「覆われて」の検索結果
全体で55件見つかりました。
ある新興住宅街の一角。庭に面したガラス窓は厚いブルーのカーテンに覆われていて、外から家の中を窺い知ることはできない。でも、その中では教師と、その教え子との禁断のSMプレイが展開されていた………。
文字数 6,600
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.04.27
「好きな人ができたら婚約破棄。
この約束で僕と婚約しないか?」
第二王子ステフ・ミラントは令嬢ココ・ウィーセルにそう尋ねた。ココ、ステフともにまだ10歳。彼らは幼馴染だった。
「こん・・やく?お互いに好きな人ができるまで?」
ココは戸惑いの表情を浮かべ、ステフを見つめる。ベットの上に横たわるココの全身は包帯で覆われている。昨日、起こった火事でステフをかばい、彼女は大やけどを負ったのだ。
「ああ。」
ココの両親はすでに伝染病にかかって亡くなっており、ココは独りぼっちだった。火傷の痕は一生消えないだろうとお医者さんに言われている。居場所は無く、美しさを失い、ココはステフと約束するしかなかった。
「わかったわ。
”好きな人ができたら婚約破棄”の約束で婚約しましょう。」
ココとステフの婚約はステフの両親である国王夫妻には認められなかった。ステフの同情のみが支える二人の婚約は、10年後のある日突如終わりを迎える。
「他に好きな人ができたから、婚約破棄してくれないか。」
ステフのその言葉と共に―――。
文字数 40,076
最終更新日 2023.07.02
登録日 2023.05.12
心にも身体にも大きな傷を負った少年紫雨は、死にかけていたところをホストクラブのオーナーの洸に救われる。
負の感情に覆われていた彼は洸のお店で働く様々な人に出会い愛されるように。
愛情を感じたことのない彼の新たな人生が始まる。
傷持ち主人公総受けR-18ハッピーエンドな物語Start
文字数 58,314
最終更新日 2024.04.15
登録日 2023.05.03
メイマール帝国は10年前、黒き魔女によって巨大な瘴気に覆われて、国民は苦しんでいた。
その瘴気を伐ち払った皇帝アンドリューは国民からの人気が高い。
国民を救ったアンドリューはまさに英雄。
けれど、彼は魔女の呪いに掛かって、優しき心を失ったとの噂もあって……。
命を狙われ続けて人を信頼出来なくなった皇帝が、幼い頃避難先で知り合った少女に執着するお話です。
よくあるお話です。
ゆるゆる設定なので細かいことは見逃してください。
文字数 29,376
最終更新日 2020.10.11
登録日 2020.10.03
異世界に転移しちゃってこっちの世界は甘いものなんて全然ないしもう絶望的だ……と嘆いていた甘党男子大学生の柚木一哉(ゆのきいちや)は、自分の身体から甘い匂いがすることに気付いた。
(あれ? これは俺が大好きなみよしの豆大福の匂いでは!?)
なんと一哉は気分次第で食べたことのあるスイーツの味がする身体になっていた。
甘いものなんてろくにない世界で狙われる一哉と、甘いものが嫌いなのに一哉の護衛をする黒豹獣人のロク。
二人は一哉が狙われる理由を無くす為に甘味を探す旅に出るが……。
《人物紹介》
柚木一哉(愛称チヤ、大学生19才)甘党だけど肉も好き。一人暮らしをしていたので簡単な料理は出来る。自分で作れるお菓子はクレープだけ。
女性に「ツルツルなのはちょっと引くわね。男はやっぱりモサモサしてないと」と言われてこちらの女性が苦手になった。
ベルモント・ロクサーン侯爵(通称ロク)黒豹の獣人。甘いものが嫌い。なので一哉の護衛に抜擢される。真っ黒い毛並みに見事なプルシアン・ブルーの瞳。
顔は黒豹そのものだが身体は二足歩行で、全身が天鵞絨のような毛に覆われている。爪と牙が鋭い。
※)こちらはムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
※)Rが含まれる話はタイトルに記載されています。
文字数 383,385
最終更新日 2022.07.07
登録日 2021.12.31
天寿を全うした伊能忠敬は、二十歳若返って異世界転生した。
唯一使える非戦闘スキル【測量】を駆使し、大砲『狙撃』や鉱山発見で領主に認められ、召し抱えられる伊能。そんなある日、有史以来、真っ白な霧に覆われて何者も寄せ付けなかった広大な未開拓領域『白い蛇』の霧が晴れた。霧の中から魔物の群れがあふれ出る。
『速やかに「白い蛇」内を探検・測量し、安全を確保せよ』
『地図化した領域はその家の領地として良い』
との皇帝の勅令に沸き立つ貴族家たち。早い者勝ちの測量合戦、『測量戦争』の始まりである。つまり、異能【測量】を持った伊能忠敬の独壇場だ。
怒涛の勢いで測量・地図化する伊能と、大喜びするメスガキ領主・リリン。伊能を脅威と感じたライバル貴族家が、暗殺者を差し向けてくる。
怪力、瞬足、魔物使役――様々な異能力を持つ最強の暗殺者たちを、非戦闘スキル【測量】と知略で切り抜けていく伊能の旅路の果ては。
文字数 114,344
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.04.26
――気がつくと五歳くらいの子供になっていた。
一瞬訳が分からなくなったが、どうも記憶には別世界で生きていた証が刻まれていて、自分がシンカという名前だと認識する。
周りは殺風景な鉄に覆われており、まるで見覚えのない世界に立っていた。
そこで一冊の本――《ニホン人の書》というものを発見する。
明らかに日本語で書かれた内容には、この世界でかつて栄華を極めた『ニホン人』はすでに滅びたと記述されていた。
そしてシンカは『ニホン人』の特徴を持った存在だと理解させられる。
理由としては『無双種(ユニークタイプ)』と呼ばれる存在しか扱えない《原初魔法》を扱えたからだ。
それはすべての事象を嘘と化す〝嘘玉(うそだま)〟というものを創ることができる――《嘘言魔法(ライアー・マジック)》。
文字数 99,124
最終更新日 2023.06.06
登録日 2023.04.26
氷で出来た水葬樹の上に広がる凍理の街で、木の下に通じる階段を見張る門番の仕事をしているルファは、生まれつき水魔術が仕える。一年中雪に覆われている街では、水を迂闊に出せば全てが凍ってしまうため、ルファは忌み嫌われ、虐げられていた。本当に人が居るのかも分からない地上について考えながら、今日も仕事をしていたその時、一人の青年が現れる。※異世界恋愛ファンタジーです。ドアマット気味の不憫健気ヒロインと、ちょっと意地悪なヒーローのお話で、不定期更新です。
文字数 19,297
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04
僕──クロウル・シルベスタは、冒険者ギルドのサポーター組合制度に登録したC級冒険者。
今は、S級クラン「紅龍の牙」の臨時サポーター要員。
呼び名はどん亀、または亀ちゃん。
使えるスキルは、アイテムボックス・真甲羅の2つだけ。
味方の周囲に甲羅盾を何枚か並べると、自らの背を丸めて亀の甲羅のように変化させ、後は、戦いが終わるのを只管待つのが僕の十八番。
毎回十八番の必殺技を繰り出していたら、そりゃ─、誰だって、いつかはそうするさ。
強敵に負けそうになったら、必ずそうなるだろうって覚悟はしてた。
そう、僕は囮にされた。
重傷を負って、辛うじて生き残った「紅龍の牙」のメンバー達から見捨てられた。
敢え無く強敵に食われた僕は、消化液が溢れる強敵の腹の中で、自分の死に様を嘲笑う。
だが、待てど暮らせど、僕は死ななかった。
真甲羅スキルは、再生化、魔素浄化吸収、状態異常完全無効化の効果もある、ぶっ壊れスキルだったからだ。
今まで貯めていたスキルPTを消費して真甲羅スキルを一気にレベルUPさせた僕は、念願の甲羅素材の一戸建ての家を新築、強敵に一緒に食われた聖女様達と一つ屋根の下、一緒に暮らし始める。
其の内に強敵の内に内在する穢れた魔素をどんどん吸収していき、新たな種族『玄武人族』に進化した僕は、強敵を内側から爆死させてしまう。
大量の経験値を取得した真っ裸の僕は、諦めの表情を浮かべた。
だって、人間の姿じゃなくなったから。
見た目は亀人の魔物。
全身が硬い鱗に覆われて、背中が甲羅を背負った姿。
そして、何故か僕の大事な息子が、とぐろを巻いた喋る蛇になっちゃった?
その蛇は伸び縮みができるけど、元の長さにするのは無理だって言うしさ。
付け根の部分から分裂するみたいに何本も生やせる特技があるって偉そうに自慢をし始める蛇。
こんな時は、どうすればいいのかマニュアル何てないから解らない。
そうだ、どうするかわかんない時はこうすればいいって義父さんに教えてもらった方法があった。
その方法を試してみよう。
迷宮ボス部屋の地面に、幾つかの番号を至る場所に書き記していった。
1、 復讐する。
2、 迷宮で修行する。
3、 探索続行(人化の方法を探す)。
4、 探索続行(宝物GETを目指す・迷宮コア破壊を目指す)。
5、 魔物として生きて、人類に仇をなす。
6、 仕様がないから、魔王でも目指してみる。
7、 自分の種族を繁栄させるように色々頑張る。
8、 聖女達と迷宮安全地帯内でひっそり暮らす。
9、 新たな快楽の扉を開けた僕は、迷宮の中で変質者として生きていく。
10、全部の案を一通り試してみる。
僕は、目を瞑ってボス部屋内を彷徨っていき──。
「さてと、どれにしようかな。神様の言う通り」
文字数 114,438
最終更新日 2021.06.11
登録日 2021.04.28
悪夢に誘われた少年よ、汝はその世界で何を見る。
大神 宏(おおがみ ひろ)はポリバケツの中で隠れていた。
その理由は女性が殺害されるところを目撃し、その殺害した筋肉隆々の大男から逃げていたからだ。大男から命からがら逃げることができ、ポリバケツから出ると、宙に浮かぶ白い手袋が宏を招いていた。
宏はその手袋について行くと、手袋はいなくなり、いつの間にか神社の拝殿の前で立っていた。拝殿で手を合わせ、自分の願いを願おうとした瞬間。細身で長身の漆黒の肌をした男が彼の隣にいた。彼はブギーマンと名乗り、宏は彼にこう言う。逃げていては何も出来ず、そのまま殺されますよと。
しかし、宏は逃げるしかないのだと言った。
ブギーマンは最後に人差し指を上に上げ、彼にこう言った。
「望む力があるのにですか?」
宏はその指の方向を見て驚愕する。空は深い青に覆われて、太陽は深紅色に輝いていた。彼は自分のいる世界ではないどこかにいることを理解した。
物語はここから始まる。
文字数 127,729
最終更新日 2021.04.28
登録日 2019.09.12
歴史小説の好きな私はそう思いながらも一度も歴史小説を書けず来ました。それがある日伊賀市に旅した時服部ではない藤林という忍者が伊賀にいたことを知りました。でも藤林の頭領は実に謎の多い人でした。夢にまで見るようになって私はその謎の多い忍者がなぜなぞに覆われているのか・・・。長門守は伊賀忍者の世界で殺されてしまっていて偽物に入れ替わっていたのだ。そしてその禍の中で長門守は我が息子を命と引き換えに守った。息子は娘として大婆に育てられて18歳になってこの謎に触れることになり、その復讐の芽が膨らむにつれてその夢の芽は育っていきました。ついに父の死の謎を知り茉緒は藤林長門守として忍者の時代を生きることになりました。
文字数 93,467
最終更新日 2017.10.30
登録日 2017.03.21
ここはブレイブという世界、今はイセリア軍とゼノン軍が戦争をしている
そんな戦争の真っ只中俺たちは魔術学園に通っていた
戦争に駆り出される魔術師を育成する学園だ
イセリア全体は防御結界が張られており学園も防御結界で覆われている
現在制作中のゲームシナリオです
文字数 43,785
最終更新日 2022.05.19
登録日 2020.09.14
『もし転生するなら、人に怖がられなくなったら』
『わかりました! とびっきり可愛くしてあげます!』
俺の願いに対して、楽しげな声が返ってきて。
次に目を開けると、全身がもふもふな毛に覆われていた。
どうしていいのか分からない俺の前に聖女様が現れ、飼われることに。
こうして、異世界でゆるゆるなペットライフが始まるのだった。
文字数 144,932
最終更新日 2020.12.28
登録日 2020.12.16
旧バルケント王国は数千年前まで支配王の深い瘴気に覆われていたとされ、今は支配王に産み出された不死の亡者や使徒達がその地をさまよい続けているという。
その世界には瘴気の舞う退廃した大地が延々と続いていた。
遙か昔支配王たちが国々を滅し、人々の生きる場所を殆ど奪ってしまった為だった。
やがて支配王が築き上げた世界初の支配帝国はその力を受け継いだとされる紋手者たちによって統治された。
そして北方領土のある酒場の街で少年は紋手者として剣を生成した。
剣は自らを『スタイバル』と名乗る。それは意思を持ち言葉を放つ二つの刃が連なる黒剣だった。
その持主エイコンは白髪に赤眼の男の子。いやでも目立ってしまう風貌の少年と彼だけに言葉を話す不思議な黒剣。
一人と一本はこれから終わりのない旅を始めることとなる。
少年は傭兵としていつか団長となる為、剣はいつか野望のため深淵へと少年をいざなうから。
文字数 7,952
最終更新日 2018.11.11
登録日 2018.11.11
大陸はかつて、『強欲の帝国』によって支配されていた。
恐怖に支配された街は活気をなくし、人々は皆俯き、笑顔もなく、大陸全土が重い雲に覆われているようだった。
しかし、暗澹たる歴史は『英雄王』により終止符が打たれた。
偉大なる『英雄王』により、人々は再び愛すべき平凡な平穏を取り戻し、平和に暮らしていた。
文字数 18,804
最終更新日 2021.03.13
登録日 2020.08.19
ある夏の日の夜。いつもと変わらぬ塾の帰るさ、私は通行を禁止されている近道を行くことに決めた。近道は暗然とした森の木々に覆われており、人の気配がなかった。私は引き返すべきだった。後悔の念は今もなお胸にわだかまり続け、しかし時の移ろいはもはや事実と夢想との境を曖昧にさせてしまった。ゆえに、これより記す物語に確乎たる実正はない。心して見られよ。
文字数 3,754
最終更新日 2017.12.23
登録日 2017.12.23