婚約破棄小説一覧
「ロクサーヌ・クライスト公爵令嬢っ!! 貴様との婚約は今日この時を持って破棄するっ!! そしてこのロッテ・ブラウン男爵令嬢と婚約を結ぶっ!!」
卒業パーティーでのダルロ・エリオット・シーズクリースト第3王子の発言に傍らにいたロッテは慄いた。
(え? まさか本当にそんなことを言うんですのっ!?)
いつの間にか肩まで抱かれていたがロッテの胸中は暴風雨だった。
何故って今まさにダルロが憎々し気に睨んだ公爵令嬢の中身は――。
(ごめんなさい。マリーベル)
今日のために身代わりを頼んだ従姉妹なのだ。
そして『ロッテ』と呼ばれている自分は本当は――。
「ああ。こんなに震えて。もう何の心配もないよ」
甘く正に蕩けるような眼差しでこっちを見るダルロは、先ほど怒鳴っていた人物とはほぼ別人。
そこでスチャッ、と公爵令嬢(従姉妹のマリーベル)に向かい、
「これまでロッテはお前に数々の嫌がらせを受けてきたっ!! よって貴様を国外追放とするっ!!」
(は?)
会場内の皆が同じ空気になった。
何故こんなややこしいことになったかと言えば――。
第3王子ダルロの婚約者として王子妃教育を乗り越えてきたロクサーヌだったが、肝心のダルロとの関係は膠着状態だった。
――会話は弾まない。
――夜会でも目線が合わない。
――学園でも一緒にすごしたことがない。
こんなないない尽くしの生活で、この先やっていけるのだろうか。
悩むロクサーヌに転機が訪れた。
とある事件でロクサーヌははダルロに偽名を名乗るハメになり、そこから王家を巻き込んでの一人二役が始まったのだった。
『もし、卒業までにロッテが自分の婚約者のロクサーヌ・クライスト公爵令嬢と気付かぬのであれば婚約を王家の責として解消する』
国王主導で取られたこの処置に意外と反論はなかった。
それほどダルロの態度が悪かったとも見られる。
そして卒業までの約1ヶ月、ロクサーヌは『ロッテ』になることになった。
(まさか、こんなことになるなんて)
※注 作中に出て来る恋愛小説は全て架空のものであり、既存のものとは何の関係もありません。
文字数 49,642
最終更新日 2023.12.21
登録日 2023.08.13
美しい婚約者を捨てた王子は多数の不吉な出来事に見舞われ……。
文字数 1,046
最終更新日 2023.12.20
登録日 2023.12.20
婚約者を親友に略奪され、衝動的に自殺した結果幽霊になった令嬢が、自分が唯一『視える』霊媒体質の王子様と出会い、あまりの寂しさに王子様に憑きまといながら心の距離を詰めていくお話。
【エクソシスト的な能力を持つ霊感の非常に強い第二王子】×【祓魔術が何故か効かない記憶喪失の幽霊】
『小説家になろう』、『ムーンライトノベルズ』、『ベリーズカフェ』にも投稿しております。
※R18は本編完結後の番外編部分のみです。
文字数 85,593
最終更新日 2023.12.20
登録日 2023.12.13
その日は突然やって来ました。
けれども人生が終わるわけではありません。
文字数 1,055
最終更新日 2023.12.20
登録日 2023.12.20
孤児院で育ったナディアは歌うことが大好きな普通の少女だった。
ある日、聖歌隊に入るための試験で心を込めて歌うと、教会内の植物が一斉に咲き始めた。
聖女であることが判明したせいで、ナディアは彼女の意思とは無関係に王宮で暮らすことを余儀なくされる。
なかば軟禁状態のナディアはそこで謎の青年と出会い心を寄せていくが、強制的に王太子と婚約させられてしまった。
しかしすべてを諦め参加した婚約披露パーティーの当日、ナディアは聖女なんかではなく偽物だと告発する者が現れて――。
籠の鳥だった聖女が偽聖女と貶められ、王子との婚約を破棄されてようやく自由に生きられるようになるお話です。
文字数 15,749
最終更新日 2023.12.20
登録日 2023.12.19
私が幼い頃からお慕いしている方はコロール王国の王太子殿下であるオーランド・テードン様。
彼は何者かに、光属性である浄化魔法を毎日かけなければ死んでしまう呪いをかけられる。
テンディー公爵家の長女であり、使える人間が少ないと言われる光属性の魔法が使える私
、ミーアはそのことにより殿下に見初められて1年後には婚約者になった。
他国の王族を招いて行われた婚約披露パーティーで、オーランド殿下と親友のセフィラが抱き合っている場面を見てしまう。
殿下とセフィラはいつしか恋仲になっており、セフィラが殿下の呪いを解いたため、二人は邪魔な私を殺そうとしてきた。
隣国の王太子であるヒース様に間一髪で助けられた私だったけれど、父と兄に裏切られ国外に追放されてしまう。
契約した動物と意思疎通の出来るヒース様から、動物の世話係として雇われた私のもとにオーランド殿下から「助けてほしい」と手紙が届くが――
※第一部完結。第二部はのんびり更新。
※動物がたくさん出ます。
※史実とは関係なく、設定もゆるゆるのご都合主義です。
※現実世界のお話ではなく、この話上での世界観や設定であるとご了承いただいた上でお読み下さいませ。
文字数 100,258
最終更新日 2023.12.20
登録日 2023.11.12
ある日の昼下がり、見知らぬ女性が自宅へやって来ました。
文字数 2,425
最終更新日 2023.12.19
登録日 2023.12.19
「ミーシャ・ラバンティ辺境伯令嬢! お前との婚約は破棄とする! お前のようなオトコ女とは結婚出来ない!」
婚約者のダラオがか弱そうな令嬢を左腕で抱き寄せ、「リセラ、怯えなくていい。私が君を守るからね」と慈しむように見つめたあと、ミーシャを睨みながら学園の大勢の生徒が休憩している広い中央テラスの中で叫んだ。
政略結婚として学園卒業と同時に結婚する予定であった婚約者の暴挙に思わず「はぁ‥」と令嬢らしからぬ返事をしてしまったが、同時に〈あ、これオープニングだ〉と頭にその言葉が浮かんだ。そして流れるように前世の自分は日本という国で、30代の会社勤め、ワーカーホリックで過労死した事を思い出した。そしてここは、私を心配した妹に気分転換に勧められて始めた唯一の乙女ゲームの世界であり、自分はオープニングにだけ登場するモブ令嬢であったとなぜか理解した。
(急に思い出したのに、こんな落ち着いてる自分にびっくりだわ。しかもこの状況でも、あんまりショックじゃない。私、この人の事をあまり好きじゃなかったのね。まぁ、いっか。前世でも結婚願望なかったし。領地に戻ったらお父様に泣きついて、領地の隅にでも住まわせてもらおう。魔物討伐に人手がいるから、手伝いながらひっそりと暮らしていけるよね)
もともと辺境伯領にて家族と共に魔物討伐に明け暮れてたミーシャ。男勝りでか弱さとは無縁だ。前世の記憶が戻った今、ダラオの宣言はありがたい。前世ではなかった魔法を使い、好きに生きてみたいミーシャに、乙女ゲームの登場人物たちがなぜかその後も絡んでくるようになり‥。
(私、オープニングで婚約破棄されるだけのモブなのに!)
初めての投稿です。
よろしくお願いします。
文字数 60,845
最終更新日 2023.12.19
登録日 2023.11.30
婚約者に捨てられましたが……?
文字数 1,027
最終更新日 2023.12.19
登録日 2023.12.19
私との婚約を破棄して家ごと自滅したようですが、知りません。
やり直してほしい?
そんなのは不可能ですよ、甘ったれたこと言わないでください。
文字数 1,058
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.12.18
国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。
どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。
そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた!
「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」
こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!
このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。
婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎
「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」
麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる──
※タイトル変更しました
文字数 24,174
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.12.13
⌘旦那をざまぁする話ではないです
文字数 11,403
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.12.10
婚約者がある日突然婚約の破棄を告げてきました、それも一方的にです。
文字数 1,120
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.12.18
婚約者である彼との結婚式へ臨むものと思っていたのですが……?
文字数 1,855
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.12.17
「シンシア、僕と婚約してほしい」
ヘビントン侯爵家の葬儀の夜、亡くなった当主の嫡男ヒューバート様がわたくしにそうおっしゃったのです。
わたくしは天にも昇る心地でした。だってわたくしは、彼のことをずっと好きだったのですから。
「僕に好きな人ができるまでだけど」
地べたに落ちたわたくしは、彼と結婚したいがために過ちを犯し、嫌われてしまいました。
三年後、兄がわたくしに婚姻話を持ってきました。その相手はなんとヒューバート様で……。
そうですわ! わたくしにできる贖罪は、窮地に陥る彼を助け、潔く去ることなのですわね。
※容姿に対する優劣の表記がございます。苦手な方はご注意ください。
Rシーンは後半です。
文字数 167,323
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.12.08
レーナは幼い頃にレオ王子からブスでデブと揶揄された。酷く傷つき大好きだった食事を減らしてダイエット。その努力のかいもあって、双子の妹と瓜二つの美女へ変貌する。
王族主催の舞踏会でレオと再会、レーナを見るや一目惚れしダンスの相手に選んだ。これは復讐のチャンスだと思ったレーナ、一緒に踊る条件として婚約を迫った。レオは快く快諾したが、妹のセーナに協力してもらい奈落の底へ突き落とそうと思っていた。
姉妹が入れ替わりながらレオを騙し、愛する人の姿すら分からないのかと、婚約破棄を突きつける。
それでも諦めないレオ、レーナの虜となってしまい……。
文字数 33,675
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.12.01
婚約破棄されても己の道を変えるつもりはありません。
彼のその後などどうでもいいことです。
文字数 387
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.12.17
聖女から歌姫へ、自由を得て飛躍しました!?
王子の婚約破棄が私の人生を輝かせたのかもしれません。
文字数 1,217
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.12.17
私はラバジェ伯爵家のソフィ。婚約者はクランシー・ブリス侯爵子息だ。彼はとても優しい、優しすぎるかもしれないほどに。けれど、その優しさが向けられているのは私ではない。
私には従姉妹のココ・バークレー男爵令嬢がいるのだけれど、病弱な彼女を必ずクランシー様は夜会でエスコートする。それを私の家族も当然のように考えていた。私はパーティ会場で心ない噂話の餌食になる。それは愛し合う二人を私が邪魔しているというような話だったり、私に落ち度があってクランシー様から大事にされていないのではないか、という憶測だったり。だから私は・・・・・・
これは家族にも婚約者にも愛されなかった私が、自らの意思で成功を勝ち取る物語。
※貴族のいる異世界。歴史的配慮はないですし、いろいろご都合主義です。
※途中タグの追加や削除もありえます。
※表紙は青空作成AIイラストです。
文字数 151,613
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.09.01
突然始まる悪役令嬢アルメリアと王太子レオナルドの婚約破棄劇場。
ぼんやり、それを隅の方で見つめていると、思い出すハピエンへと向かうシーンだった。
婚約破棄を言い渡された悪役令嬢アルメリアは、貴族令息たちがエスコートをしたいと差し出す手を無視し続け、『僕』の目の前にきた。
「お義兄様!」
……思い出した先、悪役令嬢の義兄であることに戸惑いながらも、その愛しいアルメリアの手を取った。
そこから始まる逆転劇!
悪役令嬢アルメリア、義兄である僕? はたして……?
2023.11.11 ホットランキング5位、ありがとうございます。
文字数 100,729
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.01.04
二面性のある婚約者を義妹が魅了魔法で奪ってゆきました。
これは……ある意味ラッキーですね。
文字数 1,296
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.12.16
商家の娘メロー・アチソンは妖精のように可愛らしい娘だった。しかしメローと伯爵令息との婚約は破棄されてしまった。伯爵家の経営が立ち直ったら商人など用済みというわけだ。メローを娘のように孫のように思っていた男達の復讐が始まる。実は商家の娘らしくしたたかなメローの選択は?
文字数 5,368
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.12.10
女連れで婚約破棄したうえいちゃつく姿を見せるなんて……。
文字数 1,020
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.12.16
マリアの元に届けられた手紙
『マリア様、今期1080回目の舞踏会に招待致します』
お姉様に嵌められた妹のマリアは舞踏会前に手に入れた情報を元に立場をひっくり返す!
王様はお姉様の味方だけれど
わたしはそれでも諦めませんわ!
波乱の展開…!?
文字数 1,000
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.12.16
婚約者がいるのに何人もの女と深い仲になる男なんて、あり得ません!
文字数 1,172
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.12.16
婚約破棄された義姉 と
設定過多の義弟 の話
現代が舞台です。
短いのでサクッと読んでいただけると思います。
文字数 5,793
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.15
伯爵令嬢フォセットは、突然、婚約者の侯爵令息ジェイドから婚約を破棄される。
家同士の事業提携のための婚約だったが、彼は真実の愛のためだと言い張り、謝罪の一言もない。
思えば、彼から謝罪の言葉を聞いたことは一度もなかった。
フォセットに仕えていた従者を力ずくで追い出したときも。
むしろせいせいしたとばかりに、フォセットは婚約破棄を受け入れる。
ところが数日後、ジェイドは廃嫡されてしまい、フォセットにやり直してやるからありがたく思えと言い出す。
呆れるフォセットがはねつけると、彼は初めて謝罪を口にしてなぜか得意げな顔をする。
謝っているのだから許して当然だと信じている彼に、フォセットは冷たい眼差しを向ける。
「あなたの謝罪にそんな価値があるとでも?」
拒絶されて怒り狂うジェイドは、フォセットに暴力を振るおうとする。
ところが、そこに懐かしい姿が──
※小説家になろうにも掲載しています
文字数 9,195
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.15
侯爵令嬢ユリエル・ローデント、16歳。ある夜、王宮にて開かれた夜会でユリエルの妊娠が発覚した。そのため婚約者だった第二王子シェランから不貞を疑われ、その場で婚約を破棄されてしまう。しかしユリエルは子どもができるような行為どころか、キスすらしたことがなかったのだ。
「あり得ない、なぜこんなことに……」
苦悩するユリエルの前に現れたのは、夜会で意図せず妊娠の事実を暴くことになった王国随一の魔導士だった……
※カクヨム様と小説家になろう様にも掲載しています。
文字数 106,733
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.08.07
彼はかつて女性に辛い思いをさせられたようですが……。
文字数 776
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.15
幼馴染に想いを寄せつつも、お見合いの相手と無理やり結婚させられた主人公。彼女は幼馴染と浮気し始めた。
そしてある日、夫から離婚を提案され、好機到来と思われたが…
文字数 1,898
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.15
ある夏の日、見知らぬ女性がやってきました。
私の婚約者に関する話をしてくるのですが……もしかして浮気相手の方ですか?
文字数 1,873
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.14
①【結婚相手を交換したいと言いますが、あの男はやめた方がいいですよ?】
二歳年下の可愛い妹ミランダは、家に帰るなり両手を組み、潤んだ瞳で姉のリュシーを上目遣いで見た。
──嫌な予感しかしない。
そんなリュシーの予感は的中し、ミランダは自分の見合い相手が気に入らないから、リュシーの結婚相手と取り替えろ、と言ってきてた。
確かにリュシーの結婚相手は伯爵令息で顔も良い方だ。
しかし、それ以外が全て駄目駄目な駄目男なので、リュシーは必死でミランダを説得しようとするが──?
全9話、完結済。
②【寝取り令嬢と呼ばれた私に元恋人が愛を囁く】
①の妹サイドとなります。
全10話、完結済。
文字数 19,588
最終更新日 2023.12.14
登録日 2023.12.07