「灯」の検索結果
全体で1,742件見つかりました。
夏から秋にかけての新月の晩に“狐火の市”が立ちます。お山にあかりが三つ灯ったら、それが市の立つ合図。
辿り着くための作法は三つ。面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。そして、決して声を出して喋ってはいけない。
守らなかったらどうなるかって?
行き着くことが出来ないか? 帰ることが出来ないか?
それとも……。
※不思議な物を売っている、あやかしたちの『狐火の市』を題材とした短編シリーズです。
第二弾の姉妹編 広島弁の少女ミサキが行方不明の妹を探すために、狐火の市を目指すお話
夏の夜にぴったりの、昭和レトロとノスタルジックをどうぞ。
文字数 13,364
最終更新日 2020.09.07
登録日 2020.09.07
東京は丸の内。
オフィスビルの地階にひっそりと佇む、暖色系の仄かな灯りが点る静かなショットバー『Huster』(ハスター)。
事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は、そこで車椅子を傍らに、いつも同じ席にいる美しくも怪しげな女に出会う。
東京駅の丸の内南口のコインロッカーに遺棄された黒いキャリーバッグ。そこに入っていたのは世にも奇妙な謎の死体。
死体に呼応するかのように東京、神奈川、埼玉、千葉の民家からは男女二人の異様なバラバラ死体が次々と発見されていく。
2014年1月。
とある新興宗教団体にまつわる、一都三県に跨がった恐るべき事件の顛末を描く『怠惰な死体』。
難解にしてマニアック。名状しがたい悪夢のような複雑怪奇な事件の謎に、個性豊かな三人の男女が挑む『隅の麗人』シリーズ第1段!
カバーイラスト 歩いちご
※『隅の麗人』をエピソード毎に分割した作品です。
文字数 182,870
最終更新日 2019.05.29
登録日 2019.05.29
『お前は迷える人達の未来を照らす、灯台になりなさい』
その一言を残し、都に「国家公認呪術士」として徴集された父・花加 紀一(はなか きいち)の消息を尋ねて、単身都へと移り住む決意した十六歳の少女、凛(リン)。
日ノ本は今や、隣国青藍(せいらん)との諍いが絶えず、荒廃した国へ変貌を遂げていた。
人々は救いを求めて呪術師に依存し、占いの結果に執着し始めるようになる。
占い師を騙り、困窮する人々から金品を巻き上げる悪質な呪術師で溢れかえる都の現状を憂いた凛は、父から受け継いだ未来記録(レコーディング)を使い、迷える人々を救いたいと夢見るようになる。
父の古くからの知人である武蔵 秋都(むさし あきと)の協力を得て、華の都で新生活を始めた凛は、いずれは父を探し出すことを目標に未来記録士(レコーディスト)として奮闘することになる。
一方、青藍との繋がりを匂わせる謎の青年、真剣 新助(まつるぎ しんすけ)までもが凛の前に現れて、凛は次第に両国間の争いに巻き込まれていくことになる。
果たして、凛が辿り着く未来の運命は――。
文字数 75,855
最終更新日 2020.12.29
登録日 2020.12.18
15歳になると誰もが“スキル”を与えられる世界。
だが、高校のスキル適性検査で俺に表示されたのは、
「ERROR:CODE0000──管理不能対象」
スキル適性“なし”。
……と思いきや、代わりに付与されたのは《自由取得モード》──
他人のスキルを見ただけで模倣できる“世界のバグ”。
最強と呼ばれた英雄ですら退場するこの管理社会で、
排除対象となった俺は、ルールの外から“スキル世界”をぶっ壊す。
与えられないなら、奪うだけだ。
――これは、"存在してはいけない能力"を手に入れた少年が、
世界のエラーを上書きする物語。
文字数 3,505
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.07.11
第一章 冬の訪問者
十二月の風は鋭く、古いアパートの壁を叩いていた。築四十年のこの部屋は冬になると必ず泣く。窓ガラスは震え、軋む音は夜遅くまでやまない。僕は受験勉強の休憩がてら、布団の上にトランプを並べていた。神経衰弱。受験生のストレスを紛らわす、ささやかな儀式だ。
一枚目をめくる。ハートの4。
二枚目をめくる。スペードの8。外れ。
ため息をついた瞬間、部屋の隅で「ぱさ」と小さな音がした。
窓枠に、丸い緑色の影。
冬には珍しいカメムシが、こちらをじっと見ていた。
「……お前、こんな寒いのに」
虫は嫌いではないが、好きでもない。
でも、その緑の体はどこか温かさを帯びて見えた。部屋に差し込むオレンジの灯りを受けて、宝石みたいに光っている。
カメムシは窓枠から机へ、机から布団へとゆっくり歩き、僕が並べた52枚のカードのすぐそばまで来て止まった。
「やりたいのか?」
返事はない。
だけど、確かに“何か”を伝えようとしている気配があった。
僕は三枚目の札をめくる。クラブの2。
数枚後に出たクラブの2の位置を思い出して、慎重にそこへ手を伸ばす。
その瞬間、緑の虫は身をふるりと震わせた。
まるで拍手のように。
僕は笑ってしまった。
「……よし、一緒にやるか」
その夜、僕はさらに集中し、カードを驚くほど正確に覚えられた。
最後の十組は一度も外さずに揃えた。
緑の虫は窓辺へ戻り、静かに羽を震わせた。
その音が、不思議なくらい心に沁みた。
——この冬、変なことが始まった。
⸻
文字数 297
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.11.22
ふと、不安になって夜のオフィスに戻った。
もちろんすでにオフィスは誰一人残っておらず、非常灯の明かりのみが自分の足元を照らす、心もとない夜。ただ自分はどこに行けばいいのだろうかと、不安になった時に声をかけられた。
「真鍋くん?」
振り返るとこの5年間、秘書として支え続けていた上司が立っていた。
あれなシーン1万文字をチャレンジしてみようと思って書いてみた作品です。
完結まで投稿済みです。
文字数 16,770
最終更新日 2018.01.03
登録日 2017.12.31
いつから前世の記憶があったのか。
そもそも自我を認識したのがいつだったのか。
そういう細かいところは覚えていないけれども。
「海の中って意外に暗いよねぇ。かと言って、水中で火を灯すことなんてできないし。LEDが恋しいなぁ」と。
住み慣れた薄暗い海底と、見たこともないはずの陸上の、しかもかなり進んだ文明の街の明るさをいつものように比べて。ぼんやり揺れる海藻を眺めながら暇を潰す自分の記憶に違和感を覚えたのは、6人目となる末の娘を出産後、母が儚く泡となり消えてしまってから5年も経ってからだった。
中身が日本人な人魚姫が生き抜こうとするお話。
けれども、それほどシリアスではない。
文字数 14,163
最終更新日 2018.11.30
登録日 2018.10.30
記憶も名前も持たない少年が、雪の降る街で目を覚ました。
彼を拾ったのは、妹の死と共に過去を封じた堕天使・紅 聖明。
少年は「風真(ふうま)」と名付けられ、静かで優しい日々を与えられる。
しかし、聖明の胸に潜むのは、深く刻まれた痛みと決意。
記憶のない少年と、過去を背負った堕天使。
二人の出会いが、止まっていた運命の歯車をそっと回し始める――
これは堕天使と、堕天使に関わる人々の物語。
※第30話にて主人公の性別が無性体(どちらの性別にも変化できる)存在となります。
⚠本作はBLジャンルに該当する要素を含んでいます。
ただし、物語後半では性別・身体の変化、運命や宿命に起因する“関係性の再定義”が含まれます。
「同性」ではなく「心」が繋がる物語です。
登録日 2025.12.28
人の記憶は、灯りとして残る。
忘れられかけた想い、消えかけた記憶——
それらは完全に消えることなく、世界のどこかで揺れている。
夜那は、その灯りを“繋ぐ”存在だった。
消えかけた記憶を拾い、繋ぎ、還す。
それが彼女の役割であり、存在理由だった。
しかしある日、
記憶を“消す”少女ヒナタが現れる。
「残すから苦しいんだよ」
その言葉とともに、
夜那の信じていた世界は揺らぎ始める。
さらに、意味が反転する記憶、
選択を奪う共鳴、
名前を失う存在——
世界そのものが崩れ始めていく中で、
夜那は問い続ける。
記憶は、残すべきなのか。
消すべきなのか。
それとも——
すべてを通り抜けた先に、彼女が辿り着く答えとは。
これは、
“人が人である理由”を辿る物語。
文字数 26,894
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.05.05
惑星マナヘリア。地球から遠く離れたその星では、地球を巣立った者たちの子孫が故郷を模した文化を気づき、暮らしていた。
不安定かつ混沌とした世界は、S.Oという一つの組織によって秩序を保たれていた。
人々の尊厳や命、平和を守り、正しきを体現するS.Oに故郷を壊された『カディ・ブレイム』は、消えぬ炎を心に灯したまま、日々を生きていた。
平和で穏やかな毎日も、大切な人とのかけがえのない時間を持ってしても、その炎は消せなかった。
スレッドという相棒と出会い、巨大人型機動兵器『イヴォルブ』を手に入れたカディは、今の楽しい日々で消えなかった炎を完全に鎮めるため、復讐を決意する。
これは大切なものを奪われたカディが紡ぐ、復讐と反抗の物語。
悪も正義もない。ただ己の魂を鎮めるためだけに、カディは進む。蒼のイヴォルブ『ルオーケイル』とともに。
文字数 85,512
最終更新日 2025.08.20
登録日 2024.04.26
湊 灯(ミナト アカル)×鯵刺 逸渡(アジサシ ハヤト)【美形×平凡】
【登場人物】
鯵刺 逸渡(アジサシ ハヤト):黒髪、目はこげ茶色の平凡な容姿の高校3年生で、春から大学1年生。スポーツ推薦で私大に合格。運動部なので体力には自信あり。小学生のときから陸上を続けており、お正月の箱根駅伝に出るのが小さいころからの目標。趣味は陸上や健康関連の動画を見ること。
湊 灯(ミナト アカル):鯵刺と同じ高校の2年生で、春から3年生。髪の毛はブリュネット(栗毛色、地毛)で、瞳の色はアンバー(赤っぽい濃い茶色)。外見に華あり、性癖に難ありの残念な青年。高校のときアジさんと同じ陸上部だった。できることなら四六時中アジさんとくっついていたい引っ付き虫。
【あらすじ】
制服の第二ボタンをめぐるやりとりから始まる、二人の高校生の友情と恋の物語。鯵刺逸渡(アジサシ ハヤト)と後輩の湊灯(ミナト アカル)は陸上をきっかけに出会い、次第に心を通わせていく。しかし、卒業を控えたアジさんは、自分の気持ちを伝えることをためらい、代わりに制服の第二ボタンをアカルにプレゼントする。卒業式の後、アカルがアジさんに最後のキスを求め、二人の想いが交錯する。そして、アジさんが東京へ旅立つ日、アカルは彼を見送り、彼らの手は握り締められたまま、新たな旅立ちへと向かう。終わりなき旅路の中で、彼らの想いは確かな絆となり、ハナミズキの花言葉「私の愛を受け止めて」の意味が重なる。
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文字数 2,676
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.03.30
文字数 198,402
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.05.06
【世話焼き一軍男子×潔癖不器用男子(BL)】
日置暖(ひおきはる)
太陽みたいなキラキラ美男子。
みんなに好かれている。
過去に少し潔癖症だったことがあり、努力の末克服。瑛斗の気持ちがわかる理解者。
授業ではいつも寝ているが、勉強は得意。
ジンジャエールが好き。
世間の流行には疎いが、服が好きでお洒落で個性的。
子どもや動物が好きで、家で過ごすのもアウトドアもどちらも好き。
深山瑛斗(みやまえいと)
潔癖症で人と関わることを避けている。
自分に自信がなく、自分より年下の子どもにすら関わり方がわからなくて敬語を使うタイプ。
漫画や本、ゲームが好きでインドア。
授業の休憩時間にも本を読んで過ごすことが多く、図書館の本を全部読むことが目標。
最初は遥のことが苦手だったが、段々心を開いていく。
潔癖症で人と関わろうとしなかった自分に、光を灯したのは、君だった。
「誰の手も怖かったのに、君の手だけは怖くなかった」
文字数 16,246
最終更新日 2025.10.08
登録日 2025.10.08
文字数 979
最終更新日 2018.09.13
登録日 2018.09.13