純文学 小説一覧
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デリュージョン
恋愛ドラマや映画を見て、その世界が壊れていく姿を夢想するのが好きな高校一年生の内気な在川悠。平凡な日常に辟易していたある日、「大声大会」で城下優里という強気な同級生が、祭りの悪口を叫び始める。城下優里が気になり始めた在川。
高校二年生で彼女と同じクラスになり、二人は会話を交わすようになった。楽しい時間が過ぎるが、なんでもストレートに言いすぎてしまう優里は虐められるようになり、引き篭もってしまう。心配した在川は彼女の家を度々訪ねるようになり、二人は親密な関係となっていく。他の人との会話では得られないようなことを彼女が告げるたびに、在川は彼女が好きになるのだった。
しかし冬休みに入ったある日、優里に貸していたDVDに彼女が傷をつけていたことを知り喧嘩してしまう。以後絶縁状態に。優里以外に友達も話し相手もいない在川は精神的に追い詰められ、生活は徐々に廃れていく。
高校三年生の秋には、夢と現実の区別も曖昧になっていった。ある日、優里の引きこもりが長引いている理由は、優里の言葉でメンツをつぶされた男たちが優里に毎日嫌がらせの手紙を送っていたからだと知る。優里を慰めなくてはと思い優里の家に向かうが、優里はその少し前の日、自殺していた。DVDの傷も、優里が在川に出した最後のSOSだったのだ。在川は生きる希望を無くし、自殺しようとする。
引き留めにきた母に、在川は「城下さんのところに行くんだ」と告げる。だが母は恐ろしいものを見る目で、「城下さんって誰? そんな人はいないのよ」と答えた。学校にも、近所にも、城下優里という人物は存在しなかった。城下優里は、長年引き篭もっている在川が空想のなかで作った人物で、だからこそ在川に都合のよい存在だった。
在川は狂ったように笑いながら、また一歩死へと歩みを進めるのだった。
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仮面の裏側
人間は仮面をかぶって生きている。常に冷静な優等生、優しい美人の母、頭脳明晰で苦労人の親友。皆、その裏側に残虐な醜い本性を隠し持っているものだ。
優等生の菊池祐介は、義母麗子に喜んで貰うため、蝶を引きちぎって踏みつぶし、菊池麗子は弱き者が強者に蹂躙されるのを見るのが至極の喜び。祐介の親友だった川村は、菊池一族の異常性に気づき、彼らに天罰を下そうとするのだが……。
人間の持つ二面性を描き、人はどう生きるべきかを問いかける純文学作品。
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【完結済】じいちゃんがくれた居場所
【一気読】孤独な少年を救ったのは、不器用で温かい祖父だった
誰にも愛されないと思っていた少年に、差し伸べられた手があった。
それは、やさしい言葉で慰める手ではない。黙って隣に座り、逃げ場のない痛みを引き受けるように寄り添う、ひとりの老人の手だった。
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ハッピーエンドの殺し方
これは私の遺書である。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等には一切関係ありません。
(🌸ジャンル別最高2位ありがとうございました!)
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夕日に佇む、知らないあなたを。
(他サイトでレビュー4件頂戴しましたm(__)m)資産家である東竹家のお嬢様、志摩子。実は彼女は中学の時に両親を亡くし、親戚であったこの家に迎え入れられたのだ。それまでの質素な生活とは異なる何不自由ない暮らしだったが、彼女の心が昔のように温まることはなかった。
東竹家の女の役割は、事業のため家のために政略結婚をすること。志摩子の見合い相手は、ライバルの西竹家の17歳も年上男性。だが全てを諦めている志摩子にとってはどうでもよいことだった。形ばかりの見合いの日に志摩子は、「自分の人生を生きて」という母の遺言を思い出す。
そんな志摩子には、誰にも言えない気になる男性がいた。しかし時折り会うその男性のことを志摩子はほとんど何も知らないのだ。名前も、声も、顔すらも……。
(この作品は、カクヨム、小説家になろう、ネオページでも公開中)
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人生のエンドロール
田村修一、四十九歳。生涯独身。気づけば白い空間に立ち、見下ろした先には、床に倒れたままの自分がいた。
案内された先は、古い映画館。「本日は貸切上映です。主演、田村修一様の人生」
期待した。感動的なダイジェストになるはずだと。
だが映し出されたのは、満員電車、頭を下げ続けた日々、一人きりの夕食——地味で、報われない人生だった。
「もういい。こんな人生、見てて何も面白くない」
立ち上がりかけた修一に、紳士は言った。
「まだ、エンドロールがあります」
流れ始めたのは、修一自身も忘れていた、無数の名前——。
誰にも気づかれなかった人生に、意味はあったのか。静かな感動が押し寄せる、ワンシチュエーションのヒューマンドラマ。
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ショートショート「真夜中の卵」
※2023年4月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
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これからも応援よろしくお願いします。
あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
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パラシュート降下の朝
朝、目覚めると上空5000メートルにいた。
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絶望の中、まだ息をしている
世界に居場所を見つけられない僕と、唯一少しだけ僕の心に触れられる幼馴染の澪。
絶望と虚無に挟まれた心の中で、わずかな希望を抱えながら生きる日々。
静かな放課後の時間が、少しだけ僕の心を揺らす。
そして言葉にならなかった想いが、やがて静かに溢れ出す――。
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和尚
舞台は江戸時代中期、剪定屋の佐江兵衛と清雉寺の和尚の物語。
火薬みたいな純烈しか糧にできない、そんな粋で侘しく騒がしい「博打」のお話です。
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笑い上戸な死鳥
学生の頃って、すごくストレスが溜まるよね。
家族、友人、先生、環境、進路、遠く感じる近い未来。
全部が全部、私の敵。
そう思ってしまう時期だってあるけど、
乗り越えられたのは、どうして?
この物語は、乗り越えられなかった私の話。
ホーホケキョ。
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カレンダー
自分には無関係、そんなこと考えたことがない・・・。
でもこれは誰にでも訪れる瞬間だから、真摯に向き合わないといけない。
将来、誰が自分の周りにいてくれると思いますか?
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魔の山300景綺譚
魔の山300景綺譚
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魔法のおぼろげな日
『むかし覚えてたはずの魔法はなんだっけ』
夜歩きしてみたひとりの夜。
思い出せない、見つかるわけない――それでも探すはどっかで落としたイノセンス。
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朝の一行を繰り返す
朝、手の中で小説の一片を綴る話。
即興小説リメイク作品(お題:凛とした小説修行 制限時間:15分)
リメイク前初出 2020/04/08
この作品は「pixiv/note/小説家になろう/カクヨム」にも掲載しています。
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★【完結】風のレクイエム(作品230729)
過去の恋が終わる時。やはり「愛は後悔しないこと」だと思う。
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★【完結】アルゼンチンタンゴと薔薇の降る夜(作品231123)
町田希美は元彼の幻影に悩まされていた。
その寂しさを埋めるために無難な浩紀と結婚し、征也が生まれた。
夫の浩紀はもう一人、女の子を望んでいたが希美はそれに躊躇していた。
ある日、希美は会社の飲み会の帰りに寄ったスペインバルで、森田礼次郎という男性と出会う。
自分の父親ほど歳の離れた森田ではあるが、不思議な大人の包容力に満ちていた男だった。
希美はまるで自白剤を打たれたかのように、森田に自分の苦悩を話してしまう。それは危険な恋の始まりだった。
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増悪
それは増悪する。
『君の全てをくれ』
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旱天の慈雨、一睡の夢
酔っ払ってつぶれた亘を連れて帰った夜、約束通り泊るのだが別に布団を出すのが面倒だと同じベッドで寝ることになった崇直と亘の一夜のお話。
「あぶはちとらず」スピンオフ第二弾
第2章「灰吹きから蛇が出る」2の夜の話です。
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空席のある教室
私たちのクラスには、最初から一つの空席があった----いじめ、不登校、無気力、学級崩壊。さまざまな問題が黒くうずまく教室の中で自分を保つためには、『何もない人間』でいなければならない。葛藤に揺れ動いた中学二年の一年間と、その三十年後の物語。(全9章)
この作品は、『pixiv』でも公開しています。
https://www.pixiv.net/novel/series/1018238
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《R18》春告と紫に染まる庭《セクサロイド・SM習作》
雪の降る二月のある日。
春告(はるつげ)は夫の遺したアンドロイドの木蓮と、いつも通りの一日を送るはずだった。
ーーねぇ、春告。今日、何の日か知ってる?
節分、建国記念の日、バレンタインデー。立春に雨水。そして夫の命日。
どれも違うと途惑う春告の前で、木蓮は彼の中に仕舞われた想いを薫らせて、彼女を絡めとっていく。
これは天才技師と名高かった男の、死後も続く愛と執着のお話。
完結済。4万字強。エロは後半。
外出自粛中のおともにどうぞ。
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街
主人公、松岡沙蘭の住んでいる街。それは他の人にはあまり体験できない街。少し狭い街だけど、沙蘭にとっては大切な場所。そんな沙蘭の街にやってきたのは他所の街から来た少年だった。彼の話を聞いていくうちに他の街も気になって。沙蘭の街と他の街、沙蘭はどっちが好きなのか。
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詩「この世界」(詩人会議掲載)
※2022年5月の作品です。
(詩人会議2022年10月号に掲載された作品です。)
読んでいただけると幸いです。
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あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
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来年あなたはここにいない
冴子はあることをきっかけに恋愛や結婚に興味がなくなり、仕事に熱中する日々を送っていた。
占い師にみてもらったことで、人生が違う方向へ行く。
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短編小説「家族の花」
島根県民文化祭散文の部で知事賞受賞を受賞した作品をリライトした作品です。
※2019年の作品です。
色々とありましたがまた再開したいと思います。
読んでいただけると幸いです。
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これからも応援よろしくお願いします。
あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
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『虚空蔵山』
昨年の夏、日本平のレストランで奈緒子が指差した小さな山――虚空蔵山。その名は丑寅生まれの守り本尊・虚空蔵菩薩を祀る聖峰であり、海を行く船人や人々の信仰を支えてきた。標高わずか百二十六メートルながら、古来より祈りと歴史を刻んできた山である。明治には無線通信実験の舞台ともなり、如月の大祭には参拝客が賑わう。山頂からは駿河湾や富士の絶景が広がり、鐘の音が風とともに響く。
語り手は青春時代、瀬戸川で仲間とサーフィンを楽しみ、後に息子を海で遊ばせた記憶を抱いていたが、その背後に虚空蔵山があることを知らなかった。半世紀を経て、山の存在を知った彼は、人生を見守り続けていた小さな聖峰に深い感謝を覚える。
やがて敬老の日、ついに虚空蔵山への登頂を決意。参道を登る途中、駿河湾の青や焼津港の汽笛が過去の思い出を呼び起こす。山頂の香集寺で虚空蔵菩薩と対面した瞬間、風と鐘の響きに包まれ、青春への感謝や奈緒子夫婦の絆の真理を悟る。丑と寅が鬼門を守るように、夫婦や家族、友情など人の世の大切なものを山が守り続けていると感じるのだった。
虚空蔵山――海と空の狭間で永遠に微笑み続ける慈愛の峰は、語り手にとって信仰や郷愁を超え、人生のもう一つの故郷となる。
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ベルト
満員電車の中、よく居る迷惑な大人と、怒りと自制に葛藤する或る男の話
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俺が旅をしている理由
俺は探し物をしている。
移ろいゆく季節と一緒に日本中を旅しながら、絵を描いて生活する中で。
約束をしたような気がするんだ。この島でアイツと──。
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【完結】癒しの村
主人公、倉田リサは、自殺サイトを見て、「生きていたくない人、こちらに来ませんか」をサイトで目にする。今の世界から消えたいと望んでいたリサは、そのサイトにメールを送信し、癒しの村へむかう。
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高架下の秘密
誰しも日常の中で、ふと気になるものや目につくものがあると思います。エエ、私にもありました。自分の特別は、一等美しく見えるものです。皆様に私を知ってもらうためにも、今回この話をさせて頂きます。
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蜘蛛(くも)
主人公の “私” が、お風呂に入ろうとしたとき、壁に一匹の小さな蜘蛛が張りついているのを見つけます。“私” はそれを洗面器に捕獲し、湯船に浮かべながら、まじまじと観察することにしました。そして蜘蛛と ”私” は――。
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白熊のぬいぐるみ
好きになった人は白熊のぬいぐるみに似た人だった。
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恋した彼は、地に足を持たない。
恋は、存在を繋ぎ止めることができるのか。
世界に定着できない彼と、
彼を世界に繋ぎ止めようとする私。
愛するほどに、選択肢が削り落ちる。
私は存在が薄れてゆく彼を愛し続け、自らも世界からズレてしまう。
そんな物語。
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紅蓮に咲く
芸術家は美しさを求めた。
作られた作品は心血を注がれ、唯一無二の美しさを誇る。
そんな芸術家には複数の養子がいた。
芸術家は子どもたちを愛していた。
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【短編】差し入れ
入院中の父のもとへ、18歳になった息子が見舞いに訪れる。かつては進路をめぐり激しく衝突した二人。干渉ばかりしてきた自分の姿を、父は病室で静かに振り返る。差し入れの本をきっかけに、息子は将来の夢を語り出す。その言葉は、かつて夢に揺れた父の記憶も呼び覚ます。すれ違い続けた親子が、少しだけ同じ方向を見つめ直す物語。
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夏が終わる前に、私は歌う
この物語は、名も形も持たない蝉として始まった。 ただ、体の奥に残る熱だけが確かだった。
飛ぶことでも、耐えることでもなく、 沈黙が訪れる前に歌うこと。 たとえ一夏だけでも、 強く存在すること。
街は止まらない。 時間は戻らない。
それでも、誰かがその声に気づいたなら、 それは、夏の中で生きていた。
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【完結】お兄ちゃんはロクデナシ(作品250918)
自慢の兄がポンコツになってしまった。
いい歳をして定職にも就かず、家族からも愛想を尽かされ、妹の渚の家に居候をして暮らしている兄、佐助。
夢ばかり追い続ける兄、佐助と真面目な妹、渚。そしてその妹家族とのハートフル・コメディです。
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★【完結】ペルセウス座流星群(作品241024)
家族を必死に守ろうとした主人公が家族から次第に拒絶されていくという矛盾。
人は何のために産まれ生きて、どのように人生を終えるのが理想なのか? 夫として、父親としてのあるべき姿とは?