ライト文芸 感動小説一覧
死亡動機……それは自殺者が死を選んだ理由。死に神たちはこれによって、自殺者が死後の世界に行って良いかの是非を決める。
ある時、そんな死亡動機の分からない女子高校生がやってくる。彼女の死亡動機はなぜ空欄だったのか。そしてなぜ彼女は自殺しなければならなかったのか。
そんな彼女をきっかけに始まる、五人と二人の物語。
※毎月三の倍数日、21時に投稿します!
ライト文芸大賞エントリー作品です!
よろしくお願いします!
文字数 27,335
最終更新日 2020.05.18
登録日 2020.04.15
2024/4/26再掲
【㈱幻冬舎ルネッサンス新社 ライトノベル大賞 2次選考通過】
物語の主人公は人生に絶望した人間の前に突然現れるピエロの仮面を被った男。喪服に身を包んだ彼は死を司る死神だった。新たな人生を望む人間の前に現れて新しい人生の道へ誘う。その対価は人間の寿命。四年の人生と引き換えにランダムで新たな人生を提供することができる能力を持つ死神は彼らなりのやり方で人間に人生を提供していた。彼らにはアシスタントを務める死使という存在がいた。ピエロの死使は実の娘だった。しかし彼女はピエロが父親だということを知らなかったのだ。そんな上司と部下の関係であるコンビが様々な人間の人生を救っていく。
ピエロの死神がまず出会ったのは同級生複数人からいじめられている少年。彼の人生に手を差し伸べるべく、少年の前に姿を現したピエロは彼に人生リセマラのルールを淡々と説明していく、死神界のルールに基づき新たな人生を提供していくにつれ、少年の心のうちに現れたのは母親という大きな存在だった。彼は人生リセマラを思いとどまり元の人生で生きていくことを決めたのだった。
次に会ったのはそんな彼をいじめていたいじめっ子。その彼も人生に悩みを抱える心弱き少年だった。ピエロと対話していく中で次第に自分のした事実を認識していく彼は新たな人生でやり直す決意をしたのだった。
続いてピエロが出会ったのは仲睦まじい一組の家族。度重なる不幸で落ちていこうとする家族だったが、その実は皆が同じ家族に対して深い思いやりを持った関係性があった。桜のトンネルで繋がっていく彼女たちに優しく手を差し伸べるピエロに対して、彼女らは最大限の感謝を伝えたのだった。
もちろんピエロのような死神だけではない。人間の人生を食い物にする死神も存在する。恵比寿の仮面をつけた死神もその一人だった。小学生の少年に対して姑息で悪質な手を使い人生を奪っていく恵比寿には彼なりの事情や深い意味が隠されていた。そんな彼もかつては一人の人間だった。そう死神は元々は人間だったのだ。恵比寿が死神となった理由が明かされていく。
ピエロが次に会ったのは夢破れた漫画家と孤独なお金持ちの老人だった。夢を追うことの凄さや夢という強い思い。孤独から人を救う無邪気な思いが、彼らの人生のフィナーレをよりよいものに変えていく。
文字数 100,138
最終更新日 2022.08.07
登録日 2022.06.30
幼い頃に両親を亡くしたしんたろうは
おばあに引き取られる。
しんたろうとおばあはいつだって一緒だった。
ある日の事、
おばあは大切にしていた指輪を無くしたと言い出す
探せど見つからず、しんたろうは堪らなくなって
その場を後にする。
向かった先は《イチョウの木の下》
そこはしんたろうの落ち着きの場所であり
居場所だった。そこから始まる奇妙な物語。
しんたろうは不思議な体験を経て、知る。
本当の優しさと、真実を・・
おばあとしんたろうの2人の日常の中で
真実を知った時、全てが嘘だと知った時
しんたろうは何を思いどう向き合うのか、
心の動きと共に読み手の心までも巻き込んでいくようなショート小説になっています。
文字数 8,693
最終更新日 2018.03.09
登録日 2018.03.09
死にたい俺が出会ったのは、ヒーローになりたい女の子だった
幼い頃の過去を引きずる高校二年生の青井翼は、毎日ただ家と学校を往復するだけの日々に辟易していた。
そんなある日、隣の席になった学校一の問題児、星野茜に弱みを握られ、毎日のようにヒーロー活動とやらに振り回されることに。
「私はヒーローになりたいんだ。私の相棒になってよ」
傷を抱えた少年と、夢見がちな少女が紡ぐ感動系青春ストーリー。
文字数 101,540
最終更新日 2023.11.23
登録日 2023.11.22
文字数 2,612
最終更新日 2019.03.08
登録日 2019.03.08
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です。
イントロダクション
西暦2059年
生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。
それは数奇な運命に導かれた、少年少女たちの長い一年のほんの始まりだった。
凛翔学園三年生、幼馴染三人組の一人、樋坂浩二(ひさかこうじ)、生き別れとなった三つ子の長女、稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実に迫る一大青春群像劇。
エピソード①~三つ子の魂編~
<あらすじ>
新年度、小学生に進学する妹の真奈(まな)の入学式に出席するため、兄の樋坂浩二と隣近所で幼馴染の永弥音唯花(えみねゆいか)は真奈の入学式を見守る。
その日の夕方、入学パーティーのための買い出しに出掛けた樋坂浩二は下り坂で逃げ出した旅行用カバンを追いかける魔法使いのような容姿をした少女を見かける。
少女の名は稗田知枝、知枝はアメリカからやってきた帰国子女で、生き別れになった三つ子の姉弟との再会、祖母との約束を果たすため、凛翔学園に転校してきた。
新年度が始まり、クラスメイトとなった浩二と知枝、三つ子の存在を明かされ驚きつつも、その日の夕方、浩二と唯花は知枝が雨の降りしきる公園で座り込んでいるのを見つける。
西暦2059年、未だ原因不明とされる未曾有の厄災から30年、復興を遂げた街に再び魔法使いが訪れるとき、新たな物語が紡がれようとしていた。
表紙イラスト:ミント様(@mint_9_9)
タイトルロゴ:ささきと様(@sskt_s)
文字数 122,190
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.06
地元の大学を休学して東京で暮らす主人公、望月治(おさむ)の隣室には、恐ろしいほど可憐な女子高生、有村日和(ひより)が住んでいる。
日和との関わりは無に等しく、これからもお隣さん以上の関係になるはずがないと思っていたが……。
「これから私が、君の晩御飯を作ってあげるよ」
「いや、なんで?」
ひょんなことから、日和にグイグイ絡まれるようになるった治。
手料理を作りに来たり、映画に連行されたり、旅行に連れて行かれたり……ぎゅっとハグされたり。
ドライで感情の起伏に乏しい治は最初こそ冷たく接していたものの、明るくて優しい日和と過ごすうちに少しずつ心を開いていって……。
これは、趣味も性格も正反対だった二人が、ゆっくりとゆっくりと距離を縮めながら心が触れ合うまでの物語。
●完結済みです
文字数 416,229
最終更新日 2022.09.03
登録日 2022.09.03
アイデンティティにかけ毎日を退屈に過ごす高校2年生の花澤美心。
そんなある日、移動販売としてパンを売りにきた『笑顔のパン屋』の店主 宮原笑実と出会う。
笑実の作るパンに心動かされアルバイトを始める事を決意する美心。
働く中で自分自身と向き合い成長していく美心、それを見守る笑実。
しかしそんな笑実も過去の大震災のトラウマから精神疾患を患っていた。
「笑顔を届ける」をテーマに前に進んでいく二人を描くヒューマンストーリー。
文字数 2,120
最終更新日 2024.02.22
登録日 2024.02.19
訳ありな事情を持つ、少し口の悪い青年の執事と、ちょっぴり弱気だけど、誰にでも心優しいお嬢様の少しづつ成長していく姿を描く。
文字数 2,305
最終更新日 2020.06.01
登録日 2020.06.01
家庭環境により声を失っていた高校二年生の文月コウタ。ある日、クラスの中心人物である花咲ユウに、“文化祭で弾き語りをしたいから練習を側で聞いていてほしい“と頼まれる。なぜ声が出ない自分を誘うのかとコウタは疑問に思いながらも、天真爛漫なユウの性格に惹かれていく。
文化祭準備期間を通じて二人は距離を縮めていくも、次第にユウが自分と同じ深い悩みを抱えていることにコウタは気付く。何か力になれることはないかと探っているうちにコウタは自分の声を取り戻し、ユウの弾き語りが最高の瞬間となるように協力したことで、ユウの悩みは解決できたと話を結んだ。
しかし文化祭後の休み明けにユウが突然転校してしまう。残された手紙にはこれまでの感謝の気持ちと三年後に再会しようと約束が結ばれていた。三年後、コウタはユウと再会する。そこには声を失っていた別人のようなユウがいて……。
他人の理想と期待を演じ続けた二人が、本当の自分を探して強く生きた物語――。
文字数 192,896
最終更新日 2023.07.30
登録日 2023.06.01
仕事に、恋に、いつも全力投球の女子高生若葉が巻き起こす、笑って、泣ける青春ストーリー!
神崎若葉は、高校生になったばかりの十五歳。
中学生だった頃からの夢は、「アルバイトで青春をすること」。
優しい先輩におしゃれを教わったり。
そして、いつかは職場恋愛なんてことも……。
果てしなく妄想は膨らむばかりだ。
しかし彼女が依頼されたのは、地元の商店街のマスコットキャラクターで、知名度の低いゆるキャラ『りゅっしー』という『着ぐるみの中の人』であった。
はじめは「断固拒否」の姿勢を崩さなかった彼女だが、父親らの「商店街に活気を取り戻して!」という必死の説得に根負けして、しぶしぶ引き受けることになる。
持ち前の天真爛漫な性格と根性で、様々な困難に立ち向かっていく若葉。
周囲の人々にも助けられ、壁を乗り越えていくうちに気づかされた、本当に大切にしなくてはならないものとは何か?
そして行政主導の再開発の波は、さびれた商店街にも容赦なく襲いかかる。
果たして若葉とりゅっしーは、商店街最大のピンチを救うことができるのか?
※「小説家になろう」でも掲載中です
※この物語はフィクションです
文字数 121,210
最終更新日 2018.06.30
登録日 2018.06.13
恋人の死に沈んでいる星奈のもとに、ある日、怪しげな二人組が現れる。
その二人組はある人工知能およびロボット制御の研究員を名乗り、星奈に人型ロボットのモニターになってくれないかと言い出す。
人間の様々な感情や経験のサンプルを採らせるのがモニターの仕事で、謝礼は弾むという。
高額の謝礼と、その精巧な人形に見える人型ロボットが亡くなった恋人にどことなく似ていることに心惹かれ、星奈はモニターを引き受けることに。
モニターの期間は三ヶ月から半年。
買い物に行ったり、映画を見たり、バイトをしたり……
星奈とロボットの彼・エイジの、【したいことリスト】をひとつひとつ叶えていく日々が始まった。
文字数 103,255
最終更新日 2023.04.13
登録日 2023.04.01
2021年に入った年のことひとたくさんの人々が願い事を胸に神社や寺にお参りしにくるものだ。
豊穣、健康、縁結び、漁業、商業、勉学
人々の願い事は絶えることは決してない。
それはきっと神も一緒だ。
今回この物語は、心優しい縁結びの神様が人々の助けをしたいとのことで始まったのが
事の始まり
縁結びの神と人の物語だ。
いつかこの物語がたくさんの人に届いてほしい
文字数 11,325
最終更新日 2022.07.10
登録日 2021.12.08
山奥のその小さなアトリエには、毎日、多くの人が訪れる。そこに展示されているものは、絵とは思えないほどに美しく輝いていて……でも何処か、哀しくって。それが観る人々の心を突き動かす。
中でも目を惹くのは金髪で青い瞳の女性の絵。青々とした森の中、白い歯を見せる彼女、木苺のカゴを抱える彼女、裸体でベッドに腰掛ける彼女……。それはまるで、生命を燃やしているかのように輝いていて、誰もの目を吸い寄せた。
特に、椅子の前に立てかけられたままのそのキャンバス……碧い月の下で手を繋いで微笑み合う男女の絵。『永遠』を手にしたその二人は非常に安らかで優しく、温かで……それを観る人は皆、涙した。
名もなき沢山の絵が展示された持ち主のない……だけれども、まるで月の輝きのように『永遠』を感じさせるそのアトリエは、『碧い月』と名付けられたのだった。
文字数 10,521
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.01.10
就職していたが、辞めてしまった私。
母に頼まれ、母の親友の子供を助けることに、どうやらその子供は訳ありのようで・・・ 初めて書いた小説で
毎日一章ずつ投稿します。読んでくれたら嬉しいです。
文字数 10,762
最終更新日 2021.09.20
登録日 2021.09.16
作曲家に憧れるが世間から音楽の才能を見放された主人公の誠、誠は有名な音楽大学に通い作曲家を目指していたが、自分の才能の無さを痛感し自暴自棄になっていた。そんなある日の友達との飲み会の帰り、誰もいない駅前で一人路上ライブをする目に色素がなく白い目をしている高校生の女の子に出会う。
彼女は歌手になり国立スタジアムでライブをするという夢があった。誠の最後に作った曲のデモテープを聴くと「この曲を完成させたい」と言い出し、二人の音楽活動はスタートする。
制作に苦戦しつつも、出来上がった曲を配信サイトに投稿すると一気にランキングトップに、レーベルからも声がかかり念願の作曲家デビューを果たす。しかし、プロの世界は簡単ではなく、誠たちの前に幾度と壁が立ちはだかった。しかし、彼女の目指した歌手としてライブをするという夢を果たすべく奮闘していた。そんなある日、彼女の目に隠された重大な秘密を彼は知ってしまった。
音楽業界を駆け抜けえる二人の青春のラブストーリー。
文字数 78,185
最終更新日 2022.07.22
登録日 2022.07.22
出会ってまだ数ヶ月の彼から、結婚を前提に付き合って欲しいと言われた私。
まだ19歳なのに早すぎる、と思い悩む日々の中、いまは亡き母親の形見である鏡台の引き出しに、一冊のノートが入っていた。
それは――死んでしまった母親と、自分を繋ぐ架け橋となって?
※既存作品「冴えない俺と、ミライから来たあの娘」のアフターストーリーでもあります。
※上記本編作品を読まなくても楽しめます。
文字数 7,514
最終更新日 2021.07.29
登録日 2021.07.29
これは、行き場をなくした”もの”たちの物語。
編みかけの手袋、届かなかった手紙、果たされなかった約束の物語。
僕たち高校生ができることなんて、どうしようもないくらいにちっぽけで限りがある。僕たちのしていることにほとんど意味なんてないのかもしれない。だけど、それでも、僕たちはやらずにはいられないみたいだ。
これは、同時に、僕たち”広報部”の物語なんだ。
文字数 24,513
最終更新日 2018.04.14
登録日 2018.03.31