ショートショート 小説一覧
681
682
683
684
685
686
盆の夜、十数年ぶりに山間の村へ帰省した青年。
祖母が生前に作ってくれた「しょっぱ煮」の味を求めていたが、祭りの鍋は妙に甘く、記憶よりも重たい香りを放っていた。
村では昔から、祭りの翌朝に必ず“ひとり”姿を消す——子供の頃は笑い話のように聞き流していた風習が、帰郷を重ねるうちに甘みに結びついていく。
夜更け、青年は集会所の裏で、冷凍庫に眠る白い包みと、鍋の底から立つ金属と骨の触れ合う音を聞く。
叔母も村の長老も、その音を当然のように受け止め、「底を知らねば味は出ない」と言い放つ。
やがて青年の前に差し出された椀の中には、祖母の台所と同じ湯気が立ち、忘れられない甘みが広がる。
それは人の脂がもたらす甘み——思い出とともに舌に刻まれる“誰か”の味だった。
一口で過去は蘇り、逃げ場は消える。
青年は悟る。甘みを忘れぬ者は、この村に縛られ、いずれ来年の鍋を甘くする側に回るのだと。
文字数 4,092
最終更新日 2025.08.27
登録日 2025.08.27
688
691
692
693
694
695
697
698
大海原でギーコ。ギーコと、だれかがオールをこぐ音がします。
しかし、そこは何もなかった。
そんな、お話です。
文字数 626
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.08.25
699
恋愛、BL、その他いろいろ
ショートショートです。まだまだ初心者で勉強中なのでよろしくお願いします
考えたお題に沿ってショートショート〜短編を書きます
文字数 5,404
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.08.25
700
仕事が始まってから、部屋に違和感を覚えた主人公
それは人なのか怪異なのか
何もわからないまま日々は続いていく
文字数 3,513
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.08.25
701
702
初めての場所なのに、なぜか「知っている」と感じる景色。
ある若者が、導かれるようにして紀伊半島の誰もいない岬を訪れる。そこで見たのは、ただただ広がる海と空。特別なものはないはずなのに、彼はその風景に不思議な懐かしさを覚えた。
その正体は、何年も前に読んだ小説『スティル・ライフ』の中で心に描いていた、自分だけの「理想の景色」。
これは、日常の片隅で、ふと人生の意味を問い直す青年の物語。
文字数 2,085
最終更新日 2025.08.24
登録日 2025.08.24
703
704
705
ホラーだったり、ギャグだったり。色々ごった煮のショートショート集です。色々増えていく予定
1はこちらですhttp://www.alphapolis.co.jp/content/cover/914034743/
文字数 59,928
最終更新日 2025.08.23
登録日 2016.11.04
706
707
文字数 809
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.08.23
712
713
文字数 3,482
最終更新日 2025.08.21
登録日 2025.08.20
714
新しい部署に異動してきた主人公。与えられた席の袖机には、古びた紙が一枚貼られていた。
何気なく剥がしてしまったその日から、職場の空気にひそむ奇妙な違和感に気づき始める。
午後三時。周囲が何事もなく働く中、ただひとり、決まって不可解な行動を繰り返す先輩の姿。
机の下で囁かれる声、裏返しの拍手、そしてその直後に必ず報じられる死亡事故。
誰も気に留めないのに、自分にだけ迫ってくる不快な影。
やがて明らかになる“過去”と“儀式”の意味。
逃げ場を失った主人公は、やがてその時刻を迎えてしまう――。
不快と不可解が重なり合う午後三時、あなたの背後にも忍び寄る。
文字数 5,754
最終更新日 2025.08.20
登録日 2025.08.20
720