現代文学 旅 小説一覧

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43件
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ロズウェルにUFOの破片を探しに行った件

喪失と再生、そして記憶の断片を巡る旅。 モモカは、心を通わせていた女性・サキの突然の帰郷と音信不通により、深い喪失感に苛まれる。サキと共に過ごした記憶、言葉を手掛かりに、モモカはサキがこの世界で生きていける為の“免罪符”を探しにアメリカ・ニューメキシコ州ロズウェルへと向かう。 ロズウェルへの旅は、モモカにとって現実と幻想の境界を彷徨う体験となる。その過程で彼女はサキとの思い出や、戦争と平和について、そして自分自身の存在意義とも向き合うことになる。 やがて辿り着いたロズウェルのUFO墜落現場で、最後に彼女が得たものとは何だったのか。 作者の実体験をベースにしたロードノベル。
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大人になってしまう前に

明日、僕らは大人になってしまうから、今日の僕らはきっと旅をしよう。 何の意味も無く、誰の為でもない。―そんな旅をしよう。 みぞれみたいに曖昧な夢の話。 断片的な旅の記録として。
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朽ちる世界の明日から

その日、上原 弘樹は、寝坊をした。 いつもより遅い時間の電車に乗って、でも、いつもの学校。 けれど、いつもの学校は永久に失われてしまった。 偶然にも、『寝坊』したせいで生き残った彼と、偶然同じ電車に乗った彼女の、旅の話である。
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ふるさと巡り

ふるさとを求めて…
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メルズーガの魔女

砂漠の街で、彼女は今も呪文を唱え続けている。 モモカとアメコはモロッコの砂漠の街、メルズーガを訪れる。そこで出会った女・シジェが語る罪の告白。しかしそれは真実なのか、孤独な女の作り話なのか。砂に覆われた街で、現実と虚構の境が崩れ始める。
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ライオンガール

「なあレオポルド、君の心臓を僕にくれないか?」  火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。  アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。  シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。  そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。  命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。  サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。  動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。  喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。 ※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。 ※参考文献は最終ページに記載しています。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
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【完結】帰路につく

「これで良かったんだ。そう思って人生を終えられる人はどのくらいいるんでしょうね。」岡崎悦司はそう語った。
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【完結】白昼夢

夢の中で私たちは出逢い続けるも言葉すら交わしたことがない。 その夢が覚める時、私に何が残るのか。
9

ある休日の出来事

夢に導かれ、僕は少し不思議な休日を過ごす。 カクヨムのイベント「KAC2023」参加作品です。日替わりで出されたお題をもとに作られた連作ストーリーとなっています。
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上海的桃香

灰色の異国で見つけたのは、私自身の影。 出張先の上海で、デザイナーのモモカは仕事や倫理、人間関係の中に潜む暗い影と向き合うことになる。
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駅舎

夏の無人駅で、旅のスケジュールを詰め込みすぎた私は、上下線の見間違いで電車に乗り遅れてしまった。次の電車まで1時間。蒸し暑い待合室で時間を潰していると、白いポロシャツを着た巨漢の男性が現れる。彼も電車に乗り遅れたらしく、大きな体を揺らしながら同じ独り言を吐いた。男性は移動する本屋を営んでおり、夢の中で出会った「理想の本」を探し続けているという。やがて軽トラックで呼びに来た知り合いに連れられ、男性は去っていった。駅舎に再び訪れた静寂の中で、私は湿ったページの本をめくりながら思う——どこかにあるはずの理想に、私はいつか出会えるのだろうか。短い夏の午後、無人駅で交差した二人の「探し人」の物語。
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ふわ・ふわ

やさしい、かわいい、たのしい、あかるい、うれしい、ふんわり、のんびり 「わたし」の日常を、ふんわり、毎日書いていました。
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Bon voyage バイクと 女と男・・・。

圧倒的な容姿に恵まれ、男女を問わず親しみやすい性格を持つ 主人公の涼。 リァ充に満ちた私生活の中で、本物の女性、本物の仲間 そして、バイク旅を求めて繰り広げる物語です。 本物の旅(ツーリング)をしませんか? 本物の恋(彼女)を探しませんか? 本物のバイカーを目指しませんか?
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18きっぷ限界旅 〜三重・和歌山編〜

 2月、大学卒業を間近に控えていた湯川竜也は、来年度から自分が社会人になることに対して、漠然とした不安を抱えていた。  彼は将来のことや過去の反省・後悔を整理整頓するよう、また、残された1ヶ月弱の大学生活を無駄にしまいと、暇な時間をなんとか消費しようとする。
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向日葵を探しに

 妹の病室を訪れた僕は、不意に「小説を書かないか?」と言われる。それは妹が知らない少年の頃の僕と仲間が引き起こした夏の失踪事件についてだった。  その失踪事件は、懐かしい故郷の九州宮崎南部の町で仲間と過ごした少年時代の夏の切ない思い出。 ---そう、今でも瞼を閉じれば思い出す。美しい故郷の川を流れて来た小さなボトルメール。  それを拾った僕達はやがて、それぞれの悩みを抱えながらもそのある少女に会う為に冒険に出る。 それはもう戻ることのできない夏に咲く輝く向日葵を探す、少年の頃のあまりにも無謀な冒険の旅だった。  この小説は「人生のおいて本当に奇跡のような時間」を綴ったジュブナイル小説である。
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遠い旅路

「普通」の人生を歩んできてこれからも歩むはずだった勇はいきなり余命半年と宣告される。恋人の理華子との関係、立ち上げたばかりの自営業、様々な中で自分の半年を有意義にすごす方法を考える。
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路傍の二人

心臓が止まり、一度あの世に行った少女はそこである任務を与えられた。それは、ある女性の強い思いを遂げるために、ある少年と出会い旅をする事で、現世で果たせなかった時間を紡ぐことであった。
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ヴァンパイア・ライフのすゝめ

それは、新たなる人生への招待状。 八月の東京。強い陽射しの中、デザイン事務所を経営するモモカは美術大学時代の友人アメコの展覧会を訪れたことをきっかけに、忘れがたいヨーロッパの旅を思い出す。舞台はスペインとフランスの間、ピレネー山脈の麓にある小国、アンドラ公国。宿で出会った少女アイナと過ごす時間と神秘的な教会での不可解な体験。教会の中に漂う白い霧、黒い蝙蝠の群れ、そして手首に残る傷痕。幻想と現実の狭間で心の奥底に眠る秘密を探り、新たなる人生へと歩み出す。『ロズウェルにUFOの破片を探しに行った件』の後日譚を含む物語。
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物語

今、始めよう。新しい物語を。
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冬と夏の門

吹雪の吹き荒れる雪原に佇む小屋の扉を開けた旅人は――。 ※※※幻想的な旅のワンシーンです。※※※
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句集

認めた句や最近詠んだ句を集めてみました。共感してもらえるような句が一つでもありましたら嬉しいです。 【好きな俳句】 ・菊の香や奈良には古き仏たち (松尾芭蕉) ・山路きて何やらゆかしすみれ草 (松尾芭蕉) ・この道や行く人なしに秋の暮 (松尾芭蕉) ・愁ひつつ岡にのぼれば花いばら (与謝蕪村)
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私の遺書

大好きな作家さん……牧原のどか先生が 交通事故で亡くなった。 俺の祖母が 昔、難病で亡くなった。 俺の母が毎日、 亡くなった患者について俺に話す。 俺の病気が見つかった。 昔の怪我の後遺症が見つかった。 原爆を修学旅行で見に行った。 沖縄を家族旅行で見に行った。 この小説は、 今の私の遺書である。 あなたは、死とどのように向き合っていますか?
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死に旅

自殺をしようとしていた男性にランドセルの少女が声をかける。 「一緒に逝きたい」と。 彼女の体にはいくつもの虐待の痕が残っていて、男性は戸惑いながらも車に乗せた。 悲しい境遇のふたりが車に乗って進む、その先はふたりもまだ知らない。 [pixivにて投稿済みですが、こちらは修正したものとなります]
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自分を探す旅

旅は多くの事を知れる。若くして家を出た彼は何を思い、旅をするのか。そんな若人の旅、その最後。
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夏への礼状

  日本ならではの美しい文化である時候の挨拶。 ※縦書きです。
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80%の気持ち

人を愛する気持ちは100%よりも80%のほうが良いのかもしれない。 今日より明日はもっと好きになっているかもしれないのだから。 ちょうど900字の短編。
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リトル・エルヴィス・イン・ニューヨーク

ニューヨークでは、誰もが誰かのふりをしている。 冬のニューヨークを旅する日々。滞在先のホテルで出会ったエルヴィス・プレスリーに似た男が、その旅に思いがけない温度を添えていく。
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デミウルゴスの電話

信じる者を亡くした少女が、傲慢な神との対話の中で、その跡を継ぐ覚悟を決める物語。 デミウルゴスは創造神ですが、創造しか出来ない観察者です。自身を至上の唯一神とする箱庭世界を構築した、傲慢の神でもあります。 アイデアが浮かべば続く……
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旅路の果てのLiberty

閉鎖された国の中で、働き口もなく不自由な暮らしをしていたアルレ。唯一の友人であるジークを誘い、外の世界へ行こうと決める。 金も友人もあるジークが応じると思わず、更には荷物なしで来るとは思わず、驚きつつも後戻りできず旅を始めた。 どこまでも真逆なジークと、過酷な旅をしながら自由を見つけるお話。
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【連作短編014】 旅するロボット 全10話 ―見つけたかったのは母で、見つかったのは家族だった―

妻が、突然いなくなった。 残されたのは、七歳の息子と、一体の家事支援ロボット。 理由も行き先もわからないまま日々を過ごしていた勇樹は、やがて妻が長野の小さな陶芸工房にいることを知る。しかし、迎えに行こうとした矢先に事故で入院してしまう。 そこで彼が託したのは、人間ではなくロボットだった。 夏休みの少年とロボットの小さな旅。 その先で見つかるのは、消えたかったわけではない妻の本当の想いと、すれ違っていた家族の時間。 これは、少し未来の日本で描かれる、家族の再生の物語。
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温泉好きの女子大生諸君に問いたいことがある。

なぜ女子大生はこんなにも温泉に行きたがるのか。わからない。何が楽しくて自分の裸を晒さねばない。人の裸を見なくてはならない。羞恥心はどこに置いてきた。しかしながら、断れない、異を唱えられないまま、決行される温泉旅行。……について不満たらたらな女子大生とそれに付き合わされる同居人の話。
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Red Date Girl

「飛び込んだ世界は青く深く澄んで、どこまでも続くように思えた(本文より)」 お題になっていた一枚の写真から書いた小説です。 人ではないけど、人のように書きました。 踏み出す一歩はいつだってこわいけれど、生きるということは、前に進むことなんだと思います。
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『ペーパー・ムーン』のように

脱サラの隆雄は、訪問販売に転職したものの、営業が下手で商品を売ることができなかった。
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『パンダより君のそばで』

長年親しくしている奈緒子さんに「パンダを見に行きませんか」と声をかけ、和歌山アドベンチャーワールドへの小さな旅が始まる。仕事に追われる日々、天気の不安、乗り間違えなど予期せぬ出来事もあったが、奈緒子さんの柔らかな笑顔がそのすべてを包み込む。動物たちとのふれあい、そしてパンダの愛らしさを前にしても、主人公の胸をもっと強く打ったのは、隣にいる彼女の何気ない横顔だった。言葉にはせずとも、心の中では確かに「君と来られてよかった」とつぶやく――まるで寅さんのように。恋心を秘めたまま、静かに寄り添った一日。それは、たった一度の旅ながら、かけがえのない「想い出」となって、心に刻まれる。
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夢と葉桜

あの一本桜の木の下で、僕たちは夢を語り合った。
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空白の島と、ハザマダ ブンガク

 心の内をのぞいてみせる、奇妙な男に私は出会った。  かつて別れた恋人が亡くなった、その知らせを受けて訪れた、恋人の故郷の島で。  シルクハットをかぶった、奇妙な男は言い当てた、私が島を訪れた理由を。 「見つかるとよろしいですな。『空白を埋める言葉』」  私は空白を抱えていた、かつての恋人が死んだと聞いても、何の感情も湧かなかった。空白だけが居座る胸の内を埋める何か、『空白を埋める言葉』を探して、恋人の故郷へと来たのだった。  そして奇妙な男は、その旅に同行を申し出る。ハザマダ ブンガクと名乗るその男は。 「お探しのもの見つかるように、このブンガクがお供します。お嫌なら、ま、結構ですが。ただしゆめゆめ忘れぬように、人は誰しも一人とて、文学からは逃れ得ぬこと。それはまるで自身の影から、いやいやまさに自身から、決して逃れ得ぬように。えぇ、決して」  ブンガクはひざまずくように、うやうやしく礼をしながらそう言った。シルクハットを取りもせずに。  喪失と空白と、小さな島と。心と言葉をめぐる、小さな旅が始まる。
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薪能(たきぎのう)

心臓が止まり、一度あの世に行った少女はそこである任務を与えられた。それは、ある女性の強い思いを遂げるために、ある少年と出会い旅をする事で、現世で果たせなかった時間を紡ぐことであった。
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偶然の旅人

 私の住んでいる地域の桜は、4月2日に満開になるらしい。だが、そんな話はどうでも良いのだ。    今、私は、パソコンの横に置いた二千円札に大変困らされている。目の前に二千円札が存在していて、その存在が私をひどく困惑させている。ちなみに言っておくが、こんな紙幣があったっけ? などと首を傾げるほど私は世間に疎くはない。  ちゃんと二千円札が、2000年に発券されたことくらい知っている。そして、この二千円札は、2001年の4月の桜が咲いている時期に、私が使った二千円札である。間違いない。16年振りに私の手元に戻ってきたようだ。金は天下の回り物というけれど、これはお金を抽象化した概念であると私は認識していた。具体的に、使ったお札がまた自分の所に帰ってくるなんて想像をしたことなど一度もなかった。
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招き猫

失意のうちに旅に出た青年の話
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