「咲く」の検索結果
全体で690件見つかりました。
高校生の美月は早朝の枝垂桜が咲く上賀茂神社で、変わった絵かきに出会う。
彼に惹かれる美月だが、自分は恋をしないと呪文のようにとなえる。
美大を目指す美月は、新任美術教師に進学相談をすることに。しかし、その新任教師は神社であった絵かきだった。
女子高の新任美術教師になった真壁は、早朝の上賀茂神社で一人の少女に一目ぼれする。もう一度会いたいと願っていたら、彼の前に生徒として彼女はあらわれた。
京都の四季のうつろいとともに、ふたりの距離も生徒と教師の関係からうつろっていくが、美月にはどうしても越えなければならない過去のトラウマがあった。
文字数 112,446
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.03.31
小さな頃は兄の背中ばかりを追いかけていた。
けれど、背が伸びるにつれて、兄の背中は蜃気楼のように遥か彼方へと遠のいていき、やがては言葉を交わすことさえもなくなっていた。
そして、兄が大学受験を控えた高校最後の春。
いつもとは違う家路を辿っていた最中、並木道の傍らに咲く一本の桜の樹枝で、強かに囀る一匹のすずめの雛を目にした。
その出会いが俺の、俺たちの人生をほんの少し変えるきっかけとなったことを、俺は一生忘れないだろう。
文字数 14,070
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
これは正統な王家の血を引くヴィルヘルミナが、革命により国を取り戻し女王として返り咲く物語。
ナッサウ王家が治めていたドレンダレン王国は穏やかで平和な国だった。しかし、ベンティンク家によるクーデターにより、ナッサウ王家の者達は皆殺しにされてしまった。ベンティンク家による恐怖政治が始まり、ドレンダレン王国は地獄のような国に成り果てた。
クーデター時、ナッサウ王家の者達は皆殺しにされたと言われていたが、実は一人だけ生き残りがいた。それがヴィルヘルミナである。当時赤ん坊だったヴィルヘルミナは密かにナッサウ王家から逃がされ、エフモント公爵家の養女として育てられた。ヴィルヘルミナの出自を知っているのは自身とエフモント公爵家の家族のみ。
義兄であるラルスとマレインはいつもヴィルヘルミナを守っていた。ヴィルヘルミナはそれに対してありがたさと申し訳なさを感じていた。
家族から聞いた国の現状、そして実際に見た王都の現状。ヴィルヘルミナはこれらを憂い、ドレンダレン王国を変えることを決意する。
『小さくて大きな恋物語シリーズ』第16弾です。同シリーズ過去作と関連があります。
全28話、1日4話ずつ更新です。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
文字数 88,042
最終更新日 2024.03.03
登録日 2023.11.13
昊耀国は、天より賜った《力》を持つ者たちが統べる国。後宮である天遊林では名家から選りすぐった姫たちが競い合い、皇子に選ばれるのを待っている。
強い《遠見》の力を持つ朱華は、とある家の姫の身代わりとして天遊林に入る。そしてめでたく第四皇子・炎俊の妃に選ばれるが、皇子は彼女が偽物だと見抜いていた。しかし炎俊は咎めることなく、自身の秘密を打ち明けてきた。「皇子」を名乗って帝位を狙う「彼」は、実は「女」なのだと。
お互いに秘密を握り合う仮初の「夫婦」は、次第に信頼を深めながら陰謀渦巻く後宮を生き抜いていく。
表紙は同人誌表紙メーカーで作成しました。
第6回キャラ文芸大賞応募作品です。
文字数 156,440
最終更新日 2023.01.16
登録日 2022.12.29
百万石の文化が花咲く地、金沢。数ある伝統文化の中でも一際輝く「加賀友禅」の世界に、かつて独創的な作風で話題になった友禅絵師がいた。彼女の名は上条静枝(かみじょうしずえ)。あまりにも異端児的な作風ゆえ、彼女は関係者から「魔女」と呼ばれていた。
その「魔女」が若くして亡くなってから、16年が経ち――
「魔女」の娘である上条藍子(あいこ)は、中学卒業後、母のような友禅絵師になるため、金沢市内のとある友禅工房で修行していた。しかし、28歳になっても芽が出ず、住み込みの生活にも限界を感じていたため、ついに工房を飛び出した。挫折、である。
一方で、上条綾汰(りょうた)――血の繋がらない弟が、後から友禅の世界に入ったにもかかわらず、藍子と同じ工房での修行の末に、師匠に認められ、ついに友禅絵師として落款の登録まで果たした。そのことに、藍子はすっかりふてくされてしまった。
ある日、中学の同窓会に出席した藍子は、かつて同級生だった遠野晃(とおのあきら)から頼み事を受ける。新しく喫茶店をオープンする人が、店内の装飾デザインを出来る友禅作家を探しているとのことで、やってみないか? という話だった。
藍子は、その日を境に、友禅絵師としての経験を基に、デザインの仕事を受け始める。
一方、弟の綾汰は、大女優 百合マヤから、直々に依頼を受ける。
新しい舞台で、演じる登場人物の衣装デザインを、かつて自分が世話になった「魔女」の後継者である綾汰に頼みたい、というのだ。
友禅絵師として自立した直後の大きなチャンスに喜び、綾汰は引き受ける。
加賀友禅の世界から離れデザインの仕事をこなす藍子と、友禅の王道を進む綾汰。
別々の道を歩み、時に対立する姉弟。だが、やがて二人の道は交わる。
これは、加賀友禅の世界で奮闘する姉と弟の物語である。
※21年12月13日に、TEAPOTノベルスよりAmazonKindleにて電子書籍版が発売されました!
※上記に伴い、21年12月30日に、第三章以降を非公開としました。続きは恐れ入りますが、電子書籍にてよろしくお願い致します。
文字数 117,960
最終更新日 2020.10.23
登録日 2020.10.17
王太子殿下から卒業記念パーティで突然、婚約破棄を言い渡されてしまう。
ここは、前世医師の金沢さくらが開業医の兄の患者さんが忘れ物の乙女ゲーム「オルブライトに咲く白百合」を遊んでいたところ、その世界とそっくりな世界にいることを気づいてしまう。
この乙女ゲームは初心者でも楽しめるように、攻略対象が複数人いて、どの攻略対象者を狙っても、違う悪役令嬢が用意されていて、失敗しても、どこかの攻略者のところでは必ず?ハッピーエンドが迎えられるようなゲーム仕様になっている。
最初は、悪役令嬢として転生
次の転生では、王子の婚約者とならない道を選び、平穏な学園生活を送る予定だったが……溺愛ルート?
その次の転生では、
文字数 164,186
最終更新日 2023.04.23
登録日 2023.03.24
時は平安、とあるお屋敷で高貴な姫様に仕えていた。姫様は身分は高くとも生活は苦しかった
ある日、しばらく援助もしてくれなかった姫様の父君が屋敷に来いと言う。嫌がった姫様の代わりに父君の屋敷に行くことになってしまった……
他サイトにも公開しています
文字数 105,258
最終更新日 2019.05.24
登録日 2019.02.20
【中華後宮モノの短編を短編集にまとめました】
ーーー
▼短編①「愛されない貴妃の、想定外の後宮譚」
幼馴染として育った皇帝の後宮に入って三年。
曹 春麗(そう しゅんれい)は、初恋の相手だった皇帝陛下からは一度も寵愛を受けたことがなく、寂しい毎日を過ごしていた。
ある日春麗は臥せった皇帝陛下を見舞おうと、皇帝の住まいである龍和殿を訪れる。そこで見たのは、思いもよらない呪いに侵された幼馴染の姿だった――
▼短編②「梅折りかざし、君を恋ふ 〜後宮の妃は皇子に叶わぬ恋をする〜」
――皇帝に仕える後宮妃は、皇子に叶わぬ恋をした。
親子ほどに年の離れた皇帝に仕える後宮妃・張 琳伽(ちょう りんか)は、皇帝の崩御により後宮を去ろうとしていた。
皇帝から寵を得て徳妃まで昇り詰めた琳伽だったが、どうしても忘れられないのは梅華殿で過ごした十代の日々。
あの頃内院に咲く梅の花を、かんざしに見立てて贈ってくれた皇子。彼は新皇帝として即位し、前皇帝の妃嬪が去った後に、新しく後宮を構えようとしていた。
ーーー
※中華後宮を舞台にした短編を集めました
※どちらかというとシリアスな内容ですが、ハッピーエンドです。
※過去の短編を短編集にまとめるための再投稿です。既読の方がいらっしゃったら申し訳ありません。
文字数 12,797
最終更新日 2024.01.25
登録日 2024.01.22
王の側室となったラオシン。だが王族の男子を妾にしたことに反対する者も少なくはない。
若き貴族ディアニスは王の非道をただすために命がけで説得に向かった。
彼はかつて学問所でラオシンと何度か議論を交わした相手であり、互いに、そこはかとなく好意を抱いていた。
残酷な王アイジャルは、彼の前で、ラオシンを辱しめる。
泣いて嫌がるラオシンだが、身体はすでに開花して……。
前作の「サファビア秘話 ―闇に咲く花ー」を読まれた方へ。
今作も十八歳未満の方はご遠慮してください。
本作はファンタジーですが、作品世界の時代観や雰囲気を出すため、現在では不適切な表現が使用されております。
文字数 76,861
最終更新日 2020.01.25
登録日 2019.10.15
『あなたに殺されたくないので逃げてもよろしいでしょうか?~悪妻と呼ばれた美しき薔薇は二度目の人生で華麗に返り咲く~』の改訂版となります。
大幅に加筆修正し、更新が分かりにくくなる原因となっていた闇堕ちルートがなくなります。
セラフィナ・グレンツユーバーは報われない人生の果てに殺され、一生を終えた。
悪妻と謗られた末に最後の望みも断たれ、無残にも首を切られたのだ。
「あれ? 私、死んでない……」
目が覚めるとなぜか、12歳の自分に戻っていることに気付いたセラフィナ。
己を見つめ直して、決めるのだった。
「今度は間違えたりしないわ」
本編は主人公であるセラフィナの一人称視点となっております。
たまに挿話として、挟まれる閑話のみ、別の人物による一人称または三人称視点です。
表紙イラストはイラストAC様から、お借りしています。
文字数 151,756
最終更新日 2022.10.25
登録日 2022.04.01
いつか必ず返り咲く。それだけを目標に、俺はこの学園に戻ってきた。過去に、破壊と使役の魔法を研究したとして、退学になったこの学園に。
今こそ、復活の時だ。俺を切り捨てた者たちに目に物見せ、研究所を再興する。
そのために、王子と伯爵の息子を利用することを考えた俺は、長く温めた策を決行し、学園に潜り込んだ。
これから俺を陥れた連中を、騙して嵌めて蹂躙するっ! ……はず、だった……のに??
王子は跪き、俺に向かって言った。
「あなたの破壊の魔法をどうか教えてください。教えるまでこの部屋から出しません」と。
そして、伯爵の息子は俺の手をとって言った。
「ずっと好きだった」と。
…………どうなってるんだ?
文字数 136,600
最終更新日 2023.01.18
登録日 2022.12.28
文字数 9,082
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.15
公爵令嬢ミーシャ・アルトゥークは何もかも平凡な令嬢。そんな彼女の婚約者であるラサンドル王国第一王子ラインハルトに新たな婚約者セレスがいるからと婚約破棄を言い渡されてしまう。そしてセレスから告げられた「ヒロインは私よ」という言葉。
そんな初めて聞く言葉をミーシャは理解できないでいた。
やがて居場所を失くしたミーシャは貴族としての身分を捨て、平民としてとある村に移り住むことに。いつか貴族に返り咲くことを夢見て。
しかし貴族に返り咲くには、それ相応の時間と苦労を強いられる。
そんな中、第二王子ルシウスや協力者と掴んだセレスが転生者と呼ばれる存在ではないかという疑惑。
それにこの世界に存在するはずのない繊細な絵が描かれた一冊の書物。そこに描かれていたのはミーシャの姿、そして人生そのものだったのだ。過去の出来事から未来のことまで。
しかし書物は一冊だけでなく、どうやら続きもあるようで……。
これは正規ヒロインの座を転生者?に取られた公爵令嬢ミーシャが貴族社会に返り咲くため、悪役令嬢となり奮闘する物語である。
※悪役令嬢と周りから認知されるのは後半からです。
【毎日昼12時5分頃更新!】
文字数 46,813
最終更新日 2024.01.22
登録日 2023.11.30
河織実咲16才。ファーストキスはお酒の味がしました。
急になんだよって?私が聞きたいです。
・・・・なぜ、私は今、担任である、美河旭先生にベッドの上で押し倒されているのでしょうか・・・・?
文字数 5,864
最終更新日 2022.01.29
登録日 2020.04.18
「月桂樹が咲く頃に」
この物語は主人公が王太子と婚約を結ぶところから始まる。
主人公のエルフィム=マクファードはそれはもう儚げ美人で有名で聡明で優秀な人だった。だからこそ王太子の婚約者として“選ばれてしまった”。
我儘、暴君、王家特有の思慮深さを産まれる時に置いてきたであろう品性の欠片もない王太子、ベルサーチ=バド=フォンデーテ。悪名をこれでもかと轟かせている。
彼の結末は勿論バットエンド。
もとある婚約を破棄しスパイとして潜入していた隣国の第六王子ヒルデ=マクロディーテに婚約を申し込み自ら断罪されてしまう。主人公はそれに巻き込まれ国外追放の末、亡くなる。
もうそれはそれは読者から非難轟々の作品であった。月桂樹の花言葉は勝利なんだから大逆転ざまあはどこへ!?と。
私はこの小説を読んで疑問に思った。
いや、王太子悪くなくね?と。
実はこの王太子、ツンツンツンデレなだけで読み方を変えればピュアだからこそ騙されただけだったのだ!
そうしたら、私は彼が好きで好きで堪らなくなった。
その次の日
「あれ?私、エルフィムじゃね?」
転生才色美人×暴君王太子
フラグというフラグを折りまくり彼は愛に飢えた婚約者を溺愛しまくる!
文字数 2,893
最終更新日 2023.10.30
登録日 2023.10.27