SF 旅小説一覧
人類が滅びた後の荒廃した世界を旅する青年シンと記憶喪失の少女ナリア。
二人の旅が終わるとき、この星の真実は明かされる。
文字数 18,529
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.23
なぜ自分だったのだろう、と数えきれないほど考えた。
他の誰かであればよかったのに、と何度も恐ろしさに逃げ出したくなった。
けれどきっと、幾度でもこう思い直すのだ。
それでも誰も自分からは逃げられない。
この役目を例え誰かに譲れるとしても、私は嫌だというのだろう。なぜなら、ここまで積み重ねてきたすべてを投げ出すことになるからだ。それは自分の今までに対する裏切りだ。
存在に対する叛逆だ。それだけはどうしたってできない。
人生に嘘をついた瞬間、私の生命は滅び始める。
生きていたいのならば、この道を進むほかに選択肢はない。
宇宙が生まれ、文明が興っては滅び、流されてきた地の大河は天の川さえ赤く染め上げる。
進めば傷つき懊悩するのだとどれほど知っていても、進まないという選択肢がない。
魂に刻まれた衝動は私の臆病さを真っ白に塗りつぶし、絶えず生を戦いへと駆り立てる。
何を犠牲にしてもここに立つのだと、始まりの時から私はきっと知っていた。
物語は、これほどまでの運命を、私に配している。
これは五つの滅びと戦いの記憶の物語…
=====
超古代文明の並行宇宙。
栄えた五つの文明と宇宙が何故滅びたのか、その奥底にある通奏低音は一体何なのか。
神に使命を与えられたアンドロイドが、時と宇宙を超えて大冒険をしつつ、輪廻転生していく長編SFファンタジー『ホワイトコード戦記』シリーズの第一編目。
書き溜めてありますので、毎日21:00に更新していきます。
大体1,500~2,000文字を目安に少し長くなったり短くなったり…。
『シンカナウスより』は約3か月で完結となります。その間、お付き合いいただければ幸いです。
文字数 52,245
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.01
本稿は、生きていくために、文明の痕跡さえない200万年後の未来に旅立ったヒトたちの奮闘を描いています。
最近は温暖化による環境の悪化が話題になっています。温暖化が進行すれば、多くの生物種が絶滅するでしょう。実際、新生代第四紀完新世(現在の地質年代)は生物の大量絶滅の真っ最中だとされています。生物の大量絶滅は地球史上何度も起きていますが、特に大規模なものが“ビッグファイブ”と呼ばれています。5番目が皆さんよくご存じの恐竜絶滅です。そして、現在が6番目で絶賛進行中。しかも理由はヒトの存在。それも産業革命以後とかではなく、何万年も前から。
本稿は、2015年に書き始めましたが、温暖化よりはスーパープルームのほうが衝撃的だろうと考えて北米でのマントル噴出を破局的環境破壊の惹起としました。
第1章と第2章は未来での生き残りをかけた挑戦、第3章以降は競争排除則(ガウゼの法則)がテーマに加わります。第6章以降は大量絶滅は収束したのかがテーマになっています。
どうぞ、お楽しみください。
文字数 2,232,235
最終更新日 2022.02.14
登録日 2015.10.09
近未来、物体の原子レベルまでの三次元構造を読みとるスキャナーが開発された。
とある企業で、そのスキャナーを使って人間の三次元データを集めるプロジェクトがスタートする。
主人公、北村海斗は、高額の報酬につられてデータを取るモニターに応募した。
スキャナーの中に入れられた海斗は、いつの間にか眠ってしまう。
そして、目が覚めた時、彼は見知らぬ世界にいたのだ。
いったい、寝ている間に何が起きたのか?
彼の前に現れたメイド姿のアンドロイドから、驚愕の事実を聞かされる。
ここは、二百年後の太陽系外の地球類似惑星。
そして、海斗は海斗であって海斗ではない。
二百年前にスキャナーで読み取られたデータを元に、三次元プリンターで作られたコピー人間だったのだ。
この惑星で生きていかざるを得なくなった海斗は、次第にこの惑星での争いに巻き込まれていく。
(この作品は小説家になろうとマグネットにも投稿してます)
文字数 1,223,481
最終更新日 2024.04.19
登録日 2017.01.06
フブキ レンタロウとハツシモ サヤカは、とある仕事をしながら世界を渡り歩いていた。
彼らの仕事――それは人探しからテロリズムへの加担、はたまた殺人まで行う、殺し屋ならぬ何でも屋であり、そんな彼らの事を巷では仕事人と呼ぶ者もいた。
この話はそんな仕事人達が、一流グルメからB級グルメまで、様々な食を通して人と出会い成長していく物語である。
文字数 58,926
最終更新日 2021.05.20
登録日 2021.04.04
2035年ある日地球はジグソーパズルのようにバラバラにされ、以前の形を無視して瞬時に再び繋ぎ合わされた。それから120年後……
男は砂漠で目覚めた。
ここは日本?海外?そもそも地球なのか?
訳がわからないまま男は砂漠を一人歩き始める。
巨大な陸上を走る船サンドスチーム。
屋台で焼き鳥感覚に銃器を売る市場。
ひょんなことから手にした電脳。
生物と機械が合成された機獣(ミュータント)が跋扈する世界の中で、男は生き延びていかねばならない。
荒廃した世界で男はどこへいくのか?
と、ヘヴィな話しではなく、男はその近未来世界で馴染んで楽しみ始めていた。
それでも何とか生活費は稼がにゃならんと、とりあえずハンターになってたま〜に人助け。
女にゃモテずに、振られてばかり。
電脳ナビを相棒に武装ジャイロキャノピーで砂漠を旅する、高密度におっさん達がおりなすSF冒険浪漫活劇!
文字数 848,764
最終更新日 2023.11.05
登録日 2021.08.02
Pink Floydの楽曲「Wish You Were Here」を曲解して書いてみました。
はるか未来の地球、戦争と異常気象で人間の住める土地は減少の一途を辿っていた。人類は、宇宙に第二の母なる大地を求めて旅立った。
希望を求めて旅立った者と、己を見つめて残った者の一幕。
※カクヨム様にても公開中です→https://kakuyomu.jp/works/16817330661688156081
文字数 2,393
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.04.16
訪れる者もいなくなった古い映画館。映し出すものを失ったスクリーン
映写技師の亡霊が見せた幻影のように
かつての賑わいを走馬燈に見た映画館のように
表現したい感情や、文章に持たせたい意味など考えずに
浮かび上がるまま、降り注ぐまま脳内直送でお送りします
映画、ゲーム、ミュージックビデオに小説
見たもの、見えたもの、行った場所、過去、いま
その時に浮かんだり降りてきた色んなものを書き記し
日々の生活と幻想のミクスチャーとして
不思議系小説と名付けてみました
ハイパーグラウンドでは新作を先行公開中、
こちらはアーカイブ兼、実験的な作品の公開場所でもあります
文字数 665,550
最終更新日 2024.02.11
登録日 2019.01.19
超絶美人なのに男を虫ケラのようにあしらう社長秘書『玲子』。その虫けらよりもひどい扱いを受ける『裕輔』と『田吾』。そんな連中を率いるのはドケチでハゲ散らかした、社長の『芸津』。どこにでもいそうなごく普通の会社員たちが銀河を救う使命を背負わされたのは、一人のアンドロイド少女と出会ったのが始まりでした。
『アカネ・パラドックス』では時系列を複雑に絡めた四次元的ストーリーとなっております。途中まで読み進むと、必ず初めに戻って読み返さざるを得ない状況に陥ります。果たしてエンディングまでたどり着きますでしょうか――。
文字数 1,737,888
最終更新日 2018.07.28
登録日 2016.11.01
戦争は、終わった。
人の、生物の消えた世界に残された少女とアンドロイドと戦車は旅を始める。
もしかしたら続くかもしれません
文字数 10,544
最終更新日 2016.11.01
登録日 2016.11.01
ロボットGP_二三三六0が目が覚めるとそこはゴミ山だった。
彼には生きていくうえで必要最低限の記憶しか覚えてなく、おまけにあちこち体が壊れていた。
それでも、彼は必死に動き黒と呼ばれるアンドロイドと遭遇する。
彼に連れられとあるシェルターへと到着する。
そこで聞かされる衝撃の事実。それを聞いたGP_二三三六0は自分探しの旅へと出ることにする。
そんなロボットの自分探しの旅の物語。
文字数 38,244
最終更新日 2023.12.14
登録日 2023.01.16
文字数 198
最終更新日 2020.01.07
登録日 2020.01.07
______ようこそいらっしゃいました。
ホームレス達が集る島に。
これから、ホームレスの貴方には_______、
「サバイバルゲーム」をしてもらいます。
え? それは簡単なものなのかって?
いいえ。 貴方が想像しているゲームの何倍も過酷なものです。
え? 内容は何かって?
ふふ。 それは貴方の行動次第です。
さて、説明はここまで。
ここから先は、貴方に任せます。
この過酷な「サバイバルゲーム」を______
文字数 817
最終更新日 2019.02.06
登録日 2019.02.06
時は百年ほど未来。人類が宇宙へ進出していく時代。
オーパーツを専門に盗む泥棒がいた。
その泥棒の名は怪盗ミルフィーユ。
彼女は部下のモンブラン、タルト、ショコラを引き連れ太陽系各地で、珍しいオーパーツの所有者に予告状を送りつけてはオーパーツを盗み出していた。
ところがある日、太陽の兄弟星であるネメシス第二惑星で仕事? を終えた時、部下のショコラから銃を突きつけられ、怪盗を引退する宣言出す羽目になる。
だが……
第一回SF新人賞の一次選考を通過した作品です
【この小説の読み方】
この小説は三人称とショコラの一人称が交互に入れ替わります。
三人称の部分はタイトルだけですが、一人称部分はタイトルの横に 〈ショコラ〉が入ります。
この作品はタイトルこそミルフィーユですが主人公はショコラです。
(この作品は小説家になろうにも投稿しています)
以前に外部URL登録しておりましたが、諸事情により内部投稿に切り替える事にしました。
文字数 145,129
最終更新日 2018.03.23
登録日 2017.08.20
文字数 1,208
最終更新日 2016.07.18
登録日 2016.07.18
これは魂の壮大な物語
人々の意識に覆われた無知と呼ばれるカーテン未知なる世界の幕があがる時
見えなかった壮大な冒険が待っていた!!
『ブラインドワールド』の続編
本編をより深く読むには
『文太と真堂丸』が深く関わっているので、そちらも是非読んでみて下さい。
現在、アマゾンキンドル 読み放題にて検索して頂けると、読めるようになっておりますので、そちらからよろしくお願いします。
文字数 282,885
最終更新日 2021.09.26
登録日 2017.11.14
この世界はどんな色をしているのだろう。
少なくとも今の少年にはこの世界は灰色一色だった。せめて、最期くらいは綺麗で鮮やかな景色の中で・・・。
この絶望と残酷な世界の中で少年は一筋の光を求めて旅をした。
文字数 23,816
最終更新日 2015.08.20
登録日 2015.07.31
辺境の星、ガルドープに住んでいた少女ミトと老婦アリスは、血の繋がっていない者たちだった。
戦争で母を亡くしたミトを引き取ったアリスは、10年間、彼女が独り立ちできるように、「星の子」としての教えを説いていた。
いつか、誰もが星を旅立つ日が来る。
戦争で焼き尽くされる野原が目の前にあっても、私たちはいつか、星と決別する日が来る。
だから畑に野菜や穀物を植えて、雨が降る日を待ちなさい。
アリスは言うのだった。
私たちは誰もが完璧ではないのだと。
「言葉」はいずれ形を失い、銀河星雲の星屑の中に消えていく。
運命の砂時計はすでに落ち始めている。
時間の経過の中で絶えず物事は変化し、昨日まであったものは、流れ星となって消えていく。
ミトは願っていた。
いつか星を旅立つ日が来たとしても、2人で過ごしていた時間が、世界のどこかで残っていくこと。
いずれ星と決別する日が来るとしても、アリスに伝えたかった想いが、——「言葉」が、闇の中に閉ざされてしまわないことを。
文字数 1,410
最終更新日 2023.10.22
登録日 2023.10.22
引きこもりニートな弟が元ヤンでリア充な暴君姉を巻き込んで
ちょっと不思議な鏡?の世界でちょっと不思議な旅をする
文字数 9,437
最終更新日 2016.06.27
登録日 2016.06.23
荒廃した世界。とある村に謎の旅人が現れる。その旅人は危険な生き物をさがしているというが……
完結作品を少しずつ公開していく予定。なので、エタり、修正ないので安心してお読みいただけます。
文字数 18,736
最終更新日 2017.01.05
登録日 2016.12.25
何十年、何百年経っても人々は争う事を辞める事は出来なかった。
戦う事が人間の歴史を作っていた。
そして、国家と企業は対立した。古い体制は一度は終結したが、実状は何も変わることはなかった。
それでも時代は進む、今度は資源を巡り争う。結局は時代は繰り返した。
一度は世界はまとまった、地球環境の再生と地球外への移住を目的にまとまったが長くは続くことはなかった。
世界はそれでも、争う事を望んだ。
それでも進歩はあった、戦争は集団で戦う事から個人の戦闘能力に重点を置く戦いに変わった。
戦う事でしか生きる方法を知らないユリとリュウは故郷の東京コロニーを再建するために戦い続ける。
戦闘能力という悪魔のような力で、故郷を元に戻すという事を望み、世界を灰してしまう。
信じる神もいない世界で、彼らは生きる事を選んだ。
文字数 62,104
最終更新日 2019.03.26
登録日 2017.07.03
2XX1年大手人工知能ロボット製作会社が提供する家庭用お手伝いロボ及び警備用ロボの欠陥が見つかる。ロボット達は急激な知能の進化をする事によって遂に人間を支配される側ではなく支配する事に気づきはじめる。ロボットは次々と人を襲っていき人間とロボットとの争いが生じた。そんな過酷な世界の中で1人の男(主人公)と少女が出会い旅をしていく。ロボットには創りだせない必死に生きようともがく人間の物語。
文字数 8,106
最終更新日 2016.06.08
登録日 2016.03.31
死んだ後忘れられた一握りの作家や脚本家がなれる「旅人」彼らは物語を旅する、誰かが作り出した小説や脚本また記録された歴史さえも彼らの旅の目的地だ。
この、旅路(物語)は一人の出来損ないの旅人が忘れられた妖狐と出会うことで始まる。彼らは物語を旅して完結という名の鍵を見つけ次の物語の扉を開けなければいけない。
さあ、運命は彼らをどの物語に導くのだろう。
不定期で投稿していきます。二作品目の投稿です一作品目と交互に掛け持ちしていきますので。直すところとかあったらコメントなどで教えてください。どうか、暖かい目で見守ってください。
作品表紙はpixivをやっている友人の鈎(まがり)。さんに描いてもらいました
文字数 789
最終更新日 2016.12.30
登録日 2016.12.30
記憶が欠落していく青年セツカと、他人の記憶を食べる、生ける銃クラン。
彼らが出会ったのは、記憶が書き換えられた少女ヴィナと、孤独に命令をこなすヒューマノイドのリーネ。
自分の持つ記憶は本当なのか。自分の見る現実は本当なのか。
人々の様々な記憶を交差させながら、滅びた世界を四人は旅をする。
記憶の果てにある、真実を求めて。
文字数 31,241
最終更新日 2017.09.20
登録日 2017.09.13
私は彼女を愛している。祝福の鐘も、誓いのリングも必要ない。悠久の時を経て輪郭を声を面影を忘れてさえ心は変わらず。約束は霞まない。涙が零れないように枯らしておこう。血流が途切れないように水を汲もう。
これは、私と彼女の、楽園へ向かうまでの恋物語だ。
memories of delivers
文字数 3,890
最終更新日 2018.07.19
登録日 2018.07.19