癒し 小説一覧
81
灯りの残る町と、白い守神様
高校生の楓は、山あいの小さな町・灯守町で暮らしている。
好きだった場所も、友達も、昔のにぎわいも、少しずつ消えていく町。
そんなある日、楓は白くて小さな守神様と出会う。
言葉を話さないその存在は、忘れられていた町の記憶を楓に見せてくれる。
提灯の灯り、祭りの音、誰かが覚えていた夏の夜。
失われていく場所にも、忘れたくない時間がある。
何ができるのか分からない少女と、白い守神様が見つけた、小さな灯りの物語。
82
風切山キャンプ場は本日も開拓中 〜妖怪達と作るキャンプ場開業奮闘記〜
弱り目に祟り目。
この数ヶ月散々な出来事に見舞われ続けていた"土井 涼介(どい りょうすけ)"二十八歳。
最後のダメ押しに育ての親である祖母を亡くし、田舎の実家と離れた土地を相続する事に。
都内での生活に限界を感じていたこともあり、良いキッカケだと仕事を辞め、思春期まで過ごした"風切村(かざきりむら)"に引っ越す事を決める。
手元にあるのは相続した実家と裏山の土地、そして趣味のキャンプ道具ぐらいなものだった。
どうせ自分の土地ならと、自分専用のキャンプ場にしようと画策しながら向かった裏山の敷地。
そこで出会ったのは祖父や祖母から昔話で聞かされていた、個性豊かな妖怪達だった。
彼らと交流する内、山と妖怪達が直面している窮状を聞かされ、自分に出来ることは無いかと考える。
「……ここをキャンプ場として開いたら、色々な問題が丸く収まるんじゃないか?」
ちょっとした思いつきから端を発した開業の話。
甘い見通しと希望的観測から生まれる、中身がスカスカのキャンプ場経営計画。
浮世離れした妖怪達と、田舎で再起を図るアラサー男。
そしてそんな彼らに呆れながらも手を貸してくれる、心優しい友人達。
少女姿の天狗に化け狸、古杣(ふるそま)やら山爺やら鎌鼬(かまいたち)やら、果ては伝説の大妖怪・九尾の狐に水神まで。
名も無き山に住まう妖怪と人間が織りなすキャンプ場開業&経営の物語。
風切山キャンプ場は、本日も開拓中です!
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本作は第6回キャラ文芸大賞にて、奨励賞を受賞しました!
83
あたたかい一皿を。〜手と手をつなぐように〜
『Avenir & Solitude』。そこは店主の詩が給仕を務め、蒼が考案し、腕を振る舞うおまかせメニューのみの不思議なカフェ。お代は「大切な思い出話」。疲れた現代人の心を温かい料理と優しい記憶がそっとほどいていく。
84
世界のアトリエ|Lunoaの声を探して
忘れられた感情は、ときに聖獣となる。
羽根猫ルナが現れた日、世界の片隅にある不思議なアトリエは、
忘れられた世界《Lunoa》へつながりはじめた。
そこに集まるのは、行き先をなくしたもの、名前のない想い、
そして、誰にも届かないまま迷子になった小さな声たち。
アトリエの仲間たちは、声を見つけ、想いをほどき、
その光に合った帰り道を探していく。
これは、忘れられたものにもう一度帰る場所を見つける、
やさしい幻想ファンタジー。
85
捕獲されました。
何故こんな事に。忘年会の帰り道、私は捕獲されてしまった。
※注:ヒーローがキモイかもしれません。駄目そうな方は回れ右でお願いします。甘さは全体的にうすめです。
※念のためR15指定を追加します。全年齢対象のなろう版と表現を変更する話は★表示とします。
※本編完結済。2019.2.28おまけ話追加済。
86
魔女のなつやすみ。
それは、小さな頃の夏休みをもう一度味わうことができる街。
温かくて、穏やかで、とても静かな街。
その街には、魔女が住んでいた――。
街にやってきた仕事疲れのOL『ソラ』と、魔女『ナツ』のひと夏の物語。
87
海辺の喫茶店には猫がいる
仕事を辞めて、たどり着いた小さな港町。
誰もいない喫茶店で出会ったのは、猫と、珈琲の香りと、静かな波の音だった。
これは、人生の一休みから始まる、やさしい日々の物語。
88
恋とズレの灯る店——恋を知らない彼が出会ったのは、灯りの奥で待つ「帰れる場所」だった。
教育熱心な家に育ち、外資系コンサルとして何事も成し遂げてきた彼は、
恋という感情を知らないまま大人になった。
ある夜、ゆるく営業する不思議な飲食店にふらりと立ち寄ったことから、
温かなスープとゆるやかな会話とともに、安らぎが日常に混じり始める。
無自覚なままに育っていく恋心。
その変化を急かさず、ただそのまま受け止めてくれる店主、常連、そして兄。
季節の移ろいの中で、彼はこどもの頃にできなかった経験を、
少しずつ、大切に受け取っていく——。
89
星明かりの記憶
この作品は、さまざまな人物が登場するエピソードで構成され、それぞれが異なる背景や痛みを抱えたキャラクターたちが、失われた記憶と過去の苦しみと向き合い、克服していく過程を描いています。登場人物たちは、深い憂鬱と絶望の中で自らを癒し、希望を見つけ出す旅路を通じて、読者に感動的なメッセージを届けます。この物語は、感覚的で叙情的な文体で描かれ、登場人物たちの内面の葛藤と変化の過程を繊細に解きほぐします。各エピソードは、読者に癒しと慰めを与え、過去の傷を乗り越え、新しい人生へと向かう勇気と希望を見つける過程を描いています。
90
異世界2.0。このご時世、モンスターだって悩みを抱える時代です。
この世界は『世界』に出会う為に用意された『セカイ』という名の世界でした。あたり前に人間とモンスターが存在するこの世界で、一匹の動物の『しろうさぎさん』はその『ことば』をもって躍動します。彼女の手には一冊の古びた本。そこには沢山の『言葉達』が記されていました。そんな物語は、駆け出し冒険者さん達の集う街の近くにある、とある森から始まりを告げます。ある日、しろうさぎさんと一匹のスライムさんが出会い、そこで『悩み』を聞いた事で世界は少しずつ、やがて大きく動き出しその秘密の全貌をそこに晒け出していく事になるのでした。
※一話四部構成で週にお話一本。火、木、土、日にお届け致します。
91
ポータルズ -最弱魔法を育てようー
ポータルズ。
そう呼ばれている世界群。
ここでは、各世界がポータルと呼ばれる門で繋がっている。
主人公は、くつろぐことが人生最大のテーマ。
その彼がポータルを通り、地球から異世界に転移してしまう。
視界に一つの点が見えるだけ、という最弱の「点魔法」を育てながら、異世界を生き抜けるだろうか。
ゆる~い主人公による、わくわくドキドキの冒険が今始まる。
どこか懐かしく、温かい。 読んだら元気が出る。
そんな作品を目指します。
R15は、戦闘シーンがあるので念のためです。
92
猫がゆく!
猫は今日も気ままに歩く。
幸せを振りまきながら。
少し喋る猫のみけちゃん
身長70センチ
体重8キロ
長毛種程ではないが、ふさふさ
三毛猫なので皆からみけちゃんやまだらやら色んな名前で呼ばれる
決まった名前はない
二足歩行
愛用の毛布が入った小さな鞄と、耳が出る帽子を被って世界を巡る
********
一話完結です。
93
雨魔法しか使えないと蔑まれた教師、第二王子と呪われた辺境の地を浄化します
雨を降らせることしかできない“外れ魔法”――
そう嘲られてきた雨魔法しか使えない教師・クレイン。
王立魔法学園で教鞭を執っていた彼は、
その実力も想いも理解されぬまま、自ら学園を去ることを決める。
だが卒業式の日、彼の前に現れたのは、
かつての教え子であり、王家の第二王子でもある青年だった。
完璧すぎる兄と比べられ続け、
本心を押し殺してきた第二王子が、唯一素を見せられる相手。
それが、かつて自分を認めてくれた主人公だった。
「卒業後、僕が任される辺境に来てください」
王命によって託されるのは、
作物も育たず、人も寄りつかない“呪われた地”。
しかし、その地で主人公の雨はただの雨ではなかった。
穢れに染み渡り、呪いを洗い流し、
土地と人の心を少しずつ取り戻していく、失われた浄化の奇跡。
軽んじられた教師と、王家に居場所を持てなかった第二王子。
不器用な師弟が辺境を再生していくその先で、
封印された古の災厄と、世界に忘れられた真実が目を覚ます。
これは、外れ扱いされた雨魔法が、
呪われた地も、王子の未来も、そして長い眠りに囚われた“誰か”さえも救っていく物語。
94
縁カウンセラー朝日奈恋九郎〜愛と運命を導くタロット〜① 婚約破棄の塔《The Tower/XVI》の章 藤原沙耶
――彼の言葉は、風のように優しく、
それでいて、心の奥の痛みをそっと撫でていった。
鎌倉の海辺にあるカウンセリングサロン《Kokū Counseling》。
そこにいるのは、僧衣を纏い、タロットカードで人の“縁”を読み解く
不思議なカウンセラー――朝比奈恋九郎(あさひな・れんくろう)。
彼のセッションは、占いではない。
沈香の香に包まれた室内で、彼は静かに問いかける。
「あなたの心が、あなたを苦しめていませんか」
その声に救われる人が後を絶たない。
主人公・藤原沙耶は、結婚目前の婚約を突然破棄され、
仕事も心も失っていた。
そんな彼女が偶然たどり着いたのが、この《Kokū Counseling》だった。
恋九郎の優しい言葉、温かいお茶、
そして一枚のタロットカード《塔》。
――「壊れるのは、偽物の縁だけです。本物は崩れません」
その一言が、彼女の世界を変えた。
沙耶は少しずつ、自分を取り戻していく。
そして再び仕事の現場に立ち、
誠実さと努力で会社の信頼を取り戻す。
しかし、心が癒えるほどに、
彼の存在が大きくなっていく。
彼は僧であり、カウンセラー。
――惚れてはいけない人。
「あなたの幸せを願うことが、私の祈りです」
彼の微笑みは、愛よりも深く、祈りよりも切なかった。
一方、彼女の前に新しい“風”が現れる。
後輩の青年・三条悠。
真っすぐで誠実な彼は、
沙耶の傷ついた心を温かく包み込んでいく。
そして、三人の“縁”が交わるとき、
タロットの《塔》が崩れ、《太陽》が昇る。
――壊れることで、愛は形を変えて生まれ変わる。
《縁カウンセラー朝比奈恋九郎〜愛と運命を導くタロットカード〜》は、
“婚約破棄”から始まる再生と恋の物語。
僧侶でありながら、ひとりの男として愛に揺れる恋九郎。
失恋から立ち上がり、仕事と人生を取り戻す沙耶。
そして、彼女に新たな春風を運ぶ青年・悠。
愛の痛みを知るすべての人へ――
“終わり”は、“始まり”の姿をしてやってくる。
読むたびに、あなたの中の風がやさしく吹き抜ける。
95
ラブフィリア
人助けをして怪我をした駆け出しの騎士アレンが、相棒である僧侶(クレリック)のリシャールに、愛の力で傷を治してもらう話です。
96
一皿になるまで -Before Serving-
この街では、料理はまだ“料理じゃない”。
《リミナーレ》――
そこは、食材たちが“どんな一皿になるか”を選ぶ場所。
ニンニクとオイルだけでできた少女、アーリオ・オーリオは悩んでいた。
――このままで、本当にいいのか。
何かを足すべきか。
それとも、このままで完成しているのか。
答えの出ないまま、彼女は“提供”という選択をする。
これは、
まだ味にならない少女が、“自分のままでいいのか”を確かめる物語。
優しくて少し切ない、擬人化ファンタジー。
97
最高にかわいいヒロインと天才高校生の日常記録
最高のヒロインと出会いたい全人類へ送る物語...
新学期。いつもと変わらなく過ごしていた天才高校生高橋尚弥の前に、転校生の、超絶美少女桜井七菜が現れて...
最高にかわいいヒロインと、平凡主人公のちょっと変わった日常記録解禁!
98
心を包む花のぬくもり
名もない旅人が迷い込んだのは、山奥にひっそりと佇む宿《花囲い》。
そこで出会ったのは、花の姿をした不思議な生き物「花獣」たち。
彼らは誰かの心に寄り添い、静かに咲き、ぬくもりを届ける存在だった。
旅を重ねて疲れた心は、彼らと過ごす時間の中で少しずつほどけていく。
季節とともに花が巡り、人もまた変わっていく。
――これは、心に咲く花のぬくもりに導かれる、癒しと再生の旅。
99
雨の日だけのお客様〜タオルを渡したその後で〜
19時から翌5時まで営業している、夜のカフェ。
BGMの壊れた雨の日、いつもは静かなそのお客様は、どこか落ち着かない様子だった。
カップの中を鳴るスプーン。
雨音を掻き消すようなミキサーの音。
静かな会話。
温めたミルク。
そして、熱の残る雨色の皿。
雨の日だけ、この店へ逃げ込んでくるお客様と、
その夜を静かに見守る店員のお話。
100
星降る森で、猫と過ごす癒しのスローライフ
森はかつてダンジョンと呼ばれていた。
でも今はただ、猫が歩き、星神様が静かに見守る、優しい場所。
市場で菓子を盗む三毛猫に笑い、神殿で香を焚くと白猫が膝に飛び乗って眠る。
夜には猫たちが額に星を灯し、森全体が銀河になる。
旅の女性や巫女、村の娘たちはこの森で猫に触れ、そっと涙を零す。
誰もがほんの少しだけ救われて、また明日を生きる。
これは、500匹の猫と過ごす一万年を超える森のスローライフ。
星神アステリアが静かに寄り添う、小さな神話の物語。
101
王子様、貴方が厚遇しているのは傾国のデブスですよ!
グランゼルデ王室はデブス聖女を厚遇し、有能な聖女カリナ・フェルステリアをクビにした。
失意のカリナはルヴェリオン王国で商売を始める。
やがてルヴェリオンの王子から求婚される。
だが、ゲランゼルデ王室はカリナに戻ってくるように言ってきた─────
102
――お前とはもうおしまいだ、婚約破棄する! ~辛い時の対処法?~
癒しを求めて。
103
うちの怪獣、今日も全力です。
うちの小さな怪獣、りと。
寝ていると思ったら突然歩き出す。
気に入らないことがあれば本気で噛む。
トミカを貰えば投げて回して遊びだす。
毎日なにかしら事件を起こしてくれる。
今日も我が家は平和(たぶん)です。
これは、自由すぎる怪獣と、
振り回される母の日常記録。
104
ファンタジーな世界に猫が一匹、仲間を集めて旅をする
動物が、先祖返りという貴重な存在とされる、ファンタジーな世界に転生したヌイは、ラグドールという種類のただの猫だった。
ヌイは、前世の知識があっても、自分がどういった人物だったかは覚えておらず、ただ絶望していたような気がしていた。
そんなヌイが目覚めた場所である秘境は、とても美しい場所で、一瞬でその景色に心を奪われたヌイは、美しいものをたくさん見つける為に旅に出る。
旅仲間を探し、自由に気ままに旅する猫。
人との出会い、様々な生物との出会い、そんな旅の中でヌイが見つけた一番美しいものとは――
ほのぼの、時々コメディな、癒し系ファンタジー!
105
12円の誤差と、恋の勘定
「12円、合いません」
深夜二時のオフィスで始まったのは、完璧主義の営業事務・ナナと、ヘラヘラした経理部員・レンの攻防戦。
最悪の相手だと思っていたのに、
彼だけは、私の頑張りを誰よりも理解してくれていた。
12円の誤差から始まる、働く大人のじれ甘オフィスラブコメ。「12円、合いません」
深夜二時のオフィスで始まったのは、完璧主義の営業事務・ナナと、ヘラヘラした経理部員・レンの攻防戦。
最悪の相手だと思っていたのに、
彼だけは、私の頑張りを誰よりも理解してくれていた。
12円の誤差から始まる、働く大人のじれ甘オフィスラブコメ。
106
誰かに癒しの本を届けます~夫の本を詰めたワゴン車に揺られて~
長年勤めていた図書館が休館になって失職した町田紗耶香は、本を積んだワゴン車に乗って旅に出る。心の傷や悩みを抱えた人々の心の癒しのために、夫の蒼空(元雑誌編集者)が残した本を手渡そうとしていた。「旅の途中で、もし心を癒すために本を読もうとする人たちに出会ったら、あなたが選んだ本を手渡してください」という言葉を残して、蒼空がこの世を去ったからだ。ワゴン車を運転していると、紗耶香は常に蒼空が近くにいることを感じていた。最初に出会った居場所のない少女をワゴン車に乗せて、二人で移動することになる。旅の途中で、夢を諦めかけた青年、未送信の手紙を書き続ける女性、婚約者を失い時間が止まってしまった男性など、紗耶香は心に傷や悩みを抱えた人々に次々と出会う。紗耶香は悩みを抱えた人々と心を通わせて、心を癒すために選んだ本を渡すたびに、自分自身の心の傷も少しずつ癒していることに気づく。旅が終わりかける頃、紗耶香はようやく蒼空に渡せなかった手紙を書きあげるが、それでも、紗耶香の旅は続く。癒しの本を求める人々のもとへ本を届けるために。
107
男3人、いなかですごす。
仕事に疲れた大人たち、田舎を楽しむ。
東京生まれ東京暮らしの青年、一ノ瀬陽翔は、高校生の頃にした接客の喜びが忘れられず、大学卒業後は接客業に就職した。しかし、仕事をしていくうちに大切なものを見失い、心身共に疲れ果て失業。ふさぎ込む陽翔は父の勧めで、叔父の家でしばらく療養することにする。
遠い山奥の田舎にひっそりと建つ古民家は、叔父の相川仁が相続したもので、今は友人の藤慶一郎と共に暮らしていた。こうして大のおとなが3人、田舎で気まま暮らしを始めることになったのだった。
なんにもないけど、なんでもできる。そんな田舎を舞台に、陽翔は大切なものを思い出し、癒され再生していく──。
108
【短編小説】みんなが笑顔になる存在
僕に妹が出来た。僕は小学五年生で十一歳。僕の名前は|坂井大平《さかいたいへい》、十一歳離れた妹の名前は|坂井心《さかいこころ》。凄く可愛い。
心は三千百二十グラムとママが言っていて、とても元気。でも、産まれつき右手の親指がない。とても可愛そう。おじいちゃんは奇形児が産まれた、と家族みんなの前で言った。すると、お父さんは怒った。「父さん! そういう言い方やめてくれ! 今時そんな言い方する奴いないぞ!?」 でも、おじいちゃんは、「実際そうだろ」「昔の人間はこれだから困る」「昔の人間!? わしはそんなんじゃないぞ! 現代の人間だ!」「なら、そういう差別的な言い方やめてくれ!」 お父さんが怒っている。怖い。 お母さんに笑顔はない。奇形児ってそんなにひどい言い方? ぼくはわからない。お父さんが怖いからお母さんにきいてみた。「ねえねえ、お母さん。きけいじってひどい言い方なの?」「あんたは黙ってなさい!」 お母さんにおこられた。なんでぼくが怒られるの? わからなくなっちゃった。
109
ごはんがあれば、だいじょうぶ。~美佳と瞳子のほっこり一皿~
シェアハウスで共に暮らす、大学三年瀬川美佳(せがわみか)と、短大一年宮原瞳子(みやはらとうこ)。
美佳に嫌なことがあった日、瞳子はそっと手料理を作ってくれる。
凝った料理ではないけれど、あたたかな一皿は不思議と美佳の心を癒す。
クレーマーに遭った日も、
仲間と袂を分かった日も、
悲しい別れがあった日も、
世の理不尽に涙した日も、
きっと、おいしいごはんがあればだいじょうぶ。
※約3万字の短編です。ほんのり百合風味の日常物語。
※第7回ほっこり・じんわり大賞にエントリーしています。
※表紙素材: 写真AC/チョコクロ様より https://www.photo-ac.com/main/detail/553254
110
出張 もふもふ病院〜そんなあなたにはモフモフを処方します!〜
辛い、悲しい、消えてしまいたい、エトセトラエトセトラ。
そんな大変な時はもふもふ病院のお医者さんである僕、テディーがモフモフを処方するよ!
さあ、存分に癒されるが良い!
※この話はフィクションです。
※いつも通りの気まぐれ更新です。
※「ぎゅー」の章は1話完結型のオムニバス形式なので読みたい話だけを読む、もありです。「僕はテディー」の章は続き物です。
※主人公は『あなた』です。
※なろう、ノベプラ、カクヨムにも重複投稿しています。
111
あなたの心に触れたくて
貴族の令嬢クリスティーナは、ある日突然、父から富豪のマクシミリアン・ストレイフの元へ嫁ぐことを命じられる。
それは、名前も知らない、顔を見たことすらない相手で、その婚姻が父の事業の為であること、その為だけのものであることが明らかだった。
愛のない結婚ではあるけれど、妻として尽くし、想えば、いつかは何かの絆は築けるかもしれない――そんな望みを抱いて彼の元へ嫁ぐクリスティーナ。
彼女を迎えた夫のマクシミリアンは、いつも優しく甘い笑顔をクリスティーナに向けてくれる。
けれど、彼は夫として申し分のない人なのに、どこか距離を感じさせて……
112
【完結】異世界リメイク日和〜おじいさん村で第二の人生はじめます〜
壊れた椅子も、傷ついた心も。
手を動かせば、もう一度やり直せる。
——おじいさん村で始まる、“優しさ”を紡ぐ異世界スローライフ。
不器用な鍛冶師と転生ヒロインが、手仕事で未来をリメイクしていく癒しの日々。
今日も風の吹く丘で、桜は“ここで生きていく”。
113
《願いが見える僕について》
ある日突然、人の肩に乗った「怨念」が見えるようになった僕。コンビニの店員、通学路の同級生——誰もが目に見えない何かを抱えている。そんな中、半妖の少女・夏目から狐の面を渡され、彼女の兄が遺した「願い」を探してほしいと頼まれる。その願いは、いつの間にか僕の隣の席の本多に移り住んでいた。願いとは、怨念とは何か。見えるようになったからこそ気づく、日常のほんの少し向こう側の物語。
114
『あなたの悩みに、そっと味付けを』
オフィス街から少し離れた路地に、夜だけ灯る小さな居酒屋がある。
その名は「癒庵(ゆあん)」。
カウンター六席と座敷が二つだけの、知る人ぞ知る隠れ家だ。
店主・佐伯誠一は、誰の話にも否定せず耳を傾ける、穏やかな五十代の男。
客がふと漏らした悩みや愚痴を聞くと、
その人の心に寄り添う“特別な一皿”を、そっとサービスで差し出す。
落ち込んだ日には温かな煮物を。
言えなかった想いにはほろ苦い小鉢を。
泣きたい夜には、優しく染みる出汁の味を――。
ここで出される料理は、どれも注文できない。
けれどどれも、心を軽くするための一皿だ。
何気ない悩みにも、小さな奇跡が生まれる。
これは、人と料理がつむぐ温かなドラマ。
疲れた心をそっと解きほぐす、“癒しの物語”である。
115
リリィと夜の鍵 〜ただいまのある場所へ~
夜の街に、ひとりで佇む少女・ミレイ。
手にしたのは、感情を閉ざしたうさぎのぬいぐるみ「リリィ」。
失われた記憶、忘れられた痛み、そして帰る場所を探す彼女の前に現れたのは、「お兄ちゃん」と呼ぶひとりの少年だった。
ふたりで歩む、不思議な図書館。
ぬいぐるみの涙、そして、心に灯る“ただいま”。
これは、“さよなら”では終わらない物語。
かつて傷ついたすべての心に贈る、優しくて切ないファンタジー。
忘れてしまっても、大丈夫。
あなたの「帰りたい」は、きっとここにある。
116
君はシェフ
レストランで働く主人公が料理長と…!?
117
魔女達に愛を
世界はかつて、神の恵みにより繁栄していた。
だが、ある日、特別な力を持つ女性たちが現れる。
それは「恐れ」から生まれた力――。
彼女たちは”魔女”と呼ばれ、世間から忌み嫌われ、心を閉ざしていった。
そんな中、ひとりの青年、健司が現れる。
健司もまた「恐れ」から力を得た者だった。
彼の能力は、人の心を読む力――大切な人を失う悲しみを知るからこそ、誰よりも心に寄り添える。
傷ついた魔女たちに愛を与え、
恐れに支配された世界を、もう一度、光へと導くために。
これは、愛を武器に戦う青年と、魔女たちの心を癒す物語。
118
ふわまるずのおはなし1
ふわまるタウンへ、ようこそ。
ここは、ふわまるずが暮らす「ふわまるタウン」。
丸くてふわふわした動物たちが、
のんびり暮らす、小さな町です。
転がって止まれないジロウ、
料理を作りすぎるひーくん、
いつも眠そうなミーちゃん、
元気いっぱいのポチたちが、
今日も小さな出来事を楽しみながら過ごしています。
失敗しても、うまくいかなくても、
なんだか最後は「まっいいか。」
そんな、やさしくてふわふわした日常の物語。
119
トースト
短いお話です
120
指を数える(冒頭試し読み)
睡眠以外のことに切実な欲求を感じたことがないヨリコは、何かを好きになったり、選び取って、えこひいきしてしまわないように注意深く生きている。ある日、同棲相手のユタカから好きなだけ眠っているだけでいいという奇妙なアルバイトを紹介されて…。
冒頭のみの公開です。