「感じた」の検索結果
全体で981件見つかりました。
「痛い……」異母妹ユリアに崖の上から突き落とされて瀕死の重傷を負った五歳のエレオノーラ・クラッセン伯爵令嬢は、自分の脳に走馬灯のように前世の記憶が蘇っていくのを感じた。そうだ、わたしは1000年前に聖女と勇者に殺された魔王の娘サンドリアだった。記憶を思い出すとともに、魔族にしか使えない「魔術」が使えるようになったエレオノーラは瀕死の傷を治して一命をとりとめる。
それから十二年。エレオノーラが十七歳になったとき、神殿の女神像が光ったことで各地で聖女選定がはじまる。異母妹ユリアは1000年前の聖女と同じ髪の色をしていたため自分が聖女だと信じているようだったが、選ばれたのは何とエレオノーラだった。
驚くエレオノーラ。けれども驚くのはそれだけではなかった。
エレオノーラがこれまで義母や異母姉に虐げられていたことを知っていて、何度も助けてくれた二人いる王太子候補の一人、ディートリヒが、これを機にエレオノーラを伯爵家から解放しようと考え、自分が暮らしている城の離宮へ連れていき――え⁉求婚⁉
さすがに自分を殺した勇者の末裔と結婚はできない……と思っていたら、ユリアと一緒になってエレオノーラを虐げていたユリアの婚約者ジークレヒトまでエレオノーラに求婚してきて、もう何が何だかわからない!
(っていうか、元魔王の娘が聖女とか何かの間違えじゃないの⁉)
これからいったいどうなってしまうのか。
エレオノーラを巻き込んで、王位継承をめぐる陰謀が、今はじまろうとしていた――
文字数 113,513
最終更新日 2024.01.20
登録日 2023.12.12
「あのドレスは似合わない……いえ、ドレスそのものが似合わないのかしら」
彼女を目にした時、ミットー公爵令嬢ロメリアは、そんな感想を抱いた。
古くから優れた武官を輩出してきたミットー公爵家の屋敷の庭では、この日、お茶会が催されていた。
お節介焼きの祖母により、十歳になったばかりのロメリアは、半ば無理やりこのお茶会の主催に祭り上げられていた。
そんな中、彼女の取り巻きを気取る令嬢達が、会場の隅に置かれたテーブルで一人ポツンと所在なげにしている男爵令嬢メルを嘲笑う。
「ヒバート男爵といえば、昇級試験に四度も落ちて、今もまだ平民の文官の下で働いているそうですわ」
「そんな風だから、奥様にも逃げられてしまうんだわ。あのメルって子も、気の毒ですわねぇ」
自分を挟んでクスクスと笑い合う彼女達を、ロメリアは冷ややかに眺めていた。
そんな中、暴走した兄の馬が乱入し、お茶会は騒然となる。
その時、似合わないピンクのドレスを翻して馬の背に飛び乗り混乱を収めたのは、この場で最も格下として扱われていた、メルだった。
それを見たロメリアは、自分の心がかつてないほど浮き立つのを感じた。
文字数 6,084
最終更新日 2024.04.21
登録日 2024.04.21
男爵令嬢ロザリーンは、母を失って以降、愛を感じた事が無い。
父は人が変わったかの様に冷たくなり、何の前置きも無く再婚してしまった上に、
再婚相手とその娘たちは底意地が悪く、ロザリーンを召使として扱った。
義姉には縁談の打診が来たが、自分はデビュタントさえして貰えない…
疎外感や孤独に苛まれ、何の希望も見出せずにいた。
義姉の婚約パーティの日、ロザリーンは侍女として同行したが、家族の不興を買い、帰路にて置き去りにされてしまう。
パーティで知り合った少年ミゲルの父に助けられ、男爵家に送ると言われるが、
家族を恐れるロザリーンは、自分を彼の館で雇って欲しいと願い出た___
異世界恋愛:短めの長編(全24話) ※魔法要素無し。
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆
文字数 88,461
最終更新日 2024.03.19
登録日 2024.02.25
文字数 7,903
最終更新日 2022.02.17
登録日 2022.02.12
エリザベート公爵夫人は幸せな家庭を築いているのだと思って日々生活していた。だけどそれは見せかけだったのかもしれない。夫のオリバーに依頼されたという弁護士の言葉で、エリザベートの心は激しく動揺してただ意外な驚きだけを感じた。
弁護士から奥様は不倫をしていますね?と指摘されたのだ。当然エリザベートは不倫などしていないので濡れ衣であると反論した。だが弁護士は不倫を認めろと大声でいう。さらに離婚と慰謝料の要求までしてきた。
エリザベートも弁護士に依頼して法廷で争う決心をする。どうやら夫には愛人がいて妻の自分が邪魔になったらしい。義家族との話し合いは平行線をたどり、自分の中で夫に対する愛情が薄れていくのをエリザベートは感じていく。
※一部刺激的な表現が含まれるかもしれません。人間関係は複雑なものになっています。途中から刺激の強い場面がありますので離れて見てください。
文字数 22,459
最終更新日 2022.08.14
登録日 2022.08.12
アンナリセルはあわてんぼうで死にそうになった。その時、前世を思い出した。
前世でプレーしたゲームに酷似した世界であると感じたアンナリセルは自分自身と推しキャラを守るため、攻略対象者と距離を置くことを願う。
そんな彼女の願いは叶うのか?
毎日朝方更新予定です。
文字数 44,942
最終更新日 2021.07.22
登録日 2021.07.05
「蓮……。抜き合い、しよっか」
一度でいい。もっと蓮にふれたい……。
恋人の真似ごとでもいいから、蓮を感じたい……。
役とは真逆の二人が話題のBLドラマ、W主演の蓮と秋人。
連日溺愛の表現を求められて、攻め役の蓮は毎回ドキドキし、受け役の秋人はそんな蓮をからかって楽しんでいた。
ドラマと同じニコイチのように仲のいい二人。
ところがキスシーンの撮影で、自分の高鳴る胸の鼓動に、秋人は蓮への気持ちを自覚して動揺する。
気持ちを知られたら、もう側にいられない……。
でも側にいたい。ふれていたい……。
〈ドラマ〉
蓮(男らしい)× 秋人(物静か)
〈現実〉
蓮(可愛いワンコ)× 秋人(男らしい)
二人の視点で、お話は進んでいきます。
ドラマの二人の視点もたまに出てきます。
ギャップを楽しんでいただけたら嬉しいです。
時々、番外編を更新します。
★京×榊
「セフレなんて嫌なんだ 〜変装した俺とマネージャーの恋愛方法〜」を連載中です。よろしくお願いします✿*゚
文字数 334,225
最終更新日 2024.05.04
登録日 2022.08.05
若くして戦場を駆け巡り、戦果を挙げて続けたマリア・ド・メディシス。ティアブール国の姫でありながら、数々の功績を一身に受けてしまい、それを脅威に感じた王族によりティアブール国の王城地下深くにある【タルタロス】に幽閉されてしまっていた。
ある日、変わらない幽閉生活で唯一の外界との接点である世話係が変わった。侍女ではなく、珍しく男の騎士であり、さらにその男からは……死の気配がした。
男の名はフロスト・タリアン。
フロストとの交流を通して、マリアは初めての感情と体験を重ねていく。
そして、穏やかな幽閉生活は暗殺者の来訪により唐突に終了を迎え……。
R指定箇所はタイトルに*を付けています。
全21話 完結済みです( ¨̮ )
まったりお付き合い頂ければ幸いです!
文字数 141,248
最終更新日 2024.01.20
登録日 2024.01.03
____それでも俺は、あなたに出会えてよかった____
Subでありながらglareが効かず、思い悩みながらも行きずりの相手と望まないプレイを繰り返していた。
痛めつけられ、プレイ相手からは罵られ、身体的にも精神的にも追い詰められていて。
そんな日々の中、ある日自分を助けてくれた男性に、目があった瞬間忠誠を誓いたいと感じた。
互いに溺れるように惹かれていった。
こんな日々がずっと続けばいいと思っていた。
けれど現実は残酷で。
…ねえ由良さん、それでも俺は、貴方に出会えて良かった。
出会わなければ良かっただなんて、思わない。
だから、お願い。
俺の手を、
…握ったその手を離さないで。
※Dom/Subユニバースの設定をお借りしていますが、特に前知識なしでも読めるようになっております。未読の方も是非!
※近親相姦表現あり。また、道中シリアスですので、苦手な方はお戻りください(>人<;)
表紙イラスト、挿絵は園瀬もち様(Twitter→@0moti_moti0)に依頼させていただきました。
※エブからの転載になります
文字数 291,857
最終更新日 2021.11.26
登録日 2020.07.12
大須賀伯爵家の庭師である澪は、秘かに御曹司の晃久に憧れを抱いている。幼なじみの晃久に子どもの頃、花嫁になれと告げられたことが胸の奥に刻まれているからだ。しかし愛人の子である澪は日陰の身で、晃久は正妻の嫡男。異母兄弟で男同士なので叶わぬ夢と諦めていた。ある日、突然の体の疼きを感じた澪は、ふとしたことから晃久に抱かれてしまう。医師の長沢から、澪はオメガであり妊娠可能な体だと知らされて衝撃を受ける。オメガの運命と晃久への想いに揺れるが、パーティーで晃久に婚約者がいると知らされて――◆BL合戦夏の陣・ダリア文庫賞最終候補作品。◆スピンオフ「椿小路公爵家の秘めごと」椿小路公爵家の唯一の嫡男である安珠は、自身がオメガと知り苦悩していた。ある夜、自慰を行っている最中に下男の鴇に発見されて――
文字数 206,053
最終更新日 2019.11.29
登録日 2019.03.11
エルダーはオスタシス王国の第二王子に婚約を破棄された。義妹のティナが聖女の力に目覚めてから、婚約者を乗り換えられたのだ。それから、家も追い出され、王宮での仕事も解雇された。
それでも母が残したハーブのお店がある!
ハーブの仕事さえ出来れば幸せなエルダーは、義妹の幸せマウントも気にせず、自由気ままに生きていた。
しかしある日、父親から隣国のロズイエ王国へ嫁ぐように言われてしまう。しかも、そのお相手には想い人がいるようで?!
聖女の力に頼りきりでハーブを蔑ろにしていた自国に限界を感じていたエルダーは、ハーブを大切にしているロズイエに希望を感じた。「じゃあ、王子様には想い人と幸せになってもらって、私はロズイエで平民としてお店をやらせてもらえば良いじゃない?!」
かくして、エルダーの仮初めの妻計画が始まった。
王子様もその計画に甘えることにしたけど……?
これは、ハーブが大好きで一人でも強く生きていきたい女の子と、相手が好きすぎてポンコツになってしまったヒーローのお話。
※こちらのお話は、小説家になろうで投稿していたものです。
文字数 79,600
最終更新日 2022.10.11
登録日 2022.10.09
「なにかが違う・・・」私は帰宅した夫の服装を見て、どこか違和感を感じてしまう。
朝着て行った服と、帰って来たときの服がどうも違う気がしてならない。
「ね、あなた、会社で服を着替えるってことはある?」
「いいや、そんなことしないよ」
「そうよね、でも、ちょっと違うような気がするのよね」
「どこが?シャツ
文字数 1,015
最終更新日 2021.08.16
登録日 2021.08.16
ロザンナ・ブリオッシュ公爵令嬢は美形揃いの公爵家の中でも比較的地味な部類に入る。茶色の髪にこげ茶の瞳はおとなしめな外見に拍車をかけて見えた。そのせいか、婚約者のこのトレント王国の王太子クルクスル殿下には最初から塩対応されていた。
そんな折り、王太子に近付く女性がいるという。
アリサ・タンザイト子爵令嬢は、貴族令嬢とは思えないほどその親しみやすさで王太子の心を捕らえてしまったようなのだ。
仲がよさげな二人の様子を見たロザンナは少しばかり不安を感じたが。
(まさか、ね)
だが、その不安は的中し、ロザンナは王太子に婚約破棄を告げられてしまう。
――実は、婚約破棄され追放された地味な令嬢はとても重要な役目をになっていたのに。
(※誤字報告ありがとうございます)
文字数 35,091
最終更新日 2022.12.04
登録日 2022.11.24
愛する者を失った咲李亜は、50歳にして異世界へ転移させられた。寝耳に水だ。しかも、転移した先の家で、訪ねてくる者を待て、との伝言付き。いったい、いつになったら来るんですか?
旅に出ようにも、家の外には見たこともないような生き物がうじゃうじゃいる。無理無理。ここから出たら死んじゃうよ。
一緒に召喚されたらしい女の子とは、別ルートってどうしたらいいの?
これは、齢50の女が、異世界へ転移したら若返り、番とラブラブになるまでのお話。
16話完結済み 毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付きで書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
文字数 73,678
最終更新日 2020.04.16
登録日 2020.02.22
あらすじ
大学を卒業してから介護士として働いていた斎藤優希、22歳。
そんな優希は一人暮らしを始めた時に隣の部屋に住んでいた本田真波と出会い、結婚する。
優希は真波とも義両親とも良好な関係を築くことができており、幸せな結婚生活を送ることができていたが、真波の勤めていた市役所に上司としてやってきた大宮和也が真波と不倫関係になってしまう。
この不倫によって優希は離婚、人生のどん底に叩き落とされることになるが、なぜか優希の人生は良い方向に向かっていく。
※注意
・この物語は官能小説ではありませんが、浮気や結婚といったテーマを扱うことから、若干の性的描写がありますが、可能な限り控えめにしております。もし、官能小説が読みたい方は今後投稿予定の「キスだけで、」という作品で描く予定です。性的描写があることにより、この小説はR18です。
・性的描写が描かれていることで投稿ができなくなった場合や内容が不自然だと感じた場合は予告なく修正する可能性もありますが、大きく内容が変わることはありません。
・この小説は10話ごとにテーマを持って書く予定ですので、のんびりと楽しんでいただけると幸いです。
文字数 69,619
最終更新日 2024.06.10
登録日 2023.12.28
諦めたはずなのに、少し情が残ってたお話。
主人公は婚約者と上手くいっていない。いつも彼の幼馴染が邪魔をしてくる。主人公は、婚約解消を決意する。しかしその後元婚約者となった彼から手紙が来て、さらにメイドから彼のその後を聞いてしまった。その時に感じた思いとは。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 2,153
最終更新日 2023.04.06
登録日 2023.04.06
ミリティア・メルトーイは、いつも優秀過ぎる姉と比べられて生きてきた。
姉と比べると、落ちこぼれでしかない。それが、彼女に対する多くの者の評価である。
しかし、ある日、ミリティアは第三王子のファムルドの婚約者になることになった。
姉ではなく自分が、王子の婚約者になる。そのことに、ミリティアは疑問を感じずにはいられなかった。
何か裏がある。そのように感じたミリティアは、婚約の裏にある作為を確かめるために、行動を開始するのだった。
文字数 30,301
最終更新日 2021.02.17
登録日 2021.02.08
4/3 恋愛大賞の最終結果が355位でした!期間中に投票・お気に入り・閲覧してくださった方、ご協力感謝です!うん、安定の無星!あなたの心で輝けたなら満足です(???)小説家になろうの番外編はこちらのリンクからどうぞ→https://novel18.syosetu.com/n6468im/
3/16本編完結しました~
ハイファンタジー・ハードセックス・ピュアラブストーリーです。
月イチで生えるふたなり百合です。百合作品においてふたなりは時に甘えと見なされることがあり、その言説は確かにもっともだが、ふたなりにはふたなりの葛藤があり、恋愛があり、救いがあるのではないかと思い至り、あと単純に生えてると萌えるから、気が狂ったように書いています。(特に第三部)
男性向けの形式で女性向けの内容を動かしているので、下品に感じたらすみません・・・
恋愛小説なので恋愛大賞に参加しています。恋愛だと思ったら投票してもらえると嬉しい~
【あらすじ】
ミノタウロス族のゴズメル(♀)は種族的な理由で月イチでチン・・・が生えるケツとタッパのデカい女。
冒険者協会のメンバーとして日夜任務に励んでいるのだが、なんと彼女はレベル3だった。
ゴズメルのチン・・・は不能気味で、レベルアップ素材『童貞喪失精子』をゲットできずにいるためだ。
恥ずかしいのでみんなには内緒にしていたのだが、そのことが原因で冒険者協会の会長にクビを宣告されてしまう。ますますしょんぼりしてしまうゴズメルに、しごでき(仕事ができる)受付ヒーラーのリリィが協力を申し出る。実は妖精族のリリィは強力な催淫バフ持ちだったのだ・・・!
はたしてゴズメルのチン・・・は無事にレベルアップ素材をゲットできるのだろうか!?
【いちおうの世界観】
地球が荒廃した近未来。人類は電脳世界に活路を見出し、夢いっぱいな人外として生まれ変わったのでした。なんだかんだ戦争とかもありつつ、今は電脳世界をむしばむ魔物(バグ)と冒険者が戦っている感じだ。
でもそんなの関係ねぇ。★マークからイチャイチャがはじまる。
状況説明に1万字も費やしてしまい、不徳の致すところです。
【予定】
序・破・急の3部作で結婚から子づくりまで行きます
文字数 559,441
最終更新日 2024.05.31
登録日 2023.10.13
剣道男子の大輔はあるとき異世界に召喚されたものの、彼がそこに召喚されたこと自体が手違いだった。
異世界人達が召喚したかったのはそもそもヒトでは無かった。
「自分なんかが出てきちゃってすんません」と思って居たが、召喚の儀式の中心人物だったエレオノール王子は逆に彼を巻き込んでしまったことに責任を感じて・・・
1話目の最初の方、表現はザックリ目ですが男女の濡れ場が有りますので、お嫌いな方は避けてください。
主に攻め視点。攻め視点話の率が少なめに感じたので自力供給する事にしました。
攻めは最初性の知識がほとんどありません。でもきっと立派にやり遂げます。
作者は基本甘々およびスパダリ、そしてちょっと残念な子が好きです。
色々と初心者です。
R-18にしてありますが、どのレベルからがR-15なのか、どこからがR-18なのか、いまいちよくわかってないのですが、一応それかなと思ったら表示入れておきます。
あと、バトル描写の部分で、もしかすると人によってはグロいと感じる人が居るかも知れません。血とか内臓とか欠損とか苦手な方はご注意ください。魔獣なら大丈夫だけど対人間だと苦手だという方もご注意ください。ただ、作者自身は結構マイルドな表現にしているつもりではあります。
更新は不定期です。本業が忙しくなると暫くあいだがあいてしまいます。
一話一話が文字数多くてスミマセン。スマホだと大変かと思いますがこれが作者のペースなもんで。
文字数 896,930
最終更新日 2023.12.05
登録日 2020.06.30
マトリカリア伯爵家は代々アドニス王国軍の衛生兵団長を務める治癒魔法の名門です。
神々に祝福されているマトリカリア家では長女として胸元に十字の聖痕を持った娘が必ず生まれます。
その娘が使う強力な治癒魔法の力で衛生兵をまとめ上げ王国に重用されてきました。
そのため、家督はその長女が代々受け継ぎ、魔力容量の多い男性を婿として迎えています。
しかし、今代のマトリカリア伯爵令嬢フリージアは聖痕を持って生まれたにも関わらず治癒魔法を使えません。
それでも両親に愛されて幸せに暮らしていました。
衛生兵団長を務めていた母カトレアが急に亡くなるまでは。
フリージアの父マトリカリア伯爵は、治癒魔法に関してマトリカリア伯爵家に次ぐ名門のハイドランジア侯爵家の未亡人アザレアを後妻として迎えました。
アザレアには女の連れ子がいました。連れ子のガーベラは聖痕こそありませんが治癒魔法の素質があり、治癒魔法を使えないフリージアは次第に肩身の狭い思いをすることになりました。
アザレアもガーベラも治癒魔法を使えないフリージアを見下して、まるで使用人のように扱います。
そしてガーベラが王国軍の衛生兵団入団試験に合格し王宮に勤め始めたのをきっかけに、父のマトリカリア伯爵すらフリージアを疎ましく思い始め、アザレアに言われるがままガーベラに家督を継がせたいと考えるようになります。
治癒魔法こそ使えませんが、正式には未だにマトリカリア家の家督はフリージアにあるため、身の危険を感じたフリージアは家を出ることを決意しました。
しかし、本人すら知らないだけでフリージアにはマトリカリアの当主に相応しい力が眠っているのです。
※最初は胸糞悪いと思いますが、ざまぁは早めに終わらせるのでお付き合いいただけると幸いです。
文字数 75,030
最終更新日 2020.12.09
登録日 2020.11.14