ライト文芸 小説一覧
9,121
蟻喜多利奈のありきたりな日常2
※こちらは『蟻喜多利奈のありきたりな日常』の続編となります。
※予約投稿にて最終話まで投稿済です。
この物語は、自称平凡な女子高生蟻喜多利奈の日常の風景を切り取ったものです。
※この作品には女性同士の恋愛描写(GL、百合描写)が含まれます。
苦手な方はご遠慮下さい。
※この話はフィクションであり、実在する団体や人物等とは一切関係ありません。
誤字脱字等ありましたら、お手数かと存じますが、近況ボードの『誤字脱字等について』のページに記載して頂けると幸いです。
文字数 25,714
最終更新日 2022.10.04
登録日 2022.09.04
9,122
星屑のメロウディーヴァ
先人達が築き上げて来た科学世界。
超科学世界の一国"トワレ"で開発されていた人工生命体アンドロイド"METSIS"だったが、感情構築機能不全や思想層状機能異常等の様々な問題が発生。次第に開発が難航、やがて中止命令が出されることとなった。
しかし、トワレに住んでいた変人天才科学者スタリング・メルトウェルが開発に着手。トワレ国内では重罪となったMETSIS開発を極秘で成功させた。
METSISの感情構築機能をスタリングが最終調整してところ、助手の密告により保安局が強襲。万が一に備えて作っていた転送装置によりMETSISとともにその場から離脱したが、METSISだけ転送装置内の異常により、別の世界へと転送されることとなってしまった。
METSISの少女は荒廃した世界で目を覚ます。
これは、METSISの少女が荒廃した世界で生きていく物語。
012
※こちらの作品、カクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
感想数 0
文字数 102,336
最終更新日 2024.06.07
登録日 2023.10.31
9,123
茶と菓子を愛する犬神と信州のあやかし軍師
信州に引っ越してきた女子高生の茉莉は、「裏界線」と呼ばれる裏路地を通り、妖怪の住処である裏世界へ足を踏み入れてしまう。
裏世界で危ういところを、茶と菓子を愛する犬神の切風に救われた茉莉は、奇妙な縁から、彼と行動を共にすることになる。
統制の取れていない裏の信州は、南からの脅威にさらされていた。
強力な戦士である切風とその軍に欠けていたのは、軍師だった。
茉莉は徐々にその才覚を表し、切風たちにとってほかに代えがたい軍略家に成長していく。
感想数 0
文字数 134,337
最終更新日 2024.02.17
登録日 2024.02.17
9,124
ショートショート
感想数 0
文字数 5,462
最終更新日 2019.02.18
登録日 2018.03.07
9,125
梅は咲いたか桜はまだか
春、それは始まりの季節。
芽吹く花々を見て、人はどんな思いを抱くのか。
日常に溢れる花を愛でる人の思いを、なんとなく綴った一話。
感想数 0
文字数 790
最終更新日 2019.04.18
登録日 2019.04.18
9,126
純喫茶 浪漫へようこそ
ここは『純喫茶 浪漫』
マスターの田中さんが経営するごくごく普通の喫茶店。
近くの大学に通うアルバイトの学生、香坂 美晴(こうさか みはる)視点で、来店する個性豊かなお客様のお話を紹介させていただきます。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみください。
------------------------------------
※R-15は保険です。
※ほのぼの日常系のお話を書きたいなと思って書き始めました。
※別小説をメインに更新しているので、合間に一つの章を書き終えたらまとめてアップするスタイルにさせていただこうか思います。内容も更新もまったりになります。
※ライト文芸大賞にエントリーしています。楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
感想数 1
文字数 9,718
最終更新日 2020.04.05
登録日 2020.04.02
9,127
第29回世界ヘビー級動物園格闘技大会
その日のことを実況のニホンザル島井勇作は一生忘れない。圧倒的筋肉と計算され尽くした筋肉。熱く、飛び交う汗と拳の衝撃。あれほどの興奮は、もう、二度と味わうことはできないと島井は確信している。後楽園ホールが揺れたあの試合は、きっと、ゴリラの神様の祝福があったのだ。むらもんたさん主宰の自主企画イベントに参加させていただいた作品です。
感想数 0
文字数 4,729
最終更新日 2020.07.27
登録日 2020.07.27
9,128
魔法使いが過ごす北欧の一年 2016
感想数 0
文字数 18,423
最終更新日 2021.12.03
登録日 2021.11.06
9,129
社内恋愛はやめておきます。
相原風太は、以前勤めていた会社を退職し、転職活動しているところへ大学時代の同級生の結城華澄に紹介されて彼女の勤めている会社へ転職することになる。
風太は華澄と同じ部署に配属され、そこには上司の如月美華と、華澄の後輩である常磐亜美とともに働くことになる。
美人3人と一緒に働くことになり、風太にとって楽しい日々に胸を膨らませるかと思いきや、問題児の3人に振り回されることになる。
果たして、風太は転職した会社で続けていけることはできるのだろうか。
個性的な3人の美女に振り回されて、時にドキドキ時にヒヤヒヤな日常生活を楽しんでいただければ。
感想数 0
文字数 5,642
最終更新日 2022.03.30
登録日 2022.03.30
9,130
幸運
僕は幸運だ。くじでハズレを引いたことがないしどんな事故も未然に防いでいる。何に関しても僕の思い通りになっていく。今まで何不自由なく生きていたが、それがただの「形式上の幸運」であることに嫌気がさしている。
感想数 0
文字数 4,115
最終更新日 2022.11.08
登録日 2022.11.08
9,131
突然推しが妹になったんだがこれって幸せってことでいいんだよな?
突然推しがあなたの家族になったら…どうしますか?
感想数 0
文字数 65,869
最終更新日 2024.04.08
登録日 2023.09.01
9,132
ぬいたん~付喪神案件専門・ぬいぐるみ探偵事務所
「あなたの祖父が続けてきた仕事を引き継いでほしい」
就職浪人中の飛鳥馬見介(あすまけんすけ)にとって、その提案は願ってもない話だった。
その祖父の仕事とは——いわゆる探偵業。しかし調査対象は人ではなく、意志を持ったモノ「付喪神」による案件を専門とした特殊の中でも特殊な仕事であった。
そして、この仕事を行う上で重要となのは、必ずバディと共に行動しなければならないということ。見介のバディとは、祖父が20年前に買い与えてくれたぬいぐるみであった。
「改めてよろしくな、相棒!」
突然会話ができるようになったレッサーパンダのぬいぐるみ、みっけと共に、見介の探偵稼業が始まる。
感想数 0
文字数 2,939
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
9,133
月は一人で輝かない
――そう、君は正しく月から来た少年だった。
俺が初めて望と出逢ったのは、高校二年生の時のことだ。
透き通るような金髪に鼻筋の通った大人びた顔付き、それはまるで月の光から生まれた別世界の住人のようで……まさか望が俺の作った曲を歌うようになるなんてその時は思わなかった。
月から来たような美しい少年 望との日々を、平凡な大人になった主人公 朔が辿る短編です。
感想数 0
文字数 6,301
最終更新日 2024.06.30
登録日 2024.06.30
9,134
ガシュウ世界希憚
感想数 0
文字数 607
最終更新日 2025.06.22
登録日 2025.06.22
9,135
その部屋に棲舞うモノ
新宿にあるとあるマンション。そこの204号室は理由もないのに人が居つかなかった。
大家の石井と不動産屋の斎藤は悩んだ末、霊能者の九十三(つくみ)に相談する。
マンションの204号室を訪れた九十三は、これは人間の霊が憑いているから起こっている現象ではなく、自分の手には負えない、と石井と斎藤に告げた。
九十三と斎藤は、新宿にあるホストクラブを訪れ、八代紺にアポイントメントを取った。
紺は、妖(あやかし)である。
小説家になろう、カクヨムにも連載中。
感想数 0
文字数 21,250
最終更新日 2026.04.27
登録日 2026.04.13
9,136
今すぐにでも止まれるのなら
うっすらした後悔を書いてみました。
感想数 0
文字数 2,529
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.05.03
9,137
丸いおしりと背番号1と赤いサラサラ髪
高校一年生の小泉辰弥は、元プロ野球選手の亡き父が使い込んだ三億円を返す代わりに千手グループの奴隷になる。
学校を辞めさせられて一年間、理由も告げられずに200キロの剛速球捕球を命じられた辰弥は、ある日いきなり千手の科学医に真っ赤に塗られたドーム球場に連行される。
そこは"ドリ-ム・チャレンジ"という野球まがいのゲームが催されるところで、ピッチャーは千手製のロボットアームを左腕に埋め込まれた少女だった。
illustration 偽尾白様
文字数 103,058
最終更新日 2017.10.25
登録日 2017.10.07
9,138
桐生今日子の心霊写真譚
幽霊の見える主人公、犬柴雪は、美しい先輩、桐生今日子の所属する写真部へ入部する。そこは曰く付きの心霊写真が持ち込まれる不思議な部だった。
心霊写真の奥に刻まれた人々の想いを探りながら、依頼人の心に寄り添っていく。
感想数 0
文字数 80,886
最終更新日 2018.04.30
登録日 2018.04.08
9,139
フリーズ~止まった時間~
主人公ファディアール・ジェノ・イムスは狂気の画家と呼ばれて世間を圧倒した天才画家である。
狂気の画家イムスが天才と呼ばれるまでの人生を描いた壮絶な物語である。
感想数 0
文字数 884
最終更新日 2018.12.06
登録日 2018.12.06
9,140
春にとける、透明な白。
彼女のことを綴る上で欠かせない言葉は「彼女は作家であった」ということだ。
僕が彼女を知ったその日から、そして、僕が彼女の「読者」になったその日から。
彼女は最後まで僕にとっての作家であり続けた。作家として言葉を残し続けた。
いまはもう、その声を耳にすることは出来ないけれど。もしかすると、跡形もなく、僕らの存在は消えてしまうのかもしれないけれど。作家であり続けた彼女の言葉はこの世界に残り続ける。残ってほしいと思う。だから、僕は彼女の物語をここに綴る事にした。
我儘で、自由で、傲慢で。
それでいて卑屈で、不自由で、謙虚だった長い黒髪が似合う、彼女の事を。
感想数 0
文字数 181,004
最終更新日 2022.01.10
登録日 2019.02.23
9,141
好きな人のためにあなたを殺す話
初心者が書く短編集
感想数 0
文字数 511
最終更新日 2019.07.11
登録日 2019.07.11
9,142
降り注いだ水
感想数 0
文字数 2,060
最終更新日 2020.04.10
登録日 2020.04.10
9,143
蒼い夏
高校生活最後の夏休み。
暑さにだらけて過ごしていたリョーは
友達のミチルに呼び出されて学校へ。
汗だくになって文句を垂れながらも、
自由奔放なミチルに付き合う一日。
振り回されながらも
ミチルの意図に気づいたリョーは……。
青春読み切り作品。
【イメージソング】
GRAPEVINEのナツノヒカリ。
感想数 0
文字数 8,000
最終更新日 2020.06.14
登録日 2020.06.14
9,144
ぼくは君には殺させない
孤児で近くの廃品工場で育った零十(れいと)。
ある日、廃品工場に帰ると何者かに荒らされ、ボロボロになったおじさんたちが…!
感想数 0
文字数 2,589
最終更新日 2020.11.12
登録日 2020.09.05
9,145
はるか ワケあり転校生の7カ月 (まどか 乃木坂学院高校演劇部物語 姉妹作)
『まどか 乃木坂学院高校演劇部物語』の姉妹作!
大阪の人間は東京に行くと5分で順応する。近ごろは大阪弁が市民権を得て大阪弁というか吉本語でも普通に生きていける。
ところが東京の人間が大阪に来ると、その順応速度は絶望的に遅い。
東京人をジト目で見るほど大阪は偏狭ではないが、東京人が神経をすり減らすことなく生きていくには濃厚すぎる空気があるのだ。それは、あたかも天界の人間が俗な地上世界で生きることを余儀なくされることに等しい。
乃木坂学院高校二年の坂東はるかは、その大阪の見本のような府立真田山学院高校に転校する羽目になってしまった!
感想数 0
文字数 133,586
最終更新日 2022.08.11
登録日 2022.05.05
9,146
君の心に花束を
2045年時はAI時代。何もかもがAIによって動かされている。車や電車、飛行機や船も全部AIによって働いている。
そこにとある研究所の裏手にある地下施設に悟るという男がAI人間爆弾を作り出していた。正義と戦う話の裏に感動のエピソードあり
感想数 0
文字数 12,023
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.21
9,147
失創エデン
感想数 0
文字数 13,576
最終更新日 2025.03.30
登録日 2025.03.25
9,148
わたしの大事な二足のわらじ〜定食屋もデザインもがんばります〜
CGデザイナーとして在宅仕事をするあさひ。
あさひには地元大阪西田辺に、行きつけの小料理屋がある。
お店の名は「ことり亭」さん。夫婦で営んでいるこぢんまりとしたお店だ。
ある日、ご常連にランチ営業を希望されているという話を、大将たちから聞く。
だが体力的に難しくて、悩んでいるという。
CGデザイナーはあさひの夢だったが、実は料理人も夢のひとつだったのだ。
あさひは大将たちにテストをしてもらい、お昼に間借り営業をさせてもらうことにする。
こうして、あさひの二足のわらじ生活が始まった。
感想数 0
文字数 93,582
最終更新日 2025.05.30
登録日 2025.04.20
9,149
【完結】レンタル孫 ―愛を知らなかった僕が、誰かを想うようになるまで―
“演じることでしか、生きられなかった青年が、
静かな部屋の中で、ほんものの愛に触れていく――。”
ネグレクト気味の家庭で育った優真は、
“人に好かれるための笑顔”と“相手が求める言葉”だけを武器に生きてきた。
心は空っぽのまま。それでも社会に馴染むために、
今日も誰かの顔色を読み、求められた役を演じている。
ある日、偶然見つけた求人──
「レンタル孫サービス」。
高齢者のもとを訪れ、話を聞き、買い物に付き添い、
たとえ一時間でも“家族のように”寄り添う仕事だった。
最初は軽いアルバイトのつもりだった。
けれど、記憶が薄れがちな元教師・絹枝、
無骨な沈黙の奥に深い優しさを隠した元職人・国松、
静かに他者を見守る女性・鈴代と出会い、
優真の日々は静かに変わりはじめる。
「無理して笑わなくていい」
「黙っていても、そこにいればいい」
「よく生きてきたね」
演じるための笑顔ではなく、
“誰かの言葉に救われる”という経験が、
少しずつ彼を満たしていく。
そして、ある日届いた一枚のメモ。
そこに書かれていたのは――
「あなたはいい子よ。また会えますように。」
さよならの向こう側に残された、その一行。
それは、優真の人生をそっと照らす光になる。
人は誰かと関わるたび、
少しだけ優しくなれる。
少しだけ強くなれる。
そして、ほんの少しだけ、新しい自分に出会える。
これは、演じることしか知らなかった青年が、
“愛されること”“愛すること”を学んでいく再生の物語。
静かに胸へ沁みるヒューマンドラマを、どうぞ。
感想数 0
文字数 58,734
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.11.29
9,150
【猫の記念:2026】:お風呂場のジョーと🐾底辺作者の私
「水場なんて危険なところで泣いてる下僕は、私が監視してあげないとダメみたいね」
お風呂で落ち込む飼い主のもとへ決死の覚悟で乗り込んだ黒猫のジョー。
しかし、差し出された「洗面器」の温かさに抗えず、つい喉を鳴らしてしまい……!?
飼い主に素直に甘えられないツンデレ次女猫と、少し頼りない飼い主のドタバタで温かい日々。
猫好き必見のほっこりコメディです。
感想数 1
文字数 8,326
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.02.22
9,151
綿棒
竜骨というものがある。竜の屍だが、それは悪臭を放つものだった。古来よりそれを清め、掃除して時の権力者へと献上するという仕事があった。
日本で就職口を探していた青年はそれに巻き込まれてしまう。生きるか死ぬかの選択肢の中、青年は何を見出すのか。 就活に困窮した主人公はチベットの山稜の中にある「とある生物の遺骸」を綿棒でこそぎ落とす仕事を斡旋される。
そこに宿るのは、純然たる畏れか、それとも……。
※テーマ「綿棒」で昔書いたものです。
感想数 0
文字数 5,776
最終更新日 2026.04.11
登録日 2026.04.11
9,152
君がため、滝を昇らん
人は滝を昇ると龍となる。
オオヤシマに66ある龍の滝の一つ、イナバの村に住む女衛士、ヤヒロは、腕っぷしはあるが17にもなって独り身の嫁き遅れである。ある日、ヤヒロは密かに思いを寄せる村長の息子、ホオリが滝を昇ることになったと耳にする。
滝を昇る者の運命は二つに一つ。龍となって天に昇るか、力尽きて黄泉に下るか。人の世に戻ることは二度と無い。ヤヒロは自らが代わりに滝を昇ると村長に直談判するが……。
神代を知るものが未だいる時代、愛と龍の物語。
感想数 0
文字数 9,748
最終更新日 2018.03.10
登録日 2018.02.25
9,153
空白恐怖症 【ショートショート】
若者の間で、「空白恐怖症」という病が流行していた。
予定がないという「空白」の時間に恐怖してしまう、厄介な病。
黒澤尚は「空白恐怖症」を患い、医者から処方箋を貰う。
その薬は、飲めば二十四時間眠り続けるという薬で……
感想数 0
文字数 2,639
最終更新日 2021.11.16
登録日 2021.11.16
9,154
上からグリコ 幸子のクリスマス
大洗出身の幸子は大学を出て二次志望の大型書店に勤める。
ただし勤務先は大阪の梅田だ。
幸子は、なにかとワリを食ってしまう。
口下手で人間関係がヘタクソなのだ。
そんなある日、中学からの友だち……いや、知り合いの小林がやってくる。
小林は陸上自衛隊の新品三尉。
書店と自衛隊では休日が一致しない。
クリスマスの翌日。
やっと有給休暇をとって、戎橋で小林を待つ幸子の上には、陽気なグリコマンが見下ろしていた。
感想数 0
文字数 4,648
最終更新日 2021.12.24
登録日 2021.12.24
9,155
水子のココロ
「この人はどっちだろ。幸せな側かな、そうじゃない側かな」
生理不順の友人の付き添いで婦人科を訪れた霊感の強い中学生、サチ。
産婦人科を併設する待合室で気まずい思いをしていた時、向かいのソファーでうなだれる女性に気付く。
彼女の傍らには水子の霊が浮かんでいたが……。
挿絵はシロワニさん(@shirowanisan)に描いていただきました。ありがとうございます。
感想数 0
文字数 7,483
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.30
9,156
鍋奉行に必要な、たったひとつのこと
鍋奉行が家に来た。
私の食生活を請け負うと、わけの分からん言い分を述べて。
自分を鍋師だと豪語する。とびきりおいしいご飯を作る。生活費も出してくれる。ただその男は、自然消滅したはずの元彼で。
鍋師などという聞いた事もない職も、相手が大学時代に付き合っていた元彼だということにも、多少は目をつぶってもいいと思ってしまっている自分に少し腹が立つ。
ただ、社会に出て数年もすれば、それなりに働き方というものも分かってくる。
代わりに、私はそれなりに色々なものを犠牲にしたと思う。三十路に片足突っ込んだような年齢になっても彼氏の一人いないし、余暇を楽しむほど何かに熱中している訳でもない。
ほどほどのお金を得て、ほどほどの暮らしを送っていることに、ちょっとした寂しさはあるけれど、大きく不満はない。そんな生活。
四月になって、今年も代り映えの無い年度が始まるかと思っていたが、そうではなかった。
何年も前に分かれたはずの元彼が、旅行鞄いっぱいの大金を持って私の目の前に現れたのだ。
彼は言った。
「俺に毎日、お前の飯を作らせてくれ」と。
鍋師、という職業があると彼は言う。
鍋と共に歩み、鍋の深遠に到達するために生涯を捧げる者。それが鍋師であり、そのための作法を鍋道と呼ぶのだと。師範の位を持つものに与えられる、鍋奉行という称号を得るために、日夜修行に励んでいるのだとも。
鍋師として半人前である彼が一人前と認められるためには、三ヶ月間、他人の食事を賄わなければならないのだと言う。そこで白羽の矢を立てたのが私だったのだ。
私は強く思った。
なんだその荒唐無稽なデタラメは、と。
感想数 0
文字数 121,254
最終更新日 2023.04.30
登録日 2023.04.29
9,157
脳内殺人
ストレス社会と言われて久しい今日。
マジョリティーからマイノリティーへと浴びせられる、悪意のない暴言。
はーやだやだ…。
面白いと思ってセクハラまがいの発言を繰り返す上司も、良かれと思って若者に世話焼くお局様も、苦労話のふりして自慢話をする後輩も。
みんなみんな、暗闇に紛れて腹をぶっ刺されちまえばいいのに。
…なんてことを口にすることは決してなく。
今日も今日とて、口角を引き上げ乾いた笑いをこぼし、夜は泥のように眠るのだ。
そう、そのはずだった。
感想数 1
文字数 40,246
最終更新日 2024.07.19
登録日 2024.04.29
9,158
増井くんちの朝ご飯
増井くん、彼はサラリーマンだ。その上、独り身だ。飯の心配ばかりしている。でも出世を夢見ている。
感想数 0
文字数 2,579
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.05.11
9,159
この町は、きょうもあなたがいるから廻っている。
親に反対された哲学科へ入学した二年目の夏。
湖径<こみち>は、実家からの仕送りを止められた。
湖径に与えられた選択は、家を継いで畑を耕すか、家を継いでお米を植えるかの二択。
彼は第三の選択をし、その一歩目として激安家賃の長屋に引っ越すことを決める。
山椒魚町河童四丁目三番地にある長屋には、とてもとても個性的な住人だけが住んでいた。
感想数 0
文字数 109,881
最終更新日 2025.02.16
登録日 2024.10.06
9,160
片翼を失ったピアニスト
ピアノ講師の母の元に生を授かった双子の兄弟、泉(せん)と舜(しゅん)。天才肌だった弟の舜は、早くからピアノの才能を開花させた一方で、兄の泉は凡庸であるかのように見えた。しかし、努力家の泉は眠っていた才能を開花させ、ふたりの立場は逆転。一躍時の人となった泉と比較されることに疲れ果てた舜は、ピアノを弾くことを辞めてしまう。
時は流れ、19歳になった舜の元に突然の悲報が……
悲しき運命に翻弄された、美しい双子のピアニストのお話。
感想数 0
文字数 119,119
最終更新日 2025.04.24
登録日 2025.04.01