ホラー小説一覧
私は深夜の散歩が好き。毎日は仕事の関係で無理だから週末だけだけど。
いつものように家の近くにある土手の遊歩道を、今日は川上へ向けて歩く。
するとそこにはうずくまる影が一つ。近づいてみると……。
文字数 2,860
最終更新日 2023.03.10
登録日 2023.03.10
おれ、辰彦。昔からレイカンってやつがあって、生きてる人と同じように〈生きてないヒト〉も見えてしまうんだ。
夏休みのある日、親友の勝たちにダマされて旧校舎で幽霊探しをすることになってしまったおれは、記憶喪失のユーレイ、ユウコさんと出会った――。
【登場人物】
辰彦………「おれ」。どこにでもいる平凡な十二歳とおもいきや、母譲りの霊感があり幽霊が見える。お人好しで、やや巻き込まれ体質。
勝…………辰彦の親友。スポーツが得意なガキ大将。足の速さといざというときの瞬発力はピカイチ。態度はデカいがビビり。
大夢………辰彦の親友。勉強が得意な大人しい少年。オカルトが三度の飯より好きで、幽霊探しの言い出しっぺ。
ユウコさん…「旧校舎のユーレイ」。辰彦たちより年上らしい少女。記憶喪失になっており、自分の名前もどうして死んだかも、生きていた頃何をしていたかも忘れてしまった。どうやら戦時中に亡くなったらしい。
トモちゃん…ユウコさんの一番下の弟。ユウコさんによると、いつもお腹を空かせて泣いていた。ユウコさんは自分のことを忘れてもなお「トモちゃん」が心配で成仏できずにいた。
モトチョー…辰彦たちの通う小学校の先代校長。「元校長先生」を略して「モトチョー」と呼ばれている。
ひいじいちゃん…辰彦のひいじいちゃん。戦時中兵隊に取られ、南の島で餓死した。幽霊になって戻ってきたとき、自分の妻と娘に霊感があることに初めて気がついた。お盆になると帰ってくる。
橋の少年……辰彦が夏祭りから帰る途中、橋のたもとで出会った少年。実は川に落ちたことで亡くなっており、両親に気づいてもらえない寂しさから声をかけてくれた辰彦を道連れにしようとした。
文字数 41,219
最終更新日 2023.03.09
登録日 2023.03.04
動画配信者である主人公、松尾莉乃(まつおりの)は、かつて、デスゲーム事件と呼ばれる、まるで漫画のような殺人事件があった廃校へと動画配信のために、従妹の尾去沢依鶴(おさりざわいづる)と共に訪れていた。
しかし、探索をしていると、気が付けばその廃墟へと閉じ込められてしまう。かつて、デスゲーム事件で亡くなった被害者の亡霊に憑りつかれた莉乃たちは、デスゲーム事件と全く同じ内容のデスゲームに参加させられることとなる。
文字数 42,130
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.02.01
ある若い生物学者は、学会で言った。
「このまま環境破壊を続けていけば、動物はもちろん、人間もいずれは住めなくなる!」と。
だが、会場で沸き起こったのは大きな笑い声だった。
悔しくてたまらなかった彼は、ある計画を思いついた。それは……
文字数 5,101
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.03.08
文字数 103,238
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.02.06
展覧会帰りの二人のアイルランド系の小説家、ブラム・ストーカーとコナン・ドイルの間で交わされる心霊談義。
十九世紀中期のアイルランド人小説家、ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュは「視える」人だった。そして、オランダ人画家ゴドフリ・シャルケンの遺作にまつわる怪談「シャルケン画伯」はレ・ファニュの実体験が反映されていたというのだが……。
文字数 9,108
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.03.08
私が昔書いた小説をリメイク版にしたお話です。多少話を変えていますが、大体の部分はそのままです。
主人公は家族を殺された相手に復讐するために不思議な力を持つ悪魔と契約した。復讐するために殺すためにどんな手を使っても構わない。そう思った。
だけど、代償は命。契約期間は三年間だ。その間に何度も何度も何度もその復讐対象を殺し続ける。そして最後の日には後悔させるほどの詩を与えてやる。
文字数 7,132
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.02.23
各4編10章の構成になっています。
※この物語はフィクションです。
登場人物は全て架空のものであり実在はしません。
各物語の設定は実在する歴史的事実とは異なる場合がございます。
本作に登場する地名は一部架空のものがございます。
※今作は、本来の小説の表現方法に則って編集しています。
文章表示設定を『縦書き』で読むことをお勧めします。
--------【物語説明】--------
《写真》
若くして病で妻を失った岩井和也に不可解な現象が起こり始める。お盆のある日、妻にそっくりな石嶋悠子と名乗る女性と出会う夢を見る。数日後、妻の腹違いの妹と自称する女性が奇妙なブローチを持って彼を訪ねてくる。彼女は和也が見た夢と同じ名前を名乗り、その持ち主を探していた。
《ノイズ》
両親から虐待されたトラウマを抱える北野春花は、就職と同時に地元から東京へ引っ越すことに。不動産屋から勧められた賃貸マンションの格安の部屋に移り住むことになるが、夜な夜な何かを擦るような音がすることに気づく。一方で謎の不審死事件を捜査していた多部祐也は、行方不明となったとある男を探していた。
《水鬼》
死んだ人間のことを忘れてしまうという奇病を研究していた神崎賢人は、幼い愛娘・結衣が同様の症状を抱えていることに苦悶していた。ある日、病院近くの川で顔面がごっそりと抜け落ちたのっぺらぼうの女性の水死体が上がる。その死体の姿は、5年前に事故で死んだ妻・幸枝にそっくりであった。
《黒い果実》
オカルト雑誌の編集部に所属する松下絢音は、3ヶ月前に行方不明となった同僚・三島直樹の単独調査を始める。彼が失踪する直前までの動向を調べていると、使用していたパソコンの検索履歴から《叶屋》という奇妙な掲示板サイトに繋がる。そのサイトは『名前を書かれた者は消える』という悍ましい噂が広まっていた。
文字数 80,362
最終更新日 2023.03.07
登録日 2023.02.25
荒涼とした土地が広がっていた。不気味な静寂が支配し、木々の葉がざわめく音だけが聞こえてくる。そこには何もなかった。ただ、ひとつの屋敷が孤立して立っているだけだった。
その屋敷は、古びた石造りで、どこか不気味な雰囲気を漂わせている。窓からは明かりが漏れ、どこかに人がいることを示唆している。だが、それはただの錯覚にすぎなかった。
その屋敷に近づくにつれ、背筋が凍るような感覚が襲ってきた。何かが待ち構えているような予感がした。
屋敷の玄関に立つと、木の扉がギシギシと音を立てて開いた。その瞬間、部屋の中から異臭が漂ってきた。濃い腐臭が、喉をつかむように鼻腔に入り込んでくる。それは、まるで死の匂いだった。
中に入ると、まるで時間が止まったかのような空気が広がっていた。ダストのようなものが舞い上がり、光が部屋中に散らばっている。床には血のようなものが染み付いていた。
そこには、何かがいた。それは見えなかったが、存在を感じた。強い恐怖が、体中を駆け巡る。
文字数 17,901
最終更新日 2023.03.07
登録日 2023.02.27
あの日、〈ぼく〉は独りで砂浜へ向かった──。
高校生活最後の思い出にと、百物語をすることになった語り部。
彼の友人・市ノ瀬が語ったのは、幼い日の、とある夜の話だった。
文字数 5,091
最終更新日 2023.03.06
登録日 2023.03.06
メアリーは3歳の誕生日の時に、プレゼントとして両親からテディベアをもらいました。
メアリーはそれを大事に大事にしていました。大人になっても大切にしていました。しかしある日、別れの日がやってきます。
文字数 4,129
最終更新日 2023.03.06
登録日 2023.03.06
【この小説はホラーです】元新聞記者の岡本進は、近所に住む藤田志穂に恋をする。それは一目惚れの恋だった。さらに志穂の旦那が、かつて自分が追いかけていた汚職事件の黒幕である市議会議員の藤田京平と知った時、岡本は自分の使命に体を震わせる。藤田京平の悪事を暴いて志穂を守らなくては!!この小説はホラーです。恋愛小説ではありません。途中、不快な表現、分かりづらい展開、残酷な描写があるかもしれませんが、ストーリーの構成上、そうなっております。サクッと読める短めの話となっております。この小説でぞくりと背中を冷やすことが出来たらいいなと思います。よろしくお願いします。
注)この小説は恋愛小説ではありません。
注)途中であれ?と思うことがだんだんと増えてくると思いますが、それがホラーの醍醐味なのでそのまま読み進めて頂けると幸いです。
注)後半になってくるともしかしてこうじゃない?という小説のタネが分かってくると思いますが、それでも出来れば最後まで読んで欲しいなと思います。よろしくお願いいたします。
文字数 38,995
最終更新日 2023.03.06
登録日 2023.02.24
怖い話が語られる掲示板サイト『ホラー・ストーリー』
語り部たちによって様々な怖い話が語られるが、ある日、チャットルームで管理人の1人・トイレの華子が助けを求める書き込みをする。
閲覧者たちは、管理人たちによる、劇場型ホラーかと期待するが……
文字数 40,418
最終更新日 2023.03.05
登録日 2023.02.01
遡ること二年前。突如として隣の夢野家が業火に包まれる瞬間を目撃した。
取るものも取らず俺が駆けつけた時には――既に鎮火していた。この僅か一瞬の間に。
そんな普通ではあり得ない状況下で、俺は大切な美杉(みすぎ)を失った。
全てを奪いさったあの日――夢野家を襲った怪奇現象の真相を暴くべく、旧友でもある友人のコネで、国家権力に身をおく現在の俺――夢野有人(ありひと)
美杉は未だ生きていると頑なに信じ、あの日に体感したあり得ない不可思議な現象の謎を解く為にも、現在も必死で行方を追っていた。
焼け跡からは美杉の遺体は発見されていない。死んだと言われても納得も理解もできる筈もない。
気乗りはしないが日本のしきたりである命日の墓参り――中身のない墓標へと渋々足を運ぶ。
そうして思い出が詰まった公園からバスを乗り継ぎ、墓標がある霊園へと訪れていた。
だがしかし。この一帯を包む空気、雰囲気が余りにもおかしい。
言い知れぬ不安と疑問が募っていくのだった――。
【ご注意】過去に晒していた怪文書を作り直した魔改造版です。諸々の事情で蓋をしてたんですけども、腐る前に日干しの恥晒し敢行です(笑)
文字数 25,742
最終更新日 2023.03.05
登録日 2022.08.28
《3/5のコンラッドの誕生日を記念して…
ピリカ様よりリクエストいただいた特別番外編となります》
*現在掲載中の《奈落に咲いた花》のFirst endの終盤八話をコンラッド視点で書いたifストーリーとなります。
シャダーリン王国の王太子コンラッドは、国内の貴族子女に麻薬をばら蒔き社交界を混乱に陥れたアネスティラ・マクレーガン伯爵令嬢とその母ダリアを捕縛することを目指して奔走してきた。
二年前、アストラス神聖国への国外逃亡を許してしまったこの二人の身柄を拘束し貴族裁判にかけること…
それだけが初恋の人、イーリス・マクレーガンを護る術だと信じていた。
そんな中…
シャダーリン王国北部に君臨しているロマ帝国からコンラッド宛に一通の求婚書が届いたことで事態は予期せぬ方向へと大きく進んでいく…
※残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。
※タグをご確認ください。
※ifストーリーにつき、本編のコンラッドがこの頃の記憶を有しているわけではありません。
※本編を知らない方でも楽しんでいただけるよう書いたつもりですが、本編の性質上、分かりづらい部分もあると思いますがご容赦ください。
文字数 12,130
最終更新日 2023.03.05
登録日 2023.03.05
本作のオチは、99%の確率でタイトルから予測可能かと思われます。
本作は「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」の3サイトで公開中です。
【なずみのホラー便】のネタバレ倉庫も用意しています。
⇒ https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/606224994
★リアルタイムでのネタバレ反映ではなく、ちまちま更新予定
文字数 958
最終更新日 2023.03.04
登録日 2023.03.04
いたって普通のアラサー社畜、阿良木晴也(あらきはるや)は、最近原因不明の体調不良に悩まされていた。仕事を休まなければいけない訳では全くないのだが、不安に思って大学時代からの友人である天竹碧惟(てんじくあおい)に相談すると、それは幽霊の仕業ではないかという可能性が出た。
文字数 3,712
最終更新日 2023.03.04
登録日 2023.02.28
SSや短編のホラー小説です。
1篇目【ガールフレンド?(仮)】もし貴方に、何者なのかわからないガールフレンドがいたとしたら 2篇目【お前たちは誰だ?】少しずつ身の回りの人たちが記憶にない者たちに置き換わっていく 3篇目【キグルミ】人間に成り代わろうとする山の物の怪 4篇目【蘇生の回廊】6人の大学生が避暑地の別荘で巻き込まれた邪悪な儀式の結末は―― 順次更新予定
文字数 39,353
最終更新日 2023.03.04
登録日 2022.02.27
ここではちょっと不思議な本屋さんのお話をいたしましょう。
本屋の店主は、いつも膝に三毛猫を乗せたおばあさん。
お店の中は人が一人やっと通れるくらいの間隔で並べられた沢山の本棚。入りきらない本は床に積まれているほどです。
一見、どこにでもある古本屋さんですが、最も不思議なのは、その本屋に入った人が出てくるところを誰も見たことがないというのです。
さて、この本屋さん秘密はいったいなんでしょうか?
文字数 2,379
最終更新日 2023.03.03
登録日 2023.03.03
美しい顔を持つ舞子と、醜い顔以外は舞子に瓜二つの香澄。
奇妙な会合は歪な関係を生み出す。
※百合表現有苦手な方はご注意ください。
文字数 5,740
最終更新日 2023.03.03
登録日 2023.03.03
ある日、全世界に配信されたゲーム。
無料で遊べるということでたくさんの人がインストールをした。
ゲーム内容は極々単純。『対人物戦』であるサバイバルゲームで敵を倒していくというものだ。
持ってるライフは『1』。
HPはあるものの回復させることはできず、致命傷を受けてライフがゼロになった時点でゲーム本体からそのソフトが抹消されるという仕組みだった。
単純なルールは子供から年配まで理解することができ、インストールする人は増えていった。
だがそれと同時に現実世界で奇妙なことが起こり始めて・・・
※お話は全て想像の世界です、現実世界とは何の関係もございません。
※このお話がホラーで合ってるのか不安です。
※2023年2月28日に思いついたお話になりますので、貯文字がございません。辻褄が合うように書いていくつもりですがズレてしまったら・・・すみません。
※ただただすずなり。の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。
文字数 16,035
最終更新日 2023.03.03
登録日 2023.02.28