「銀」の検索結果
全体で3,999件見つかりました。
伯爵家の娘、クリスティナは7歳の誕生日を迎え魔力測定の儀式をするため教会へ行く事になった。
教会に着くと既に良家の子息子女が集まっている。
この日集まった者の中で最も身分の高い公爵家の嫡男を目にした瞬間、ふと思い出す。
今日は私がマクシミリアン様に一目惚れした日だ!
あれ?私なんでそんな事知ってるの?
それに、マクシミリアン様って誰?
『お前の望みはなんだ?』
神様の言葉が脳内で再生される。
『マクシミリアン様と初めて出会ったあの日に戻って、出来るなら人生をやり直したいです』
そう返した女性の姿は16、17歳くらいだろうか。
淡く色素の薄そうな金の髪は肩の長さでざんばらに切られ、覇気のない痩せこけた、けれど溢れそうに大きな紫色の瞳をした美しい女性。
薄汚れた牢に繋がれ涙を流す姿は哀れみを誘う。
これは私だ。
そう思った瞬間、全身を悪寒が駆け巡った。
少し遠くに見える銀色の髪を視界に入れた瞬間、私の思考は停止する。
恐怖を感じるのに目の裏を焼く程の憎しみを感じるのに。
一番感じたのはやるせない程の愛しさだった。
文字数 77,688
最終更新日 2019.02.21
登録日 2019.01.30
四歳の時に思い出した『記憶』の中の小説『愛し子の落ちた銀の世界』の中で、エドワード・フィンレーは『悪役令息』となる運命だった。
【光の愛し子】と呼ばれる主人公を虐め、邪魔をし、保護をしてくれたフィンレ―侯爵家の長男であり、義兄でもあるアルフレッド・グランデス・フィンレーを殺し、果ては自分も断罪をされて殺されてしまうという人物だったのだ。
「でも兄様を殺すなんてしたくないし、自分も死にたくない」と、エドワードは『悪役令息』にならない為にいい子になる決意をした。
そうして過ごした14年。
小説と同じような事もあり、違う事も沢山あったこの世界の中で、エドワードは『悪役令息』にならず、『世界バランスの崩壊』と呼ばれるものを封じ込めて、エドワードはアルフレッドと結婚をして、兄様と幸せになるという目標を達成した。
それから約二年。
友人達も結婚をしたり、子供が出来たという報告が来る中、ニ十歳のエドワードの元にシルヴァンと結婚をしたルシルがやってきた。
――――「マルリカの実を探してほしいんだ」
-*-*-*-*-*-*-
「悪役令息になんかなりません!僕は兄様と幸せになります!」の続編です。
甘いばかりの話にするつもりがちゃっかり事件も起きています♪
※ 男女比がやや男性に偏り、同性婚が可能な世界です。またマルリカの実によって男性妊娠が可能となります。苦手な方は回避してください。
文字数 249,961
最終更新日 2024.12.07
登録日 2023.06.14
塩対応騎士様×頭弱めの嫉妬しい婚約者君
からの
性格悪いショタ神子×婚約者君
※受けがちょっと馬鹿っぽいですし、どちらの攻めもクズで容赦無く受けに対して酷い言葉を掛けます。
※初っ端から♡、濁点喘ぎましましです。
※受けがずっと可哀想な目に逢います。
展開が早いので、苦手な方は閲覧をお控えください。
タイトル通りの内容です。短く2話に分けて終わらせる予定です。
勢いに任せて書いたものですので、辻褄が合わなかったり諸々の事情で後々加筆修正すると思います。
書きたいところだけ書いたので、猛スピードで話が進みます。ショタである意味はあまりないですが、これは趣味です。大目に見ていただければ…。当然のように女性はいませんし男が男の婚約者になるような世界です。
主の性癖と悪趣味の塊ですので、恐らくメリーバッドエンドになると思います。
ーーーーー
読後推奨 蛇足
胸糞気味な終わり方になりました。
ご都合洗脳endです。細かいことはあまり気にせず。
どうにも救われないですが、実際カイルへ向けてた愛を神子の方にすり替えられただけなので、ルミル視点では特に今まで通りで変化はありません。
少しの間だけ、いつも冷たかったのに最近なんだか優しいなぐらいの違和感があるのと、カイルの姿を見た時に間違えて春樹!と呼んでしまうぐらいです。ルミルはしぶといです。
処女喪失時の記憶も甘々えっちにすり変わってるので、そこまで不幸ではないです。
神子の見た目は黒髪黒目のパッと見中学1年ぐらいの幼めな男の子です。
ルミルは成人しているかしていないかぐらいのお兄さんで、外見は特に決めておりません。
カイルについても銀髪で緑色の目以外の情報は無いです。お好きに想像していただけると嬉しいです。
誤字脱字発見次第修正します。ここまで見てくださりありがとうございました。
文字数 25,040
最終更新日 2022.09.06
登録日 2022.04.16
孤児のルネは聖女の力があると神殿に引き取られ、15歳で聖女の任に付く。それから3年間、国を護る結界のために力を使ってきた。
しかし、彼女の婚約者である第二王子はプライドが無駄に高く、平民で地味なルネを蔑み、よりよい相手を得ようと国王に無断で聖女召喚の儀を行ってしまう。
高貴で美しく強い力を持つ聖女を期待していた王子たちの前に現れたのは、確かに高貴な雰囲気と強い力を持つ美しい方だったが、その方が選んだのは王子ではなくルネで…
平民故に周囲から虐げられながらも、身を削って国のために働いていた少女が、溺愛されて幸せになるお話です。
世界観は独自&色々緩くなっております。
R15は保険です。
他サイトでも掲載しています。
文字数 174,586
最終更新日 2022.09.30
登録日 2022.07.16
魔王討伐の土壇場で、ヘタレな勇者一行に置き去りにされた魔法使いリア。
「ちょうどいいや。戦死したことにして、静かに隠居しよう」
魔王をあっさりソロ討伐し、金銀財宝を抱えて逃げ込んだのは、地図の端っこ・ヴォルド辺境領。
そこで出会ったのは、赤字まみれのボロ屋敷で頭を抱えるイケメン領主ゼクスと、健気で可愛い幼女ステラだった。
偽名「ルル」を名乗り、平穏なスローライフを目指してメイドとして雇われたはずなのに――
・雑巾がけをしたら屋敷の呪いが一瞬で吹き飛ぶ
・庭の雑草を炒ってお茶にしたら万病に効く秘薬になる
・適当に魔獣を小枝で狩ったら兵士のステータスが爆上がり
「私、ただのしがないメイドですから!」
主人公の無自覚な規格外パワーにより、寂れたド田舎はいつの間にか王都を超える超・楽園都市へと大発展!? 胃痛持ち領主&可愛いお嬢様と送る、勘違いと無自覚チートの痛快お仕事コメディ!
文字数 139,012
最終更新日 2026.10.26
登録日 2026.09.01
主人公の流川聡は二十二歳の新米サラリーマン。
入社してからずっと残業続きで、疲れ切った足取りで駅への道を歩いていた。けれど横断歩道を渡っていた途端、眩暈を起こしたような感覚がして、気付けば見知らぬ部屋に。
どうやら『聖女召喚』に巻き込まれてしまったらしい。
王城の中の不穏な気配を感じつつ、どうやら元の世界には戻れない事を知らされた聡は、この国の宰相と婚姻を結ぶ事になると聞かされる。
どうしたらいいのか困惑する聡の前に現れたのは綺麗な銀髪と藍色の瞳を持つ、本来は三十二歳だという幼児(三歳児)だった。
「わたしがあなたのおっととなる、ふぃりうしゅ・えばん・こんこりゅでぃあだ」
呪いをかけられて三歳児の姿になっている宰相閣下(攻)と自己肯定感の低い青年(受)のファンタジーラブストーリー。
さて、二人の恋の行方は………………
小説家になろうにて連載をしていましたが、R18版としてこちらで更新。
※完結しました(2025.8.26)
この先のエピソードはまた改めて。
ありがとうございました。
文字数 129,234
最終更新日 2025.08.26
登録日 2025.08.10
『鏡のむこうの私』から、その先へ――。
物語は2027年4月から始まる。
自分の中にある男性と女性、二つの姿を受け入れながら、新たな一歩を踏み出す圭。
銀座の「唯」で新しい役割を担いながら、自分自身の幸せを探していく理沙。
女性として生きる自分に少しずつ自信を持ち、これからの人生を見つめ始める結。
そして、由美や山下にも、それぞれ新たな転機が訪れていく。
仕事、恋愛、家族、そして自分らしく生きること。
それぞれが迷い、ときに傷つきながらも、人との出会いやつながりに支えられ、自分にとっての幸せを見つけていく。
『続・鏡のむこうの私』は、鏡のむこうにいた「もう一人の自分」と向き合った人々が、その先の人生を歩き始める物語である。
文字数 366,399
最終更新日 2026.10.11
登録日 2026.08.22
コートニーの世界は黄色で溢れている。
家族は皆、美しい金色の髪をしており、婚約者も王族ゆかりの金髪である。晩秋の今は、鮮やかな銀杏の葉で足下まで黄色一色になっている。
コートニーただ一人が焦げ茶の髪で、黄色の世界にぽつんと身を置いていた。
コートニーには、公爵令息である婚約者ベネディクトがいる。
見目よく知的で社交的でもある彼は友人も多く、カリスマ的な魅力がある。
彼の周りは直ぐに人が集まり、華やかな集団となる。
コートニーはそんなベネディクトの婚約者として隣に並び立ち、彼らの会話に耳を傾けるのだった。
❇こちらの作品は、他サイトへも別名義にて公開致しております。
❇鬼の誤字脱字を修復すべく公開後に激しい修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さいませ。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
❇100%妄想の産物です。妄想なので史実とは異なっております。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
文字数 76,224
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.11.01
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
文字数 106,846
最終更新日 2025.11.08
登録日 2025.11.08
旧題:BLゲームのメンヘラオメガ令息に転生したら腹黒ドS王子に激重感情を向けられています
小学校の給食調理員として働くアラサーの独身男、吉田有司。考案したメニューはどんな子どもの好き嫌いもなくしてしまうと評判の敏腕調理員だった。そんな彼の趣味は18禁BLのゲーム実況をすること。だがある日ユーツーブのチャンネルが垢バンされてしまい、泥酔した挙げ句に歩道橋から落下してしまう。
目が覚めた有司は死ぬ前に最後にクリアしたオメガバースの18禁BLゲーム『アルティメットラバー』の世界だという事に気がつく。
しかも、有司はゲームきっての悪役、攻略対象では一番人気の美形アルファ、ジェラルド王子の婚約者であるメンヘラオメガのユージン・ジェニングスに転生していた。
気に入らないことがあると自殺未遂を繰り返す彼は、ジェラルドにも嫌われている上に、ゲームのラストで主人公に壮絶な嫌がらせをしていたことがばれ、婚約破棄された上に島流しにされてしまうのだ。
だが転生時の年齢は14歳。断罪されるのは23歳のはず。せっかく大富豪の次男に転生したのに、断罪されるなんて絶対に嫌だ! 今度こそ好きに生ききりたい!
用意周到に婚約破棄の準備を進めるユージン。ジェラルド王子も婚約破棄に乗り気で、二人は着々と来るべき日に向けて準備を進めているはずだった。
だが、ジェラルド王子は突然、婚約破棄はしないでこのまま結婚すると言い出す。
王弟の息子であるウォルターや義弟のエドワードを巻き込んで、ユージンの人生を賭けた運命のとの戦いが始まる――!?
腹黒、執着強め美形王子(銀髪25歳)×前世は敏腕給食調理員だった恋愛至上主義のメンヘラ悪役令息(金髪23歳)のBL(の予定)です。
文字数 359,205
最終更新日 2026.04.24
登録日 2023.11.25
ーーー自分は、誰のもとでも幸せになることはできない。
どん底から始まる溺愛オメガバース小説。
本編第4章、241話完結。
番外編、10話完結。
自己肯定感低い不憫Ω
独占欲強めの溺愛α
【ご案内】
⚠️はR18
話が進んでいくにつれて変態性の高いえっちシーン多めになりますので注意です。
なんちゃって貴族小説なので、多少の設定のブレなどは目を瞑ってください。
【あらすじ】
オメガであるエリアスは、家族に愛されることなく美しい弟と比較されて生きてきた。
いつか、金のために売られる日を想像して息を殺して。
そして、ある日エリアスに突然縁談が申し込まれる。
それは、元々商人で近年爵位を得た新興貴族であるハルトマン家からのものだった。
エリアスは家を出られるという希望のため、貴族の妻を迎えたいという目的だけのための結婚であっても構わないと思い、顔合わせに臨む。
そこでは、ハルトマン家の当主であるヴォルフに冷たい目で品定めされた。
その目を見て、美しい弟と間違えて申し込まれた縁談であることを悟る。
元々商人であるハルトマン家に「贋作」の妻として迎えられる。
最悪の結婚式の日、エリアスは「自分は誰のもとでも幸せになることはない」と確信した。
文字数 413,751
最終更新日 2026.01.20
登録日 2025.12.11
ここはオークの国「トールキン」。
魔法、冒険者、ギルド、ダンジョン、獣人やドラゴンが存在する、いわゆる“典型的な異世界”だが、この国の特徴はオークが長命で、理知的な文明社会を築いていることにある。
トールキンのオークたちは、
灰色がかった緑や青の肌
鋭く澄んだ眼差し
鍛え上げられた筋骨隆々の体躯
を持ち、外見こそ威圧的だが、礼節と合理性を重んじる国民性をしている。
異世界から来る存在は非常に珍しい。
しかしオークは千年を生きる種族ゆえ、**長い歴史の中で「時折起こる出来事」**として、記録にも記憶にも残されてきた。
⸻
■ ガスパールというオーク
ガスパールは、この国でも名の知れた貴族家系の三男として生まれた。
薄く灰を帯びた緑の肌、
赤い虹彩に金色の瞳孔という、どこか神話的な目。
分厚い肩と胸板、鍛え抜かれた腹筋は鎧に覆われずとも堅牢で、
銀色に輝く胸当てと腰当てには、代々受け継がれてきた宝石が嵌め込まれている。
ざらついた低音の声だが、語調は穏やかで、
貴族らしい品と、年齢を重ねた余裕がにじむ話し方をする。
● 彼の性格
• 極めて面倒見がよく、観察力が高い
• 感情を声高に表に出さないが、内側は情に厚い
• 責任を引き受けることを当然のように思っている
• 自分が誰かに寄りかかることだけは、少し苦手
どこか「自分は脇役でいい」と思っている節があり、それが彼の誠実さと同時に、不器用さでもあった。
⸻
■ 過去と喪失 ――愛したオーク
ガスパールはかつて、平民出身のオーク男性と結ばれていた。
家柄も立場も違う相手だったが、
彼はその伴侶の、
不器用な優しさ
朝食を焦がしてしまうところ
眠る前に必ず手を探してくる癖
を、何よりも大切にしていた。
しかし、その伴侶はすでにこの世を去っている。
現在ガスパールが暮らしているのは、
貴族街から少し離れた、二階建ての小さな屋敷。
華美ではないが、掃除が行き届き、静かな温もりのある家だ。
彼は今も毎日のように墓参りを欠かさない。
それは悲嘆というより、対話に近い行為だった。
⸻
■ 現在の生活
ガスパールは現在、
街の流通を取り仕切る代表的な役職に就いている。
多忙な職務の合間にも、
洗濯、掃除、料理
帳簿の整理
屋敷の修繕
をすべて自分でこなす。
仕事、家事、墓参り。
規則正しく、静かな日々。
――あなたが現れるまでは。
文字数 30,872
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.12
“訳アリ”の人のところにだけ現れる、不思議な花屋がある。
店主は、月明かりのような銀髪をなびかせる、中学生ほどの少女――花守花香(はなもりはなか)。
この花屋のルールは、たったひとつ。
【気に入った花を、一輪だけ持ち帰ること】
けれど、その花にはあるウワサがささやかれていた。
「花言葉どおりの不思議な体験ができる」と。
幸運を呼ぶはずの、四つ葉のクローバー。
死を招く花、スノードロップ。
ひと晩だけ咲く、月下美人。
色によって意味の変わる、チューリップ。
花を持ち帰った人に待っているのは、幸せか、それとも――。
一輪の花が運んでくる、4つの物語。
文字数 50,275
最終更新日 2026.07.30
登録日 2026.07.30
「お嬢様……おしっこ、なさりたいのでしょう? よろしいですよ、ここでなさって」
完璧な執事・ギルバート。彼が私に課すのは、淑女にあるまじき【排尿の管理】。
朝の目覚めから夜の眠りまで、私から溢れるすべては、彼の支配下にある。
銀の器に響く、恥ずかしい放尿の音。
執事の熱い舌で、隅々まで舐め取られる羞恥と快感。
「本日も素晴らしく良い音ですね……さすがはお嬢様です♡」
ダイニングで、庭園で。
我慢の限界を迎えた私の膀胱を、ギルバートの指が無慈悲に、そして甘美に刺激する。
強制的な尿道アクメ、そして彼の口の中へと直接注がれる黄金の雫――。
恥ずかしさで狂いそうなのに、彼の前でお漏らしをしてしまう喜びを、もう身体が覚えてしまって……。
【執事による、甘く昏い「おしっこ管理」の一日。】
※本作はpixivに公開したサンプル版です。フルバージョンはDL販売でお楽しみいただけます。
※表紙画像にAIの画像生成を使用しております。
文字数 3,470
最終更新日 2026.04.09
登録日 2026.04.09
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
文字数 748,717
最終更新日 2020.09.30
登録日 2019.11.29
レイラ・ハーネスは、しがないうさぎ獣人のオメガである。
ある日レイラが経営している花屋に気高き狼獣人の侯爵、そしてアルファであるリオネルが現れて……。
「毎日、花を届けて欲しいのだが」
そんな一言からはじまる、溺愛に満ちた恋のお話。
文字数 91,466
最終更新日 2021.10.13
登録日 2020.10.04
午前三時、篠原蒼真は飲み会の個室で結婚式の招待状を配っていた。
その場にいたのは、蒼真がこの数年で東京のテック業界で知り合った人たちばかりだった。酔いの回った誰かが、彼が私の前に招待状を差し出すのを見て、すぐに笑いながら茶化した。
「え、花嫁本人にも招待状? お前ら、そういう遊び方するんだ」
けれど次の瞬間、皆が招待状を開き、そこに印刷された新郎新婦の写真を見た途端、笑い声はぴたりと止まった。
写真の中の花嫁は、私ではなかった。
蒼真が昔から「妹のような存在」と呼んでいた女、佐伯莉央だった。
私は少しも驚かなかった。ただバッグから祝儀袋を取り出し、彼の前にそっと置いた。
「式には出ないわ。二百五十円だけど、私からの祝福だと思って」
祝福、という言葉だけを、私はわざとゆっくり口にした。周囲の人たちは顔を見合わせ、個室には店のBGMだけが残った。私は蒼真を一瞥することもなく、扉を押して外へ出た。
すぐに彼から電話がかかってきた。
「美月、変な誤解をするなよ。俺が莉央と婚姻届を出したのは、芽衣を港区の名門小学校に入れるためなんだ」
「芽衣の入学資格が落ち着いたら、すぐ莉央とは離婚する。そのあと、ちゃんとお前と籍を入れるから」
あまりにも軽い声だった。まるで、どうでもいい世間話でもしているようだった。
私は深夜の銀座の通りに立ち、電話の向こうから聞こえるその声を聞いていた。胸の中は、驚くほど静かだった。
三時間前、私は港区役所を出たばかりだった。
蒼真と正式に婚姻届を出すために、半年かけて書類を準備していた。けれど窓口の職員が記録を確認したあと、彼は三年前にすでに別の女性と婚姻届を提出していると教えてくれた。戸籍上の配偶者として記載されていた名前は、佐伯莉央。
私が持っていた、いわゆる「婚姻届受理証明書」は偽物だった。
私は電話口で問い詰めることも、泣き叫ぶこともしなかった。ただ静かに言った。
「もういい。他人のお下がりなんて、気持ち悪くて無理」
電話を切ったあと、私はすぐに顧問弁護士へ連絡した。
「神宮寺ホールディングスに伝えて。篠原蒼真の全プロジェクトから、出資を引き上げて」
「それから、私名義の港区白金台のマンション。すぐに回収するわ」
文字数 12,077
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.07.09
離婚届を突きつけられ、人生を否定された35歳の専業主婦・香澄。
事故をきっかけに転生した先は、王国最強なのに生活力だけ壊滅的な騎士団寮だった。
戦えない。特別なチートもない。あるのは、人生35年と結婚生活12年で磨いた生活力だけ。
だが彼女の料理、掃除、洗濯、看病は、隊員たちの心と日常を立て直し、やがて王国すら動かしていく。
これは、「家事しかできない」と言われた女が、“あなたがいないと困る”と愛されるまでの物語。
※毎日2話更新 (朝夜7時10分)
【登場ヒーロー紹介】
◆ルーカス・ヴァレンタイン/28歳(第七分隊長)
「かすみさん! 俺の服が五歳児サイズに縮みました!」
金髪碧眼、絵に描いたような王子様系の最強剣士。
しかし生活能力は皆無で、洗濯物を熱湯で煮込んで全滅させる破壊神。香澄に真っ先に懐き、大型犬のように素直に褒めちぎりながら甘えてくる愛すべき隊長。
◆セオドア・アッシュフォード/30歳(副隊長)
「論理的に考えて、最大の火力にすれば湯は最短で沸くはずだ」
黒髪に銀縁眼鏡のクールで知的な美青年。戦術の天才。
しかし台所に立てばボヤ騒ぎを起こし、集中すると食事を抜いて限界まで働き倒れる不器用な男。香澄の完璧な生活管理と気遣いに感動し、理屈をこねながらも激しくデレる。
◆カイル・ブラックウッド/24歳(魔導師)
「うるせぇ! 勝手に俺のゴミを捨てるな!」
赤髪金眼の生意気なツンデレ魔導師。スラムの孤児院出身。
物を手放すのが怖くて部屋は常にゴミ屋敷。そのせいでよく魔力暴走を起こす。香澄に叱られながら片付けを教わり、彼女の作るハンバーグと「掃除の後の匂い」の虜になる。
◆ノエル・シルヴァーレイン/20歳(回復術師)
「お姉ちゃんのご飯じゃないと、食べるの疲れちゃう……」
銀髪紫眼の、儚げで中性的な美少年。
極度の偏食でお菓子しか食べず、すぐ栄養失調で倒れる困ったちゃん。初対面から香澄を「お姉ちゃん」と呼んで膝枕を要求し、あざとい甘えん坊スキルを遺憾なく発揮する。
◆ジン・クロウフィールド/26歳(諜報員)
「……あんたの音がしないと、眠れない」
黒髪灰眼の無口で得体の知れない美形。
気配を殺す任務の反動で、生きた人間の気配(生活音)がないと眠れない極度の不眠症。香澄の存在そのものを「俺の光」と呼び、密かに、しかし最も重い執着と護衛本能を見せる。
文字数 196,034
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.05.12
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
文字数 59,820
最終更新日 2026.08.15
登録日 2026.02.23