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第7回ライト文芸大賞 参加作品
スクールカウンセラーとして中学校で働く七海仁美。彼女は同僚女性と話しているうちに、自分が記憶を歪めていたことに気づく。
誰もが自信をなくしがちな世の中。
自分なんかだめだって考えてしまうかもしれないけれど、でも、ひょっとしたらそれは思い込みに過ぎないのかもしれない。
親から受けた呪いを解いて、新しい一歩を踏み出すための物語。
【第227回短編小説新人賞 もう一歩
『日蝕ただなかにありて』を改稿したものです】
文字数 10,548
最終更新日 2024.04.08
登録日 2024.04.08
「茜川の柿の木――姉と僕の日常、祈りの日々」の後日譚
姉の病を治すため医学生になった弟、優斗のアパートに、市役所の会計年度職員となった姉、愛未(まなみ)が転がり込んで共同生活を始めることになった。
そこでの姉弟の愛おしい日々。それらを通して姉弟は次第に強い繋がりを自覚するようになる。
しかし平和な日々は長く続かず、姉の病状が次第に悪化していく。
登場人物
・早坂優斗:本作の主人公。彩寧(あやね)というれっきとした彼女がいながら、姉の魅力に惹きつけられ苦悩する。
・早坂愛未(まなみ):優斗の姉。優斗のことをゆーくんと呼び、からかい、命令し、挑発する。が、肝心なところでは優斗に依存してべったりな面も見せる。
・伊野彩寧(あやね):優斗の彼女。中一の初夏に告白してフラれて以来の仲。優斗と愛未が互いに極度のブラコンとシスコンであることを早くから見抜いていた。にもかかわらず、常に優斗から離れることもなくそばにい続けた。今は優斗と同じ医大に通学。
・樋口将司(まさし)愛未が突然連れてきた婚約者。丸顔に落ち窪んだ眼、あばた面と外見は冴えない。実直で誠実なだけが取り柄。しかもその婚約が訳ありで…… 彼を巡り自体はますます混乱していく。
文字数 118,439
最終更新日 2023.11.26
登録日 2023.09.03
長年憧れていたニューヨークでシェアハウス生活を始めたミサキ。シェアハウスメイトとも仲良くなり楽しい生活を送っていた頃、夜中に隣の部屋の物音で起こされる。それは氷山の一角に過ぎなかった。平和な日本生活では考えられない出来事が次から次へと起こる。それでも負けずに立ち向かうミサキのニューヨークシェアハウス生活。
文字数 9,148
最終更新日 2023.01.22
登録日 2023.01.21
主人公、乙川仁の通う私立喜田平学園高等学校は、入学した一部生徒の名前が変わるという一風変わった制度があった。
キラキラネームやDQNネームと呼ばれる、珍名が人権的な社会問題に発展した社会において、政府はそう言った名前を『不満足氏名』と定め早期的解決策を執行する。それが『不満足氏名解消法案』である。仁の通う高校は、その一環で認められた特別行政指定校だった。
だが仁が喜多平高校へ入ったのは、母親が強く推し進めていたためであり、本人の希望ではなかった。不満足氏名を変えるという意思のもとに入学してくる生徒が多い中、改名に明確な理由を持っていない仁は、長らく居心地の悪さを感じていた。
しかし、名付けのプロとしてやってきた公認命名士との出会いによって、仁の名前に対する意識は徐々に変わっていく・・・・・
文字数 106,548
最終更新日 2020.06.28
登録日 2020.06.18
元殺し屋メイドと血飛沫大好き男爵の主従話。
月を隠していた雲が流れ、月明かりが照らしたのは、木の上で艶やかに揺れる黒髪と、丸い猫目。それに、銃口。
その瞳がひとつ瞬いたのを見て、地面を蹴ると、サイレンサーから鉛玉が硝煙をあげた。
銃弾を避け、間近に迫った私の動きが予想外だったのか、彼女はわずかに瞠目し、ナイフを掴んだ。
確実に急所である頚動脈目掛けて切先が降ってくるのを、細い手首を掴んで防ぎ、背中で捻ってやると、高い位置から地面へとナイフが突き刺さるのを視界の隅で確認する。
それでも身体を前傾させ、自ら木から落ち、彼女は私を振り解いた。
落ちた衝撃を前転で受け身を取り、落ちていたナイフを持ち直す手腕に、私は思わず片頬を上げてしまった。
この子、使える。
***
全11話。
R5.8.29/護衛騎士ガイルの名前と、主人公のファミリーネームが被っていたので変更しました。
すみません。
文字数 37,121
最終更新日 2023.09.09
登録日 2023.07.22
ある日、最愛の人である陽咲を不幸な事故で失ってしまった蒼汰。悲しみに暮れながらもただ消費するようにに日々を過ごしていた。
そんなある日、お墓参りから帰ろうとした彼は境内で林へと伸びる小道を見つける。和尚さんの許可を貰いそこへ行ってみると、そこには素晴らしい景色が広がっていた。それが気に入った彼はまた別の日、その場所へ。
すると、突然名前を呼ばれたかと思えば振り返ったそこには、着物に狐面をした女性が立っていた。聞き馴染みのある声で彼女は自分の事を死んだはずの陽咲だと言った。どういう理由があれ、彼女の名前を語るその女性に怒りすら感じる蒼汰だったがその人は二人しか知らないはずの想い出を口にした。
話をするうちに彼女が本当に陽咲だと信じ始める蒼汰。思いもよらぬ再会に嬉々とする蒼汰だったが、陽咲にはとある願いがあった。
それは「蒼汰が新しい相手を見つける事」
初めは嫌がっていた蒼汰だったが彼女と少しでも一緒に居る為、新しい相手を探し始める。
だが段々と蒼汰の心に変化が現れ……。
余りにも愛し過ぎたが故に感じる幸せと苦しみ。
『もしこの気持ちに悶え苦しむと分かっていても、それでも僕は君に恋をする。』
文字数 144,269
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.03.18
ここは、何か傷を抱えた人が集まる、不思議な家でした。
*
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高校を中退してから家族とうまくいかなくなったキャバ嬢のありさ
誰とでも仲良くできるギャルの麗香
普通に憧れる女子高生の志保
勢いで生きてきたフリーターの蓮
親の期待に潰されそうな秀才の辰央
掴みどころのない秘密ばかりの大学生のコウ
全員が、何かを抱えた
全員が主人公の物語。
文字数 118,502
最終更新日 2021.01.04
登録日 2020.02.19
本当に仲の良い友達と思っていた。だけどそれは自分の思い込みでしかなく。
★★★★★
《小説家になろう・ノベルアッププラス・カクヨム・アルファポリス・エブリスタに掲載》
文字数 673
最終更新日 2023.02.17
登録日 2023.02.17
年上の女性に憧れる幼い男の子。恋に恋する女子学生。それぞれ家庭や環境に問題を抱えながら、年齢差のある男女二組が様々な壁にぶつかりつつ成長するにつれ、徐々に距離が接近していく。その間に、恋愛経験もそれなりに重ねていった。だがそこには大きな試練が待っていた。二十年に渡るそれぞれの人生を描きながら、四人の恋の行方を描いた物語。ラストに意外な事実が明らかとなる。
文字数 150,699
最終更新日 2023.04.28
登録日 2023.04.09
バイトに勉強、そんな平凡な日々を送る俺、大路真人(おおじまこと)の隣の席には学校でほとんど寝て過ごす女の子がいた。
彼女の名前は姫白麻帆(ひめしろまほ)。朝の登校時間から昼の十二時過ぎまで居眠りしている事から、誰が付けたのか『お昼時のシンデレラ』なんて呼ばれている。
ある日の夜、そんな彼女が偶然俺のバイト先へ買い物に来た事がきっかけで、家に遊びに来る事に。
その一回きりが二回三回と、彼女は毎日俺の家に足を運ぶようになっていく。
彼女にとってはただの暇つぶし。しかし、家にあげてもらう条件として家事を手伝うと言い出して……。
この関係って本当にただの友達なのかな。
登録日 2024.04.12
登録日 2023.04.24
文字数 10,107
最終更新日 2024.04.14
登録日 2022.04.03
文字数 60,748
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.04.14
文字数 6,564
最終更新日 2023.11.04
登録日 2023.11.04
文字数 4,894
最終更新日 2023.09.09
登録日 2023.09.09