「20」の検索結果
全体で12,102件見つかりました。
文字数 9,047
最終更新日 2025.08.24
登録日 2025.08.24
薄暗い闇の中で子供の悲しそうな声が聞こえた。
「・・・うぅ・・・お母さま・・・。」
泣くのを我慢して必死に声を押し殺そうとしているけれど、耐えられずにかすれた声で聞いているこっちが貰い泣きしそう。
こんな幼い少年を置いてお母さんはどこに居るの?
そう母親を探そうと瞳を開けると、そこには現実とは思えない煌びやかな部屋のベッドで寝ているおこちゃま王子様?な美少年が直ぐ傍で添い寝していた。
え?
なんで私、おとぎ話に出てきそうな金髪碧眼の超絶美少年な子供と添い寝してんの?
「もしかしなくても私!???」
「・・・アンナリーゼ?・・・どうしたんだ?」
横に居たおこちゃま王子様が私の不審な行動に困惑した表情で声をかけてきた。
先ほどまで必死に泣くのを我慢していた少年とは思えない冷めた表情で私を睨んでいた。
そりゃそうよね・・・。
私の我儘で半ば無理やりエセルバート様と結婚しちゃったんだもの。
だからなのか毎夜、勝負服なナイトドレスを着て同衾しても手を出し・・・て・・・っ!???????
待って。これはもしかしなくても・・・
異世界転生と言うやつじゃない!?
しかも、前世の記憶と今世の記憶に同じ知識が存在していることに気づいてしまった。
アンナリーゼって確か、前世どはまりしていた恋愛小説に出てくるメイン男主人公エセルバード様をトラウマ級な思い出と潔癖症にさせるきっかけにもなる
序盤で無残に殺されちゃう悪役令嬢じゃん
第15回恋愛小説大賞にて奨励賞をいただきました!順位は28位です🎉日々の閲覧、お気に入り本当にありがとうごさいます🍀(2022.03.31)
文字数 169,146
最終更新日 2023.08.18
登録日 2022.01.29
どうしてこんなことになったのか…
ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。
居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!
俺の関係ない所でやってくれ!
ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに
○更新状況○
2023/2/15投稿開始
毎週水曜20時頃次回投稿の予定
文字数 458,379
最終更新日 2026.07.01
登録日 2023.02.15
借金返済のために足を踏み入れた、秘密の社交場・高級ラウンジ『LUXE(リュクス)』
夜職初心者の羽瀬 紬(20歳)を待ち受けていたのは、国民的アイドルの執着だった。
VIPしか立ち入りを許されない、極秘の「身体を売る店」へと誘われる紬。そこは、一度乗れば二度と戻れない――いや、戻りたくないと思ってしまうほどの快楽が渦巻く部屋。
高級ラウンジの裏の顔。その店の名は『アビス』。通称:甘いカロンの舟。
4人の男たちが一人の女性を奪い合う。それぞれの異なる手つきによって、自ら快楽を求める淫らな姿へ変貌していく背徳感。
最も深く、最も残酷に愛してくれるのは、誰――?
文字数 51,197
最終更新日 2026.02.04
登録日 2026.01.02
前世で病弱だった私は死んだ。
私は死ぬ間際に願った。
もしも生まれ変われるのなら、健康で丈夫な身体がほしいと。それに魔法が使えたらいいのにと。
そしてその願いは叶えられた。
小説に登場する悪役令嬢として。
本来婚約者になる王子などこれっぽっちも興味はない。せっかく手に入れた二度目の人生。私は好きなように生きるのだ。
私、魔法使いになります!
※ご都合主義、設定ゆるいです
※小説家になろう様にも掲載しています
文字数 5,475
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.18
音から始まる350文字程度の短い作品を投稿していきます。2025年7月中5作執筆。Xにて先行で公開しています。(#音で始まるおはなし で検索するとヒットします)
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)。生配信で記載ができない場合は口頭で作者いつきと言っていただければOKです。
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはOKですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。またタイトル変更はNGとしております。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】【近況ボード】をご覧下さい。
文字数 1,714
最終更新日 2026.06.07
登録日 2025.08.10
すべて中高生主人公(男女)で、いろんなタイプのお話が入ってます。どれかお好みに合えば幸いです。(-人-)
★甘いハナシは甘くない【恋愛】【逆ざまぁ?】【果物ナイフ】【女子高生主人公】
(付き合いだして半年位の高校生カップルのお話です。いまにして思うと、ざまぁ系正ヒロインみたいな立ち位置の主人公でした。でも悪いのは彼氏の方なので、とにかく顔だけは良いからこのあとの人生チートモードで頑張って!(^^)/)
★オヤジの背中【じんわり】【家族】【少し不思議】【小人】【女子中学生主人公】
(いろいろと不器用な中学生の娘と父親のお話です。小さな頃はお父さんが大好きだった主人公だと思います。それはさておき、煙草を買うお金はあるのに靴履いて無いとかお金の使い方が(ry(競馬場とかに居る歯の無いおっさん達みたいだなと(ry(^_^;))
★サンタクロースの弟子~ミニスカサンタがお手伝いのご褒美に貰ったものは~【ほっこり】【初恋】【クリスマス】【女子高生主人公】
(急なバイトで寒さに凍えるクリスマスケーキ売りの女子高生のお話です。スカートの下に体操ジャージを履かせてやりたい。単体でお読み頂いた方、ありがとうございました。SS・短編集として、こちらで纏めさせて頂きました。ご了承ください。(-人-) 拙作【完結】中学生の時に火葬場で見初めてきた人外イケメンが、三年後に現れて私を地獄に連れて行くそうなのですが、家事育児が忙しいのでお断りします。の番外編(時期と場所が同じだけで、登場人物は一切無関係)になります。
★冬の日のたんぽぽ【お人好し】【少し不思議】【切ない】【拙い】【男子高校生主人公】
(お人好しな男子高校生が通学中に遭遇した不思議な出来事です。データも残っていないくらい古い処女作で、とにかく拙いです。冗長過ぎて書き直したいのですが、そうすると跡形も無くなるので、このままアップします。ホント、ごめんなさい。m(_ _:)m)
※2024/1/10規約変更に伴い、青春カテゴリーと思われる作品をショートショート・短編集に纏めました。
※作風が古いです。長タイトルから連想される昨今の流行りとは異なる展開であることを先にお詫び申し上げます。m(_ _)m
※その昔、電撃掌編王やコバルトSSに出してかすりもしなかったショートショート達です。お読み頂き、ありがとうございます。良い供養になりました。(-人-)(違うかー(たんぽぽは除く
※毎年ライト文芸大賞にエントリーする予定です。
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本作品は生成AI不使用です。
本作品は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 11,524
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.03.11
姫将軍ことハイランド王国第四王女エレノアの嫁ぎ先が決まった。そこは和平が成立したアドラール帝国、相手は黒太子フリードリヒ。
姫将軍として帝国と戦ったエレノアが和平の条件で嫁ぐ政略結婚であった。
人質同然で嫁いだつもりのエレノアだったが、帝国側にはある事情があって‥‥。
自国で不遇だった姫将軍が帝国で幸せになるお話です。
不遇な姫が優しい王子に溺愛されるシンデレラストーリーのはずが、なぜか姫が武装し皇太子がオレ様になりました。ごめんなさい。
スピンオフ「盲目な魔法使いのお気に入り」も宜しくお願いします。
※ 全話完結済み。7時20時更新します。
※ ファンタジー要素多め。魔法なし物理のみです。
※ 第四章で魔物との戦闘があります。
※ 短編と長編の違いがよくわかっておりません!すみません!十万字以上が長編と解釈してます。文字数で判断ください。
文字数 72,059
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.08.19
東にバルドハイン帝国、西にエルファスト魔法王国という二大強国に挟まれたクリトニア王国は、両国の緩衝役を担っている中立国家である。
農作業が盛んで穀物類が豊富だけど、経済を発展させるだけの技術力を持たないクリトニア王国は常に両大国から嫌がらせを受けても耐え忍ぶしかなかった。
一年前に父である国王陛下が原因不明の病に倒れ、王太子であるローランド兄上が国王代理として国政を担うことになった。
経験が浅く、慣れない政務に疲れたローランド兄上は、いつものように僕― イアン・クリトニアの部屋へやってきて弱音を漏らす。
第三王子イアンの上にはローランド王太子の他に、エミリア第一王女、アデル第二王子がいる。
そして現在、王国内では、法衣貴族と地方貴族がローランド王子派、アデル王子派と分かれて、王位継承争いが勃発していた。
そこへ間が悪いことにバルドハイン帝国軍が王国との国境線に軍を派兵してきた。
国境での小競り合いはいつものことなので、地方貴族に任せておけばいいのに、功を焦ったアデル兄上が王宮騎士団と共に国境へ向かったという。
このままでは帝国と王国との全面戦争にもなりかねないと心配したイアンとエミリア姉上は、アデル兄上を説得するため、王宮騎士団を追いかけて王都を出発した。
《この物語は、二強国に挟まれた弱小国を、第三王子のイアンが前世の日本の知識を駆使し、兄姉達と協力して周囲の人達を巻き込んで、大国へと成り上がっていく物語である》
文字数 107,304
最終更新日 2024.04.13
登録日 2024.03.30
身分制度を乗り越え結ばれた二人は、どうして永遠に幸せが続くことを信じられたのだろう?
王族と貴族のみが尊き血を保持する血統主義で成り立つ国に、ある日その尊き血を持たない貴族夫人が誕生した。
あれから月日が流れること十数年。
娘がこの後始末を付けることにした。
※R15は念のため。
※2025.10.3完結しました。ありがとうございます♡
文字数 27,280
最終更新日 2025.10.03
登録日 2025.09.26
孤児のリリーは公爵家に引き取られる日、前世の記憶を思い出した。
「私を引き取ったのは、愛娘ロザリットを亡くした可哀想な悪役公爵パパ。このままだとパパと私、二人そろって闇墜ちしちゃう!」
パパはリリーに「ロザリットとして生きるように」「ロザリットらしく振る舞うように」と要求してくる。
破滅はやだ! 死にたくない!
悪役令嬢ロザリットは、悲劇回避のためにがんばります!
別サイトにも投稿しています(https://ncode.syosetu.com/n0209ip/)
文字数 13,470
最終更新日 2025.10.16
登録日 2024.01.11
「好きになっちゃったんだよ…っ、お前が!! だから本気で欲しかった! お前の精子が!」
獣人と人間が入り交じり生きる世界。
発情期をやり過ごす為にセフレになってくれた友人。
そんな彼を好きになってしまった猫の血を引く高校生は……――
猫の日なので猫っぽい子のBLが書きたかったんですが、なぜかこんなことになっておりました。
今回、微量にだけ『♡喘ぎ』と『濁点喘ぎ』、『淫語』が含まれます。
苦手な方はご注意ください。お好きな方は物足りないだろう量で本当にすみません。
でも楽しかったです。また書きたいな。
――【注意書き】――
※この作品は以下の要素が含まれます※
〇全体を通して〇
男性妊娠・セフレ・中出し
〇話によっては(※微量)〇
♡喘ぎ・濁点喘ぎ・淫語
2023/03/01 追記:
いつも閲覧、お気に入り登録をありがとうございます!
想定した以上の多くの方に気に入っていただけたようで、大変ありがたく拝み倒す日々です。
ありがとうございます!!
つきましては、おまけのような立ち位置で続きもまた投稿したいなと考えております。
投稿先はこの作品に続けて載せますので、気になる方は気長にお待ちください~!!
文字数 19,017
最終更新日 2023.09.02
登録日 2023.02.22
【完結済み、約13000文字、全8話】
魔王を討伐した直後、勇者に婚約破棄された。隣国のお姫様に婚約を申し込まれた勇者は現婚約者である私が邪魔になったらしい。そりゃぁ私は庶民だし、美人じゃないし、スタイルも良くないけど……聖女として勇者を支えてきたのに! 聖女としての力を利用するだけ利用して、魔王を倒したらポイするなんて酷いよ!
私は勇者に柱に縛り付けられ、怪しげな薬を飲まされた。勇者いわく私が飲んだ薬には、モンスターを呼び集め、モンスターをいきりたたせる効果があるという。魔王を倒しても魔王城には魔王の手下のモンスターがうようよいる。勇者は魔王城から脱出する為の囮(おとり)として、私に薬を飲ませ魔王城の最深部に置き去りにした。
勇者が去ったあと、私の周りにはたくさんのモンスターが集まってきた。MPが切れた私にやれることは何もなくて……モンスターたちに殺されることを覚悟したのだが……あれ? モンスターが襲って来ない、なんで?
クズ勇者に捨てられたヒロインが、イケメン大魔王様に愛されて幸せに暮らす話です。
※注意※
・大魔王はヤンデレ、サイコパスです。
・ざまぁ有り(死ネタ有り)
・残虐な描写が含まれます。
他サイトにも投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
文字数 13,565
最終更新日 2021.10.05
登録日 2021.10.02
『軍に所属していて一番大切なことは、上層部に媚を売り、どうにか気に入られる事だ』
腐敗した軍の上層部に媚を売り、主人公は兵站部(軍の備品などを調達・整備する部隊)の中尉へとなっていた。
ごく普通の平民上がりの兵士の中では出世した方だ。あとは当たり障りなく過ごし、退職金を得る事を指折り数えていた。
だがある日、クーデターによって軍部の上層がごっそりと入れ替わる。
新しい元帥閣下などの名前を見れば血の気が引いた。
10年前、上層部に媚を売るためにいびり倒していた新兵たちの名が書き記されていたのだ。
脳裏によぎる酷いいびりの数々。
極力関わらないようにするが、無慈悲にも突きつけられる本部への『召集状』。
過去の己のしたことからは逃れられない。因果応報のわからせ○。○○が始まろうとしていた。
【要素】
底辺から出世した閣下×いびっていた部下が出世した元上官
色々とドスケベの後はハピエンです。
頭空っぽにして読んでいただけると幸いです!
2022年に行ったおっさん受けのアンケートで設定×性癖×小道具の二番目に多かった要素で書いたものです。
まー様が3月に下記の要素で書いてくださったのを受けて、ネタがあった事を思い出して書いてみました。
まー様に捧げます!
【設 定】閣下×元上官
【性 癖】スローおせっせで長い
【小道具】手錠
また、まー様主催おっさん受けBL企画に参加作品です。
※ムーンライトノベルズにも掲載しています。
文字数 16,926
最終更新日 2023.06.09
登録日 2023.05.13
ヤバいことをするのはそれなりの理由があるよねっていう話。
婚約破棄ってしちゃダメって習わなかったんですか?
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/123874683
ドアマットヒロインって貴族令嬢としては無能だよね
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/988874791
と何となく世界観が一緒です。
文字数 3,444
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.04.23
2022/04/07 小説ホットランキング女性向け1位に入ることができました。皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。
第3回 一二三書房WEB小説大賞の最終選考作品です。(5,668作品のなかで45作品)
※コメント欄でネタバレしています。私のミスです。ネタバレしたくない方は読み終わったあとにコメントをご覧ください。
原因不明の病により、余命3ヶ月と診断された公爵令嬢のフェイト・アシュフォード。
よりによって今日は、王太子殿下とフェイトの婚約が発表されるパーティの日。
王太子殿下のことを考えれば、わたくしは身を引いたほうが良い。
どうやって婚約をお断りしようかと考えていると、王太子殿下の横には容姿端麗の女性が。逆に婚約破棄されて傷心するフェイト。
家に帰り、一冊の本をとりだす。それはフェイトが敬愛する、悪役令嬢とよばれた公爵令嬢ヴァイオレットが活躍する物語。そのなかに、【死ぬまでにしたい10のこと】を決める描写があり、フェイトはそれを真似してリストを作り、生きる指針とする。
1.余命のことは絶対にだれにも知られないこと。
2.悪役令嬢ヴァイオレットになりきる。あえて人から嫌われることで、自分が死んだ時の悲しみを減らす。(これは実行できなくて、後で変更することになる)
3.必ず病気の原因を突き止め、治療法を見つけだし、他の人が病気にならないようにする。
4.ノブレス・オブリージュ 公爵令嬢としての責務をいつもどおり果たす。
5.お父様と弟の問題を解決する。
それと、目に入れても痛くない、白蛇のイタムの新しい飼い主を探さねばなりませんし、恋……というものもしてみたいし、矛盾していますけれど、友達も欲しい。etc.
リストに従い、持ち前の執務能力、するどい観察眼を持って、人々の問題や悩みを解決していくフェイト。
ただし、悪役令嬢の振りをして、人から嫌われることは上手くいかない。逆に好かれてしまう! では、リストを変更しよう。わたくしの身代わりを立て、遠くに嫁いでもらうのはどうでしょう?
たとえ失敗しても10のリストを修正し、最善を尽くすフェイト。
これはフェイトが、余命3ヶ月で10のしたいことを実行する物語。皆を自らの死によって悲しませない為に足掻き、運命に立ち向かう、逆転劇。
【注意点】
恋愛要素は弱め。
設定はかなりゆるめに作っています。
1人か、2人、苛立つキャラクターが出てくると思いますが、爽快なざまぁはありません。
2章以降だいぶ殺伐として、不穏な感じになりますので、合わないと思ったら辞めることをお勧めします。
文字数 295,341
最終更新日 2022.09.18
登録日 2022.04.02
ぼくの中学高校の友人で仲里というヤツがいる。中学高校から学校から徒歩20分くらいのところに住んでいた。学校帰り、ぼくはよく彼の家に行っては暇つぶしをしていた。彼には妹がいた。仲里美姫といって、ぼくらの学校の一駅手前の女子校に通っている。ぼくが中学に入学した時、美姫は小学校6年生だった。妹みたいなものだ。それから6年。今、ぼくは高校3年生で彼女は2年生。
ぼくが中学1年の時からずっと彼女のことをミキちゃん、ミキちゃんと呼んでいた。去年のこと。急に美姫が「そのミキちゃんって呼び方、止めよう!なんかさ、ぶっとい杉の木の幹(みき)みたいに自分が感じる!明彦、これからは私をヒメと呼んで!」と言われた。
「わかった、ヒメ。みんなにもキミのことをヒメと呼ぶと言っておくよ」
「みんなはいいのよ。明彦は私をそう呼んで」
「ぼくだけ?」
「そういうこと」
「・・・まあ、了解だ」みんなはミキちゃんと呼んで、ぼくだけヒメって変だろ?ま、いいか。
「うん、ありがと」
ヒメはショートボブの髪型で、軽く茶髪に染めている。1975年だから、髪を染めている女子高生というだけで不良扱いされた時代。彼女の中学高校一貫教育のカトリック系進学校では教師に目をつけられるギリギリの染め方だ。彼女は不良じゃないが、ちょっとだけ反抗してみてます、という感じがぼくは好きだ。
黒のブランドロゴがデザインされたTシャツ、デニムの膝上15センチくらいのミニスカートに生足。玄関に立った彼女の目線とぼくの目線が同じくらい。
ポチャっとしていて、本人は脚がちょっと太いかなあ、と気にしている。でも、脚はキレイだよ、無駄毛の処理もちゃんとしてるんだよ、見てみて、触って。スベスベだよ、なんて言う。小学生の時だったらいいが、ぼくも高校3年生、色気づいていいる。女子高生に脚を触ってみて、なんて言われても困る。彼女は6年前と変わらず、と思っていた。
「よこはま物語」四部作
「よこはま物語 壱½、ヒメたちとのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/343943156
「よこはま物語 弐、ヒメたちのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/245940913
「よこはま物語 参、ヒメたちのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/59941151
「よこはま物語 壱、ヒメたちとのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/461940836
文字数 78,594
最終更新日 2025.03.24
登録日 2025.02.17
都会の暮らしに疲れていた音子(ねこ)のもとに、ある日、ある町の役所から一通の手紙が届いた。
それは、祖母が暮らしていた瀬戸内の小さな町へと、音子を誘うような知らせだった。
潮風が吹く町、古びた祖母の家。見知らぬ人々……そして、一匹の白猫。
はじめは戸惑いながらも、音子は少しずつこの町と繋がっていく。
「大丈夫、きっといい毎日になる。」
静かに、あたたかく、人生を編みなおしていく物語。
小さな勇気と、やさしい時間をあなたに。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
何気ない日常のお話です。
2025年ライト文芸大賞エントリー作品
十話完結+番外編数話
文字数 27,997
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.30