歴史・時代小説一覧
那緒はこの春から、領主の嫡男である東城寺 京の学友として城に通うようになった。城での生活にも慣れたある日、京や学友仲間である鷹丸や周防らと、城を抜け出す計画を立てる。出掛けた先で那緒が毒蛇に噛まれるという問題が生じるが、何とか事なきを得た。那緒は京への特別な想いを自覚する。
・・・だが、那緒には誰にも言えない秘密があった。
和風ロマンスですが、時代背景は作り込んでいません。
本編完結しました。
番外編は不定期で更新する予定です。
文字数 114,859
最終更新日 2020.07.23
登録日 2019.05.18
古代中国、夏王朝第十三代皇帝廑の時代。突如として空に十個の太陽が現れた。
それが凶兆であると信じた皇帝は、臣下である李准にその現象を解明するために人語を理解し万物を知るという神獣白澤の元を訪ねて陽城の皇宮まで連れてくるよう命じる。
李准は伝承を元に東海の地を訪ね、長い旅の末にようやく出会った白澤は、獣ではなく美しい青年の姿をした人間嫌いの仙人だった・・・・・・。
文字数 9,967
最終更新日 2020.07.22
登録日 2020.07.18
あらすじ
ときは、天正十年、の六月。
たまたま堺にきていた、出雲の阿国とその一座。それがまきこまれてゆく、冒険の物語。
ことのおこりは、二年に一度、泉州の沖にある島の山寺で、厄祓いにみたてた、風変わりな荒行(ひとは、それをぶちりと呼んでいる)がおこなわれる。
それが、こたび島の荒行では、ほとんどのひとが戻らなかった。やがて、うわさがささやかれた。
この荒行は、なにかある。
呪われておる。もののけがおる。闇から死人が、おいでおいでする。
人々は怖れた。
寺は、これを鎮め、まさに島の厄祓いをするために、ひと集めをはじめた。
かつて、阿国一座にいた鈴々という、唐の娘が、そのひと集めにいってしまったことから、事件に阿国と、その仲間達が巻き込まれてゆく。
はたして、島では、景色を自在に操るもののけ、唐のキョンシーらしきもの、さらに、心をのぞける、さとりや、なんでも出来るという、天邪鬼らが現れ、その戦いとなります。
時代劇ではお馴染みの、霧隠才蔵や、猿飛も登場します。
どういう、展開となるか、お楽しみください。
文字数 268,143
最終更新日 2020.07.19
登録日 2019.11.27
古典×エロ小説という無謀な試み。
「耳嚢」や「甲子夜話」、「兎園小説」等、江戸時代の随筆をご紹介している連載中のエッセイ「雲母虫漫筆」
実は江戸時代に書かれた随筆を読んでいると、面白いとは思いながら一般向けの方ではちょっと書けないような18禁ネタもけっこう存在します。
そんな面白い江戸時代の「エロ奇談」を小説風に翻案してみました。
下級旗本(町人という説も)から驚異の出世を遂げ、勘定奉行、南町奉行にまで昇り詰めた根岸鎮衛(1737~1815)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」
世の中の怪談・奇談から噂話等々、色んな話が掲載されている「耳嚢」にも、けっこう下ネタがあったりします。
その中で特に目を引くのが「巨根」モノ・・・根岸鎮衛さんの趣味なのか。
巨根の男性が妻となってくれる人を探して遊女屋を訪れ、自分を受け入れてくれる女性と巡り合い、晴れて夫婦となる・・・というストーリーは、ほぼ同内容のものが数話見られます。
鎮衛さんも30年も書き続けて、前に書いたネタを忘れてしまったのかもしれませんが・・・。
また、本作の原話「大陰の人因の事」などは、けっこう長い話で、「名奉行」の根岸鎮衛さんがノリノリで書いていたと思うと、ちょっと微笑ましい気がします。
起承転結もしっかりしていて読み応えがあり、まさに「奇談」という言葉がふさわしいお話だと思いました。
二部構成、計六千字程度の気軽に読める短編です。
文字数 7,654
最終更新日 2020.07.18
登録日 2020.07.16
甲賀と伊賀、戦国最強の忍びを率い幼い将軍を助け出した六角義賢。
三好長慶の追手を振り切って、再起を謀り京を取り戻そうとするが、彼らの行く手には、戦国の大火が迫らんとしていた。
文字数 37,408
最終更新日 2020.07.16
登録日 2020.03.21
天正十年六月五日――。
三日前に、のちの世の云う本能寺の変が起こり、天下人である織田信長は、その重臣・惟任日向守光秀に討たれた。
光秀の女婿・津田信澄は大坂城・千貫櫓にあり、共謀しているのではないかと嫌疑をかけられ――?
人が最後に望んだものは、望んだ景色は、見えたものは、見たかったものは一体なんだったのか。
生まれてすぐに謀叛人の子供の烙印を押された織田信長の甥・津田信澄。
明智光秀の息女として生まれながら、見目麗しく賢い妹への劣等感から自信が持てない京(きょう)。
若いふたりが夫婦として出会い、そして手を取り合うに至るまでの物語。
文字数 111,461
最終更新日 2020.07.15
登録日 2020.05.01
極貧の限界集落。ナザレ村。
そこの底辺労働者が神に選ばれた。
ナザレのイエスと呼ばれる男。大工(テクトーン)だ。
それはローマでは最底辺の労働者を意味している言葉。
しかも、30歳。童貞だった。
彼は、神に奇蹟の力をもらい、人類を救済せよと命令された。
仕方ないので、彼は動き出す。
人類救済に向けて。
それは、神の計画「人類救済計画」の始まりだったのか?
紀元30年のパレスチナより物語は始まるのであった。
信仰の対象のイエスではなく歴史的な側面からのイエス伝。
ムアコックの「この人を見よ」よりは罰当たりでないようにします。
表紙画像は再利用可能なフリーの物を使用しています。
■参考文献(2016/10/27)
イエス・キリストは実在したのか?/レザー アスラン (著), 白須 英子 (翻訳)
はじめて読む聖書/田川建三ほか (著)
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書) /橋爪 大三郎 (著), 大澤 真幸 (著)
「宗教」で読み解く世界史の謎/武光 誠 (著)
カトリック入門: 日本文化からのアプローチ/稲垣 良典 (著)
イエス コミック/安彦 良和 (著)
新約聖書 1/佐藤優・解説 (著), 共同訳聖書実行委員会 (翻訳), 日本聖書協会 (翻訳)
「バカダークファンタジー」としての聖書入門/架神恭介 (著)
この人を見よ/マイクル・ムアコック (著), 峯岸 久 (翻訳)
聖書考古学/長谷川 修一 (著)
口語訳旧約聖書(1955年版)ネット版
http://bible.salterrae.net/kougo/html/
(2016/11/2追加)
キリスト教と戦争 (中公新書) /石川 明人(著)
(2016/11/6追加)
ユダとは誰か 荒井 献(著)
マグダラのマリア 岡田温司(著)
(2016/11/9追加)
トマスによる福音書 荒井 献(著)
(2016/11/12追加)
ツァラトゥストラかく語りき フリードリヒ・W. ニーチェ (著),佐々木 中 (翻訳)
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 フリードリッヒ・ニーチェ (著), 適菜 収 (翻訳)
文字数 138,494
最終更新日 2020.07.15
登録日 2016.11.29
戦国異聞
鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。
その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。
文字数 28,700
最終更新日 2020.07.14
登録日 2020.05.25
春夜夢人は破落戸浪人である。
頼れるものは己の腕一つ。斬った張ったの毎日を、どこ吹く風とばかりに飄々と過ごす。
そんな夢人がとある藩の国元、江戸、そして幕府、三つ巴の暗闘に巻き込まれてしまう。
しかし夢人はそんな中でも飄々と過ごす。
邪魔するものは斬り捨てて……
文字数 33,198
最終更新日 2020.07.13
登録日 2020.05.04
名奉行として名高い「大岡越前守」(大岡 忠相 1677~1752)
そのお裁きは「大岡政談」「大岡裁き」として有名で、落語や講談、テレビドラマ、吉川英治氏の小説なども有名ですが、実は実際に大岡忠相本人が関わったお裁きは殆ど無く、他の名奉行と呼ばれた人達のお裁きだったり、有名な「子争い」の逸話などは旧約聖書のソロモン王の裁きが原話だとか・・・。
「名奉行」として多分に偶像化、理想化された存在の大岡越前守ですが、当然その実際の人物像も、庶民の気持ちをよく理解している大変聡明な人だったのでしょう。
だからこそ庶民は、彼に正義を実現してくれる理想のキャラクターを求めたのだと思います。
肥前国平戸藩の第九代藩主・松浦静山(1760~1841)が20年余に渡って書き記した随筆「甲子夜話」には、そんな大岡忠助の「真実」の人となりが分かる逸話が掲載されていますので、ご紹介したいと思います。
非常に短い読み切りの三話構成となります。
文字数 3,152
最終更新日 2020.07.12
登録日 2020.07.10
「なぜ裏切った、ディルムッドぉぉぉぉ!」
敬愛するフィン・マックールの怒声を聞きながら、かつて彼の部下だったディルムッド・オディナは死の際で笑った。
裏切ってなどいない。
自分はただ、貴方からあの魔女を遠ざけたかっただけだ――…。
ケルト神話のフィン物語群から着想を得た、ディルムッド・オディナの視点で回想されるワタクシ解釈の物語。
文字数 18,588
最終更新日 2020.07.12
登録日 2020.05.31
風呂屋の新入り、勘太郎(かんたろう)、後の巨勢(こせ)六左衛門(ろくざえもん)が八代将軍吉宗の縁者という事で、江戸城に召し出され、旗本に取り立てられるまでの物語。
《主な登場人物》
勘太郎…本作の主人公
十左衛門…勘太郎の叔父、養父。
善之助…十左衛門の倅、勘太郎の従兄。病弱。
徳川吉宗…八代将軍。十左衛門(じゅうざえもん)の甥。
加納遠江守久通…御用懸御側衆。
有馬兵庫頭恒治…御用懸御側衆、後の氏倫。
本目権左衛門親良…奥右筆組頭。
河内山宗久…時斗之間肝煎坊主、恒治付。
一部、差別的な表現がありますが、この時代の風俗上、どうしてもやむを得ぬもので、ご諒承下さい。
文字数 34,718
最終更新日 2020.07.12
登録日 2020.05.31
仕事は糞ほど忙しいのに肥える今日この頃。休日に無駄な外出しないから太るんだな…、そして、ストレスで物食い…、また、太る……。こんな私ですが、第6回歴史・時代小説大賞に参加してました。
舞台は江戸時代の新吉原ww粗筋は、姉に虐められて白くなっちゃったけど取り敢えず、働きます。女郎になる条件満たしてないんで、それ以外の仕事で♪取り敢えず、飼い主の正義を貫きますが…、作者が見切り発車で書いた為、所々、最後にまで腐女子が浸食してました。
文字数 71,634
最終更新日 2020.07.09
登録日 2020.04.30
戦国の世。時代とともに駆け抜けたのは、齢十八の若き忍び達であった。
忍び里への大規模な敵襲の後、手に持つ刀や苦無を筆にかえ、彼らは次代の子供達の師となった。
護り、護られ、次代へ紡ぐその忍び技。
まだ本当の闇を知らずにいる雛鳥達は、知らず知らずに彼らの心を救う。
しかし、いくら陽だまりの下にいようとも彼らは忍び。
にこやかに笑い雛と過ごす日常の裏で、敵襲への報復準備は着実に進められていった。
※他サイトにも投稿中です。
※作中では天正七年(1579)間の史実を取り扱っていくことになります。
時系列は沿うようにしておりますが、実際の背景とは異なるものがございます。
あくまで一説であるということで、その点、何卒ご容赦ください。
文字数 369,615
最終更新日 2020.07.07
登録日 2020.04.01
六世紀初頭、皇統断絶の危機に実在した、手白香皇女(たしらかのひめみこ)が主人公です。
旦那さんは歳のうーんと離れた入り婿のくせに態度でかいし、お妃沢山だし、自分より年取った義息子がいるし、、、。
頼りにしていた臣下には裏切られるし、異母姉妹は敵対するし、、、。
そんな中で手白香皇女は苦労するけど、愛息子や色々な人が頑張ってザマァをしてくれる予定です(本当は本人にガツンとさせたいけど、何せファンタジーでは無いので、脚色にも限度が、、、)。
古代史なので資料が少ないのですが、歴史小説なので、作中出てくる事件、人、場所などは、出来るだけ史実を押さえてあります。
手白香皇女を皇后とした継体天皇、そしてその嫡子欽明天皇(仏教伝来時の天皇で聖徳太子のお祖父さん)の子孫が現皇室となります。
R15は保険です。
歴史・時代小説大賞エントリーしてます。
宜しければ応援お願いします。
普段はヤンデレ魔導師の父さまと愉快なイケメン家族に囲まれた元気な女の子の話を書いてます。
読み流すのがお好きな方はそちらもぜひ。
文字数 48,548
最終更新日 2020.07.06
登録日 2020.05.30
黄金果実と呼ばれたマンゴーと日本の歴史は戦国時代までさかのぼる。
それは、天下人まで上り詰めた一人の男が求めてやまなかった至高の果実であった。
現代でも濃厚な甘さや口の中でとろける食感から天然のプリンや太閤の黄金果実と呼ばれ重宝されている。
文字数 1,363
最終更新日 2020.07.05
登録日 2020.07.05
浅草は観音様のお膝元、雷門と駒形堂を繋ぐ参道沿いの、駒形は駒形でもちょいと西に入った裏小道に、小洒落た赤紫の暖簾を垂らし、涼しげな表を構える水茶屋『はなや』。この粋な水茶屋には、看板娘が二人いる。華奢で艶やか、すわ石楠花(しゃくなげ)かと見紛う花盛り、看板娘の『お玉』……は、まあさておき。裏看板と名高い娘のほうは、その名ひとつ表にゃ出てこない。裏と言うにゃあ訳がある。訳あり客が、訳ありの訳を持て余し、尋ねて問うて、ようやく辿り着くのが『はなや』の裏看板。こちら世間様にゃちょいとお話出来ない、隠れ話にございます。
***
短編を思いつくまま追加していく予定です。
江戸が舞台ではありますが、詳しい時代考証はしてありません。
あまり難しく考えずに、なんちゃって時代劇ドラマ程度でお楽しみいただけると嬉しいです。
注:このお話は江戸を舞台にしてますがフィクションです。実在の事件他、どれほど似てようが、絶対に間違いなく作者の妄想フィクションです!お間違いのないようお願いしますm(_ _)m
文字数 29,515
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.05.31
わらわは豊前守の養女の田鶴(たづ)と申す。
さる大名の御世継の妻となることになった。
なれどこの御世継の隆邦(たかくに)様という方、たいそうな美形というのに、これまで四人の方と婚約し、そのうち三人がはかなくなられ、四人目も故あって破談となったという。
五人目の許婚者となったわらわは無事に嫁いだものの、世の中はそれでめでたしとはいかぬもの。
なにしろ隆邦様にはすでに側室がおり、姫までも儲けておいで。
離縁の話まで持ち上がってしまった。
子どもの頃から愛されないのには慣れているわらわなれど、果たしてどうなることやら。
なお、この話はムーンライトノベルズの「『香田角の人々』拾遺」「わたくしたちのお殿様」のエピソードを再構成し増補改訂したものゆえ、そこは御含みおきを。
18歳以下の方が見てはならぬエピソードのタイトルの末尾には★があるゆえご注意召されよ。
文字数 107,841
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.05.30
西暦212年
魏続は生まれ故郷の并州で牧羊を生業としている。魏続の次男は羊との生活を楽しんでいたが、長男は武の道を選び、仲間らと自警団を組織して、異民族の襲来に備えていた。そうした働きが太守の耳に入り、長男の自警団は郡所属の正規の隊として召し抱えられることとなった。
出仕の前日、魏続は長男に「決して大人にはなるな」と諭した。しかし、魏続にも「大人」がなんであるのかはわかっていなかった。結果的に呂布を裏切ることになったあの日、僚将の宋憲は魏続に「呂布殿は大人になれなかったのさ」と言った。
大人という言葉は、魏続にとって、どこか後悔に似た苦さが混じっている。
――様々な人物の視点から呂布の半生を描く
※表紙画像は、清朝期に刷られた呂布の版画です。著作権等はすでに消失しています。
文字数 52,789
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.05.31
時は戦国末期。小田原北条氏が豊臣秀吉に敗れ、新たに徳川家康が関八州へ国替えとなった頃のお話。
伊豆国の離れ小島に、弥五郎という一人の身寄りのない少年がおりました。その少年は名刀ばかりを打つ事で有名な刀匠に拾われ、弟子として厳しく、それは厳しく、途轍もなく厳しく育てられました。
そんな少年も齢十五になりまして、師匠より独立するよう言い渡され、島を追い出されてしまいます。
さて、この先の少年の運命やいかに?
剣術、そして恋が融合した痛快エンタメ時代劇、今開幕にございます!
*この作品に出てくる人物は、一部実在した人物やエピソードをモチーフにしていますが、モチーフにしているだけで史実とは異なります。空想時代活劇ですから!
*この作品はノベルアップ+様に掲載中の、「いや、婿を選定しろって言われても。だが断る!」を改題、改稿を経たものです。
文字数 131,142
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.05.28
沙醐が仕えることになったのは、「蛍邸」の3人の主人。虫を愛ずるカワ(毛虫)姫。男を破滅させることが生きがいの美女、迦具夜。そして、生霊を狩る少年、一睡。
沙醐は、ひょんなことからアラマサという、乱暴者の貴公子に目をつけられてしまう。そこへ一睡少年が、はかなくも美しい、少女の生霊を捕まえてくる。後宮でのいじめに耐えかねて魂が彷徨い出てしまったという少女に同情した蛍邸の人々は、彼女を救おうと、暴走を始めるが……。
表紙絵 Carol VanHook "fireflies" https://www.flickr.com/photos/librariesrock/46833310424
(cropped by Serimomo)
文字数 105,198
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.05.15
黒船来航を機に天下太平の世が揺れ始めた日本。商人に身をやつしていた忍びの一流派である鵬鴻流の鳳一族は、本分たる諜報において再び活躍できることを夢見た。そのための海外の情報を収集をすべく、一族の者と西洋人とが交わって生まれた通称“赤鹿毛”を主要な諸外国に送り込むが、果たしてその結末やいかに。
文字数 52,823
最終更新日 2020.06.29
登録日 2020.05.26
シリーズの同じテイストで時代劇を描く。「私がガパオ流ムエタイの正統継承者! 一子相伝にして最強のアハ殺拳! 世紀末アハ救世主! タイキック侍少女、真理亜! ガパオの掟は私が守る! アハッ!」
「こんな姉でごめんなさい。」
真理亜、お友達70億人キャンペーン実施中!
という物語である。
あらすじ。最初に軽く書くのだが、10万字も書いてくると話の内容がズレてる。ということは、あらすじは最後に書こう。
少女は花の寿命と同じく短いのと、人間は期間限定という言葉に弱いので付け足してみた。でも人がいないのではどうにもならないのでやめた。
〇〇少女ワールドを時代劇コン用に設定を侍時代にした。まあ、海賊時代のワンピースが時代劇をやって延命しているのと同じノリである。
文字数 100,210
最終更新日 2020.06.29
登録日 2020.05.30
源範頼は炎の中、幻覚を見た。それは昔、弟の義経が語っていた天狗という存在だった。天狗は牛若こと義経の敵討ちの為に鞍馬山から降りてきたという。方向音痴な天狗と兄、頼朝に謀殺される筈だった範頼との珍道中。
文字数 30,794
最終更新日 2020.06.28
登録日 2020.05.30
保科正之の生母、静。
その静が江戸城奥に上がり、母になるまでの物語。
閨のシーンがございます(章にはR18と明記しています)。
出来事、暦、漢方、行事などは下調べしていますので、史実変はありませんが、従来の静とは、ちょっと違ったお話。
ツンデレ上様こと徳川秀忠とその周辺のような物語になっています。
脇の登場人物が勝手に暴れ、よく寄り道します(^^;)
歴史好きな方は出来事を、そうでない方は恋愛やホームドラマを、
バディ好きな方は、上様と利勝や上様と大姥局などを お楽しみください。
第3部から読んでも、よろしいかと…
文字数 420,299
最終更新日 2020.06.28
登録日 2020.04.10
四軒の長屋がポツンとある。そこには大家さんと、一人暮らしの娘っ子がいて、二つの空いた部屋を貸し出すが、なかなか居付かない。なぜだろうと思いつつのんびり過ごしている人情もの
文字数 11,547
最終更新日 2020.06.27
登録日 2020.05.20
花のお江戸で巻き起こる、美女を狙った怪事件。
隠密同心・和田総二郎が、女の敵を討ち果たす!
女岡っ引に男装の女剣士、甲賀くノ一を引き連れて、舞うは刀と恋模様!
往年の時代劇テイストたっぷりの、血湧き肉躍る痛快エンタメ時代小説を、ぜひお楽しみください!
文字数 65,956
最終更新日 2020.06.26
登録日 2020.05.31
江戸は天保の末、武士の世が黄昏へとさしかかる頃。
首切り役人の家に生まれた女がたどる数奇な運命。
人の首を刎ねることにとり憑かれた山部一族。
それは剣の道にあらず。
剣術にあらず。
しいていえば、料理人が魚の頭を落とすのと同じ。
まな板の鯉が、刑場の罪人にかわっただけのこと。
脈々と受け継がれた狂気の血と技。
その結実として生を受けた女は、人として生きることを知らずに、
ただひと振りの刃となり、斬ることだけを強いられる。
斬って、斬って、斬って。
ただ斬り続けたその先に、女はいったい何を見るのか。
幕末の動乱の時代を生きた女の一代記。
そこに綺羅星のごとく散っていった維新の英雄英傑たちはいない。
あったのは斬る者と斬られる者。
ただそれだけ。
文字数 64,843
最終更新日 2020.06.26
登録日 2020.05.31
「人を斬らねば、私は生きられぬのか……」
江戸の泰平も豊熟の極みに達し、組織からも人の心からも腐敗臭を放ちだした頃。
魔剣・念真流の次期宗家である平山清記は、夜須藩を守る刺客として、鬱々とした日々を過ごしていた。
念真流の奥義〔落鳳〕を武器に、無明の闇を遍歴する清記であったが、門閥・奥寺家の剣術指南役を命じられた事によって、執政・犬山梅岳と中老・奥寺大和との政争に容赦なく巻き込まれていく。
己の心のままに、狼として生きるか?
権力に媚びる、走狗として生きるか?
悲しき剣の宿命という、筑前筑後オリジンと呼べる主旨を真正面から描いたハードボイルド時代小説にして、アルファポリス第一回歴史時代小説大賞特別賞「狼の裔」に繋がる、念真流サーガのエピソード1。
――受け継がれるのは、愛か憎しみか――
※この作品は「天暗の星」を底本に、9万文字を25万文字へと一から作り直した作品です。現行の「狼の裔」とは設定が違う箇所がありますので注意。
文字数 260,131
最終更新日 2020.06.26
登録日 2020.01.26
古典「うつほ物語」の「田鶴の村鳥」「蔵開」の部分にあたります。
藤原仲忠くんの、今上の女一宮との結婚とその新婚生活、生まれた京極の屋敷跡で見つけた蔵の中にあった祖父の古い日記に書かれていた波瀾万丈な出来事を帝の前で講読する……
そして何と言っても、待望の彼の娘が生まれます。
何とか落ち着いた仲忠くんのそれなりに幸せなおはなし。
文字数 203,377
最終更新日 2020.06.26
登録日 2020.05.27
アルファポリスの歴史・時代小説のご紹介
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