小説一覧
33801
アベルは、黒曜色の瞳を細め、街の喧騒を睥睨した。王都アステリアは、宝石箱のように煌びやかな街だが、その輝きの裏には、腐敗と陰謀が渦巻いていた。彼は、その渦の中心にいた。
数年前、平凡な高校生だった彼は、異世界に転生した。記憶を保持したまま、圧倒的な魔力と戦闘センスを手にしたのだ。しかし、彼は「陰の実力者」として生きることを選んだ。表舞台に出るのではなく、影から世界を操る。それが、彼の至上の喜びだった。
彼の組織「影の園」は、王都の地下深く、人知れず巨大な力を蓄えていた。精鋭の魔術師、武闘家、そして策略家たちが、アベルの命令を忠実に実行する。彼らはアベルの素性を知らない。彼らにとって、アベルはただ「影」であり、「絶対的な力」の象徴でしかない。
最近、アベルは奇妙な違和感を感じていた。それは、彼の完璧に設計された計画に、些細なズレが生じていることだった。まるで、誰かが彼の動きを予測し、先回りしているかのように。
「まさか、私の存在に気づかれたのか?」
アベルは、冷や汗をかいた。彼は、完璧な「陰の実力者」を演じているつもりだった。しかし、それはあくまで彼の視点からの完璧さだった。
...
文字数 1,547
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33802
麗乃の意識が戻った時、鼻腔を満たしていたのは埃と獣の臭いだった。薄汚れた粗末な布が身体を覆い、硬い土の床が肌に突き刺さる。頭が痛む。記憶の断片が、鮮やかな色彩と同時に、鈍い痛みとして蘇る。大学図書館への就職が決まっていたこと、司書資格取得の喜び、そして……事故。トラックのヘッドライト、耳鳴り、そして闇。
彼女は死んだのだ。本に囲まれた人生を夢見ていたのに、人生はあっけなく幕を閉じた。今、彼女は、どこかの異世界、薄暗い小屋の中で目を覚ました。
「……ここは…?」
かすれた声は、自分のものではないようだった。周りの様子を窺うと、粗雑な木造の小屋で、薄汚れた食器や粗布が散乱している。小さな窓から差し込む薄暗い光は、この世界の貧しさを露呈していた。
「おい、アイリス!寝ぼけてるのか!」
怒鳴り声が響き、太い腕が彼女の肩を掴んだ。父親らしき男の、酒臭い息が鼻をつく。アイリス。それが、この世界の彼女の名前らしい。
それからというもの、アイリスとして生きる日々は、想像を絶する苛酷さだった。父親は酒浸りで、母親は数年前に病死している。食料は乏しく、日々の生活に追われる日々。識字率の低いこの...
文字数 1,553
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33803
巨大な魔法の閃光が、教室を一瞬にして焼き尽くした。勇者と魔王、両者の絶望的なまでの魔力衝突の余波は、異次元空間の歪みを引き起こし、現実世界、ひいては日本のとある高校の3年B組を巻き込んだのだ。
埃と焦土の匂いが充満する空間で、意識が途切れる直前、エリザベスは思った。「最悪だな、テスト勉強全然してないのに…」 彼女の最後の思考は、いかにも彼女らしい、些細な出来事への不満だった。
次に意識を取り戻した時、エリザベスは、小さな、毛深い体になっていた。視界は地面スレスレ。8本の足が、奇妙な感覚で震えている。自分が蜘蛛、それも、どう見ても弱々しい、小さな蜘蛛の幼体になっていることに、彼女は驚くべきことに、ほとんど動揺しなかった。
「……蜘蛛か。まあ、いいや」
彼女の心には、驚くべき冷静さがあった。前世の記憶は鮮明に残っており、自分が勇者と魔王の戦いの犠牲になったこと、そして、この異世界に転生したことも理解していた。 絶望する暇などなかった。エリザベスは、常に最底辺を這いずり回っていた。いじめられっ子、成績不良、友達なし。どんな状況でも、生き抜くことに慣れていたのだ。
周囲は、薄暗い洞...
文字数 1,629
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33804
薄暗い土間で目を覚ました。埃っぽい空気が鼻をつき、体中が痛む。記憶の断片が、まるで劣化したゲームデータのように、断続的に蘇る。山田健一、35歳、サラリーマン。そして、『やり込み好きのあなたへ』という謳い文句のサイト……
何が起きたのか理解するのに時間がかかった。あのサイト、あれは冗談じゃなかったのだ。現実逃避のつもりでクリックしたリンクの先は、異世界への片道切符だった。今、私はアレンという名前の農奴として、この世界の埃っぽい土間で息をしている。
周囲を見渡す。粗末な木造の小屋、土壁にはひび割れが走り、窓枠からは冷たい風が吹き込んでいる。身につけている服は粗雑な麻の着衣、腹は空腹で鳴り響く。まるで、十年前、二十年前のゲームショップの棚に並んでいた、パッケージすら古びたRPGの序盤のような状況だ。あの頃のワクワク感とは全く異なる、生々しい恐怖と絶望が私を襲う。
この世界は、剣と魔法の世界らしい。少なくとも、私の頭の中に残っている断片的な記憶はそう告げている。召喚士によって呼び寄せられた、と。しかし、召喚士が誰なのか、この世界のルールは何か、何も分からない。レベル、ステータス、スキル…...
文字数 1,663
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33805
八歳の誕生日、私は侯爵家を追放された。理由は魔術適性鑑定の結果。生産魔法、それも最強クラスの適性だと判明したのだ。侯爵家にとって、そんな役立たずは邪魔な存在だったらしい。父は、冷酷な笑みを浮かべて言った。「生産魔法など、貴族のすることではない。さっさと出ていけ。」
追放された先は、辺境の小さな村、エルム村だった。荒れ果てた畑、朽ちかけた家々、そして、村人たちの絶望に満ちた顔。正直言って、絶望的だった。だが、私は諦めなかった。だって、私は最強の生産魔法使いなのだから。
まず、畑を耕した。魔法で肥沃な土壌を作り、あっという間に豊かな収穫を得た。次に、家々を建て直した。魔法で頑丈な建材を作り、あっという間に快適な住居が完成した。さらに、村の防衛施設も強化した。魔法で堅牢な城壁を作り、あっという間に堅固な要塞都市へと変貌を遂げた。
私の魔法は、想像をはるかに超える速さで物事を創造する。畑に種を蒔いて、収穫まで待つ必要はない。魔法で、一瞬にして青々と茂った作物を生み出せるのだ。家も同様だ。木材を伐採し、加工し、組み立て…そんな面倒な工程は不要。魔法で、あっという間に完成した家が目の前に現れ...
文字数 1,548
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33806
深夜のコンビニを後にする足取りは、いつも以上に軽かった。雨上がりの空気はひんやりと肌を撫で、アスファルトには街灯の光が反射して、幻想的な輝きを放っていた。リュックサックには、お気に入りのチーズケーキと、最新刊のライトノベルが入っている。明日から始まる連休、そして、この小説に浸る至福の時間を想像すると、自然と顔がほころんだ。名前は、蓮見蒼太。二十歳、大学二年生。ひきこもり気質の典型的なインドア派で、人間関係は極端に苦手だった。
しかし、その至福の時間は、突如として断ち切られた。
視界が白く光り、耳元ではけたたましい音が鳴り響いた。意識が遠のき、地面に倒れこんだと思った次の瞬間、自分が全く違う場所に立っていることに気づいた。
そこは、見慣れない植物が生い茂る森だった。空には、見慣れない星々が瞬いていた。リュックサックは手元にあったが、コンビニの袋は消えていた。チーズケーキも、小説も。
パニックに陥りそうになったが、深呼吸をして冷静さを保とうと努めた。まず、状況把握だ。周囲を見渡すと、森は薄暗く、鳥の鳴き声以外に音は聞こえない。道らしきものも見当たらない。
「…ここは、どこだ?」
...
文字数 1,805
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
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深い淵底、冷たい水がレオの肌を締め付ける。漆黒の闇に包まれた空間で、彼はただただ沈んでいく感覚だけを味わっていた。数時間前、彼はクラスメイトと共に異世界に召喚された。他の生徒たちは、魔法使い、戦士、聖騎士といった華々しい天職を得ていた。だが、レオの天職は「鍛冶師」。平凡な、いや、むしろ最も役に立たない職業だと嘲笑された。
その嘲笑は、彼を奈落へと突き落とした。クラスメイト、特に優等生で魔法使いのジルは、レオを裏切り、この淵に突き落としたのだ。ジルは、レオの無力さを利用し、自分たちの邪魔になる存在として、彼を始末しようとした。
底が見えない闇の中で、レオは絶望に打ちひしがれた。しかし、同時に、怒りが燃え上がった。彼を軽蔑し、見捨てた者たちへの怒り、そして、生き残りたいという強い意志が。
奇跡的に、淵底には小さな岩棚があった。レオは必死に掴まり、意識を失った。目を覚ますと、そこは湿気た洞窟だった。暗闇の中で、彼は自分の状況を冷静に分析した。食料も水も無い。脱出の手段も無い。しかし、彼は諦めなかった。鍛冶師としての知識、そして、洞窟に転がっていた石や木片が彼の希望となった。
彼はまず...
文字数 1,557
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33808
冷たかった。地面の冷たさが、頬に、背中に、全身に染み渡る。視界は真っ暗で、耳元にはタイヤの摩擦音と、かすかな、自分の呻き声だけが響いていた。後悔が、脳みそを焼き尽くすように押し寄せた。34歳、職歴なし、住所不定、無職、童貞。人生の全てが、この瞬間、無に帰した。あのトラックの運転手、せめてブレーキを踏んでくれれば……いや、自分が道路に飛び出していったのが悪いんだ。全部、自分のせいだ。
それから、何もない闇の中を漂うような感覚が続いた。時間という概念すら失われた、永遠とも思える暗闇。そして、かすかな光。温かさ。柔らかな感触。
目を開けると、そこは明るく、清潔な部屋だった。白い壁、白いベッド、そして、自分の小さな、ちっちゃな手。指先を握りしめると、それは驚くほど小さく、柔らかく、完璧な赤ん坊の手だった。
自分が赤ん坊になっていることに、最初は戸惑った。しかし、すぐに状況を把握した。異世界転生。よくある話だ。いや、自分の場合は「よくある」どころではない。前の人生は、あまりにもひどいものだった。その失敗を繰り返したくない、今度こそ、後悔しない人生を送りたい。そう強く願った。
周りの様子を...
文字数 1,514
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33809
37歳、独身、趣味は筋トレと美味しいものを食べること。友人も多く、仕事も順調だった。そんな平凡で幸せな日々を送っていた蓮見翔太は、ある日突然、路上で通り魔に襲われた。刃物が胸を貫き、意識が遠のく。
次に意識を取り戻した時、彼は視界の中に何も見なかった。いや、正確には、自身の存在を、漠然とした粘液状の何かとしてしか認識できなかった。
「……え?」
かすかな、しかし確かに彼の声だと認識できる呟きが、広がる粘液の中から生まれた。彼は、スライムになっていたのだ。
最初はパニックになった。自分の身体、いや、粘液の塊を確認するのに必死だった。手足はない。顔もない。ただ、意識だけが、このプルプルと震える、半透明の粘液の中に閉じ込められている。
「……何でスライムなんだよ!?」
叫びたいのに、声は震える粘液の中で共鳴し、奇妙な音を立てるだけだった。
しかし、絶望に浸っている暇はなかった。彼の周囲は、森のような場所だった。鳥のさえずり、風の音、木々のざわめき。異世界に転生したらしいことは、すぐに理解できた。
スライムとしての能力は、最初は限定的だった。形を変えること、粘液を伸ばすこと、そ...
文字数 1,553
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33810
廃墟と化した城壁の影に身を潜め、凛太郎は深呼吸をした。たった今、王都から脱出したのだ。たった一日の出来事だった。召喚されたその日に、王の陰謀と、勇者たちの傲慢さに気づき、逃げ出すという、ある意味、異世界転移ものとしては異例中の異例と言える行動に出た。
彼のステータスは、他の召喚者たちと比べて、あまりにも異質だった。彼らは「聖剣術」「聖槍術」「聖魔法」といった華々しいスキルを有する一方、凛太郎の固有スキルは「ネットスーパー」のみ。戦闘能力は皆無に等しい。王は、その能力の無さを理由に、彼を雑用係としてこき使うつもりだったのだろう。しかし、ネット小説を読み漁ってきた凛太郎は、そんな王の言葉の裏に潜む策略を見抜いていた。
「あの王様、絶対何か企んでるよなぁ…」
凛太郎は、懐から取り出した、少し古びたスマートフォンを眺める。これが彼の、唯一の武器、いや、生き残るための手段だった。「ネットスーパー」は、現実世界の商品をこの異世界に届けてくれる、文字通りスーパーマーケット。戦闘には使えないが、食料や生活用品の調達には、これ以上ないほど便利だった。
逃げ出した際に、唯一手に入れたのは、王宮の厨...
文字数 1,796
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
33812
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
文字数 294,412
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.07.23
33813
カクヨムコン11に参加予定!
お気に召したらカクヨム版の作品に★をよろしくお願いします。
裕菜は幼少期に継母から精神的虐待を受けていた少女。
彼女は家出して公園で泣いていたところを、声優の広瀬ケイに保護された。
ケイは裕菜が母親から虐待されていることを児童相談所に報告、後に裕菜を引き取り養父となる。
裕菜はケイに憧れ、同じ道に進むことを望んで声優としてデビューした。
裕菜のデビュー作はVR恋愛シミュレーションゲーム【天使と珈琲を】。
その収録が全て終わり、共演したメンバーで完了を祝ったパーティの翌朝、裕菜はケイが昏睡状態になっていることに気付く。
慌てて病院に運んで付き添いを引き受け、病室に泊まった裕菜の夢にケイが現れて言う。
「助けてくれ。ゲーム世界に閉じ込められた」
ケイの意識は【天使と珈琲を】で自身が演じたキャラに取り込まれていた。
助け出すには主人公役を演じた裕菜がゲーム世界に入り、ケイのキャラと結ばれるエンディングに進む必要があるという。
ケイが取り込まれたのは、普通にプレイしているだけでは恋愛が成立しない隠し攻略対象で、他の攻略対象との恋愛が成立するとラスボスとして登場するキャラクター【ルウ・シフェル】。
ラスボスになった場合は主人公が戦って倒せばゲームクリアだが、現実世界のケイは昏睡状態のまま死んでしまう危険があった。
恩人であり最愛の人でもあるケイを死なせるわけにはいかない。
裕菜はケイを救う為、フルダイブ型恋愛ゲーム【天使と珈琲を】の世界へ向かう。
文字数 115,259
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.23
33814
ずっと覚えているよ。
だから忘れないで。
親の転勤で日本を離れていた鈴宮倫人は、高校生になるタイミングで日本に戻ってきた。
倫人には生まれつき、人の感情が色になって見える不思議な力がある。そのせいで中学生の頃は長く苦しんだが、嵐という少年との出会いで救われた。
嵐と彼の友人達とかけがえのない絆を築いていたものの、次第に嵐に惹かれていく自分の感情に自信が持てず、親の転勤に合わせて日本から離れてしまう。
帰国後、入学した全寮制の男子校で偶然再会したのは、もう一度会いたいと願っていた嵐本人だった。しかし彼は何故か倫人のことを覚えていなくて……
※これは昔々に書いた処女作です。
前半の過去回想後、抱擁系男前攻め×特殊能力受けの学園ものになります。
お互いの様子をうかがったり隠れたりいざこざに巻き込まれたりする、じれったい話です。
そこはかとないレトロ感を感じる平成BLです。
令和の爽やかBLとは何か違う、という雰囲気を感じると思いますが、レトロ感を楽しんでいただければ幸いです。アルファポリス版はR15版として、もとの作品『夜が明けるまで待って』を順番の入れ替え等微修正してまとめています。
文字数 362,201
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.02
33815
この日、長年重税で人々を苦しめてきた悪徳領主が追放された…
人々は歓喜し、新たな領主に明るい未来を夢見ていた
これは追放された悪徳領主の物語…
と、追放した側のその後の話である
前に「悪徳領主追放される(喜)」という題名で上げていましたが、諸事情により上げ直しました
文字数 1,302
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.31
33816
渡辺直哉17歳高校生でゲーム大好き、俗に言うオタクだ。
格闘ゲーム中心に、サバゲーなどもネット界では有名だった。
そんな彼の前、いや、世界中の人々の前に突如異世界への道が開かれる。
しかし、その為にはプレイヤーになる必要があった。
それは告知などがあるわけでもなく、プレイヤーになるかならないかの二択のみ‥
他のクラスメイトが話し合い、悩んで居る間も直哉は休憩中なので机にもたれかけ見ていなかった。
それなのに何故か顔を上げてみると登録完了しましたの表示が‥
なぜ?
文字数 21,632
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.22
33817
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
✽全28話完結
✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
✽他誌にも掲載中です。
✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。
→表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。
文字数 87,854
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.22
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香村 洸希(かむら こうき)は、高二の夏に見た光景が忘れられないままでいる。
茜色の入道雲を背に、橙に染まった教室での、何の変哲もない同級生同士のキス。それは男子同士のキスだったが、洸希にとっては些細なことだった。
あの美しい光景にずっと憧れているが、大学二年になった今でも恋人は出来たことがない。その代わりに洸希の隣には、あの日キスをしていた片方の梢江 璃空(こずえ りく)が親友としていてくれる。
そんな璃空と三度目の夏を迎えようという時、あることがきっかけで二人の関係が少しずつ変わり始める――。
大きな想いを抱えながらそれでも傍にいたい璃空(攻め)と、無自覚人たらしの洸希(受け)が遠回りしつつも、収まるところに収まる話です。
途中、洸希(受け)が別の人と付き合う描写があります。受けが攻め以外と付き合うのが苦手な方はご注意ください。
ハッピーエンドです!!!
25/08/25 本編完結
09/01 追記
番外編も絶対に書きたい物は書き終えたので、再び完結としました!
またいずれ書きたいなと思っているもの(山川さんと璃空の和解やら、縁視点の話しやら)も折を見て書けたら良いなと思ってます! お付き合いいただきありがとうございました!
文字数 92,777
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.08
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シリーズで連載しています『右手がくれた奇跡』
その中の登場人物でオメガバースを見てみたいというリクエストをいただいたので試しに書いてみました。
まだ序章ですが、需要があれば続きも書いていこうかと思っています。
オメガバース、読むのは大好きですが書くのは初めてのことなのでどうなるかわかりませんが思いつくままに不定期で投稿しようと思っています。
既存のカップル 涼平&朝陽 周平&敬介 祐悟&航、伊織&悠真と この4組の子どもたちが主人公の予定です。
R18には※つけます。
文字数 34,944
最終更新日 2025.09.01
登録日 2022.06.17
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ツリ目美人の祓い屋同級生と、ほぼ毎日キスをすることになりました
あらすじ)
名前負けする不幸体質がコンプレックスな高校生・黛 四葉(まゆずみ よつば)は、ひょんなことから、猫みたいなツリ目で美人な『祓い屋』の同級生・鳴崎 菖(なるさき あやめ)とほぼ毎日キスをする契約を結ぶ。
実は四葉の不幸体質の原因は『霊力過剰症』という大量の霊力を持っているせいで、霊力が常に足りない『霊力欠乏症』を患う菖に『キス』という形で提供すると収まるのだとか。
この契約は、菖が悪霊を退治に必要な霊力を補うために使っていた『神域』が直るまでの期間限定で、契約終了後には霊力を隠してくれる『霊具』をもらえるという約束。
「俺のことを好きになったりするなよ?」と釘を刺されながら、四葉は不幸体質を治すため、放課後ほぼ毎日、菖の仕事に『非常食』としてついていき『キス(霊力)』を提供することになるのだが──。
期間限定の凸凹コンビによる、アンラッキーな青春BL。
※キスシーンを含む話にはタイトルに「*」をつけています。
※カクヨム、小説家になろう、Pixivにも掲載しています。
文字数 127,522
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.06.01
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【完結】中学時代、文化祭のステージで絶頂を迎えたギターボーカル・瀬戸晴生(せと・はるき)。だがバンド仲間の言葉に傷つき、音楽も友情も捨てて"陰気な方"での高校デビューを図る。
そんな彼の前に現れたのは、かつての同じ中学出身の後輩、真木奏太(まき・そうた)。「先輩が、ずっと好きでした」——その告白が、止まっていた瀬戸の時間をふたたび動かし始める。
音楽と恋にもう一度向き合う、まっすぐで不器用な青春BL!
㊗️完結しました!
青春BLカップBET(投票)期間終了の9/1までは、毎日番外編を投稿します✨
本編では描けなかった、真木と瀬戸のラブラブ話をお楽しみに💕
文字数 110,910
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.10
33826
「俺と恋人になってくれ。期限は一年」
男子校に通う高校二年の白石悠真は、地味で真面目なクラスメイト。
ある日、学年一の人気者・神谷蓮に、いきなりそんな宣言をされる。
冗談だと思っていたのに、毎日放課後を一緒に過ごし、弁当を交換し、祭りにも行くうちに――蓮は悠真の中で、ただのクラスメイトじゃなくなっていた。
しかし、期限の日が近づく頃、蓮の笑顔の裏に隠された秘密が明らかになる。
「俺、後悔しないようにしてんだ」
その言葉の意味を知ったとき、悠真は――。
笑い合った日々も、すれ違った夜も、全部まとめて好きだ。
一年だけのはずだった契約は、運命を変える恋になる。
青春BL小説カップにエントリーしてます。応援よろしくお願いします。
本文は完結済みですが、番外編も投稿しますので、よければお読みください。
文字数 102,900
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.12
33827
公爵令嬢アンネマリーは、
王国の中で最も理不尽な形で、婚約者を失った。
奪ったのは、婚約者の父である国王。
命令で国王の愛人にされ、家族に見捨てられ、
そして、王子アンドレ――かつての婚約者だった人は、妹と婚約した。
逃げられない場所で、声も上げられないまま、
誰もがそれぞれの役割を演じ続けていた。
愛とは、忠義とは、正しさとは。
静かに狂った王宮で、ただ確かなのは、痛みだけだった。
文字数 31,459
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.23
33828
真夜中のコンビニ。蛍光灯の冷たい光が、雨に濡れたアスファルトに反射していた。雨音だけが耳に響く中、二十歳の青年、蓮見翔太はレジ袋を抱え、ゆっくりと歩いた。バイト帰りだ。
彼は、いわゆるひきこもり気質の大学生だった。友達は少なく、会話は苦手。大学にもほとんど行かず、オンラインゲームとコンビニ食で日々を繋いでいた。そんな彼が、この平凡な帰り道に、異世界へ召喚されるなどとは、夢にも思っていなかった。
突如、視界が歪み、耳をつんざくような音が響いた。気が付くと、そこは鬱蒼とした森の中だった。コンビニのレジ袋は、しっかりと彼の手に握られていた。
パニックになった翔太は、辺りを見回した。見慣れない植物、奇妙な鳥の鳴き声、そして、空には見慣れない星が輝いていた。恐怖と混乱が、彼の心を締め付ける。
「ここは…どこ…?」
震える声で呟いても、返事はない。一人ぼっち。何もない。ただ、不安と恐怖だけが、彼の周りに渦巻いていた。
数日間、彼は森を彷徨った。飢えと渇きに苦しみ、野生の動物を恐れた。知識も技術も、そして頼れる人間もいない。何度も倒れそうになりながら、彼は必死に生き延びようとした。
あ...
文字数 1,520
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
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文字数 4,533
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
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銃撃を受けたアブドゥラが思い出したのは、日本の会社員だった「記憶」。
心残りはただひとつ——推しアイドル・ららたむをスキャンダルから守れなかったこと。
……いや、待て?
どういう訳か今の「オレ」は20世紀末の小さな国で神の名のもとに戦っている。夢の中で「自分も同じ魂の転生だ」と主張する怪しい奴らが話しかけてくるし——
「シュンニャーの道のテロを阻止すれば、推しは救われる?」
——は?
記憶によれば、狂信的カルト教団シュンニャーの道が凶悪なテロ事件を起こすまであとわずか。
可能性を信じてアブドゥラたちは立ち上がる。
転生×過去改変×推し活。
硝煙の匂う最前線からの物語が今、幕を開ける——!
文字数 29,608
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.02.09
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ブラック企業で身も心もすり減らした相馬蓮司(42歳)。
過労死の果てに辿り着いたのは、剣と魔法の異世界だった。
神様から「万能スキル」を押し付けられたものの、蓮司が選んだのは──戦いでも冒険でもない。
静かな辺境の村外れで、珈琲と煙草の店を開く。
作り出す珈琲は、病も呪いも吹き飛ばし、煙草は吸っただけで魔力上限を突破。
伝説級アイテム扱いされ、貴族も英雄も列をなすが──本人は、そんな騒ぎに興味なし。
「……うまい珈琲と煙草があれば、それでいい」
誰かと群れる気も、誰かに媚びる気もない。
ただ、自分のためだけに、今日も一杯と一服を楽しむ。
誰にも縛られず、誰にも迎合しない孤高のおっさんによる、異世界マイペースライフ、ここに開店!
文字数 326,999
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.05.12
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夜は、ときに心を揺らします。
泣きたい夜、寂しい夜、眠れない夜――。
誰にも言えない気持ちを抱える夜こそ、そっと物語をひらいてください。
この短編集は「〇〇夜に」をテーマにした、お伽話風の恋愛小品集です。
ひとつひとつは短いけれど、どのお話にも「やさしさ」と「愛されている感覚」が散りばめられています。
どんな夜でも、ページのどこかにあなたを包む言葉がありますように。
同時収録
◇可憐な雰囲気の短編集◇
星の降る庭園、舞踏会でこぼれた紅茶、月明かりに輝く温室、静かな湖畔、そして眠り姫の夢。
◇ 理想の彼の短編◇
年上の彼の包容力、同い年の彼の不器用な真剣さ、年下の彼の甘えん坊な愛情、冷徹に見えて溺愛する彼のギャップ、そして騎士のように守ってくれる彼の誓い。
文字数 12,431
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
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連続殺人犯を追っていた刑事・大門錠一は不審な死を遂げた。しかしその時現れた巫女ニャコと魔導士シイファによって、錠一は異世界ノワルドへと転生する。転生して若返っていた錠一は、仇名であるキィと呼ばれることになるが、ニャコは殺人犯の嫌疑がかけられており、追手は容赦なく少女二人を攻撃する。
思わずその攻撃に対して、反撃するキィ。ニャコたちは幼馴染を含めた連続失踪事件を追っていて、そのために逃亡したのだった。ニャコの嫌疑を晴らし、連続失踪事件を解決できるのか? そして、自分を殺した犯人は誰か?
異世界ノワルドを舞台に、捜査してバトルして…たまにコメディの刑事ドラマが始まる!
※異世界『ノワルド』を舞台にした、『ノワルド・クロストーリー』の一つです。
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文字数 239,624
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.02
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ラスボスが女性特攻なのに原作主人公が女体化した。
……世界、詰んだ?
モブに転生した男がTSした原作主人公の代わりに世界を救う物語。
ただし、この世界の男は原作主人公以外は〈女神の呪い〉のせいで弱いものとする。
旧題:腕力逆転(女>男)世界で、主人公の代役に! ―女性特攻ラスボスは俺が倒す―
タグ:異世界転生、成り上がり、貞操観念逆転、TS、性転換、掲示板形式、ハーレム、ゲーム世界、レベル制、学園、剣と魔法
ターゲット:世界を救うついでにモテる主人公を見たい人用
◇◆◇◆◇
『あべこべ世界で成り上がり!』という元・成人向けタクティカルRPGの登場人物に俺は転生した。
俺の転生先は、原作主人公(男)を補佐する親友枠兼、原作開始時に呪われて性転換してしまうサブヒロインであった。
この世界では女は強く、男は弱い。
それでも、女性特攻スキルを持つラスボスのせいで、“世界を救えるのは男だけ”という皮肉な構造が存在していた。
そのため、世界の命運は特別なレベルダウン抵抗スキルを持つ原作主人公(男)にかかっていた。
しかし原作開始時、呪われて性転換したのはなんと、俺ではなく原作主人公だった。
原作乖離が進むゲーム世界。
レベルダウン抵抗スキルを持たない俺に、原作主人公の代わりが務まるのか?
TSした原作主人公やヒロインたちの誘惑を振り切り、禁欲を貫けるのか?
俺の挑戦が始まる――。
◇◆◇◆◇
本作はカクヨム、小説家になろう、アルファポリス、ハーメルンにて掲載中です。(カクヨム先行)
文字数 121,868
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.20
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貴族学園の制服を身に纏い、毎朝漁業組合にケース一杯の魚を売りに来る。
人々は私のことを『釣り姫』と呼んだ。
文字数 11,105
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.08.25