令嬢 小説一覧
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超劣悪な環境の猫耳令嬢がクソリスナーに復讐配信×推し活するお話。復讐ざまぁ×百合友情×せつない系ハッピーエンド。■あらすじ■「大好きよ、バレッタ。あなたが好き。あなたが、好き。一緒ならきっとそこはどこだって楽園になりますわ」隔離地域の猫耳亜人ヴィヴィアは、娼館で働く元令嬢。親友のバレッタと共に今日も地獄のような企画を笑ってこなしていた。彼女は、悪辣なリスナー達に追い込まれ、ダンジョンで魔物に貪られる。後日リスナーの元に届いた案内。狂気の宴と終わらぬ拷問サブスクがスタートします。※設定上性的な仄めかしが多めですが、直接的な描写はありません。
文字数 24,616
最終更新日 2025.08.03
登録日 2025.08.03
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急募:節度ある交際と、犯罪捜査を両立する方法。
魔法学院の医学部・魔法医学科で学ぶ伯爵令嬢フランシスは、「初恋の当て馬」騒ぎを経て、婚約者の有責で婚約を解消。
協力してくれた法学部のレイモンドとは一年を経て恋人関係になった……のに、互いの多忙のせいで、会話は研究のことだけだった。
やっと休日に出かけたと思えば、通りがかった火災跡で、顔見知りの警部に捜査への協力を求められる。
ここが三件めの美術品盗難事件の現場で、犯人らしき男のほか、多色の炎が目撃されたのだと。そして火元近くには、有名画家が若い頃に描いた『麗しの乙女』が切り取られた痕跡が……。
「人為的な火災の可能性がありますね。レイモンド様はどう思いますか?」
「僕の好みを聞く時より、生き生きしてない?」
――証拠品は、時間とともに失われる。
魔法法医学者と検事を目指している二人は信念に従って証拠品の採取を始めたものの、フランシスは自分の中に溜まっていくもやもやに気付いてしまい……。
ちょっとした謎と、理想と現実に悩みつつ少しだけ進展したい二人のお話です。
※こちらは短編『つかぬことを伺いますが ~伯爵令嬢には当て馬されてる時間はない~』のその後の話ですが、読まれていなくても大丈夫です。
短編から長編(短編連作)に改稿作業中につき、短編から世界設定、人物設定など、一部変更があります。
文字数 18,360
最終更新日 2025.08.03
登録日 2025.08.03
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「フランシス、俺はお前との婚約を解消したい!」
魔法学院の大学・魔法医学部に通う伯爵家の令嬢フランシスは、幼馴染で侯爵家の婚約者・ヘクターの度重なるストーキング行為に悩まされていた。
「真実の愛」を実らせるためとかで、高等部時代から度々「恋のスパイス」として当て馬にされてきたのだ。
静かに学生生活を送りたいのに、待ち伏せに尾行、濡れ衣、目の前でのいちゃいちゃ。
忍耐の限界を迎えたフランシスは、ついに反撃に出る。
「本気で婚約解消してくださらないなら、次は法廷でお会いしましょう!」
そして法学部のモブ系男子・レイモンドに、つきまといの証拠を集めて婚約解消をしたいと相談したのだが。
「高貴な血筋なし、特殊設定なし、成績優秀、理想的ですね。……ということで、結婚していただけませんか?」
「……ちょっと意味が分からないんだけど」
しかし、フランシスが医学の道を選んだのは濡れ衣を晴らしたり証拠を集めるためでもあったように、法学部を選び検事を目指していたレイモンドにもまた、特殊設定でなくとも、人には言えない事情があって……。
※次作『つかぬことを伺いますが ~絵画の乙女は炎上しました~』(8/3公開予定)はミステリー+恋愛となっております。
文字数 14,162
最終更新日 2025.08.02
登録日 2025.07.30
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「僕はもう君を愛していない」
婚約者から、冷たい言葉を投げ掛けられた公爵令嬢のビオラ。
しかも、彼は他国の王女と恋仲になっているらしく、婚約破棄まで求められた。
貴族令嬢として、これ以上悲惨なことはないだろう。
普通ならここで『貴方なんて、こっちから願い下げよ』となるところだが、ビオラは違うようで?
「私は何があっても、貴方のことを手放さない。それだけは覚えておいて」
婚約破棄を完全に拒絶し、ビオラはいつものように微笑んだ。
この出来事をきっかけに────十数年、ビオラの中に閉じ込めてきた歪な愛が芽を出す。
こうなったら、もう誰にも止められない。後悔しても、遅い。
─────婚約者達はただ狩られるのを待つのみだ。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
文字数 67,470
最終更新日 2025.08.02
登録日 2025.07.23
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夜会で父が失脚し、家は没落。屋敷の裏階段で滑り落ち、気づけば異世界――。
王国貴族だったアナスタシアが転移先で授かったのは、“極上調合”という紅茶とハーブのスキルだった。
戦う気はございませんの。復讐もざまぁも、疲れますわ。
彼女が選んだのは、湖畔の古びた小屋で静かにお茶を淹れること。
奇跡の一杯は病を癒やし、呪いを祓い、魔力を整える力を持つが、
彼女は誰にも媚びず、ただ静けさの中で湯気を楽しむのみ。
「お代は結構ですわ。……代わりに花と静寂を置いていってくださる?」
騎士も王女も英雄も訪れるが、彼女は気まぐれに一杯を淹れるだけ。
これは、香草と紅茶に囲まれた元令嬢の、優雅で自由な異世界スローライフ。
文字数 176,799
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.05.20
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むかしむかし、あるところに、王国がありました――。
王国の王子様は、とある男爵令嬢と恋に落ちます。
ですが、それを善しと思わない重臣たちの計略によって、男爵令嬢はあらぬ疑いをかけられ、王国から追放されてしまいます。
そして、王子様は公爵令嬢と婚約してしまうのでした。
ですが、彼女は魔女や精霊たちの助けを借りて王宮へと舞い戻り、自身の身の潔白を証明し、王子様の愛を取り戻します。
今度は公爵令嬢を追放し、遂に真実の愛を見つけた王子様と男爵令嬢。
めでたしめでたし。
……とは、なりませんでした。
ウェブ小説で大人気の『追放ざまあ』『婚約破棄』もの。
最終的には悪役令嬢が排除され、ヒロインは意中の人と結ばれ、ハッピーエンドとなります。
……でも、それでは終わりません。
この作品では、とある追放ざまあものの“その後”を描いていきます。
九割がたビターエンドです……怒らないでね?
文字数 2,717
最終更新日 2025.07.26
登録日 2025.07.26
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「氷の侯爵令嬢」と蔑まれるセレフィア・ド・アルジェントは、幼い頃から完璧を求められ、感情を心の奥底に封じ込めて生きてきた。ある日、婚約者である第二王子エドワード殿下から、聖女候補イリス・フローラの存在を理由に突然の婚約破棄を告げられる。殿下から「君は完璧すぎる」「感情がない」と断じられ、周囲の嘲りの声が突き刺さる中、セレフィアは人生の全てが崩れ去る絶望に打ちひしがれる。
侯爵家からも見放され、領地の古びた別荘へと追いやられたセレフィア。そこで彼女を待っていたのは、若き治癒魔法士レオンだった。穏やかで澄んだ瞳を持つレオンは、セレフィアの凍りついた心に無理なく寄り添う。彼との交流を通して、セレフィアは初めて「完璧ではない自分」を受け入れ始める。庭で共に過ごす時間、レオンの優しい言葉、そして彼自身の過去の告白が、セレフィアの感情を少しずつ揺り動かしていく。
ある日、感情が堰を切ったように涙となって溢れ出したセレフィアは、レオンの胸に顔を押し付けて、これまで誰にも語れなかった心の傷を打ち明ける。レオンは彼女の全てを受け止め、「あなたは、あなた自身です」と告げる。その言葉と温かい触れ合いによって、セレフィアの心に張られていた厚い氷は「氷解」していく。
心に新しい光を灯したセレフィアは、初めて自らの意志で小さな花に触れ、レオンのように誰かの心を温めたいと願う。これまで「道具」として生きてきた彼女が、レオンとの出会いによって新たな感情と自己の価値を見出し、未来へと踏み出す物語。
GEMINIを使用しています。
文字数 13,385
最終更新日 2025.07.23
登録日 2025.07.23
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婚約破棄された令嬢のリリナは家訓の『正々堂々力で勝負をする』を胸にプロテイン公爵家を後にする。
「マッチョはいりませんかー?」
己の力で筋肉と拳を売っていたら、可愛すぎる少年王子様を助けることに。
その天使のような見た目に、リリナは今まで男性に感じたことのない感覚に惹かれる。
そのまま少年に雇われたリリナは付いていくと、再就職先はなぜか男だらけの隣国騎士団だった。
あれ……? 私、男だと思われている?
筋トレのしやすさから男装をしていたリリナは男性だと勘違いされていた。
そして、天使のような王子も呪いで姿を変えられていた。
男性と間違われていた物理最強令嬢と呪いで小さくなった王子のコメディファンタジー。
女だとバレたら即クビ!
なのに…このときめき、筋肉じゃ止められませんわ!
文字数 103,834
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.07.11
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魔法宮廷の令嬢レミィ・ルミナ。しがらみに耐えきれず宮廷を飛び出す!腹ペコすぎて禁断の召喚魔法を使い、なんと現代のハンバーガーショップ「マジカルミートバーガー」を異世界に召喚してしまった。
召喚の騒動に巻き込まれるのは、クールで頼れる執事・クラウス、少しドジでおせっかいなメイド・ミーナ、そしていつも空想しがちのフェリィ。
一方、現代のハンバーガー店では、高校生バイト4人が昼のピークに大奮闘中!
筋肉俺様男子・辰人、真面目だけど少し天然のゲームオタク・隼人、ツンデレなアニメオタク・いろは、そして可愛くて何でも許されちゃう人気者の杏奈。
異世界と現代がハンバーガーを通じて繋がり、腹ペコ魔女っ子と個性豊かな高校生たちが織りなす、爆笑&胸キュンの異世界グルメファンタジー、ついに開幕!
登場人物紹介
レミィ・ルミナ
お腹がすくと魔力が切れちゃう魔女っ子令嬢。お肉とパンが大好きで、食べ物召喚魔法を研究中。お転婆で元気いっぱい。
クラウス・バルデンブルク
ルミナの執事。冷静沈着で頼りになるが、ちょっとドジな一面も。ルミナの暴走をいつもフォロー。
ミーナ・ガーヴェル
元冒険者でドジでおせっかいなメイド。クラウスのフォロー役でもあり、現場はいつもドタバタ。
フェリィ・ノアール
いつも空想をしているメイド。空想からトラブルを引き起こすことも。
東雲 辰人(しののめ たつと)
筋肉ムキムキ俺様系男子高校生バイト。力仕事担当。
草薙 隼人(くさなぎ はやと)
真面目でゲーム好きのスピード重視系男子高校生。天然気味。
成美 いろは(なるみ いろは)
ツンデレなアニメオタク女子高校生。ドライブスルー詰め担当。
星見 杏奈(ほしみ あんな)
可愛くて何でも許されちゃう人気者。客対応スマイル担当。さりげなく失礼なことを言ってします。
文字数 38,591
最終更新日 2025.07.18
登録日 2025.06.07
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あたちの転生先は悪役令嬢の娘!
このままじゃあたちのママが暗殺されちゃう…!?
前世は大人気アイドルだったあたちにできることはただひとつ
ママを城内アイドルにして誰からも愛される人にすること!!
文字数 21,686
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.29
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エステルは初恋だった相手アレクシスからプロポーズを受け、色々あったが結婚式を無事に終えて初夜を迎える──はずだった。
「すまない、エステル。遠征があったとはいえ結婚を早めたのは僕の落ち度だ。……君……を……愛するのは難しい……。三年……そう三年。その時に……君に瑕疵が付かない形で……っ、別れよう」
と大好きな旦那様から「白い結婚」と「三年後に離縁」と言われてしまい、好きだったのは自分だけだと知ってショックを受ける。
涙に暮れるエステルだったが、三年なんてあっという間だと無理矢理気持ちを切り替えて、インク工房の仕事に没頭することに。
そのことを朝食時に、アレクシス様に伝えるのだが──?
文字数 9,207
最終更新日 2025.07.05
登録日 2025.07.05
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すらりと背が高い美形の夫(騎士・本業は暗殺者)と、少々太めで平凡な外見をした妻(侯爵令嬢・ズボラな主婦)の家庭内恋愛模様。
夫婦共に三十代。四人の子にも恵まれ、彼らは田舎の領地で幸せに暮らしていたが、騎士の夫に突如王城勤務の命が下る。何が何でも夫と離ればなれになりたくない妻は、王都への移住を決意する。
夫婦と子ども達、そしてクセのある周囲の人間達が繰り広げる、ちょっと生々しくて不合理で、でも愛は溢れている!?日々の物語。
◆SS集です。(1話完結のエピソードもあれば、複数話跨ぐこともあり。エピソードの終わりには<完>つきます)
◆R回には※あり。
◆他サイトに掲載していたものを再編集しました。
文字数 110,079
最終更新日 2025.06.29
登録日 2023.09.30
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上級貴族の婚約者から、一方的に婚約破棄を言い渡された田舎令嬢・エレイナ。
けれど、彼女はただの令嬢ではなかった。実はその瞬間に発動する呪いを、あらかじめ“村の呪術師”に依頼していたのだ――。
ところが、呪いは不発。
どうやら癒術師の愛人・マキが呪いを無効化していたらしい。
怒りに燃えたエレイナは、再び呪術師のもとを訪れ、新たな呪い《不幸を呼ぶドール》を手にする。
今度はマキが次々と不幸に見舞われ、ついには破滅。アランも道連れのように没落していき……。
「呪い殺されるか、慰謝料を払うか。選びなさいな?」
勝利を手にした令嬢が、最後に心を通わせたのは――呪術師の正体である、ある公爵家の長男だった。
復讐も恋も手にした、令嬢のざまぁ逆転劇。
文字数 3,135
最終更新日 2025.06.23
登録日 2025.06.23
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妖しい鏡にあふれる世界ガライヤ。その中に存在する小国、ジラルド公国に転生を果たした彼女、日本人の柳玲は、マジックミラー商会を率いる子爵ベル・ミラージュの娘、レイ・ミラージュとして第二の人生を歩むことになった。
世間からは「ヤマアラシ令嬢」と揶揄されることもある個性的な髪と、貴族らしからぬ奔放な性格を持つ。そんな彼女が何よりも望むのは恋でもない、野望でもない、「私が私であるためのあふれる〝冒険〟」だ。
しかし、十六歳を迎えたレイに父から命じられたのは、ジラルド公主催の宮中夜会への出席だった。滅多に公の場に姿を現さない彼女だが、不本意ながらも、尊敬する父の熱意は止められずレイは渋々、夜会の扉をくぐることになった。
煌びやかな第二宮殿内の夜会会場では、彼女はチキンを片手にむしゃむしゃと食欲旺盛に頬張るなどの気品と真逆の奇行に励み、事実上の婚活イベントは失敗に終わったかに見えた。
しかし、彼女の〝冒険〟を望む秘めた心と、どこか掴めそうで掴みどころのない魅力は、国の重要人物であるおかしな宮廷魔術師の男や、誠実で面倒なミラーナイツの端くれの興味を引き寄せていく。
それでも、過去彼女の苦い恋の経験から「好きになられちゃいけない」「好きになってもいけない」と恋心を閉ざす子爵令嬢レイ・ミラージュは、はたして真の冒険なるものを見つけられるのか?
奇妙な出会いが、公国と鏡の世界の外にまで新たな波乱を巻き起こす!
道ゆく先に映り立ち塞がるいかなる困難や破鏡をも打ち砕くために、マジックミラー商会の子爵令嬢レイ・ミラージュは父から貰ったミラーウェポンをその手に、強く、果てまで、未知の冒険の旅へと挑むのだった。
文字数 36,655
最終更新日 2025.06.22
登録日 2025.06.16
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過去に婚約破棄され男性不信となったフィオナは、一人で立派に生きていくと決意してから聖女の教育係として忙しくも充実した日々を送っていた。
聖女の護衛騎士であるヴィアは無口で無愛想、何を考えているのかわからない。だが他の騎士と違いチャラくないヴィアをフィオナは騎士として認め、聖女を守る者同士適切な距離感で絆を深めていた。
そんなある日、聖女に毒刃が向かう。聖女を庇って毒をくらったヴィアは平静を装っていたが、その毒は静かにヴィアを蝕んでいく。ヴィアを助けたいフィオナと、大切に思うからこそフィオナを巻き込みたくないヴィア。二人の距離は急速に縮まっていく。
文字数 17,686
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.06.17
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わたくしの名は、エリス・フォン・グリムヴァルト。貴族としての礼儀作法よりも、魔力演算式と魔導理論が似合う超絶技巧の開発者。そんなわたくしが、ある日“辺境左遷”という処分を受けましたの。理由?上層部がわたくしの技術を理解できなかった、それだけのことでしてよ。
けれど、辺境とは実験天国。規制も監視も干渉もございませんわ。思う存分、わたくし好みの街を創り、技術を育て、好きなだけ世界をいじって遊べる、夢の楽園ですわね。
まずは村の衛生環境を、魔導濾過装置と抗菌水循環網で劇的改善。荒れた畑は魔導触媒と自動播種機で肥沃な楽園に早変わり。民たちはわたくしの魔具に目を丸くして跪き、ついには「神の使い」などと呼び始めましたけれど――ふふ、違いますわ。“神”ではなく、“革命者”ですのよ。
――これは、ひとりの宮廷令嬢が、技術と魔導で世界の常識を塗り替える物語。
ん?恋愛? そのうち、面白ければ考えて差し上げますわ。
その前にまずは、“未来”を再設計いたしましょうか。
世界よ、わたくしの好奇心に耐えられまして?
文字数 104,336
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.05.20
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十五年前、名門ディリヴィア侯爵家は「国家反逆罪」の濡れ衣を着せられ、一夜にして滅ぼされた。
父は処刑され、母は病に倒れ、兄は行方知れず。生き残ったのは、ただ一人──令嬢リアナ。
偽りの身分で王宮に入り込んだ彼女の目的はただ一つ。
家族の仇である国王と、その息子・王太子レオナルドへの復讐。
誰よりも愛され、誰よりも信頼される“理想の王太子妃”を演じながら、
リアナは王家を静かに、確実に追い詰めていく。
そして迎える婚約破棄の日──
明かされる素性、暴かれる罪、堕ちていく者たち。
これは、恋を演じた令嬢が、すべてを奪い返す物語。
私はあなたに恋などしていない。──復讐のために笑っていただけだ。
文字数 9,668
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
147
「お前はもう美しくない。婚約破棄だ」
他の女を愛するあなたは私にそう言い放った。あなたの国を守るため、聖なる力を搾り取られ、みじめに痩せ細った私に。
え!いいんですか?喜んで私は去ります。子爵令嬢さん、厄災の件、あとはよろしく。
文字数 10,222
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.09
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伯爵家の令嬢・リシェルは、侯爵家のアルベルトに密かに想いを寄せていた。
けれど彼が選んだのはリシェルではなく、双子の姉・オリヴィアだった。
二人は夫婦となり、誰もが羨むような幸福な日々を過ごしていたが――それは五年ももたず、儚く終わりを迎えてしまう。
オリヴィアが心臓の病でこの世を去ったのだ。
その日を堺にアルベルトの心は壊れ、最愛の妻の幻を追い続けるようになる。
そんな彼を守るために。
そして侯爵家の未来と、両親の願いのために。
リシェルは自分を捨て、“姉のふり”をして生きる道を選ぶ。
けれど、どれほど傍にいても、どれほど尽くしても、彼の瞳に映るのはいつだって“オリヴィア”だった。
その現実が、彼女の心を静かに蝕んでゆく。
遂に限界を越えたリシェルは、自ら命を絶つことに決める。
短剣を手に、過去を振り返るリシェル。
そしていよいよ切っ先を突き刺そうとした、その瞬間――。
文字数 58,000
最終更新日 2025.06.07
登録日 2025.05.14
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姉クラウエアと妹セシリアは、同じ家に生まれながらも、まるで対照的だった。華やかな美貌と人懐こさで周囲の注目を集める妹とは裏腹に、クラウエアは目立たない容姿と堅実な努力で、静かに日々を積み重ねてきた。
ある日、名門アストリア伯爵家からクラウエアに縁談の話が舞い込む。それは、努力が初めて報われた瞬間だった。しかし、顔合わせの場で妹セシリアが放った一つの演奏が、運命を大きく狂わせる──。やがて縁談は妹へと移り、クラウエアは再び“影”へと戻されてしまう。
だが、静かに見守っていた一人の青年、ミルフォード男爵家の次男・ヴィルヘルムの誠実な想いが、クラウエアを新たな人生へと導いていく。名声も容姿もない彼女を真っ直ぐに見つめ、積み上げた日々を大切にしてくれる存在との出会い。そして、ようやく手にした、穏やかで愛に満ちた家庭。
一方で、美しさに頼って生きてきたセシリアは、夫の心変わりと周囲の冷たい視線に苦しみながら、自らの選択の重さを思い知っていく。
これは、光に向かって咲き誇るだけが“花”ではないと証明する物語。静かに根を張り、己の価値を信じて歩んだ女性が、真の幸せを手に入れるまでの成長と再生の記録である。
文字数 9,107
最終更新日 2025.06.03
登録日 2025.06.03
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政略結婚して十年。夫との愛はなく、妹の訪問が増えるたびに胸がざわついていた。ある日、夫と妹の不倫を示す手紙を見つけたセレナは、静かに離縁を決意する。すべてを手放してでも、自分の人生を取り戻すために――これは、裏切りから始まる“再生”の物語。
文字数 7,067
最終更新日 2025.06.03
登録日 2025.06.03
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指先で愛される恋。
くすぐり好きの執事と貴婦人の愛を一身に受ける彼女のお話です。
文字数 43,300
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
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「無理をするな」と言いながら、仕事も責任も全部私に押しつけてきた婚約者。
倒れた私にかけたのは、労りではなく「失望した」の一言でした。
実家からも見限られ、すべてを失った私を拾い上げてくれたのは、黙って手を差し伸べてくれた、黒髪の騎士──
実は、大公家の第三公子でした。
もう言葉だけの優しさはいりません。
私は今、本当に無理をしなくていい場所で、大切にされています。
※他サイトにも掲載しています
文字数 19,148
最終更新日 2025.05.30
登録日 2025.05.30
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「婚約を解消してくれ。貴方もわかっているだろう?」
公爵令嬢のローズは皇太子であるテオドール殿下に婚約解消を申し込まれた。
隣に令嬢をくっつけていなければそれなりの対応をしただろう。しかし、馬鹿にされて黙っているローズではない。目には目を歯には歯を。
「うちの影、優秀でしてよ?」
転ばぬ先の杖……ならぬ影。
婚約解消と貴族と平民と……どこでどう繋がっているかなんて誰にもわからないという話。
独自設定を含みます。
文字数 5,835
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.05.23
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視界に映る光景を映像として異世界へ届ける不思議な魔法――ストリム。
十四歳の誕生日、ネクロマンサーの令嬢・エスタのもとへ届いたのは、ストリムの使い手である美少年リヴ……の死体だった。
彼を操ることで魔法を自らのものとしたエスタは、異世界からの投げ銭ならぬ「投げブツ」獲得を目指し奮起する。
配信者×ファンタジー、立ち塞がる最大の敵はドラゴンでも魔王でもなく、コンプライアンス?
会話文多め、シリアス展開なしの物語です。
隙間時間の暇つぶしにぜひ。
文字数 23,954
最終更新日 2025.05.20
登録日 2025.05.13
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貴族の末席で冷遇されていた私は、ある日突然、王命により政略結婚を言い渡された。
お相手は――王宮最凶の拷問官、カイル・ヴァレンティヌス。
「感情など必要ない。ただ、名前だけ貸してくれ」
そう言った彼は、昼は無関心で無表情。
なのに夜になると、まるで別人のように私の肌をなぞり、囁いてくる。
「……お願いだ、離れるな。お前だけが、俺を正常にしてくれる」
契約結婚のはずが、触れられるたび、体も心も壊されていく。
これは――
拷問官と地味令嬢が交わす、“愛の拷問契約”の物語。
文字数 18,126
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.13
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王宮の秘術をめぐり翻弄される若者たちの物語。
不思議な無重力物質の産出で知られる北の小国スーサリアは、新王子の成人儀式を間近に迎えていた。
しかし王子タクヤ本人は記憶を失い、病におかされ、目覚めた日にいきなり王宮爆撃に直面する。
彼は病を癒す祈り師ユリとともに出立し、ユリの清楚な魅力に心を奪われていくが……
旅の過程で、貴族の娘ミルシード、守護騎士のゼン、おせっかいなポル爺など、にぎにぎしい仲間と知り合っていく。
はたしてテロリスト集団龍人族の正体とは。そして祈り師ユリがかかえる真実とは……
※王宮から始まる現代ファンタジー、近代兵器、AI、量子論も少し。
もちろんピュアな人物たちとともに、恋愛要素、コミカル要素も。
全45章と長いですが、おつきあいいただけましたら幸い。
作者は後半、ディスプレイが見えなくて困りました。涙出杉。
ノベプラでは音楽付きで全文公開中。
こちらもルビ設定しつつ公開していきます、よろしくお願いいたします。
文字数 51,722
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.16
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名門・レイヴンズ伯爵家の令嬢エレノアは、穏やかな性格と凛とした芯の強さを備える。だが家庭内では義母と義妹クラリッサから冷遇され、実父と兄も家庭の事情には無関心という孤独な立場に置かれていた。
唯一の救いは、幼なじみであるグレイアム伯爵家の嫡男アルフォンスの存在。ふたりは慎ましくも確かな愛情を育み、婚約に向けて家同士の根回しを始めたところだった。
そんな矢先、国王リオネルが王妃選定を始めるという知らせが届く。25歳を迎えた若き賢王が、名門にこだわらず幅広く未婚の令嬢たちを集めるという前代未聞の方針を打ち出し、エレノアにも招集状が届く。
義母はクラリッサを王妃にしたい一心で参加を後押しし、エレノアには目立たぬよう釘を刺す。だがエレノア自身も王妃の座には興味がなく、アルフォンスとの静かな未来を望んでいたため、その要求はむしろ都合が良かった。
クラリッサと同じ馬車を避け、親友のイザベル・ハリソンとともに王宮入りしたエレノア。彼女の慎ましさとは対照的に、王宮には野心に満ちた多彩な令嬢たちが集っていた。
その陰で、選定実行役員として潜入に成功したアルフォンスは、王妃選定という過酷な舞台でひとり奮闘するエレノアを陰から支えることを決意する。
そしてついに、王宮の大広間で王妃選定の幕が上がった。
リオネル国王は、名声でも美貌でもなく、真に志を共にできる「伴侶」を見つけ出すと静かに宣言する。
誰が選ばれるのか、誰が退くのか――
令嬢たちはそれぞれの想いを胸に、王宮での滞在を始めた。
文字数 48,861
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.05.02