「手帳」の検索結果
全体で67件見つかりました。
あまり裕福ではない子爵家の娘であるアリス・ポートリエは、第一王子二コラ・ラスペードの婚約者であった。
この婚約には二つの理由があった。
一つは、アリスが優秀な子を産む魔女の娘であるから。
もう一つは、国王陛下がニコラの婚約者に直接アリスを指名したから。
しかし、王宮に住み込みで妃教育をしていたアリスの元に母親ミレーヌの危篤の報せが届く。
傷だらけになってポートリエ邸に戻ったミレーヌは、そのままアリスと夫に見守られて亡くなる。
そうしてアリスは母親から一冊の手帳を託された。
そこには『クルーズトレイン クレセント号』に乗車した切符と、地図には赤い✕印が……。
魔女である母親の死と自分の婚約の謎、そして父親の病気の治療薬の手がかりを探すため、彼女はクレセント号へと乗り込む。
期限はニコラとの結婚式がある三か月後──。
殿下に「待っていてほしい」と元気なことを祈って意を決して列車に乗り込んだ瞬間、そこでなぜか殿下に捕まって……!?
母親を亡くしたアリスが父親を救うために、クルーズトレイン(豪華列車)に乗り込んで旅をしながらもなぜか婚約者であるニコラに溺愛されるお話です。
※他サイトでも公開しておりますが、小説家になろう様先行公開です
文字数 23,013
最終更新日 2024.06.06
登録日 2024.06.02
私はマーガレット・メディチ伯爵夫人で夫のジェームズとミランダ・オレン子爵令嬢とは幼なじみだった。ミランダはとても派手な美人で、大富豪のベンジャミン・トマス公爵と結婚した。いわゆる玉の輿というやつだ。
一方、メディチ家はそれほど裕福ではなかったが、それなりに幸せに暮らせていた。私達には子供はいないが、ミランダがよく子供を連れてくるので、自分の子のようにかわいがっていた。
私は度々、ミランダの子供を預かっている。その日もミランダの子供を預かり、かくれんぼをして遊んでいた。 散々、探し回っていると、子供は夫の部屋でいたずらをしていた。その際、たまたま夫の手帳を見てしまう。
その手帳にはミランダとの密会の日にちや、閨のことなど細かに記されていた。私は、ずっとこの二人が恋仲だったことを知る。裏切られていたショックに目の前が真っ暗になった。
私は、次の密会の日を記し何食わぬ顔で過ごした。そして、夫の後をついて行く。その証拠を捕らえた私は復讐を決意するのだった。
※ Twitter @bluesky1170 よろしければフォローしてくださいませ。
※続編 カトレーネ・トマス前々公爵夫人の事件簿の本編です。続編を別作として投稿するにあたっては運営に許可をいただいております。
#カトレーネ・トマス前々公爵夫人シリーズ
文字数 71,463
最終更新日 2021.02.03
登録日 2020.12.20
文字数 60,672
最終更新日 2022.01.21
登録日 2021.12.20
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神子召喚に巻き込まれる形で異世界の国、アスコアニ国へと召喚され、そこで大事件を乗り越えなんとか平穏な日々を手に入れた栗原瑛士はパートナーであるダレク・アレキサンドライトと平和な日々を過ごしていた。そんな時、隣国タニルから使者が来るという報せを受け、瑛士は魔法士団達と歓迎の準備に取り掛かる。なんとか歓迎を成功させたが、その途中で突然瑛士の姿が消えてしまったのだった。
※流血表現有ります。
※エロありますが、ストーリー重視のためやや薄目の表現となっております
※こちらは第二弾となります。初めての方はまず『朱に交われば緋になる=神子と呪いの魔法陣=』からお読みください。
文字数 62,516
最終更新日 2022.03.27
登録日 2022.03.27
宰相から聖なる乙女の話を聞いたことから、
皇太子妃シウ・サーシャニアは前世の記憶を思い出す。
そう、ここは乙女ゲームの世界。
シウの夫、皇太子のルマンは妻がいながら攻略対象の一人であり、
そしてシウはヒロインのユリシアがルマンを選ぶと即何者かに紅茶に毒を盛られ死亡するセリフ無しの……モブ妻!!ご都合主義は勘弁して下さい。
シウは宰相のグロキシニアからユリシアの話を聞いたその日から、日記をつけることにした。
「ただで死んでやると思うなよ!!」
その日記には夫への愚痴が含まれていたが、
こんなことを書いていれば死後日記が発見された際、
犯人はルマンに違いないと思わせる、嫌がらせ。
勝手に皇太子妃に選んで、「離縁しよう」っていう夫が悪いですよね?しょうがありませんよね?
そう黒い笑みを浮かべながら、
シウは毎晩日記をつけた。
だがある日、グロキシニアに貸していた本と日記を間違えて渡してしまう。
シウを想うグロキシニアは激怒し、
裏でルマンとユリシアを陥れ始めた。
まずヒロインのユリシアを買収しルマンを振らせ、
シウの毒殺計画はユリシアの騎士だけが関与する予定のはずが、
グロキシニアはルマンをそそのかし、わざと毒殺計画にルマンを加え皇太子の座を剥奪されるよう仕向けた。
何が起きたか分からないシウにグロキシニアは跪き、
「復讐はお気に召しましたか、マイレディ?」
と微笑んで…?
文字数 12,174
最終更新日 2020.05.11
登録日 2020.04.19
フェリシア家の侍女として仕えているアメリア•ロベルタ。
彼女の趣味は、屋敷の主人の秘密を知ること。それをひっそりと秘密の手帳に書き溜めておく。これは、この前に仕えていた屋敷でも、その前の屋敷でも同じことだった。
特に現在仕えているフェリシア家の長女•クロエにも秘密がたくさんあるようで……?
そして華やかなパーティの夜、事件は起きた。
文字数 17,854
最終更新日 2021.05.06
登録日 2021.04.30
目が悪い国井くんはやさぐれていた。
自分は障がい者手帳等級5級の弱視だったからだ。
周りの「黒板の字が見えないからメガネにした」と言う脳天気で幸せな声を憎んでいた。
その元凶とも言える久田希美に心を許せないでいたのだ。
文字数 2,871
最終更新日 2022.02.25
登録日 2022.02.25
声と歌をからかわれた経験から声を失った私は、合唱コンクールの練習期間である二ヶ月が憂鬱で仕方なかった。
多分そのせいで、大切な手帳を旧校舎に忘れてしまう。
皆が練習する中、物置と化した旧校舎へ取りに入った私の耳に、突然歌が飛び込んできた。
楽しげな少女の歌声に苦しさを覚え、その日は逃げてしまう。
しかし、なぜ一人で練習しているのか気になって、あくる日も旧校舎に来てしまった。
歌を聴いている内、音を追いかけたくなってしまった私は、声は出さずに唇だけで旋律追いかける。
そう、声は出していなかったはずなのに。
「あなた、いい声だね!」
部屋の中から、突如として賞賛が聞こえてきて。
文字数 8,000
最終更新日 2023.11.08
登録日 2023.10.30
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はじめまして、まぁむどーるです。
少しでも双極性障害や精神疾患のことを理解してもらえたらと書きはじめました。
例え話を入れ込みながら、話します。気軽に見てくださいね。
コメントも受け付けてます!
こんなことが知りたい、
こんな体験を聞きたい、
などなどコメントを参考にしつつ話していきたいと思います
文字数 9,301
最終更新日 2020.03.13
登録日 2020.03.04
少女にとって、17年というのはあまりに長く、そして短すぎる人生だった。
季節は春、神奈川県にある西ヶ原高校付近の川で女子生徒の遺体が見つかった。
事件の捜査に乗り出す若手刑事は、少女の遺留品と見られる一冊の手帳を手にする。
事件の起こる3ヶ月前、高校2年の冬、とある出来事をきっかけに物語は動き出す。
ある日の朝、母との普通の会話で少女の人生は大きく変わってしまった。
文字数 1,745
最終更新日 2019.05.30
登録日 2019.05.30
十都 譲治(じゅうと じょうじ)は高校一年生。
同じ高校に通う幼馴染の六道 六兎(ろくどう りくと)に密かな想いを寄せていた。
六兎は幼い頃から好奇心旺盛な少年で、しょっちゅう碌でもない事件に首を突っ込んで死にかけている。
そんな彼を守ろうと奔走する譲治。
―――その事件は六兎の「恋人が出来た」という突然の言葉から始まった。
華村 華(はなむら はな)は近くの短大に通う学生である。
華の頼みで彼らはある『怪異』の検証をする事になった。
それは町外れの公園『カップルでその公園でキスをすると、運命の相手ならば永遠に結ばれる。そうでなければ……』
華の姉、華村 百合(はなむら ゆり)がそこで襲われ意識不明の重体に陥っているのである。
―――噂の検証の為に恋人のフリをしてその公園に訪れた彼らは、ある初老の男に襲われる。
逃げた男が落として行ったのは一冊の生徒手帳。それは町の中心部にある女学校。
『聖女女学校』のものだった。
そこにこの事件の鍵がある、と潜入する彼らだが……。
少しイカれた素人探偵と振り回される幼馴染、さらにキャラが濃い面々の話。
文字数 52,479
最終更新日 2019.12.12
登録日 2019.11.25
17歳の白石美彩都は、父の俊樹と母の今日子と平穏な日常を過ごしていた。俊樹は育ての父である。本当の父は神田蒼真。美彩都が生まれて間もなく行方不明になっていた。あるとき、空き家となっている蒼真の実家を処分するため、荷物の整理をしていた兄が、蒼真の手帳と古いアルバムを発見。蒼真と俊樹の友人でもある週刊誌記者の真田に、その手帳とアルバムから蒼真の行方の手掛かりが掴めないかと相談を持ち掛けた。美彩都は、俊樹や真田らとともに、その手帳と古い写真の謎を解きながら、蒼真の軌跡を追う。写真の風景や人物はこの世界のどこのものでもなかったが、同じ写真を持つものに辿り着いた。そこは蒼真も訪ねたフランスの田舎町、蒼真の曽祖父の歴史を知る場所だった。蒼真の行方と美彩都の運命には、大きな関わりがあった。額の記しと身体の異変は、美彩都がある異世界の王の即位が近づいている事を意味していた。その世界はフランス中世の影響を受けた消滅の危機に瀕している異世界、それらを管理しようとする、もう一つの文明の発達し異世界。そして現世界の三つの多元界が絡み合い、夢か現実か、敵か味方か、謎の解明が進むにつれ、周囲の人々を巻き込みながら、運命の渦に呑まれていく一人の少女。本当の父は生きているのか、苦難を乗り越えながら、強くなっていく姿がそこにはあった。
登録日 2019.09.21
瀬戸内海に面したある高校に通っていた少年。
彼は高校卒業を迎えたある春の日。
卒業小旅行としようと、自宅から高校の間を挟んでいるそこそこ高い山を歩いて帰ろうと考えた高3の少年、高遠遠矢。
山中で急な春の嵐に遭遇して近場の寺に避難した彼は、そこに先に避難していた少女に出会う。
まるで物語に出てくるような、とんがり帽子にステッキ、肩から羽織ったローブ。
魔法使いのようなその少女は、元の世界に戻るための雷を待っていると言い、少しばかりの会話を交わす二人。
そして少女は本当に春雷の中に消えて行き、そこ跡には一冊の分厚い手帳が残されていた。
彼女の落とし物かと手帳を開いた瞬間、遠矢はいまでない時間、ここでない場所に移動してしまう。
彼が行きついた先。
そこは、別の惑星と繋がった魔法が存在する世界。
元いた街であり、元いた高校であり……そして高校3年だった彼は、中学2年へと時間移動していた。
これは、異世界で新たな生き方を模索する少年と、彼を巡る数奇なめぐり逢いの物語。
文字数 54,039
最終更新日 2020.03.31
登録日 2020.02.20