歴史・時代 小説一覧
3,121
グレートスタート~大いなる旅立ち~
集落一の槍の名手であるクオンドカは、妻のタペリが間男と乳繰り合っているところを目にしてしまう。
その場から逃げ出したクオンドカは、彼を慕う仲間たちと共に、大いなる旅に出た。まだ見ぬ世界を目指して――。
※「小説家になろう」、「カクヨム」にも投稿しています。
3,122
白物語
“白鬼(しろおに)”と呼ばれているその少女は、とある色街で身を売り暮らしていた。そんな彼女の前に、鬼が現れる。鬼は“白鬼”の魂をもらう代わりに、“白鬼”が満足するまで僕(しもべ)になると約束する。シャラと名を変えた少女は、鬼と一緒に「満足のいく人生」を目指す。
※pixivに載せていたものを、リメイクして投稿しております。
※2023.5.22 第二章に出てくる「ウツギ」を「カスミ」に修正しました。それにあわせて、第二章の三のサブタイトルも修正しております。
3,123
ブラッドの聖乱
この物語はある「血」の話…
XXXX年
ある国では汚職や賄賂が多発していた…
そんな事に腹を立てたのは海軍の「山風蓮」や部下たちだった。
海風はそんな中「血の出ない戦争論」を説く。それは「討論」で話し合い「戦争をしない」という考え方だった。しかしそんな中山風たちの危機や矛盾も訪れる!
果たしてどうなる「山風」?
そして「血出ない戦争論」は実現するのか?
祝㊗️続編決定!!
https://www.alphapolis.co.jp/mypage/content/detail/959923538
3,124
飛脚の涙
自らの足を勃起させることによって、江戸の市中を縦横無尽に奔走することができた久衛門の逸話『飛脚の涙』を、大学卒業以来久しぶりに再会した先輩に話して聞かせるぼく。唐突に語られるそれら奇妙なエピソードの数々は、どこに意図があるかわからないまま、聞き手である「先輩」は久衛門の内心に近付いていきます。最後には狐につままれたような感覚を味わうことでしょう。
全文口語体で書かれた江戸奇譚物です。
3,125
向鶴 ー南部三代記ー
「この世に、忠義など無かった。」
戦国の北奥。広大な版図を誇った南部氏は、栄華の絶頂にありながら、その足元では静かに崩壊の時を迎えようとしていた。
第23代当主・南部安信は、一族を各地に配して南部家の礎を築く。続く第24代当主・南部晴政は、幾多の合戦を制し、「三日月の丸くなるまで南部領」と謳われるほどの大領国を築き上げた。しかし、実子・晴継の誕生を境に、養子・南部信直との間に深い亀裂が生じる。
やがて一門は、晴政を支持する勢力と信直を推す勢力に二分される。北信愛、八戸政栄、九戸政実、石川高信、そして大浦為信――。それぞれが「南部家のため」と信じる道を歩みながら、その忠義はやがて疑念と憎悪へと変わり、家中は骨肉相食む壮絶な権力闘争へと突き進んでいく。
その混乱の裏で、大浦為信は津軽奪取という野望を胸に、謀略と裏切りを重ねながら勢力を拡大していく。毒殺、密談、寝返り、家督争い――戦場で交わされる槍よりも鋭い言葉が、一族の運命を切り裂いていく。
果たして南部家を継ぐべき者は誰なのか。忠義とは主君への忠節か、一族への義か、それとも己の信じる未来への執念なのか。
これは、南部安信・晴政・信直の三代にわたり繰り広げられた、北奥最大の戦国大名・南部氏を描く壮大な群像劇である。史実と伝承、幾多の異説を織り交ぜながら、北奥に生きた武将たちの野望と葛藤、そして人間の本質を描く、重厚な歴史ドラマ。
3,126
快男児「紀ノ国屋文左衛門」青春伝
この物語は、エプリスタ様と小説家になろう様とカクヨム様にて同時掲載中です。(あらすじ)
江戸時代、実在の豪商(紀文)若き頃の物語である。
寛文九年(一六六九年)有田郡湯浅別所で、山本文旦の次男と生まれ幼名は文吉だった。
四歳に祖父武兵衛に、連れられ広八幡神社に修業の為行った。
関口流柔術を習う為だが、其処で修験者の林長五郎に会い、忍術と合気術習うが会得成らず。
ある日に剣の打ち込みで小猿が落下。治療し小猿と仲良くなり猿飛びの術や、合気技を会得する。
武兵衛が迎えに来た。名前は文兵衛と改めた、途中船頭になる為の教育を受ける。
延宝五年八月、文兵衛九歳の時祖父武兵衛(明心丸)が沈んだ。
熊野屋に丁稚奉公に出された其処のお嬢さんとの仲を疑われ、北山村に行き筏流しをする。騙されと知り湯浅に帰る支度をする。
船違え大地に着く、鯨取り本を読み漁に出て銛の実技を積む。
帰り湯浅過ぎ和歌浦で降りる。
頼る者無く歩き玉津島神社で喉潤す、神主に呼び止められ、事情を話すと馬小屋の隣り部屋を紹介され、馬の世話して家賃が無料に。
和歌浦で魚の小売り仕事を見つけ、町中を桶担ぎ売り歩く。
魚市場突然閉鎖される。下津にホホジロ鮫現れて漁が止まる。
藩より鮫退治の命が下り見事鮫を退治、褒美に武士の名を許され紀ノ国屋文左衛門と名乗る。
下津で、外国の難破船を見つけ修理改造し、凡天丸と名付ける。
貞享三年九月から嵐が続き時化て大荒れ、蜜柑を江戸に送れず蜜柑方役人問屋は頭を抱える。
困り果てた紀州藩は、紀ノ国屋文左衛門に白羽の矢を立てた。
紀文が立ち上がる。蜜柑を八万籠積み下津から江戸へと、嵐に揉まれながらも遠乗り航海で成功。
江戸で蜜柑売り、江戸の生類憐れみ令で暴落した魚を買いこむ。
奈良屋茂左衛門と、やくざに襲われるも皆と協力して撃退する。
奈良茂の差し金で、馬庭念流の使い手と他流試合をする羽目に。
帰り船で海賊に襲われるが、花火を大砲の如く横打ちにし、驚かせて海賊を撤退させる。
摂津で魚売り大儲け。甲賀忍者盗賊団の襲撃受けるが撃退する。
紀ノ国屋文左衛門、晴れて無事紀州和歌浦に帰る。この時若干十七歳で約二十七万両を手にし、後江戸で百万両儲ける礎と成す。
3,127
何故夢の跡に兵が
様々な時代、場所、立場で戦場に立つ兵士を短編集として描いたものです。史実とは違う(もしくは簡略化された)世界線であったり、あえて詳しい地名や国名を伏せているときもあります。内容からどこそこの地域・時代のものだと考えるもよし、純粋にそのまま読むのもよし、色々な方法で楽しんでいただけたら幸いです。
※この物語はフィクションであり、実在の人物。団体とは一切関係ありません。また、政治的意図は一切ありません。
3,128
帝国海軍の憂鬱。
軍事予算の審議の時期が近づき、
海軍の将官達は胃が痛くなる思いだった。
石原莞爾と東条英機は仲が良くないと
聞いていたが、海軍の予算のマイナス点を殊更に問いただしてくるのだ。
鋭い石原にメモ魔で記憶力の良い東条の
組み合わせは海軍にとって悪夢でしかなかった。
また問い詰められると思うと胃に穴が開きそうである。
3,129
豆腐に命を懸けた瀬田屋平八 ~見えぬ淡路の糸に結ばれて~
江戸時代中頃、浪人の野洲平八郎(のすへいはちろう)は貧困状態から抜け出すために、近江の瀬田(せた)から大坂の浪速(難波)に出てきた。豆腐好きの平八郎は平八と名を改め、豆腐屋修行を続けて店を持つようになる。ある朝、平八は店の前で瀕死状態になった哀れな子狸を助けてやる。そして、別の日には、迷子のまめ吉を拾って下働きにする。屋号を瀬田屋とした平八の豆腐屋稼業は順調に進んでいた。だが、風采が上がらず気弱な中年男の平八には、大きな悩みがあった。いまだに嫁のなり手がいないという悩みだった。ある日、平八は豆腐の振り売り途中で立ち寄った長屋で、鈴音という可愛らしい娘に出会って一目惚れする。自分に自信のない平八は想いを鈴音に打ち明けられない。けれども、平八は失敗を続けながらも、ようやく鈴音に受け入れられる。鈴音を嫁にする際に、鈴音から不思議な条件を出される。それは鈴音が抱えた恩返し行為を手伝うことであった。そこで、平八は淡路島の人形浄瑠璃一座を支援することで責任を果たそうとする。鈴音とまめ吉と狸と人形浄瑠璃との間には、淡路を背景とした見えない糸で結ばれていた。
3,130
宮戸川
江戸は隅田川を場所場所によっては川の名を変えておりました。
3,131
うつしよの波 ~波およぎ兼光異伝~
【2018/5/29完結】
これは、少年と共に天下分け目を斬り拓いた刀の物語。
豊臣秀次に愛された刀・波およぎ兼光。
血塗られた運命を経て、刀は秀次を兄と慕う少年・小早川秀秋の元へ。
名だたる数多の名刀と共に紡がれる関ヶ原の戦いが今、始まる。
・pixivにも掲載中です(文体など一部改稿しています)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9864870
・本作は史実を元にしたフィクションです。IF展開・恋愛描写はありません。
・呼称は分かりやすさ優先で基本的に名前呼びにしています。
・武将の悪役化なし、下げ描写なしを心がけています。当初秀吉が黒い感じですが、第七話でフォローしています。
・波およぎ兼光は秀次→秀吉→秀秋と伝来した説を採用しています。
pixiv版をベースに加筆・修正・挿絵追加した文庫版もあります。
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=74986705
3,132
散らない桜
終戦直後。三流新聞社の記者、春野うずらのもとにもちこまれたのは、特攻兵の遺した奇妙な手記だった。
3,133
シンセン
新選組随一の剣の遣い手・沖田総司は、池田屋事変で命を落とす。
戦力と士気の低下を畏れた新選組副長・土方歳三は、沖田に生き写しの討幕派志士・葦原柳を身代わりに仕立て上げ、ニセモノの人生を歩ませる。
しかし周囲に溶け込み、ほぼ完璧に沖田を演じる葦原の言動に違和感がある。
まるで、沖田総司が憑いているかのように振る舞うときがあるのだ。次第にその頻度は増し、時間も長くなっていく。
「このカラダ……もらってもいいですか……?」
葦原として生きるか、沖田に飲み込まれるか。
いつだって、命の保証などない時代と場所で、大小二本携えて生きてきたのだ。
武士とはなにか。
生きる道と死に方を、自らの意志で決める者である。
「……約束が、違うじゃないですか」
新選組史を基にしたオリジナル小説です。 諸説ある幕末史の中の、定番過ぎて最近の小説ではあまり書かれていない説や、信憑性がない説や、あまり知られていない説を盛り込むことをモットーに書いております。
3,134
源田の護衛(ある海軍航空隊戦闘機搭乗員の生涯)
昭和20年6月、源田実自身が紫電21型を操縦して南西諸島方面の偵察を行ったという史実を元にしたフィクション
3,135
柿ノ木川話譚5・お恵の巻
去年の付け火で家をなくした生薬屋・松清堂の跡取り松太郎は、悠が子どものころに世話になった茶問屋の徳屋に住み込みで奉公する。枝鳴長屋のお恵は、そんな松太郎と枝鳴長屋の仲良くなり、チョコチョコと徳屋に顔を出すようになる。
ある日徳屋に行くと、松太郎が以前松清堂にいた調剤師の甚六から子供たちに読み書きを教えて欲しいと頼まれているのを見かける。
松太郎は既に奉公人、そんなことはできるわけがないと、お恵がその役を引き受けるのだが……。
『柿ノ木川話譚』第5弾。
『柿ノ木川話譚1・狐杜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/905878827
『柿ノ木川話譚2・凍夜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/50879806
『柿ノ木川話譚3・栄吉の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/398880017
『柿ノ木川話譚4・悠介の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/642880356
3,136
〈影咒記(EIJUKI)〉江戸咒譚 第三篇 ― 湯煙鬼火奇譚・(ゆけむりおにびきたん) ―
本作は〈影咒記(EIJUKI)〉の江戸咒譚 第三篇 ― 湯煙鬼火奇譚(ゆけむりおにびきたん) ―です。
江戸の闇に息づく恋と祈りの記録を描きます。
――影は祈りを映し、咒は恋を刻む。
江戸の夜に咲いた十の物語、それを人は『影咒記』と呼ぶ。
鬼火は、忘れられた言葉の温度で燃える――江戸怪異伝奇。
湯の香の奥で、ひと夜だけ灯る鬼火。
江戸の夜を照らす、影咒記第三篇。
江戸・深川。湯気の消えた湯屋の中で、ひとすじの火が揺れていた。
それは怒りの炎ではない。怨みの炎でもない。
ただ、伝えられなかった言葉の温度が、闇の底でまだ息づいている。
榊原新右衛門。南町奉行所の同心。
理(ことわり)を信じ、人の道で事を裁こうとする男。
だがこの夜ばかりは、法も理も、ひとつの声の前に立ちすくむ。
――「忘れないでください」
声の主は、十七年前に千歳湯で焼け死んだ娘・お蓮。
鬼火と呼ばれ、夜ごと深川の水面を漂うと噂された。
けれど彼女は怒っていない。ただ、言えなかった。
火事の裏で隠された帳簿の記録、封じられた名、嘘で塗り固められた裁き。
それらを「誰かに伝えたい」と願っただけなのだ。
おせん。
かつて新右衛門が愛した女。今はこの世とあの世のあいだに立つ影。
彼女は夜ごと湯気の中に現れ、誰も聞かぬ声を拾い上げる。
その瞳には涙も笑みもない。だが、残された者の痛みだけは知っている。
そして道明。
修験の徒。山を下り、祈りとともに火を封じる男。
「怨みは祓えば消えるが、想いは祓ってはならぬ」
彼はそう言って、焔影(えんえい)と呼ばれる霊刀を授ける。
焔影は斬るための刃ではない。
声を受け止めるための器だ。
その刃に映るのは敵ではなく、訴えである。
そして静かに語りかける。
――「罪を斬るためじゃない。声を届かせるために、俺はここにいる」
鬼火の謎は、やがて人の罪に触れる。
火事の夜、なぜお蓮は逃げなかったのか。
湯屋の帳場に残された焼け跡は何を語るのか。
望月家、与力・香坂、そして沈黙を守り続けた老人。
ひとつの火事に織り込まれた欲と愛憎が、再び炎を上げる。
おせんの指先が灯をなぞるたびに、記憶の残滓が蘇る。
そこに映るのは、ただ人の生と死の形。
鬼火とは、誰かに見てほしかった命の記録なのだ。
物語は、裁きでも祓いでも終わらない。
最後に残るのは、「伝える」というたった一つの救い。
――「忘れない。それが、俺の務めだ」
それは終わりではなく、始まりだった。
『影咒記』連作はこちら → 明神恋咒変/紫陽花庵夢死帳/湯煙鬼火奇譚
※毎晩21時頃更新予定。
江戸に残る“祈りと咒”の記録を、どうぞゆるやかにお読みください。
3,137
頼光とユカイな仲間たち(Twitterタグ企画参加小説)
時は平安。
大江山に鬼の首領が居を構え、都に降りては悪さをすると言う噂が都のパリピたちを震え上がらせていた。
彼らの仕業とされる犯罪の数々に悩まされた朝廷は、当代きっての武人と評判の源頼光とその配下の四天王たちに大江山の鬼退治を命じるが……はたしてその正体は??
********
診断メーカーの「あなたの鬼退治伝説」の結果について、TwitterでFFの芍薬甘草湯さん(https://twitter.com/shakuyakukanzo1)と話しているうちに思いつきました。
四天王(+茨木童子)がひたすら馬鹿な事を言ってるだけです。
一応入浴シーンがあるので保険でR15つけています。
3,138
疾風の往く道
時は大正。高等女学校に通う少女・悉乃(つくの)は、ひょんなことからスリの現場を目撃し、犯罪を未然に防ぐことに成功する。 しかし、それをきっかけに女学校では爪弾き者にされてしまう。 そんな悉乃の心の拠り所となったのは、掏られそうになった青年・武雄の存在だった。 タイトルは「はやてのゆくみち」と読みます。 登場人物はすべて架空の人物です。 一部、大正時代の史実、実在の学校や人物名が登場しますが、この物語はフィクションです。実際の人物および親族の方、事件、団体には一切関係ありません。
3,139
かのん
化政期の日野宿(東京都日野市)を舞台に、少しばかり風変わりなところのある女性友子が、周りの人々を巻き込みながら、騒動を巻き起こしていくお話。
使う言語は現代語ですが、時代設定は化政期から幕末くらいです。
スマートフォンなどがなく、登場人物たちの心情が描きやすかったために、この時代設定にしてありますが、
まちがったところも多々あるかと思います。
中途半端な終わり方ですが、ご想像に任せます。
よくある、発達障害がキーワードになっていますが、それが悪い方へ向かわないようにしてあります。
ご感想はお気軽にどうぞ。
3,140
新·大東亜戦争
大東亜戦争(太平洋戦争)もし日本の近代化、科学が発展していたらという仮想の戦争です。
3,141
【戦国策】孝成王と李伯
古代中国の書「戦国策」の一編を小説化してみました。
主役は趙の孝成王。
宿将・廉頗を更迭し、弁の立つ若い趙括を派遣して「長平の戦い」で惨敗したためバカ殿扱いされることも多い人ですが、こういう面もあります。
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歴史小説家では宮城谷昌光さんや司馬遼太郎さんが好きです。
歴史上の人物のことを知るにはやっぱり物語がある方が覚えやすい。
上記のお二人の他にもいろんな作家さんや、大和和紀さんの「あさきゆめみし」に代表される漫画家さんにぼくもたくさんお世話になりました。
ぼくは特に古代中国史が好きなので題材はそこに求めることが多いですが、その恩返しの気持ちも込めて、自分もいろんな人に、あまり詳しく知られていない歴史上の人物について物語を通して伝えてゆきたい。
そんな風に思いながら書いています。
3,142
越後の坊っちゃん
永禄四(1561)年、謙信は武田信玄との勝負の決着を着けるため、一万三千の兵を率い、信州川中島へと向かっている。その行軍の中で謙信はそれまでの自分の人生を振り返る。天文五(1536)年、父の長尾為景が隠居し、兄の晴景が家督を継ぎ、虎千代(少年時代の謙信)は林泉寺に預けられる。住職の天室光育の下で精神修養や学問に励む虎千代であったが、子供の頃から一本気で正義感の強い性格であった。そして、仏教の教えを学び非常に信仰心の篤い性格となってゆく。天文十一(1542)年、虎千代が12歳の時に父が亡くなる。しかし、晴景は国主としての器量に乏しいという評判であった。元服し、長尾景虎と名乗った虎千代は、十五歳で初陣を飾り、勝利を重ね、景虎十九歳の時に晴景は隠居し、景虎が国主となる。だが、果たしてそれは景虎の本意であったか?天文二十一(1552)年、景虎23歳の時、関東管領上杉憲政が相模の北条氏に追われ、景虎を頼って三国峠を越え、越後に落ち延びて来る。景虎は持ち前の義俠心から、北条氏と戦い、憲政の権威を取り戻す決意をする。又、その年の暮れから翌年にかけて、信濃の諸豪族が甲斐の武田晴信に追われ、景虎を頼って越後に逃げ延びて来る。そこでやはり景虎は武田とも戦って信濃の諸豪族達が失った土地を取り戻す決心をする。天文二十二(1553)年第一次川中島の戦い。長尾と武田は川中島に出陣するが、お互いの実力を測りかね、全面的な衝突は無く、双方引き上げる。しかし景虎は武田の強さを知る。その年の9月、景虎は二千の兵を率いて上洛し、朝廷や将軍家に贈り物をするが、将軍には会えず帰国する。弘治元(1555)年第二次川中島の戦い。両軍は犀川を挟んで睨み合いとなり、対陣は数ヶ月に及ぶ。結局今川義元の調停により和睦し、双方引き上げる。弘治二(1556)年。景虎二十七歳。全てが嫌になった景虎は、家出して僧侶になろうとするが、皆に引き止められる。弘治三(1557)年、第三次川中島の戦い。景虎は晴信の所在が掴めず、徒労に終わる。四月、二度目の上洛をし、関白近衛前嗣と意気投合する。永禄四(1561)年。関東諸将と共に小田原城を包囲した後、鎌倉で関東管領に就任し、上杉政虎と名乗る。ここで、筆者が謙信について思う事をつらつらと述べる。第四次川中島の戦い。川中島南方の妻女山に布陣した政虎は、武田方の水煙が多いのに気づき、武田が動くことを確信。その裏をかいて、八幡原の武田軍へ奇襲をかける。激戦の中、政虎は信玄らしき者に一騎討ちをしかけるが討ち漏らす。その後月日は流れ、天正六(1578)、謙信は自分の後継者を決めないまま四十九歳で脳溢血で亡くなる。この物語の文章は、謙信の独白と筆者の解説のようなツッコミのような文の繰り返しで進む。タイトルに坊っちゃんとあるのは夏目漱石の坊っちゃんから取ったのだが、内容は似て非なるものとなった。
3,143
江戸の櫛
奥村仁一郎は、殺された父の仇を討つこととなった。目指す仇は幼なじみの高野孝輔。孝輔の妻は、密かに想いを寄せていた静代だった。(舞台は架空の土地)短編。完結済。第8回歴史・時代小説大賞奨励賞。
3,144
ペテン師の涙
18世紀、イギリス、ロンドン。
ジョルジュ・サルマナザールは、
「台湾」について、博識に語るが――?
3,145
ペンを銃に替えて
1943年、第二次世界大戦真っ只中の日本。
開戦初期の熱狂は失われ、戦局は静かに崩れ始めていた。
南方戦線へ送られた青年・西田は、戦争の現実と、自らの無力さを知っていく。
短めの短編です
3,146
新・大東亜戦争改
前作の「新・大東亜戦争」の内容をさらに深く彫り込んだ話となっています。第二次世界大戦のifの話となっております。
3,147
料理屋おやぶん
行方知れずになった父を捜して江戸に出た娘・お鈴が助けられた先は、閑古鳥が鳴く料理屋「みと屋」
それもそのはず、店主の銀次郎は料理が壊滅的に下手な上、顔がいかつく客あしらいも不得手。
なにより、銀次郎の仕事は札付きの「やくざ」だというのだから、お客が来るわけがない。
料理の才のあるお鈴は「ここで働け」と迫られるが、そこへ誘拐事件が舞い込んで――—
3,148
朱小島之変
霧は濃く、そこら中から悲鳴や怒声が響き渡っては消えていく。
噂が広がり始めたのは安土桃山末期、ある地方で人が一年であっという間に五千人から三百人へと減ったらしく、その間の四千七百人はその東の地方の東側の海岸から出て凡そ二里先の地点にある小島へと出発したと言われている。
それを聞き付けた地方の殿様は黙っておらず、まだ寒い睦月の時期下っ端共に四人一組で組を作らせて小島へと出発させた。が、弥生になっても帰ってこず、殿様は自ら小島へと駆り立てていった。
だが、結果は同じであり殿様でさえ帰ってこなかった。
3,149
女衒の流儀
時は慶応四年(1868年)。
大政奉還が行われたにも関わらず、迫る官軍の影に江戸の人々は怯え、一部の武士は上野寛永寺に立てこもって徹底抗戦の構えを見せている。
若き御家人・能谷桑二郎も又、上野へ行く意思を固めていた。
吉原へ一晩泊り、馴染みの遊女・汐路と熱い一時を過ごしたのも、この世の未練を断ち切る為だ。
翌朝、郭を出た桑二郎は、旧知の武士・戸倉伊助が「田吾作」と名乗る奇妙な女衒相手に往来で刀を抜き、手も足も出ない光景を目の当たりにする。
長い六尺棒を豪快に振るう田吾作の動きは何処か薩摩・示現流を彷彿させるもので、もしや密偵か、と勘繰る桑二郎。
伊助の仇を打つ名目で田吾作に喧嘩を売るものの、二人の戦いの行方は、汐路を巻き込み、彼の想定とは違う方向へ進んでいくのだった……。
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
3,150
画仙紙に揺れる影 〜幕末因幡に青梅の残香
米村誠三郎は、鳥取藩お抱え絵師の小畑稲升の弟子である。
文久三年(一八六三年)八月に京で起きて鳥取の地に激震が走った本圀寺事件。
事件の後、藩の御用絵師を目指す誠三郎は画技が伸び悩んだままで心を乱していた。
大事件を起こした尊攘派の一人で藩屈指の剣士である詫間樊六は、竹馬の友だったのだ。
鬱屈した日々の中、稲葉山中にて勇ましい女剣士が倒れているのに出くわして……。
幕末の鳥取藩政下、水戸出身の藩主の下で若手尊皇派が庇護される形となっていた。
また鳥取では、家筋を限定せず実力のある優れた画工が御用絵師として藩に召しだされる伝統があった。
ーその因幡の地で激動する時勢のうねりに翻弄されながら、歩むべき新たな道を模索する侍たちの魂の交流を描いた幕末時代小説!
作中に出てくる因幡二十士事件周辺の出来事、鳥取藩御用絵師については史実に基づいています。
1人でも多くの読者に、幕末の鳥取藩有志たちの躍動を体感していただきたいです。
3,151
とある藩の乱
江戸時代。乱が終わった藩で、三人の指名手配がなされた。それをみた光時(みつとき)は、厳しく躾られた過去を思い出しながら団子屋へと入ることとなる-
⚠️:時代劇風小説となります。本来の江戸時代については、にわかのまま執筆に至っております。
3,152
古代スパルタ戦記 スパルティアタイ
古代ギリシャ、紀元前5世紀のこと――
スパルタの最強部隊を率いるレオニダスは、美少年クレイトスとともに、激しい歴史の潮流に飲み込まれてゆく。
ペロポネソス戦争史にもとづき、古代スパルタの男たち、女たちの戦いと生き様とを描きます。
史実(とされていること)とフィクションが入りまじっています。
戦地が舞台となるため、血なまぐさい場面があります。
「男性同士の愛情関係」の表現があります。
※冒頭に簡易な【主要人物一覧】を設けています。
※ご存じの方は違和感を持たれるかもしれませんので、ここで一応おことわり。私はテーバイの神聖隊(ヒエロス・ロコス)について知っていますが、フィクションゆえの、あえての設定です。
※個人サイト『時空跳躍ターミナル』と「小説家になろう」にも同名義で同作品を掲載しております。
3,153
鋼鉄の咆哮は北限の焦土に響く -旭川の戦い1947―
1947年11月ーー
北海道に配備された4式中戦車の高初速75ミリ砲が咆哮した。
500馬力に迫る空冷ジーゼルエンジンが唸りを上げ、30トンを超える鋼の怪物を疾駆させていた。
目指すは、ソビエトに支配された旭川ーー
そして、撃破され、戦車豪にはまった敵戦車のT-34の鹵獲。
断末魔の大日本帝国は本土決戦、決号作戦を発動した。
広島に向かったB-29「エノラゲイ」は広島上空で撃墜された。
日本軍が電波諜報解析により、不振な動きをするB-29情報を掴んでいたこと。
そして、原爆開発情報が幸運にも結びつき、全力迎撃を行った結果だった。
アメリカ大統領ハリー・S・トルーマンは、日本本土への原爆投下作戦の実施を断念。
大日本帝国、本土進攻作戦を決断する。
同時に、日ソ中立条約を破ったソビエトは、強大な軍を北の大地に突き立てた。
北海道侵攻作戦ーー
ソビエト軍の北海道侵攻は留萌、旭川、帯広を結ぶラインまで進んでいた。
そして、札幌侵攻を目指すソビエト軍に対し、旭川奪還の作戦を発動する大日本帝国陸軍。
北海道の住民は函館への避難し、本土に向かっていたが、その進捗は良くはなかった。
本土と北海道を結ぶ津軽海峡はすでに米軍の機雷封鎖により航行が困難な海域となっていた。
いやーー
今の大日本帝国に航行が困難でない海域など存在しなかった。
多くの艦艇を失った大日本帝国海軍はそれでも、避難民救出のための艦艇を北海道に派遣する。
ソビエトに支配された旭川への反撃による、札幌防衛ーー
それは時間かせひにすぎないものであったかもしれない。
しかし、焦土の戦場で兵士たちはその意味を問うこともなく戦う。
「この歴史が幻想であったとしても、この世界で俺たちは戦い、死ぬんだよ―ー」
ありえたかもしれない太平洋戦争「本土決戦」を扱った作品です。
雪風工廠(プラモ練習中)様
「旭川の戦い1947」よりインスピレーションを得まして書いた作品です。
https://twitter.com/Yukikaze_1939_/status/989083719716757504
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恵と凛の妄想幕末1 山南脱走篇
山南敬助脱走後から切腹前日までを
凛と恵の妄想で書いてます。
★話し言葉★
初心者なので誤字脱字・方言が滅茶苦茶だと自戒してます。
凛の妄想幕末を楽しんでいただけたら…幸いです。
ノンフィクションではありません。
あくまでも史実を汲みながらの妄想です。
ここでは山南(やまなみ)と読みます。ご了承くださいませ。
永倉・原田のみ(さんなん)と呼んでいます。
★永倉・原田編は「とある事件」のネタバレになることが判明
完結するまで猶予願います。
★逢瀬編のRは……
メモ書きの素書きが二種類見つかってしまい……更新は
かなり遅くなると思います。
ゆっくり書かせて下さいませ。m(_ _)m \(_ _)
3,155
生類『不』憐みの令
「生類を憐れまず」
御庭番・蛭子十郎太は、御側御用取次である小笠原若狭守に呼び出され、「神部藩でお前の身に起きた事、見た事、聞いた事をありのままを報告せよ」という役目を受ける。
十郎太は困惑しながらも、日本海に浮かぶ孤島・神部藩に足を踏み入れるのだが――
江戸時代のデスゲーム、開幕!
三日間の殺し合いを生き延びろ!
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蒼き刀
ゼロ戦を作ったのは誰?と聞かれたらあなたは堀越二郎と答えるだろう。
しかし、歴史に埋もれたもう一人の男がいた。五十嵐 勇。彼がいなかったらゼロ戦は生まれることはなかった。
これは、零式艦上戦闘機を生み出した男たちの壮絶な物語である。
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最後の上意討ち
幕末から明治へ。武士の時代がまさに終わる時、ある上意討ちが命じられた。討つ者と討たれる者は幼き頃からのかけがえのない友。家族を思い藩命に逆らえない和之介、愛する女と幼子を残して受けて立つ吉右衛門。お互いの刃が交差した瞬間、ふたりは何を見たのか・・・
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江戸時代
短歌。叙事詩的。
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源太捕物帖
江戸時代、元禄紀、こぼれ話。
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【完結】姫の前
江間義時。北条政子の弟として、棚ぼた的に権力者になってしまった彼は、元々はだんまりむっつりで、ただ流されて生きていただけだった。そんなやる気のない彼が、生涯でただ一度自ら動いて妻にした美貌の女官「姫の前」。後に義時に滅ぼされる比企一族の姫である彼女は、巫女として頼朝に仕え、義時に恋をしていた。※別サイトで連載していたものを微妙に変えながら更新しています。タイトルに※がつくものは、少しだけ大人向けになってる部分があるので苦手な方はご注意ください。
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