「夫」の検索結果
全体で10,184件見つかりました。
『ピエタ古美術・古道具店』。あなたが気まぐれで入ったその店は、薫かれている甘やかな香と古いもの特有の埃っぽい匂いに満ちていた。ランプ型の電灯が投げる橙(だいだい)がかった灯りで、店内全体がセピア色に染まっている。どこかで柱時計がものうげに時を刻んでいる。両側の棚や床には、小さなサイコロから瓶、等身大の像や盾まで置かれ、ほとんど壁が見えない。
出入口の真正面にカウンターがあった。その向こうで店主らしき人が大きめの本を広げ、座っていた。
黒い真っすぐな髪を一つにまとめ、栗色の眼の片方には銀縁のモノクル(片メガネ)。中性的な顔つきで、男か女か分からない。黒いシャツに厚手の茶色のエプロンを付け、その上からゆったりとした着物を羽織っている。
モノクルに着物なんて随分変わった格好だが、どこか現実離れした雰囲気のあるこの店では違和感がなかった。
あなたに気がつくと、店主は本を閉じた。表紙に『ファウスト』とあるのがちらりと見える。
「ここには『血を流したことのないような匕首(あいくち)もなければ、大丈夫でいた体へ、命を取る、熱い毒を注ぎ込んだことのないような杯もございません』。なんてね」
そう言って店主はあなたを見つめ、魅力的な笑みを浮かべる。
「いらっしゃいませ。気になる物があれば遠慮なく手に取ってご覧ください」
文字数 4,976
最終更新日 2017.02.12
登録日 2017.01.27
【あらすじ】
2044年、月に豊富にある次世代のエネルギーとなるヘリウム3を採掘するため、日本は有人宇宙船「つきかげ」号を打ち上げた。クルーの九鬼兼次、倉上茂、木戸江美子、田島、水野ら5人は、月面を採掘中に謎の生命体に寄生されて地球へもどった。彼らは自らをALPHA(アルファ)と名乗り、次々に人間を襲った。ALPHAによって感染した者は、特異能力を持つアビスタントや獣人セリアンという異形となってさらに人間を襲い、感染は広がっていった。
天月蘭も、ALPHAによって感染したひとりだったが、OMEGA(オメガ)の科学者、久坂善行に助けられた。そのとき蘭は妊娠しており、久坂は母体と胎児とをつなぐへその緒の臍帯血から抗血清を作った。それによって、蘭の感染の進行は約50%で止まった。蘭は、夫の利行をALPHAに殺されていたことで、復讐のために排除人(エリミネーター)となる。そして、女の子を出産した蘭は、久坂の自宅に住むようになり、アビスタントやセリアンと闘うこととなった。そうして、2年が過ぎ、菜々の名づけられた蘭の娘は6歳になっていた。菜々もまた、蘭の胎内で感染していた。進行は止まっていたが、感染の影響で1年で3歳も成長していたのだった。
ある日、新宿と渋谷に突如として数体のセリアンが出没し、人々を襲った。蘭は渋谷へと向かい、OMEGAのS・M・Tとともにセリアンとの戦いが始まった。蘭が対峙したのはALPHAのひとり、水野だった。その水野こそが、蘭の夫の腹を喰い破り殺したセリアンだった。水野を斃した蘭は、その水野からALPHAの九鬼が娘をさらったことを聞かされる。菜々を救出するために六本木のホテルに向かい、木戸江美子との闘いのさなか、自分がALPHAの同族の、女王の生まれ変わりだったことを知る。死闘の末に九鬼を斃(たお)し、菜々を救出する蘭。そこに現れた倉上。その倉上は、APLHAは復活すると言葉を残して姿を消したのだった。
文字数 111,642
最終更新日 2022.09.30
登録日 2018.11.23
夫となった男に、その日のうちに奴隷として売りに出されてしまった私。
だけど奴隷として売れずに、処分されそうになった時、王子様が私をお買い上げ!
私を溺愛してくれる王子様のために、ペット奴隷としての役割を果たそうと頑張っているうちに、王子様のことを本気で好きになっちゃった。どうしよう?
他サイトにも投稿しています。
文字数 11,322
最終更新日 2022.04.11
登録日 2022.04.11
永禄四年(一五六一年)。
武田家の奥近習である加藤弥五郎は、主君・武田信玄の命により、第四次川中島合戦にて討死した足軽大将・初鹿野源五郎の妻・香を娶る形で、初鹿野家の名跡を継ぐことになる。
しかし、思いがけず一家の主となる機会を得たうえ、香の凛とした美貌にも惹かれた弥五郎の意気込みとは裏腹に、当の香は「二夫にまみえんことを恥とす」と書き残して、信玄夫人である三条の方の元に駆け込んでしまう。
とんだ恥辱に困惑しつつも、なおも香との婚儀をあきらめきれない弥五郎。
そこに、香の実父である武田の重臣・馬場信春が責任を感じて、香の異母妹を弥五郎に嫁がせると言い出して……。
一風変わった逸話を後世に幾つも残した「初鹿野伝右衛門」の、若き日の悪戦苦闘の物語。
文字数 120,671
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.05.30
冴えないメガネの魔術士こと僕、「ハルト・アーヴェル」は幼馴染である旧姓「レオナ・ラルクス」結婚し、ついに二人の間に待望の第一子となる女の子が誕生!
でも新たな家族が増えたこの家では、笑顔の影でレオナが疲れ切っていた――。
「今こそ僕が支える番だ!」
やる気だけは一人前の僕は、人生初の家事にチャレンジする!
だけど、そう簡単にうまくいくはずがなく、いくつもの失敗や空回りの連続……。
そして時たま落ちる妻の雷……!
しかし、レオナの優しさや、娘「リィナ」の笑顔に支えられ僕は頑張ることを決意する。
家庭とは未知のダンジョンと同義。
これは、新米主夫である魔術士ハルトが“家族という最強のパーティー”を守るために、手には魔法の杖からフライパンやほうき、買い物袋に娘の手などへと持ち替えて家事と育児に奮闘する、 笑えてちょっと泣ける家事ファンタジーである!
文字数 72,746
最終更新日 2025.08.14
登録日 2025.07.23
家族も友人も恋人もいない天音(あまね)ルイは、ある日の夜、異世界へ飛ばされる。
男女の出生率が10倍以上違うというこの世界では、重婚が当たり前で、異世界から来た女に”接見”と称するお見合いを勧める。
毎日3人以上の男に会って、好きな男を3人、夫にするよう半ば強制され、しぶしぶお見合いをすることに。
複数と同時進行で付き合うのも、不特定多数とSEXするのも嫌なので、一夫一婦を希望するが、恋人に複数の夫を選ぶように勧められてしまう。
ベタでご都合主義なお話です。おかしなところがあっても、お手柔らかにお願いします。
18禁は、予告なく入ります。
登録日 2017.08.03
「こうなったら結婚して幸せになっちまえー!末代まで結婚しろー!」
4代前の夫婦のとばっちりで、失恋してヤケになっていた魔女により「20歳までに結婚しなきゃ死ぬ」呪いをかけられた一族の一人娘である私
恐ろしい事にこの世界は一妻多夫制なので、女の結婚のハードルはそんなに高くないのだけど…
私の周りには、「顔だけ」の男しか集まってこない
地位も金もあるのに、決定的にダメな何かがある男達
ていうか正直いうと、全員頭おかしいヨ?アハ☆
だって趣味でガチの毒薬を笑いながら作ってたり、人形作ってその人形に毎日話しかけてる男らだよ?
そんな男だらけの巣窟で、家政婦をしている私はたぶん色々とアウトだと思う(たぶんていうか絶対)
なぜ、結婚しなきゃいけない私の周りには、結婚できない頭のおかしなヤツらしかいないのか(泣)
ーーーーーー
⚠︎注意⚠︎
全員病んでます(主人公以外)
全員頭おかしいです(主人公以外)
全員どうかしてます(主人公以外)
全員顔だけはいいです
一応はハッピーエンドにするつもりです
ちゃんと主人公は幸せにするつもりです
あと不定期更新です
文字数 2,462
最終更新日 2021.04.03
登録日 2021.04.03
男尊女卑、それは男が女を人として見ず、物として扱われる。
そんな国、レヨルドに生きなくてはならなかったロゼッタ。
既婚者だったが、夫のデイビッドから【妻競売】に掛けられた。
それは初めてではなかった。
ロゼッタが育った街には、親から捨てられた女児達が多数居り、ロゼッタも孤児として育ち、競売でデイビッドに買われた女だった。
只で済むと思うな、男達!と、這いつくばって生き抜く事にしたロゼッタに、救いの手が差し伸べられて…………。
*Hシーンには♡付き
文字数 76,033
最終更新日 2024.06.30
登録日 2024.06.01
私の家族は、ちょっと変わっている。
父、母から始まり、兄夫婦、姉と姉の婚約者達が、毎日毎日嫌というほどイチャイチャを見せつけられ、私は絶対ああはならないとと誓っていたのだが…。
・不定期更新です
・誤字脱字は随時修正していきます
文字数 6,499
最終更新日 2026.05.18
登録日 2026.04.19
つい軽い気持ちで、私はデリバリーヘルスのお仕事をするようになった。倦怠期の夫婦関係から、一歩踏み出したいという思いからそうなったの。今日のお客様は、息子とあまり年の変わらない、バンドをやっている男の子。実は息子と同じロックバンド「ヴァイキング」のコアなファンだった。
文字数 8,699
最終更新日 2021.08.06
登録日 2021.08.05
高校卒業後から20年が過ぎ、朋美は夫と共に「きさらぎヶ丘」へ引っ越してきた。
そこでかつての仲良しグループのメンバーだったモッコと再会する。
他の2人のメンバーは、偶然にも近くに住んでいた。
夫と妻の役割とは…
結婚すると恋をしてはいけないのか…
夫の浮気とどう立ち向かうのか…
女の人生にはいつも悩みが付きまとう。
地元屈指のお嬢様学校の仲良しグループだった妻たちは、彼女たちの人生をどう輝かせるのか?
ときめきざかりの妻たちが繰り広げる、ちょっぴり切ないラブストーリー。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 168,761
最終更新日 2021.12.30
登録日 2021.11.04
夫が死んだ。
ーーーーーしらない誰かと一緒に。
あの人が死んだ。
ーーーーーあの子を連れて遠くに行った。
あの子が死んだ。
ーーーーー結局最後までふたり一緒に。
ママが死んだ。
ーーーーーわたしを置いて。
ある秋の日。
ふたりの男女が心中した。
ふたりは夫婦ではなく、それぞれ家族があった。
過去を知るものは少なく、ふたりの間に何があったのか遺書も何も残されていなかった。
本当にーーーーー?
文字数 1,385
最終更新日 2025.11.10
登録日 2025.11.10
メンタル強めの正妻が、浮気散財夫も姑の嫌がらせも、全て強火ではねのける!
貴族は最早肩書きだけになって久しい。
戦争でほとんどの貴族は領地なしとなった。
時代は、正しく貴族だった頃の財産で、商売をいかに軌道に乗せられるかという競争社会。
女性の進学や社会進出も進んできたと言うのに、貴族であることに胡座をかいて浮気三昧でろくに仕事もしないクズな夫など邪魔なだけ不要!
夫の家族も実家も、クズのお仲間にはまとめてメンタル強めに対応させていただきます!
夫よりも、夫の愛人と恋人との方がよっぽど仲良く暮らせるのは何故でしょう。
愛人の息子は今日も天使で可愛くて愛さざるを得ません!君が大きくなるまで私がしっかり支えてあげるからね。とりあえずほっぺをふにふにしても良いでしょうか。
文字数 36,389
最終更新日 2026.06.18
登録日 2026.04.11
エディル・フィヴナーは、自らの唯一を手に入れた。彼女と結婚して、子供をもうけた彼が満たされることはなかった。そんな彼の歪んだ執着は、一人の男の人生に消えない呪いを刻みつけることになる。
→興味の幅が狭いトラウマ魔法士×皆に嫌われたくないトラウマ八方美人娘のお話。
◆前作、「じゃあ、"こういう"ことだから」のスピンオフになります。一話のみ、前作のヒーローとヒロインの絡みあり。夫婦のその後を記載しています。
◆ご注意下さい◆二話以降は彼らの長男がお話を引き継ぐ形になります。なので一話を除き前作とは完全に別物のお話になります。また、前作を読んでいないと分からない不親切設計が随所に散りばめられております。申し訳ございません。
※残酷描写あり。今作ヒーローがヒロインを襲う悪漢に痛いお仕置きしております。目を通さなくてもお話の流れ的に支障はないレベルです。
※ヒロインとモブの無理ヤリ描写有。最後まではしませんが苦手な方はご遠慮ください。
◆書き進めていくうちに全く違うお話になってしまい作者自身も困惑しております。タグをご確認の上、くれぐれもご自愛くださいませ。
文字数 105,140
最終更新日 2022.08.21
登録日 2022.07.14
アリア辺境伯の娘マリアは、フリード伯爵が熱意を持って結婚を申し出た結果、彼の元へと嫁いだ。
しかし、待っていた環境は過酷な物で、妻として扱われずある種の軟禁生活を強いられていた。
半年間耐えたがついに耐えきれなくなり、なんとか屋敷を抜け出して逃亡する。
逃亡した時、謎の人物とぶつかり思わず助けを求める。
その人物は応じ、マリアを追ってきた追っ手達を撃退する。
その人物は事情を聞き、マリアの保護を申し出る。
マリアは不安になってその人物の名前を聞くと、その人物は答えた。
その名前にマリアは驚愕する。
冷徹、残忍と呼ばれるグレイル・ローレライ侯爵──吸血鬼侯爵だったからだ。
文字数 4,356
最終更新日 2023.06.15
登録日 2023.06.15
ハロウィン当日。
私、エレン・シュレーダーは、夫主催のハロウィンパーティーに遅刻しそうになった所で、自宅マンションを出たトコに待ち構えていた漆黒の馬車の人が手招きしてたので、つい夫が気を利かせてくれたお迎えの馬車かと思い乗ってしまいました!
でもそれは私の勘違い! 両手を押さえられてパーティー会場のホテルを通り過ぎて連れて行かれたのは、誰も住んでいない廃城、ルースヴェン城。
しかもその門をくぐると、ゲームで見たようなモンスター達だらけだったのです!
そして馬車を下された私の目の前に、アイマスクをつけたちょっと素敵な男性が現れて、人違いで連れて来たと言われた上に、なぜか結婚を申し込まれちゃったんですけどっっ!
……ていう感じのおバカなラブコメディです。
とってもゆるい作品なんですけど、もしよかったら読んでやってくださいませっっ。
文字数 61,627
最終更新日 2024.03.17
登録日 2024.03.16
軍病院で『死神先生』と呼ばれる医者・早戸凉花。
彼女の裏の顔は、『忍者の奥義』を受け継ぎ、影で暗殺を担う存在だった。
感情を隠し、常に「作り笑い」で周囲と距離を保つ凉花に突如告げられたのは、名家の後継であり第一部隊の若き隊長・立河佳入との婚姻。
それは政略のための「契約結婚」に過ぎないはずだった。
しかし、佳入は初対面で「その作り笑いは嫌いだ」と告げる。
無表情な彼が、なぜ凉花の本当の顔を見ようとするのか――。
互いの秘密を抱えた二人の夫婦関係は、やがて想定外の感情と運命を引き寄せる。
文字数 35,588
最終更新日 2026.02.03
登録日 2025.12.19
死者の声は、証拠にならない。
それでもそこには、真実の欠片が眠っている。
工業都市ルクスボロー市警。
ラズロは、証拠保管室という地下倉庫で、
既に終わった事件の調書や証拠品を整理するだけの末端巡査だ。
捜査権限はなく、正義を振りかざす立場でもない。
ある日、「自殺です。調査は終わりました」
そう告げられながらも、「夫は自殺なんてしない」と訴え続ける未亡人の姿が、妙に心に引っ掛かった。
「美人の不幸は、見ていられない」
好奇心と同情心に背中を押され、
ラズロは噂に聞く“死者の声を聞く質屋”を訪ねる。
そこにいたのは、不機嫌で神経質そうな美貌の青年だった。
「用がないなら帰れ。俺には関係ない」
彼は、自らの力を否定し、真実に触れることを拒んでいた。
死者の声は、証拠にならない。
真実は、必ずしも人を救わない。
それでも誰かを救うためだと、言い訳をしながら。
これは、正義を守らない警察官と、
真実を売らない質屋が手を組んでしまった、共犯の記録である。
カクヨム、なろうにも掲載してます。
表紙はパブリックドメイン画像を使用。
→ https://lit.link/alittledreamより。
作成には【装丁カフェ】様を活用させて頂きました。
→ https://pirirara.com
文字数 98,408
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.02.05