「あな」の検索結果
全体で9,830件見つかりました。
「……き、きみのこと、嫌いになったわけじゃないんだ」
オーブリーが申し訳なさそうに切り出すと、待ってましたと言わんばかりに、マルヴィナが言葉を繋ぎはじめた。
「オーブリー様は、決してミラベル様を嫌っているわけではありません。それだけは、誤解なきよう」
ミラベルが、当然のように頭に大量の疑問符を浮かべる。けれど、ミラベルが待ったをかける暇を与えず、オーブリーが勢いのまま、続ける。
「そう、そうなんだ。だから、きみとの婚約を解消する気はないし、結婚する意思は変わらない。ただ、その……」
「……婚約を解消? なにを言っているの?」
「いや、だから。婚約を解消する気はなくて……っ」
オーブリーは一呼吸置いてから、意を決したように、マルヴィナの肩を抱き寄せた。
「子爵令嬢のマルヴィナ嬢を、あ、愛人としてぼくの傍に置くことを許してほしい」
ミラベルが愕然としたように、目を見開く。なんの冗談。口にしたいのに、声が出なかった。
文字数 29,220
最終更新日 2024.10.03
登録日 2024.09.03
結婚して5年。リディアは悩んでいた。
夫のレナードが仕事で忙しく、夫婦らしいことが何一つないことに。
ある日「私、離婚しようと思うの」と義妹に相談すると、とある薬を渡される。
どうやらそれは、『ちょーっとだけ本音がでちゃう薬』のよう。
そうしてやってきた離婚の話を告げる場で、リディアはつい好奇心に負けて、夫へ薬を飲ませてしまう。
すると、あら不思議。
いつもは浮ついた言葉なんて口にしない夫が、とんでもなく甘い言葉を口にしはじめたのだ。
「どうか離婚だなんて言わないでください。私のスイートハニーは君だけなんです」
(誰ですかあなた)
◇◇◇◇
※全3話。
※コメディ重視のお話です。深く考えちゃダメです!少しでも笑っていただけますと幸いです(*_ _))*゜
※AI不使用です。
文字数 7,947
最終更新日 2025.10.11
登録日 2025.10.11
「キャロライン=ガンボール=ハーフナー伯爵令嬢!お前は次期侯爵夫人に相応しくない!」
夏の長期休暇前の学園パーティーでそう宣言したのは私の婚約者アラン=マルルロード=モリス侯爵令息だ。
ざわついていた会場が嘘のように静まり返る。
「お前との婚約を破棄する!」
スラリとした長身。
少しクセのある美しい黒髪。
前髪は流れる様に左右に分かれ、間からは額と黒にも見える濃い群青の瞳がのぞいている。
そしてスッと通った鼻筋。涼しげな薄い唇が私に婚約破棄を言い渡した。
いつも何処かでわかってた。
これは全部夢でいつか醒めるのだと。
とうとうその時が来たのだと、心から納得している自分がいる。
私みたいな田舎貴族がこんな素敵な人と婚約など。
アラン様の隣には艶やかなライトブラウンの髪の美しい令嬢が寄り添っている。
私のくすんだブルネットの髪とは大違い。
彼の想い人は彼女だと知っていた。
ほら、二人並べばこんなにもお似合い。
先日ハッキリと言われたばかりではないか。
想い人がいるがそれはお前ではない、と。
諦めよう
私がいくら頑張っても、きっと真実の愛にはかなわない。
夢はもう醒めたのだ。
自分に見合った場所で生きていこう。
私に王都は眩しすぎる。
「仰せの通りに。」
丁寧にカーテシーをして、私は会場を後にする。
こうして私の身の程知らずの恋は終わりを告げたのだった。
文字数 107,076
最終更新日 2025.12.03
登録日 2025.11.09
『僕があと10歳若ければ、確実に口説いてたんだけどなぁ…』
36歳のサラリーマン、田中 海斗。
同じ職場で働く後輩 柳瀬 聖に片思いをしているが、ひとまわり近く年上な上に上司という立場上、その恋心に蓋をしてきた。
しかしある日の夕方。道端で裏返り、自力では起き上がれないでいる亀を助けたところ、思わぬ申し出を受ける。
『ありがとうございます、あなたは私の命の恩人です。なのでお礼に、竜宮城に連れて行って差し上げましょう!』
『絶対に、行かないから。遊び呆けて帰ってきたら、じいさん確定じゃないか! 僕はどちらかというと、若返りたいの!』
『……その願い、叶えられますよ?』
若返りの薬を手に入れた田中は、偶然訪れたゲイバーで、片思い中の後輩社員 柳瀬にナンパされる。
セフレからはじまる、本気の恋。
田中は若返りの秘密を隠したまま、無事にハッピーエンドを迎えることが出来るのか!?
***
突発的に書いた短編です。
内容はかなりぶっ飛んでいますが、書いていてとても楽しかったです。
文字数 28,424
最終更新日 2026.01.24
登録日 2026.01.12
【第8幕(全30話):毎日更新中/第7幕まで完結】
とある村で暮らしていた15歳の少女・シャロンは、父から衝撃の事実を告げられる。それは自分が先代の王の庶子だったということ。そして名門ではあるが、日々の食べ物にも困窮している貧乏貴族のフィルザード家へ嫁がされることとなる。
フィルザードは周囲を山に囲まれた辺境の地で、雨が少なく、主要な作物もほとんど育たない。それゆえに領主も領民もギリギリの生活をしている。
ただ、この地は隣国との国境に位置しているため、戦略上においては一定の重要度がある。そのため、結びつきを強めておきたい現・国王の意向で、シャロンは『政略結婚の駒』として利用されることになったのだ。
今まで平民として暮らしてきたシャロンは、否応なしにフィルザード家の若き領主・リカルドに嫁ぐことになり、何もかもが手探り状態の貴族暮らしが始まる。
しかし実際にその地で見た状況は想像以上に厳しいもので、大地は痩せ細り、食べ物は雑草のような植物がごくわずかにあるだけ……。
一方、そんな苦しい環境と暮らしだからこそ、領主と領民の関係は一般的な階級社会とは大きくかけ離れたものともなっている。その目の当たりにした『とある姿』にシャロンは胸を打たれ、自分もこの地のために何かがしたいと決意する。
実は彼女には周囲に隠している特殊な能力があり、それを使ってなんとか現状を打破しようというのだ。もちろん、そのためには大きなリスクも伴うのだが……。
――今、少女は優しき人々とともに『夢』の実現に向かって歩み始める!
【各章のご案内】
第1幕(全26話)前向き少女の行進曲(マーチ):完結
第2幕(全31話)心を繋ぐ清流の協奏曲(コンチェルト):完結
第3幕(全11話)重なる想いの交響曲(シンフォニー):完結
第4幕(全29話)解け合う未来の奇想曲(カプリッチオ):完結
第5幕(全28話)分水嶺の奏鳴曲(ソナタ):完結
第6幕(全33話)来るべき日の前奏曲(プレリュード):完結
第7幕(全20話)蒼き石の鎮魂曲(レクイエム):完結
第8幕(全30話)愛しき故郷の狂詩曲(ラプソディー):毎日更新中
※第9幕以降の更新は気長にお待ちいただければ幸いですっ。
文字数 391,702
最終更新日 2026.06.28
登録日 2023.12.11
※毎日更新中。
「あなたとの婚約を、白紙にさせていただきたいのでひゅ!」
公爵令嬢アリシア・レオニエルは、帝国騎士ユージン・ラウネルから噛み噛み婚約破棄を告げられた瞬間、前世の記憶を取り戻す。
かつての彼女は、セレナ・リオーネ。
冷血女王と呼ばれ、最期は国を売った裏切り者として処刑された。
……え?ちょっとまって。
ユージン、あなた、前世では私の息子だったわよね?
再会を喜びたいのに。
抱きしめてあげたいのに!
――それでも。
今度こそ、私はこの子を愛し抜く。
前世の分まで、精一杯甘やかしちゃうんだから!
婚約破棄から始まる、元冷血女王の過保護な母性愛。
二人を取り巻く政治陰謀、亡国の記憶、すれ違う忠誠と愛情。
これは、前世で息子を守れなかった母が、今世でもう一度、息子と向き合う物語。
文字数 51,590
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.05
王命で決まった婚約者に、暴言を吐かれ続けて10年。
逃れられずに結婚したカメリアは、夫となった男から実はずっと愛していたと言われ。
文字数 13,799
最終更新日 2026.02.28
登録日 2026.01.24
「愛しい令息と結ばれたい。お前の家を金銭援助するからなんとかしろ」
没落寸前の家を救うため、強制的な契約を結ばれたアディル。一年限りで自分の体が令嬢に変わる秘薬を飲まされた彼は、無事に令息と思いを通じ合わせることに成功するが……
文字数 15,250
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.04.01
***
こういうのって地味なスキルが、実は最強でしたって展開で合ってますよね?
***
突如、全人類の前に現れた神が問う。
「何か一つだけ、異世界に持っていけるとしたら……あなたは何を持って行きますか?」
傘を選べば、水属性の耐久スキルが。
ライターなら、火属性の攻撃スキルを。
どうやら持って行くモノに合わせて、異世界に転移した時の能力が決まるらしい。
主人公、天成(てんせい)は神を欺き、考えうる最強の選択をしたはず……だったのだが。
この物語は、
パッとしない力を手にしたと思っている主人公と、
「えっと……なんか俺の力、地味じゃね?」
ぶっ飛んだチートを持ってきた美少女が、
「あわわわわ。も、森が真っ二つに………」
立ち寄る異世界の国々で、偉業を成し遂げつつ広大な世界を旅する異世界開拓ファンタジー。
「くひひっ。地味だと? バカ言ってんじゃねぇ、てめぇは『最強』の魔術師になれるぜ」
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※カクヨム・小説家になろう・ハーメルンにも投稿しています
文字数 132,659
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.06
都会の暮らしに疲れていた音子(ねこ)のもとに、ある日、ある町の役所から一通の手紙が届いた。
それは、祖母が暮らしていた瀬戸内の小さな町へと、音子を誘うような知らせだった。
潮風が吹く町、古びた祖母の家。見知らぬ人々……そして、一匹の白猫。
はじめは戸惑いながらも、音子は少しずつこの町と繋がっていく。
「大丈夫、きっといい毎日になる。」
静かに、あたたかく、人生を編みなおしていく物語。
小さな勇気と、やさしい時間をあなたに。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
何気ない日常のお話です。
2025年ライト文芸大賞エントリー作品
十話完結+番外編数話
文字数 27,997
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.30
「お前は、本当に鈍い女だ。」
そう言って、私に婚約破棄を言い渡した彼。
いいえ、私は気づいていますよ。
あなたがどうして、私と婚約したかって。
私は鈍くない、鈍いのはむしろあなたの方ですよ─?
文字数 2,206
最終更新日 2021.12.13
登録日 2021.12.12
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
文字数 104,951
最終更新日 2025.07.20
登録日 2023.02.23
婚約してからわずか三か月で夫婦となった私たち夫婦は互いのことをよく知らないまま夫婦になってしまいました。
無口で感情をなかなか見せてくれない旦那様は幼馴染のゾーイ様にいつも幸せそうに寄り添っておられます。
嫁ぎ先の元旦那様の心変わりにより急に離縁され実家に送り返された直後、妊娠が発覚してしまった旦那様の幼馴染のゾーイ様の元へ今日も向かわれる旦那様をお見送りします。
妻の私はいつも一人、旦那様が私の元へ戻って来てくれるのを待ち続けるだけの毎日を送っているというのに…。
「......愛してる。」
こんな時に卑怯だわ…そう告げた私にあなたは私にまっすぐな愛を伝えてきました。
――それでも…それでも君が少しでも私をまだ許してくれるというのなら
涙が頬を伝って首元にまで流れて行きます
「ありがとうグレース。私も君をとても愛している…」
口づけは愛おしい愛おしいあなたの涙の味がしたのでした。
文字数 25,853
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.05.22
「大丈夫、君は強いひとだから」
そう言って、あなたはわたくしに別れを告げた。
あなたは、隣でごめんなさいと涙を流す彼女の肩を抱く。
そして言うのだ。
「この子は僕が付いてないと生きていけないから」と。
文字数 96,224
最終更新日 2024.02.03
登録日 2023.12.07
Ωとして生まれたリオナは、政略結婚の駒として生き、信じていた結婚相手に裏切られ、孤独の中で命を落とした。
――はずだった。
目を覚ますと、そこは同じ世界、同じ屋敷、同じ朝。
時間だけが巻き戻り、前世の記憶を持つのは自分だけ。
愛を知らないまま死んだ。今度こそ、本物の愛を知り、自ら選び取る人生を生きる。
これは、愛を知らず道具として生きてきたΩが、初めて出会った温もりに触れ、自らの意思で愛を選び直す物語。
「愛を知らず道具として生きてきたΩが転生を機に、
年上αの騎士と本物の愛を掴みます。
全6話+番外編完結済み!サクサク読めます。
文字数 12,546
最終更新日 2026.01.23
登録日 2026.01.23
「あなたと子を作るつもりはない」
皇帝シュテファンに嫁いだエリザは、初夜に夫から宣言されて首をかしげる。
(これは"愛することのない"の亜種?)
前世を思い出したばかりの彼女は、ここが小説『冷酷皇帝の最愛妃』の中だと気づき、冷静に状況を分析していた。
エリザの役どころは、公爵家が皇帝に押し付けた花嫁で、彼の恋路の邪魔をするモブ皇妃。小説のシュテファンは、最終的には運命の恋人アンネと結ばれる。
それは確かに、子どもが出来たら困るだろう。
速やかな"円満離婚"を前提にシュテファンと契約を結んだエリザだったが、とあるキッカケで彼の子を身ごもることになってしまい──?
シュテファンとの契約違反におののき、思わず逃走したエリザに「やっと見つけた」と追いすがる夫。
どうやら彼はエリザ一筋だったらしく。あれ? あなたの恋人アンネはどうしたの?
※小説家になろう様でも掲載しています
※表紙イラスト:あさぎかな先生にコラージュアートをいただきました
※毎朝7時に更新していく予定です→2月15日からはランダム更新となります。ご了承ください
文字数 56,287
最終更新日 2026.02.17
登録日 2026.01.31
「学園を卒業するまで恋をする事を許して欲しい…卒業したら君と結婚をする」婚約者の彼が私にお願いをした。
親同士が同級生で偶然に出会いまだ婚約者がいない息子と娘に婚約の話しを持ち契約を交わした。
同じ十七歳で同じ学園に通うフランシスとフローラ…フランシスの優しさにフローラは婚約者で良かったと喜んだ。
学園を卒業したら結婚を約束した二人は後一年で卒業を控えていた。そんな、彼の前に新入生の女子が学園に入って来た。
誤字脱字があります。更新が不定期ではありますが読んでもらえたら嬉しいです。
文字数 101,062
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.08.08
BLを読んだことがない作者の渾身のBL。
新感覚BL!VRラノベ。
全編、主人公・瑛斗視点。
深く脳内補完するほど、あなたの脳は瑛斗とシンクロしていきます。
あなたも、アホ男子大学生になってみませんか?
◇◇◇◇
大学で再会した、中学の同級生。
同じ学部の同じ学科。
2人はすぐに仲良くなる。
仲良くキャンパスライフを送るはずだったが……
「まてまてまてまてまてええええ!」
「ああん?なんだようるせーな」
「なんで俺が脱がされてるんだよ!」
「はぁ?暑いって言ったのはおめーだろ」
「自分でやるわ!」
口調は荒いが世話焼きの貴久。
なぜか世話を焼かれる瑛斗。
2人の関係は友情だけか。
それは作者もまだわからない。
文字数 37,613
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.18
この作品は
カクヨム(完結済み)
アルファポリス
ノベルアップ+
に投稿されています。
「私はあなたとの、永遠の愛を誓います」
言い訳だけは得意な少年が異世界に転生。目の前には巨大なドラゴンとボロボロの美少女。助けようと思ったが、転生したからと言って強くなってるわけじゃなかった。
しかし、なぜか目の前のドラゴンが真っ二つになる。僕がやったわけじゃないのだが、美少女には僕がドラゴンを倒したと誤解される。
あなたこそ伝説の勇者だと村の人々に褒め称えられ、真実を告げる間もなく盛大なパーティが開かれる。「これで助かった」「勇者がいれば安心」とか言われ続けて、もはや勇者じゃないと言える雰囲気ではない。
しかも村の女性達が勇者の血を残したいとか言い始めて……
この状況で「勇者じゃないです」なんて口が裂けても言えない。バレたら殺される。絶対に勇者だと思い込ませて見せる。ひょんなことからできた少数の協力者とともに、勇者のフリを続けることになった。
え……? 勇者にしか抜けない伝説の剣がある?
……
文字数 119,900
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.05.30