恋愛 微ざまぁ小説一覧
かつて夢物語の主人公のように持て囃された公爵令嬢は、王太子の心が離れると同時に周囲から孤立してしまう。
仕方がなかったとはいえ、自分で選んだ道だった。
醜聞塗れになっても、案外めげない前向き公爵令嬢は状況を打破するために隣国から来た皇弟に自ら近づいていく。
利用するつもりが利用され、堕とすつもりが堕ちちゃうお話。
文字数 11,996
最終更新日 2023.04.09
登録日 2023.02.15
皇太子の未来の王妃だったカナリアは突如として、父親の罪によって婚約破棄をされてしまった。
己の命が助かる方法は、友好国の悪評のある第二王子と婚約すること。
カナリアはその提案をのんだが、最初の夜会で毒を盛られてしまった。
誰も味方がいない状況で心がすり減っていくが、婚約者のシリウスだけは他の者たちとは違った。
ある時、シリウスの悪評の原因に気付いたカナリアの手でシリウスは穏やかな性格を取り戻したのだった。
シリウスはカナリアへ愛を囁き、カナリアもまた少しずつ彼の愛を受け入れていく。
そんな時に、義姉のヒルダがカナリアへ多くの嫌がらせを行い、女の戦いが始まる。
嫁いできただけの女と甘く見ている者たちに分からせよう。
カナリア・ノートメアシュトラーセがどんな女かを──。
小説家になろう、エブリスタ、アルファポリス、カクヨムで投稿しています。
文字数 128,110
最終更新日 2021.10.12
登録日 2021.08.19
大好きな彼と婚約が整って上機嫌でデビュタントに臨んだ子爵令嬢のセラフィーヌ。
だけど、未婚の貴族令嬢に望まれない縁談を押しつけることで有名な公爵夫人が、セラフィーヌの婚約者が平民の農家だと知って
「平民に嫁がされるだなんてかわいそう!」
と勝手に盛り上がって、こちらの言葉も聞かずに「貴族との結婚」を押しつけてこようとする。
どれだけ「両想いで幸せなのだ」とセラフィーヌとその家族が訴えても聞く耳を持たず暴走する公爵夫人はついに最大のやらかしをしてーー
文字数 13,696
最終更新日 2021.04.26
登録日 2021.04.22
わたくしは乙女ゲームの悪役令嬢みたいですわ。悪役令嬢に転生したと言った方がラノベあるある的に良いでしょうか。
ですが、ゲーム内でヒロイン達が語られる用な悪事を働いたことなどありません。王子に嫉妬? そのような無駄な事に時間をかまけている時間はわたくしにはありませんでしたのに。
だってわたくし、週4回は王太子妃教育に王妃教育、週3回で王妃様とのお茶会。お茶会や教育が終わったら王太子妃の公務、王子殿下がサボっているお陰で回ってくる公務に、王子の管轄する領の嘆願書の整頓やら収益やら税の計算やらで、わたくし、ちっとも自由時間がありませんでしたのよ。
こんなに忙しい私が、最後は冤罪にて処刑ですって? 学園にすら通えて無いのに、すべてのルートで私は処刑されてしまうと解った今、わたくしは全ての仕事を放棄して、冤罪で処刑されるその時まで、押しと穏やかに過ごしますわ。
※さくっと読める悪役令嬢モノです。
2月14~15日に全話、投稿完了。
感想、誤字、脱字など受け付けます。
沢山のエールにお気に入り登録、ありがとうございます。現在執筆中の新作の励みになります。初期作品のほうも見てもらえて感無量です!
恋愛23位にまで上げて頂き、感謝いたします。
文字数 21,086
最終更新日 2023.02.15
登録日 2023.02.14
つまり月給制で、アンジュ様が嫌だと言ったらその日はそれで終了。そういうことですよね。楽な仕事だわぁ。
文字数 2,279
最終更新日 2023.01.22
登録日 2023.01.22
伯爵令嬢であるオリビアは、この世界が前世でやった乙女ゲームの世界であることに気づく。このまま学園に入学してしまうと、死亡エンドの可能性があるため学園に入学する前に家出することにした。婚約者もさらっとスルーして、早や5年。結局誰ルートを主人公は選んだのかしらと軽率にも故郷に舞い戻ってしまい・・・
2話完結を目指してます!
文字数 8,754
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.06.07
マクレガー子爵家に嫁いでから五年。
ジゼルはひとり、子爵領の運営に精を出していた。
結婚前は優しかったはずの夫も、今では家に寄り付かない。
顔を見せるのは数カ月に一度の割合で、普段は自身が団長を務める騎士団の寮にいるようだ(それも本当かはわからない)。
『子どもはまだか』と周囲からの突き上げが多くなってきたジゼルは、ある女性の出現に、ついに離縁の意思を固める。――しかし。
文字数 976
最終更新日 2022.11.13
登録日 2022.11.13
海賊(義賊)の娘として生きてきたルティシア。ある日突然、両親が元々貴族だったこと、自分が貴族と婚約したことを告げられる。しかも相手はいつも笑顔で本音の見えない男で、曲がったことが嫌いなルティシアは苦手意識を持っていた。
どうせ貴族と婚約できるなら、小さい頃にスカーフをくれた思い出の男の子がいいと反発するルティシアだったが、その婚約が違法な取引を商人たちにさせている侯爵の不正の証拠をつかむための作戦だと聞かされ、協力することに。
※「腹黒恋愛短編企画」参加作品です。
※ざまぁ要素はうっっっすいです。
※投稿先:小説家になろう、カクヨム、アルファポリス
※表紙画像は似顔絵メーカーCharat様で作成しました。小説の挿絵としての利用が可であることは利用ガイドラインで確認のうえ、使用させていただいています。
文字数 18,712
最終更新日 2022.04.17
登録日 2022.04.17
侯爵令嬢アメリア・サリバンは、学園では名の知れた「悪役令嬢」だった。
冷たい印象を与える容姿であることに加え、人気者のレオナルド・クラークと事あるごとに対立しているからだ。とりわけ、レオナルドの支持者の一人、アルバート・チェイサーとは犬猿の仲だった。
ある日、いつものようにレオナルド達と衝突したアメリア。気晴らしに寄った図書館で、恋愛小説を借りようとしているところをアルバートに見つかってしまう。
「意外だよ。恋愛小説なんて読むんだな?」
その日から、アメリアの日常は少しずつ変わっていく。
*真面目で意地っ張りな悪役令嬢と、モブ属性の伯爵令息の小さな恋の物語です。
表紙イラストは紺田様(twitter:@fe_chaba)、デザインはイツキ様(@itsukinoaka)にお願いしました。
文字数 125,032
最終更新日 2023.02.22
登録日 2022.10.31
婚約を解消してほしい、ですか?
まあ! まあ! ああ、いえ、驚いただけですわ。申し訳ありません。理由をお伺いしても宜しいでしょうか?
まあ! 愛する方が? いえいえ、とても素晴らしいことだと思いますわ。
それで、わたくしへ婚約解消ですのね。
ええ。宜しいですわ。わたくしは。
ですが……少しだけ、わたくしの雑談に付き合ってくださると嬉しく思いますわ。
いいえ? 説得などするつもりはなど、ございませんわ。……もう、無駄なことですので。
では、そうですね。殿下は、『ペット』を飼ったことがお有りでしょうか?
『生き物を飼う』のですから。『命を預かる』のですよ? 適当なことは、赦されません。
設定はふわっと。
※読む人に拠っては胸くそ。
文字数 4,626
最終更新日 2020.11.29
登録日 2020.11.29
二百年前に起こった種族間戦争。その勝者となった人類種が暮らすマナタルト王国は、魔道具技術の発達と共に発展を遂げた。
王宮では更なる文明発展を目指し、優秀な発明家が日々研究に勤しんでいる。その中でも異端とされる女研究者サクラ・ハーウェイは、若干十四歳で宮廷付きに選ばれた天才。しかし彼女が目指しているのは魔道具技術の発達ではなく、それに代わる新たな技術の発明だった。
魔道具と共に歩んできた国、魔道具を捨てると考え方を快く思わない者は多い。故に彼女は同業の研究者から異端の変わり者と笑われていた。
いずれ必ず、魔道具が足りなくなる時代が来る。
亡き父の代から言い続けたが、誰も信じてはくれない。
それでも彼女は研究を続ける。
彼女を支える護衛騎士のシークと共に、素材集めや研究に勤しむ日々。
異端と呼ばれようと理解してくれる人が近くにいる。それだけで幸せだった。
そんな日々が唐突に終わりを迎える。
連載するかもしれない短編です。
連載版開始の際はこちらでリンクを用意いたします。
文字数 7,931
最終更新日 2021.02.17
登録日 2021.02.17
伯爵令嬢であるリヴィア・エルトナはつい先日婚約破棄されたばかり。嘲笑と好奇が自分を取り巻く。
わたくしも自分が婚約していたなんてその時知りましたけどね。
父は昔結ばれなかった女性を今も一途に想い続ける。
リヴィアはそんな父と政略結婚の母との間に産まれた娘で、父は娘に無関心。
貴族だからと言って何故こんな思いをしなければいけないのか、貴族の結婚はそれ程意味のあるものなのか。
そんな思いを抱えるリヴィアは、父と境遇を同じくする第二皇子と知り合い、自身にわだかまる思いを彼にぶつけてしまうのだが……
※小説家になろう・カクヨムでも掲載してます
文字数 241,014
最終更新日 2021.01.03
登録日 2020.11.19
『推しを幸せにし隊』……それは公爵令嬢、ヴァイオレット・オルブライドと、王太子であるジェラルド・イェーガーを心から慕う者たちが発足させた隊である。
……これは、そんな『推しを幸せにし隊』の隊員たちが、推し二人を幸せにするべく奮闘する日々の記録である。
※2020/10/23……タイトルを【我ら、推しを幸せにし隊!】から変更しました。
※長編【魔導師の姉】の執筆の息抜きに始めたものなので不定期投稿です。
※「なろう」「カクヨム」にも投稿しています。
文字数 88,333
最終更新日 2020.12.24
登録日 2020.10.19
「ねえ、君。聖女になってみないか?」
「……は!?」
貧乏子爵令嬢のユユアは、ある日、森で魔物と交戦し死にかけていた王弟殿下を、ポンコツな治癒魔法で助けた流れから、そんな突拍子もない勧誘を受けた。
ちょっと待ってください、聖女ってそんなに簡単になれるものなんですか!?
抵抗を試みるも、口の上手い殿下に逃げ道をことごとく塞がれてしまう。勧誘を断り切れず、報酬に釣られるがまま領地から王都に出たユユアは、マイペースで魔法狂いの殿下に興味を持たれ、振り回されながらも治癒の仕事を全うしていく。聖女と呼ばれるような力を持っていないのに、聖女のふりをしながら。その間にも、王国には刻一刻とスタンピードの影が迫っていた。
聖女?な治癒師の子爵令嬢と、国最強の魔法師王弟殿下が織りなすラブコメです。
※なろうさんで先行掲載しています
文字数 88,103
最終更新日 2022.07.29
登録日 2022.07.23
「キザリス・ハーデンターク伯爵令嬢! 俺はお前との婚約を破棄するっ!」
「――承知しました。では歯を食いしばっていただけますか?」
婚約者である第三王子から、突然の婚約破棄を告げられたキザリス。
しかし彼女は黙って引き下がるような令嬢ではなかった。焦る王子を相手にキザリスは前へと踏み出した。
なぜなら、彼女にはやるべきことがあったから。
※ざまぁは香り付け程度です。「小説家になろう」でも公開しております。
文字数 8,620
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.09.04
エールズ家の長女アリシアは、十五歳の誕生日を迎えた。しかしその先を歩くことはできない。両親に、妹に、使用人に裏切られ殺される。死んでも蘇り、また同じ運命を繰り返す。
アリシアは何とか死の運命とループを回避しようと奮闘するが敵わず、次第に心が傷ついていく。そんな彼女が最後に思いついたのは、エールズ家から逃げることだった。
ループに苦しむ令嬢の命をかけた逃避行が始まる。
長編にするかもしれない短編です。
文字数 15,616
最終更新日 2021.03.23
登録日 2021.03.21
私、オリビア15歳。子供頃から魔力が強かったけど、調べたらドラゴンの番だった。
だけど、肝心のドラゴンに会えないので、ドラゴン(未来の旦那様)を探しに行こう!て思ってたのに
貴方達誰ですか?彼女を虐めた?知りませんよ。学園に通ってませんから。
文字数 11,135
最終更新日 2021.03.18
登録日 2021.03.14
侯爵令嬢マリアヴェルは、悪女と評されるほどの性格の悪さが原因で三人の婚約者から捨てられている。どれだけ評判が悪くとも家柄と容姿の美しさから縁談に事欠かない彼女は、四人目の婚約者からも別れを切り出された。
「マリアヴェル。俺が今夜の夜会に君を誘ったのは今ここで、君との婚約を破棄するためだ。俺は心から愛する女性と出逢ったんだ」
目の前で婚約者が浮気相手への愛を語ろうと、わずか二ヶ月で婚約破棄を告げてこようとも、マリアヴェルはまったく動じない。なぜなら彼女には、一つの野望があるのだから。
*この作品は小説家になろうでも投稿しています。
文字数 136,719
最終更新日 2023.06.08
登録日 2023.02.17
私は筆頭公爵の嫡男で、まだ婚約者はいなかった。
学園の裏庭で子犬に優しく話しかけるマリーアン候爵令嬢が好きになって婚約した。ところが・・・・・・
もふもふ子犬と麗しい公爵子息と氷のような美貌の候爵令嬢の恋物語。
文字数 6,338
最終更新日 2021.02.14
登録日 2021.02.11
妹はとても可愛いけれど移り気な性格だ。服も宝石もすぐに飽きて私に無理矢理押しつけ、自分は新しいものを買ってもらう。
「私、ダニエルに飽きちゃったわ。」
でも、まさか婚約者まで飽きるとは思わなかった。
私は彼を慰めているうちに・・・・・・
※異世界のお話、ゆるふわ設定、ご都合主義。
※誤字、脱字やりがちな作者です。教えていただけると助かります。
5話前後の短いお話になる予定です。表紙はpixabay(フリー画像素材)からのものです。
この世界では騎士団長になれば爵位がもらえる設定です。文官より騎士団員のほうが華やかでステータスがあると思われている世界です。
文字数 8,192
最終更新日 2022.04.17
登録日 2022.04.13
年齢不相応に大人びた子供だった姉イレーナと無邪気に甘える妹ハンナ。どちらを両親が可愛がるかは火を見るより明らかだった。
甘やかされて育ったハンナは「姉の物は自分の物」とイレーナの物を奪っていくが、早くから社会経験を積んだイレーナは「世の中の真理は等価交換」だと信じ、ハンナの持ち物から等価値の物と交換していた。
物を奪っても上手くいかないハンナは、イレーナの悔しがる顔見たさに婚約者を奪い取る。
「私には婚約者がおりませんから、お姉様お得意の等価交換とやらもできませんわね」
王家主催のパーティで告げるも、イレーナは満面の笑顔で「婚約破棄、承知いたしました」と了承し……。
★コメディです
★設定はユルユルです
★本編10話+おまけ3話(執筆済み)
★ざまぁはおまけ程度
文字数 25,002
最終更新日 2022.09.19
登録日 2022.08.31
※素人作品、ゆるふわ設定、ご都合主義※
ざまぁは、少なめ?かなと思います
私の家系は、軍人の家系で武術で王家に貢献してきた。
父は元騎士団長で、兄は父の後を継ぎ現騎士団長を務めている。もう1人の兄も騎士の一人として王太子殿下の護衛騎士を務めている。
そして私は、女だけれど実力を認められ騎士になった数少ない女騎士だ。
そんな私だが、まさかこんな目に会うとは思わなかった……
文字数 19,767
最終更新日 2021.10.19
登録日 2021.10.14
最強騎士団を統率するハミルトン公爵家の末っ子令嬢のマチルダは見た目はとても淑やかで控え目な美少女であったが、実は怪力の持ち主であった。怪力を隠し世間知らずの箱入り娘として育ったマチルダは自国のお城の王子とお見合いをするも、ふとしたことで怪力がばれてしまう。怪力の噂が広がり、今後の縁談に支障が出てしまったハミルトン公爵はマチルダの力を有効に使える最弱国であるボルド国の第一王子マンフリードに縁談話を持ちかけるのだが……。
脳筋天然おバカワンコ系ヒロインと真面目な苦労性の突っ込み役王子のラブコメです。
*二章の次に番外編を挟み、一章~三章の全27話完結となっています。
*二章のバトル描写と後半のやや高めの糖度で一応R15とさせて頂きました。
*小説家になろうにも掲載してます。
文字数 107,289
最終更新日 2023.11.13
登録日 2023.11.05
馬車事故で片脚の自由を奪われたフロレットは、それを理由に婚約者までをも失い、過保護な姉から「かわいそう」と口癖のように言われながら日々を過ごしていた。
だが自分は、本当に「かわいそう」なのだろうか?
前を向き続けた令嬢が、真の理解者を得て幸せになる話。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
文字数 14,091
最終更新日 2022.02.01
登録日 2022.01.28
私はリリーナ・アインシュタインは、皇太子の婚約者ですが、皇太子アイザック様は他にもお好きな方がいるようです。
人前でキスするくらいお好きな様ですし、婚約破棄して頂けますか?
え?勘違い?私の事を愛してる?そんなの今更、結構です。
文字数 5,617
最終更新日 2021.04.20
登録日 2021.04.18
「セリーナ・マクギリウス。貴女の魔法省への入省を許可します」
婚約破棄され修道院に入れられかけたあたしがなんとか採用されたのは国家の魔法を一手に司る魔法省。
そこであたしの前に現れたのは冷徹公爵と噂のオルファリド・グラキエスト様でした。
「君はバカか?」
あたしの話を聞いてくれた彼は開口一番そうのたまって。
ってちょっと待って。
いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないですか!!?
⭐︎⭐︎⭐︎
「セリーナ嬢、君のこれまでの悪行、これ以上は見過ごすことはできない!」
貴族院の卒業記念パーティの会場で、茶番は起きました。
あたしの婚約者であったコーネリアス殿下。会場の真ん中をスタスタと進みあたしの前に立つと、彼はそう言い放ったのです。
「レミリア・マーベル男爵令嬢に対する数々の陰湿ないじめ。とても君は国母となるに相応しいとは思えない!」
「私、コーネリアス・ライネックの名においてここに宣言する! セリーナ・マクギリウス侯爵令嬢との婚約を破棄することを!!」
と、声を張り上げたのです。
「殿下! 待ってください! わたくしには何がなんだか。身に覚えがありません!」
周囲を見渡してみると、今まで仲良くしてくれていたはずのお友達たちも、良くしてくれていたコーネリアス殿下のお付きの人たちも、仲が良かった従兄弟のマクリアンまでもが殿下の横に立ち、あたしに非難めいた視線を送ってきているのに気がついて。
「言い逃れなど見苦しい! 証拠があるのだ。そして、ここにいる皆がそう証言をしているのだぞ!」
え?
どういうこと?
二人っきりの時に嫌味を言っただの、お茶会の場で彼女のドレスに飲み物をわざとかけただの。
彼女の私物を隠しただの、人を使って階段の踊り場から彼女を突き落とそうとしただの。
とそんな濡れ衣を着せられたあたし。
漂う黒い陰湿な気配。
そんな黒いもやが見え。
ふんわり歩いてきて殿下の横に縋り付くようにくっついて、そしてこちらを見て笑うレミリア。
「私は真実の愛を見つけた。これからはこのレミリア嬢と添い遂げてゆこうと思う」
あたしのことなんかもう忘れたかのようにレミリアに微笑むコーネリアス殿下。
背中にじっとりとつめたいものが走り、尋常でない様子に気分が悪くなったあたし。
ほんと、この先どうなっちゃうの?
文字数 6,798
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.26
稀な光属性持ち転生ヒロインのエアリスは、学園で出会ったイケメン達と青春を謳歌し、最終的に王太子を恋人に選んで、乙女ゲームの季節は終わりを告げた。
今、王城にてひっそりと、王太子と婚約者マグノリアの婚約破棄が行われようとして居る。
悪役令嬢と見做され、誤解と偏見に晒された学園生活にも、誇りを失わずに耐え抜いたマグノリア。
理不尽な婚約破棄に、彼女は何を思うのか……。
誤解されやすい悪役令嬢にも、少なくとも3人の理解者が居るようです。
※主人公は悪役令嬢です。
【続編】
『悪役令嬢の怪物と夢見鳥』※夢見鳥:蝶または胡蝶の異名。
一作目の前日譚と後日譚の前後編。
悪役令嬢をめぐる二人の男の、よみがえる愛と失われる恋。
※おもたい蛇足。
※主人公は悪役令嬢ではありません。
なろう様に同名義で掲載した作品です。
文字数 24,379
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.03.22
聖魔導師のフェリチータは華奢で小さな女の子。年頃の彼女は、いつも『乳臭い子供』とからかわれて傷付いていた。そんな彼女が、変な開き直り方をして取った行動とはーーー?ちょっと天然で単純な女の子のお話。
(外部でも投稿しております。何でも許せる方のみどうぞ)
文字数 6,224
最終更新日 2023.02.01
登録日 2023.02.01
アリゼには親が決めた婚約者がいた。名前はカイラス=ハウフィールド。彼は巷で”彫像”と呼ばれている。何故ならとても美しいから……それと、全く喋らないから!
お互いの親同士が決めた婚約。交流しようにもひたすら無言。まあいいか、とアリゼは婚約を気楽に考えていたものの、呪いをかけられ猫になってしまう。
猫のまま途方に暮れていたアリゼは、カイラスと出会う。すると……⁉ えっ、キャラ違いすぎませんか⁉
猫は好きでも人が嫌いなカイラスと、猫になったり少しだけ人に戻ったりするアリゼがハッピーエンドになるまでの話。
文字数 48,814
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.12
高名な魔術師を幾人も輩出してきた名家の出である侯爵令嬢リディアは、第二王子の婚約者だ。十二歳の時に婚約を交わしてから四年間、良好とは言い難い仲だった二人だが、ある日、リディアは婚約者の浮気現場に遭遇してしまい…。
*この作品は小説家になろうでも掲載しています。
文字数 23,582
最終更新日 2023.02.26
登録日 2023.02.26
聖王妃の印をもって生まれたアンドレア。
7才にして、王族の3人の王子から次期国王となる夫に選んだのは第二王子のローレンス。
しかし、ローレンスとの仲は、離れていくばかり。
王としての執務は優秀にこなすが愛人を囲い、アンドレアを見向きもしないローレンス。
その二人の仲につけ込み第一王子が異国出身の皇太后の力を借りて王位略奪のクーデターを起こす。
異国から持ち込んだ神を国教とすべく皇太后の軍勢で城は落とされる。
アンドレアは、自身の騎士レナードに命じてローレンスと第三王子のリオンを逃がし生涯を終えた・・・はずだった。
最後に願ったのは、『もう一度やりなおせるのなら─────』
そして、同じ願いはアンドレアを慕う男たちも同じだった。
神にもらったやり直しの機会アンドレアは今度こそ愛し愛されて国を導きたいと奮闘する。
※R15は念のため。
小説家になろうにも投稿しています。
文字数 22,155
最終更新日 2022.02.01
登録日 2022.01.16
「カタリナ。すまない……婚約破棄してくれ」
ガイル伯爵・ホルストはそう心苦しそうに言った。でもそれよりも、目の前に起きた衝撃的な事実にわたしは打ちのめされていた――。
文字数 1,432
最終更新日 2021.08.28
登録日 2021.08.28
学園では髪をまとめていて、眼鏡もかけているものですから、はい、あの、すみません。
文字数 2,074
最終更新日 2023.01.20
登録日 2023.01.20
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
文字数 7,904
最終更新日 2022.04.10
登録日 2022.04.09
元平民のカリナは、その美しい容姿から『絶世の美女』『美しすぎる令嬢』と言われ、世の男性達からもてはやされていた。
とある夜会で王太子から突然告げられた婚約破棄。
王太子に寄り添う被害妄想聖女。
呼んでもないのに隣国から迎えに来た王子。
やっぱり婚約破棄を取り消すと言い出す王太子。
目の前で繰り広げられるテンプレ展開に、カリナは何の興味も示さない。
彼女には既に想いを寄せる相手がいた。
想い人である彼の前では、カリナの美貌は何の役にも立たない。
なぜなら彼の瞳に、カリナの姿は映らないのだから。
そんな想い人に、カリナはある嘘をついてしまった。
※この作品は他の投稿サイトにも掲載しています。
文字数 9,763
最終更新日 2022.08.19
登録日 2022.08.19
双子の姉妹の秘密、幼い頃アリスはエリサになんでも言う事を聞くよう強要されていた。
エリサの命令でアリスは王子サリエルに近づく令嬢達に嫌がらせを続け、最悪の悪女と呼ばれるようになった。愛し合うエリサとサリエル王子。しかし王子が聖女に心変わりしてしまいエリサは聖女の顔を傷つけるようアリスに劇薬を渡した。
(そんなことは絶対に出来ない)
悩むアリスに美しい亡霊の騎士アルが憑りついてアリスは彼に救われるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
文字数 8,238
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.03.25
田舎の子爵令嬢のフローナは、隣の領地のウルスに淡い恋心を抱いていたが、ウルスはフローナの従姉に一目惚れし後に婚約する。その後、フローナは貴族の子女として王都の学園に入学し、勉学に勤しみつつ、なるべく目立たないような生活をおくる予定だった。ところが、なぜか高等部の高位貴族ご子息のアルバストに捕まり、アルバストらの仕事を手伝うはめになる。目立てば嫉妬や嫌がらせ。フローナとしては修学後は速やかに領地に戻りたいのだが……。
文字数 93,068
最終更新日 2024.02.04
登録日 2024.01.01
星屑オペラッタ~わすれな姫は若さを手にした賢者様に甘やかされる~のもしも話です。
西の偏狭、ウィークラッチの孤島に聳え立つ国立図書館。
その最上階に住み着くとんだ落ち零れ、学者崩れの総館長と、 彼の”出来た”助手を今年で三年勤め上げている皇家の末姫君。
これは、そんな二人のお話。
文字数 159,249
最終更新日 2023.07.14
登録日 2023.06.02