青春 短編 小説一覧
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1
ズキズキずっきーに 03-白衣の頃。
昭和の田舎。獣医療がまだ十分に普及していない時代、少年の家にはスクーターで駆けつけてくれる優しい女性の“先生”がいた。愛犬がレプトスピラ病で倒れ、彼女は毎日往診に訪れる。少年は必死に本を読み、病名を突き止めるが、十九歳の老犬は静かに息を引き取る。
やがて“先生”は姿を消し、街の獣医から「偽医者だ」と告げられる。しかし数年後、痩せ細った彼女は正式な獣医師免許証を手に少年の前に現れる。
「あなたが、先生みたいな獣医になりたいと言ったから」
その言葉を胸に、本物の獣医になったのだ。
再会から数日後、彼女は亡くなる。
今も語り手は、田舎道を走るスクーターの音を聞く気がする。
夢はまだ続いている。彼女の優しさとともに。
感想数 0
文字数 994
最終更新日 2026.08.20
登録日 2026.08.20
2
小学生をもう一度
感想数 1
文字数 15,609
最終更新日 2024.12.31
登録日 2024.12.21
3
夜明け前 薄曇り
深夜のファミレス、下校の帰り道。
特別なことは、何も起きない。
ただそこにいるだけの時間。
交わすのは、意味のない言葉だけ。
それなのになぜか、
ずっと引きずられていくような気がする——。
女子高生ふたり、萌絵と晴香の「なんでもない今」を切り取った、静かで繊細な青春小説。
虚無でも、嫌じゃない。そんな日々。
文字数 2,944
最終更新日 2026.03.02
登録日 2026.03.02
4
奏でる音に、込めた想いは。
毎日のように部活終わりに窓から陸上部を眺める美波は、長距離のエース、隼人に密かに片想いをしていた。
進展なんて望まない。見てるだけでいい。
そう思っていた美波は、ひょんなことから隼人と関わることになり、想いを募らせていく。
文字数 13,379
最終更新日 2022.08.05
登録日 2022.07.28
5
BluesMissionブルースミッション
『 恋は一途に、彼は盲目 』に次ぐ、ブルースK氏のノベル作品!
今回はアクションありのスパイノベル、絶賛執筆中!!
※執筆者の逝去により未完成作品となります。
ブルース・ミッション
主題歌:幸せの誓い
20XX年、悪の組織“ゴッドキラー”が日本に進出してきて、悪事の限りをやりつくし放題、警察も手を焼いていた。
そんな中、国から国家秘密組織“ブラックシャドー”に、悪の組織“ゴッドキラー”を壊滅させてほしいとの依頼が来る。
その壊滅作戦の中、“ゴッドキラー”の手下にボロボロにされた一人の女子高生を、主人公が助ける中で恋に落ちる。
はたして、悪の組織“ゴッドキラー”壊滅作戦は成功するのか?!
そしてリョウの恋は成就するのか!?
ブルースK
感想数 0
文字数 13,538
最終更新日 2021.01.19
登録日 2018.09.13
6
No.83【短編連載】ヤニ吸う時だけ優しい先輩
6人の社員へのインタビューから見えてくる、複雑で単純な人間関係。
僕たちは常に、誰かのことを想いながら生きている。
目に留めていただきありがとうございます。
全6話の短編連載となります。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
感想数 0
文字数 8,375
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.17
7
ほんの少しの世界を映し出す。
僕と彼女、春野千咲は幼馴染だった。
中学に上がってから彼女は写真を撮ることに固執し始め、やがて交通事故でその命を散らした。
抜け殻のように生きてきた僕が、想い出の場所で彼女が遺した壊れたカメラを構える時、時間が巻き戻る。
果たして僕は彼女に何が出来るだろうか。
タイムリープ青春ファンタジー。
※カクヨムにも掲載しています
感想数 0
文字数 10,683
最終更新日 2024.07.10
登録日 2024.07.10
8
花火を見上げる、君と僕
花火を見上げる、少年と少女。
幼馴染である二人には、それぞれの悩みがあるのでした。
感想数 8
文字数 1,097
最終更新日 2019.10.13
登録日 2019.10.13
9
夜更けのトライフルケーキ
感想数 0
文字数 3,005
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.05.31
10
青春の交差点
甘く切ない物語でも書いてみたい!と…初の挑戦に挑む!
宗一郎と弘人の青春小説はじ
まり、はじまり!
※2時間半で書いてしまった…。
そして物語は広がっていく―。
NEW! 新連載【 俺のBlue Spring 】
♯【 サラバ!アオハル 】収録
感想数 0
文字数 8,438
最終更新日 2024.04.18
登録日 2023.10.06
11
【完結】八十年越しのラブレター
目が覚めれば、そこは終戦一年前の日本だった。
近藤和葉、高校三年生。進路に向き合う初夏。
和葉は幼少の頃より自己主張出来ない性格で将来のことすら話せず、親が決めた大学を進学先と決める。そんな自分に嫌気をさしつつ自己肯定感の低さゆえ、親の意に背くことも自分で将来を決めるのも怖く、現状を変えようとしない。
そんな和葉の心の拠り所は、好きな小説家である昭和初期の文豪、菅原平成の作品を読むことだった。
黄昏時、読書をしながらうたた寝していた和葉は金色の光に包まれる。
目が覚めると見知らぬ一室の布団で眠っており、目の前には見知らぬ男性。着物にモンペ、聞き慣れない関西弁。
状況的に誘拐されたと思い家から逃げ出した和葉が目にしたのは、見知らぬ田舎町の風景だった。
追いかけてきた男性の話から現在は1944年、昭和19年。第二次世界大戦中であり終戦一年前の日本にタイムスリップをしてしまったと悟った和葉は、ショックで倒れてしまう。
そんな和葉を都会から逃げてきたと思った男性、立花大志。21歳。親の田畑を継ぎ、農業に勤しむ農家。
行く場所がない和葉に下宿を提案し、共同生活を送ることになる。
和葉は働かせて欲しいと熱望し、井戸からの水をくみ、釜戸の火おこしからの飯炊、タライでの洗濯に、畑仕事を習う。
全てが初めてで自己肯定感が低い和葉はやっていけるかと悩むが、生きる為にやるのだと決め死ぬ気で働く。そんな和葉に、大志は優しく教えてくれる。
村には男性が殆どおらず皆出征しており、大志の友人も召集命令を受ける。母と息子の別れを目の当たりにした和葉は戦争の悲惨さを改めて知り、大志が出征しないことを祈る。
1945年、戦争末期。戦況はより厳しくなっていく。和葉は日本の行く末を知っているがそれを公にすることは当然出来ず、犠牲になっていく人々に見殺しにしてしまったと病んでしまう。
そんな和葉に、事情を知らないはずの大志が和葉のせいではないと優しく宥めてくれる。そこで大志にも心の傷があったと知った和葉は、二人で生きていくと決める。
終戦まであと四ヶ月。和葉は大志が、憧れの昭和文豪、菅原平成だと知る。それにより大志の運命を悟った和葉は自分がタイムスリップしてきた理由に気付き、その運命を変えようとする。
自己肯定感が低く流されるまま生きてきた和葉が明日を生きるのにも必死な時代を知り、明るいが心に傷を負っていた大志と出会う。そこから始まる成長の物語。
表紙はACイラスト様です。
文字数 35,295
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.04.30
12
先生と私
掌編小説(約1200文字)。とある書道部でのお話。
感想数 0
文字数 1,201
最終更新日 2024.12.27
登録日 2024.12.27
13
二人の翼を合わせて
―約束の守り方は破壊か協力か
とある王家の兄弟による青春物語です。
この作品は下記サイトにも投稿しております。
■カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818093074426884158/episodes/16818093074426966518
■note
https://note.com/hearty_moose5124/n/nbf86d0ac1da0?sub_rt=share_h
■NOVEL DAYS
https://novel.daysneo.com/works/episode/a47459a08264eca4d623803ff97642ed.html
■ノベルアップ+
https://novelup.plus/story/305333005/879281688
■小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n6269iu/
感想数 0
文字数 2,814
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.27
14
ここからはじまる ”こ”のつく アレのはなし
図書室に通うようになってからというもの、同じ顔を見掛けることに気付いた。
強面というか、近寄りがたい印象の顔つきで、何ともふてぶてしい態度でその人は6人掛けのテーブルをいつも独占している。
名前は先輩の友人が探しに来た時の会話から知ったけれど、それ以外は噂話でしか聞かない。
学校の七不思議だか伝説になりかけているようだけれど、私からすればただの本の虫で、同じ穴のムジナかもしれない。
今日もその人が何を読んでいるのか、遠くからこっそり覗いてみる。
一方的なその時間は、悪くはなかった。
***
先輩と後輩の、図書室での出会いと周り人のお話。
感想数 0
文字数 1,139
最終更新日 2021.11.12
登録日 2021.11.12
15
「金曜午後六時ハチ公、命捨てるかパンプス買う散歩」
2019年エブリスタ『100回記念コンテスト』エブリスタ賞受賞作品です。
人の顔にうんざりした女子高生が、自殺以上に命を否定するお遊びを実行する。
十七歳の少女は、友達も元カレも無価値だということを実感しつくした。
SNSで日々ふってくる鬱陶しい顔、そして世間にもうんざりしていた。
この先別世界が待っているなんて期待することもやめた。
自殺マニュアルサイトで首吊りの情報を得て、少女は決心した。
自殺以上に命を否定するお遊びを考え、死の介助をしてくれる死神を召喚した。
感想数 0
文字数 8,000
最終更新日 2020.01.18
登録日 2020.01.18
16
最期の夏、始める為の終わり
この物語は終わる物語。
少年が青年になり、もう一度立ち上がる。
その前に一度膝を屈する物語。
世代ナンバーワン投手と呼ばれた千葉新。
彼の高校最後の夏、彼にいったい何があったのか、なぜ彼はプロ野球選手としての
将来を嘱望されながら舞台から消えたのか。
この物語が終わる時、もう一度物語の歯車は動き出す。
もう一度言おう、これは終わりの物語、そしてこの物語の続きは
――――再び立ち上がる物語だ。
本作品は「半身転生」の前日譚に当たります。
小説家になろう、カクヨムで掲載しておりますがこの後アルファポリスでも掲載開始いたします。
そちらの方も是非合わせてお読みください。
感想数 0
文字数 9,013
最終更新日 2021.09.11
登録日 2021.09.11
17
魂の集う場所へ ~最後に誓った想い~
「アカシック・ギフト・ストーリー」シリーズ第7弾。
これは、実際の人の過去世(前世)を一つのストーリーとして綴った物語です。
貿易商を父に持つシュリアは、幼馴染のサイとお互い気兼ねなく付き合える仲だった。
ある日、サイの家が火事になり、全焼してしまった。サイは、財産すべてを失ってしまったサイの家族を支えるため、シュリアの父の貿易船の下働きとして働くことになった。
ずっと一緒だった二人の人生が違う道へと分かれてしまった。
いつか再び二人がともにまた同じ道を歩むことができるよう、シュリアは願い動き出す。
感想数 0
文字数 14,685
最終更新日 2025.01.25
登録日 2025.01.11
18
シチュボの台本詰め合わせ(男性用)
自分で撮るために作った台本をせっかくなのでここで公開します。
自作発言しない限りは、ご自由に使ってくれて構いません。
使うときに一言くれると、俺が超喜びます。
感想数 0
文字数 5,521
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.09.08
19
春は醒めて
「ねえ、男女の友情ってあると思う?」
科学部に所属する男女2人が紡ぐ、日常の物語。ショートショート。
感想数 0
文字数 2,485
最終更新日 2020.06.06
登録日 2020.06.06
20
転寝と黎明の君
──卒業。
その資格の確認の為、私は大学へとやって来た。
友人達はホームページにて確認出来るからと来る気配はなく、結局一人で掲示板へと向かうのだったが……意外なことに、私はそこで見知った姿を目にすることになる。
これは新たな旅立ち前の、ほんのたった一時のお話です。
この作品はノベルアッププラス、小説家になろう、ノベルバ、カクヨムにも掲載しています。
感想数 0
文字数 3,871
最終更新日 2021.06.07
登録日 2021.06.07
21
ふざけてやがる
ふざけた恋愛(?)小説です。短編だったり長編だったりネタだったりシリアスだったり。
傍から見ればそれはふざけた恋愛に見えるのかもしれない。
だが確かにそこに愛の形があるのだ。
恋愛だなんて、してるやつらは馬鹿ばかり。
だが、それが少し、羨ましい。
感想数 0
文字数 6,929
最終更新日 2016.09.02
登録日 2016.08.30
22
ウェイトドール
感想数 0
文字数 1,480
最終更新日 2025.10.08
登録日 2025.10.08
23
あの日の君に…
内容紹介
四季の中で四つの短編を書いていきます
春は 愛海(あみ) と 麻音(あさと)
夏は 麻未(あさみ) と 水湊(みなと)
秋は 安以(あい) と七都(なつ)
冬は 鈴(すず) と 雪(ゆき)
それぞれ青春ストーリーで仕上げたいと思います
みんなにはみんなの恋愛(∩´∀`∩)
感想数 1
文字数 2,573
最終更新日 2016.06.27
登録日 2016.06.24
24
〜私立織陸中学校〜平凡な中学生活を送るつもりが部活体験にぶち込まれた件について
平凡な中学生盛岡龍樹(もりおかたつき)は無事私立中学に合格し、一年間はゆっくり過ごそうと考えていた…が!!小さい頃仲の良かった幼馴染、華に部活に誘われる…
どうしてか連日部活体験をすることになった龍樹の
青春コメディー短編集!
感想数 0
文字数 1,042
最終更新日 2024.12.27
登録日 2024.12.27
25
決別
感想数 0
文字数 903
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.03.31
26
ロボット先生
とある高校にやってきた先生、それはなんとAIのロボット先生だった。そこに1人の女子が質問をする。
「しょ、食事はどうしてるんですか?」
普通の高校3年生の舞台に登場するAIのロボット先生と生徒たちの青春ストーリー。
※エブリスタ、ノベルアップ+でも連載
感想数 0
文字数 53,007
最終更新日 2020.06.14
登録日 2019.09.04
27
原価30円のコーヒーは、今日も薫る。
栗原咲妃。
喫茶店「ロミオ」のバイト2年目だ。
毎日、色んなお客さんが来る。
コーヒー薫るこの店で繰り広げられる人間模様。
それを観察するのが最近の楽しみだ。
※この作品は「小説家になろう」「エブリスタ」でも連載しております。
感想数 2
文字数 22,126
最終更新日 2021.11.12
登録日 2021.08.29
28
こんな青春を
誰にでも青春はある。これはそんな青春を抜粋して創られた物語
感想数 0
文字数 9,363
最終更新日 2019.01.17
登録日 2019.01.16
29
ひとすじの光
わたしは、小さいころから歌うことが好き。
だから高校生になったいまでも、歌手になりたいと思っている。
でも――この夢は叶うのだろうか?
※他サイトでも公開中です。
感想数 0
文字数 5,698
最終更新日 2022.03.24
登録日 2022.03.20
30
ブルマを「パンツ」と称して釣る投稿者絶対許さないマン
ブルマを「パンツ」と称して、お宝画像サイトに乗せるクズがいる!
許せねえ!
でもブルマ自体に罪はない! 好き!
pixivお題「ブルマ」より。
セルフレイティングは保険です。
感想数 0
文字数 1,007
最終更新日 2021.10.09
登録日 2021.10.09
31
アオハルAssortment
感想数 0
文字数 98,717
最終更新日 2025.09.27
登録日 2025.09.04
32
顔パンツ
マスク着用が定着して十数年の未来。
新しい価値観が生まれても、男の子は男の子だった。
感想数 0
文字数 2,713
最終更新日 2021.03.18
登録日 2021.03.18
33
No.58【短編】パンチラ・パラレル・パラドックス
パンチラ、パンチラ、パンチラ。
ひたすらパンチラ。
感想数 0
文字数 8,355
最終更新日 2023.06.24
登録日 2023.06.23
34
世界の重さ
感想数 0
文字数 690
最終更新日 2021.08.18
登録日 2021.08.18
35
翼を受け継ぐジェーヴォチカ
場所も時代もバラバラな少女(ジェーヴォチカ)たちが”翼”をつなぐ物語です。
ある一人の”終わり”が、新たな人物の”始まり”へと繋がり―――その繰り返しが歴史の物語を紡いでいきます。
短編の繋がりですが、その短編の中に何か感じていただけば幸いです。
感想数 0
文字数 2,250
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.07
36
一瞬の永遠を
とある高校生達の最後の馬鹿騒ぎ
感想数 1
文字数 11,469
最終更新日 2019.06.19
登録日 2018.02.18
37
だから僕は、明日の君に恋をする。
目覚めた病室でただ明日を繰り返す……
その真実に気がつくことができた僕が取る結末は……
感想数 0
文字数 5,149
最終更新日 2024.01.29
登録日 2024.01.29
38
君は夜の下に咲く
夜にだけ出会える君は、自他ともに認める美しい月下美人。日が昇ると花びらを閉じるように姿を消してしまう君は、僕のとても大切な人。
「やまと」の前で待ち合わせて、どこまでもどこまでも夜を追いかけて。
さあ、今夜はどこに行こうか。
感想数 0
文字数 8,105
最終更新日 2021.04.19
登録日 2021.04.16
39
絵を書く人
絵を描くのが好きな男の子の話です。
感想数 0
文字数 6,705
最終更新日 2026.03.20
登録日 2026.03.20
40
夢尋ね人ー推し活お婆ちゃんとの再会に挑むー
天国でも推し活をするお婆ちゃんと、もう一度だけ会うための15分間。
笑って泣けて、最後は最高の笑顔になれる、感動の現代ファンタジードラマ!
高校二年生の私、カスミのお婆ちゃんは、人気男性アイドルグループ「ルーク」を死ぬ気で追いかける、七十代の現役『推し活戦士』だ。
仏壇の横に推しのアクリルスタンドを並べ、心不全で入院した病室でも「ルークは私の心臓にいいの。ビタミンルークよ!」とハッスルする始末。
毎日繰り返される熱すぎる推し語りを、思春期の私はいつしか「うっとうしい」と感じてしまい、友達との約束を言い訳にして、お見舞いに行くのをやめてしまった。
どうせ、すぐに退院して戻ってくる。
そう高を括っていたのに――お婆ちゃんは、ある日突然、帰らぬ人となってしまう。
葬儀のあと、病室の遺品整理で見つけたのは、一冊の分厚いアルバムだった。
赤ん坊の頃から高校の入学式まで、私の一瞬一瞬の笑顔がびっしりと収められた思い出の束。お婆ちゃんは、大好きなアイドルと同じくらい、孫である私の写真を最期まで大切に眺めていたのだ。
「どうして、もっと会いに行かなかったんだろう……!」
押し寄せる遅すぎた後悔と自責の念。
激しい涙のなかで眠りについた私が目を覚ましたのは、見渡す限り乳白色の光に満ちたミステリアスな空間――現世と常世の狭間にある『境界の館』だった。
そこで私を迎えたのは、かつて現世で罪を犯し、その償いのために迷い子を待つ完璧な執事――『夢尋ね人』。
仕立ての良い黒の燕尾服を隙なく着こなし、銀縁眼鏡の奥に深い哀愁を秘めた彼は、自責の念に押し潰されそうな私に、静かに、優しく手を差し伸べる。
「あなたの後悔を、ひとつだけ取り戻せる場所へ案内いたしましょう」
お婆ちゃんともう一度だけ会える時間は、世界の理(ことわり)が綻ぶ、わずか五分間。
しかしそのためには、一つだけ厳しい条件をクリアしなければならなかった。
それは、火をつけると一時間できっかり燃え尽きる二本の風変わりな線香「常世霊香(とこよれいこう)」を使い、正確に【十五分間】という時間を計り出すこと。
途中で折ることもできない頑丈な線香二本で、どうやって十五分という中途半端な時間を作り出すのか?
もし一秒でも狂えば、二度とお婆ちゃんには会えない。プレッシャーとタイムリミットが迫る中、私は、お婆ちゃんが愛したアイドルの「あるライブ映像」から、ひとつの閃きを得る――。
果たして私は無事に謎を解き、お婆ちゃんに「ありがとう」を伝えることができるのか?
ウザかったはずの「推し語り」が、今ではこんなにも愛おしくて切ない。
大切な人を失ったすべての現代人に贈る、切なくも爽やかな、笑顔を取り戻すための奇跡の物語。
感想数 0
文字数 15,767
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.07.09