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恋愛 完結 短編 R15
学園のパーティーの最中に、侯爵令息が叫ぶ。婚約破棄だと。 突き付けれたのは、大きな眼鏡で顔がよく見えない侯爵令嬢・オリン。 侯爵令息と親しくしている子爵令嬢に陰湿な嫌がらせをしたと断罪すると声高々に告げた。 「失礼ながら、私の婚約者はちゃんと別にいて、あなたではないです」 オリンは、冷静にそう否定からした。 辛辣な反論に、カッとなった侯爵令息が手を上げたことで、眼鏡が落ちた。そこで現れたのは、騎士科の美貌の公爵令息・リュート。侯爵令息を突き飛ばして、眼鏡を拾い渡すと、「痛いところはない?」ととびっきり甘く優しく尋ねた。彼こそ、婚約者。 パーティー会場は騒然とした。何故なら、彼には謎の美女である恋人がいると噂だったのだから。 婚約破棄だけど、婚約関係ではない。地味眼鏡だけど、実は美女。穏やかな美貌の公爵令息だと評判だけど……?
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小説 1,407 位 / 185,559件 恋愛 690 位 / 56,365件
文字数 10,676 最終更新日 2024.02.12 登録日 2024.02.11
恋愛 完結 短編
 乙女ゲーの悪役令嬢に転生したリーンティア。王子の婚約者にはまだなっていない。避けたいけれど、貴族の義務だから縁談は避けきれないと、一応見合いのお茶会に参加し続けた。乙女ゲーのシナリオでは、その見合いお茶会の中で、王子に恋をしたから父に強くお願いして、王家も承諾して成立した婚約だったはず。  王子以外に婚約者を選ぶかどうかはさておき、他の見合い相手を見極めておこう。相性次第でしょ。  そう思っていた私の本日の見合い相手は、気だるげの公爵令息。面倒くさがり屋の無気力なキャラクターは、子どもの頃からもう気だるげだったのか。 「生きる楽しみを教えてくれ」  ドンと言い放つ少年に、何があったかと尋ねたくなった。別に暗い過去なかったよね、このキャラ。 「あなたのことは知らないので、私が楽しいと思った日々のことを挙げてみますね」  つらつらと楽しみを挙げたら、ぐったりした様子の公爵令息は、目を輝かせた。  そんな彼と、婚約が確定。彼も、変わった。私の隣に立てば、生き生きした笑みを浮かべる。  学園に入って、乙女ゲーのヒロインが立ちはだかった。 「アンタも転生者でしょ! ゲームシナリオを崩壊させてサイテー!! アンタが王子の婚約者じゃないから、フラグも立たないじゃない!!」  知っちゃこっちゃない。スルーしたが、腕を掴まれた。 「無視してんじゃないわよ!」 「頭をおかしくしたように喚く知らない人を見て見ぬふりしたいのは当然では」 「なんですって!? 推しだか何だか知らないけど! なんで無気力公爵令息があんなに変わっちゃったのよ!! どうでもいいから婚約破棄して、王子の婚約者になりなさい!! 軌道修正して!!」  そんなことで今更軌道修正するわけがなかろう……頭おかしい人だな、怖い。 「婚約破棄? ふざけるな。王子の婚約者になれって言うのも不敬罪だ」  ふわっと抱き上げてくれたのは、婚約者の公爵令息イサークだった。 (なろうにも、掲載)
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小説 2,482 位 / 185,559件 恋愛 1,256 位 / 56,365件
文字数 13,730 最終更新日 2023.09.07 登録日 2023.09.06
恋愛 完結 短編
「好きな人ができたら婚約破棄。  この約束で僕と婚約しないか?」 第二王子ステフ・ミラントは令嬢ココ・ウィーセルにそう尋ねた。ココ、ステフともにまだ10歳。彼らは幼馴染だった。 「こん・・やく?お互いに好きな人ができるまで?」 ココは戸惑いの表情を浮かべ、ステフを見つめる。ベットの上に横たわるココの全身は包帯で覆われている。昨日、起こった火事でステフをかばい、彼女は大やけどを負ったのだ。 「ああ。」 ココの両親はすでに伝染病にかかって亡くなっており、ココは独りぼっちだった。火傷の痕は一生消えないだろうとお医者さんに言われている。居場所は無く、美しさを失い、ココはステフと約束するしかなかった。 「わかったわ。  ”好きな人ができたら婚約破棄”の約束で婚約しましょう。」 ココとステフの婚約はステフの両親である国王夫妻には認められなかった。ステフの同情のみが支える二人の婚約は、10年後のある日突如終わりを迎える。 「他に好きな人ができたから、婚約破棄してくれないか。」 ステフのその言葉と共に―――。
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小説 4,436 位 / 185,559件 恋愛 2,159 位 / 56,365件
文字数 40,076 最終更新日 2023.07.02 登録日 2023.05.12
「やり過ぎる神絵師め、貴様をSNS絵師界隈から追放する!」 こんなことを言われるくらい有名になりたかった男は今日もうだつの上がらないピクトグラムネタを描いていた。 しかしふとしたきっかけが原因で無念にも交通事故に遭ってしまう。 そして気付けば、彼は異世界に居た。 突然のことに驚く男。 しかし彼の視界に突如現れた〝へるぱ〟という美少女が強引に事情を語る。男は異世界転生したのだと。 しかもへるぱは人間などではなかった。 男の視界にいつまでも居座り続けるバーチャルチューバー的なヘルプキャラだったのである。 ただしあまりにも自由で粗暴でTHE適当。そして役に立たない助言の数々は、「お前を消す方法」などとつい尋ねたくなってしまうほどに残念。 それでもへるぱを頼るしかなかった男は〝ピクト・グラム〟と名乗り、己の想像力を駆使して異世界で生き延びてやると心に決めた。 この異世界は想像力こそが全て。スキルも魔法もその性能や強ささえも使用者の想像力に強く影響を受けてしまう。 だがピクトの想像力は人一倍豊かだった。絵の才能はなくとも想像力の才能には満ち溢れていたのだ。 それ故にピクトの力が真価を発揮した時、現地人すら驚愕する結果をもたらすこととなる。 それこそ世界の常識を塗り替えてしまうほどに。 時には戦い、時には頭脳を駆使。現代知識もちょこっと引用。 サブカルで得た知識と技能は果たしてピクトをどこまで高みに上げるのだろうか。 想像力の世界にて、底辺絵師による破壊と創造の物語が今始まる。
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小説 4,627 位 / 185,559件 ファンタジー 718 位 / 42,624件
文字数 18,271 最終更新日 2024.06.06 登録日 2024.05.31
 その日の晩のこと,悪役令嬢の私は,王太子殿下との婚約を一方的に破棄された。 「なあ,キャロライン」 婚約を破棄されたことに絶望して憔悴している私に,殿下は話しかけた。 「俺はおまえが好きだと思ったから婚約したんだ」 えっ? いきなり何を言い出すんですか? 「おまえは決して悪い娘ではないと思う」 何かイヤな予感がするんですけど……。 「でも……性格が悪すぎる!! こんなのと一生暮らさなきゃいけないかと思うと,とてもやっていけない!」 「私だって,あなたみたいな暴力男とは一緒にいたくありませんわ!」 「なんだとう! こっちが下手に出てやったら図に乗りやがって!! お前なんかこっちから願い下げだ! もう2度と王宮に顔を出すな!!」 私は悪役令嬢らしく,ヒステリックに叫んでやった。 「ああ,出てってやるさ! こんな性格ブスと婚約してやってるなんて,俺の一生最大の汚点だ! もう金輪際俺に近づくな!」 殿下は捨て台詞を吐いて去っていった。 ああ……これでようやく私も婚約破棄された娘の仲間入り。でもすっきりしたわ。あんな奴の嫁にならずに済んだんだから。 そして私はさっさと王都に帰って行った。もうこんなところに用はないからね。 でも私ったらうっかりしてたわあ。悪役令嬢らしくって,婚約者を罵る時って,たいてい婚約破棄までさせるってこと,すっかり忘れてた。 まあ仕方ないか。こういう性格なんだから。 でもこれからどうしよう? もう悪役令嬢失格な私なんて誰も嫁にもらってくれないわよね……。 そうだわ! ダメ元で王太子殿下のところに行ってみよう! そう決心すると,私は早速王宮に向かった。そして門番に尋ねた。 「あのう……王太子殿下はお元気ですか?」 もう私の存在など忘れられているはずと思いつつ,私はダメ元で聞いてみた。すると門番は「もちろんです!」と答えた。 よかったあ! 忘れられていなかったのね! 私はほっとして門番に尋ねた。 「王太子殿下は今も私の手紙を大事に持っていてくださいますか?」 門番は言った。 「もちろんでございます」 えっ!? もう忘れずに持っていてくれているの? 私ってマジで愛されてるじゃないの!! 感動したわ……そしてますます殿下が好きになったわ。 ああ,早くこの気持ちを伝えたい!! そんな訳で,私は早速王宮に上がり,王太子殿下の執務室に向かった。 「やあ……久しぶりだな」 「はい……」 殿下は私の顔を見ると嬉しそうに微笑んでくれた。私は嬉しさのあまり胸がきゅんとなった。もうすっかり虜になっているのだ。 「さて……今日は何の用かな?」 「あの……実はお願いがあるのです」 私がそう言うと,殿下は興味深そうに聞いてきた。 「どんなことかな?」 「実は……婚約破棄されてしまったので……」
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小説 10,709 位 / 185,559件 恋愛 5,183 位 / 56,365件
文字数 1,461 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.12.29
※弟子「究極魔法とかいいので収納魔法だけ教えて」師匠「Σ(゚Д゚)エー」 数十年前に異世界から召喚された人間が存在した。その人間は世界中のあらゆる魔法を習得し、伝説の魔術師と謳われた。だが、彼は全ての魔法を覚えた途端に人々の前から姿を消す。 ある日に一人の少年が山奥に暮らす老人の元に尋ねた。この老人こそが伝説の魔術師その人であり、少年は彼に弟子入りを志願する。老人は寿命を終える前に自分が覚えた魔法を少年に託し、伝説の魔術師の称号を彼に受け継いでほしいと思った。 「よし、収納魔法はちゃんと覚えたな?では、次の魔法を……」 「あ、そういうのいいんで」 「えっ!?」 異空間に物体を取り込む「収納魔法」を覚えると、魔術師の弟子は師の元から離れて旅立つ―― ――後にこの少年は「収納魔導士」なる渾名を付けられることになる。
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小説 12,242 位 / 185,559件 ファンタジー 1,714 位 / 42,624件
文字数 213,929 最終更新日 2024.05.10 登録日 2024.04.15
公爵令嬢アリーナは、ダンスパーティの会場で恋人のカミュと出会う。友人から紹介されて付き合うように煽られて、まずはお試しで付き合うことになる。 だが思いのほか相性が良く二人の仲は進行して婚約までしてしまった。 カミュにはユリウスという親友がいて、アリーナとも一緒に三人で遊ぶようになり、青春真っ盛りの彼らは楽しい学園生活を過ごしていた。 そんな時、とても仲の良かったカミュとユリウスが、喧嘩してるような素振りを見せ始める。カミュに繰り返し聞いても冷たい受け答えをするばかりで教えてくれない。 三人で遊んでも気まずい雰囲気に変わり、アリーナは二人の無愛想な態度に耐えられなくなってしまい、勇気を出してユリウスに真実を尋ねたのです。
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小説 13,142 位 / 185,559件 恋愛 6,310 位 / 56,365件
文字数 15,323 最終更新日 2021.08.10 登録日 2021.08.07
 ある日女子大学生のが主人公のアルバイト先の喫茶店に訪れる。女子大学生は主人公に声を掛けるが、話したいことを伝えられず店を後にし公園のベンチに腰を下ろして考え込んだ後、橋の中央部で飛び降り自殺をしようとするが、偶然出会った主人公に助けられる。自殺の動機を尋ねた主人公が、彼女の父親が官房事務次官であり、捜査もされず自殺として処理されたことを不審に思った主人公は事件の真実を突き止めようとする。  その一方で、彼女は主人公が友人の彼氏だと知っていて、恋人になって欲しいと主人公に迫るが、主人公は彼女の気持ちを察して三日間の恋人になるという契約を結ぶ。そして、二日目の夜、主人公がヤクザの組員に襲われることになるが、一命を取り留め何か巨大な組織にが関わっていると感じ、友人である県警のエリート刑事に協力を依頼し、協力し合って事件解決へと向かうが、彼女の希望である恋人との生活も続けることになる。  そして、恋人としての三日目には、組員の執拗な襲撃に彼女は主人公を庇って被弾して病院に運び込まれることになるが、既に彼女は余命わずかの白血病に掛かっていて、その病気のことを知って友人の主人公に近づいたことも明かされる。しかし、主人公は彼女の病気のこは既に知っていて、恋人になる契約をしたことを告げるが、それでも楽しい時間を過ごせたことを感謝して天国へと旅立つ。  主人公は、彼女の為にも事件解決を自分自身に言い聞かせ、友人の手を借りて『悪』を罰する計画を練る。ラブミステリー小説 朝比奈優作シリーズ第2弾。
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小説 16,817 位 / 185,559件 ミステリー 131 位 / 4,161件
文字数 76,893 最終更新日 2021.07.12 登録日 2021.07.12
ザルトル国に来てから一ヶ月後のある日。最愛の婚約者サイラス様のお母様が突然家にやってきた。 「シエリさん。あなたとサイラスの婚約は認められないわ・・・!すぐに荷物をまとめてここから出ていって頂戴!」 「え・・・と・・・。」 私の名前はシエリ・ウォルターン。17歳。デンバー国伯爵家の一人娘だ。一ヶ月前からサイラス様と共に暮らし始め幸せに暮していたのだが・・・。 「わかったかしら?!ほら、早く荷物をまとめて出ていって頂戴!」 義母様に詰め寄られて、思わずうなずきそうになってしまう。 「な・・・なぜですか・・・?」 両手をぎゅっと握り締めて、義母様に尋ねた。 「リングイット家は側近として代々ザルトル王家を支えてきたのよ。貴方のようなスキャンダラスな子をお嫁さんにするわけにはいかないの!!婚約破棄は決定事項です!」 彼女はそう言って、私を家から追い出してしまった。ちょうどサイラス様は行方不明の王子を探して、家を留守にしている。 どうしよう・・・ 家を失った私は、サイラス様を追いかけて隣町に向かったのだがーーー。 この作品は【王子様に婚約破棄された令嬢は引きこもりましたが・・・お城の使用人達に可愛がられて楽しく暮らしています!】のスピンオフ作品です。 この作品だけでもお楽しみいただけますが、気になる方は是非上記の作品を手にとってみてください。
24h.ポイント 35pt
小説 19,043 位 / 185,559件 恋愛 8,848 位 / 56,365件
文字数 14,184 最終更新日 2023.04.30 登録日 2023.04.28
恋愛 完結 ショートショート
婚約者の浮気現場を思いがけず見てしまった私はその相手が私の親友だったことになおさらショックを受けた。 打ちひしがれる私に弟は尋ねた。 「何かあったのかい?」 「何もないわよ。ただ私の婚約者がいなくなっただけよ」 泣きそうになりながら答えた私に弟は、 「それはめでたいね! 心から祝福するよ!」と、言った。 異世界中世ヨーロッパ風。コメディー風味。ゆるふわ設定ご都合主義。
24h.ポイント 35pt
小説 19,043 位 / 185,559件 恋愛 8,848 位 / 56,365件
文字数 12,538 最終更新日 2021.10.29 登録日 2021.10.23
ファンタジー 連載中 長編 R15
早乙女 辰馬、31歳独身、土日祭日しっかり休めるホワイトなサラリーマン。 バスで最寄り駅まで十五分、途中、美形な少年と可愛らしい双子の少女の幼馴染みみたいなリア充三人組の学生と毎日エンカウント。 その度に『リア充爆発しろ』と優しく呪う。 事故みたいな衝撃を受けた後、それが『勇者召喚』だと知ったけど、俺はただ『巻き込まれた』だけで勇者でもなんでもなかった。 持っていた魔法が、空間魔法(アイテムボックスみたいなやつ)と、回復魔法、これはワンチャン逆転あるかと尋ねたところ、別に珍しくないと苦笑された。 空間魔法があるなら仕事があるからと、冒険者ギルドに行くように言われ、俺だけ口止め料のようなお金を少々もらって城下町へ。 異世界デビューでせめて、幸せな家庭を作れたらとリア充目指して、安定した生活を手に入れようと、思ってたんだけどね……。
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小説 21,423 位 / 185,559件 ファンタジー 2,949 位 / 42,624件
文字数 140,246 最終更新日 2022.08.20 登録日 2022.07.02
 時に元号が宝暦から明和に改まって二年が経つ江戸深川は北森下町六兵衛店。ここには「神酒所(みきしょ)の権左」と二つ名を取る老練な御用聞きが居た。故あって足を悪くし撞木杖を手放せない為、八丁堀の旦那の市中御見廻りの供にも事を欠き、亡き妻が残した髪結い床の裏座敷、通称「権左親分の御神酒所」で日がな一日煙草を呑んでいる。所がどうして、二言目には「隠居も同然」が口癖の彼のもとには今日も様々な相談事や事件が持ち込まれる。  ある日、南組定町廻り、溝呂木彦右衛門は同じ南町奉行所の同僚を連れ、権左の神酒所を尋ねたのだが・・・・    
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小説 24,940 位 / 185,559件 歴史・時代 291 位 / 2,377件
文字数 83,398 最終更新日 2021.06.02 登録日 2020.05.17
橋本尚季は祖父と二人で暮らしていた。平日は高校に通いながらも休日は畑仕事を楽しむ、ごく普通の男子高校生。そんな彼が気づいたら、目の前にお爺さんが立っていた。 「お助け下さい土地神様!貴方のお力が必要なのです!」 と言われた尚季は、変な勧誘に巻き込まれたと勘違いを起こす。 なんとかその場から逃亡しようと試みるが、大人たちに捕まえられた尚季。 「放せぇぇ!俺は教祖にはならないぞ!幸せになれるツボも買わないからなぁぁ!」 なんやかんやで大人達が普通の人と気づき、ここが何処か尋ねた尚季は驚愕の事実を知ることとなる。 「私共が今居る場所はダルフェニア帝国の領土であり、ミモイという名の村なんです!」 ここが日本で無いと理解し絶望した尚季に希望の光が差し込む。 『日本への帰還:可能』 その文字に大喜びする尚季だったが、彼には最大の足かせがついていた。 『移動制限の解除がされていないため、バハマの街への移動は出来ません』 隣の街にすらいくことが出来ない尚季。いったいこのさきどうなるのか。
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小説 24,940 位 / 185,559件 ファンタジー 3,388 位 / 42,624件
文字数 126,840 最終更新日 2023.04.26 登録日 2023.03.29
女伯グリゼルダはもう不惑の歳だが、過去に起こしたスキャンダルが原因で異性から敬遠され未だに独身だった。 二十二年前、グリゼルダは恋仲になった王太子と結託して彼の婚約者である公爵令嬢を陥れようとした。 けれど、返り討ちに遭ってしまい、結局恋人である王太子とも破局してしまったのだ。 ある時、グリゼルダは王都で開かれた仮面舞踏会に参加する。そこで、トラヴィスという年下の青年と知り合ったグリゼルダは彼と恋仲になった。そして、どんどん彼に夢中になっていく。 だが、ある日。トラヴィスは、突然グリゼルダの前から姿を消してしまう。グリゼルダはショックのあまり倒れてしまい、気づいた時には病院のベッドの上にいた。 グリゼルダは、心配そうに自分の顔を覗き込む執事にトラヴィスと連絡が取れなくなってしまったことを伝える。すると、執事は首を傾げた。 そして、困惑した様子でグリゼルダに尋ねたのだ。「トラヴィスって、一体誰ですか? そんな方、この世に存在しませんよね?」と──。
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小説 24,940 位 / 185,559件 ファンタジー 3,388 位 / 42,624件
文字数 17,312 最終更新日 2022.12.25 登録日 2022.12.25
恋愛 連載中 長編
結婚式の3日前に婚約者から婚約破棄を言い渡されたメイドのオーキッドは、メイド長から新しい屋敷を紹介される。 紹介された屋敷は、公国第7騎士団長クインス・スノーフレークの屋敷であった。 屋敷を尋ねたオーキッドは、屋敷のメイド長の勘違いから、クインスの婚約者ということにされてしまう。 「オーキッド、もしよかったら、私と偽装結婚をしないか。もちろん、それなりのお礼はする」 婚約破棄をされたオーキッドと、クインスの偽装結婚生活が始まる。 同じ時間を共に過ごす内に、2人の距離感は縮まり、オーキッドは、クインスのことを意識し始める。 偽装結婚から始まったオーキッドとクインスの恋物語が始まる。
24h.ポイント 14pt
小説 29,653 位 / 185,559件 恋愛 13,289 位 / 56,365件
文字数 8,421 最終更新日 2023.11.25 登録日 2023.11.18
BL 連載中 長編 R18
「ぼくとけっこんしてください」 「えーっと、男同士では結婚出来ないんですよ、レオン殿下」  彼と初めて出会ったのは、僕が五歳の頃。四歳の頃に父上が僕の話し相手にと連れてきた、男爵家の嫡男、フィン。一年間、僕の相手をしてくれたフィンに、お礼を兼ねて真っ赤なバラを百八本用意してプロポーズをした。  ……あっさりと断られてしまったけれど。  ならばと父上に掛け合って同性婚を認めさせる法律を作った。僕としては一年以内にそれを敷きたかったが、なんやかんやで五年も掛かってしまった。 「これで結婚出来ます! 僕と結婚してください!」 「お互い未成年でしょう? 未成年は結婚出来ないんですよ」  ガーン、とショックを受けた。その時、フィンは十五歳、僕は十歳。あと五年もすればフィンは結婚出来る年齢になる。対して僕はあと十年も掛かる。僕はフィンにこう尋ねた。 「いつなら結婚出来ますか……?」  あまりにも弱々しい声が出た。フィンは困ったように眉を下げて、「そうですねぇ」と言葉を紡ぐ。 「殿下が成人して、その気持ちに変わりがなければ考えますね」  僕は、その言葉を聞いて絶対にフィンをお嫁さんにしようと誓った。  そしてそれから十年――……十年の間にフィンの家は没落してしまい、フィンは辺境地で新しい生活を始めていた。  まるで僕から逃げるように。――そんなことないよね、フィンは、僕を待っていてくれているよね?  ――フィン、今からあなたを迎えに行きます。そして――恋焦がれた時間の分、たっぷり愛させてね。 固定CP:レオン×フィンです。 ※ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。
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小説 29,653 位 / 185,559件 BL 7,150 位 / 24,069件
文字数 26,573 最終更新日 2021.05.09 登録日 2021.04.29
恋愛 完結 長編 R18
雫は有名老舗温泉旅館の御曹司、瑞貴の婚約者で、仲居業を通じて若女将修業中。わけあって婚約のことは周囲に秘密だけれど、幼い頃から大好きな彼のため、今日も一生懸命に働いている。そんな彼女の悩みは、瑞貴があまりにも優しく、自分を女として見てくれているのかわからないこと……。結婚の話もなかなか進捗がないまま、雫は化粧を頑張ったり、もう一人の幼馴染に相談したりしていた。しかしある日、ひょんなことから瑞貴が外で女遊びをしているという疑惑を持つことに。その件について彼に尋ねたところ、瑞貴が豹変しこれまでになかった激しく甘い求愛をされて――!?
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小説 29,653 位 / 185,559件 恋愛 13,289 位 / 56,365件
文字数 184,121 最終更新日 2020.08.20 登録日 2020.08.20
上司から意地悪されて、会社の交流会の飲み会でグチグチ嫌味言われながらも、 就職氷河期にやっと見つけた職場を退職できないオレ。 それでも毎日真面目に仕事し続けてきた。 ある時、コンビニの横でオタクが不良に集団暴行されていた。 道行く人はみんな無視していたが、何の気なしに、「やめろよ」って 注意してしまった。 不良たちの怒りはオレに向く。 バットだの鉄パイプだので滅多打ちにされる。 誰も助けてくれない。 ただただ真面目に、コツコツと誰にも迷惑をかけずに生きてきたのに、こんな不条理ってあるか?  ゴキッとイヤな音がして意識が跳んだ。  目が覚めると、目の前に女神様がいた。  「はいはい、次の人、まったく最近は猫も杓子も異世界転生ね、で、あんたは何になりたいの?」  女神様はオレの顔を覗き込んで、そう尋ねた。 「……異世界転生かよ」
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小説 29,653 位 / 185,559件 ファンタジー 4,134 位 / 42,624件
文字数 347,149 最終更新日 2019.09.25 登録日 2019.07.10
恋愛 完結 ショートショート
愛人が妊娠したから、婚約破棄したいと言うことですか?宰相娘カナリアは婚約者であるレイヤにそう尋ねた。レイヤと婚約してから、まだ一ヶ月しか経ってないのに、、。そんなことしたらどうなるか、わかってますよね?
24h.ポイント 7pt
小説 36,070 位 / 185,559件 恋愛 16,374 位 / 56,365件
文字数 1,137 最終更新日 2022.11.12 登録日 2022.11.12
大衆娯楽 連載中 短編 R18
「あなたに、今恋人がいないわけがないでしょう。」 唇の端を上げ、皮肉な笑顔を浮かべて藤永ミロは言った。それはまったくその通りだったので、坂本忍は、ミロにキスをした  ― 軍事作戦の続く2080年東京。 忍は、ミロの入り口に自分の性器をゆっくりとこすりつけて尋ねた。 「叔父貴とはコンドームを使った?」 「忍…、あ、あああ」 ミロは、切なげに喘ぎながら本能的に腰を浮かせ、忍を中に入れようとする。 「大好き、忍…彼は、あなたと同じ匂いがしたの。だからずっと、忍としてる思おうとしてて、ずっと、……あ、」 ミロが自分の下で悶えれば悶えるほど、嫉妬に全身が焼かれるようだった。 ------------------------------------------------------------------------------------ ※この小説はアダルト小説です。最新作が必ずしもいちばん下にあるわけではないので、ご注意ください。作者の気分により、更新される場所が異なります。
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小説 36,070 位 / 185,559件 大衆娯楽 750 位 / 5,573件
文字数 89,259 最終更新日 2024.05.20 登録日 2020.09.06
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