「情」の検索結果
全体で18,257件見つかりました。
婚約破棄されたその日、世界の色が少しだけ薄くなった気がした。
「……以上をもって、君との婚約は解消とする」
静まり返った広間でそう告げたのは、かつての婚約者――第二王子レオナルドだった。彼の隣には、いつの間にかぴたりと寄り添うようになっていた令嬢がいる。周囲の貴族たちはざわめき、同情とも興味ともつかない視線が私に集まっていた。
文字数 13,306
最終更新日 2026.05.01
登録日 2026.05.01
死者の声は、証拠にならない。
それでもそこには、真実の欠片が眠っている。
工業都市ルクスボロー市警。
ラズロは、証拠保管室という地下倉庫で、
既に終わった事件の調書や証拠品を整理するだけの末端巡査だ。
捜査権限はなく、正義を振りかざす立場でもない。
ある日、「自殺です。調査は終わりました」
そう告げられながらも、「夫は自殺なんてしない」と訴え続ける未亡人の姿が、妙に心に引っ掛かった。
「美人の不幸は、見ていられない」
好奇心と同情心に背中を押され、
ラズロは噂に聞く“死者の声を聞く質屋”を訪ねる。
そこにいたのは、不機嫌で神経質そうな美貌の青年だった。
「用がないなら帰れ。俺には関係ない」
彼は、自らの力を否定し、真実に触れることを拒んでいた。
死者の声は、証拠にならない。
真実は、必ずしも人を救わない。
それでも誰かを救うためだと、言い訳をしながら。
これは、正義を守らない警察官と、
真実を売らない質屋が手を組んでしまった、共犯の記録である。
カクヨム、なろうにも掲載してます。
表紙はパブリックドメイン画像を使用。
→ https://lit.link/alittledreamより。
作成には【装丁カフェ】様を活用させて頂きました。
→ https://pirirara.com
文字数 98,408
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.02.05
文字数 92,311
最終更新日 2026.01.10
登録日 2024.11.09
「ひなちゃん。
俺と結婚、しよ?」
兄の結婚式で昔、お隣に住んでいた憧れのお兄ちゃん・猪狩に再会した雛乃。
昔話をしているうちに結婚を迫られ、冗談だと思ったものの。
それから猪狩の猛追撃が!?
相変わらず格好いい猪狩に次第に惹かれていく雛乃。
でも、彼のとある事情で結婚には踏み切れない。
そんな折り、雛乃の勤めている銀行で事件が……。
愛川雛乃 あいかわひなの 26
ごく普通の地方銀行員
某着せ替え人形のような見た目で可愛い
おかげで女性からは恨みを買いがちなのが悩み
真面目で努力家なのに、
なぜかよくない噂を立てられる苦労人
×
岡藤猪狩 おかふじいかり 36
警察官でSIT所属のエリート
泣く子も黙る突入部隊の鬼隊長
でも、雛乃には……?
文字数 58,419
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.05.01
王妃・アストリッドは、遊びに不倫にうつつを抜かす旦那・ローレンの代わりに、趣味の薬学を学ぶ時間も取れないくらい、公務に追われる日々を送っていた。
一方、ローレンはといえば、アストリッドの妹・ハンナと不倫に走る始末。
挙句の果てには計略を使い、アストリッドの屋敷に火を放って、焼き殺そうとする。
使用人に助けられ、辛うじて命を取り留めるも、王妃の座を追われたアストリッド。
彼女は薬師として逃亡生活を送った末、隣国へと逃げる選択をする。
その道中で、隣国の冷酷王子・ルベルトと出会ったアストリッドはそれがきっかけにルベルトに気に入られて、薬師として請われることとなった。
彼と接しながら、平穏な日々を送るうち、アストリッドは絶望から立ち直っていき、少しずつ本当の幸せを知っていくことになる。
(なお、ルベルトから注がれる愛情にはなかなか気づけない)
一方、略奪愛に走った妹・ハンナはといえば、王妃の仕事量に忙殺され、絶望を見ることとなる。
元旦那・ローレンはといえば、なおも不倫を繰り返し続けていて――
最終的には、しっかりめにざまぁする予定です。
よろしくお願いいたします。
カクヨムにも掲載中
(恋愛ジャンル 月間9位 週間6位記録)
文字数 129,402
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.03.19
そのアンドロイドは本当に我が子に似てますか?
美化のしすぎはやめましょうという話です(違)。SFかこれ?
改訂の使い方おかしいですが、なんとなくニュアンスでお願いします(おい)。
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
文字数 1,757
最終更新日 2019.02.08
登録日 2019.02.08
オカルト系動画配信者をしている史基と雅親は、幼稚園時代からの付き合いがある幼馴染だ。
二人が運営する『アシフミチャンネル』は、史基が出演し、雅親がカメラを回すスタイルで動画を作成している。日本中の心霊スポットを巡り、その地のいわくなどを含めて現地調査を行なっていた
ある時、「自分の住んでいる町で怪奇現象が多発しているので、ぜひ動画の撮影をしながら調査をしてほしい」という視聴者からの情報提供があった。
史基と雅親はさっそく問題の町へ向かい、怪奇現象が起こるというアパートに滞在しながらシリーズ形式の動画撮影を行うことになる。
文字数 108,763
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.05.29
人一倍敏感な五感と他人の感情を察知してしまう気質(HSP)を持ちながら、クラスでもバスケ部でもお調子者の人気者を演じてすり減っている一ノ瀬爽太。
そんな彼の限界を見抜き、物理的なノイズをカットする特製耳栓を作って強引に過保護な理詰めで迫ってきたのが、隣のクラスの数学の天才・羽鳥慧介だった。
👥 【キャラクター紹介】
一ノ瀬 爽太(いちのせ そうた)/ 2年A組
特徴: 180センチ近い高身長、爽やかでスポーティなイケメン。だけど自分に自信がなくて、周囲に威圧感を与えないようにいつも少し猫背気味。
気質: 繊細さん(HSP)。周囲のあらゆる情報(音、視線、他人の微かな不機嫌)をスポンジのように吸い上げてしまい、脳内メモリがパンクしやすい。
羽鳥 慧介(はとり けいすけ)/ 2年B組(理数科特進)
特徴: 学年ダントツのIQを持つ天才児。整ったクールな顔立ちだが、普段は何を考えているか分からないミステリアスな変わり者。爽太限定で凄まじく過保護。
文字数 6,167
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.06.19
仕舞屋蘭方医 根古屋冲有 お江戸事件帖 人魚とおはぎ
レンタル有り【11/22刊行】「第9回歴史・時代小説大賞」特別賞受賞作
ときは文化文政。
正義感が強く真っ直ぐな青年「犬飼誠吾」は、与力見習いとして日々励んでいた。
悩みを抱えるたび誠吾は、親友である蘭方医「根古屋冲有」のもとを甘味を持って訪れる。
奇人変人と恐れられているひねくれ者の根古屋だが、推理と医術の腕はたしかだからだ。
ふたりは力を合わせて、江戸の罪を暴いていく。
身分を超えた友情と、下町の義理人情。
江戸の風俗を織り交ぜた、医療ミステリーの短編連作。
2023.7.22「小説家になろう」ジャンル別日間ランキング 推理にて1位
2023.7.25「小説家になろう」ジャンル別週間ランキング 推理にて2位
2023.8.13「小説家になろう」ジャンル月週間ランキング 推理にて3位
2023.8.07「アルファポリス」歴史・時代ジャンルにて1位
になりました。
ありがとうございます!
書籍化にあたり、タイトルを変更しました。
旧『蘭方医の診療録 』
新『仕舞屋蘭方医 根古屋冲有 お江戸事件帖 人魚とおはぎ』
文字数 145,929
最終更新日 2024.11.22
登録日 2023.05.21
エルフィンストーン王国の元帥ギルバートは、片目を失っている上感情の起伏もなく、周囲から死神と恐れられていた。
だが彼は隣国との戦を終わらせた英雄でもある。
ある日19歳のシャーロットは32歳のギルバートに求婚される。
年の差はあるものの、彼女はギルバートが英雄と呼ばれるようになった〝十月堂事件〟を責任を負う父のためにも嫁ぐ事を決めた。
最初は死神と呼ばれている彼を畏れていたものの、実際のギルバートはとても優しくて、自分だけを愛する夫にシャーロットはたちまち溺れていく。
甘い新婚生活が始まると思った矢先、二人の周囲できな臭い出来事が起こっていく。
※ ムーンライトノベルズさまにも投稿しています
※ 表紙はかんたん表紙メーカーで作成しました
文字数 138,702
最終更新日 2018.11.04
登録日 2018.09.30
処刑されたくないので冷酷夫を「推し」として崇めたら、重すぎる愛をぶつけてくる執着獣人に覚醒しました。※ハッピーエンド(予定)
──あらすじ──
愛した夫に裏切られ、断頭台の露と消えたサラ。
しかし目を覚ますと、彼女は冷酷な公爵夫・ヴォルティスとの結婚初夜に死に戻っていた!
また殺される。
絶望と恐怖で発狂しかけたサラは、己の心を守るために一つの狂気的なルールを定める。
夫に人間の心などない。あれは三次元に顕現した至高の芸術作品(推し)だ。
彼に愛を求めるから壊れるのだ。私はただ顔面と才能を愛で、裏から彼を支える完璧なモブ(パトロン)に徹しよう!
サラは感情という不純物を捨て去り、初夜の翌朝から夫に完全別居を叩きつける。
そして莫大な個人資産を投じ、天才魔導技師を囲い込んで、夫を最強の存在へと祭り上げる裏工作に熱中し始めた。
一方、妻の無償の献身と狂気的なまでの愛(?)を知ったヴォルティスは、隠れ持っていた獣人の血を覚醒させてしまう。
運命の番であるサラに対する強烈な執着と独占欲に支配された彼は、己の冷酷さが妻の心を完全に殺してしまったことに気づき、絶望の底で泣き叫ぶことに……。
「サラ、俺が間違っていた!どうか俺を愛してくれ!」
「ヒッ!?推しからの確定ファンサとか心臓止まるので半径二メートル以内に近づかないでください!!」
これは、己の心を守るために限界オタクと化した令嬢と、彼女を壊したことを激しく後悔し、泥に塗れて愛を乞う執着獣人公爵の、絶対に交わらない狂気のすれ違いラブストーリー。
文字数 31,308
最終更新日 2026.03.07
登録日 2026.03.07
「ふわふわな翼が!背中に?」
慌てる僕の元にやってきたのは無表情な美形婚約者。どどどうする!?
――ファンタン王国の第五王子ミシューの背中に、ある朝目覚めたら真っ白な翼が生えていた。原因がわからずに慌てふためいていると、婚約者の辺境伯令息エドマンドが会いにやってくる。美形でいつも無表情なエドマンドは王都から離れた領地にいるが、二月に一度は必ずミシューに会いにくるのだ。翼が生えたことを知られたくないミシューは、何とかエドマンドを追い返そうとするのだが…。
◇辺境伯令息×王子
◇美形×美形
◆R18回には※マークが副題に入ります。
◆誰にも言えない秘密BLアンソロジー寄稿作品を改題・改稿しました。本編(寄稿分)を加筆し続編と番外編を追加。ほのぼの溺愛ファンタジーです。
◇表紙素材は、てんぱる様pixiv(ID:2513282)フリー素材よりお借りしています。
文字数 64,890
最終更新日 2025.12.31
登録日 2025.12.14
婚約破棄を告げられたその瞬間、公爵令嬢リュシア・エーベルハルトの意識はすでに左遷先の帳簿の上にあった。
王妃候補として費やした十数年。磨き抜いた政務の知識と、数字を読む眼。「冷たい」「可愛げがない」「民を思う心がない」と切り捨てた元婚約者には、彼女の持つ本当の価値が理解できなかった。
だが、辺境グラナート領では違った。リュシアは歯に衣着せぬ物言いと、感情を挟まない数字の論理で、静かに、しかし確実に不正へ切り込んでいく。
「帳簿は嘘をつかない。嘘をつくのは、人です」
最初は懐疑的な目を向けていた領主の息子ロルフも帳簿を前に並んで戦う内に、気づけば彼女から目が離せなくなっていた。
王都を追放された令嬢が、領地を救い、国を変え、そしてただ一人の男に溺愛される——これはそんな物語。
文字数 150,283
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.05.03
前世、会社勤務のかたわら婚活に情熱を燃やしていたクロエ。生まれ変わった異世界では幼馴染の婚約者がいたものの、婚約を破棄されてしまい、またもや婚活をすることに。一風変わった集団お見合いで出会ったのは、その場に似合わぬ一匹狼風の男性。(…って本当に狼獣人!?)うっかり惚れた相手が生きる世界の違う男性だったため、番(つがい)やら発情期やらに怯え、翻弄されながらも、クロエは幸せな結婚生活を目指す。
シリアス―★☆☆☆☆
コメディ―★★★★☆
ラブ♡♡―★★★★☆
ざまぁ∀―★★☆☆☆
※匂わす程度ですが、性的表現があるのでR15にしています。TLやラブエッチ的な表現はありません。
※このお話に出てくる集団お見合いの風習はフィクションです。
※四章+後日談+番外編になります。
文字数 112,960
最終更新日 2021.07.26
登録日 2021.07.08
ChatGPTによる小説の超辛口レビュー
ChatGPT がよくあるネット小説(架空の小説です)に超辛口でレビューをします。ですので、ストレス耐性のない作者様は閲覧注意です。
例
ChatGPT による小説の超辛口レビューというタイトルの超辛口レビューをして
→アイデア
❌ アイデア自体に目新しさがなく、これまでにも数多く似たようなコンセプトが扱われています。AIによる批評というテーマは面白いかもしれませんが、その展開には新しさや意外性が感じられず、既視感が強いです。
ストーリー
❌ この作品、ストーリーに関しては全くの無味乾燥です。ChatGPTがただ淡々と小説を批評しているだけで、物語が進行するわけでもなく、何の感情も引き出されません。批評という行為自体が一方的で、ストーリーの展開に驚きや引き込まれる要素がなく、退屈極まりないです。
文章・表現
❌ 文章に感情や工夫が欠けていて、ただ単調に言葉を並べているだけのように感じます。批評は冷徹で機械的であり、どこか無機質。読者を引き込むための表現力やユニークさがまるで無いので、文章自体が一切の魅力を持っていません。
テンポ・構成
❌ 物語の進行も非常に遅く、何の展開もないまま同じような批評が繰り返されるだけで、全くテンポが感じられません。読んでいる間にどんどん退屈になり、終わりが来ることをただただ待つだけという状態です。
結論
❌ アイデアだけは少し興味を引きますが、実際の内容には全く魅力がありません。AIによるレビューというテーマには可能性がありますが、それをどう料理するかが問題で、この作品ではその可能性を引き出せていません。冷徹で無感情なレビューの連続に過ぎず、まったく心に残るものはありません。
点数:20点/100点
文字数 6,852
最終更新日 2025.12.25
登録日 2025.02.13
事情があって顔バレしないように前髪を伸ばし、大きなメガネをかけ陰キャな姿で幼なじみの智也と一緒に山奥にある男子校に入学した志摩。陰キャとして地味に三年間を過ごすつもりだったのに入学当日からオカン属性の智也に担がれ廊下を走られた事により目立たない学園生活グッバイ。せめて顔バレだけはと思っていたのにソッコー生徒会長の黒主青藍にバレました。風紀委員長の如月緋色にもバレたけど志摩の姉兄の説得(脅迫)で守ってもらえる事になったのはいいけど何故かエロ格好いい会長とエロい声の風紀委員長にグイグイ来られ・・・俺くらくら腰砕けなんですけど⁉
生徒会長×主人公、風紀委員長×主人公。3Pはありません。
全13話、番外編3話、ifの世界2話予定、本編完結済。その後は多分ゆっくり更新します。
※6話目に主人公が女にレイプされる会話があるのでご注意下さい。
小説家になろうさんで投稿済。
文字数 63,311
最終更新日 2023.07.31
登録日 2023.06.10
この世界では、人々は生まれながらに「Dom(支配者)」か「Sub(服従者)」のいずれかに分類される。それは魂の根源的な形であり、性格や育ちでは覆せない運命だ。Subである西口知也は、その本能に抗い「自分より弱い者には従わない」という強いプライドを持ち生きてきた。しかし、Subと知られてから周囲の態度は変わり、抑えきれない焦燥と苛立ちを抱えていた。
そんなある日、大学構内でぶつかった見知らぬ男と喧嘩になり、生まれて初めて打ち負かされる。その男――東間孝仁の、鋭く冷たい視線と、圧倒的な力を持つ拳の衝撃は、知也の世界を一変させた。殴られた痛みよりも、負かされたという事実、そして彼の持つDomとしての「圧」に、知也のSubとしての本能が激しく反応したのだ。
負けて以来、知也は「命令されたい」「支配されたい」という抗いがたい欲望に突き動かされる。プライドが邪魔をして縋ることはできないものの、知らず知らずのうちに孝仁の情報を集め、彼の姿を探すようになる。孝仁が工学部3年の東間孝仁だと知った知也は、偶然を装って彼の近くに現れるが、孝仁は知也の存在にまるで気づかない。この屈辱が、知也の執着をさらに燃え上がらせた。
ある日の大学の帰り道、知也は意を決して孝仁に声をかける。
「……おい、てめえ」
しかし、孝仁は知也のことも、以前の喧嘩のこともほとんど覚えていなかった。その無関心さに苛立ちながらも、知也は本題を切り出す。
「てめえ、Domだろ…? 俺と、疑似パートナーにならねえか?」
それは、Subとしての本能的な渇望と、プライドを守りたいという抗いがたい気持ちが生み出した苦肉の策だった。知也は「互いにストレスを発散するための一時的な利用」だと提案し、体裁を保とうとする。孝仁は訝しみながらも、知也の自宅アパートへと同行する。
部屋に入ると、知也は孝仁の本名が東間孝仁であることは知っていたが、知らないフリをして問いかけ、名前を交換する。そして、「とりあえず、なんか命令してみろよ」と挑発する。
孝仁は静かに一言。
「俺に――『命令すんな』」
その一言で、知也の身体は本能的に反応し、背筋に電流が走る。続く「『来い』」「『座れ』」という短い命令にも、知也は抵抗なく従ってしまう。そして、孝仁の「ああ、…『いいこ』だ」という言葉を聞いた瞬間、知也の胸の奥が熱くなる。これこそが、彼が心底求めていたものだった。
孝仁は、真面目にセーフワードの必要性を説く。知也は拒絶されるのが嫌で、何をされてもいいと主張しつつも、迷った末に孝仁のファーストネームである「たかよし」をセーフワードに設定する。
文字数 29,186
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.11.12
就職を機に一人暮らしを始めた自宅マンションのエレベーターで、篠崎和音は会いたくなかった男と偶然の再会を果たす。
男の名前は櫻川結人。家族同然に育った、和音の幼馴染である。
櫻川グループの御曹司である結人と、和音が初めて出会ったのは五歳の時。
和音の父親が勤めている会社主催のイベントで、同じ歳だからと紹介されて仲良くなった。
その関係は成長してからも変わらず、小学生になっても中学生になっても、互いの家を行き来して頻繁に遊んでいた。
高校生になったある日、結人が望まない縁談をいくつも持ちかけられて困っていることを知り、和音は女除けのための一時的な婚約者になることを約束する。
仲の良い幼馴染を助けたい一心だったが、婚約者となった事がきっかけで少しずつ二人の関係が変化してしまった。
最終的には和音の交友関係にまで口を出し、なにかと行動を制限するようになった結人。雑用を理由に毎日のように結人の家に呼ばれ、婚約者だからと気まぐれに性処理までさせられる事もあった。
そんな関係をどうにかして終わらせたいのに、父が勤めていた櫻川グループの御曹司である結人に逆らえず、その関係は大学に進学してからもずるずると続いてしまう。
父親が別の会社に引き抜かれ、櫻川グループを辞めると同時に和音は自由になったけれど、話し合いをしても無意味だと決めつけて、逃げる形で半ば無理矢理婚約を破棄したのだ。
そんな最悪な終わり方をした元婚約者と、自宅マンションのエレベーター内でばったり鉢合わせてしまった和音。
三年振りに再会した結人に「ちゃんと話したい」と逃げ場のないエレベーター内で迫られ、住所を始め全ての個人情報を知られてしまった和音は再び結人と関係を持つことになってしまいーー
※ムーンライトノベルズ、pixivでも掲載しています
文字数 121,222
最終更新日 2023.09.21
登録日 2023.04.23