男爵令嬢小説一覧

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「もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か? もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ! それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ! お前の顔は怖いんだよ!」
「ですが、殿下」
「ええい、うるさい。もう去れ」
「………はい、失礼します」
私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。
先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。
何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。
その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。
彼女の微笑みに目を細められる殿下の姿は、私には向けられないものです。
彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。
そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。
その後に殿下は私を睨み付けたのです。
私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。
これぞ相思相愛。
相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。
ああこれは、邪魔なのは私ですわ。
彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら?
そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。
内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を超えた愛。
国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。
もう涙が止まりませんわ。
愛ですわ。
そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。
小説によると私の立場と同じ公爵令嬢は、女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。
だって男爵令嬢は未来の国母になる方ですもの。
私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。
幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。
出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。
楽しくなって来ましたわ!
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
文字数 34,821
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.24
ある日、平凡な女子高生だった大浦真依は交通事故に遭い、乙女ゲーム《聖なる乙女の恋物語》通称''オトコイ"のヒロイン兼主人公の男爵令嬢、サラ・マーレイに転生してしまう。大好きだった乙女ゲームのしかもヒロインに転生することができて浮かれていた真依は、オトコイの舞台である聖マリエール学園に入学する事となる。最推しの王太子を攻略しようと考えていた真依は早速王太子に近づこうとするが、王太子はオトコイの''悪役令嬢"であるエヴェリーナ・ウェルズリーにしか興味を示しておらず…
文字数 27,276
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.03.31
男爵令嬢のクロエは婚約破棄されたことで前世の記憶を取り戻した。
──かつて日本で「掃除マスター」と呼ばれた清掃会社のカリスマ社長だったことを。
「ふふ、魔王城のホコリなんて、企業秘密の洗剤とテクニックでピカピカよ」
クロエは持ち前の丁寧さと、異世界では見たこともない効率的な掃除技術で、あっという間に魔王城の環境を改善していった。最初は半信半疑だった魔族たちも、次第にクロエの腕前に驚嘆し、やがて彼女を“清潔の女神”と崇めるようになる。
そんなある日、魔王レオニスがクロエの働きぶりを視察に訪れる。
「なんだ、この床の光沢は……鏡のようじゃないか」
「お褒めに預かり光栄です、魔王様。でも、これはまだ準備段階にすぎませんよ」
クロエの瞳は、自分を見下したかつての婚約者ではなく、この新たな世界で自らの価値を証明しようとする意志で、強く、そして静かに燃えていた。
文字数 61,831
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.05.10
公爵令嬢リディア・シュトローマに呼び出された男爵令嬢ミカエラ・フランク。
何の用かとびくびくしながら向かうと、とある事をお願いされて……。
※他サイトに同じものを投稿しています
文字数 5,475
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.30
ある日、1人の男爵令嬢が生徒会室にやってきて王太子殿下の婚約者に虐められていると訴えた物語。
※『ある日、悪役令嬢になった僕』に登場するセシルの話始めました。
→『ある日、公爵令嬢になった僕』
文字数 4,066
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.02.28
「もしもリーネア様が私だったら、どうしましたか?」
前世の記憶を思い出した侯爵令嬢リーネア。転生したのは双子殿下のどちらかを選ぶ(※推定)乙女ゲーム。老衰転生だったのか、記憶がどこか曖昧。年下の男性相手に気乗りせず、ヒロインの男爵令嬢ルーチェとばかり接していた結果、彼女の双子殿下の同時攻略ルートが無事成功。そんな勝者の彼女の顔色はと言うと、すっかり血の気が引いていた。何故?◆主人公は傍観者よりで「ヒロインが何をやらかすか」を眺める話です。やらかしとその顛末的なお話。主人公はちょっと捻くれ者で、ひねた性格の精神年齢おばあちゃんと孫のような年齢の少女のお話と言ったところです。性にまつわる描写があるのでR15です。 ■小説家になろうでも投稿しています。
文字数 37,428
最終更新日 2025.01.10
登録日 2025.01.09
逆ハーレムエンドの先は?
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも同じものを投稿しております。
文字数 3,286
最終更新日 2025.01.02
登録日 2025.01.02
よくある断罪に「婚約でしたら、一週間程前にそちらの有責で破棄されている筈ですが……」と返した公爵令嬢ヴィクトワール・シエル。
婚約者「だった」シレンス国の第一王子であるアルベール・コルニアックは困惑するが……。
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも同じものを投稿しております。
文字数 6,336
最終更新日 2024.12.21
登録日 2024.12.21
マグーマ・ティレックス――かつて第一王子にして王太子マグーマ・ツインローズと呼ばれた男は、己の人生に絶望した。王族に生まれ、いずれは国王になるはずだったのに、男爵にまで成り下がったのだ。彼は思う。
「俺はどこで間違えた?」
これは悪役令嬢やヒロインがメインの物語ではない。ざまぁされる男がメインの物語である。
※『【短編】婚約破棄してきた王太子が行方不明!? ~いいえ。王太子が婚約破棄されました~』『王太子殿下は豹変しました!? 〜第二王子殿下の心は過労で病んでいます〜』の敵側の王子の物語です。これらを見てくだされば分かりやすいです。
文字数 37,024
最終更新日 2024.12.11
登録日 2024.12.01
「ソフィア・グラビーナ!」
卒業パーティの最中、突如響き渡る声に周りは騒めいた。
よくある断罪劇が始まる……筈が。
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも同じものを投稿しております。
文字数 5,030
最終更新日 2024.12.07
登録日 2024.12.07
平民だったアシャードは、偶然に魔王軍を全滅させて、褒美として空席となっていたマクドナルド男爵家を賜りアシャード・マクドナルド男爵となった。そしてアシャードの娘サラも男爵令嬢として生きることになった。そしてなぜかネロ王子と謁見することになったサラ。果たしてこのふたりの恋はどうなるのか。
文字数 10,781
最終更新日 2024.11.28
登録日 2024.11.28
いじめられっ子の蓮斗は、暴力を振るわれて空き教室で倒れている所を、三美学園の生徒会長である輝に見られてしまう。輝の顔を見た蓮斗は、その瞬間自分の前世が、無実の罪で断罪され命を落とした悪役令息のアリステラ・ローゼンバーグであることを思い出した。記憶を取り戻した蓮斗は、今世こそは平穏に生きるという目標をたてる。ひとまずは、前世でアリステラが想いを寄せていたシリルにそっくりであり、学園の人気者である輝とは関わらないようにすると決める。しかし、蓮斗の意思とは裏腹に輝が蓮斗へと近づいてきて_____
溺愛王子様系生徒会長
×
元悪役令息(免罪)のツンデレ強気受け
のドタバタラブコメディです(予定)
受けが一人で大暴れしてます(笑)
【受け】
香波 蓮斗(かなみ れんと)
18歳
黒髪
明るめブラウンの瞳
いじめられっ子美人
生徒会長と顔をあわせたときに、悪役令息だった前世を思い出す
前世では絶世の美人だったので、身だしなみを整えるようになる(目立ちたくないのに逆効果)
令息時代
アリステラ・ローゼンバーグ
王子の幼馴染
公爵家出身
所作がめちゃくちゃ綺麗
罪を擦り付けられて死亡
今世こそは大人しく平穏に生きたい!とかんがえる
やることなすこと裏目に出るおバカっ子
【攻め】
安藤 輝(あんどう こう)
19歳
色素の薄いブラウン
青みがかったグレーの瞳
ハーフ
令息時代好きだった王子に顔が激似
少し天然。自分から逃げようとする受けを新鮮に思う。基本優しい
シリル・ヘルナンデス
輝の前世(?)
BL大賞参加作品です!よろしくお願いします
文字数 97,459
最終更新日 2024.11.28
登録日 2024.10.27
伯爵令嬢カトリーヌ・ベルテに呼び出された男爵令嬢アンヌ・コルネ。
手紙に書いてあった場所へ行くと、カトリーヌだけではなく、マリー・ダナ、イザベル・クレマンの3人に待ち受けられていた。
言われたことは……。
※pixiv、小説家になろう、カクヨムにも同じものを投稿しております。
文字数 7,089
最終更新日 2024.11.15
登録日 2024.11.15
男爵令嬢のエレノア・ブラックウェルは、男爵家の長男レイモンド・ラザフォードと婚約中だった。
エレノアよりも1年早く学園に通っていたレイモンドは、プレイボーイで多くの女性と交際していた。
エレノアが学園に入学し、初めて婚約者のレイモンドと出会うが、その素性に愕然とする。
レイモンドの実家に抗議の手紙を送るも、一蹴されてしまう。
これ以上はダメだと判断したエレノアは、婚約破棄を申し出ることを決意する。
※設定ゆるめ、ご都合主義の作品です。
※カクヨムにも掲載中です。
文字数 20,973
最終更新日 2024.10.31
登録日 2024.10.27
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
文字数 11,305
最終更新日 2024.09.28
登録日 2024.09.28
オルレリアン王国の公爵令嬢セシリアは、誰からも愛されていなかった。
母は幼い頃に亡くなり、父である公爵には無視され、王宮の使用人達には憐れみの眼差しを向けられる。
婚約者であった王太子と結婚するが夫となった王太子には冷遇されていた。
そんなある日、セシリアは王太子が寵愛する愛妾を害したと疑われてしまう。
どうせ処刑されるならと、セシリアは王宮のバルコニーから身を投げる。
死ぬ寸前のセシリアは思う。
「一度でいいから誰かに愛されたかった。」と。
目が覚めた時、セシリアは12歳の頃に時間が巻き戻っていた。
セシリアは決意する。
「自分の幸せは自分でつかみ取る!」
幸せになるために奔走するセシリア。
だがそれと同時に父である公爵の、婚約者である王太子の、王太子の愛妾であった男爵令嬢の、驚くべき真実が次々と明らかになっていく。
小説家になろう様にも投稿しています。
タイトル変更しました!大幅改稿のため、一部非公開にしております。
文字数 218,910
最終更新日 2024.09.21
登録日 2022.06.14
『あぁ、もう。見てらんねぇな』
学園では理不尽なイジメを受け、さらには婚約者の裏切りを目の当たりにしたショックのあまり、眩い流星群が夜空を駆け巡るその夜に私は全てを諦めて毒を飲んだ。
だが、意識が遠のく私に……誰かがそう呟いたのだ。
そして流星群は、私の願いを叶えてくれたのだった。
文字数 30,387
最終更新日 2024.09.20
登録日 2023.02.05
「幸せのカンパネルラは一人では鳴らせない。エンディングを迎えるにはそれが必要なんだとか」
侯爵令嬢リーネアは自分が乙女ゲーの世界に転生していることに気づく、と同時に脳天を撃ち抜かれた。銃を構えるのは男爵令嬢を侍られた婚約者、ステファーノ王太子殿下だった。理由もわからず殺されては巻き戻り、開始時点から詰んでいる圧倒的不利な状況。説得不能、言い訳無用。何故自分は殺されるのか?無我夢中で逃げ出すが、王子から果てなき殺し合いへと導かれていく。リーネアはやがて己の内なる本性に気づくが、同時に彼に対する不思議な感情を自覚する。彼の口に出せない願いと、彼女の秘密。殺戮の果てに待つ二人のエンディングとは?
文字数 22,784
最終更新日 2024.07.28
登録日 2024.07.28
公爵令嬢のカミラ・リンディ・ベネット。
彼女は階段から降ってきた誰かとぶつかってしまう。
その『誰か』とはマーセルという少女だ。
マーセルはカミラの婚約者である第一王子のマティスと、とても仲の良い男爵家の令嬢。
いつに間にか二人は入れ替わっていた!
空いている教室で互いのことを確認し合うことに。
「貴女、マーセルね?」
「はい。……では、あなたはカミラさま? これはどういうことですか? 私が憎いから……マティスさまを奪ったから、こんな嫌がらせを⁉︎」
婚約者の恋人と入れ替わった公爵令嬢、カミラの決断とは……?
そしてなぜ二人が入れ替わったのか?
公爵家の令嬢として生きていたカミラと、男爵家の令嬢として生きていたマーセルの物語。
※いじめ描写有り
文字数 139,163
最終更新日 2024.07.13
登録日 2024.05.31
家族から虐げられていた男爵令嬢のリゼル・マギナは、ある事情によりグレン・コーネスト伯爵のもとへと嫁入りすることになる。
しかし初夜当日、グレンから『お前を愛することはない』と宣言され、リゼルは放置されることに。
愛はないものの穏やかに過ごしていたある日、グレンは事故によって記憶を失ってしまう。
すると冷たかったはずのグレンはリゼルを溺愛し始めて――!?
けれどもリゼルは知っている。自分が愛されるのは、ただ彼が記憶を失っているからだと。
記憶が戻れば、リゼルが愛されることなどないのだと。
(――それでも、私は)
これは、失われた記憶を取り戻すまでの物語。
文字数 46,722
最終更新日 2024.07.06
登録日 2024.07.06
オルダー帝国の男爵令嬢オリビア・ウォールデン。
派手な銀髪とは真反対の瞳を持った少女は皇帝の命令でオルダー帝国唯一の皇太子フレデリック・オルダーマインと婚約し結婚。次期皇后として生きてきた。身の丈に合わない結婚だと冷遇された日々…それでもオリビアは皇太子を愛していた。だがそんなオリビアの気持ちを踏みにじるように夜会で離縁宣言を告げられる。受け入れられない現実に涙を流したその瞬間、地味で暗い瞳だったオリビアの瞳はルビーをはめ込んだかのように美しく赤く輝きその瞳は皇族だけが持つと言われる水晶瞳<すいしょうがん>だった。
瞳の謎を知るために両親の元へ訪れるとオリビアが本当の皇族であり皇太子フレデリックとの入れ替わりを知る。
水晶瞳には目を合わした人物を洗脳出来る特別な力が宿っており現皇帝ハロルド・オルダーマインがその力で兄弟を殺し皇帝になっていた。
オリビアは夜会から連れ出してくれた貴族派筆頭のレオナード公爵家と協力し皇帝と皇太子への復讐を誓う。
※ストック減少のため不定期更新
文字数 88,961
最終更新日 2024.06.26
登録日 2024.01.31
「実は……俺は猫耳フェチなんだ……!(照)」
「えぇぇぇ?!」
たぶんその時、私は一生分驚いた気がした。
猫系獣人の男爵令嬢であるステラは1度は王太子の婚約者に望まれたものの、すぐに婚約破棄された上に国外追放されてしまう。獣人の国に嫌気が差したステラは人間の国に亡命することにした。獣人であることを隠して人間の国で暮らそうと決意したのだが……。
しかしその人間の国で、いつも無表情でまるで“能面”のようだと揶揄される有名な侯爵に拾われてしまったステラ。どんな目に遭うかと怯えていたのだが、その先に待っていたのはまさかの溺愛だった……?!
文字数 5,010
最終更新日 2024.03.22
登録日 2024.02.14
「私は何もやっていません、無実です」「僕はただの牢番なので、そんなことを言われても知りません」侯爵令嬢を貶めようとした罪で死刑になるらしい男爵令嬢アンナ。事情を聞いた牢番のシュテファンはアンナに同情し、女神から与えられたチートな祝福である「他者を過去へ逆行させる力」を使って、牢の中から一歩も出ることなく彼女の危機を救おうとする。タイムリミットは夜明けまで。使いこなせれば最強だが、彼は誰かを救ったためしがない『無能チート』状態。上手く行った試しのない不確かな力を濫用した結果、何故だか牢屋の中はメイドや令息令嬢に芸術家の卵や料理人に学者の娘まで入れ替わり続ける。不幸な未来を打破すべく、状況を打開可能な侯爵令嬢への「取り次ぎ」を行おうとする。果たしてシュテファンはアンナを救うことが出来るのか?※時間を操る試行錯誤のタイムリープでヒロインを助けるラブストーリーものです。■『小説家になろう』『カクヨム』様に掲載しています。
文字数 46,058
最終更新日 2024.03.09
登録日 2024.03.04
「愛しているよ、エルシー…。たとえ正式な夫婦になれなくても、僕の心は君だけのものだ」「ああ、アンドリュー様…」
王宮で行われていた晩餐会の真っ最中、公爵令嬢のメレディアは衝撃的な光景を目にする。婚約者であるアンドリュー王太子と男爵令嬢エルシーがひしと抱き合い、愛を語り合っていたのだ。心がポキリと折れる音がした。長年の過酷な淑女教育に王太子妃教育…。全てが馬鹿げているように思えた。
嘆く心に蓋をして、それでもアンドリューに嫁ぐ覚悟を決めていたメレディア。だがあらぬ嫌疑をかけられ、ある日公衆の面前でアンドリューから婚約解消を言い渡される。
深く傷付き落ち込むメレディア。でもついに、
「もういいわ!せっかくだからこれからは自由に生きてやる!」
と吹っ切り、これまでずっと我慢してきた様々なことを楽しもうとするメレディア。ところがそんなメレディアに、アンドリューの弟である第二王子のトラヴィスが急接近してきて……?!
※作者独自の架空の世界の物語です。相変わらずいろいろな設定が緩いですので、どうぞ広い心でお読みくださいませ。
※この作品はカクヨムさんにも投稿しています。
文字数 132,036
最終更新日 2024.03.04
登録日 2024.01.26
午前0時と午後12時2回更新します。よろしくお願いします。2/29に完結致します。
「わ……私と結婚してください!」と叫んだのは、男爵令嬢ミーナ
プロポーズされたのは第一騎士団の団長、アークフリード・フェリックス・ブランドン公爵
アークフリードには、13年前に守りたいと思っていた紫の髪に紫の瞳をもつエリザベスを守ることができず死なせてしまったという辛い初恋の思い出があった。
そんなアークフリードの前に現れたのは、赤い髪に緑の瞳をもつミーナ
運命はふたりに不思議なめぐりあいの舞台を用意した。
⁂がついている章は性的な場面がありますので、ご注意ください。
「なろう」でも公開しておりますが、そちらではまだ改稿が進んでおりませんので、よろしければこちらでご覧ください。
文字数 176,059
最終更新日 2024.02.29
登録日 2024.01.30
よくある乙女ゲーム転生モノ
ヒロインの語りで進められます。
苦手な形式の方はすみません。
ヒロイン口が悪いです。
ヒロイン粗雑な性格しています。
ヒロインはひどいんではない……はず?
勢いで書き上げたので、詳しい世界観やらは何もありません。
ゆるふわ設定ご都合主義です。
ざまぁは無いです。
ハッピーエンドかどうかは読まれた方に任せます。
(作者の中では相手は決まっていますけど、お好きに妄想ください)
カテゴリーは恋愛で良いのか?
ファンタジーか迷ったけど、一応ラストではアレですから、恋愛にしました。
小説家になろうさんでも公開しています。
文字数 4,989
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.02.13
目が覚めたら小説の中の世界に転生していた。
ヒロインでも悪役令嬢でもないモブ中のモブに。
だけどこの小説、ストーリーがクソすぎると批判が殺到した作品で!?
それならば悪役令嬢をはじめとした不幸になる小説の登場人物を救済しよう!と主人公は意気込むのだった―
タイトルを少し変更しました。
文字数 87,771
最終更新日 2024.01.31
登録日 2022.07.08
よくある異世界転移で西洋風ファンタジー世界に転移した俺。
しかし、この世界にはサツマイモがないらしい。
俺はサツマイモ農家としてその素晴らしさを伝えるのだった。
文字数 1,848
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.14
高位貴族と縁続きになることを狙って引き取られ、男爵令嬢として勉学に邁進する女子生徒と、第二王子の婚約者候補として一番に名前が挙がる公爵令嬢のお茶会での一コマ。いわゆる悪役令嬢ものや乙女ゲーム云々の文脈に乗っかった短編です。
文字数 4,372
最終更新日 2023.12.08
登録日 2023.12.08
「おや?私の館に人間が迷い込むなんて珍しいですね。・・・そうか、今日は満月でしたか。ここは絶望、欲望、野心、不満等・・・何かしらを心に抱えた者が満月の夜にしか来る事が出来ないのですよ」
目の前に現れたのは漆黒の髪と人間離れした美貌を持つ男性だった。
「君には私が男に見えるのですね」
「え~っと・・・貴方は何者なのですか?」
「私が何者なのか・・・ですか?その問いに答えるのは難しいですね。私が青年に見える者はハデスに死神にロキ、娘に見える者はペルセポネにヘカーテにティアマト、老翁に見える者はマーリン、老婆に見える者は魔女と呼んでいます。何て呼べばいいのか分からない?・・・そうですね、ならば私の事はハンターと呼んで下さい」
君の望みは私が叶えましょう
その対価として君の魂を貰いますよ
君の魂はどのような花を咲かせるのでしょうか
ハンターと名乗った主人公は神様と言えばいいのか、宇宙開闢に関係あるので神を超越した存在と言えばいいのか、決まった姿を持っていません。
見る者によって性別と姿が変わります。
息抜きで思い浮かんだ話なので深く考えていなかったりします。
何時ものように、矛盾がある+ガバガバ設定+ご都合主義です。
文字数 10,088
最終更新日 2023.10.20
登録日 2023.10.12
幼い頃に誘拐されたトラウマがあるリリアナ。
王宮事務官として就職するが、犯人に似ている上司に一目惚れされ、威圧的に独占されてしまう。
恐怖から逃れたいリリアナは、幼馴染を盾にし「恋人がいる」と上司の誘いを断る。
「リリちゃん。俺たち、いつから付き合っていたのかな?」
幼馴染を怒らせてしまったが、上司撃退は成功。
ほっとしたのも束の間、上司から二人の関係を問い詰められた挙句、求婚されてしまう。
幼馴染に相談したところ、彼と偽装婚約することになるが――
文字数 79,850
最終更新日 2023.09.26
登録日 2023.09.09
男爵令嬢ブランシュは、十四歳の時に病を患い、右頬から胸に掛けて病痕が残ってしまう。
家族はブランシュの醜い姿に耐えられず、彼女を離れに隔離した。
月日は流れ、ブランシュは二十歳になっていた。
資産家ジェルマンから縁談の打診があり、結婚を諦めていたブランシュは喜ぶが、
そこには落とし穴があった。
結婚後、彼の態度は一変し、ブランシュは離れの古い塔に追いやられてしまう。
「もう、何も期待なんてしない…」無気力にただ日々を過ごすブランシュだったが、
ある不思議な出会いから、彼女は光を取り戻していく…
異世界恋愛☆ 《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆
文字数 101,966
最終更新日 2023.09.18
登録日 2023.08.23
公爵令嬢のリリーシャは王太子から婚約破棄された。
隣には男爵令嬢を侍らせている。
側近の実兄と宰相子息と騎士団長子息も王太子と男爵令嬢の味方のようだ。
落ち込むリリーシャ。
だが実はリリーシャは本人が知らないだけでその5人以外からは慕われていたのだ。
リリーシャの知らないところで王太子たちはざまぁされていく―
ざまぁがメインの話です。
文字数 68,199
最終更新日 2023.04.29
登録日 2022.07.12