「朝」の検索結果
全体で6,375件見つかりました。
「ねえ知ってる? 最近でるらしいよ?」
――吸血鬼――。白皮症、血液嫌い、大妄想持ちの女子高校生、出里若菜は克服しきれない朝の眩惑的騒々しさの中で、親友から今更ながらの情報を小耳に入れる。
吸血鬼が現れる。なんでも、ここ最近の夜間に発生する傷害事件は、おとぎ話でしか存在を聞いたことがない、そんな化け物が引き起こしているらしい、という情報である。
噂に種はなかった。ただ、噂になるだけの事象ではあった。同時に面白いがために、そうやって持ち上げられた。出里若菜はそう思う。噂される化け物らは、絵本に厳重に封をされている。加えて串刺し公の異名を持つブラド・ツェペシュも結局人の域を出なかった。
この化け物も結局噂の域を出ない伝説なのだ。出里若菜はそう決め込んでいた。
あの光景をみるまでは。
※流血表現、生生しい描写、という要素が含まれております。
ご注意ください。
※他サイト様にも掲載させていただいてます。
文字数 113,361
最終更新日 2024.05.20
登録日 2022.12.05
一見普通の高校生、麻里マチは侍を目指している可憐な少女である。
初日の出を見ようと山を登り、新年の抱負を朝日に願った数時間後に事件は起こる。
白いふわふわとした生命体がボロボロになって倒れている所を助けると不思議な能力をマチは手に入れる。
メロっちと名乗る生き物を助けたマチは偶然近くに現れた少年と遭遇した際、持っていた模擬刀を間違って振るってしまい……
文字数 6,189
最終更新日 2023.01.10
登録日 2023.01.10
追放された支援職が、世界を支える最強の男に至る物語
王都の塔に、白い朝陽が差し込んでいた。
窓辺で報告書を読んでいたレオンは、静かに羽ペンを置いた。
今日は珍しく、空が澄んでいる。
——そして、風の中に、懐かしい気配があった。
扉が乱暴に開かれた。
かつての仲間——勇者カイル。鎧は砕け、片腕は血に染まり、目は焦点を失っている。
「……レオン……助けてくれ……魔王軍が……奴らが……!」
レオンは書類を閉じた。
机の上の印章には、王国戦略顧問・レオン・アークレインの名。
国の防衛魔法陣を統括する地位。
もう彼は、冒険者でも、支援職でもない。
「助けてくれ……頼む!お前の結界がなければ、俺たちは戦えない!」
カイルの声は震えていた。
あの頃、彼は言った。
『支援職なんて、誰でもできるだろ。お前は荷物だ。』
——そしてレオンを追放した。
「……結界がないと魔王軍に勝てなかったのか?」
「そ、そうだ……だからお前が必要なんだ!俺たちはお前を誤解して——」
「誤解?」
レオンは立ち上がる。
その足元から、白い魔法陣が静かに展開した。
塔全体を覆う防御結界——魔王軍の大軍をも防ぐ国の要だ。
「カイル。お前たちが私を切り捨てた時、私の支援はすべて消えた。」
「だが……俺たちは仲間だったじゃないか……!」
レオンは振り返らない。
窓の外、王都の空を見上げたまま、淡々と告げる。
「仲間、か。
仲間ってのは、互いを信じて支える者のことだ。
お前たちは私を信じなかった——その瞬間に、絆は切れた。」
沈黙。
カイルは膝をつき、崩れ落ちる。
レオンは最後に一言だけ残した。
「支援は“仲間”のために使うものだ。
お前たちは、もう違う。」
塔の扉が閉じる音だけが響いた。
外の鐘が鳴る。
その音に紛れて、勇者のすすり泣きが遠ざかっていった。
——レオンは静かに微笑んだ。
暖かな陽光の中、彼の机には王から届いた新たな勅書が置かれている。
「王都防衛の功績により、宰相補佐へ昇進」
もう過去に縋る必要はない。
今の彼には、守るべき国があり、信じ合える仲間がいる。
「……やれやれ。ようやく、本当の“支援”ができそうだ。」
その声は、優しく、そしてどこまでも静かだった。
文字数 68,388
最終更新日 2025.11.27
登録日 2025.10.12
32歳OLと、35歳サラリーマン。
同棲して3年。
関係は冷え切っているわけじゃないけど、沸騰もしない。
クリスマスの朝、プレゼント交換の後に始まったのは、ロマンチックなキスではなく「白髪抜き」だった。
「痛っ!」「うわ、太い」
お互いの老化を確認し合い、栄養ドリンクで乾杯する。
「好き」という感情より、「同じ速度で老いていく」という事実が、二人を繋ぎ止めている。
地味で、現実的で、どうしようもなく安心する「妥協」の記録。
文字数 8,129
最終更新日 2025.12.26
登録日 2025.12.26
文字数 3,053
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.05.31
起きて、働いて、眠る。
社会不適合のまま社会にしがみついて早や十二年。三十歳の年。身体にガタが来る気配はまだ感じられないが、心がヤバい今日この頃。
明日に絶望して眠るとある夢を見た。それはジェットコースターに乗ってる夢。
坂を上り、落ちる。左右に振られ上下に波打ち、猛スピードで進むコースター。先に待つのは大きく円を描いた垂直ループ。
勢いよく上り逆さになり、慣性のまま下る。そうして今来たレーンの一つ隣を通ろうとした時、不意に目が覚めた。
朝だった。起き上がると身体が軽い。
どうやら今は二十年前。俺は十歳の頃に時間がループしたようだ。
文字数 2,541
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.15
平治の乱で捕まった源頼朝は不思議なことに命を助けられ、伊豆の流人として34歳まで悠々自適に暮らす。
その後、数百騎で挙兵して初戦を大敗した頼朝だが、上総広常の2万人の大軍を得て関東に勢力を得る。
その後は、反平家の御家人たちが続々と頼朝の下に集まり、源範頼と源義経の働きにより平家は滅亡する。
自らは戦わず日本の支配者となった頼朝は、奥州の金を手中に納めようとする。
頼朝は奥州に戦を仕掛け、黄金の都市と呼ばれた平泉を奥州藤原氏もろとも滅ぼしてしまう。
文字数 69,421
最終更新日 2024.11.25
登録日 2024.09.28
幽霊となって戻ってきた最強お姉ちゃんユズルと、
対照的にチビでのろまで臆病な妹シズル、そんな二人の姉妹が織りなす異世界転移ファンタジー!
転移召喚した先は、異世界魔王との決戦が迫る中、如何にも駄目なパターンな異世界転移!
シズルは、生産と支援しか出来ない不遇職、錬金術師の勇者となり、勇者の武器もランタンと言う、およそ戦えるような代物ではなかった。
けれども、その辺は実はあらかじめ想定済み。
姉の予知能力で、この事を知っていたシズルは、現実世界で可能な限りの知識を集め、入念な準備の上で異世界転移の瞬間を迎えたのだった。
そして、シズルは、異世界経験者の姉の知恵と未来予知というチート能力、自分の弱さを承知の上で、入念な準備を重ねまくる事でカバーするという生来の習性を武器に、同じように召喚された勇者達に助言し、様々な支援を与え、束ねる存在となっていく。
魔王軍の者達は、前線にふらっと現れて、膠着状態をあっさり打ち破ったり、冗談のような勇者のパワーアップを実現し、彼女のことを誰もが身体を張ってでも守り抜こうとするその様を見て、いつしかシズルをこう呼ぶようになる。
勇者達の最終(ラスト)ボス……と。
これは異世界魔王と勇者の導き手シズルのラスボスの名を賭けた戦場の記録なのである。(嘘)
※この作品は、赤川次郎氏原作「ふたり」のオマージュ作品……のつもりでしたが。
なんだかもう、原型とどめてません。(笑)
幽霊になった完璧超人お姉ちゃんと、微妙な妹の成長物語って所は同じと言えますが、
そこだけ一緒で、ファンタジー世界を舞台として、MITT流で作品化したものが、この有様だよっ!
※なろうで、先行連載中! アルファでは当面、朝夕二回更新の予定。
文字数 28,040
最終更新日 2019.04.14
登録日 2019.04.09
昼は『珈琲喫茶れとろ』と夜は『洋酒場レトロ』の2つの顔を持つ店で、バイトをする事になった、主人公・香織。
その店で起こる事件を、店主・古川マスターと九条さん等と、挑む。
公開予定時間:毎週火・木曜日朝9:00
本職都合のため、予定が急遽変更されたり、休載する場合もあります。
同時期連載中の『探偵注文所』と世界観を共有しています。
文字数 382,641
最終更新日 2023.01.27
登録日 2020.03.29
◆◆入れ替わった男女がお互い好き勝手しているうちにモテたり褒められたりして、なんだかんだありながらも結ばれる男女二人主人公のラブコメ◆◆
――花も恥じらう男子高校生ユウがある朝目覚めると女になっていた。しかし彼は動揺しなかった。何を隠そうユウは入れ替わりモノを読んで日々イメトレをするくらいにはオタクだったし、隠れ乙男だったからだ。女の身体になったので、男の自分ではできなかったことをこれ幸いとしていくうちになんだかモテはじめて……。
◆
――シックスパック系女子高校生ハルはある朝目覚めると男になっていた。しかし彼女は動揺しなかった。何を隠そう彼女は脳筋女子であったからだ。これ幸いと「女の子には似合わない」と言われるようなマッチョを目指して筋トレをはじめるハル。そんなこんなしているうちになぜかモテはじめたり褒められたりして……。
◆注意◆
入れ替わりの結果、精神的BLや精神的GLっぽい瞬間が発生します。念のためにタグにも入れていますが、最終的には主人公たちが結ばれます。
文字数 63,914
最終更新日 2021.07.18
登録日 2021.07.04
今日も昨日と変わらない日常が始ま……らない!?
「おはようございます。国王様。朝食の準備が整っております」
……え?国王様?まさか俺のこと……?
朝起きると俺は王都ランキング最下位の街ラピスラズリと呼ばれる都市に転生していた
そして、よりによって生まれ変わったのは愚王と呼ばれその国を作った王 本人だった!
都市内の状況は酷く、周りからの嫌われ者。そんな最悪な状況で2度目の人生が始まる。
転生後、貧困美少女を助けたり、モンスターの討伐や近隣の国の王とリアル王様ゲームをしたり……などなどの様々な困難を乗り越え、豊かな国にしていくそんなストーリー
文字数 20,003
最終更新日 2017.04.17
登録日 2016.12.25
文字数 933
最終更新日 2019.10.22
登録日 2019.10.22
「ねぇ、俺とセックスしない?」
彼女いない歴8年の田中陽一の元に現れた朝比奈晴瑠。
陽一の住むアパートの隣の部屋に住む晴瑠は、誰もが認める美少年で、時々部屋に男を連れ込んでは陽一を悩ませていた。
そんな折、男と喧嘩した晴瑠は腹いせに陽一と関係を結ぼうとするが…。
自由奔放で天然小悪魔な晴瑠と、そんな晴瑠に翻弄される面倒見のいいお人好しの陽一。お互いに恋愛にトラウマを持つ者同士が惹かれ合う純愛BLです。
短編読み切り作品となっております。雨樋初の創作BLノベル作品です。思い入れのある作品ですので、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
続編「可愛いにも程がある。」完結しました。
内容は、気持ちが通じたあとの二人の後日談&晴瑠の過去に触れたものとなっております。
暴力的な表現が含まれます。
※pixiv投稿済み作品との同時掲載となっております。
番外編掲載中です。
文字数 55,550
最終更新日 2025.11.23
登録日 2024.12.09
王都の朝は、いつも少しだけ喧騒に満ちている。馬車の車輪が石畳を転がる音、人々の会話、パン屋の香ばしい匂い。その中心部から少し外れた場所に、私――エリシア・ハートレイは住んでいる。
ハートレイ侯爵家。聞こえだけは立派だが、私はその中でも地味な存在だ。
金髪碧眼の兄たちとは違い、私の髪は亜麻色、目は淡い灰色。社交界で着るドレスだって、華やかな装飾よりも落ち着いた色合いが好きだし、目立つことは苦手。
人に見られると妙に緊張してしまう、典型的な地味令嬢。
――だった、はずなのに。
文字数 15,902
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.18