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娼婦だった伯母が病気のために娼館を追われ、私の母が嫁いだ公爵家へやって来た。
どうやら実家の弟に見捨てられ行き先がなかったため、祖母が公爵家に招いたらしい。
伯母は離れに住み着き、自由に振る舞っている。
私にとって伯母は、相思相愛の両親の真実の愛を邪魔する存在でしかない。
元々父の婚約者だったのに、結婚式当日に駆け落ちし、父を捨てた伯母など、人としてもどうかと思う。
だが、自分の命の刻限を知る伯母の行動、その周りの者の言葉──
やがて私は伯母の、両親の真実を知る事になる。
※ 当作品は、本文、設定等は作者の脳内から出力しています。全ては作者の脳内異世界のお話です。生成AI、校正AIの使用はしておりません。
※当作品は、動画、静止画、文章等、いかなる場合においても第三者による無断転載を禁止いたします。発見次第、通報いたします。
また、AIによる学習も許可しておりません。
※当作品は、他サイトでも「凛蓮月」名義にて掲載予定です。
※執筆途中の見切り発車のため、不定期連載になる可能性もございます。
完結まで頑張りますので、よろしくお願いいたします。
文字数 79,798
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.30
2026/7.1〜 男性向けHOTランキング1位
ブラック企業で心をすり減らしていた元社畜・宮沢修平は、祖母からの留守番電話をきっかけに数年ぶりの帰省を決意する。
だが、田舎へ向かう途中で世界は崩壊した。
建物は破壊され、町には化け物が徘徊する終末世界。
ようやく辿り着いた実家では、祖父母の姿はなく、謎の化け物がいた。
そんな絶望の中、修平はあるものに目がつく。
それは庭に植えてあったネギだ。
幼い頃、祖父から「ネギは魔除けになる」って言われたことを思い出す。
咄嗟に畑から引き抜いた一本のネギを振ると、なぜか化け物を真っ二つにする〝聖剣〟へと変わる。
自室に行くと、祖父からの手紙。
祖父の残した手紙を頼りに避難所へ向かうと、ようやく祖父母と再会する。
だが、変わり果てた祖母の姿に修平は戸惑う。
世界が変わり果てたように、祖母も変わってしまった。
それでも修平は、今度は自分が祖父母を守ろうと決意する。
食べ物を確保するため畑を始めた修平は、自分が収穫した野菜だけが不思議な力を持つことに気づく。
ネギは聖剣、大根は自由に歩き回り、白菜は鉄壁の盾となる。
次々とおかしな力を持つ野菜に助けられながら、祖父母を守るため、終末世界で畑を耕し生き抜く農業スローライフ。
文字数 114,185
最終更新日 2026.07.10
登録日 2026.06.27
私こと冴木美鈴の夫である陽平は、親友と浮気している。それにやっと気付いたのは、結婚してから既に三年が過ぎた頃だった。気付いたきっかけは親友結花からの夫へのメッセージ。そんなことはつゆ知らず、夫を愛し親友を信頼して今日まで過ごしてきた。信じていた二人から裏切られていた現実に、奈落に叩き落される。
「ど、どうして……そんな酷いことが出来るの?」
おまけに二人の不倫を知らなかったのは自分だけで、佑香の夫はとっくに関係を掴んでいた。おまけに知っていながら子供の為だと放置していた事実が。心の中に渦巻く黒い感情……埋め難い心の空洞は決して元には戻らず、周りを巻き込みながら大きなものになってゆく。かつては心優しき妻の、全てを賭けた復讐が幕を開ける。
※以前最初部分だけ公開したものを、再編集しています。短編と長編の中間くらいの長さになる予定です。ご了承ください。
初日以外暫くの間、一日一話更新です。7月初旬入院中ですので、途中公開が止まることがあるかも知れません。それに伴って感想をいただいても返信が遅くなることもあります。ですが最後まで書き上げたいと思っていますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
文字数 47,308
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.30
先日――
三年上の先輩方が、卒業式後のパーティー会場で、あろうことか婚約破棄騒ぎをおこしましたの。
それも、二件同時に。
勿論、男性側の不貞ですわ。
どちらも浮気ではなく、〈真実の愛〉だと騒いでいたと聞きました。
一人は幼馴染と、もうひと方は義妹と。
なら、私はどうなるのでしょう。
だって、私の婚約者のそばには、常に元幼馴染であり義妹でもある方が寄り添っておられますから。
あのような晒し者になる前に対処しなければなりませんね。それとも、このまま放置して、気ままなスローライフを手に入れるのもいいですね。
ほんと、どうしましょうか……
まぁ、どちらに転んでも、私は私が生きたいように生きるだけですけどね。
鋼なみにメンタルが強い少女が兄姉の手を借りながら、様々な障害を乗り越え、自分の居場所を探し掴み取る物語です。
文字数 287,046
最終更新日 2026.07.06
登録日 2024.11.29
【あらすじ】🪷皇后・瑠華は知らない。夫である皇帝・玄琅が掲げた酒杯に、毒が満たされていることを。
先帝・泰衡を押しのけて即位した『偽りの皇帝』と、その罪に気づいた皇后は、毒杯の夜、密かに殺された。表向き、世継ぎができないことを気に病み、自ら命を絶った『皇后自害事件』として片づけられた。
その夜半、後宮の片隅で叩き起こされたのは、皇后付き宮女・珠珠。
空間に残る“影の残像”が見える〈影残像視〉という、厄介な体質(能力)を持つ下っ端宮女だ。
自殺にしては不自然な皇后の寝所で、珠珠は“背の高い影”と、戸口ではない“どこかへ消える痕跡”を、見る。
『皇后自害』の筋書きに、ひびを入れるには十分な違和感だった。
下っ端宮女・珠珠のささやき(ぼやき多め)は、やがて禁軍司を率いる皇弟・靖衡(靖王)の耳に届く。ただ、平穏に暮らしたいだけの珠珠は、皇弟の「目」として使われることになり、『偽りの皇帝』の罪へと否応なく巻き込まれていく。
🪷 皇弟・靖王の“目”を任された下っ端女官・珠珠が、「下働きの目」とぼやきと軽口で、『皇后自害事件』の裏にある後宮の闇と謎を見抜いていく倒叙ミステリー。
✴️設定などは独自の世界観でご都合主義。あくまでも妄想の産物となります。
✴️中華風ではありますが、あくまでも“風”なので名前は日本語の読みのままでいかせて頂きます。
✴️想像による中華風物語の為、史実とは全く関係はありません。
✴️本作イラストは全て娘作品になります(🎨手書きです)。
✴️ 稚拙な作品ではありますが、女性向けHOTランキング(33位)に入れていただき、本当にありがとうございました。
✴️この作品の文章・設定・キャラクターの無断転載・無断加工、および第三者による生成AI等の学習目的での利用を禁じます。
文字数 86,982
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.29
夫の葬儀に、私以外の「妻」が五人現れた。
人気弁護士・九条直人の正妻として、十七年間彼を支えてきた九条環。
夫の不倫には薄々気づいていた。それでも生活を失うのが怖くて、何も知らないふりを続けてきた。
ところが葬儀の最中、見知らぬ若い女が立ち上がる。
「その人の妻は、私です」
女の指には、環と同じ結婚指輪があった。
続いて名乗り出たのは、子どもを連れた看護師、裕福な女性経営者、夫を崇拝する元依頼人――そして、環が二十年以上信じてきた親友だった。
五人全員が夫から結婚を約束され、全員が自分こそ本当に愛された妻だと信じていた。
騒然とする葬儀の夜、六人のもとへ死んだ夫から同じメールが届く。
『僕を殺した女へ。四十九日までに、全員の嘘を暴け』
添付されていた映像には、ホテルの階段下で瀕死の夫を見下ろす六人の姿が、時間をずらして記録されていた。
六人全員が、夫が死にかけていることを知っていた。
そして誰一人、救急車を呼ばなかった。
夫は女性を救う弁護士として名声を得る一方、弱みを握った女性たちを利用し、借金と秘密で支配していた。
その悪事を知っていた義母。
証拠を消した親族。
夫から金を受け取っていた環の実母。
そして環自身もまた、家庭を守るため、助けを求めてきた一人の女性を追い返した過去を抱えていた。
被害者であることと、無実であることは同じではない。
誰が一番愛されていたのか。
誰が一番傷つけられたのか。
誰の罪なら許されるのか。
六人の女たちは手を組み、裏切り、互いの傷を抉りながら、死んだ夫とその家族が築いた偽善の帝国を崩し始める。
だが復讐を進めるほど、環は夫と同じように、人の弱みを利用することを覚えていく。
「あなた、直人さんより怖いですよ」
そう告げられた環は、静かに微笑んだ。
「そうでしょうね。あの人を十七年も支えたのは、私だもの」
これは、誰の人生でも脇役だった女が、自分の罪まで復讐の道具に変え、すべてを道連れにするまでの物語。
文字数 426,233
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.19
「アタシ、サイコパスにしか興味ないんだよね」
片想い中の美人ギャル・浦野奈々の言葉を聞いた秋津悠斗は、その日からサイコパスのフリを始める。
いくら危ない男を演じようとしても、悠斗はただの地味で平凡な高校生。
それでも奈々は、なぜか悠斗の言動に目を輝かせて――?
そんな奈々には、ある悪癖がある。
「これって、サイコパスの仕業じゃない!?」
謎の印、消えた牛乳、逆ミステリー・サークル、予言書。
学校で“不思議な事件”が起こるたび、奈々はそこにサイコパスの影を見出してしまう。
奈々の視線を奪われないため。
そして、彼女の理想の男になるため。
今日も悠斗は、サイコパスのフリをしながら事件の謎を解く。
サイコパスになりたい凡人男子と、サイコパスに惹かれる美人ギャルの、勘違いラブコメ×日常ミステリー!
表紙:しば式めーかー
文字数 99,418
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.27
公爵令嬢シンシアは『死に戻り』だった。
何度もバッドエンドを迎え、7歳からやり直し、少しずつハッピーエンドを目指していた。
そうして12回目のやり直しで。シンシアはとうとう婚約者である王太子と結ばれ、ハッピーエンドにたどり着いたのだった。
使命を果たし、国を栄えさせ、孫やひ孫たちに囲まれての大往生。誰にも文句を言わせない、幸せな結末のはずだった。
だというのに。
気づいたら、シンシアはまた7歳の時点に戻っていた。
ハッピーエンドを迎えてもダメだったシンシアは決意する。どんな結末でも死に戻ってしまうなら――人としての自分を捨て、不老不死になるしかないと。
文字数 120,070
最終更新日 2026.07.25
登録日 2026.06.22
伯爵令嬢のミューズは、とある出来事から「穢れたビスクドール」と呼ばれ社交界で疎まれていた。そして彼女に近づく異性は1人としていなかった。
ミューズは結婚適齢期を過ぎているものの、恋愛や結婚をするつもりがないばかりか、家を出る覚悟で作家になるという夢を追っていた。
だがとうとう両親の圧に負け、結婚相手を探すパーティーへ。
そこで出会ったのは若き公爵・ノア。
彼は、公爵家で受け入れた孤児たちの母親役を務められる結婚相手を探していた。
「夢を追うことを反対しない人なら、結婚相手は誰でも良い」と言うミューズに、ノアは契約結婚を提案する。
ミューズは「大家族の母親」を務め、夢を叶えることはできるのか———?
そして、2人は封じられた過去から始まっていた運命に翻弄されていくのだった。
これは訳アリな2人が手を取り合い、己の道を拓いていく、近代貴族社会×ロマンス×ヒューマンドラマ
新エンタメ小説大賞にエントリー中です。投票よろしくお願いいたします!!
【注意】
本作には、暴力・犯罪・虐待・死・差別・戦争など、読者の方によっては強い不快感やトラウマを想起させる描写が含まれます。
これらの表現は、いかなる暴力・犯罪・差別行為を助長し、肯定する意図はありません。
フラッシュバックの心配がある方は、無理をなさらず、ご自身の心の安全を最優先にお読みください。
文字数 168,125
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.16
【完結しました!】
アルベリクは、幼い日に聴いた天使の歌声に心を奪われた。声の主は、青年声楽家ヴィルジール・リュカ。
「僕も、リュカみたいになりたい!」
その一心で、アルベリクは名門の国立声楽院の門を叩く。ひたむきな努力の末、彼は着実に才能を開花させていくが、周囲の大人たちは彼の憧れにどこか不穏な影を落とす。
やがて彼は知ってしまう。リュカがその奇跡の歌声と引き換えに払った、あまりにも大きな代償を。彼は『去勢声楽家《カストラ》』――国で禁忌とされる、最後の存在だったのだ。
衝撃の事実に打ちのめされ、一度は声さえ失ったアルベリク。それでも再び彼を立ち上がらせたのもまた、リュカの歌声だった。
憧れは呪いか、希望か。神に愛された声の残響に導かれ、少年が自らの運命を歌い上げる物語。
※完結済み(全18話)
※1880年代以降の架空のフランスを舞台にしています。
※架空のためあり得ない設定が存在します。怒らないでください。
※そもそもフランスはカストラート絶許の国です。
※タイトルにフランス語がついているのは、その方がかっこいいからです。
※おおらかな気持ちで読んでください。
文字数 68,140
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.06.25
1LDKに住むアラサー独身OLの千恵子は、
職場と自宅を往復するだけの、代わり映えのない日々を過ごしていた。
だが、ある日の朝──
彼女が目を覚ますと、ベッドの隣には見知らぬ“全裸の少女”が……!?
その少女は、異世界からやってきた“真祖のヴァンパイア”。
おまけに超絶ポンコツで、でもなぜか千恵子のことを「旦那様」と呼んできて――!?
それ以来、千恵子の平穏は崩壊。
静かだった部屋はどこか賑やかに、
平坦だった毎日は、次第に“山あり谷あり”に。
さらには、首なし騎士に魔女にクモの少女まで!?
次々と現れる“異世界組”と、なぜか馴染んでいく現代日本の人々。
ツッコミ不在の異種族同居生活、果たして千恵子の胃はもつのか……?
これはアラサーOLと“ワケあり最強ヴァンパイア”が織りなす、ちょっぴり不思議でなんだかあったかくて笑える、壮大な恋物語?
彼らの地続きの非日常をご賞味あれ🦇💕👓️
毎日、二から三話更新中。
完結保証✨
※AI不使用です
文字数 261,721
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.22
ある春のこと。
紅龍国の後宮内で、桑儷杏の焼死体が発見された。
先日後宮入りした「美人(妃)」の一人である黄翠花は、他の「美人」たちとともに呼び出された。ほかならぬ、皇帝に。
紅龍国の皇帝・冷麗孝は二十二歳の若き皇帝であるが、女性に興味がないことでも有名だ。ゆえに皇后はおろか、三妃も不在。現在は翠花たち「美人」が後宮内の女性の頂点である。
もっとも、皇帝がまったく通わないので、「美人」とはいえ名ばかりだ。皇帝が通い気に入られれば三妃の位をいただくこともあるだろうが、そんな日は来ないと翠花は思っていた。というか、来てもらったら困るのだ。翠花は別に、皇帝の妃になりたいわけではないのだから。
皇帝に呼び出された翠花は、彼の口から、美人の一人である欧梓瑜の暮らす宮が全焼し、中から桑儷杏が発見されたと報告を受けた。
そう言えば昨夜遅く、後宮の一角で火事があったと騒がれていたのを思い出した翠花は、そこでふと疑問に思う。どうして、欧梓瑜の宮から発見された遺体が桑儷杏のものなのだろうか、と。
疑問に思う翠花に、皇帝は言う。
桑儷杏は何者かによって殺され、その犯人は皇帝によって集められた翠花の中にいる可能性が高いのだと。
殺人の罪を犯せば死罪となる。それは、後宮内であっても同様だ。
翠花は自らに掛けられた嫌疑を晴らすべく、犯人捜しをはじめることにするのだが――
文字数 72,693
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.06.17
和平の担保として洛国の後宮に入った柃華《リンファ》は、皇帝に見捨てられた妃嬪であった。唯一の味方であった皇后の死後、柃華は皇女である蒼海《ツァンハイ》の継母となることを名乗り出る。蒼海皇女には未来視の能力があるが、幼さゆえにそれをうまく言葉にできない。
二人の監視に皇子である凌星《リンシー》が、侍女として後宮に派遣される。
蒼海の養育を巡る画策、そして柃華の実の兄の陰謀。自信がなく不器用な柃華だが、行動から犯罪心理を分析する側寫術《そくしゃじゅつ》を駆使して事件を解決していく。※一部の制度、部署はオリジナル設定です。
文字数 156,835
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.20
宦官張祥安は後宮内の尚書局で、親しい仲間たちと楽しく働いていた。しかし公子の一人が毒殺され、宮付きの下級宮女が首を吊ったことから、安穏とした日々が終わり……。
聞き取りに現れた偉そうな宦官に気に入られ、捜査の手伝いを命令される。
一見、人畜無害そうなのは仮の姿。だが正体は不遇を囲い糊口を凌ぐため宦官に扮している妃嬪であり、西国から嫁いだ元王女の泉婕妤(しょうよ)だった。祥安は正体がバレないよう距離を置こうとするが……。
偉そうな宦官(実は武官)と見た目はのんびりした宦官(実は妃嬪)の織り成す後宮ミステリー開幕。
文字数 77,755
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.06.29
仕事も恋人も失い、無気力な日々を送る夏生。
そんな彼の元に、ある日突然両親の訃報が届く。
悲しむ間もなく葬儀を終え、久しぶりに帰った実家で義弟の睦月に渡されたのは、父が残した不可解な遺言書。そこには、実家の弁当屋『あったか弁当ふくふく亭』を、これまで店を支えてきた睦月ではなく、家を出た自分に相続させると記されていた。
なぜ父が店を継ぐ気のない自分に全てを託したのか?
反発する夏生だったが、睦月が父のレシピで作った思い出の味に心がほどける。
父の遺言どおり弁当屋を引き継ぐことを決めた夏生は、睦月と協力して店を再開することになり――
文字数 19,167
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.09
「犯人はこの中にいる。4時間以内に“真犯人”を特定しろ」
夏休みのある日、学校に呼び出された仲良しグループの五人。
普段は六人でつるんでいたが学校に来てみると一人——倉岡千尋の姿がない。
不思議に思いつつ千尋が来るのを待つ五人だったが、教室に設置されていたタブレットの画面が光り、試験事件が行われるとの説明が映し出される。
「この中に千尋を誘拐した犯人がいる。四時間以内に真犯人を特定しろ」
画面に書かれた文に、絶句する五人。
誰が千尋を攫ったのか?
さらにタブレットには過酷なルールが映し出される。
「参加するかどうかは自由。
四時間以内にすべて参加しクリアすれば、全員と千尋が解放される。
ただし、問題に参加すれば一問参加するごとに、一時間分の寿命が削られる。
答えなければ寿命は削られない。
みんなの余命は四時間。
四時間以内にゲームを全員の同意によりゲームを棄権すれば、今すぐ解放されるが千尋は死ぬ」
混乱する五人は、自分たちの命と千尋の命を天秤にかけ、千尋を攫った真犯人を探し始めるが……。
疑心暗鬼に陥る仲間たち。
このまま友情は崩壊してしまうのか? 千尋は助かるのか? 全員の命は?
問題に答えるほどに寿命が削られる——逆転ルールで行われる時間制限付きの幼なじみ救出劇ミステリー。
文字数 75,055
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.24
ヒロインの星野美玲は、優秀な姉への強い劣等感を抱える高校2年生 。勉強では決して勝てないと悟った彼女は、「大人の女の世界」で優位に立とうと、ネットや漫画の知識だけを頼りに男慣れしたビッチなギャルを演じていました 。
そんな彼女の前に現れたのは、東大生のエリート家庭教師・三上恭平 。しかし彼の姿は、もっさりとした髪型に分厚い黒縁メガネ、常に視線を泳がせる気弱で冴えない「非モテのガリ勉」そのものでした 。
「こんな男、チョロすぎる」——美玲は強烈な優越感に浸り、勉強をサボるために彼をからかい、女の武器で誘惑して主導権を握ったつもりでいました 。
しかし、美玲は知らなかったのです。気弱な青年の仮面の下に、美玲の嘘をすべて見抜き、いつ狩ろうかと観察している底知れぬドSな捕食者の素顔が隠されていることを 。
親が不在の夜、密室となった勉強部屋で、美玲が越えてはいけない一線を越えた挑発をしてしまった瞬間。ガチャリと鍵が閉まる音と共に、恭平の空気が一変します 。
圧倒的な大人の色気と力で組み敷かれ、これまでの余裕を粉々に打ち砕かれた美玲 。虚勢というメッキが剥がれ落ちたとき、待ち受けているのは容赦のない「お仕置き」と、逃げ場のない甘い快楽でした…… 。
滑稽な虚勢からの自爆、極限の羞恥によるプライドの破壊、そしてそこから始まる絶対的な支配と服従 。エリート家庭教師と出来の悪い教え子が織りなす、背徳的でエロティックな密室の心理戦が開幕します。
文字数 101,692
最終更新日 2026.07.17
登録日 2026.06.03
【引きこもり作家×女装男子のハートフル子育て日常譚】
中学生のころに両親を亡くし兄と二人で暮らしていた日暮紗夜。
高校を卒業と同時に作家デビューするが直後兄が家を出て音信不通に。
それから十年、突然兄からの連絡があり会いに行くと四歳の息子、晴を紹介された。
三人でショッピングモールに行くことになるが、兄は晴を置いて行方不明になる。
取り残された紗夜が途方にくれているとき、ある人物を見て晴が「ママ」と駆け寄った。
艶のある黒髪ボブに、花柄のワンピースを着た綺麗なその人は「ママ」ではなく、見知らぬ男性だった。
子ども慣れしたその男性に晴が懐いたことにより始まる、三人の日常の物語。
文字数 85,552
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.30
主人公、タックは自由都市ストラで『夢葬屋タック』を経営する二十代序盤の男性。
『夢葬』とは、臨終間際の人間の夢に介入し、当人が理想とする人生最高の場面やこだわりを実現させるという行為であり能力を指す。むろん、最期の夢が成す甘い幻にすぎないが、それでも良しとする依頼者は後を絶たない。
だが、彼の最大の目的は、血のつながらない義妹のパニーだ。彼女は彼より数歳下である。そして、単なる義兄妹以上の愛情をタックは注いでいた。
彼女は、夢葬屋タックの地下室で、ここ半年ほど意識不明なまま看護されている。彼女だけでない。隣のベッドでは、勇者トラバスが同じように看護を受けていた。
こうまで話がこじれたのは、パニーが勇者トラバスの任務に同行したからだ。
勇者トラバスは、タックとほぼ同年代の男性である。彼は、市参事会の『公認勇者』として、半年前に出発した。そこにパニーも同行した。魔女討伐のために。
タック達がいる街……自由都市ストラは、数百年前に街から追放されたはずの魔女、リネットから絶えることなく疫病の呪いをかけられていた。その疫病、『リネット病』は市民なら誰でも何度でもかかり得る。もはや、教会が治癒祈祷を通じて市民を搾取する手段と化していた。
パニーは、タックの猛反対を押しきって参事会に直談判し、許可を得て同行したのである。
結論として、二人は失敗した。さらに、意識不明の状態で、魔女のいる森と街との境目で発見された。
以来、半年間に渡り、タックは夢葬を応用してパニーの夢へ入った。しかし、はかばかしい成果はあがっていない。
参事会と教会の癒着、謎めいた魔女リネットの真意、そして、パニーの回復。夢葬を駆使して、タックは衝撃の真相を引き寄せるのであった。
文字数 134,022
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.06.29
小惑星の衝突により、海に沈んだ廃墟の街・オオサカ。
新東京からやってきた少女エミは、同じく少女の――リンと出会う。
「うちの名前はリンや! オオサカ案内しよか?」
エミは彼女に対し、絶対に明かせない『ある目的』を隠したまま、共にオオサカの街を巡ることに。
底抜けに明るく、お節介なほどエミを笑顔にしようと尽くすリン。
その無償の優しさに触れるたび、エミの胸の内で罪悪感が膨らんでいく。
これは、冷たい嘘から始まり、不器用な二人が本当の「隣人」になるまでの物語。
文字数 42,704
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.27