歴史・時代 小説一覧
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1943年、大日本帝国はアメリカとソ連という軍事大国に挟まれ、その圧迫を受けつつあった。
太平洋の反対側に位置するアメリカ合衆国では、両洋艦隊法に基づく海軍の大拡張計画が実行されていた。
すべての計画艦が竣工すれば、その総計は約130万トンにもなる。
そしてソビエト連邦は、ヨーロッパから東アジアに一隻の巨艦を回航する。
ソヴィエツキー・ソユーズ。
ソビエト連邦が初めて就役させた超弩級戦艦である。
1940年7月に第二次欧州大戦が終結して3年。
収まっていたかに見えた戦火は、いま再び、極東の地で燃え上がろうとしていた。
文字数 263,331
最終更新日 2025.12.10
登録日 2025.05.31
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文字数 25,027
最終更新日 2025.12.10
登録日 2025.05.31
43
私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。
日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。
日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。
帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。
日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。
ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。
ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。
深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。
この物語の始まりです。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
この短歌は私が今年元旦に詠んだ歌である。
作家 蔵屋日唱
文字数 182,674
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.10.24
44
「俺はお前に見合う男になって必ず帰ってくる。それまで待っていてくれ」
身分という壁に阻まれながらも自らその壁を越えようと抗う。
たとえ一緒にいられる“時間”を犠牲にしたとしても――
「いつまでも傍で、従者として貴方を見守っていく事を約束します」
ただ傍にいられる事を願う。たとえそれが“気持ち”を犠牲にする事になるとしても――
時は今から1000年前の平安時代。
ある貴族の姫に恋をした二人の義兄弟がいた。
姫を思う気持ちは同じ。
ただ、愛し方が違うだけ。
ただ、それだけだったのに……
「どうして……どうしてお主達が争わねばならぬのだ?」
最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に。
互いの信じた道の先に待ち受けるのは――?
これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。
文字数 514,987
最終更新日 2025.12.09
登録日 2022.12.18
45
鎌倉時代末期に腕を振るう頑固な鎧師と、その息子伊助の物語。某小説雑誌新人賞最終候補作の改訂版で、興味をもっていただけるなら少しずつ公開していきます。
文字数 5,645
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.12.09
46
『龍馬を生んだ男たち ― 反司馬史観譚 ―』
主題歌《名の風 ― Birth of the Name ―》公開中
歴史の影に埋もれた“名”の誕生を、
和楽器オーケストラと祈音の透明な高音が描き出す一曲。
作品の主題と完全に呼応する「名の風」は
物語の核心——“龍馬という名は誰が生んだのか”を
音楽としてもう一度問い直すために作られています。
🔗 主題歌はこちらで公開中
https://luminaria.love/ukon/
作品の世界観をそのまま音に変換したこの曲を、
小説と合わせてぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。
文字数 8,606
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.12.07
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大坂の陣から十年。千姫は、夫本多忠刻の死によって、江戸へ帰る。
秀頼の幽霊が取り憑いている俺は、秀頼が望むままに、千姫に会うために姫路城にやってくる。
主人を持たずに野に生きる俺が、そう簡単に会えるわけがない。
乱闘騒ぎになり、そこへ現れたのは柳生十兵衛だった。
十兵衛は、江戸までの道中、豊臣の残党に狙われる千姫を守るために迎えに来たのだ。
その隻眼には、俺の後ろに憑いている秀頼がみえるらしい。
勝負をして勝てば千姫に会わせてやるという、十兵衛の提案をのむことにする。
25番勝負の幕開けだ。
※勝負はすべて剣戟とは限りません。
※25周年カップ参加作品のため、エログロ表現は極力控え、人は死にません。あくまでも試合です。
準備期間が短く勢いで書いています。歴史上の人物をここまでたくさん登場させるのは初めてで緊張しますが、お祭り気分で書き進めます。お気楽に楽しめるかた向けです。
文字数 25,006
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.10.26
50
世界が欲しくば天上の桜を奪い取れ
世界を死守したくば天上の桜を護り抜け
西遊記の平行世界のような場所で繰り広げられる三蔵一行、妖怪、人間、神仏の攻防。のはず、……多分……きっと……。
天上の桜は聖樹か、それとも妖樹か。神仏の思惑に翻弄される人々。
戦いなどの場面が多々入ります。残酷な描写もありますので、ストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。m(__)m
できる限り直接的な言葉にならないよう、あえて遠回しなわかりにくい言い方になっています。
小難しい言葉、昔の表現がちょくちょく出ます。
玄奘三蔵一行と言うより、神仏の方の出番が多かったりするかも。三人称です。
十数年前に趣味で書いていた話を元に、つくり直しています。
この話は、絵空事、ご都合主義です。誤字脱字もあろうかと思われます。初投稿ですので色々不備もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。m(__)m
※亀更新です。m(__)m
文字数 573,039
最終更新日 2025.12.08
登録日 2019.12.01
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(第1章 あらすじ)
音大卒の悟志は定職に就かず、ピアノ講師と家庭教師で生活を繋ぎながら、怠惰な日々を送っていた。カラオケ居酒屋で介護士の圭子と出会い、恋に落ちる。彼女の優しさと歌声に惹かれ、教員採用試験を目指すが、努力はせず自己陶酔に浸る。
やがて二人は半同棲状態となり、悟志は試験に合格。結婚を申し込むが、浮気と暴力が発覚し、圭子は彼に別れを告げる。悟志は自暴自棄になり、転勤で実家の街へ戻る。
一方、圭子は外科医と出会い、再び愛を信じようとするが、彼の死と中絶を経験し、精神的に崩壊。介護士を辞め、ホステスとして生きる道を選ぶ。
打算と依存、偽善と欲望に満ちた二人の人生は、それぞれの終着点へと向かっていく。
『身の丈に合った幸福』とは何か――それを問いかける物語です。
幸せになりたかっただけなのに――それが一番難しかった
(第2章 あらすじ)
あれから四半世紀が経った。関東の地方都市にあるクラブ「ファーストクラス」で働く圭子は、52歳。かつてはバブルの残り香を纏い、店のNO.1として君臨していたが、今は『賞味期限切れ』を自認しながらも夜の街に立ち続けている。炭酸泉に癒され、若いスタッフとの衝突や別れを経験しながら、彼女は過去の恋、母との記憶、老後の不安と向き合っていく。
ある日、若い客との火遊びをして、捨てられる。そしてまた昔の客から届いた手紙が、彼女の心に静かな波紋を広げる。停電の夜には、仮面を外した本音の会話が交わされ、店の閉店が決まった時、圭子は『終わり』を受け入れる覚悟を決める。
最後の夜、常連客たちとグラスを交わし、感謝を伝えた圭子は、自分の人生をノートに綴り始める。それは、誰かに読まれるかもしれない『物語』として。泡のように儚く、でも確かに誰かの胸に残る記録として。
※この作品は他の小説投稿サイトに分割して公開しましたが、本来の作品として公開いたします。
文字数 51,185
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.11.05
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「誰を助け、誰を見捨てる?」12歳の少女キスピは、インカ帝国—タワンティンスウユの山あいの村で、弱者や障害者が差別され、貧困や理不尽が日常に溶け込む現実に胸を締めつけられる。村人たちの悲しみ、助けられない無力さに心を揺さぶられながら、彼女は旅路を進む。そんな中、光と影の間を裂くように魔法のコンドルが舞い降り、翼が風を切る音とともに救いと試練を同時に示す。遠くでインカ帝国の陰謀が静かに影を伸ばし、少女の心に恐怖と疑念を植えつける。倫理と責任、正義と無力さの狭間で揺れるキスピの旅は、未知の冒険と社会の不条理に彩られた、衝撃的な運命の始まりとなる。
*適度に時代考証をおこないながら、ChatGPTで本文を作成し、
Grokで画像を生成したファンタジーです。
あくまで”インカ帝国風”として楽しんでいただければ幸いです。🇵🇪🇧🇴🇪🇨🦙⛰️
文字数 3,634
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.12.08
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【毎週月曜07:20投稿】
3巻からは戦争編になります。
戦物語に関心のある方は、ここから読み始めるのも良いかもしれません。
※1、2巻は序章的な物語、伝承、風土や生活等事を扱っています。
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
文字数 68,049
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.01.01
55
第一章 朝靄の剣
粟井義道は霧の中を歩いていた。粟井義道の背に差す陽光は弱く、粟井義道の影だけが確かに地を踏んでいた。村人は粟井義道を恐れたが、粟井義道自身はただ風の音を聞いていた。
第二章 血の約定
かつて粟井義道は仲間を救うため、血で誓いを立てた。粟井義道の掌を染めた赤は、いまも粟井義道の夢を汚す。粟井義道はそれを償うように、剣を抜き続けている。粟井義道の誓いはまだ終わらない。
第三章 都の影
都にたどり着いた粟井義道は、誰にも名を告げなかった。しかし噂は先に広がり、粟井義道の名は闇の商人や浪人の間で囁かれた。粟井義道は静かにその声を聞き流す。粟井義道にとって、名など鎖にすぎない。
第四章 紅の刃
夜、橋の上で粟井義道は待っていた。敵が現れると、粟井義道の剣が月を裂いた。鮮血が川面に散り、粟井義道はただ一度だけ笑った。粟井義道の心に宿る炎が、風に揺れた。
第五章 面影
粟井義道は亡き師の幻を見た。「粟井義道、お前の剣は何を守る」と問いかける声。粟井義道は答えられず、ただ沈黙した。粟井義道の胸に残る痛みが、まだ生きる証だった。
第六章 凍てる道
雪原を進む粟井義道の足跡はすぐに消えた。粟井義道の息が白く凍り、粟井義道の指が震える。粟井義道はそれでも歩いた。粟井義道にとって、止まることこそ死だった。
第七章 光の縁
春の風が頬を撫でたとき、粟井義道はふと剣を下ろした。粟井義道の眼に映るのは、幼き日に見た花畑。粟井義道はようやく気づく。剣ではなく、命こそが師の遺した道だったのだと。
第八章 影の終わり
夕陽の中、粟井義道は最後の息を吐いた。粟井義道の剣は地に突き立ち、粟井義道の影だけが残った。その影はやがて風に溶け、誰も知らぬ空へと消えた。だが、人々は今も語る――粟井義道という名を。
文字数 2,126
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.10.23
56
海軍内では八八艦隊の議論が熱を帯びていた頃、ある一人の天才によって地味ではあるが大きく日本の未来を変えるシステムが考案された。そのシステムとは、軍艦を一種の”箱”と捉えそこに何を詰めるかによって艦種を変えるという物である。海軍首脳部は直ちにこのシステムの有用性を認め次から建造される軍艦からこのシステムを導入することとした。
そうして、日本海軍は他国を圧倒する量産性を確保し戦雲渦巻く世界に漕ぎ出していく…
こういうの書く予定がある…程度に考えてもらうと幸いです!
文字数 59,818
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.04.10
57
大艦巨砲主義と航空主兵主義の激突は艦隊防空の強化と言う結論に到達した。日本海軍は”鉄壁防空艦隊”を目指して艦隊を整備していくことになる。
文字数 20,753
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.07.31
58
そこにある列強は、もはや列強ではなかった。大日本帝国という王道国家のみが覇権国など鼻で笑う王道を敷く形で存在し、多くの白人種はその罪を問われ、この世から放逐された。
いわゆる、「日月神判」である。
結果的にドイツ第三帝国やイタリア王国といった諸同盟国家――すなわち枢軸国欧州本部――の全てが、大日本帝国が戦勝国となる前に降伏してしまったから起きたことであるが、それは結果的に大日本帝国による平和――それはすなわち読者世界における偽りの差別撤廃ではなく、人種等の差別が本当に存在しない世界といえた――へ、すなわち白人種を断罪して世界を作り直す、否、世界を作り始める作業を完遂するために必須の条件であったと言える。
そして、大日本帝国はその作業を、決して覇権国などという驕慢な概念ではなく、王道を敷き、楽園を作り、五族協和の理念の元、本当に金城湯池をこの世に出現させるための、すなわち義務として行った。無論、その最大の障害は白人種と、それを支援していた亜細亜の裏切り者共であったが、それはもはや亡い。
人類史最大の総決算が終結した今、大日本帝国を筆頭国家とした金城湯池の遊星は遂に、その端緒に立った。
本日は、その「総決算」を大日本帝国が如何にして完遂し、諸民族に平和を振る舞ったかを記述したいと思う。
城闕崇華研究所所長
文字数 112,318
最終更新日 2025.12.06
登録日 2023.10.13
59
文字数 4,336
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.12.06
60
玄奘三蔵。「西遊記」のイメージがあまりに強すぎ、幾度も死の淵をさまようような苦難を重ねて天竺に赴き、大量の貴重な仏典を中国に持ち帰った偉大なる僧侶としか思われていない。その人生に焦点が当てられるのも、若くして中国を出国し、壮年となって再び中国に戻ってくるまでの間であることが多い。
しかし、玄奘が真に目的としていたのは、持ち帰った仏教の経典を国家の庇護の下で漢訳し、それに基づく仏教の神髄を広く中国の民衆に浸透させ、「道先仏後」とされていた『唐』の政策を根本から覆すことだった。そのために、玄奘は、太宗や則天武后といった中国史上に名を遺す政治家らとさまざまな神経戦を繰り返さざるを得ず、彼にしてみれば望まぬ手法を強いられることすらあった。そして、玄奘の敵は、同じ仏教界のなかにもいた。
果たして、故国に戻ってからの玄奘の半生は、彼にとって幸せなものだったのだろうか。
文字数 40,497
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.09.15
61
寧々:「ちょっと、なんで私たちの話が世に出るのよっ!」
琴乃:「あら、いいじゃないですか、ねぇ、惰駄丸(だだまる)さん」
惰駄丸:「ばう〜」
寧々:「あんたは黙ってなさいっ!」
琴乃:「いいからいいから、さぁさぁ、寧々さん、準備、準備」
寧々:「まさか、これまでの話、全部出すわけじゃないでしょうね……」
琴乃:「それは、本作の戯作者に聞いてみないと……」
寧々:「……っていうか、この題名だったら、書く気満々じゃないのよッ」
琴乃:「でも題名もまだ決まりきってないみたいですよ」
寧々:「いい加減にも程がある……って、こら、惰駄丸、こんなとこでさからないでっ!」
惰駄丸:「ハッ、ハッ、ハッ」
琴乃:「あら、戯作者だけでなく惰駄丸さんもやる気まんまんですね」
寧々:「こ、このすけべ犬ッ、あ、あんっ、こ、こらっ」
琴乃:「おふたりとも、まだ早いですよ、はい、それでは読者のみなさま、お楽しみください」
寧々:「もぉ……」
※見切り発車で書いちゃってます。細かい時代背景の矛盾や設定矛盾などは、温かく見守ってください。
※制作過程で試行錯誤を繰り返しておりますので、公開後にも随時、編集・修正等行なうと思いますが、ご了承ください
※近況ボードに今後の予定も書いております。本作にご興味お持ちいただいた際は、そちらもご参照いただけますと幸いです。
※獣姦(犬ほか)有りの作品ですので、ご了承ください。
以下の内容も含まれます。たぶん。妄想 、 自慰 、 複数 、 羞恥
R18対象の色文有りの話は(※十八色)と記載していますので、ご注意ください
※この作品はフィクションです。登場する人物、団体、出来事等はすべて架空のものであり、実在の人物、団体、出来事とは一切関係ありません。
ただし、作中には歴史上の事実、史実に基づいた地名、建造物、あるいは過去に実在した店舗名等が一部登場しますが、その描写は物語を構成するためのものであり、特定の個人・団体・場所の評価を意図するものではありません。また、史実と異なる解釈や創作が含まれています。
※本書の表紙は生成AIを用いて制作されております。特定の人物の肖像や既存の作品に似た表現を意図したものではありません。
文字数 160,739
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.06.15
62
46cm三連装三基九門という世界に類を見ない巨砲を搭載し
大艦巨砲主義のトリを飾るような形で太平洋の嵐へと
生まれ出た日本海軍の技術力の粋を集結した大和型戦艦一番艦大和
その巨砲の弾着観測を行う航空科
あまり注目されることのない彼らだが竣工から沈没まで哨戒や対潜に多く従事してきた
そんな彼らの物語をご覧あれ
文字数 24,459
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.11.29
63
江戸時代中期。
病み上がりでやせっぽちの浪人、滝本蒼介は気が付けば全財産は銀一匁のみとなっていた。口入れ屋からは、面が死にそうという理由で断られる日々を送っていたが、旅籠清田屋の主人、善右衛門に倅の善太郎と勘違いされてしまう。善右衛門は欠落(行方不明)になっている倅の『善太郎』を探していた。倅が夢枕に出て来て、すでに亡くなっている可能性があるという。下手人をおびき寄せるため、善太郎と顔が瓜二つの蒼介に、倅の振りをして旅籠清田屋に入ってほしいと懇願され、同じ長屋の大工・雪太郎と愛犬の茶介と共に、清田屋に潜入する事になった。蒼介の一芝居がはじまる。
文字数 35,994
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.05.30
64
1936年にロンドン海軍軍縮条約を脱退した日本海軍は過去の八八艦隊に変わる真・八八艦隊とも言える計画を始動させた。これは、従来通り戦艦も強化しつつも航空戦力も相応に拡張させるという海軍の決意であった。
こうして日本海軍は1941年までに真・八八艦隊計画を完遂し、欧米列強との戦争という荒波に漕ぎ出していく。
文字数 22,952
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.08.08
65
タイトル通りです。意知が暗殺されなかったら(助かったら)という架空小説です。
文字数 1,387,455
最終更新日 2025.12.05
登録日 2023.05.03
66
題名『気違いに解釈』とは「気違い(キチガイ)に刃物」という意味である。
『精選版 日本国語大辞典』は「気違いに刃物」について、精神状態が尋常でない人が危険なものを持っていて、非常に危険に思われることのたとえ、と定義する。
建長二年(1250)平河良貞・師時兄弟の父師良が亡くなる。この代替わりによって、平河良貞が平河一族の惣領に就く。代替わりから一年が経とうとする時、肥後国求麻郡永吉庄に構えられていた、平河一族の本館であり、惣領・当主平河良貞の居館「地頭館」に、預所代官が領家発行の下知状を携え、来館した。
用件は、大江広元の預所職を引き継いだ外孫の近衛実春が、平河相伝の永吉庄地頭職を譲り受けたことを伝えるためだった。平河にとっては寝耳に水であり、預所のなした横領行為といえた。
さっそく平河の者たちによる衆議が開催された。一族内には自力による解決を主張する衆もいたが、平河惣領良貞は鎮西探題への提訴によって一所懸命の地である永吉庄の地頭職を取り戻すことを決める。
良貞たちは相論戦術会議を開き、御成敗式目を中心にした分析と検討を始める。その過程で、須恵尼狼藉を咎とした、幕府による永吉庄の南に隣接する須恵庄所領没収の一件および中求麻の地中に眠る、クヌサ国(狗奴国)の宝物が、今回の預所による永吉庄横領に関係があることに気づく。
――代官来館から十年が経った。
鎮西探題から対審の知らせが届く。平川家惣領良貞と住職良円、智次郎美高の三人は、肥後国求麻郡永吉庄地頭館から筑前国博多、鎮西探題へと出立した。
預所近衛実春による恣意的かつ理不尽な気違い解釈が、平河家の人々に対し、相論申し立てから裁決状を受け取るまで実に三十二年にわたる時間、費用、精神的心労を生じさせた。本迷惑千万事件は鎌倉時代に起きたわけであるが、七百年余りたった現在でも、被害者本人とその家族は肉体的、精神的に深い傷を負わされ、あるいは遺族として一生を苦しみ続けていかねばならない凄惨極まる事件が、世界中で起こり続けている。人皮畜生の類い以下である加害者どもに対して憤りを覚える私は、本題名を付けることにした。
史実としての預所側の主張は次のとおり。譲状にみえる荘園名「西村永吉」は、一円という意味で解釈すべきである。もし別々の荘園ならば、『西村幷(ならびに)永吉』と記されているはずである。よって永吉庄の地頭職も預所が譲得することになる。ただ、この気違い預所による解釈では分かりにくさを感じる。そこで本作品では、平河所領を横領した預所側の理不尽な主張の根拠について、「西村永吉」は西村(庄)の内にある地区「永吉(庄)」と解釈するのが自然と言える。よって、西村と永吉は別々の荘園ではなく、一円の荘園である、と現地の実態を調べず、荘園名表記を曲解した気違い預所による解釈に変更した。
文字数 29,787
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.09
67
父の仇を追う姉弟と従者、しかしながらその行く手には暗雲が広がる。藩の闇が仇討ちを様々に妨害するが、仇討の成否や如何に?娘をヒロインとして思わぬ人物が手助けをしてくれることになる。
毎週木曜日22時の投稿を目指します。
文字数 179,448
最終更新日 2025.12.04
登録日 2024.08.29
68
時の流れ~それは時に人を誘い、人を惑わせる。
江戸時代、天保年間。江戸末期、天保年間。徳川将軍家は、再び次期将軍にまつわる未曽有の危機を迎えつつある頃。蘭学弾圧事件は数多くの蘭学者の未来を脅かした。高柳凌雲の将来もまた、例外では無かった。
遊学の旅路で騒動に巻き込まれ、辛くも生き永らえ江戸へ帰郷した。
その卓越した能力に興味を持った町方は、彼に検使の役目を申し付ける。図らずも御上の御用を請け負う事になった凌雲は、江戸で巻き起こる様々な事件に身を投じる。静かで平凡な暮らしを望む凌雲だが、無残にも踏みにじられた命の存在を知るや、胸に秘めた義侠心が騒ぎ出し、弱きを助け悪しきを断つ破邪の剣を振る。
だが凌雲自身、重大な秘密を秘めている。松平源七郎斉勝—将軍位御控の身でありながら自らに権力の座を捨て、一介の町医者に扮して野に下り縁の下の力持ちとして影ながら徳川の治世を支える将軍の弟。それが凌雲の真の姿なのだ。
蘭学弾圧事件により取り締まられた蘭学者の中に将軍の御落胤がいたらと言う空想から生まれたストーリー。数奇な運命に翻弄されながらも、己を信じ邁進する快男児の痛快な活躍を描く時代活劇。
※小説家になろう併催作品。
文字数 59,928
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.11.22
69
※この作品はフィクションです。架空のものであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。しかもご都合主義です。
昭和25年生まれの主人公、悦子の人生を描きながら、ちょっとだけ過去を振り返る物語です。
文字数 60,383
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.10.17
70
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時は1934年満州国。
そこには一際目立っている高校生がいた。
学ランを来てタバコを吸っている姿はとても老けて見えた。
高校生には見えなかった。
ドラックだけが高校生を癒していた。
そんな中背後から銃を突き付けられる。
文字数 1,109
最終更新日 2025.12.02
登録日 2025.12.02
73
文字数 7,084
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.12.01
74
文字数 23,614
最終更新日 2025.12.01
登録日 2023.10.02
75
歴史を参考にして気軽に書いていきます。大河ドラマ「どうする家康」に沿って話を進めていきます。なお、正確な歴史を検証する作品ではありません。あくまでフィクションです。
文字数 12,396
最終更新日 2025.12.01
登録日 2023.01.17
76
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文字数 2,004
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.11.24
78
文字数 2,085
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.11.24
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長岡“大蔵卿法印”幽斎。嘗て“細川”姓で足利・織田・羽柴家に仕え、現在は家督を譲った隠居人である。茶道・蹴鞠のみならず囲碁・猿楽・料理など幅広い分野に精通し、中でも和歌に関しては当代随一の人物として知られていた。
慶長四年〈一五九九年〉一月、公儀に無断で家康が諸大名との間で婚姻を結んだ事に端を発し大坂・伏見で武力衝突の可能性が高まる中、前田家の縁戚と徳川家への忠誠で板挟みになる忠興へ、自らは伏見へ参ると宣言する。
翌年に勃発した天下を揺るがす家康と反家康の戦いで、幽斎は家康に従軍する忠興に代わり領国を守るべく丹後へ入る。文化人で知られる隠居人風情に何が出来る。敵味方が疑問視する中、幽斎はある秘策があった――!!
◇第104回オール讀物歴史時代小説新人賞応募作品(一次落選)◇ 『只の歌詠みと侮る勿れ』より改題
〇『小説家になろう公式企画・秋の歴史2024』参加作品〇
※この作品は『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n2228jn/)』でも同時掲載中です。
文字数 39,973
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.11.21
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『英雄伝』は古代ギリシアとローマの政治家、武将からひとりずつ人物をピックアップして編まれた伝記集です。
いままでに4回ほど完全邦訳されたものが出版されましたが、現在流通しているのは少々お値段のはる西洋古典叢書版のみ。名著の訳がこれだけというのは少しさみしい気がします。
そこで英文から重訳するかたちで翻訳を試みました。
個性ゆたかな人物群のなかから、いままでにエウメネス、ニキアス、リュサンドロス、アエミリウスの伝記を紹介しました。この「ピュロス伝」は第5弾です。
ピュロスはバルカン半島西北部の国、エピロスの国王です。ディアドコイ戦争後期の人物ですが、むしろ勃興期のローマの前に立ちふさがった好敵手として語られる機会が多いように思います。あのハンニバルが名将と称えたことや「ピュロスの勝利」という慣用句などから、いままで翻訳した4人よりはわずかながら知名度で勝る印象があります。
プルタルコスは彼の欠点を活写しながらも、それでもなお“英雄”として描いています。さて我々現代人の目にはどう映るでしょうか。なんだか計画性に乏しくバタバタと落ち着きのない生涯で、あまり大人物に見えないかも知れません。しかし例えば(フィクションではありますが)シャア・アズナブルなどは、ある面ではこういったタイプの英雄ではないでしょうか。そう捉えると、ピュロスが多くのひとから愛されたことも分かるような気がしてなりません。
7月8月は本業が忙しく更新も滞りがちになると思いますが、どうぞ最後までお付き合いください。
文字数 20,300
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.07.16
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