短編小説小説一覧
※冒頭より——
殺人事件は作為的でなければならない。犯人は狡賢く、時に矛盾を抱えて、探偵の前で道化を演じなければならない。著作者によって用意された多種多様な殺人に鉢合わせる探偵は目敏く、聡い人物として、物語上の都合に合わせて思考しなければならない。手練手管を使い、熟読玩味する読者の虚を突こうとする犯人の悪知恵を睨みつけ、魅力的な狂言回しに従事する探偵は、その名を冠に「小説」を語るに値し、寵愛を受ける立場にあるのだから。
第二部、執筆中につき、休止。
文字数 23,045
最終更新日 2023.05.30
登録日 2023.05.13
僕が雨の日に見た女の子は、ひどく怯えた様子で座り込んでいた。
だから僕は傘を差した。
気が向いたら他の短編も書きます。
一先ずはこれだけで。
文字数 1,876
最終更新日 2023.05.22
登録日 2023.05.22
漫画家の佐上申は漫画家だ。漫画家という華やかな世界の裏で、申は苦悩していた。
引きこもりの姉の比呂から金をせびられて申は早く自由になりたいと願っていた。
出版社神山書店の社長令嬢の神山彩未と結婚するために、申はあるたくらみをもくろんでいた。
文字数 6,907
最終更新日 2023.05.03
登録日 2023.05.03
時は明治、場所は男子校。
四人で始めるはずだった肝試し闇鍋に集まった三人の男子学生と、来ない一人。
暗闇で得体の知れない鍋をつつき、遅れている学生を待ちながら、若者達は怪談を始める。彼らの恐ろしい怪談と、真実の怪奇とは。
この作品は「http://wordwordother.web.fc2.com/sakuhin/kaidan100/kaidan100.htm」にも掲載しています。
文字数 15,905
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.04.17
文字数 7,685
最終更新日 2023.04.14
登録日 2023.04.14
――さびれたショッピングモールのゲームセンターは、村崎貴樹にある種の安らぎをもたらした。
とある廃れたゲームセンターで巡り合った「キャラクターぬいぐるみ」を起点に、主人公・村崎貴樹は、「存在しないはずの娘」が登場する夢を見るようになる。「ぬいぐるみ」と「夢の中の少女」に対してつよい既視感を覚えた貴樹は、その正体を探るべく過去の記録をさかのぼっていく。
・この作品は、創作と向き合うこと、その一歩目について描いた短編小説です。
文字数 12,698
最終更新日 2023.04.11
登録日 2023.04.11
文字数 3,617
最終更新日 2023.04.04
登録日 2023.04.04
文字数 15,469
最終更新日 2023.04.03
登録日 2021.02.16
一生に一度の本気の愛情を注ぐ。愛するから愛されるわけではないことはわかっている。それでも愛するのって素敵でしょ?すべてを捨てでもいいと思えるほど私にとって貴方は魅力的だってこと、少しはわかって。彼女は精一杯の思いを込めて、愛を捧げた。彼女は一途だった。
貴方も私の心の中を覗きたいみたいね。
もっと狂ってしまえばいいのに。
文字数 34,309
最終更新日 2023.03.27
登録日 2023.02.28
ここではちょっと不思議な本屋さんのお話をいたしましょう。
本屋の店主は、いつも膝に三毛猫を乗せたおばあさん。
お店の中は人が一人やっと通れるくらいの間隔で並べられた沢山の本棚。入りきらない本は床に積まれているほどです。
一見、どこにでもある古本屋さんですが、最も不思議なのは、その本屋に入った人が出てくるところを誰も見たことがないというのです。
さて、この本屋さん秘密はいったいなんでしょうか?
文字数 2,379
最終更新日 2023.03.03
登録日 2023.03.03
不思議を探して旅する二人の話。
一話完結
別サイトに掲載していたものを移行し、シリーズとしてまとめました。
文字数 2,109
最終更新日 2023.03.02
登録日 2022.11.10
なんとなく思いついた話をダラダラと投稿しています。
あと単純に当てはまるカテゴリがなかったのでSFにしてますがSFではない単話も書く予定です。
文字数 2,555
最終更新日 2023.02.22
登録日 2022.11.23