「るべ」の検索結果
全体で4,064件見つかりました。
貴族学園に通う主人公、シリル。ある日、ローズピンクな髪が特徴的な令嬢にいきなりぶつかられ「悪役令嬢」と指を指されたが、シリルはれっきとした男。令嬢ではないため無視していたら、学園のエントランスの踊り場の階段から突き落とされる。骨折や打撲を覚悟してたシリルを抱き抱え助けたのは、隣国からの留学生で同じクラスに居る第2皇子殿下、ルシアン。シリルの家の侯爵家にホームステイしている友人でもある。シリルを突き落とした令嬢は「その人、悪役令嬢です!離れて殿下!」と叫び、ルシアンはシリルを「護るべきものだから、守った」といい始めーー
※この話は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 15,425
最終更新日 2025.09.20
登録日 2025.09.20
世間を騒がせるくすぐり魔。その名も〝くすぐりジャック〟
その男の恐るべき能力はくすぐった相手の記憶を消すことであった。
ジャックと組んで女の子をくすぐる男達が続出?!
史上初のくすぐりミステリー小説(多分)
文字数 37,624
最終更新日 2026.01.22
登録日 2022.02.26
明乃泪(めいの るい)は親友の聖清美(ひじり きよみ)と共に別世界スルトバイスに召喚される。
召喚したのはこの世界のチクトス国の神官カイルディ・リゲルだ。
カイルディは聖女だけを召喚するはずだった。しかし召喚されたのは二人だったため、どっちが聖女なのかと困惑する。
だが、聖女の証となる紋章が清美の首の右側にあった。そのため聖女がどっちか判明する。その後、聖女ではない泪は城を追い出された。
泪は城を追い出される前に帰る方法を聞くが誰一人として知らなかったため自力で探すことにする。
そんな中、働く所をみつけるべく冒険者ギルドへ行く。するとギルドの掲示板に【ギルドの受付をしてくれる者を募集。但し、冒険者も兼ねてもらうため体力に自信がある者のみ。】と書かれた貼り紙があった。
それをみた泪は受付の仕事をしたいと伝える。その後、ギルドで冒険者登録をしたあと受付の見習いになった。
受付の見習い兼、冒険者となった泪は徐々に自分が持っている特殊能力【見極め】の真の使い方について気づいていく。そして自分がこれからやるべきことも……。
★★★★★
【作者が考える作品のセールスポイント】
1.巻き込まれ系でありながら、ざまぁ要素のない成り上がり系作品。
2.恋愛あり。コメディ要素あり。スローライフでありながら勇者のような道を辿り仲間と最終ボスを倒す要素もある作品。
3.特殊能力【見極め】それは、かなりチートな能力だった。
★★★★★
※0時10分 毎日1話更新
戦績:第4回 一二三書房WEB小説大賞[一次通過]
第5回 HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門[一次通過]
B-NOVEL 0.5周年企画作者の部、月間ランキングバトル「十万字作品部門!」[1位]
★★★★★
表紙、田舎猫たま様の作品につき不正使用、無断転載、無断転売、自作発言を禁止します。
挿絵イラスト:もけもけこけこ様の作品に付き不正使用、無断転載、無断転売、自作発言を禁止します!
《ノベルアッププラス・小説家になろう・ノベマ・エブリスタ・B_NOVEL・クロスフォリオ・solispia・アルファポリスに掲載》
★★★★★
【第一部・連載】
文字数 89,907
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.05.01
トワの世界の物語「森蘭丸の弟、異世界に渡る」の第二部です。独立させました。最初に第一部のあらすじを置いています(読みたくない方は飛ばすこともできます)。
——本能寺の変の際、この世界へと渡ってきてしまった森力丸長氏(=リキ)。色々と事件はあったが、今は恋人であるアヤラセと統都アキツマで退異師として働き生活していた。アヤラセは昔、リキを救うために承知した魔力統主候補の仕事に忙しい日々を送っている。
そんな平穏な暮らしの中、昔リキを誘拐しようとしたアヤラセの上子(上のきょうだい)、ライセンの情報がもたらされ、ライセンのことを許せないヤルルアがその真相を探るべく、聖タイカ合国へ特使として行くことになる。
一方、リキとアヤラセは、伴侶誓言式(=結婚式)を挙げようという話になるのだが‥
カベワタリ(=異界から帯壁を超えてやって来た者)として、リキは様々な過酷な運命に、アヤラセとともに立ち向かっていく。
*様々な独自設定があります、時々説明を置いています
*現在連載中の「日本の常識しか知らない俺には、異世界の普通がわからない」の世界と同じ世界ですが、こちらはその八十年ほど前のお話になります。違う大陸のお話でもあるので直接のつながりはほぼありません。
*全年齢版の「龍人に救われた女子高生が、前提条件の違う異世界で暮らしていくには」とも同じ世界ですが、五十年後の違う大陸ですのでほぼつながりはありません。
*時間軸としては
①森蘭丸の弟、異世界に渡る(一応完結済)‥リンクウ大陸
②本作(①の約三年後)‥リンクウ大陸
③龍人に救われた女子高生が、前提条件の違う異世界で暮らしていくには(完結済、①から五十年後)‥サッカン大陸
④日本での常識しか知らない俺には、異世界での普通がわからない(連載中 ①から八十年後)‥サッカン大陸
という流れになります。
が、本編とはあまり関連はありません。どこからどの作品を読んでいただいても、それぞれで読めるようにはなっています。
ムーンライトノベルズさんでも掲載しています。
文字数 197,689
最終更新日 2026.07.08
登録日 2025.08.30
頭では理由を付けて分かった振りをしても、理屈ではない。
分かりたくないことは、受け入れられない。
どうしても、叶わないことはある。
それならば、私はどうするべきか。どう生きて行くべきか。
(ひどく捻くれた話になっております)
文字数 49,328
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.04.04
私立桜坂学園この学園に過去から逃げて男装をして通う私、井上なぎさは普通の生活に恋焦がれていた。
私の恋焦がれていた普通の生活は過去との邂逅をきっかけに大きく動いていく。
本当の自分はどうあるべきなのか。
名は存在を表すという事なら名前さえも捨ててしまった今の私は偽りなのか、誰も教えてくれない疑問の答えに彼は嘯く。
すべき事、やりたい事、それを誰よりも知っているのは誰でもない自分自身だと。
自分のやりたい事を捨ててしまった私が普通になる事を目指す中で色々な人と関わって普通の在り方を考える。
普通というのは人それぞれでいい。
一人一人にとっての普通がある。
それに気付くまでの青春の記録。
文字数 155,751
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.04.30
【倒叙 × 中華後宮ミステリー】
※こちらは第1章の内容紹介となります。
衛尉の飛燕《フェイイェン》は、後宮に嫁ぎ皇帝の寵姫だった姉を、自殺に見せかけ殺されてしまう。
皇帝の子を身籠った結果、嫉妬を買ったゆえの悲劇だった。
不幸はそれにとどまらず、犯人の偽装した遺書によって
『姉のお腹の子は、飛燕との不義による子どもだった』
とされてしまう。
皇帝の怒りを買い、処刑の危機にまで陥った飛燕。
彼は自身の無実を証明するべく
『遺書が偽装であること』
ひいては
『事件の真相と犯人の究明』
をする羽目になってしまう。
そのためにはまず、後宮の中を調べなければならない。
手始めに飛燕は、後宮に仕える妹の小鳥《シャオニャオ》に相談する。
すると小鳥は飛燕にこう語るのだ。
「いい? お兄ちゃん。後宮にはね。
全てを見通す『鷹の目』がいるの」
と。
そうして飛燕が紹介されたのは、
『タジ』
と名乗る、静かな雰囲気を纏った異民族風の女だった。
文字数 59,804
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.06.28
ヴァンデルディング公爵子息ロデリックから、社交パーティーの最中に婚約破棄を告げられたアルトヴェール侯爵令嬢セラフィナ。
婚約を破棄する理由は「実の妹であるイザベラから、パーティー運営のアイデアを盗んでいた。真に評価されるべきは、セラフィナではなくイザベラの方である」という、事実無根の濡れ衣だった。
これは妹の仕組んだ罠だと理解していたセラフィナだったが、ヴァンデルディング公爵家の圧力により、すべての実績を妹に奪われ、婚約まで妹に譲ることになってしまう。
しかし、それは本当に不幸だったのだろうか?
新たな婚約相手として現れたのは、セラフィナの真の実力を正しく評価してくれる軍人貴族マキシミリアン。そしてイザベラとロデリックの元には、「奪った実績」を背負いきれない現実が待っていた。
偽りで塗り固めた成功は、いつまで続くのか。
真の実力者はどちらなのか。パーティーに集う貴族たちが下す評価は、明確だった。
奪い取った者が泣き、奪われた者が笑う。
それが、この物語の結末である。
※過去に投稿した「奪い取るより奪った後のほうが大変だけど、大丈夫なのかしら」の内容を再構築しつつ、他にも色々な過去作のエッセンスを加えながら新しい展開で物語を書いています。
文字数 148,546
最終更新日 2025.10.31
登録日 2025.10.01
東西別れるとある島國。軍事力の格差による圧力で、隣國西をも掌握せんと企む東の帝は、西を統べる女帝へ政略結婚を申し込んだ。追い込まれた西の唯一の対抗策は、女帝の溺愛する弟が表明した、悲しい覚悟であった。祖国と姉を守る為、引きこもりの皇子は初めて『外』で生きてみようとする――。
似通った文化を持ちながらも、其れは異なった二つの国。何より武の道を重んじ、世の先駆けとなる東の国(江戸風)。何より雅を重んじ、心豊かに在るべきとする西の国(平安風)。そんな世界で繰り広げられる、歴史の一幕を綴る和宮廷ファンタジー。
※確実に完結をお約束できます。
文字数 19,604
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.07.02
侯爵夫人であるリュディア・オーランドには、物腰が柔らかくて優しい夫がいる。
しかし、彼は優しさを向けるべき相手を間違えた。
「なぜもっと優しくしてやれないんだ」
ある日、王宮主催の夜会でトラブルが起きた時、優しい夫が守ったのは、被害者のリュディアではなく、加害者である彼の幼馴染みだった。
翌朝、リュディアは夫に離縁状を突きつける。
それは、夜会の一件だけが理由というわけではなく、夫のとある裏の顔が判明したからだった……。
文字数 29,347
最終更新日 2026.05.27
登録日 2026.05.24
騎士は、防御力がすべて――そんな常識を、彼女はあっさり踏み砕いた。
王国騎士団の新人、リシェル・アルヴェイン。その装備は、なんと“スカート鎧”。
「騎士は美しくあるべきです」
防御力よりファッション重視という信念のもと、堂々と戦場に立つ彼女だが、当然のように周囲からは問題児扱い。しかも街では不躾な視線にさらされ、あろうことか覗こうとする不届き者まで現れる始末。
――その瞬間、剣が喉元に突きつけられる。
「くっころしてやるからね!」
見た目は華やか、中身は苛烈。誇り高き“スカート女騎士”の逆鱗に触れれば、ただでは済まない。
だが実戦では、防御の低さが命取りとなり、仲間に庇われる屈辱も味わうことに――。
それでも彼女は、装備を変えない。なぜならその美学こそが、彼女の騎士としての誇りだから。
やがて彼女は気づいていく。“見られること”は弱さではなく、武器にもなり得るということに。
これは、常識外れの装備で戦場を駆けるひとりの女騎士が、嘲笑と視線を斬り裂きながら、自分だけの「強さ」を証明していく物語。
――なお、覗いた者は例外なく斬られます。
※表紙は生成AI
文字数 22,846
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.05.01
「英雄と呼ばれる人はみな《加護》を持っている。俺には、それがなかった――」
母を伝説の魔獣「銀狼」に殺された少年レンドルは、復讐を誓うものの加護を持たず、自分の無力さを痛感していた。
ある日、神殿で彼の運命は激変する。 彼が授かったのは、規格外の力《英雄の加護》。
しかし、レンドルは皇妃の策謀により大切な妹を人質に取られ、ルベリア王国との過酷な戦争の最前線へと放り込まれる。
「生きるには、戦うしかない」
極限の死地で、レンドルの恐るべき才能が覚醒する。 圧倒的な魔力量によって「景色が遅く見える」ほどの集中力を操り、鋭い洞察力から戦況を見極め、戦いを勝利へと導く圧倒的な戦闘センスが開花していく。
彼は理不尽な運命をねじ伏せ、凄腕の灰兎族タタや、心に深い傷を負う気高き女騎士サナロアといった仲間たちと死線をともにしていく。
絶望的な要塞戦。立ち塞がるのは、美学を持つ凄腕の殺し屋や、生ける英雄伝説「黄金騎士」。 これは、奪われた大切なものを取り戻すため、権謀術数渦巻く狂った世界に反逆し、自らの知略と剣で本物の「英雄」へと成り上がっていく、濃密で極限の戦記ファンタジー。
文字数 97,166
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.06.19
◆――黒狼の銀の盾《コクロウのイージス》【異世界BL】――◆
五竜の加護を持つ証である銀髪を持つ17歳のイージスは、西の大陸、メランリュクス王国騎士団長だった。第2王子でありながら、「メランリュクスの銀の盾」とあだ名されるほど護るべき祖国のために生きていた。冬のある日、東の大陸の違法魔法薬により、火竜が暴走し国は滅亡する。その際、従兄のオルニスが犠牲となって、イージスを東の大陸に逃がすが、オルニスの「お前がいれば大丈夫だ」という最期の言葉は、イージスにとって呪いの言葉となる。
10年後、護るべき祖国を護れず、竜の加護と加護の証である銀髪を失ったイージスは、「護るべきものはもう何もない」と自分に言い聞かせながら、イージス=アルギュロスと名を変え、東の大陸で運び屋として生きてきた。
そんなイージスが、漆黒の髪を持つ一人の美しい男と出会う。男の名は、クロエ=ファルカス。都市の警護団「黒の団」の副団長だった。自分と似たファルカスに自分を重ねるイージスだが、自分とファルカスには、決定的な違いがあった。「護るべきものを護りたかった」自分と「護りたいものを護る」ファルカス。いつしかその姿に特別な気持ちを抱くようになる。
今―― 止まっていた時が流れ出す。
これは、護るべきものを失った男が、再び誰かを護ることを決意するまでの物語。そして、自分も誰かに護られることを受け入れる物語。
文字数 46,529
最終更新日 2026.07.07
登録日 2026.07.01
──あなたの、『運命』になりたかった。
コーデリアには、竜族の恋人ジャレッドがいる。竜族には、それぞれ、番という存在があり、それは運命で定められた結ばれるべき相手だ。けれど、コーデリアは、ジャレッドの番ではなかった。それでも、二人は愛し合い、ジャレッドは、コーデリアにプロポーズする。幸せの絶頂にいたコーデリア。しかし、その翌日、ジャレッドの番だという女性が現れて──。
※一話あたりの文字数がとても少ないです。
※小説家になろう様にも投稿しています
文字数 11,757
最終更新日 2019.07.28
登録日 2019.07.20
代々古の森に暮らす魔女の家系に生まれたジュジュ。
十五の歳に縁組みされた婚約者クラムとは週に一度は顔を合わせ、それなりに良好な関係を築けていると思っていた。
「あなたの婚約者、王宮で素敵な出会いを果たしたみたいですよ」という親切なタレコミを受け、気になったジュジュはその真相を確かめるべく王都へ向かう。
そしてそこでジュジュは女性騎士に愛の告白をするクラムの姿を目の当たりにした。
「……よし。とりあえず、見なかった事にしよう。そして婚前交渉をして子種だけもらって解放してあげよう」
と、ジュジュは後継問題のためにクラムの心変わりに気付かぬフリをすることに決めたのだが……。
いつもながらのご都合主義。
ノーリアリティ・ノークオリティなお話です。
作中嫌がらせのように誤字脱字が点在しますが、寛容なお心でお読み頂けますと幸いです。
直接的な表現はありませんが、性交渉を連想させるワードが出てきます。
地雷の方はご自衛くださいませ。
小説家になろうさんでも時差投稿します。
文字数 31,721
最終更新日 2023.09.28
登録日 2023.09.17
旧題:BLゲームのメンヘラオメガ令息に転生したら腹黒ドS王子に激重感情を向けられています
小学校の給食調理員として働くアラサーの独身男、吉田有司。考案したメニューはどんな子どもの好き嫌いもなくしてしまうと評判の敏腕調理員だった。そんな彼の趣味は18禁BLのゲーム実況をすること。だがある日ユーツーブのチャンネルが垢バンされてしまい、泥酔した挙げ句に歩道橋から落下してしまう。
目が覚めた有司は死ぬ前に最後にクリアしたオメガバースの18禁BLゲーム『アルティメットラバー』の世界だという事に気がつく。
しかも、有司はゲームきっての悪役、攻略対象では一番人気の美形アルファ、ジェラルド王子の婚約者であるメンヘラオメガのユージン・ジェニングスに転生していた。
気に入らないことがあると自殺未遂を繰り返す彼は、ジェラルドにも嫌われている上に、ゲームのラストで主人公に壮絶な嫌がらせをしていたことがばれ、婚約破棄された上に島流しにされてしまうのだ。
だが転生時の年齢は14歳。断罪されるのは23歳のはず。せっかく大富豪の次男に転生したのに、断罪されるなんて絶対に嫌だ! 今度こそ好きに生ききりたい!
用意周到に婚約破棄の準備を進めるユージン。ジェラルド王子も婚約破棄に乗り気で、二人は着々と来るべき日に向けて準備を進めているはずだった。
だが、ジェラルド王子は突然、婚約破棄はしないでこのまま結婚すると言い出す。
王弟の息子であるウォルターや義弟のエドワードを巻き込んで、ユージンの人生を賭けた運命のとの戦いが始まる――!?
腹黒、執着強め美形王子(銀髪25歳)×前世は敏腕給食調理員だった恋愛至上主義のメンヘラ悪役令息(金髪23歳)のBL(の予定)です。
文字数 359,205
最終更新日 2026.04.24
登録日 2023.11.25
イズ王国の聖アイリス修道院には、一風変わった修道女がいる。
「こらエステル、きちんと復唱しなさい」
今日も神父が注意をする相手。それが、エステルという存在だ。
修道院の完全なる朝型生活に全く馴染めず、聖書の保管さえままならない。極めつけは、神を信じていないときている。エステルにとって、修道女という道はあまりにも不向き。
それでも、孤児の自分の親代わりとなった神父と修道女長に、恩返しができるかもしれない──そんな思いで彼女は教会で務めを果たすことに決めたのだ。
「エステル、最近よく頑張っているね」
始めこそ聖書の内容もろくに頭に入っていないような彼女だったが、修道院生活を続けるうちに悟ることになる。
人はなぜ、神に祈るのか。修道女としてどうあるべきか。現実主義を行く自分だからこそ辿り着ける場所は、一体どのようなものなのか。
これは、新米修道女が修道院生活を通して成長する物語──と、言えるはずだった。ところが周囲は、何やら騒がしい。
「忙しそうな俺のこと心配してくれてるんだ?可愛い」
毎月エステルに会いに来る、軟派な青年アルヴィン。
「あの人エステルのこと、好きだと思う」
ニヤニヤと恋愛話に首を突っ込む、修道女仲間のティナ。
面白がってからかってるだけだよ──そんな風に答え、毎度アルヴィンの絡みをいなすエステルは、修道院生活がさらに普通とかけ離れていくとは思ってもみなかった。
「……話っていうのは、あなたの亡くなったご両親のことなの」
ある日先輩修道女イルゼから持ちかけられた推測により、とある疑惑が浮上。
調査を進める中でエステルは様々な関係者と出会い、不信感を募らせる。
さらに、ふと気付いた。
アルヴィンさんって、どうして自分のこと何も話さないんだろう……?
不可解な現状。謎が謎を呼び、エステルの調査を混沌に追いやっていく。
そしてもう一つ、彼女には大きな疑問が残っていた。それは生まれたばかりの頃に亡くなった母親の出自が、全く分かっていないこと。
僅かな手がかりから真相を明かそうとするエステルは、無事に光を見ることができるのか。そして、独身を貫く修道女と軟派な男の恋模様はいかに──。
(ご都合主義的な緩い設定もありますが、物語としてお楽しみいただけると幸いです)
文字数 16,676
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.07.03