォン・アーデンフェルト。君との婚約を、ここに正式に破棄する!」
唐突な宣言。静まり返る大広間。注がれる無数の視線。それらすべてを、私はただ一口紅茶を啜りながら見返した。
婚約破棄の相手、王太子レオンハルト・ヴァルツァーは、金髪碧眼のいかにも“主役”然とした青年である。彼の隣には、勝ち誇ったような笑みを浮かべる少女が寄り添っていた。
「そして私は、新たにこのセシリア・ルミエール嬢を伴侶に選ぶ。彼女こそが、真に民を導くにふさわしい『聖女』だ!」
ああ、なるほど。これが今日の筋書きだったのね。
文字数 12,926
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.20
【第13回ネット小説大賞、小説部門・入賞!】
マッグガーデン様より、書籍化決定です!
異世界との貿易で資金を稼ぎつつ、孤児の獣耳幼女たちをお世話して幸せに! 非日常ほのぼのライフの開幕!
パワハラに耐えかねて会社を辞め、独り身の気楽な無職生活を満喫していた伊海朔太郎。
だが、凪のような日常は驚きとともに終わりを告げた。
ある日、買い物から帰宅すると――頭に猫耳を生やした幼女が、リビングにぽつんと佇んでいた。
その後、猫耳幼女の小さな手に引かれるまま、朔太郎は自宅に現れた謎の地下通路へと足を踏み入れる。そして通路を抜けた先に待ち受けていたのは、古い時代の西洋を彷彿させる『異世界』の光景だった。
さらに、たどり着いた場所にも獣耳を生やした別の二人の幼女がいて、誰かの助けを必要としていた。朔太郎は迷わず、大人としての責任を果たすと決意する――それをキッカケに、日本と異世界を行き来する不思議な生活がスタートする。
最初に出会った三人の獣耳幼女たちとのお世話生活を中心に、異世界貿易を足掛かりに富を築く。様々な出会いと経験を重ねた朔太郎たちは、いつしか両世界で一目置かれる存在へと成り上がっていくのだった。
※まったり進行です。
文字数 326,001
最終更新日 2026.06.07
登録日 2025.06.04
小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ、note、Tales、Inkitt(海外の小説投稿サイト)の比較。
作者さん向けです。
Inkitt(海外の小説投稿サイト)について詳しく書きました。
みんなで、海外の小説投稿サイトに参入しましょう~。
文字数 6,446
最終更新日 2026.05.18
登録日 2026.05.18
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。 そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。 最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m
文字数 93,279
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.10.26
次世代ファンタジーカップ【ユニークキャラクター賞】受賞作
《あらすじ》
この世界では12歳になると、自分に合ったジョブが決まる。これは神からのギフトとされこの時に人生が決まる。
皆、華やかなジョブを希望するが何に成るかは神次第なのだ。
そんな中俺はジョブを決める12歳の洗礼式で【魔物使い】テイマーになった。
花形のジョブではないが動物は好きだし俺は魔物使いと言うジョブを気にいっていた。
ジョブが決まれば12歳から修行にでる。15歳になるとこのジョブでお金を稼ぐ事もできるし。冒険者登録をして世界を旅しながらお金を稼ぐ事もできる。
この時俺はまだ見ぬ未来に期待していた。
だが俺は……一年たっても二年たっても一匹もテイム出来なかった。
犬や猫、底辺魔物のスライムやゴブリンでさえテイム出来ない。
俺のジョブは本当に魔物使いなのか疑うほどに。
こんな俺でも同郷のデュークが冒険者パーティー【深緑の牙】に仲間に入れてくれた。
俺はメンバーの為に必死に頑張った。
なのに……あんな形で俺を追放なんて‼︎
そんな無能な俺が後に……
SSSランクのフェンリルをテイム(使役)し無双する
主人公ティーゴの活躍とは裏腹に
深緑の牙はどんどん転落して行く……
基本ほのぼのです。可愛いもふもふフェンリルを愛でます。
たまに人の為にもふもふ無双します。
ざまぁ後は可愛いもふもふ達とのんびり旅をして行きます。
もふもふ仲間はどんどん増えて行きます。可愛いもふもふ仲間達をティーゴはドンドン無自覚にタラシこんでいきます。
文字数 1,010,975
最終更新日 2026.04.17
登録日 2021.03.18
「征夷大将軍、徳川秀忠……と書けば、間違いなく江戸城に届くだろうな」
訳あって大金を必要としていたハチは、夜の江戸城下で身なりの良い若君を誘拐することに成功する。
身代金を得るため、意気揚々と脅迫状をしたためるハチ。
しかし、竹千代と名乗った人質は、怯えるどころか脅迫状の文面にダメ出しを始める始末。
調子を狂わされながらも父親の名前を問い詰めたハチは、竹千代の口から飛び出した想定外の「宛先」に筆を取り落とす。自分がさらったのは、ただのお坊ちゃんではない。天下の徳川家康の孫であり、間もなく三代将軍となる男――徳川家光、その人だったのだ!
国家転覆レベルの大罪に顔面蒼白になるハチ。
だが、当の竹千代は「上洛軍は行ってしまったぞ。責任をとってくれ」と、なぜか嬉々としてハチの旅路についてきてしまい……!?
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置いてきぼり「若き将軍」× 訳ありの「男装少女」
互いの正体に気づきながらも、すれ違う二人の化かし合い道中記!
◆主な登場人物◆
【男装女子】じっちゃんの手紙と短筒を胸に、旅する男装のハチ。
【辻斬り将軍】ハチの前では子犬系、敵の前では冷徹一閃の若き家光。
【胃痛の護衛】天井裏で白目を剥きながら二人を密かに守る忠臣・稲葉正勝。
将軍宣下を控えた竹千代は、東海道をゆく上洛軍に追いつくのか?!
江戸を飛び出し、舞台は緊迫の中山道へ! 凸凹バディの痛快二人旅、いざ開幕!
文字数 50,889
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.05.31
偏差値ギリギリで入った普通高校。
成瀬陽斗は、入学式の朝から自分だけが場違いだと思っていた。
勉強は得意じゃない。
夢もない。
将来のことを聞かれても、うまく答えられない。
そんな彼のクラスに、中学時代「神童」と呼ばれた白石怜央がいた。
だが怜央は、最初の実力テストを白紙で出す。
さらに、過去を抱えた転校生・天宮澪がやってきたことで、平凡だったはずの教室は少しずつ壊れ始める。
順位、偏差値、校則、親の期待、学歴、進路、受験料、奨学金。
学校はなぜこんなにも人を比べるのか。なぜ勉強ができるだけで価値が決まるように見えるのか。
やる気のない無精髭の担任・久我透真は、かつて量子力学の天才と呼ばれながら挫折した男だった。
彼は生徒たちに冷たく言う。
「点数は現実だ。でも、お前の全部じゃない」
数学の因数分解は、バラバラになった気持ちをもう一度まとめること。
英語は、誰が誰に何を伝えたのかを探すこと。
国語は、人の沈黙の理由を読むこと。
物理は、進みたいのに進めない摩擦を見つけること。
歴史は、いまの社会がなぜこうなったのかを知ること。
授業はただの暗記ではなく、彼らの傷を照らし、進むための小さな道具になっていく。
文化祭、体育祭、修学旅行、夏期講習、放課後の勉強会、夜の教室、コンビニ前の寄り道、言えない恋、ほどけていく友情。
最初は馬鹿にしていた学校行事さえ、いつしか彼らにとって忘れられない時間になっていく。
笑って、失敗して、泣いて、また机に戻る。
その全部が、受験だった。無駄だと思っていた時間ほど、あとから彼らを支えてくれる。
これは、普通高校の落ちこぼれたちが、三年間の受験を通して、自分の人生を誰にも雑に決めさせない力を手に入れる物語。
合格だけがゴールじゃない。
不合格で終わる人生もない。
偏差値では測れないものを抱えたまま、それでも僕らは、今日も机に向かう。
文字数 107,943
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.05.30
※ゴールデンウィーク中は、1日辺り多くて8話、少なくとも3話更新します。
絶海の孤島のウエディングリゾートにて行われる婚活パーティーに招待された神崎一歌。そこに集められた12人の男女と婚活パーティーに参加することになるのだが……目覚めると、首に小型爆弾が装着され、恐ろしい事実を告げられる。
――マッチしなければ死ぬ。
投票制によるランク制度と、ランクにより支払われる賞金が変動するマッチングシステム。今宵、マッチングするのは素敵な異性か、それとも死か。
人は真実の愛を選ぶのか、それともやはり金が全てなのか。様々な欲望が渦巻くなか、神崎一歌が手にするのは真実の愛か、それとも金か、はたまた死か。
裏切り、陰謀、策略。男女の思惑を彩る、恋愛リアリティーショーと、現実を切り裂く残酷なデスゲーム。
果たして無事に生還できるカップルは何組なのか。
婚活を舞台に究極の心理戦が幕を開ける。
文字数 76,942
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.04.30
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。
読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。
腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!?
✳︎略称はあくモブです
✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。
✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日)
✳︎カクヨムでも公開しております
→https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146
文字数 702,355
最終更新日 2026.06.12
登録日 2025.10.04
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
文字数 88,217
最終更新日 2026.02.28
登録日 2026.01.16
日本の田舎町に住む高校生の僕・江波弓弦は、物心ついた時には家族は母しかいなかった。けれど、僕の顔には父の痕跡がありありと残っていた。
光に当たると金髪にも見える薄い茶色の髪、そしてグリーンがかった茶色の瞳……日本人の母にはないその特徴で、父は外国人なのだと分かった。けれど、父の手がかりはそれだけ。母に何度か父のことを尋ねたけれど、悲しそうな顔をするだけで、僕は聞いてはいけないことだと悟り、父のことを聞くのをやめた。母ひとり子ひとりで大変ながらも幸せに暮らしていたある日、突然の事故で母を失い、天涯孤独になってしまう。
どうしたらいいか途方に暮れていた時、母が何かあった時のためにと残してくれていたものを思い出し、それを取り出すと一枚の紙が出てきて、そこには11桁の数字が書かれていた。
それが携帯番号だと気づいた僕は、その番号にかけて思いがけない人物と出会うことになり……。
イケメンでセレブな外国人社長と美少年高校生のハッピーエンド小説です。
R18には※つけます。
文字数 501,642
最終更新日 2026.05.31
登録日 2022.11.05
「なんかさぁ、おかしな噂聞いたんだけど」
結婚式の時から一度もあった事のない私の夫には、最近子供が産まれたらしい。
夫のストマック辺境伯から領地には来るなと言われていたアナベルだが、流石に放っておくわけにもいかず訪ねてみると、
えっ? アナベルって奥様がここに住んでる。
どう言う事? しかも私が毎月支援していたお金はどこに?
ーーーーーー
完結、予約投稿済みです。
R15は、今回も念の為
文字数 16,863
最終更新日 2021.07.08
登録日 2021.06.27
フィロマという国で、母の病を治そうとした1人の少女がいた。母のみならず、その病に苦しむ者は、年々増えていたが、治せる薬はなく、進行を遅らせる薬しかなかった。
その病を色んな本を読んで調べあげた彼女の名前は、ヴァリャ・チャンダ。だが、それで病に効く特効薬が出来上がることになったが、母を救うことは叶わなかった。
そんな彼女が、楽しみにしていたのは隣国のラジェスへの留学だったのだが、そのために必死に貯めていた資金も父に取り上げられ、義母と異母妹の散財のために金を稼げとまで言われてしまう。
そこにヴァリャにとって救世主のように現れた令嬢がいたことで、彼女の人生は一変していくのだが、彼女らしさが消えることはなかった。
文字数 23,391
最終更新日 2024.10.12
登録日 2024.10.09
【愛する夫に幸せになってほしい妻と、読者とお菓子が大好きなモモンガと、妻が好きすぎる夫の話】幻の花を一目見るため、愛する夫と共に植物園へ向かったメラニア。だが入場を待つ間、かつて婚約者を寝取った女性に刺されてしまう。死を受け入れたメラニアだったが、再び目を覚ますと学生時代に戻っていて――。
※タイトルに★が付いている話はジニア視点です。
文字数 101,966
最終更新日 2026.05.30
登録日 2026.05.28
【第14回恋愛小説大賞受賞作:本編完結済:ただ今番外編投稿中】
「お前ほど醜い女はいないな」
これが新婚初夜でわたくしに言い放った旦那様の言葉です。
どう言葉を返せば良いのやら。まぁ、旦那様はお金のために身売りしたようなものなので、気持ちは分かりますが、新妻にあたりちらすのはどうかと思います。こちらも被害者ですしね。
でしたら、その男優も顔負けの美貌を生かして、金持ちのパトロンでもひっかければ良かったのでは? と思います。愛でお腹は膨れませんよ? 甲斐性なしの朴念仁と心の中で罵っておきます。
とにもかくにも、白い結婚は確定したようなので、離婚を目指して奮闘していたら、何やら私に対する旦那様の態度が変わってきたような? おやあ? 気のせいですよね?
*******申し訳ありません、名前を変更します*******
ウォル・バークレア →ウォレン・バークレアになります。ニコルとウォルを同時に出すと、何故か両者がごっちゃになるという珍現象が。そこまで似ている名前ではないはずなのですが、ニコルの元気でやんちゃな顔と、ウォルの優しくぽわぽわした顔が時々入れ替わる、うーん……
文字数 636,427
最終更新日 2023.04.26
登録日 2020.11.07
婚約破棄を言い渡され、署名をしたら前世を思い出した。
恋も恋愛もどうでもいい。
そう考えたノジュエール・セディエルトは、騎士団で魔法使いとして生きていくことにする。
二万字程度の短い話です。
6話完結。+おまけフィーリオルのを1話追加します。
文字数 28,422
最終更新日 2024.01.26
登録日 2024.01.21
伯爵令息のパットは、婚約者であるオーレリアからの突然の別れ話に、困惑していた。
「確かにぼくには、きみの他に愛する人がいる。でもその人は平民で、ぼくはその人と結婚はできない。だから、きみと──こんな言い方は卑怯かもしれないが、きみの家にお金を援助することと引き換えに、きみはそれを受け入れたうえで、ぼくと婚約してくれたんじゃなかったのか?!」
正面に座るオーレリアは、膝のうえに置いたこぶしを強く握った。
「……あなたの言う通りです。元より貴族の結婚など、政略的なものの方が多い。そんな中、没落寸前の我がヴェッター伯爵家に援助してくれたうえ、あなたのような優しいお方が我が家に婿養子としてきてくれるなど、まるで夢のようなお話でした」
「──なら、どうして? ぼくがきみを一番に愛せないから? けれどきみは、それでもいいと言ってくれたよね?」
オーレリアは答えないどころか、顔すらあげてくれない。
けれどその場にいる、両家の親たちは、その理由を理解していた。
──そう。
何もわかっていないのは、パットだけだった。
文字数 13,395
最終更新日 2022.06.24
登録日 2022.06.10