魔法使い小説一覧
夜会に参加していたらいきなり婚約者のクリフ王太子殿下から婚約破棄を宣言される。
「メロディ、貴様とは婚約破棄をする!!!義妹のミルカをいつも虐げてるらしいじゃないか、そんな事性悪な貴様とは婚約破棄だ!!」
「ミルカを次の婚約者とする!!」
突然のことで反論できず、失意のまま帰宅する。
帰宅すると父に呼ばれ、「婚約破棄されたお前を置いておけないから修道院に行け」と言われ、何もかもが嫌になったメロディは父と義母の前で転移魔法で逃亡した。
魔法を使えることを知らなかった父達は慌てるが、どこ行ったかも分からずじまいだった。
文字数 5,033
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.05.06
中身が元国王の恋愛初心者の少年と、彼を溺愛する天才魔法使いのお話です。
美しく若き王フェルナンは、叔父の陰謀により悪魔と通じたという汚名を着せられて火刑にかけられた。けれど、目が覚めると十歳の子供の中にいた。天才魔法使い『翡翠の賢者』ことサシャの魔法によって死んだ子供の身体に魂を移し替えられたのだ。
しかもサシャはその状況で「あなたを愛しています」といきなり告白してきた。なりゆきで彼はジュールという名でサシャに毎日口説かれる生活をする羽目に。五年後、彼の甥ティエリーがフェルナンを陥れた叔父を討つため行動を始めたと知り、ジュールはサシャと供に再び政争の場に舞い戻ることになる。
ナルシスト気味で口説かれ慣れすぎて恋愛未経験の少年と恋愛成就のために斜め上の努力をして賢者にまで上り詰めた青年は悪逆な偽王を倒し、平和を取り戻す事ができるのか……。
カップリングはサシャ×ジュール(フェルナン)です。
文字数 159,549
最終更新日 2023.01.19
登録日 2022.12.10
貴族令嬢ベルタはある日逆恨みを買い、夜毎淫らな夢を見る呪いを掛けられてしまった。しかも呪いを掛けた男に求婚され、事情を知らない両親に結婚させられそうになってしまう。藁をも掴む思いで頼ったのは、魔術卿と呼ばれ怪しまれる伯爵・アウリス。彼が告げた解呪方法は「呪いの作り主である自分と結婚すること」だった。◇正義感の強い女の子と謎めいた魔術師の話。(ムーンライトノベルズから転載)
文字数 142,966
最終更新日 2019.08.25
登録日 2019.08.14
死を繰り返す死に戻り王女はループの中で謎を解く!
「ヴィクトリカ、お前とヒースの婚約は解消された。今日の花婿は、このレイブンだ」
王女ヴィクトリカは、結婚式の当日、冷酷な兄からそう告げられる。
元の婚約者は妹と結婚し、同時に国で一番評判の悪い魔法使いレイズナー・レイブンとの結婚を命じらてしまった。だがヴィクトリカに驚きはなかった。なぜなら告げられるのは二回目だったからだ。
初めて告げられた時、逃げ出したヴィクトリカは広場で謎の爆発に巻き込まれ、そのまま死んでしまったのだ。目覚めると、再び結婚を命じられる場面に戻っていた。何度も逃げ、何度も死に、何度も戻る。
死のループに嫌気が差したヴィクトリカだが、一つだけ試していないこと、レイズナーとの結婚をすると死なずに生き残った。
かくして否応なく結婚生活が始まったのだが――。
初めは警戒心を抱くが、ヴィクトリカも彼の不器用な愛を受け入れ始め、共に何度も巻き戻る時の謎を解くことにした。時を繰り返しながら、徐々に真相が明らかになっていく!
突然の結婚を、本物の結婚にする物語。
※約10万字のお話です
※話数はヴィクトリカが時を戻る度にリセットされます。
文字数 117,405
最終更新日 2022.10.29
登録日 2022.10.22
愛しの婚約者からも、国からも捨てられた王女が勇者と共に英雄になるお話。
エマはアガラム王国の第一王女兼魔法オタクである。
ひたすら魔法研究と実戦を行い、最強魔法使いにまで上り詰めた。
その一方で、小さい頃から大好きだった婚約者にはか弱い女性を演じていた。
そのことが妹によってバラされて婚約破棄、家からも追い出されてしまう。
路頭に迷っていると、とある男性が助けてくれて───。
駆け出し勇者と最強魔法使いが織りなす恋愛×コメディー×冒険物語。
文字数 7,987
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.03
辺境侯爵家令嬢であるセレーネには公にされていない神隠し<原因不明の瞬間転移>の過去があった。
軍事力と名声はあるがお金はない侯爵家。
それでも過保護な養父母に大事に育てられ、領地という狭い世界の中、貴族令嬢らしからぬ価値観で自由奔放に暮らしてきた。
16歳になる頃に、突然皇室から婚約者を決める舞踏会のお知らせが届くが、皇太子の評判は最悪。
楽観的なセレーネが観光気分で初めての首都で出会った妖美な魔法使いの意味深な言葉。
「紺色の髪の生意気な少年を知っていますか?」
この出会いからセレーネの生活は一変する。
誰が敵なのか、真実は何なのか。
月の女神に纏わるセレーネの不思議な成長の物語。
小説家になろうサイトにも投稿しております。
文字数 150,791
最終更新日 2024.04.01
登録日 2023.08.21
継母に苛められ、義理の妹には全てを取り上げられる。
実の父にも蔑まれ、生きる希望を失ったアメリアは、家を抜け出し、海へと向かう。
たどり着いた崖から身を投げようとするアメリアは、見知らぬ人物に手を引かれ、一命を取り留める。
そんなところから、彼女の運命は好転をし始める。
そんなお話。
フィクションです。
名前、団体、関係ありません。
設定はゆるいと思われます。
ハッピーなエンドに向かっております。
12、13、14、15話は【胸糞展開】になっておりますのでご注意下さい。
登場人物
アメリア=フュルスト;主人公…二十一歳
キース=エネロワ;公爵…二十四歳
マリア=エネロワ;キースの娘…五歳
オリビエ=フュルスト;アメリアの実父
ソフィア;アメリアの義理の妹二十歳
エリザベス;アメリアの継母
ステルベン=ギネリン;王国の王
文字数 73,457
最終更新日 2022.10.10
登録日 2022.06.07
◆2021年9月に執筆し、2022年1月4日に某出版社に投稿したものです。不採用となり落選したのでこちらに掲載を……。友人二人に添削していただきましたが誤字脱字がございましたらすみません。
初めて書いたTLノベルです。至らぬところが多いかと存じますが、大目に見てやってください……。
◆暴力、エロ、変態、サイコバス、なのにギャグ要素が半分なカオスな小説です。しかもハッピーエンド。
◆エロは所々にがっつり濃い目にあります。
【●カニバ、暴力、濃い目のサイコパス●ありあり注意!苦情はお受けできないので、ヤバいと思った方は回避を!】
◆あらすじ◆
魔法使い見習いであるサラの師匠レグルスは恐ろしく美しいが、常に手鏡が手放せない強烈なナルシスト。性格は高飛車で威圧的。悪役令嬢も裸足で逃げる意地の悪さ。
そのレグルスがサラは大嫌いだった。王子様呼ばわりしている兄弟子のアシルばかり可愛がられる一方、自分は冷遇され何かと自由も制限されるからだ。心の中でレグルスを、持っていた絵本に出てくる悪者『冥府の魔女』と重ね『魔女』呼ばわりしていた。
ある日、サラは推薦状が諦められなくてレグルスのいる書斎に行く。すると、ドアの前で魔法学校教師のイザベルと出くわし襲われかける。サラの悲鳴を聞いたレグルスは書斎から出てきて、イザベルを拘束しようとするが反撃されてしまう。逆にサラに助けられた。その日の就寝前、サラはお茶を飲むと必ず見る『レグルスと睦合う夢』に悩むー…
そして、そんなサラには自分では知らない秘密があった…なんと、瞳で魔法使いだけを性的に魅了して壊してしまう『魔性』と呼ばれる存在だったのだ。
サラを巡る亡者達……しかし、果たして誰が一番亡者なのか……その答えは――
ようは、性格の悪いオネェでクソサイコパスなヤバすぎ師匠が、育ての女の子の弟子に執着して巧みに監禁して愛でる話です。溺愛ものです。
登場人物みんな癖が強いです。
あとヒーローも含め変態でイカレてる奴ばかりしかいません。
各タイトルのネーミングとお話の内容はあまり関係ありません。お話を読み終わったあと、タイトルを見てくすっと笑ってもらえればと思い、そんなタイトルを各お話につけました。
文字数 116,768
最終更新日 2022.06.13
登録日 2022.05.19
文字数 22,706
最終更新日 2023.10.17
登録日 2023.05.08
【毎週土曜6:30更新中】嘘つき、セクハラ発言、借金癖、ドタキャン、恋路の邪魔……数えきれない程の迷惑行為と、役立たずの魔法《幻影》しか使わないことで冒険者パーティーから追放され続けたシャルルルカ・シュガー。
彼は昔、魔王を討った大魔法使いだったという。
そんな彼のもとに魔法学園の教師になって欲しい旨の手紙が届く。
──これは、落ちぶれた大魔法使いと落ちこぼれ生徒達の物語。
この作品は小説家になろうにも掲載中です。
文字数 134,358
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.04.01
人魚姫の結末はどうして悲劇なんだろう?
そんな不満を持っていた女子高校生の桜庭姫香は、魔法使いを名乗る男によって人魚姫の世界へ飛ばされてしまった。
元の世界に帰るには人魚姫を王子様と結婚させて、物語をハッピーエンドに変えること!?
なのに配役が隣国のお姫様!?!?
現実世界に帰るため、私は王子様と結婚しませんっ!!!
文字数 75,040
最終更新日 2019.09.11
登録日 2019.09.08
魔法使いには、男性しかなれない。
主人公マコトは、突然変異で魔法を使えるようになった人類初の”女性魔法使い”。
突然開花した「男を惹きつける魔法」と、「ループする魔法」で、今までのモテない人生に復讐するべく、イケメンたちと甘い恋愛生活を楽しんでいた。
ある日、魔法界の重鎮にその事実がバレてしまい、罪から逃れる代わりに魔法学校へ潜入するミッションを提示される。
そのミッションとは・・・魔法界の将来を担う優秀な魔法使いをピックアップすること。
魔法界を脅かす危険因子を排除すること。
マコトには、ベッドを共にした男の能力・潜在意識・未来の姿など、その男の全てを知ることができるという特殊能力が備わっていた。
イケメンだらけの魔法学校へ潜入し、魔法使いの男性達と恋に落ちる、女の願望をひたすら描く物語。
文字数 2,725
最終更新日 2023.02.23
登録日 2022.11.25
魔法が盛んとなった現代において、魔法先進国のバルテン王国は世界有数の冒険者の国となった。
バルテン王国では、魔法適正値が高いほど、国から支払われる冒険者の活動資金が高額であり、また報酬の高いクエストを受けることが可能とされる。
ーー冒険者支援制度。
制度を作ったのは、王国の王女ーーバルテン・リリーだった。
リリーは冒険者を夢見る中、家柄が王族なために外に出ることは許されなかった。
しかし、そんなある日のこと。
リリーは家を一日だけ飛び出した。そして、モンスター狩りにお忍びで参加した。
満足感に浸るリリーだったが、国王である父にそれがバレると勘当を受け、姫と呼ばれた彼女は王族から名を排除され……。
自由を手にし、王族バルテン家と無縁になった元姫の冒険者ライフが爆発する。
ギルドを作り、高度な魔法で世界に偽名であるカルシャーナ・リリーの名を広めていく。
※前作、VR物をお読みくださっていた方、有難う御座います。是非、この作品もお読みになっていただけるとは嬉しい限りです。
※「12回ファンタジー大賞」開始しました。是非、よろしければ投票してください!
是非、最新作の時間旅行の魔術師もお読みください!
文字数 152,409
最終更新日 2019.09.13
登録日 2019.07.20
アナニー歴10年のアナニーマスター・ナーナは生のちんこに興味を持った。とはいえ、理想のちんこは早々見つからないだろうと思っていた矢先、友達のバーダンと飲みに行き、そのまま巨根だというバーダンとセックスすることになった。
平凡巨根✕平凡自己開発処女。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
文字数 7,901
最終更新日 2022.11.19
登録日 2022.11.19
復讐するために、自らの体に呪いを受け敵の元へとやってきた。
けれどそこには小さな子供たちがいて……。
自サイトの『堕ちた小鳥』と同じ作品です。
文字数 36,707
最終更新日 2019.02.16
登録日 2019.02.01
人族の世で大魔法使いだ、賢者だと崇め讃えられているルートベルトは、その力のせいで魔王の婿候補に召集されてしまった。渋々魔族の国へと向かったルートベルトだったが、目の前に現れた魔王は…のじゃロリ娘であった。益々結婚は遠慮したいルートベルトだったが…?
文字数 7,643
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.31
立派な黒い角を持ち、羊の仮面で顔を隠す悪魔と呼ばれる王と、癒し系で天然な宰相の娘が出会うのだが、王様はピュアな宰相の娘にどんどん夢中になって行くのだった。
<基本2500字位。>
文字数 26,055
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.04.03
文字数 5,500
最終更新日 2021.08.18
登録日 2021.08.18
人に表と裏があるように、世界にも表と裏がある。
裏世界管轄特殊部隊の新人、咲良と理津は先輩たちと一緒に初めての任務に向かった。緊張感漂う中、表世界から裏世界へと転移し、そこで見た黒いモヤと怪物。
武器を手に取り怪物と戦いながら、二人はこの世界の仕組みを探る。
文字数 10,575
最終更新日 2024.01.31
登録日 2024.01.25
「ったく。仕事で疲れてんだ。家の事も子供の事もお前に任せてあるだろう。お前がなんとかしろ」
「もぉ! お母さんのばかっ! ちゃんと昨日言ったじゃん! 使えないなぁ」
夫から···娘から、こんな言葉を浴びても、息子の存在が彼女を救っていた。だが、ある日、その息子から冷たい視線と共に、同じ言葉が飛び出し···
「あら? ここは、どこかしら?」
いつもとは違う頭痛がして、ソファへと倒れ込んだ沙織は、目を醒ました瞬間、“自分が何故外似いるのか?”、“目の前に自分を心配そうにみつめるこの男の子は誰なのか?”と考えたがわからず、ただただ、ふたつのクリクリとした瞳をみつめ返す。
「おばちゃん? だいじょーぶ?」
小さな男の子が、そう言うと沙織の顔に冷たい何かを当ててくれた。
文字数 15,891
最終更新日 2018.12.26
登録日 2018.12.25
突然、妹を殺そうとした疑いで断罪されたキャサリンは、婚約者であるバルト子爵の爵士であるアルフィンから婚約破棄された上に、僻地であるヤンドレ地方へと送られることになる。
一緒に暮らしていたじいやと共に送られた僻地。
落胆していたキャサリンだったが、そこで待っていたのは田舎での楽しいスローライフだった。
文字数 6,756
最終更新日 2021.01.09
登録日 2021.01.09
この世界にはたくさんの悪役令嬢たちがいる……
いつも悪役令嬢たちの物語を見守っていたシリウス。
そんな彼が気まぐれを起こしたことにより、彼女の世界は一変することになる。
それは、どこにでもあるようで誰も知らない物語。
無実の罪で断罪されようとしていた悪役令嬢は、塔の上の牢獄で不思議な魔法使いと出会った。
文字数 28,495
最終更新日 2020.12.26
登録日 2020.12.09
没落した魔法使いの名門・アレスマイヤー家の令嬢リュリディアは、従者を養うために今日もバイトに励みます!
でも、彼女は行く先々でトラブルを起こしまくりで……。
世間知らずの正論お嬢様と、それをぬるく見守る従者の話。
文字数 54,230
最終更新日 2021.03.02
登録日 2021.02.06
魔法使い見習いのセル・ターニャは、卒業試験として一ヶ月の間、魔獣の暮らす森で、一人で過ごすことになった。
試験の内容は、
「魔獣から身を護るため、彼らの空腹を満たす料理を作ること」。
用意された魔獣菜を使って料理を作るが、魔獣は見向きもしてくれず、途方に暮れてしまう。
身の安全と、卒業試験の合格のため、セルが思いついたアイディアとは……。
文字数 7,647
最終更新日 2023.02.18
登録日 2023.02.18
土曜日の午後三時。忘れ物を取りに戻った教室の、ぼくの席に座っていたのは、見知らぬ学校の制服を着た女の子だった。
そして彼女はこういった。
「魔法使いなんだ、あたし」
※ご注意
執筆は1996年、当時はまだ学校は週休二日制になっていなかったため、「土曜日の午後三時」に、普通に学生が学校にいます。携帯電話も普及していなかった頃に書いた作品のため、現在とは異なっている点もあることはご了承ください。
文字数 59,986
最終更新日 2022.11.22
登録日 2022.11.15
毎夜訪れる兄から逃れたくて家を飛び出した女子高生メイファン。
街中で娼婦とのいざこざで助けてくれた美しい男性に惹かれていく彼女。
だが彼はこの世界の人間では無かったのです…。
異世界転移ラブ・x・
作者が腱鞘炎の為更新速度にばらつきがあると思います。
※性表現強有、近親相表現有り、残酷描写あり 苦手な方はお気を付け下さい
ツイアカ https://twitter.com/pilica0514
文字数 39,494
最終更新日 2018.04.07
登録日 2018.01.31
恋愛成就ーー魔法では叶えられない依頼を受けた魔女のジラフは、ある一計を案じることにする。魔女のジラフと人工知能AIの貴倫のコンビもの短編です。
文字数 2,191
最終更新日 2020.04.04
登録日 2020.04.04
僕エメル・サフィスは魔法図書館の塔で司書をしている。
ある日僕は見た事ない本を手に取って読んでる。
そしたら、本から女性が‼︎
彼女は自分は賢者に造られた魔法書だという。
そして、その賢者は昔の僕のライバルで⁉︎
ゆるーいファンタジーが始まります。
文字数 41,147
最終更新日 2023.08.25
登録日 2020.08.01
領主に仕える魔法使いの俺は、武器庫を破壊したと言われ、断罪されてしまう。罪人となった俺に言い渡されたのは、ほとんど誰も近寄らない廃墟の街に住む魔法使いから、貴重な物を借りてくるという任務。
寄ってたかって嬲られて、ボロボロの体で馬車に乗せられた俺は、街へ向かう途中、同じく領主に仕えていた魔法使いに会う。
ところがこの男、実は俺が会いに行く予定の廃墟の街の魔法使いが送り込んだ盗賊。領主の城に潜り込み、書物を持ってくるように命じられていたが、バレそうになって逃げ出したらしい。
何だそれ。これから俺が会いにいく奴って、そんな奴なの!??
しかも、その盗賊によると、俺が会いに行く魔法使いは、とんでもなく人間不信で恐ろしい男のようだ。
このままいけば、俺はそいつに拷問されて死ぬって!? 冗談じゃない。そんなのごめんだ。
城には報告したが、返ってきたのは「いいから任務を達成しろ」というわけ分からん上に冷たすぎる返事。廃墟の街に着くまでになんとか対策を立てないと、俺を待っているのは地下牢と拷問なんだぞ!
だけど対策って、どうやって立てたらいいんだ!? 俺は、その魔法使いのことを何も知らないし、廃墟の街なんて、普段近づく人すらいないのに!
だったら今隣にいる、この泥棒未遂野郎に聞けばいいんじゃないか!? このままむざむざ惨殺されるのは嫌だ!
そう考えた俺は、同行者になった男に愛想笑いを浮かべてみるが、その男からは敵意しか感じない。
詰んだ……? いや、まだ諦めたくない!! なんとか取り入って、任務を達成するんだ!
文字数 38,914
最終更新日 2023.09.27
登録日 2023.08.09
文字数 4,100
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.10.01