「仕事」の検索結果
全体で11,469件見つかりました。
十八歳で聖女に選ばれてから五年間。
アンナは王都の結界維持、病人の治療、巡礼者への祝福、魔道具への神聖力補充まで、無給・無休で働き続けてきた。
眠る暇さえなくても、「国のため」「神のため」「民のため」と言われれば断れない。
そうして限界まで使い潰されながらも、アンナは聖女としての仕事を続けていた。
だが、三日以上眠れないまま働かされた末、大司教から投げかけられた一言で、五年間積み重なったものがついに切れる。
もう我慢するのはやめた。
聖女を当然のように使い潰してきた教会と王国に、アンナは五年分のツケを払わせることにする。
全十話完結です。
文字数 42,504
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.08.29
保育士として働いていた莉子は、ある日の仕事中に暴走してくる車から子どもたちを守り、死んでしまう。
しかし、目が覚めるとそこは深い森の中。
ここはどこだろうと彷徨い歩いているうちに狼のような獣に襲われかけたものの、間一髪のところで冒険者の兄弟、ベクターとゼノに助けてもらった。
家族が宿屋をやっているから、と行くあてもない莉子を拾ってくれた二人。
やってきたのは、リーベル王国の国境付近にある街、ベルン伯爵領。
そこにある人気の宿屋に身を置くことになった莉子は、様々な事情を知りながら身を寄せることへのお礼のため、ベクターとゼノにお弁当を作ろうと決意して──?
文字数 131,843
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.08.19
王都監査局に勤めて二十二年。
監査官リーナは、仕事で訪れた伯爵家で、三十四年ぶりにかつての同級生キリエと再会する。
もっとも、リーナは名乗られるまで彼女だと気づかなかった。
昔の同級生が今どこで何をしているのかなど、興味もなかったからだ。
ところがキリエは、伯爵家の監査からリーナを外すために口を滑らせる。
「この方、昔から少々問題のある方でしたの。嘘をついたり、人の物を盗んだり……」
それは監査官の信用に関わる重大な告発だった。
当然、監査局は事実確認に乗り出す。
三十四年前の記録を一件ずつ調べてみれば、出るわ出るわ。
証拠なし。
動機なし。
証言は矛盾。
そして、なぜリーナばかりが疑われ続けたのか、その発端まで見えてきた。
最初は忘れていたリーナも、だんだん腹が立ってくる。
昔のことですものね?
ええ、そうですね。
でも、その昔を掘り返したのはあなたですよ?
売られた喧嘩なら仕方ありません。
一件ずつ値札を付けて、高値で買わせていただきましょう。
文字数 6,500
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.08.22
ユズリハは、ばぁちゃんと森の外れで暮らしている。
実はこのばぁちゃんが、転生者のハイエルフ。
ユズリハは1/4だけハイエルフの血が入っている、が、これがなぜか規格外。
「流石はアタシの孫!誰だい?!うちの孫をいじめるヤツは?!死んで詫びな!!!」
「ばぁちゃん、落ち着いてぇぇぇ!!!」
超ハイスペックな見た目美女なのに残念ばぁちゃんと、そのばぁちゃんを押さえるのに必死な孫と、そんな2人のもふもふな契約精霊達が織り成すドタバタな日常の物語。
数多くの物語の中からお立ち寄り頂き、ありがとうございます。
世界観は作者の妄想、ゆるっとふわっと、毛玉のごとく。
前作「当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!」から100年後、別大陸から始まるお話です。
前作を読んでいなくてもお話は繋がりますが、読んで頂けたら幸いです。
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2025年12月4日 お気に入り登録100人達成!ありがとうございます!皆様に楽しんで貰えるようこれからもがんばります。
2026年9月1日 お気に入り登録200人達成!!ユズリハ達の物語、見守って頂ける皆様に感謝感謝でございます!
文字数 526,549
最終更新日 2026.09.21
登録日 2025.05.20
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
文字数 154,398
最終更新日 2026.09.03
登録日 2023.08.24
公爵令嬢ミランダは、婚約者である王太子ドボンや、王族や官僚たちに仕事を押し付けられる日々を送っていた。「わたくしは未来の王太子妃にして未来の王妃。わたくしがやらなければ……」という義務感に支えられていた。
だが親友の「ミランダが倒れたら、誰が仕事やんの?」のひとことに触発され調べてみたら、手がけている仕事すべてに代わりがちゃんといることが判明。「これなら休んでも大丈夫ですわね!」と、ミランダは休暇をとることにした。
当然のように王宮は大混乱。ミランダを連れ戻そうとするが、父である公爵は「娘は療養中です」の一点張りで拒み続ける。
こうして、誰も知らない土地で、念願の温泉三昧の休暇が始まった――。
その裏で、王宮では、ある人物の評価が音を立てて崩れ始めていた。
文字数 22,278
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.08.18
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
なろうさんにも掲載始めました。
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2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
2026年2月12日 お気に入り登録800人達成?!!
なんということでしょう!ユーディリア達が愛されてる…!!!
2026年8月24日 お気に入り登録900人?!
26日より、なろうさんのあとがきにて雑談始めました。
文字数 879,440
最終更新日 2026.02.14
登録日 2024.01.01
✨️エブリスタでトレンドファンタジーランキング1位【18日連続1位】(19日目に自分の作品に抜かされましたw)人気ファンタジーランキング3位、総合41位をいただいた作品です✨️
家族に売られ、行き着いた先は王城だった。
男爵令嬢リーナは、掃除係ではなく王女付きの侍女として雇われるが、その王女は「我がまま」「癇癪持ち」と噂され、侍女が次々と辞めている人物だった。
任された最初の仕事は、王女の部屋を整えること。
リーナは応接室ではなく、寝室や書斎といった生活の核となる場所から手を付け、風・水・火の魔法を使って、静かに、丁寧に掃除を進めていく。
だが最後に残った広間で王女と鉢合わせ、事情を知らぬ王女は彼女を叱責する。
それでも反論せず頭を下げたリーナの仕事は、夜になってから王女自身の目に留まり、少しずつ評価を変えていく。
これは、掃除という仕事を通して、静かに信頼を得ていく侍女の物語。
文字数 97,505
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.02.09
荷物持ち――それは冒険者の中でも最も地味で、誰からも評価されない役割だった。
長年パーティで雑用ばかり押し付けられてきた中年冒険者・クレスタも、その一人。仲間の荷物を運び、野営の準備をし、戦闘では後ろに下がるだけ。「お荷物はお前だ」とまで言われ、ついにはパーティに騙されて、前人未到のマチョモ山に転送されてしまう。
しかし、誰も知らなかった。
そこで見つけた「荷物」こそ、この世界の常識を覆す最強のチート能力だったことを。
無限収納に、規格外の怪力、異常な耐久力。さらに拾った伝説級の宝や虹色の魔石、神話級の秘宝までも次々と手に入れ、気づけば国宝級の財産を持つ大富豪へ。
だが、クレスタ自身は金にも名誉にも興味がない。
彼が望んだのは、腹を空かせた子供たちが笑って暮らせる場所を作ること。
スラム街を丸ごと買い取り、巨大な宿舎を建設し、学校を作り、畑を耕し、子供たちに食事と仕事と学ぶ機会を与えていく。その優しさに惹かれ、凄腕の弓使い、投石の達人、美しき大魔法使い、元魔王軍の悪魔、そして伝説のフェニックスまでもが仲間となる。
一方その頃、魔界では四天王が復活し、ついには序列一位の魔王バアルが復活。世界中へ人類滅亡を宣言し、王国は勇者召喚という最後の切り札を切る。
世界が戦争へ向かう中でも、クレスタは今日も巨大な荷物を軽々と背負い、「子供たちの学校は順調かな?」と気にするだけ。
その何気ない一歩が、やがて魔王も勇者も王国も巻き込み、世界の運命を大きく変えていく――。
これは、「お荷物」と呼ばれた中年荷物持ちが、最強の力と底抜けの人柄で仲間を増やし、人も魔族も常識もひっくり返していく、痛快成り上がりファンタジーである。
文字数 117,352
最終更新日 2026.09.21
登録日 2026.07.04
人々が息を潜める夜の街。そこは「闇の子供達」と呼ばれる魔物が闊歩する、死と隣合わせの世界だった。そんな夜の脅威に、たった一人で立ち向かう男がいる。夜の請負人《ナイトブローカー》のグレン・モーリスだ。
「俺様が商ってるのは本じゃなく、お前ら闇の子供達の命だ!」
魔導書『無名の書』を手に、圧倒的な力で魔物を討伐するグレン。ある依頼を完遂した彼は、追加報酬として古代遺跡に眠る『国宝級のお宝』を一つ譲り受けることになる。しかし、命がけで数々の罠を突破し、遺跡の最奥で彼が見つけたのは、財宝ではなかった。厳重に封印された一つの旅行鞄。そして、その中で眠っていたのは――豪奢なドレスを纏った、記憶のない一人の美しい少女だった。金に汚い腕利き仕事人と、自らの名前さえおぼろげな謎の少女。この出会いは、世界の闇を揺るがす壮大な運命の序章に過ぎなかった。少女の正体は?そして彼女を待ち受ける過酷な真実とは?
文字数 145,109
最終更新日 2026.09.14
登録日 2026.07.31
毎日に不満なんてない、はずなんだ。
主人公、四方しぐれは現代日本に住む女性。
仕事も家もあり、友達もいる。自分の人生にこれと言って不満はない。そう思い込んで過ごす、消化試合の毎日。
人間、一番欲しいものって手に入らないものだよね。
私が恋し、愛した人は、画面の向こう。ゲームのキャラクター。
そして、ゲーム内で攻略対象でもない。
それでも、彼を愛して、癒されて、生きてきた。
一日一善、いいことをした気分の良い仕事帰り。
携帯に届いたのは、ゲームサービス終了のお知らせ。それって、死刑宣告と同じだよ。
私これから先、どうやって生きていこう?
玄関で倒れ込んで、目を開いたら、心の拠り所、最愛の推しがいるゲーム『君と乙女のファンタジー』のオープニングスチルかと見紛う光景。
倒れたあげく、『君乙F』の世界を夢に見るなんてやっぱり私は根っからこのゲームが好きだな。
あれ? なんでオープニングスチルにいないはずの私の最推しがいるの? あれ? なんだかゲーム開始時と違う気がする?
主人公が召喚されたのは、ゲーム内で存在しないはずの男主人公によって物語が全て大団円でクリアされたあとの世界。そしてその男主人公は世界に愛と平和と希望を残してとっくに現代に帰還したそうな。
新たに召喚された主人公は、平和になったこの世界を愛して暮らすことを望まれた。
じゃあ、人生最推しのあの人と同じ世界を生きられるということ?!
主人公は長年拗らせた恋を、余すことなく伝えられるかな?
『君乙F』の世界を楽しもう。
AIは、誤字脱字添削のみに使用しました。
文字数 153,241
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.08.28
チートなし。剣も魔法もなし。武器は、現場で働いてきた経験だけ。
運送、製鉄所、建設、クレーン、製造、設備保全、品質管理、営業――。
転職を繰り返してきた45歳のサラリーマン・神崎鉄平に、突然「異世界派遣」の辞令が下される。
派遣先の王国を苦しめていたのは、魔王でもモンスターでもなかった。
赤字続きの商会。
事故の絶えない鉱山。
崩れかけた街道。
届かない物資。
老朽化した設備。
人手不足と技術者不足。
品質不正。
属人化した仕事。
途絶えかけた技能継承。
そして――
「昔からこうしている」
「まだ動いているから大丈夫」
「納期があるから止められない」
そんな現場に潜む、小さな“慣れ”と“見過ごし”だった。
鉄平は現代知識ですべてを解決する万能主人公ではない。
知らないことは職人に聞く。
分からなければ現場を見る。
専門的な判断は専門家に任せる。
彼の仕事は、問題を整理し、人と人、仕事と仕事をつなぎ、現場自身が答えを出し、鉄平がいなくなっても続けられる仕組みを作ること。
物流、設備保全、安全管理、工程管理、品質管理、改善、標準化、人材育成、技能継承――。
ブルーカラー職にも通じる現場の課題を、異世界ファンタジーとして描きます。
ただし、これは仕事の教科書ではありません。
安全を優先すれば納期が遅れる。
効率化すれば別の誰かに負担がかかる。
正しいはずの改善が失敗することもある。
「自分の現場だったら、どうするか?」
物語を楽しみながら、働くこと、安全を守ること、技術を次世代へ残すことを考えるきっかけになる――
チートなしの異世界×現場コンサルティングファンタジー。
全10部・全250話プロット完結済み。
各所に張り巡らされた伏線が、後半に向けてドミノ倒しのようにつながる時系列完全連動型。未完の心配はありません。
毎日20:00更新。
続きが気になりましたら、ぜひお気に入り登録して最後までお付き合いください。
文字数 150,914
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.08.30
45歳の派遣社員、佐々木香織は、契約満了で仕事を失った。
不安定な生活の中で唯一の心の支えは、少しずつ積み立ててきた、世界中の企業に分散して投資するインデックス投資だった。
ところがある日、光に包まれた香織が目を覚ますと、そこは見知らぬ異世界。
仕事も、住む場所も、お金もない。
手元に残ったのは通勤バッグと、法事用に用意していた真珠のネックレスと珊瑚の数珠だけ。
まずは生きていくため、宿屋で手伝いを始め、そこで物価、流通、価値を知っていく。
商業ギルドの代表や、金融の才能を秘めた少年との交流を通じて、香織はこの世界に「投資」という仕組みを根づかせていく。
「一つに賭けるんじゃなくて、いろいろなものに分けておけばいいんです」
しかし魔物の襲来という危機が訪れる――。
一攫千金を目指すのではない。
無理をせず、戦わず、未来のために少しずつ積み立てる。長期・分散・生活重視。
これは、異世界へやってきた45歳の女性が積み立てる、「第二の人生」の物語。
文字数 82,295
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.08.21
王都冒険者ギルドで十九年間、「忘れ物係」として働いてきたロイド・アーヴェル、三十五歳。
彼が持つのは、物に触れると本当の返却先が分かるだけの地味スキル《返却》。
財布。冒険者証。形見の剣。子供のお守り。
誰かがなくした物を、誰かのもとへ返す。
そんな地味な仕事を十九年間続けてきた。
だが新しいギルド長から、
「忘れ物を返しても一銭にもならない」
と部署ごと廃止され、ロイドはあっさりクビになってしまう。
王都を離れたロイドは、辺境の街で小さな《返却屋》を開くことにした。
なくした木剣を探す少年。
亡き夫の指輪を探す老婆。
持ち主の分からない冒険者の遺品。
《返却》を使って一つずつ持ち主へ返しているうち、いつしか店には様々な人と「忘れ物」が集まり始める。
一方、ロイドを追い出した王都のギルドでは、遺品の取り違え、証拠品の紛失、預かり品を巡る争いが次々発生。
どうやら十九年間誰にも評価されなかった仕事は、誰でもできる仕事ではなかったらしい。
そんなある日。
ロイドは街道で、記憶を失った銀髪の女剣士を拾う。
彼女が持っていた古い長剣に、いつものように《返却》を使った。
ところが。
《返却先:存在しません》
十九年間、一度も見たことのない表示だった。
なぜ彼女の剣だけ、持ち主が「存在しない」のか。
小さな落とし物を返すだけだったおっさんの店は、やがてこの国から失われた人々の名前と、百年以上隠されてきた秘密へつながっていく。
これは、誰にも評価されなかった忘れ物係が、なくした物を返し、忘れられた人を返し、最後には奪われた人生まで取り戻していく物語。
文字数 211,628
最終更新日 2026.09.21
登録日 2026.08.15
五十二歳の独身サラリーマン、朱野。
会社では目立たない普通の会社員の彼は、ある日、自宅近所の公園でダンジョンブレイクが発生。そこで小人の少女ルルエルと出会ったことをきっかけに、冒険者になる。
ただし、仕事を辞めるつもりはない。
平日は会社員、土日は冒険者。
朱野は「サンデー冒険者」として、休日だけダンジョンへ挑むことにした。
魔術師の才能はあるが、五十二歳なので冒険者になるのは無理だと言われる。
調べると、仙術を学ぶと寿命が延びると分かる。また、寿命を延ばすと、見かけは変わらないが、肉体年齢が若返ることを知る。仙術を身に付け肉体年齢を若返らせることにした。
ダンジョン攻略を始めた朱野は、自分の持つ能力が普通の冒険者とは少し違うことに気付いていく。
仙術、ルーン魔術、神術、工術。
複数のスキルを使いこなし、魔術や仙術の効果を研究しながら、敵の弱点やダンジョンの仕掛けを見抜いていく。
強力なスキルをただ使うだけではない。
どう組み合わせれば効果的なのか。
どうすれば少ない人数でも攻略できるのか。
試行錯誤を重ねながら、独自の戦い方を身につけていく。
そんな朱野の前に現れたのが、勇者の少女テナーと、使い魔の少女サラダだった。
圧倒的な剣技を持つテナー。
成長するにつれて知性も魔力強くなるサラダ。
さらに朱野の胸ポケットには、いつも小人のルルエルがいる。
四人は、次々と高難度ダンジョンへ挑んでいく。
しかし、朱野には一つ大きな問題があった。
冒険者として稼げる金額が、とんでもないのだ。
休日にダンジョンを攻略するだけで、会社員として働いて得られる収入を遥かに上回る。
しかも朱野は、まだ会社を辞めるつもりはなかった。
二か月連続で冒険者収入が一億円を超えたら、会社を辞める。
そう決めた朱野だったが、彼の冒険は金稼ぎだけでは終わらない。
高難度ダンジョンには、普通の冒険者なら簡単には突破できない仕掛けや強力なモンスターが待ち構えている。
少人数で挑む朱野たちは、時には正面から戦い、時にはスキルを工夫し、時にはダンジョンそのものの仕組みを利用して攻略していく。
果たして朱野は、サンデー冒険者としてどこまで稼ぐことができるのか。
そして、冒険者としての収入が二ヶ月連続で一億を上回ったとき、彼が選ぶ道とは――。
これは、普通のサラリーマンだった男が、休日だけの冒険から人生そのものを変えていく物語。
今日も朱野は、仕事を終えたら冒険の準備を始める。
次の休日に挑むダンジョンを探すために。
第19回ファンタジー小説大賞に参加中!応援(お気に入り・感想)よろしくお願い
文字数 132,053
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.08.01