ライト文芸 日常小説一覧
文字数 13,453
最終更新日 2021.04.24
登録日 2021.04.14
神奈川の県立高校に通う、ごくごく普通の小太り高校一年生、ジローくんは、同級生のアライくんにいつも振り回されっぱなしの毎日なのです。今日も今日とて、近所のおばあちゃん家を訪れては廃品回収業者を装って屋敷に眠るお宝を失敬するという極めて窃盗っぽいゴトの片棒を担がされたりと無駄に奔走させられたりします。何とかお宝……年代物のウォークマンをGET出来たアライくん。「四〇年前」という過去にこだわり当時のものを求めようとするのは、幼い頃に亡くした母と、居所が杳として知れない父への深い郷愁に似た想いに突き動かされてのことだったのでした……父親が十六歳だった「一九八五年」、それを追体験せんと今年十六歳のアライくんは、当然のようにジローくんや、その崇高な意志に惹き寄せられるようにして集った三姉弟たちを巻き込み「一Q八五団」を結成します。「団」の最終目的、それは秋に迫る文化祭において「つくば万博」を模した「一Q八五祭」を開催するという壮大なるものなのでした……文化祭の運営実行を影で操る謎の機関「元老院」との確執があったり、ブラウン管テレビやファミコンなど、当時のものを収集するために魔窟:秋葉原の地下迷宮にて年齢性別得体不詳の怪人と魂を削る壮絶なバトルを繰り広げたりと、数々の苦難を乗り越えようやく「祭」の開催までこぎつけた面々なのでしたが……アライくんから数日後に米国の親戚の元に行くという唐突な別れを告げられた団員たちは激しく動揺し、ジローくんとアライくんの間には亀裂が。困惑の中、しかし、もやもやした気持ちのまま決別してしまうのを思いとどまらせたのはあのウォークマンなのでした……全員の力を合わせ、障害を全て打ち払って「祭」を打ち上げた団員たちでしたが、別離は容赦なく訪れ……と思いきや二か月で出戻ってくるというこれまた唐突なるアライくんに振り回されたかたちのジローくんたち。アライくんはいつでもどこでもアライくんなのでした……
文字数 104,702
最終更新日 2021.04.24
登録日 2021.04.17
文字数 23,438
最終更新日 2021.04.23
登録日 2020.07.28
――感情を込めた言葉には力を宿し。その言霊は人を蠱惑し、その運命を左右する。
小説投稿サイトの片隅で、細々と投稿を続ける影仁は、ある日、ひとつの連載小説を書き始める。彼が投稿を始めた頃からの読者であるコトノハと画面越しの交流を楽しみながら、物語を書き進める影仁。
だが、彼がその作品の投稿を始めてから、奇妙な夢を見るようになって……
※ 本作品は小説家になろうからの転載です。
文字数 28,436
最終更新日 2021.04.23
登録日 2021.04.18
昔々桃太郎という男がいた。
その少年は山に住んでいた老夫婦がたまたま川から流れてきた桃を食べたところ
性欲が戻り、産まれた子供だ。そんな子供は正義感が強く
「村に悪さにくる鬼を討伐したい」
そう彼は志願した。
旅の道中で知り合った犬と雉と猿におばあさんからもらった黍団子を渡して三匹を仲間にした。
数年の時日が経ち、鬼ヶ島についたのだ。
桃太郎は三匹と共に鬼を成敗し、村は救われたのだ。
それから数年。
桃太郎が鬼と対峙している間に、桃太郎の弟が産まれた。
これはある童話に隠れた一人の少年の物語。
文字数 1,997
最終更新日 2021.04.23
登録日 2021.04.23
9人しかいない秋沢野球部に欠員が出た。
主将である匡弥を助けるために幼馴染5人はルールもわからないまま野球部員となる。
ギリギリ弱小万年1回戦負け。
技なし金なしスタミナなしの秋沢野球部が奇跡の甲子園へ向かう。
文字数 21,342
最終更新日 2021.04.21
登録日 2021.04.21
古都鎌倉おもひで雑貨店
レンタル有り記憶を失くし鎌倉の街を彷徨っていたエイトは、夜の闇に浮かび上がる奇妙な店に辿り着いた。
古道具や小物を扱う雑貨店『おもひで堂』の店主・南雲は美貌の持ち主で、さらには行くあてもないエイトを雇ってくれるという。思いがけず、おいしいごはんとゆったりとした時間に癒やされる共同生活がはじまることに。
ところが、エイトが店番をする雑貨店には、「恋人からもらうはずだった指輪と同じものが欲しい」など、困った客ばかりがやってくる。そして南雲は、そんな客たちの欲しいモノを次々と見つけ出してしまうから驚きだ。
そんななかエイトは、『おもひで堂』に訪れる客たちのある秘密に気付いてしまった。それらは、失った記憶ともどうやら関係があるようで……?
夏の匂いがする鎌倉での、ささやかな謎と切なくも優しい奇蹟の物語。
文字数 108,422
最終更新日 2021.04.21
登録日 2020.07.29
文字数 9,227
最終更新日 2021.04.20
登録日 2021.04.14
YouTube版「無口な少女と文芸部の僕」
https://www.youtube.com/watch?v=cCzCrIp8rls
『サヨナラの5分前。』Twitter(@Only_5min)
作詞・作曲・動画 『ななし』Twitter(@sayogo_nanashi)
絵師『1:09』Twitter(@osusi109)
運命的な出会いって、言葉にしてしまえば陳腐な響きだ。
でも僕には、その陳腐が実に合う。
出会わなければ、雑草のような人生を今でも送り続けた筈だ。
誰からも好かれない、僕自身をも好きになれない人生を。
でも出会った。
文芸部の一室に、ひっそりと居座る少女に。
僕の人生の歯車は彼女と出会った時から初めて、動き出したのかもしれない。
文字数 17,281
最終更新日 2021.04.19
登録日 2021.04.09
とある都内のロフト付き格安マンション。作家を志す女性、源 哀留(みなもと あいる)はとある志を胸に抱きつつも遅々として進展することのない現状のまま、汚れが溜まる一方の部屋で味気ない食事を貪りその日々のほとんどをバイトとソシャゲの周回に費やす毎日を過ごしていた。
だが上場企業のエリート社員、榊 奈央(さかき なお)との出会いをきっかけに彼女の心境や生活、そして取り巻く環境そのものが大きく変化していくことになる。
自身の好意を認識しつつも他人との触れ合い方に置きな欠陥を抱える奈央との交流の中で哀留は自分の中で無くしかけていた情熱や思いやり、そして生きていく目標を思い出していく……
しかしそれはそれとして問題なのは、共に暮らしていく中で2人とも「料理が苦手」なコトであった。
文字数 172,997
最終更新日 2021.04.19
登録日 2020.12.31
桜が散るころ、クラス替えに不安を感じながら登校する。友人の陽介と同じクラスになり、他にも友人ができた。原因不明の行方不明が増えているが、身の回りで消えた人がいないのでどこか他人事でいた。
文字数 7,315
最終更新日 2021.04.18
登録日 2021.04.11
文字数 2,842
最終更新日 2021.04.18
登録日 2021.04.18
ひっそりと佇む、「chocolate shot bar」という名前の、小さなショットバー。そこは、初老のバーテンダーが趣味で営む、小さな酒場。そんな、どこか個性的な酒場に通う常連客の、ほんの小さな物語。
※ 本作品は小説家になろうからの転載です。2018年の作品なので、一部古い内容となっています。
※ 全三話程度を予定していますが、当時から更新できていません(短編連作なので、一話だけ読んでも大丈夫です)。
※ 更新する意思はあるのですが、かなり(年単位で)お待たせすることになると思います。申し訳ありませんが、そのあたりはご了承願います。
文字数 9,835
最終更新日 2021.04.17
登録日 2021.04.17
陽炎美彩(ようえんみさ)の家は、代々除霊師(じょれいし)として、この世に未練を残した霊を祓い、成仏させることを仕事にしている。
現代では除霊を専門に行う家系は少なくなり、美彩の両親も仕事の傍らひっそりと除霊師の仕事を続けていた。そんな彼らの相棒ともいえるのが、白ヘビの姿をしたシラコと呼んでいる神の遣いだった。シラコとともに、彼らは除霊の仕事を行っている。
彼らの除霊の仕方は、少し変わっていた。霊を自らの身体に取り込み、彼ら霊の未練となっていることを行わせることだった。降霊術を使い、彼らの未練となっている行動を果たさせる。恋人との逢瀬、孫との最後のふれあい、人それぞれ未練は異なる。
そんな彼らの気持ちに寄り添って、彼らは今日も除霊の仕事を行っている。
陽炎美彩もシラコと一緒に両親の仕事を手伝っていた。大学生になり、ある兄弟、須見久瑠徒(すみくると)と久瑠羽(くるは)との出会いが、美彩の生き方を大きく変えていく。
文字数 84,349
最終更新日 2021.04.17
登録日 2021.03.01
俺は、友達とある罰ゲームを作った。それが、卒業まで喋っちゃいけないという罰ゲーム。
文字数 8,963
最終更新日 2021.04.15
登録日 2021.03.27
最近、ニュースやネットなどで話題になっているLGBT。彼らが生きていく姿や、交流などを描写したヒューマンドラマです。
文字数 45,298
最終更新日 2021.04.15
登録日 2020.04.03
深夜!徘徊する老人!上がる奇声!汚染されるカーテン!
人はなぜ夜も働かなければならないのか……そういう職種を選んだからだろ、以外の回答が見つからないまま、介護士の金子は朝日を浴びながら自転車を漕ぐ。
「今日の夜勤明けは何食べよう」
文字数 16,517
最終更新日 2021.04.13
登録日 2021.04.12
生まれたときから父親がおらず、母親も男を作って出て行ってしまい、祖母に育てられた木島さくら。
さくらは生まれ育った島を抜け出し、広い世界で生きていく。
文字数 2,976
最終更新日 2021.04.11
登録日 2021.04.11
自分を透明人間だと思い込んでいる少女・エリカは土岐尚人と出会う。
ふたりが築いていく、家族の話。
※「小説家になろう」に投稿した作品を投稿し直しております。
文字数 22,427
最終更新日 2021.04.11
登録日 2021.04.11
普通の人間には、到底使うことの叶わない能力
『異能』それを生まれつき行使することが出来る存在を人々は『異能使い』と呼んだ。
『異能使い』の対犯罪組織に所属する主人公、琴雪は『異能使い』のための学校に潜入する。
⋯⋯その目的は人材の獲得!
入学した琴雪はいきなり変な集団に絡まれて⋯⋯?
『異能使い』達によるちょっぴり変わった学園ファンタジー!
文字数 15,045
最終更新日 2021.04.04
登録日 2021.04.03
文字数 20,713
最終更新日 2021.04.04
登録日 2021.04.02
文字数 4,809
最終更新日 2021.03.24
登録日 2020.09.14
文字数 1,335
最終更新日 2021.03.24
登録日 2021.03.24
主人公、野垣紗綾は回りから一目瞭然おかれている。
テストの平均点は百点、クラスで一番に課題が終わるのも当たり前。
そんな彼女の心の声はまだ誰にも届いていない。
少しシリアスなところがありますのでご注意下さい。
一つ一つの物語が少なめです。
配信は不定期に行うのでご了承ください。
文字数 3,404
最終更新日 2021.03.24
登録日 2021.03.22
人は誰だって夢を見る。悪夢、予知夢、明晰夢、警告夢······。
しかしながら、そのどれもが現実とは関わりつつも、どうしたって現実での出来事足り得ない。夢で見たものは全て虚構なのだ。
───これは、夢を見る少年少女が綴る、もう一つの世界での日記。
古より語り継がれる逸話でも、ましてや英雄譚でもなく、ただ騒がしく慌ただしい日常が綴られた名前の無い夢日記である。
ある日目を覚ますと、そこはいつもの風景ではなかった。
ゲームのような雰囲気を纏った世界に加えて、耳の尖った女性や全身毛むくじゃらの大男、そして剣や防具などの武装を施した人間たち。
「これって······"異世界転生"ってやつ······?」
突如として異世界へ転生してしまった男子高校生、赤城慎也。
そこは『冒険者の国』と呼ばれる非現実的な辺境だった。
「冒険者ギルド······」
生計を建てるべく、冒険者になることを決意した慎也。魔法の才能も無ければ、戦闘の技術もない。
無能と呼ばれた慎也の異世界冒険ライフが始まった······かと思われたのだが。
「······あれ、夢?」
目を覚ますといつもの光景が広がっていた。
「元に戻った······のか?」
皆目見当もつかないまま、普段と変わらない一日を過ごした慎也。
(目が覚めてから変わったことは特に無い······やっぱり、あれは夢だったのか)
しかし、眠りについた慎也の足は、再び異世界の地に降り立っていた。
「一体何がどうなってるんだ······」
冒険者として初のクエストを終え、一人街から外れた公園で一人悩んでいたところで、とある出会いを果たす。
「綺麗ですよね、この公園から見える街並み。私、結構好きなんです」
「お前······もしかして、榛名か?」
声を掛けたのは、慎也と同じ学校に通う榛名真昼だった。
彼女はなんと、上級職の冒険者の魔法使いであり、そして慎也と同じ境遇にいた唯一の少女だった───
───これは、繋がるはずのない平行世界を『眠る』ことで行き来する"特異体質"を持ってしまった、二人の少年少女の物語。
冒険をしたり、勉強をしたり、魔法を使ったり、友達と遊んだり······とにかく何もかもが騒がしいスローライフを綴った、名前の無い夢日記である。
文字数 1,141
最終更新日 2021.03.21
登録日 2021.03.21
入社五年目にして、俺に海外赴任の辞令が下った。
新しい職場、新しい仕事。
それも不安だったが、俺が一番心配なのは言語の壁だった。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 1,262
最終更新日 2021.03.19
登録日 2021.03.19
私はクラスメイトの裕斗君が好きだ。その裕斗君がストーカー被害に遭っているという。下着盗難、盗撮などなど。裕斗君のために私がストーカーを捕まえてみせる!
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 2,685
最終更新日 2021.03.17
登録日 2021.03.17
駅のホームを歩く女性。そして迫る特急電車。その時俺は直観した。「パンツがみれるぞ」、と。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 1,460
最終更新日 2021.03.13
登録日 2021.03.13
私の家は、貧乏だった。いつの間にか両親はいなくて、いつの間にか私はどこかのごみ箱に住んでいた。
文字数 13,693
最終更新日 2021.03.11
登録日 2021.01.10