完結小説一覧
地方都市の大学に通うひよりは、もやもやした思いを抱えながら、カメラを片手に街をひたすら歩いていた。
ある日ひよりは、日課である撮影の途中で、真一郎という少年に出会う。
ひよりはいつでも笑顔を絶やさない真一郎と過ごすようになり、お互いが似た状況にあることを打ち明け合う。
「まっすぐ息をしたい」。そう願うひよりが、真一郎と見つけたものとは――。
文字数 24,049
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
目黒美咲の絵画に心奪われ、趣味の小説執筆が手につかなくなった青年の前に、絵画のモチーフにそっくりな少女が現れた。
青年は、断られることを前提で少女に執筆取材を申し出たが、なんと1ヶ月限定で了承されてしまう。
誰もが釘付けになる美貌、思いやりと気遣いに由来する正しい姿勢、少女らしくも無駄のない自然な動き。
最高のモチーフを手にした青年は、徹底的な準備と、血の滲むような努力で、最高傑作を書き上げようとするが……。
文字数 8,615
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
※本編完結しました。お付き合いいただいた皆様、有難うございました!※
両親を事故で亡くしたティナは、膨大な量の光の魔力を持つ為に聖女にされてしまう。
多忙なティナが学院を休んでいる間に、男爵令嬢のマリーから悪い噂を吹き込まれた王子はティナに婚約破棄を告げる。
大喜びで婚約破棄を受け入れたティナは憧れの冒険者になるが、両親が残した幻の花の種を育てる為に、栽培場所を探す旅に出る事を決意する。
そんなティナに、何故か同級生だったトールが同行を申し出て……?
*HOTランキング1位、エールに感想有難うございます!とても励みになっています!
文字数 284,305
最終更新日 2024.04.27
登録日 2023.03.01
「──ごめん。ぼくと、別れてほしいんだ」
オーブリーは、頭を下げながらそう告げた。
街で一、二を争うほど大きな商会、ビアンコ商会の跡継ぎであるオーブリーの元に嫁いで二年。貴族令嬢だったナタリアにとって、いわゆる平民の暮らしに、最初は戸惑うこともあったが、それでも優しいオーブリーたちに支えられ、この生活が当たり前になろうとしていたときのことだった。
いわく、その理由は。
初恋のリリアンに再会し、元夫に背負わさせた借金を肩代わりすると申し出たら、告白された。ずっと好きだった彼女と付き合いたいから、離縁したいというものだった。
他の男にとられる前に早く別れてくれ。
急かすオーブリーが、ナタリアに告白したのもプロポーズしたのも自分だが、それは父の命令で、家のためだったと明かす。
とどめのように、オーブリーは小さな巾着袋をテーブルに置いた。
「少しだけど、お金が入ってる。ぼくは不倫したわけじゃないから、本来は慰謝料なんて払う必要はないけど……身勝手だという自覚はあるから」
「…………」
手のひらにすっぽりと収まりそうな、小さな巾着袋。リリアンの借金額からすると、天と地ほどの差があるのは明らか。
「…………はっ」
情けなくて、悔しくて。
ナタリアは、涙が出そうになった。
文字数 26,866
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.03.28
元商人であった父が、お金で貴族の身分を手に入れた。
私というコマを、貴族と結婚させることによって。
でもそれは酷い結婚生活の始まりでしかなかった。
悪態をつく姑。
私を妻と扱わない夫。
夫には離れに囲った愛人がおり、その愛人を溺愛していたため、私たちは白い結婚だった。
それでも私は三年我慢した。
この復讐のため、だけに。
私をコマとしか見ない父も、私を愛さない夫も、ただ嫌がらせするだけの姑も全部いりません。
姑の介護?
そんなの愛人さんにやってもらって、下さい?
あなたの魂胆など、初めから知ってましたからーー
文字数 31,216
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.20
ーー自業自得だ。
だって、私は家族を捨てたのだから。
誰かを不幸にした後で、他の誰かと幸せになろうなんて都合の良いことを願ったから、天罰が下ったのだーー
アパートの汚部屋で孤独に暮らす、ヘビースモーカーのアキ。
彼女はとある事情から、〝母親になり損ねた〟女だった。
ーーあの時の気持ちのまま、母親になれたら良かったのにーー
アキの心によぎる後悔とは?
文字数 2,776
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.26
子供の頃、兄がいたずらでカエルを地面に叩きつけた。
それを見た僕の方が、なぜかしら夜中にお化けを見てしまう。
文字数 1,422
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.25
とある屋敷で奴隷同然の生活を送っていた、身元不明の上に過去の記憶を失っている美少女・ローゼ。
ひょんなことから出会った美貌の青年貴族・ユリアンに拾われ愛されるものの、彼女には自身も知らなかった秘密があって……?
完結しました。
舞台は西洋風の架空世界です。世界観についてはユルユル設定なので、御了承ください。
動植物や食べ物などリアル世界と同じ名称のものが登場することもありますが、似たようなものがあって、読者の方に分かりやすいよう翻訳してあると解釈していただければ幸いです。
サブタイトルに☆が付いているのは、性描写を含むエピソードです。
※が付いているのは、主人公以外のキャラクター視点のエピソードです。
2024年4月 若干の加筆を行いました
この作品は「ムーンライトノベルズ」様、「エブリスタ」様でも掲載しています
文字数 103,585
最終更新日 2024.04.25
登録日 2023.09.22
街の薬師をしているティアは、幼い頃に負った病気のせいで目が見えない。
ティアの世界は音と匂いでできているのだ。
そんな視力を失ったティアを見初めたのは…この国の…。
純愛をテーマにしていきたいと思います。
現在、諸事情により配信が止まっています。
再開の目処が立ちませんが、一部だけでもどうぞ。
文字数 45,316
最終更新日 2024.04.24
登録日 2021.02.10
パーティー会場から少し離れた森の中で、男女の関係になっている一組の男女がいた。男の方は私の夫ダリアで、女の方は可愛らしい男爵令嬢ローラ。浮気現場を目撃してしまった私は茂みから飛び出し宣言する。「ダリア様。あなたとは離婚させて頂きます」
文字数 11,011
最終更新日 2024.04.24
登録日 2024.04.23
中学三年生になったばかりの久保田奈緒は、塾帰りのある夜、古びた歩道橋の上で登校拒否児童で十一歳の白木星志に出会う。歩道橋の上から星空を眺めるのが好きだという実年齢より少し大人びた彼に惹かれた奈緒は、毎晩彼に会うために塾の帰りに歩道橋に立ち寄るようになった。
奈緒は誰にも言えなかった悩みを星志に打ち明け、更に彼と過す時間を大事にするようになったが、星志には奈緒にも打ち明けられない秘密があった。
お互いの孤独はお互いでしか埋められない二人。
大人には分かってもらえない、二人の心が辿り着ける場所は果たしてあるのか。
誰もが通る思春期の屈折の道に迷いながら進む彼らの透き通った魂をご覧ください。
文字数 77,917
最終更新日 2024.04.24
登録日 2024.04.15
私の婚約者アレンは女たらしだった。
貴族学園の最終学年で、私は彼の本性を知った。
彼は重度の女たらしで、婚約者の私のことなどおざなりにして、堂々と浮気を愉しんでいたのだ。
文字数 11,112
最終更新日 2024.04.24
登録日 2024.04.22
裁判官が法制の矛盾を感じて、野に下り、弁護士となる、そして、法治国家の矛盾に立ち向かい、弱者の見方になって弁護する。社会悪に立ち向かう、一種の正義感弁護士。ハードボイルド小説、サスペンス
文字数 120,489
最終更新日 2024.04.24
登録日 2023.06.11
精神障碍者の予後の良い人達が、集まったらどうなるか? をテーマに書きました。
内容は、道に迷っていた、誠(マコたん)は、転入所のリサと、出会い、二人は、ボスキャラを目指して、まい進するようになった。しかし、余りにも大きな壁で、岐路に立たされた。そこで、癒しキャラを目指すことにした。すると、友達の秀作から、記録のつけ方の本を貸してくれて、順調に成長していった。
成長した、誠(マコたん)は、皆の前で、分かったことを披露する。
得意になっていた、誠(マコたん)だが、猪熊に目をつけられて、戦いが起こる。その戦いに敗れた、誠(マコたん)は、絶望する。再起を図り、誠は、昔の仲間の大山を連れてきて、争いに勝つ。しかし、争いが終わると、あの緊張感がなくなって、彼らは、堕落する。そこで、偶然歩いてきた、猪熊に、「ハトにこないか?」と誘う、猪熊は、復讐の機会を得て、復帰する。やがて、誠(マコたん)の仲間は、猪熊を嫌がる。「そこを何とか?」と言って、居ても、時折する、嫌がらせに、困惑していた誠(マコたん)は、綾香の助言で、相手との融和を図る。やがて、猪熊も周りの皆から、諭されて、どんなに、破滅的なことをしていたのか? ということに気づいて、矛を引く…。すると、冷蔵庫にあった幸せの果実を、いただくことになった。それは、何とも言えない幸せな味がした。誠とリサは、車に乗って、家に帰った。
文字数 37,001
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.04.23
文字数 24,654
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.04.23
家族から虐げられて育った伯爵令嬢メルダは、評判の悪いブラック公爵と強引に結婚させられる。心優しい彼女は友人にもそのことを相談できずに、結局ブラック公爵の家に嫁ぐことになってしまう。しかし待っていたのは地獄で……
文字数 11,017
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.04.21
東京の野獣たちが経済戦争で争う、企業の乗っ取り、騙しあい、、、反勢力のやくざ組織団体があぶく銭を集めて、株式売買に乗りだす、、、社会悪に対抗する復讐代行グループが戦いを挑み、正義の刃というか、弱者グループが奮戦するハードボイルド。
文字数 81,977
最終更新日 2024.04.23
登録日 2023.06.24
反ぐれが社会のために、福祉事業に立ち向かう社会派サスペンス、反ぐれ集団、大和が新選組と争うハードボイルド小説、、、社会悪の反社会やくざ組織がバックアップする大和に反抗する争い、正当な道を進もうとする反ぐれ新選組血風禄
文字数 202,819
最終更新日 2024.04.23
登録日 2023.06.12
惚れた女が、金融業をして、5億円を融資したが、詐欺集団に騙されてしまった、そして、回収しようとした女が罠にかかり、男たちの悪に殺されつぃまう。その殺されて女のために復讐する、男の復讐ロマン。
ハードボイルドな復讐劇。
文字数 82,136
最終更新日 2024.04.23
登録日 2023.06.11
金融業を一から教えてもらった恩人が、詐欺的集団に騙されて、会社が倒産し、自殺した恩人の復讐をするハードボイルド小説。すべてを賭けて相手クループに罠を賭けて復讐をする社会派サスペンス物語
文字数 64,203
最終更新日 2024.04.23
登録日 2023.06.12
元検事が日本の法治国家の法体制に不満を持ちながら矛盾をもって、世の中の引き籠り問題に挑戦。安曇野の山奥に独立青春塾を開き、自給自足の生活の挑戦している社会派サスペンス、青春物語
文字数 122,125
最終更新日 2024.04.23
登録日 2023.06.12
親に連れられた王宮の夜会で見初められたアマリリスは、王太子との婚約を幼い頃決められてしまう。
そこからお妃教育のために、すべてを捧げる日々。子どものように遊ぶことも、親と触れあうことさえも出来ず王宮で過ごすこととなった。
しかし当の婚約者である王太子は、アマリリスに会いに来ることもない。
何のために自分はこの教育を受けるのだろうかと思いながらもアマリリスは、落ち込むことなく過ごしてきた。
そしてやっと婚約披露パーティーにて、王太子と会うこととなる。夜会では、何人もの他の女性たちと親しくし、まるでアマリリスになど興味のない王太子。
しかし急に近づいたあと
「まだ記憶は戻ってないのか?」と意味不明な言葉を投げ掛けられる。
自分は何を忘れているのか。
王太子の眼、そして首にある特徴的なほくろを見た瞬間、アマリリスはやっと過去を思い出した。
目の前にいるのが、前世で浮気をしまくっていた自分の元夫だということをーー
「はぁぁん!?転生先まで浮気元夫(ゴミ)とか、いらなさすぎるんだけど!!」
文字数 22,648
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.20
僕はただの貧乏大学生。バイトをしすぎて赤信号が青信号に見えてわたってしまい車にひかれてしまう。そして気が付くと知らない男の人の家にいて!?重めな内容に最初なりますが救いはあります。三日月さんはα、凛はΩ。三日月さんはやくざの組長です。三日月さん攻め、凛受け。10月から本編は書いて行こうと思います。ほかのカップルも出てくる人は全員18歳以上です。
文字数 50,297
最終更新日 2024.04.22
登録日 2023.09.20
「エマ様。ダレン様が不倫をしている可能性がございます」
執事アーランの言葉に私は驚き、そんなことはないと言葉を返す。
しかし彼は証拠を見せるといい、ダレンの不倫現場を二人で見に行くことに。
そして辿り着いたのは森の泉で、そこには若い女性と愛し合うダレンの姿があった。
文字数 11,114
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.20
ある夜、森崎一真が辿り着いた喫茶店〈風町シネマ〉。不思議な店名に誘われて入ってみると、そこには店主の女性・乃絵と、飼い犬トトがいた。ここは彼女の祖父がやっていた映画館を改装して作られた喫茶店だった。
乃絵はトトを物語の中から抜け出してきた犬なのだと語る。ここが映画館だったころ、最終日に上演されたのは『オズの魔法使』だったが、映画が終わった時スクリーンの真下で見つかった犬がトトなのだ。
店の雰囲気と温かく懐かしいメニューに惹かれ、足しげく通ううち、いつしか圭の中で諦めていたシナリオライターへの夢が甦っていく。
文字数 15,229
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.19
優しさも愛もくれない会社の上司、真島さん。
優しさと愛を与えてくれる取引先の社長、東堂さん。
ろくでもない男を愛した私に、復讐を持ち掛ける東堂さん。
呪ってしまいたいほど真島さんを愛しているのに、抱かれても抱かれても私の寂しさは募る。
一方で、私を愛してくれる東堂さんとは、体が受け付けずどうしても男女の関係にはなれないでいる。
それぞれの『寂しさ』は、どこに行き着くのか。
『怒り』の先で繋がっていく真実とは?
複雑すぎる感情が入り交じる、急展開の愛と憎悪の物語。
(C)みけとが夜々 2024 All Rights Reserved
文字数 58,503
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.16