「介」の検索結果
全体で7,363件見つかりました。
男爵令嬢のシャリナ・マグレリドは、ガロヴェリン侯爵家の次期侯爵となるハロッドの婚約者だった。一年前、義妹となったシシーを彼に紹介したその日までは。
シシーを一目見たハロッドは彼女を「初恋の女性だ」と言い張り、その光景を目にしたシャリナの頭の中には「原作」の記憶が流れ込んだ。「原作」ではシャリナは二人の仲を引き裂こうとする「脇役」だった……らしい。
存在しない記憶が生まれてから一年後、シャリナはとうとうハロッドがシシーに結婚指輪を渡しているところを目撃してしまう。それを機に完全に婚約者に見切りをつけたシャリナは、同じくハロッドに虐げられていた彼の弟ロドアンから、ハロッドやシシーのはたらいている悪事について知らされる。
「原作」の記憶通りの未来は要らないし、シシーたちの思い通りにもさせない。これはシャリナが自身の幸せをつかむための物語。
文字数 51,206
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.29
【あらすじ】👓 在宅勤務でバリバリ働いているのに、夫・優真からは「どうせ家でゴロゴロしてるんだろ」「お気楽な主婦はいいよな」と見下され続けてきた桐生しずく。
会社では「在宅の女神」と持ち上げられ、家ではパワハラ夫のドアマット。外と内で評価が真逆の毎日に、しずくは自分だけがすり減っていく音を聞いていた。
ある雨の夜、道端で震える子犬を拾ったとき、夫は吐き捨てる。
「なんだよ、そのきたねぇ犬。そんなもん捨ててこい。お前の面倒見るだけでも金かかるのに、余計なもんまで拾ってくるなよ」
その一言で、何かが切れた。
たとえ殴られても子犬だけは守り抜き、翌日訪れた動物病院で、しずくは獣医・朝霧太陽に初めて「人として」心配される。
そして、そこで紹介された弁護士とともに静かに決めた。
捨てるのは犬じゃない。
私を踏みにじってきた“モラハラ夫”のほうだ。
モブ妻扱いされてきた在宅ワーカーが、モラハラ夫を追い詰める、現代復讐劇。
✴️ この物語はフィクションです。登場する人物・団体・職業・制度・名称等は、実在のものを想起させる場合でもすべて架空です。現実のいかなる事物とも一切関係ありません。
✴️ 稚拙な作品ではありますが、女性向けHOTランキング(42位)に入れていただき、本当にありがとうございました。
✴️ この作品の文章・設定・キャラクターの無断転載・無断加工、および第三者による生成AI等の学習目的での利用を禁じます。
文字数 20,078
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.25
【あらすじ】🪷皇后・瑠華は知らない。夫である皇帝・玄琅が掲げた酒杯に、毒が満たされていることを。
先帝・泰衡を押しのけて即位した『偽りの皇帝』と、その罪に気づいた皇后は、毒杯の夜、密かに殺された。表向き、世継ぎができないことを気に病み、自ら命を絶った『皇后自害事件』として片づけられた。
その夜半、後宮の片隅で叩き起こされたのは、皇后付き宮女・珠珠。
空間に残る“影の残像”が見える〈影残像視〉という、厄介な体質(能力)を持つ下っ端宮女だ。
自殺にしては不自然な皇后の寝所で、珠珠は“背の高い影”と、戸口ではない“どこかへ消える痕跡”を、見る。
『皇后自害』の筋書きに、ひびを入れるには十分な違和感だった。
下っ端宮女・珠珠のささやき(ぼやき多め)は、やがて禁軍司を率いる皇弟・靖衡(靖王)の耳に届く。ただ、平穏に暮らしたいだけの珠珠は、皇弟の「目」として使われることになり、『偽りの皇帝』の罪へと否応なく巻き込まれていく。
🪷 皇弟・靖王の“目”を任された下っ端女官・珠珠が、「下働きの目」とぼやきと軽口で、『皇后自害事件』の裏にある後宮の闇と謎を見抜いていく倒叙ミステリー。
✴️設定などは独自の世界観でご都合主義。あくまでも妄想の産物となります。
✴️中華風ではありますが、あくまでも“風”なので名前は日本語の読みのままでいかせて頂きます。
✴️想像による中華風物語の為、史実とは全く関係はありません。
✴️本作イラストは全て娘作品になります(🎨手書きです)。
✴️ 稚拙な作品ではありますが、女性向けHOTランキング(33位)に入れていただき、本当にありがとうございました。
✴️この作品の文章・設定・キャラクターの無断転載・無断加工、および第三者による生成AI等の学習目的での利用を禁じます。
文字数 48,111
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.29
主人公、タックは自由都市ストラで『夢葬屋タック』を経営する二十代序盤の男性。
『夢葬』とは、臨終間際の人間の夢に介入し、当人が理想とする人生最高の場面やこだわりを実現させるという行為であり能力を指す。むろん、最期の夢が成す甘い幻にすぎないが、それでも良しとする依頼者は後を絶たない。
だが、彼の最大の目的は、血のつながらない義妹のパニーだ。彼女は彼より数歳下である。そして、単なる義兄妹以上の愛情をタックは注いでいた。
彼女は、夢葬屋タックの地下室で、ここ半年ほど意識不明なまま看護されている。彼女だけでない。隣のベッドでは、勇者トラバスが同じように看護を受けていた。
こうまで話がこじれたのは、パニーが勇者トラバスの任務に同行したからだ。
勇者トラバスは、タックとほぼ同年代の男性である。彼は、市参事会の『公認勇者』として、半年前に出発した。そこにパニーも同行した。魔女討伐のために。
タック達がいる街……自由都市ストラは、数百年前に街から追放されたはずの魔女、リネットから絶えることなく疫病の呪いをかけられていた。その疫病、『リネット病』は市民なら誰でも何度でもかかり得る。もはや、教会が治癒祈祷を通じて市民を搾取する手段と化していた。
パニーは、タックの猛反対を押しきって参事会に直談判し、許可を得て同行したのである。
結論として、二人は失敗した。さらに、意識不明の状態で、魔女のいる森と街との境目で発見された。
以来、半年間に渡り、タックは夢葬を応用してパニーの夢へ入った。しかし、はかばかしい成果はあがっていない。
参事会と教会の癒着、謎めいた魔女リネットの真意、そして、パニーの回復。夢葬を駆使して、タックは衝撃の真相を引き寄せるのであった。
※1 完結保証。7月15日18時20分に最終話が公表されます。
※2 第11話以降、毎週平日は18時20分と21時20分、土・日は7時20分と18時20分と21時20分にそれぞれ一話ずつ公表されます。
文字数 131,250
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.29
【引きこもり作家×女装男子のハートフル子育て日常譚】
中学生のころに両親を亡くし兄と二人で暮らしていた日暮紗夜。
高校を卒業と同時に作家デビューするが直後兄が家を出て音信不通に。
それから十年、突然兄からの連絡があり会いに行くと四歳の息子、晴を紹介された。
三人でショッピングモールに行くことになるが、兄は晴を置いて行方不明になる。
取り残された紗夜が途方にくれているとき、ある人物を見て晴が「ママ」と駆け寄った。
艶のある黒髪ボブに、花柄のワンピースを着た綺麗なその人は「ママ」ではなく、見知らぬ男性だった。
子ども慣れしたその男性に晴が懐いたことにより始まる、三人の日常の物語。
文字数 52,102
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.30
小惑星の衝突により、海に沈んだ廃墟の街・オオサカ。
新東京からやってきた少女エミは、同じく少女の――リンと出会う。
「うちの名前はリンや! オオサカ案内しよか?」
エミは彼女に対し、絶対に明かせない『ある目的』を隠したまま、共にオオサカの街を巡ることに。
底抜けに明るく、お節介なほどエミを笑顔にしようと尽くすリン。
その無償の優しさに触れるたび、エミの胸の内で罪悪感が膨らんでいく。
これは、冷たい嘘から始まり、不器用な二人が本当の「隣人」になるまでの物語。
文字数 42,704
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.27
【本編完結保証】
私の隣には、神代優馬という幼馴染がいつもいた。彼は成績優秀で運動神経抜群、誰にでも優しいお節介焼き。女子達からやたらと慕われる彼は、まるでギャルゲーの主人公のような存在だった。
けれど私にとって、優馬の傍にいる日々は息苦しいものでしかない。幼馴染だからと馴れ馴れしく振舞われ、彼を狙う女子からは敵視されて孤立して、男子からは『負けヒロイン』だの『飽きられて真っ先に捨てられるポジション』だのと散々な言いようをされてばかり。彼から離れるために別の高校を受験するも、優馬も何故か攻略対象……もとい、取り巻きの女子たちを引き連れて同じ高校に入学していた。
もはや絶望でしかない高校生活。けれど、そんな私の心を支えたのが、中学時代からの親友コバヤシだった。私はギャルなコバヤシとつるむうちに高校デビューをし、地味で無難すぎる見た目からギャルに大変身した。
誰かに選ばれるためではなく、自分の毎日を自分で選んで楽しむ。そんな、誇れる自分になるために。
私はギャルだが、ギャルゲーの攻略対象にあらず。これは、勝手に人の役割を決めつけてくる主人公くんから逃げ切り、自由を謳歌する私の物語だ!
文字数 98,441
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.28
ラ・トゥールを再発見した男と、生涯の親友が歩いた道。
二十世紀初頭、ライプツィヒの美術研究家ヘルマン・フォスは、フランスへの旅の途中、レンヌ美術館でひとつの絵に魂を奪われた。布に包まれた新生児と、蝋燭の光。作者不明とされたその絵は、二百五十年間、誰にも気づかれないまま壁に掛かっていた。
ヘルマンはやがてその画家が、十七世紀ロレーヌ地方に生きたジョルジュ・ド・ラ・トゥールであることを突き止め、一九一五年、論文を発表する。しかし時代は、ひとりの研究者の情熱など意に介さず、戦争へと向かっていった。
この物語には、もうひとりの男がいる。ヘルマンの生涯の親友、エンジニアのヤン・ローレンツ。ふたりは性格も生き方も対照的だったが、高校時代から何度絶交を言い渡されても、また友達に戻った。ヤンはユダヤ系の妻とともにアメリカへ渡り、ヘルマンはナチスの時代をドイツで生きた。ふたりの道は大きく分かれたが、友情は星のように、見えない場所でずっとそこにあり続けた。
美術史の知られざる真実と、二人の男の生涯をかけた友情を静かに描いた物語。
文字数 19,917
最終更新日 2026.07.10
登録日 2026.06.23
魔王を倒したものの魔王の呪いを受けた英雄オルトス。
恩義ある侯爵からの紹介であるものの、身売り同然で売られてきた十も年の離れた令嬢アヌシュカが不憫だった。
なので、白い結婚としその三年の間に令嬢が実家との悪縁を切って暮らせるように支援するつもりでいた。
お互い、言葉選びを間違えたのか、花嫁の初夜の行動は…蝉ドンだった。
文字数 206,060
最終更新日 2026.06.16
登録日 2026.06.16
――皇后の無実? そんなことよりも、この事件は面白そうね。
後宮の片隅で静かに暮らす才人妃・玉真は、出世にも寵愛にも全く興味がない。
興味があるのは、お茶と書物、そして面白そうな不可解な出来事。
ある日、侍女の秋花が拾ってきた一本の飾り紐をきっかけに、玉真は事件に関心を抱く。
――徳妃の赤子が殺された。
――しかも犯人は皇后だという。
後宮中に駆け巡る皇后の犯行説。
「俺のために、事件を調査してくれ。解決したら、俺からの愛が待っている」
「あ~、そっちはいらないかな」
幼馴染の皇帝の寵愛にも興味がない。気まぐれな才人が、冷めたお茶を片手に今日も真相を暴く。
後宮を舞台にした中華ミステリー。
文字数 25,751
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.26
あらすじ
「君、男慣れしてるでしょ? 俺の『彼女役』やってよ」
学園の王子様・桐生蓮から突然持ちかけられたのは、ストーカー除けのための**「偽装恋人契約」だった。
派手な見た目のせいで誤解されがちなるな**は、本当は男性と付き合ったことすらない処女。しかし、憧れの蓮に幻滅されたくない一心で、つい見栄を張ってしまう。
「ま、任せてよ! 経験人数とか覚えてないくらいだし、余裕w」
その言葉を聞いた蓮は、妖艶に目を細めて微笑んだ。
「へぇ、頼もしいな。じゃあ……手加減しなくていいよね?」
契約初日から、るなの嘘は蓮に筒抜けだった。
彼は全てを知った上で、るなの可愛い強がりを楽しむために、あえて**「経験豊富な彼女なら平気なはず」**という名目で、過激なスキンシップを仕掛けてくる。
嫉妬したフリでお尻を叩かれる**「愛の鞭(スパンキング)」。
「激しいのも平気」と言った口を塞ぐための「デトックス(浣腸)」**。
「痛い? 変だな、慣れてるはずなのに震えてるよ」
「嘘つきな悪い子には、お仕置きが必要だね」
逃げ場のないトイレや放課後の教室で、身も心も暴かれていくるな。
これは演技なのか、それとも本気なのか――?
腹黒王子の掌の上で転がされる、嘘つきギャルの**「絶体絶命×溺愛」ラブストーリー**。
登場人物紹介
■ ヒロイン:早川(はやかわ) るな
外見:明るい金髪、短すぎるスカート、派手なメイクの典型的なギャル。
中身:見た目に反して、実は男性経験ゼロの超・純情乙女。恋愛知識は少女漫画のみ。
性格:根は素直で世話焼きだが、ナメられたくなくてつい虚勢を張ってしまう。「私、遊んでるしw」が口癖だが、手を繋ぐだけで心臓がバクバクしている。
■ ヒーロー:桐生(きりゅう) 蓮(れん)
外見:学園一のモテ男。黒髪で整った顔立ち、成績優秀な生徒会長(またはカリスマモデル)。
中身:爽やかな笑顔の裏に、ドSな独占欲を隠し持つ腹黒策士。
秘密:実は以前から、ギャップのあるるなに惹かれていた。彼女が処女であることも調査済みで、必死に「ビッチ」を演じる彼女を愛おしく(そして面白く)思い、泳がせている。
文字数 26,597
最終更新日 2026.02.23
登録日 2026.02.16
ごくごく普通の大学生・加藤伊織。その彼は、一見どこにでもいるよう男性ながら、「可愛い」ものが好き。その中でも、彼の推しは自身の幼馴染である鈴木葵。葵の存在を世界に知らせたい……! とちょっと配信をしてみないか? と相談してみたところ────。
という感じの、幼馴染の一人が、俺の幼馴染の可愛さを世界に知らせたい小話です。
文字数 12,527
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.06.28
【内容紹介】
「もう誰にも渡さない。君の絶望も、痛みも、すべて私が喰らってあげる」
かつて天才と呼ばれた少女は、灼熱の砂の上で、狂気的な相棒の“甘いお仕置き”に溺れていく――。
181cmの恵まれた体格と圧倒的な才能を持ちながら、インドアバレーの厳しい名門校で心を完全に壊された倉田真由(くらた まゆ)。チームメイトからの冷酷な嫉妬、そして理不尽で屈辱的な体罰の果てにバレーを憎み、逃げるように訪れた海辺で、彼女は運命の少女と出逢う。
日高夏帆(ひだか かほ)――太陽のように眩しく、砂の上を縦横無尽に駆け回る小柄なレシーバー。
ボロボロに傷ついた真由を一目見た瞬間、夏帆の胸の奥底で、どろりとした『黒い独占欲』が鎌首をもたげた。
「私が君の才能を一番引き出せる。だから、私の思い通りになりなさい」
強引にペアを組まされた真由を待っていたのは、ふたりぼっちのコートという名の「完璧な檻」だった。
交代要員のいないビーチバレー。逃げ場のない砂上でミスを犯すたび、夏帆は誰もいない密室で冷酷に、そしてネットリと“罰”を与える。
無防備な肌に落とされる平手打ち。鞭の痛みと羞恥に泣き叫ぶ時間。
しかし、誰にも助けてもらえなかった過去を持つ真由にとって、自分だけを真っ直ぐに見つめ、熱を与えてくれる夏帆の罰は、いつしか狂おしいほどの悦びと安らぎに変わっていく。
「夏帆のお仕置きがないと、私……」
「いい子。君には私がいなきゃダメな身体にしてあげる」
インドアの呪縛から解き放たれ、二人は歪な愛で結ばれた最強のバディへと進化していく。
これは、屈辱と罰で繋がれたふたりぼっちの少女たちが、痛々しくも甘い共依存の果てに頂点を目指す、極限の青春ビーチバレー物語。
■ 倉田 真由(くらた まゆ)
181cmの長身と恵まれた体格を持つ、元・天才スパイカー。
インドアバレーの厳しい名門校で理不尽な体罰と嫉妬に晒され、心を完全に壊してしまった。過去のトラウマから自己肯定感が極端に低く、強引にペアを組まされた夏帆から与えられる痛みを伴う「罰」にすら、自分への強烈な執着と愛情を見出し、泥沼のように依存していく。
■ 日高 夏帆(ひだか かほ)
太陽のように眩しく、砂の上を縦横無尽に駆け回る小柄なレシーバー。インドア時代は天才的なセッターだった。
表向きは責任感が強く真っ直ぐなスポーツ少女だが、内面には真由の才能と脆さに対する「ドス黒い独占欲」を飼っている。「自分がいなければダメな身体」になるよう、密室での過激なお仕置きを通して真由を徹底的に支配し、狂おしいほどに愛し抜く。
文字数 88,832
最終更新日 2026.05.21
登録日 2026.04.27
主人公、陶田 美鈴(すえだ みすず)は派手な巻き髪に茶色の髪色で彼女は短いスカート、一見どこにでもいる今どきのギャルJK。
しかし、実は驚異的な「嘘を見抜く直感」と「高い地頭の良さ」を持つ。親友想いで、仲間を傷つける奴は絶対に許さない熱いマインドの持ち主。
そんな勝ち気の主人公が偶々、宿敵となる蓮見 京介(はすみ きょうすけ)が面談をおこなっている少女の首に手をかける寸前を扉の隙から見てしまうところから、主人公美鈴は事件に巻き込まれていく。
そんな美鈴のライバルとなる教師の蓮見は、生徒からも同僚からも信頼の厚い、爽やかで端正なルックスの数学教師。
だが計算高い彼の。その正体は、他人の感情や「人生が崩壊する瞬間」を観察することにしか快感を覚えない純粋なサイコパス。
自分の完全犯罪に唯一気づき、足掻こうとする美鈴に異常な執着(獲物としての狙い)を抱き始める。
JKギャル美少女とイケメン教師の頭脳対決……。
主人公美鈴は生き残ることができるだろうか?
文字数 105,336
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.06.07
金髪、ネイル、軽い口調。
一ノ瀬レイナは、訪問リハに来るには少し派手すぎる作業療法士だった。
けれど彼女は、利用者の歩き方だけを見ない。
玄関の段差、椅子の位置、家族の声色、湯呑みを握る指先、言葉になる前の沈黙。
生活の中に隠れた違和感を、笑顔のまま拾い上げる。
転倒後の廃用と筋力低下で訪問リハを受けることになった高瀬義明。
その妻・澄江は、誰が見ても献身的で完璧な介護者だった。
薬も水も杖も、夫の手が届く場所に整えられている。
家は転ばないように整えられていた。
同時に、夫が動かなくても済むようにも整えられていた。
レイナは気づく。
この家で本当に止まっているのは、義明の足ではない。
廊下の奥にある、開けてはいけない部屋。
玄関に残された古い「絵画教室」の木札。
澄江の爪に残る青い絵の具。
そして額縁の裏に隠されていた、一通の入選通知。
かつて義明は、澄江が絵を描く人生を奪った。
才能がなかったからではない。
才能があったから、怖かったのだ。
レイナは作業療法の名目で、夫婦の過去をほどいていく。
手指の運動として筆を持たせ、歩行練習として玄関へ向かわせ、生活行為の再開として封じられた記憶に触れる。
そのやり方は優しい支援なのか、それとも追い込みなのか。
レイナにも忘れられない過去がある。
退院間近だった文房具屋の店主・岸本春夫。
歩けるようになり、家に帰れるようになった。
けれど彼が本当に望んでいた「もう一度だけ店に立つこと」を、レイナは見落とした。
今度こそ、見落とさない。
そう思うほど、レイナの介入は危うくなっていく。
これは、サイコパス気質のギャル作業療法士が、老夫婦の生活に隠された支配と後悔を暴いていく心理サスペンス。
そして、誰かの生活をほどきながら、自分自身の結び目にはまだ触れられない女の物語。
文字数 39,470
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.27
ある日、地球にエイリアンがやってきた。
世界中は当然のように大混乱。各国は軍を動かし、人類は一致団結して戦おうとする。だが、普通の高校生・高木健二だけは、エイリアンの考えていることが分かってしまった。
彼らの目的は侵略ではない。地球を宇宙有数の観光地にすることだった。
美しい自然、多様な生物、珍しい文化。地球は宇宙的に見れば最高の観光資源らしい。だが同時に、彼らから見れば人類はその地球環境を破壊し続ける厄介な存在でもあった。
人類がエイリアンに勝てるはずがない。蟻が人間に戦いを挑むようなものだ。しかもエイリアンは、本気になれば人類だけを簡単に取り除くこともできる。
それでも高木が意思疎通できたことで、彼らは人類に十年の猶予を与える。
その間に地球を綺麗にし、宇宙の観光地としてふさわしい星にすること。
高木は決断する。
世界を敵に回し、自らが人類の王となり、支配者となってでも人類の絶滅を防ぐことを。
当然、人々は彼を裏切り者と呼び、蛇蝎のごとく嫌う。だが、高木は諦めていた。嫌われてもいい。憎まれてもいい。人類が滅ぶよりは、ずっとましだ。
そして反抗する者には、洗脳も辞さない。
これは、地球を観光地にしたいエイリアンと、人類を救うために人類の敵となった少年が巻き起こす、悲しくもおかしなSFドタバタコメディである。
文字数 53,537
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.06.06
【倒叙 × 中華後宮ミステリー】
※こちらは第1章の内容紹介となります。
衛尉の飛燕《フェイイェン》は、後宮に嫁ぎ皇帝の寵姫だった姉を、自殺に見せかけ殺されてしまう。
皇帝の子を身籠った結果、嫉妬を買ったゆえの悲劇だった。
不幸はそれにとどまらず、犯人の偽装した遺書によって
『姉のお腹の子は、飛燕との不義による子どもだった』
とされてしまう。
皇帝の怒りを買い、処刑の危機にまで陥った飛燕。
彼は自身の無実を証明するべく
『遺書が偽装であること』
ひいては
『事件の真相と犯人の究明』
をする羽目になってしまう。
そのためにはまず、後宮の中を調べなければならない。
手始めに飛燕は、後宮に仕える妹の小鳥《シャオニャオ》に相談する。
すると小鳥は飛燕にこう語るのだ。
「いい? お兄ちゃん。後宮にはね。
全てを見通す『鷹の目』がいるの」
と。
そうして飛燕が紹介されたのは、
『タジ』
と名乗る、静かな雰囲気を纏った異民族風の女だった。
文字数 90,375
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.28
『ESの未来は、軍によって常に定められている』
西暦24世紀、砂漠に囲まれた要塞都市。
人工子宮で生み出された特殊強化兵〈ES〉たちは、戦場に立ち続けることを求められていた。強化された肉体と特殊能力、そして服従を目的とした管理システムによって。
中央都市軍の狙撃手JJ・ベノアは、過酷な単独任務中、緊急呼び出しを受ける。訓練生時代の同期だった天才ES・斎木瑛司が任務中に謎の昏睡状態に陥り、JJの元相棒カイまでもが戦死したというのだ。
軍幹部らはエリートである斎木瑛司を救うため、JJに彼の精神世界への介入を命じる。
…ところが、果てしない砂漠と化した瑛司の意識の中で、JJは死んだはずのカイと再会する。カイが語る真実は衝撃的だった――瑛司が潜入先から命がけで持ち帰った機密データの存在。そして瑛司の昏睡の原因と、さらには、ES全体を揺るがす事実……。
砂に埋もれゆく世界で、彼らはそれぞれが為すべきことを悟る。
戦友との絆、自らの定めた指針を胸に、彼らが辿り着く地とは。
《作品概要》
近未来SF軍人ヒューマンドラマ。登場人物がほぼ軍人です。
ディストピア(抑圧未来社会)ものでもあります。
少々、超能力・能力者の要素もあります。SFファンタジーということで。重い運命を抱えて、それでも前に進み続ける若者たちを書きます。
バディものでもあり、少々ブロマンス要素あります。
戦闘描写、流血描写あり。
文字数 159,004
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.06.09