歴史・時代 小説一覧

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けうけげん

薬種問屋の末娘、おりつは齢八歳。祖父の家へお使いに行ったある日、真っ黒でおっちょこちょいな妖怪『けうけげん』と出会う。 人には見えない不思議な妖怪と、おりつが紡ぐ、優しくて少し切ない物語。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 11,707 最終更新日 2026.07.10 登録日 2026.07.10
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破鏡の世に……(アルファポリス版)

 後漢王朝は、形ばかりのものになりつつあった190年後半。  曹孟徳(そうもうとく)による『徐州大虐殺』から姉弟たちと共に逃れ、逃れて荊州(けいしゅう)の襄陽(じょうよう)にたどり着いた諸葛孔明(しょかつこうめい)、16歳。  現在の趣味は畑仕事に掃除、洗濯に内職。裁縫も得意だ。星を読むのは天候予測のため。でないとご飯にありつけない。一応学問はさらっているが、それが今現在役に立っているかは不明。そして早急に必要なのは姉弟の腹を満たすものと、結婚適齢期を過ぎつつある二人の姉の嫁ぎ先!  性格は悪くないものの破天荒な姉弟たちによって磨かれた「おかんスキル」と、新しく親族となった一癖どころか二癖も三癖もある人々の中、何とかいかに平和に、のんびりと、無事にやり過ごそうと努力したもののことごとく失敗。 その上、一人の少女と出会う。 半身を追い求める孔明、幼い少女は自分を守ってくれる人、愛を求める。
歴史・時代 連載中 長編 R15
感想数 0 文字数 251,514 最終更新日 2021.05.14 登録日 2019.08.28
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三人のスターリン

1941年6月、スターリンの寝室に侵入者があった。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 3,374 最終更新日 2022.06.21 登録日 2022.06.21
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The Coming of Age Ceremony ~成人の儀~

20XX年!荒れ狂う成人式に対して国は新たに『新・成人条例』を制定した! DQN成人候補として挙げられた者は他の者とは別に成人の儀へと招待される。襲い掛かる数々の試練、トラップ、試験官。全てを打ち倒した者だけが成人として認められ、脱落者は一生未成年児の烙印を押され生きていくのだ。さて、今年は何人成人が生まれるかな?
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 6,502 最終更新日 2016.01.28 登録日 2016.01.28
1,365

風よ、桜のごとく

大正デモクラシーの春、新しい生き方を模索する少女が、断髪という決断を通して“自分の道”を選び取るまでの成長の物語。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 10,431 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.05.31
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春霞の刃

春霞の刃
江戸時代の深川で、殺し屋・沙夜が少年・悠を救う。家族を失った悠と孤独な沙夜は絆を深め、権蔵への復讐を誓う。春霞の中、愛と戦いの物語が始まる。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 9,211 最終更新日 2025.05.13 登録日 2025.05.09
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うつほ物語~藤原仲忠くんの平安青春ものがたり

「源氏」以前の長編古典ものがたり「うつほ物語」をベースにした、半ば意訳、半ば創作といったおはなし。 男性キャラの人物造形はそのまま、女性があまりにも扱われていないので、補完しつつ話を進めていきます。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 234,173 最終更新日 2020.05.31 登録日 2020.04.28
1,368

次男で生まれたばっかりに

武家時代。長男に生まれなかった次郎の暮らしを描いた物語です。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 5,640 最終更新日 2022.08.11 登録日 2022.05.30
1,369

【完結】『宵闇ノ祓人~明治東京妖奇譚~』

【完結】『宵闇ノ祓人~明治東京妖奇譚~』
文明開化の光が射す明治の東京。 その賑わいの裏では、人々の負の感情が「穢れ」となり、この世に現れ始めていた。 妹の奇病を救うため、青年・東雲悠真は、抗う術もなく穢れと向き合う。 しかし、絶望の淵で彼の中に眠っていた力が覚醒する。それは、穢れの正体である「魂の形(ココ)」を視る眼と、それを打ち砕く異能。古の血を引く者として、悠真は穢れを祓う「祓人衆」と出会い、自身の宿命を知る。 仲間との絆、秘められた血脈の真実、そして穢れを操ろうとする者たちの暗躍。 幾度も困難に直面しながらも、悠真は自らの力を開花させ、成長を遂げていく。 これは、激動の時代を舞台に、人々の心の闇に光を灯す、魂を巡る明治活劇。 あなたは、この物語の行く末を目撃する覚悟があるか?
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 223,297 最終更新日 2025.06.15 登録日 2025.05.22
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四十島の江戸怪談話 —鳥の声にご用心—

四十島の江戸怪談話 —鳥の声にご用心—
江戸時代。 怖がりな四十島《よそじ》が今夜も怯えている。 町で囁かれるのは、鳥の鳴き声にまつわる不思議な話の数々。 「ちょっとこい」と鳴く鳥が人を呼ぶ? 夜に飛ぶ赤い目の女はカモだった? 逃げ腰ながらも事件に巻き込まれる四十島が、 今日もビクビク、ときどきしれっと鳥に詳しくなる!
歴史・時代 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 45,394 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.24
1,371

江戸城に咲いた天使達 〜ショタコン家光と可愛い小姓達の日常〜

 江戸城に咲いた天使達 〜ショタコン家光と可愛い小姓達の日常〜
女を愛さず、少年だけを愛した将軍は、 香を纏わせた可憐な小姓たちを身のまわりに集め、 江戸城に“美少年だけのハーレム”を築き上げていく。 寝所に侍るため、香を学び、所作を磨き、将軍の心を奪わんと競い合う小姓たち。 時に友情が恋となり、時に嫉妬が罠となる―― もはやただの寵愛ではない。 香と忠誠が、政治の一部へと昇華していく。 江戸城に咲いた、可愛すぎる天使たち―― 香と恋が乱れ咲く、耽美で濃密な江戸を舞台にした歴史BL小説。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 44,205 最終更新日 2025.06.23 登録日 2025.05.24
1,372

漆黒の刃

黒の浪人と呼ばれた佐藤 勇俊が様々な人に出会い赤になっていく。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 29 最終更新日 2022.05.31 登録日 2022.05.31
1,373

ブリストルの兄弟ーThe Modern World Never Concerns

ブリストルの兄弟ーThe Modern World Never Concerns
19世紀末のロンドン、『The Electrician』誌の編集部に急報が飛び込んできた。 それは、世界で初めて海底ケーブル通信を成功、実用化したブレット兄弟の弟・ジェイコブの訃報だった。編集主幹のグレイは彼の記事を直近の号で大きく扱うことに決める。 それを不思議に思う若手の記者を捕まえて、グレイはパブで語りはじめる。 横書き読みをおすすめします。 ※すべての方に。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 20,824 最終更新日 2022.10.19 登録日 2022.10.12
1,374

北条を倒した男

足利尊氏の半生を描いてみました。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 14,311 最終更新日 2024.06.03 登録日 2024.06.03
1,375

実朝暗殺!

実朝暗殺!
5000文字でその夜を。 建保七年 (1219) 一月二十七日、夕刻より雪……
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 5,343 最終更新日 2020.08.03 登録日 2020.08.03
1,376

蒼旗翻天 -彼方へ 高衡後記-

 文治五年(一一八九)九月、源頼朝率いる鎌倉軍の侵略により、奥州藤原氏は滅亡。  その十余年後、生き残った者達は、再び新たな戦乱に身を投じようとしていた――   (※前作「彼方へ -皆鶴姫伝説異聞-」から10年後の物語を描いています)
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 70,646 最終更新日 2021.03.24 登録日 2021.03.23
1,377

夫婦元結岩咲花(めおともとゆい いわにさくはな)~もう一つの四谷怪談~

夫婦元結岩咲花(めおともとゆい いわにさくはな)~もう一つの四谷怪談~
    日本「最怖」の怪談話として、知らない人はいない鶴屋南北の「東海道四谷怪談」  文政八(1825)年、江戸中村座で初演されて以来、歌舞伎だけではなく、映画等で数え切れないくらいリメイクされた日本を代表する怪談です。  愛する夫・伊右衛門に騙され、毒を盛られ、非業の死を遂げた女性お岩さんの怨霊が伊右衛門や、彼に協力した者達を取り殺す!  この世で最も恐ろしいのは、欧米ホラーのような殺人鬼などではなく「人の念」・・・特に「怨念」である。  世界的にも人気の高い「Jホラー」の古典にして最高傑作・・・そう言い切って良いでしょう。  しかし、この四谷怪談には全く別の話があるというのです。  明治から昭和初期にかけて活躍した小説家、岡本綺堂(1872~1939)氏の短いエッセイ「四谷怪談異説」によると、伊右衛門とお岩さんは仲睦まじい夫婦で、お岩さんは貧困のためにやむを得ず夫婦別々に暮らしていた二人が再び元のように一緒に暮らせることを願って、奉公先のお稲荷様に毎日祈願していた貞女だというのです。  朝、皆が寝静まっている早朝に屋敷の庭先の稲荷に熱心に祈願しているお岩さんの姿を屋敷の主人が目撃し、彼女から事情を聞き、二人が一緒に暮らせるよう力添えをしてくれたため、伊右衛門・お岩夫婦は再び一緒に暮らせるようになったというハッピーエンドストーリー。  現存する「於岩稲荷」は、お岩さんが夫婦が再び一緒に暮らせることを願って祈願していた祠だと言います。  ・・・恐ろしい怪談話とは真逆の物語です。  本作は、そんな「もう一つの四谷怪談」を短編にしてみました。  タイトルの「夫婦元結岩咲花」は昔の歌舞伎・浄瑠璃の演目風に「めおともとゆい いわにさくはな」と読みます。  「元結」(もとゆい)は男女問わず髪を結う時に使う紐・糸のことで、伊右衛門・お岩夫婦が再び「元」に「結ばれる」とかけています。  なお、「半七捕物帳」で日本の「捕物小説」の祖となった岡本綺堂氏のエッセイ「四谷怪談異説」は、著作権が消滅しているため、青空文庫等で気軽に読むことが出来ますので併せてお読み頂けると幸いです。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 1 文字数 5,507 最終更新日 2021.06.03 登録日 2021.05.31
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藤の花簪〜お井戸とオケと

格子の奥に、死んだ女房の姿を見た。 スッと血が引いた思いがして、頭の後ろのほうが重く痺れる。 なんだ、おめえは死んでからも廓から出られねぇのか。 年季はとっくの昔に明けただろう?どうしてまだそこに座って、客を取らなきゃならねぇんだ。 死んだ女房から逃げた男と、枯井戸から拾われた子のお話し。
歴史・時代 完結 ショートショート R15
文字数 9,370 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.31
1,379

黒潮の舳

黒潮の舳
藤原純友の物語です。 ※不定期更新です。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 8,186 最終更新日 2026.06.15 登録日 2026.05.21
1,380

ツァーリ・ナタリア!

1980年代のソビエト連邦。全土にペレストロイカの改革の波が押し寄せる中で、それぞれ出身も民族も異なる七人の少女たちが停滞しきったソビエト経済を立て直すべく立ち上がる。 彼女たちは西側世界の象徴的な文化である自由な音楽を取り入れて政府の外貨獲得にも大きく貢献し、やがて国家労働英雄の勲章が授けられる。 しかしチェルノブイリ事故やベルリンの壁崩壊、東欧諸国の民主化が暗い影となって忍び寄り、彼女たちのもたらした西側文化によって愛するソビエト連邦の分断は加速し、徐々に崩壊していくのだった・・・。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 149,665 最終更新日 2020.05.30 登録日 2020.05.30
1,381

小癪なり 宗茂~嗚呼、壮烈高鳥居城 落城秘話~

小癪なり 宗茂~嗚呼、壮烈高鳥居城 落城秘話~
 島津武士団の撤退。  その瞬間、三百余名の運命が定まった。  七月二七日。筑前の名将・高橋紹運とその郎党七六三名は、宝満城に籠もる事も適わず、岩屋の苔となった。  世間に出回る歴史書では、この壮烈な玉砕戦の後に太閤秀吉による九州平定が成されると記述があるが、その陰には、もう一つの壮烈な玉砕戦があった。 ※この当時、立花宗茂は「統虎」と名乗っていましたが、わかりやすいよう「宗茂」にて統一しております。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 4,777 最終更新日 2020.08.18 登録日 2020.08.18
1,382

慶安夜話 ~魔天の城~

慶安の江戸、人生に絶望した蘭丸は人知を越えた現象に遭遇し、そして魔性を斬る者となった。ねねと黒夜叉、二人の女に振り回されつつも、蘭丸は大奥の暗き噂を聞き、江戸城の闇に潜む魔性と対峙する……
歴史・時代 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 33,268 最終更新日 2022.05.07 登録日 2022.05.07
1,383

【西南戦争】同胞(はらから)を喰う

「即興小説トレーニング」さんにて、お題「地獄の負傷」・1時間で書いたもの。西南戦争辺りを想定した短いお話ですが、あまりきちんと調べられていないため歴史的にも鹿児島弁的にもなんとなく読み流して頂けましたら幸いです。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 645 最終更新日 2020.04.25 登録日 2020.04.25
1,384

神逐(かんやらい)

神逐(かんやらい)
日本最古の追放物、須佐之男命(すさのをのみこと)の物語。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 2,464 最終更新日 2021.05.31 登録日 2021.05.31
1,385

抄編 水滸伝

抄編 水滸伝
中国四大奇書のひとつ、『水滸伝』の抄編、抄訳になります。 水滸伝はそれこそ無数に翻訳、抄訳されておりますが、現在でも気軽に書店で手にはいるのは、講談社学術文庫(百回本:井波訳)と岩波少年文庫(百二十回本:松枝抄訳)ぐらいになってしまいました。 岩波の吉川訳、ちくまの駒田訳、角川の村上訳、青い鳥文庫の立間訳などは中古市場のものになりつつあります。たくさんあって自由に選べるのが理想ではあるのですが。 いまこの大変面白い物語をひろく読んでいただけるよう、入門的なテクストとして書くことにいたしました。再構成にあたっては、小学校高学年の子供さんから大人までを対象読者に、以下の方針ですすめてまいります。 ・漢字表現をできるだけ平易なものに ・原文の尊重よりも会話の面白さを主体に ・暴力、性愛表現をあっさりと ・百八人ぜんいんの登場にこだわらない ・展開はスピーディに、エピソードもばんばんとばす ・ただし詩や当時の慣用句はたいせつに ・話しの腰を折らない程度の説明は入れる ……いちおう容與堂百回本および百二十回本をもとに組み立て/組み換えますが、上記のとおりですのでかなり端折ります(そのため“抄編”とタイトルしています)。原文はまじめに訳せば200万字は下るまいと思いますので、できればその一割、20万字以内に収められたらと考えています。どうかお付き合いください。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 1 文字数 124,505 最終更新日 2024.02.26 登録日 2023.10.01
1,386

泥の中に咲く女

泥の中に咲く女
 壇ノ浦の戦い、自らの子が海に沈みゆくところを見ていることしかできなかった。徳子も重いしを懐に忍ばせて、重い着物が水を吸って沈みゆく水の中へ死んでいくつもりだったのだ。海の底の竜宮城で徳子は安徳天皇と幸せに暮らすつもりだったのだ。  落ち行く平家の中で生き残った平家のプリンセス、徳子の人生の話。 『定められた人生が不幸だとは限りません、私は泥の中でも咲く花になりとうございます』  強く、美しく、賢い徳子の人生とは…
歴史・時代 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 1,930 最終更新日 2024.05.24 登録日 2024.05.24
1,387

旅人ゴンジと神様の宿

時はいつとも知れぬ、場所も特定できぬ、どこか懐かしく、どこか不思議な町。 そんな町の片隅に、古びた看板を掲げた小さな宿屋がある。その名も「福の宿 こがね屋」。 一夜の雨をしのげればいい。 そんなつもりで立ち寄った旅人・ゴンジは、女将のおかみさんから湯をもらい、にぎり飯をいただき、縁側で月を眺めながら、ふと思う──「ここは、神様が見てた宿屋なのかね?」と。 この物語は、旅人・ゴンジと、彼を一夜迎えた「こがね屋」の人々が織りなす、人情噺である。 ゴンジは、どこから来たのか、どこへ向かうのか。それを誰も知らない。 けれど、町の人々は彼に聞いてしまう。「旅人さんかい? 旅の先では、なにが流行ってるの?」と。 ゴンジは毎回、まことしやかに語る。 ある町では、子どもたちのあいだで落語が流行っている。 ある村では、春になると桜餅を投げ合って遊ぶ祭りがある。 ある漁村では、海に願いごとを書いた貝殻を投げ込む風習がある……。 ゴンジの言葉は、嘘っぱちに聞こえる。 けれど、不思議なことに、彼の語った「流行りもの」が、後から本当にその地に広まっていく。 まるで、未来から来たようでもあり、神さまの口から洩れたようでもある。 「俺の言うことは、だいたい嘘です。でも、信じて動いた人の心が本当をつくるんですよ」 旅の先を見せるのではなく、心の奥にしまっていた願いや希望を引き出すように── ゴンジは一夜かぎりの出逢いの中で、人の人生にそっと火を灯していく。 人を信じられなかった刺青男のケイジ。 夢をあきらめかけていた若者。 声を出せなくなった女の子。 頑なな老人。 町に根を張る女将さん── 彼らの心の扉が、ひとつ、またひとつと開いていく。 笑って泣けて、ちょっとあったかくなる。 人間っていいな。そう思える、情とユーモアが詰まった物語。 ゴンジは今日も、どこか遠くの町で誰かにこう聞かれている。 「旅人さんかい? 旅の先では、なにが流行ってるの?」 そしてまた、誰かの中に希望が芽吹く。 それが嘘でも、本当になるなら、悪くない。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 2,940 最終更新日 2025.06.24 登録日 2025.06.23
1,388

化け猫亭~化け猫の手、お貸しします~

人は忙しくて手が回らないとき、思わず『猫の手も借りたい』という。そんな猫の手を提供しているのは、人間の姿をした化け猫お蘭。彼女は同じく化け猫族の猫又たちと、『化け猫亭』を経営。今日も店には、猫又たちの手を借りに、お客がやってくる。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 30,449 最終更新日 2021.06.22 登録日 2021.05.09
1,389

影武者の花嫁

影武者の花嫁
――戦乱の世、運命に引き寄せられるように出会った、二人の少女。その姿は、まるで鏡写しのように――。 貧しい村に暮らす娘・沙和(さわ)は、ある日突然、武士たちに連れ去られる。理由はただ一つ。病に伏せる姫君・紗姫(さひめ)と瓜二つの顔立ちだったから。 「今日からお前は、姫として生きよ」 望んだことのない華やかな衣、気の張る礼儀作法、言葉の裏に策を隠す城の人間たち。 “姫”として暮らすことを命じられた沙和は、次第に巻き込まれてゆく。 若き城主・晴親(はるちか)の鋭い視線、腹心の家臣・桐谷(きりたに)の無言の忠誠。 誰が味方で、誰が敵なのか――。 城には、触れてはならぬ秘密と、誰かの思惑が渦巻いていた。 影として生きるはずだった娘が、本物以上に輝きを放ち始めたとき、運命の歯車が静かに狂い出す。 「私が、姫の代わりを務めることに、意味があるのだとしたら――」 偽りの花嫁に託された、真実と未来。 運命に抗う影武者が、愛と誇りを胸に咲き誇る、戦国ロマンス開幕。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 16,504 最終更新日 2025.05.25 登録日 2025.05.23
1,390

「遺された言葉と最も大切なもの」

牧帯刀は父が言い遺せずに逝った際のその先の言葉を、自宅をオ ペレートするAIのフレデリックに解析せよと命じるが、その答を 夢で見せられる。  それが蛇蠍とマラリアを媒介するハマダラ蚊の夢で、悪夢だと怒 る牧にフレデリックはそれこそが見るべき夢だと諭す。  二千六十八年の現在AIは人工夢生成機器を駆使して夢を操り、 実年齢百五歳の牧は二十代の肉体を持つ。  ニューギニアの戦場で父に出会う夢の続きを見た牧は、父が言い 遺そうとした言葉と最も大切なものが何かを知り、子供を持つ為に 不老不死の権利を捨てる決心をする。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 9,912 最終更新日 2019.12.14 登録日 2019.12.14
1,391

まつみ草の足跡

まつみ草の足跡
「地獄には、この兄が先に待っていてやる」 織田信長の側近として、若くして多忙を極める森乱丸。 そんな彼の前に、戦場に血の雨を降らせ「鬼武蔵」と恐れられる実兄・森長可が現れる。 新たな地への赴任を控えた二人は、酒を酌み交わし、幼き日の悪戯を笑い合う。 主君に捧げる命と、兄に
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 3,224 最終更新日 2026.01.01 登録日 2026.01.01
1,392

呂布奉先、ローマを治める <序>

呂布奉先、ローマを治める <序>
三国志時代最強と謳われる呂布奉先。彼がローマ帝国を治める物語。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 1 文字数 10,268 最終更新日 2021.08.22 登録日 2021.04.17
1,393

歴史小説 歴史以前の縄文文明

 日ノ本の歴史は、1万2千年前の縄文土器文明に始まり、黒曜石を基軸通貨として、翡翠を貴重品とした文明圏を形成していた。  経済活動というのは、余分な商品があって、初めて始まる活動だと考えられる。自分で採取したものを、そのまま自分で使うだけであれば、そこに経済活動は発生しない。石器時代と呼ばれる時代から、縄文期に入っていった時、最初に商品となったのは、石であった。  石は、石器として最上級の品質であった、黒曜石である。  黒曜石は、石のままでは価値を持たない。  加工する知識・技術・技能があって始めて、鏃となり、釣り針となって、狩や漁の道具として使うことができる。 参考資料  CGS動画 「目からウロコの日本の歴史」 小名木善行&神谷宗幣  西田正規 著「人類のなかの定住革命」  安田喜憲 著「森と文明の物語」  鬼頭宏  著「人口から読む日本の歴史」  高木久史著「撰銭とビタ一文の戦国史」  松島義章著「貝が語る縄文海進」  水野正好著「縄文を語る」 日ノ本における、経済の始まりは、縄文期に遡ることができる。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 38,563 最終更新日 2021.08.18 登録日 2021.07.20
1,394

戊辰の里・時を越えた想い

戊辰の里・時を越えた想い
 この作品は戊辰戦争のおおよそ10年前から一人の長岡藩士が激動の時代を生きぬいて妻とともに医師の道へと進む物語です。  人は偶然の出逢いによって結ばれます。ときに、その出逢いを縁と呼び、偶然の出逢いを必然と思うことがあります。また時代の節目にあたるような出来事にかかわると運命に翻弄されたと感じることがあります。でも、その縁は偶然であって運命ではありません。運命だと思いたいのは現実を受け入れようとするためではないでしょうか。  この作品が取り上げた新潟県の長岡市では地震や洪水による被害のほか戊辰戦争(ぼしんせんそう)と第二次大戦の空襲により市街地のほとんどが消失しています。それでも人々は優しく毎年の厳しい冬をのりこえて自然と向き合いながら暮らしています。その長岡のシンボルは毎年信濃川の河川敷で行われる大花火大会であることは広く知られています。そして長岡の山間部に位置する山古志地区は世界的に需要が高まる錦鯉(にしきごい)の発祥地でもあります。そんなことを思いながら書いた物語です。  
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 76,860 最終更新日 2024.12.26 登録日 2024.12.26
1,395

ディルムッド悲恋譚

「なぜ裏切った、ディルムッドぉぉぉぉ!」 敬愛するフィン・マックールの怒声を聞きながら、かつて彼の部下だったディルムッド・オディナは死の際で笑った。 裏切ってなどいない。 自分はただ、貴方からあの魔女を遠ざけたかっただけだ――…。 ケルト神話のフィン物語群から着想を得た、ディルムッド・オディナの視点で回想されるワタクシ解釈の物語。
歴史・時代 完結 短編
文字数 18,588 最終更新日 2020.07.12 登録日 2020.05.31
1,396

続、源太捕物帖。江戸元禄こぼれ話。

連続六回目。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 529 最終更新日 2021.07.21 登録日 2021.07.21
1,397

『忍の証』

『忍の証』
コラボ作品です。 ジャンルが歴史というだけで 小説ではありません m(_ _)m\(_ _) 小説を執筆し始めたら 完結とショートショート→連載中と長編に変更します。
歴史・時代 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 1,306 最終更新日 2024.03.24 登録日 2021.03.29
1,398

壬生狼は誠の風を求む

自らが成すべきことを探し求めていた土方歳三ーー 彼が新選組を通して見つけ、追い求めたものとは? 時代に翻弄されながらも、誰もが抱く自分は何者かという問いと向き合った男の物語
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 4,190 最終更新日 2026.06.28 登録日 2026.05.20
1,399

陰陽師ちゃんと時をかける式神

愉快な荒御霊だった俺は、なにがなんだか分からないまま平安時代にトリップ。陰陽師の女の子の式神になってました。京の都に跋扈する魑魅魍魎は、俺達が許さない!え?陰陽師ちゃん術使えないの?じゃあどうやってかっこよく悪霊退治するの?え?しないの?悪霊退治。暇だね式神って。
歴史・時代 連載中 長編 R15
文字数 2,071 最終更新日 2017.11.30 登録日 2017.11.30
1,400

空海の青春 ― 消えた七年

空海の青春 ― 消えた七年
千二百年前、出世を約束された一人の男が、全部捨てて、山に消えた。 身分も、未来も、恋も。何もかもを捨てて、誰にも行き先を告げずに。なぜ。 その男の名は、佐伯真魚《さえきのまお》。のちの空海。日本仏教の巨人になる男だ。 不思議なのは、ここから。二十四歳から三十一歳まで、その七年間だけ、どの史書にも彼の記録が一行も残っていない。何をしていたのか。どこにいたのか。誰も知らない。人はその空白を「神秘」と呼ぶ。 でも、人が何かを消すとき、それは自慢したいものじゃない。隠したいものだ。聖人が、自分の手で歴史から消した七年。そこに、何があったのか。 真魚は、讃岐で神童と呼ばれた男だった。一度聞いたことは、忘れない。お経も漢文も、耳に入れればそのまま覚えられた。だが、覚えたものは、覚えた瞬間に手からこぼれていく。何を覚えても、埋まらない。腹の底に、穴が空いていた。ずっと渇いていた。 一族の期待を背負って、都の大学に入った。役人としての出世は、もう約束されていた。それでも、渇きは消えなかった。 ある寺の前で、一人の女とすれ違う。何も期待していない目をした女だった。女は、すれ違いざま、ひとことだけ言った。真魚は、その言葉を、死ぬまで誰にも明かさなかった。 覚えたのに、掴めない。それでいて、消えもしない。暗記すれば、何だって手に入るはずだった。この女だけは、違った。生まれて初めて、覚えるだけでは手に入らないものに出会った。それは、真理じゃなかった。人間だった。 そして、ある日、彼は全部捨てた。身分を捨てた。約束された未来を捨てた。恋を捨てた。名前さえ捨てて、山に消えた。 なぜ、そこまでしたのか。 わかっているのは、山に入った真魚が、壮絶なまでに自分を追い込んだ、ということだけだ。真言を百万回唱えた。米を断った。滝に打たれた。眠らなかった。 苛烈な行の果て、室戸の洞窟で、明けの明星が口の中に飛び込んでくる。真魚は、空海になった。 海を渡り、長安まで行った。そこで、ありえないことが起きる。密教の正統を継ぐ高僧が、会ったばかりの、異国から来た若造に、教えのすべてを丸ごと授けた。まるで、この男が来るのを、ずっと待っていたかのように。 なぜ、日本から来た空海が、密教のすべてを受け継げたのか。 答えは、誰も知らない、あの七年の中にある。空海が、空海になった七年の中に。 「あの七年に、何があったのか。私はまだ、本当のことを一度も書いていない」
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 100,165 最終更新日 2026.08.01 登録日 2026.06.29
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