「ハル」の検索結果
全体で2,699件見つかりました。
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
文字数 13,933
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.03.09
「アリア・フォン・レイヴェル。君との婚約を、今日この場で破棄する」
華やかな音楽が流れていたはずの大広間が、一瞬で静まり返った。
大勢の貴族が見守る中、私――アリアは、目の前に立つ婚約者を見つめていた。
レオンハルト・グランディア公爵令息。
幼い頃から婚約を結び、十年以上を共に過ごしてきた人。
淡い金色の髪に、青い瞳。
文字数 19,561
最終更新日 2026.09.01
登録日 2026.09.01
ジョアンナには婚約者のレオハルトがいるが、妹のクリスティーンから二人が愛し合っていることを告白される。婚約破棄を父親に説得するように言えば、クリスティーンが突然ジョアンナを崖下に突き落とそうとした。しかし、足を滑らしたクリスティーンが崖下に落ちてしまう。
クリスティーンは意識不明の重体。母親には罵られ、父親にはひどく叱咤され、レオハルトからは婚約破棄を言い渡された。
何も悪いことなどしていないのに。嘆いていても、誰も助けてなどくれない。話すら聞いてもらえない。
すべてジョアンナのせいされ、妹を殺そうとしたと噂された。失意の中、嘆いていても報われることはないと知り、ジョアンナは家出を決意する。
住み込みで働く中、知り合った高位貴族のアルヴェールに会う機会が増え、惹かれていくが……。
文字数 116,410
最終更新日 2025.02.28
登録日 2025.01.31
王国の夜会で、第一王子のレオンハルトから婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リリエル・アルヴァリア。
顔を銀の仮面で隠していることから『醜貌の聖女』と嘲られ、不要と切り捨てられた彼女は、そのまま王城を追われることになる。
しかし、その後に待ち受ける国の運命は滅亡へと向かっていた——
文字数 18,058
最終更新日 2026.01.31
登録日 2026.01.30
侯爵令嬢のステファニアは19年間、第二王子アベラルドの妃となるために教育されて成長してきた。
政略的な結びつきでもアベラルドとステファニアの間には愛があった。
しかし、アベラルドが公爵令嬢のカリメルラと関係を持ってしまった事から婚約は解消になった。ショックでステファニアは声を失ってしまった。
戦勝国でありながら敗戦国の王太子妃となるため選ばれ嫁がされてしまったステファニア。
しかしハルメル王国の王太子レアンドロには長年の恋人がいた。
初夜もないだけでなく、部屋に訪れる事もない夫の声は窓の外から恋人との会話で聞こえてくる。そんな状況で2年経とうが子供が出来るはずもない。
そんな中、母国ファミル王国の国王から子が出来ぬのならステファニアを家臣に下賜せよと命令書が届いた。恋人の手前ステファニアを煩わしく思っていた王太子レアンドロは家臣の1人であるファッジン辺境伯の元に下賜する事を決めた。
それを知った他の家臣は戦勝国ファミル王国の怒りを買うとレアンドロを諫めるがレアンドロは早々にステファニアを辺境へ追いやった。
辺境でステファニアを待っていたのは…。
そして何とか真実を伝えたいカリメルラの思いは…。
★お詫び★
このお話は途中から差替えを致しました。初期投稿分は最後の2話にまとめております関係で文字数が多くなっております。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界の創作話です。時代設定、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
文字数 260,391
最終更新日 2022.09.08
登録日 2022.08.31
「いくらでも待ってあげる。でも、もう絶対に逃がさないよ? 」
魔法適性ゼロのリリィは、魔法適性最高レベルを叩き出した幼馴染・ハルへの想いを断ち切り、距離を置いた。……はずだったのに。「リリィは俺のことが嫌いになったんだ」と、まさかの超絶ネガティブ大誤解をしたハルは、ショックのあまり、飛び級で超エリート魔法医師になるという、とんでもない方向へ全力疾走を始めてしまう。そんなハルを知る由もないリリィは、前を向き、夢に向かって必死に努力を重ねる。 そして、すれ違ったまま過ぎ去った四年の月日。ついに誤解が解けたその瞬間、ハルはこれまで抑えていた気持ちを爆発させ、猛アプローチを加速させる!翻弄し、翻弄され、両片想いな二人のラブコメです。★全10話・ハッピーエンドです!★
文字数 17,232
最終更新日 2026.09.26
登録日 2026.09.24
伯爵令嬢レイチェルは婚約者であるエックハルトから婚約解消を突きつけられる。
相思相愛だと思っていたレイチェルは衝撃を受ける。
理由を聞くとレイチェルが美しくならなかったからだという。
え? どういうこと?!
よくある婚約解消もの。ハッピーエンドです。
文字数 14,391
最終更新日 2022.10.27
登録日 2022.10.24
少年の見る夢は、失われた記憶か、それとも破滅の予兆か――。
優しき少年国王と、秘密を抱えた有能な側近。そして十二の月の名を冠する「歴神」が集うとき、隠された世界の真実が暴かれる!
==あらすじ==
周囲に誰もいない孤独な日々の中、能力を暴発させてしまった過去を持つ少年・祐。
そんな彼を救い、優しく支え続けてくれたのが、国王補佐であり唯一の側近である星夜だった。
十四歳になった祐は、自分の不思議な夢をきっかけに、かつて城にいた国王直属の臣下「歴神」の存在を知る。
個性豊かで一癖も二癖もある歴神たちや、二十四節気を司る「節気神」が集まり、かつての賑やかさを取り戻していく城内。
しかし、穏やかな日常の裏では、祐の身体に宿る「魔力」を巡る陰謀が蠢いていた――。
過酷な運命に翻弄されながらも、立ち向かっていく少年たちの戦いが今、幕を開ける。
文字数 52,537
最終更新日 2026.09.09
登録日 2026.07.01
久遠の呪祓師―― 怪異探偵犬神零の大正帝都アヤカシ奇譚
レンタル有り ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
第漆話 鋭意執筆中
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
モダンガールを目指して上京した椎葉桜子が勤めだした仕事先は、奇妙な探偵社。
浮世離れした美貌の探偵・犬神零と、式神を使う生意気な居候・ハルアキと共に、不可解な事件の解決に奔走する。
◤ 大正 × 妖 × ミステリー ◢
大正ロマン溢れる帝都・東京の裏通りを舞台に、冒険活劇が幕を開ける!
【シリーズ詳細】
第壱話――扉(書籍・レンタルに収録)
第弐話――鴉揚羽(書籍・レンタルに収録)
第参話――九十九ノ段(完結・公開中)
第肆話――壺(完結・公開中)
第伍話――箪笥(完結)
番外編・百合御殿ノ三姉妹(完結・別ページにて公開中)
※各話とも、単独でお楽しみ頂ける内容となっております。
【第4回 キャラ文芸大賞】
旧タイトル『犬神心霊探偵社 第壱話【扉】』が、奨励賞に選ばれました。
【備考(第壱話――扉)】
初稿 2010年 ブログ及びHPにて別名義で掲載
改稿① 2015年 小説家になろうにて別名義で掲載
改稿② 2020年 ノベルデイズ、ノベルアップ+にて掲載
※以上、現在は公開しておりません。
改稿③ 2021年 第4回 キャラ文芸大賞 奨励賞に選出
改稿④ 2021年
改稿⑤ 2022年 書籍化
文字数 361,964
最終更新日 2025.12.28
登録日 2020.06.09
幼い頃から側に居る少し年上の彼が大好きだった。
家の繋がりの為だとしても、婚約した時は部屋に戻ってから一人で泣いてしまう程に嬉しかった。
彼は、婚約者として私を大切にしてくれた。
毎週のお茶会も
誕生日以外のプレゼントも
成人してからのパーティーのエスコートも
私をとても大切にしてくれている。
ーーけれど。
大切だからといって、愛しているとは限らない。
いつからだろう。
彼の視線の先に、一人の綺麗な女性の姿がある事に気が付いたのは。
誠実な彼は、この家同士の婚約の意味をきちんと理解している。だから、その女性と二人きりになる事も噂になる様な事は絶対にしなかった。
このままいけば、数ヶ月後には私達は結婚する。
ーーけれど、本当にそれでいいの?
だから私は決めたのだ。
「貴方の事を愛してました」
貴方を忘れる事を。
文字数 19,900
最終更新日 2024.08.29
登録日 2022.04.18
癒しの魔力を持って生まれてきたエミリアは、貴族学園に入学する直前に予知夢を見てしまう。それはエミリアが貴族学園を卒業する頃に聖女としての能力を発現させ、王宮に召喚されるというものだった。しかし、聖女とはその実、国王や王弟、王太子の魔力を暴走させないようにするための『愛玩人形』のことを指しており、エミリアはその未来を回避すべく学園には入学せず男装して「エミリオ」という偽名で王立魔術師団に入団することを決める。魔術師団で鍛錬を積み始めるも、またしても同じ予知夢を見てしまう。このままではどう足掻いても破滅の未来にたどり着いてしまうと知ったエミリアは、自分が乙女の純潔を失えば未来のルートが変わるかもしれないと考え、意を決して上司である魔術師団長ジルベルトを誘惑することにしたけれど――?
***
稀代の魔術師(ただしドS腹黒)×魔力持ち男装令嬢、ギブアンドテイクな愛人契約ラブロマンス
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ムーンライトノベルズで開催された、ハル様主催【真夏の蜜夜2023】参加作品です。
***
※作者が読みたいだけの性癖を詰め込んだ三人称一元視点習作です
※表紙はpixabay様よりお借りし、かんたん表紙メーカー様にて加工しております
文字数 10,028
最終更新日 2023.11.11
登録日 2023.11.11
【前半女主人公・後半BL】
わたくしはティナリア。伯爵家の娘。
6歳で侯爵家嫡男のカハル様の婚約者になった。
妹のアリシュアとその婚約者のセッドリー。
わたくしたち4人はとても仲が良く幸せに成長していった。
4人はきょうだいのように、将来本当に家族になるその為に。
……だけど“2人”の気持ちはいつからか変わってしまっていたのでしょうね……
※ ■からBL
─1~12 [女主人公]
─13~20[BL]
─21·22·23 [後日談]
※『婚約者』としての女性から男性への恋愛感情の様な表現があります。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げました。
文字数 24,143
最終更新日 2022.01.16
登録日 2022.01.05
王国騎士団副団長直属秘書官――それが、サーシャの肩書きだった。上官で、幼馴染のラインハルトに淡い恋をするサーシャ。だが、ラインハルトに聖女からの釣書が届き、恋を諦めるために辞表を提出する。――が、辞表は目の前で破かれ、ラインハルトの凶悪なまでの愛を知る。
文字数 19,428
最終更新日 2020.06.10
登録日 2020.02.07
★魔法ゼロの地味系女子が、現代のアイテム(スマホ)と過保護なイケメン側近たちと共に、異世界の悪をぶっ潰す!?★
クラスで「村人A」のように目立たず、自分に自信がない中学二年生の小鳥遊美亜(たかなしみあ)。
ある日、部屋の鏡から飛び出してきた異世界のワガママ王女・ロゼリアに「一日だけでいいから入れ替わって!」と強引に頼み込まれ、身代わりとして魔法と剣の世界『エルディア王国』へ行くことに!
王宮で待っていたのは、絵本から抜け出したような三人の美形側近たち。
生真面目な騎士団長・レオンハルト。
冷徹で毒舌な魔法使い・ユーリウス。
無邪気な天才発明家・ライト。
本来の高飛車なロゼリアとは違い、魔法を持たないながらも不器用で優しい美亜に、三人はあっという間に心を奪われてしまう。
彼らは敵対する者には一切の容赦がない冷酷な素顔を見せるが、美亜に対してだけは別人のように甘く、過保護に守り抜こうとして……!?
そんな中、王位簒奪を企む悪徳宰相が美亜の命を狙い始める。
絶対絶命のピンチ――かと思いきや、美亜は安全な部屋に隠れることを拒否!
夜の晩餐会、美亜はあえて毒入りのグラスを手に取り宰相を挑発する。そして、現代の武器『スマートフォン』の録音機能を突きつけ、容赦ない側近たちとの華麗な連携プレイで悪徳宰相を完全論破&スカッと成敗!
俯いてばかりだった地味な少女が、異世界で「自分らしさ」を見つけ、一人の王女として最高に輝くまでの、勇気と成長のシンデレラストーリー!
文字数 40,771
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.07.31
転校生・さちが出会ったのは、運動が大好きな双子の姉妹・ハルとユキ。
「ちょっとだけ」の気持ちで始めた放課後のトレーニングは、やがて日常の風景になっていく。
少しずつ鍛えられていく体。仲間との絆。
「強くなりたい」と願う心は、いつしか目に見える成長へとつながっていく。
これは、小学6年生の少女たちが「努力する楽しさ」と「支え合う意味」に出会う物語。
勝つためじゃない、自分のために強くなるための――絆の記録。
※本作はフィクションです。登場人物・団体・出来事はすべて架空のものです。
※この物語は、OpenAIのAI「ChatGPT」と協力して創作されています。
※この物語は、「カクヨム」「小説家になろう」でも掲載しております。
文字数 72,064
最終更新日 2026.03.27
登録日 2025.07.12
七年間、岩牢に幽閉されていた小春の前に一人の青年が現れる。
「迎えに来た。南へ行く約束、まだだろ」
身に覚えのない言葉に首をかしげる小春とは対照的に
青年・成龍は当然のように牢を破り、強引に連れ出してしまう。
「誰に頼まれた」
「……約束した」
どこまでも噛み合わない二人の会話。山を越え、南を目指す旅のなかで
止まっていた時間と、忘れていた記憶が少しずつ蘇る。
これは、理不尽な罪で人生を止められ昔の約束を
忘れてしまったおっさんと、その約束を決して忘れなかった青年の
少しおかしくて、切ない、再生のブロマンス・ファンタジー。
同性バディ×クソデカ感情 応募作品。
若い男×おっさんのブロマンス。
小春(コハル)/40歳 目前
元・王の側近で、王の肖像画を踏んだ罪で
七年間幽閉された、不運続きのおっさん。
幽閉生活で感情はすっかり擦り減ったが、
皮肉とツッコミだけは健在。
成龍(セイリュウ)/27歳
山で修行を積んだ仙師で、御剣術を操る実力者。
白と水色の装束が似合う、寡黙な高身長イケメン。
小春を救出し、小春との約束を大切にしている。
自分の執着にはまったく気づいていない。
文字数 16,678
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.26
「俺と婚約してほしい」
異世界へ派遣されて聖女として働いている私。
今回もいつも通り、瘴気を浄化して、魔物を倒して、1週間ほど働いたら日本へ帰る――ただそれだけの仕事のはずだった。
ところが、召喚された初日から、見知らぬ美しい男がなぜか私の後ろをついてくる。
話しかけてもほとんど喋らない。
ただ無表情で、じーっと私を見ている。
怖い。
ものすごく怖い。
できるだけ刺激しないようにしていたのだが、魔物に襲われた私を助けたことで、彼の正体が判明する。
なんと彼は、この国の第一王子・レオンハルト殿下だった。
しかも――。
「生まれて初めて好きになった人に、どう声をかけたらいいか分からなかったんだ」
どうやら私に一目惚れして、ずっと後ろをついてきていたらしい。
いやいやいや。
一目惚れなんて、小説やドラマの中だけでしょう?
しかも相手は、誰もが振り返るほど美しい王子様。
何かがおかしい。
怪しい。
もしかして詐欺?
そう疑う私をよそに、王子様はさっそく婚約を迫ってくる。
「早くしないと、君が他の男に奪われてしまう。君は魅力的だから」
「早いです。まずはお友達から始めませんか」
「……分かった」
どうにか納得してもらったものの。
「でも、もし君が俺から離れるようなことがあれば、全力で追いかけに行く」
「は、はい……」
――このときの私は、まだ分かっていなかった。
この王子様が、本当にどこまでも追いかけてくる人だということを。
文字数 16,256
最終更新日 2026.09.16
登録日 2026.09.14
チートな魔法使いの母─ハル─と、氷の近衛騎士の父─エディオル─と優しい兄─セオドア─に可愛がられ、見守られながらすくすくと育って来たヴィオラ。そんなヴィオラが憧れるのは、父や祖父のような武人。幼馴染みであるリオン王子から好意を寄せられ、それを躱す日々を繰り返している。リオンが嫌いではないけど、恋愛対象としては見れない。
そんなある日、母の故郷である辺境地で20年ぶりに隣国の辺境地と合同討伐訓練が行われる事になり、チートな魔法使いの母と共に訓練に参加する事になり……。そこで出会ったのは、隣国辺境地の次男─シリウスだった。
❋モブシリーズの子供世代の話になります❋
❋相変わらずのゆるふわ設定なので、軽く読んでいただけると幸いです❋
文字数 46,059
最終更新日 2023.04.13
登録日 2022.12.30
「レオンハルト・ヴァルツ。今宵をもって、あなたとの婚約を破棄いたします」
王宮の夜会で、第一王女エルネスタから婚約破棄を告げられた侯爵令息レオンハルト。
理由は、男爵令息ミシェルへの嫌がらせと殺害未遂。死んだ鼠、落下した植木鉢、細工された馬車の車軸。並べられた証拠には、いずれもヴァルツ侯爵家の影があった。
だが、レオンハルトには身に覚えがない。
証拠の弱さを指摘し、この断罪が仕組まれたものだと見抜いた彼は、煙幕を残して王宮から逃亡する。
その行く先をことごとく先回りするのは、王女付き筆頭騎士ユリウス・クレイツ。
レオンハルトとエルネスタより一歳年上の幼馴染であり、幼い頃からレオンハルトの命令に従い、その無謀を補い、剣では一度も負けなかった男。今では法と規律を重んじ、「白い剣」と称えられる正義の騎士である。
ユリウスは知っている。
レオンハルトがどこへ逃げるか。
何を捨て、何だけは守ろうとするか。
どの道を選び、最後に誰のもとへ戻るのか。
王都全体を使った追跡の末、レオンハルトは審理の場へ立たされる。
被害者であるミシェルの証言によって殺害未遂の証拠は崩れ始めるが、レオンハルトは無実の善人ではなかった。密輸、贈賄、司法への圧力、そして現女王を排除するための準備。冤罪の奥から、彼が自ら選んだ罪が姿を現す。
すべては、男であることを隠して王女として生きるエルネスタ——エルネストを王にするためだった。
自らの王のため、悪役であることを選んだレオンハルト。
正義を掲げながら、思惑を隠し彼を追うユリウス。
そして、全てを手に入れるために微笑みをたたえるエルネスト。
同じ未来を見て育ち、やがて異なる未来を選んだ三人の幼馴染。
断罪の夜に始まった追跡は、やがて法と王位、忠誠と執着、そして「誰が誰のものなのか」を巡る争いへ変わっていく。
これは、自分を知り尽くした男から逃れるため、名前も身分も、それまでの自分さえ捨てて地の果てを目指す悪役令息の物語。
文字数 26,030
最終更新日 2026.10.09
登録日 2026.08.28