「それ」の検索結果
全体で50,083件見つかりました。
「私は何度でも君に恋をする」
あなたはそう言い残して、私のことを忘れてしまった。
侯爵令嬢セラフィナは、初恋の相手で幼馴染でもあるトルーア国第二王子のアンドリューと婚約していた。
しかしアンドリューは何者かの手によって、命を脅かす呪いにかけられてしまう。
その呪いを解く方法は愛する人からの口づけしかなく、さらに代償として愛する人の記憶を失ってしまうという残酷なものであった。
それでもセラフィナはアンドリューを救いたい一心で彼と結婚し口づけを交わすが、結局彼はセラフィナのことを忘れてしまう。
アンドリューに好意を抱く公爵令嬢マリアやその父である宰相によって、無理やりアンドリューから引き離されたセラフィナは、いつか再び彼が自分のことを思い出す日を願いながら慣れない城での生活に耐えることとなる。
※他サイトでも掲載しています。
※書きながらの連載となりますので、ストックが切れた際は毎日更新ができなくなるかもしれません。
※独自の世界観ですので、設定など多めに見ていただけますと助かります。
文字数 155,438
最終更新日 2026.01.08
登録日 2025.10.17
向かいのマンションの空き部屋は事故物件。そこへ入居してきた男性。隣のマンションからその男性の様子を見ている僕。別段、変わっている風はないが、徐々に奇怪な行動をとるようになる。それはかつて、そこに入居していた前住人と同じ行動だと知る。いったいあの部屋の中では何が起こっているのか?僕の部屋からは確認できない。それからの様子を僕が観察し続けた結果・・・
オカルト研究会のメンバーの力も借り、僕は彼を救う方法を考えるのだが・・・
文字数 30,719
最終更新日 2024.07.19
登録日 2024.04.14
あらすじ
探偵の熱海 長四郎(あたみ ちょうしろう)とトラブルメーカーの女子高生・羅猛 燐(らもう りん)のコンビが
殺人事件を解決していく物語である。
第肆拾壱話
ある港区女子が殺害された。
しかも、その港区女子は曰くのある人物であった。
羅猛燐は、ひょんなことからこの事件の捜査を依頼される。
そして、それに巻き込まれる長四郎。
港区女子は何故、殺されたのか?
この事件の裏に隠された真相とは如何に!?
ターゲット、ロックオン!!!
全話、一話完結ものとなっております。
お気に入り登録、宜しくお願い致します。
感想もお待ちしております。
文字数 1,276,233
最終更新日 2026.06.15
登録日 2022.03.01
私の婚約者が、なぜか姉の肩を抱いて私の目の前に座っている。
「すまない、エレミア」
「ごめんなさい、私が悪いの。彼の優しさに甘えてしまって」
私は何を見せられているのだろう。
一瞬、意識がどこかに飛んで行ったのか、それともどこか違う世界に迷い込んだのだろうか。
涙を流す姉をいたわるような視線を向ける婚約者を見て、さっさと理由を話してしまえと暴言を吐きたくなる気持ちを抑える。
「それで、お姉さまたちは私に何を言いたいのですか?お姉さまにはちゃんと婚約者がいらっしゃいますよね。彼は私の婚約者ですけど」
苛立つ心をなんとか押さえ、使用人たちがスッと目をそらす居たたまれなさを感じつつ何とか言葉を吐き出した。
※ゆる~い設定です。
※完結保証。
文字数 39,913
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.04.02
《本作のコミカライズ企画が進行中! 詳細はもうしばらくお待ちください!》
社畜リーマンの俺は、歩道橋から転げ落ちて意識を失い、気がつくとアインレット家の末っ子でロイスという少年に転生していた。アルヴァロ王国魔法兵団の幹部を務めてきた名門アインレット家――だが、それも過去の栄光。今は爵位剥奪寸前まで落ちぶれてしまっていた。そんなアインレット家だが、兄が炎属性の、姉が水属性の優れた魔法使いになれる資質を持っていることが発覚し、両親は大喜び。これで再興できると喜ぶのだが、末っ子の俺は無属性魔法という地味で見栄えのしない属性であると診断されてしまい、その結果、父は政略結婚を画策し、俺の人生を自身の野望のために利用しようと目論む。
このまま利用され続けてたまるか、と思う俺は父のあてがった婚約者と信頼関係を築き、さらにそれまで見向きもしなかった自分の持つ無属性魔法を極め、父を言いくるめて辺境の地を領主として任命してもらうことに。そして、大陸の片隅にある辺境領地で、俺は万能な無属性魔法の力を駆使し、気ままな領地運営に挑む。――意気投合した、可愛い婚約者と一緒に。
文字数 630,306
最終更新日 2025.02.03
登録日 2021.02.13
大国、モルダバイト帝国に属する北の地で新たな生命が誕生した。それはコハクの妹である。しかし、妹は「呪われた子」の証を宿して誕生した。妹を殺そうとする両親から逃れるために、コハクは妹を連れて家出を決心するも、コハクは父親によって妹とともに海へと投げ捨てられた。
「それにしても僕の妹は可愛いなあ〜!一生をかけて、お兄ちゃんが守ってあげるからね!」
コハクは、行く先々で妹を守るためにあれやこれやと処世術を学んでいくうちに、いつの間にか無自覚無敵なお兄ちゃんへとなっていた!しかし、その有能さは妹だけではなく六賢帝の一人と謳われるセレスタイン・モルダバイトをも巻き込む波乱への始まりとなり・・・・?!
冷酷無慈悲な賢帝(攻め)×妹至上主義な天然お兄ちゃん(受け)のすれ違いだらけの恋物語
前半、攻めはあまり登場しません。
文字数 410,018
最終更新日 2023.10.24
登録日 2023.03.15
大学二年の美咲は、背中まで伸びた黒髪を当たり前のように受け入れながら生きていた。
それは特別な誇りでもなければ、強い意思で選び取ったものでもなく、ただ「そうであることが自然」と信じて疑わなかった、自分そのものの一部だった。
しかし、ひとりの男――悠斗との出会いが、その前提を静かに揺らし始める。
「それ、本当に自分で決めてるの?」
否定ではなく問いかけ。
命令ではなく、思考の誘導。
優しさの形をした言葉が、少しずつ彼女の内面に入り込み、やがて“当たり前”だったはずの価値観を崩していく。
自分で考えているつもりのまま、変わっていく認識。
自分で選んだと思い込みながら、導かれていく決断。
やがて美咲は、自らの意思で長い髪を捨てる選択をする。
床屋の椅子に座り、バリカンの振動とともに削り落とされていく黒髪。
足元に積もる過去。
変わっていくシルエットと、露わになっていく輪郭。
そして最後に、剃刀によって完全に“ゼロ”へと整えられる頭。
それは解放なのか、それとも支配なのか。
髪を失うことで軽くなる身体と、同時に削ぎ落とされていく思考。
「自分で決める」という感覚の消失と、その代わりに生まれる絶対的な安心。
これは、強制ではない。
これは、暴力でもない。
だからこそ抗えない――
静かに侵食されていく心理の物語。
“自由に選んだはずの選択”の、その正体を問う心理サスペンス。
文字数 20,161
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.06.30
「お〇ん〇ん様、今日もお元気ですね♡」
俺・浅間紘(あさまひろ)の朝は幼馴染の藤咲雪(ふじさきゆき)が俺の朝〇ちしたムスコとお喋りをしているのを目撃することから始まる。
何を言っているか分からないと思うが安心してくれ。俺も全くもってわからない。
わかることと言えばただひとつ。
それは、俺の幼馴染は最高にエロ可愛いってこと。
毎日毎日、雪(ゆき)にあれやこれやと弄られまくるのは疲れるけれど、なんやかんや楽しくもあって。
そしてやっぱり思うことは、俺の幼馴染は最高にエロ可愛いということ。
これはたぶん、ツッコミ待ちで弄りたがりやの幼馴染と、そんな彼女に振り回されまくりでツッコミまくりな俺の、青春やラブがあったりなかったりもする感じの日常コメディだ。(ツッコミはえっちな言葉ではないです)
文字数 181,740
最終更新日 2020.12.24
登録日 2020.03.22
「マリア・スターン!ここに貴様との婚約は破棄し、妹ナディアとの婚約を宣言する。
身体が弱いナディアをいじめ抜き、その健康さを自慢するような行動!私はこのような恥ずべき行為を見逃せない!姉としても人としても腐っている!よって婚約破棄は貴様のせいだ!しかし妹と婚約することで慰謝料の請求は許してやる!妹に感謝するんだな!!ふんっっ!」
……………
「お姉様?お姉様が羨ましいわ。健康な身体があって、勉強にだって励む時間が十分にある。お友達だっていて、婚約者までいる。
私はお姉様とは違って、子どもの頃から元気に遊びまわることなんてできなかったし、そのおかげで友達も作ることができなかったわ。それに勉強をしようとすると苦しくなってしまうから十分にすることができなかった。
お姉様、お姉様には十分過ぎるほど幸せがあるんだから婚約者のスティーブ様は私に頂戴」
身体が弱いという妹。
ほとんど話したことがない婚約者。
お二人が幸せになられますこと、心よりお祈りいたしております。
2021年8月27日
HOTランキング1位
人気ランキング1位 にランクインさせて頂きました。
いつも応援ありがとうございます!!
文字数 52,843
最終更新日 2021.09.16
登録日 2021.08.24
エレーヌは14歳の時に美しい騎士ダニエルと婚約し、その年に社交界デビューをした。
エスコートは勿論婚約者であるが、彼は1曲だけ彼女と踊った後は美しい令嬢たちと踊り、そしてなんと美形騎士アドリアンと視線を絡めあっているではないか!エレーヌは彼がどちらでも「イケル」人であることに気が付き、初恋は木っ端微塵に吹っ飛んでしまう。
それでも式は執り行われたのだが、夫はとんだクズで鬼畜だった。
文字数 16,260
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.06.01
美人な姉と、可愛い妹。――そして、美人でも可愛くもない私。
道脇 楓(どうわきかえで)は、四歳の時に前世の記憶を思い出した。何とかそれに折り合いをつけた五歳のころ、もっと重要なことを思い出す。この世界は、前世で好きだった少女漫画の世界だった。ヒロインは、長女の姉と三女の妹。次女の楓は悪役だった。
冗談じゃない。嫉妬にさいなまれた挙句に自殺なんてまっぴらごめんだ。
楓は、姉や妹たちに対して無関心になるよう決意する。
恋も愛も勝手に楽しんでください。私は、出世してバリバリ稼ぐエリートウーマンを目指します。
――そんな彼女が、前を向くまでの話。
※感想を頂けると、とても嬉しいです
※話数のみ→楓目線 話数&人物名→その人物の目線になります
※小説家になろう様、ツギクル様にも投稿しています
文字数 145,168
最終更新日 2018.09.25
登録日 2018.07.11
ヴェルダレア帝国に所属する最強冒険者パーティ『永遠の色調《カラーズ・ネスト》』は強者が揃った世界的にも有名なパーティで、その名を知らぬ者はいないとも言われるほど。ある事情により心に傷を負ってしまった無属性魔術師エーヤ・クリアノートがそのパーティを去っておよそ三年。エーヤは【エリディアル王国】を拠点として暮らしていた。
それからダンジョン探索を避けていたが、ある日相棒である契約精霊リルからダンジョン探索を提案される。渋々ダンジョンを探索しているとたった一人で魔物を相手にしている美少女と出会う。『盾の守護者』だと名乗る少女にはある目的があって―――。
個の色を持たない「無」属性魔術師。されど「万能の力」と定義し無限の可能性を創造するその魔術は彼だけにしか扱えない。実力者でありながら凡人だと自称する青年は唯一無二の無属性の力と仲間の想いを胸に再び戦場へと身を投げ出す。
青年が扱うのは無属性魔術と『罪』の力。それらを用いて目指すのは『七大迷宮』の真の踏破。
文字数 282,206
最終更新日 2019.09.07
登録日 2019.07.23
私が選ばれるはずはない。
だって両親の期待を裏切った出来損ないなのだから。
ずっとそうやって生きてきた。
それなのに、今更...。
今更、その方は私の前に現れた。
期待してはダメ。
縋ってはいけない。
私はもう諦めたのだから。
ある国の片田舎に、異能者の番となる特別な印を持った少女がいた。
しかし、その少女にはいつまで経っても迎えは来なかった。
両親に虐げられ、奴隷にまで落ちた少女は、全てを諦めながら残された人生を生きる。
自分を助けてくれた優しい人達に感謝しながら。
そんなある日、彼女は出会ってしまった。
彼女を切り捨てた美しい番と。
他視点あり
なろうでも連載中
文字数 207,007
最終更新日 2024.10.19
登録日 2024.05.12
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
文字数 193,080
最終更新日 2023.11.29
登録日 2023.04.28
一生懸命勉強してようやく手に入れた学園の合格通知。
それは平民である私が貴族と同じ学園へ通える権利。
合格通知を高々に掲げ、両親と共に飛び跳ねて喜んだ。
やったぁ!これで両親に恩返しできる!
そう信じて疑わなかった。
けれどその夜、不思議な夢を見た。
別の私が別の世界で暮らしている不思議な夢。
だけどそれは酷くリアルでどこか懐かしかった。
窓から差し込む光に目を覚まし、おもむろにテーブルへ向かうと、私は引き出しを開けた。
切った封蝋を開きカードを取り出した刹那、鈍器で殴られたような強い衝撃が走った。
壮大な記憶が頭の中で巡り、私は膝をつくと、大きく目を見開いた。
嘘でしょ…。
思い出したその記憶は前世の者。
この世界が前世でプレイした乙女ゲームの世界だと気が付いたのだ。
そんな令嬢の学園生活をお楽しみください―――――。
短編:10話完結(毎日更新21時)
【2021年8月13日 21:00 本編完結+おまけ1話】
文字数 17,349
最終更新日 2021.08.14
登録日 2021.08.07
「死者は嘘を吐かねぇ。汚ねぇのは、いつだって生きてる人間だ。」ー病には医者のメスを。悪には破邪の剣を振るう。江戸の闇を執刀する、天下御免の「大江戸監察医」が今、動く!
江戸末期序盤、天保の改革。飢饉と弾圧が江戸の町に暗い影を落とす中、八丁堀の片隅にある「天竜堂診療所」には、今日も貧しき人々が列をなす。主の名は高柳凌庵、医は仁術を重んじる情に厚い町医者として慕われているが、彼には「おろく医者」と呼ばれるもう一つの顔がある。
事件が発生した時、凌庵の姿は小石川養生所の奥深き聖域「不帰ノ蔵」の一角、監察医務院「顕幽閣(けんゆうかく)」にある。死者の無念を解き明かす、江戸唯一の「監察医」としての姿だ。時に死骸を検分して真相を探り、役人と共に事件の真実を見届ける、それが凌庵の役目だ。
そんな凌雲は重大な秘密を抱えている。大御所ー即ち先代の将軍が、市井に開業する医家の娘と恋に落ちた末、密かに生を受けた「将軍家の落胤」という宿命だ。事件を通じ素性が明るみになり、徳川一門の身分を得るが、本人は栄達を望まず一介の医者として生きる道を選んだ。それが高柳凌庵こと松平源七郎斉勝の今の姿なのだ。
不審な死を遂げた亡骸、その沈黙の訴えを凌雲は蘭学の粋を極めた解剖術で鮮やかに切り出していく。しかし、死の裏側に潜むのは、法の手が届かぬ巨悪の影……。
難事件には江戸時代の法医学書「無冤録述」、人の命を軽んじる悪には破邪の秘剣を振るう。
かつて捨てたはずの「葵の御紋」の重みを背負い、白頭巾を翻す正義の怪盗が闇夜を駆ける!
時代小説の枠を超えた圧倒的スケールで贈る、痛快”メディカル”娯楽時代活劇、堂々開幕!
※「幽世ノ華~大江戸天竜堂御用療治」の改題作品です、前作は非公開とさせて頂いております。前回登録いただいた方は、こちらをお読みください。
※小説家になろう併催。
文字数 246,268
最終更新日 2026.07.25
登録日 2026.03.07
ディスプレイの向こう側にあったはずのオブジェクトをVR技術は様々な形で持ち出した。
まだまだ揺り籠の中にいる、そして揺り籠として使えるVR、それが与えた影響は……?
いうまでもなくなんちゃってです。それっぽい話をとりあえずまとめてみました。途中で抜いたりするかもしれない。
同一世界ですが時代が微妙に違うので開発される前だったり使い方が変わっていたりする話があります。ポカして間違ってるのも(おい)。
作中VRが原因でない事故死が複数あるので苦手な方はご注意下さい。……VRの意味とは(爆)。
ところでVRMMOの話ってカテゴリ何が一番正しいの?
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
文字数 11,046
最終更新日 2024.02.16
登録日 2018.07.06
さよなら私のかわいい王子さま。
破天荒で常識外れで魔術バカの、私の優しくて愛しい王子さま。
出会いは10歳。
世話係に任命されたのも10歳。
それから5年間、リリシャは問題行動の多い末っ子王子ハロルドの世話を焼き続けてきた。
そんなリリシャにハロルドも信頼を寄せていて。
だけどいつまでも子供のままではいられない。
ハロルドの婚約者選定の話が上がり出し、リリシャは引き際を悟る。
いつもながらの完全ご都合主義。
作中「GGL」というBL要素のある本に触れる箇所があります。
直接的な描写はありませんが、地雷の方はご自衛をお願いいたします。
※関連作品『懐妊したポンコツ妻は夫から自立したい』
誤字脱字の宝庫です。温かい目でお読み頂けますと幸いです。
小説家になろうさんでも時差投稿します。
文字数 36,069
最終更新日 2023.09.15
登録日 2023.09.06
後宮では、帳簿に残らないものは存在しない。
沈蘭英は、瑛王朝の後宮・記録司で下級女官として、物品の出納や各局の記録を後宮の正式帳簿に記載する仕事をしていた。
ある日、皇帝臨席の香合わせを前に、玉瑶妃のもとに運ばれたはずの香箱が「未受領荷」として処理される。荷を運んだ下働きの少女・小梅は責を問われ、香箱の名も、小梅の訴えも、帳簿から消えてしまう。
けれど、蘭英は知っていた。
その香箱が確かに玉瑶殿へ運ばれたことを。
香、衣、受領印、差し戻された木簡。
後宮の帳簿に記された一行の裏で、妃たちの思惑と実家の利害、そして誰かが隠した真実が静かに動き始める。
記録は事実を残すのか。
それとも、事実を作り替えるのか。
若き書記女官・沈蘭英が、帳簿の余白から後宮の嘘を読み解く、中華風後宮ミステリー。
文字数 31,231
最終更新日 2026.07.25
登録日 2026.06.19