挫折小説一覧
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のんびりと公園のベンチで本を読みながらパンを食べてる私。
何に負けて、それでも手に入れた時間。
平和な時間を一人で過ごしてる時。
まさか足元に・・・。
声をかけられて訳も分からずに従って、見せられたのはかこちゃんだった。
ある天気のいい日、出会った衝撃はいろいろあって。
ちょっとだけ前向きになった二人が出会う話です。
文字数 201,880
最終更新日 2020.10.30
登録日 2020.09.30
「女は勉強なんかしなくったっていいんだ!」 それが母さんの口癖だった。
愛想良く、明るい笑顔で、男を立て、子供を生み、家庭を支える。それこそが女の幸せなんだよって。
いつしか母さんとは喧嘩ばかりするようになった。可愛かった妹のことが、段々疎ましく感じるようになってしまった。
だから私は家を出た。
最後に見た母さんの顔は、やっぱりいつもの怒った顔だった。妹は何時も通り、ニコニコ笑っていた気がする。
私はただ、もっと学びたかっただけ。どうして分かってくれないの?
家を出て独りになって、私は現実に打ちのめされる。いつだって思い出すのは母さんの言葉。
きっと私の人生に意味なんてなかった。きっと私の人生に価値なんてなかった。きっと私の人生は誰にも理解を得られない。
きっと私の人生は幸福ではなかったのだろう。いや、はっきりと、不幸な人生であったのかもしれない。
それでも私はいつも通りにこういうのだ。「貴女のことなんて大嫌いだ」と。
文字数 16,681
最終更新日 2020.10.09
登録日 2020.10.07
考えれば考えるほど不安になる。
静かな夜ほど、不安になる。
考えなくていいことを考えてしまい、眠れなくなる。
どうでもいいことが気になって何度も確認する。
ひきこもりの少年は、旅をする。
皆が眠りについた、真夜中に。
たった数時間の冒険。
ただ、自分の住んでいる町を歩くだけの冒険。
夜だけが息ができる時間。
夜だけが少年の自由な時間。
「別にいいんじゃない?引きこもってるってことは、君は君を責めてる時間が長いんでしょ。じゃあ君は○○人だね」
飄々とした顔で少年に向き合う。
そんな誰かと少年の話。
文字数 4,985
最終更新日 2021.01.02
登録日 2019.12.03
歌うのが好きな主人公が、
デビューをして初ライブをすることになり、
挫折しつつ、マネージャーにフォローして
もらいながら、少しずつ成長していく物語です。
文字数 2,600
最終更新日 2019.08.15
登録日 2019.08.15
エブリスタ様にて「友へ」の題名で投稿させていただいているお話です。
こちらはBLとして描いてはいませんが、後に同じキャラクターで投稿させていただく予定のお話はBLになります。
【主な登場人物】
佐伯 英治 (さえき えいじ) 広告代理店の社員
加藤 雄介 (かとう ゆうすけ) バーの店員
幸島 庸輔 (こうじま ようすけ) 作家
【あらすじ】
佐伯は作家の夢を諦め、仕事に追われる毎日を送っていた。そんなとき、偶然、大学時代の知り合いである加藤に会う。彼は、夢を叶えた幸島のことを、希望だったと言い、佐伯は、自分たちの思っても見ない共通点を知る。
文字数 9,696
最終更新日 2019.05.16
登録日 2019.05.10
「Yの遺伝子 本編」は完結しました。今回は赤海の物語です。どのように赤海は転落していったのか? そして、財団法人をつくり、どんな王国を作りたかったのか? 赤海の人生を追っていきます。
文字数 9,437
最終更新日 2019.01.23
登録日 2019.01.17
恋愛に一所懸命だったり、世界を憎む事に全力だったり、他人を妬む事に前向きだったり。
元気いっぱいにツインテールを振り回して愛情たっぷりに双子の兄を慕ったり。
そんな爪弾き者や鼻摘み者、はみ出し者どもの遠慮がちな高校生活を描いた群像劇です。
文字数 8,340
最終更新日 2017.03.30
登録日 2017.03.30
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